<明治安田生命J1:鹿島1-2川崎F>◇第2節◇25日◇カシマ
宿敵の壁は高かった。鹿島がショッキングな展開で7年間、リーグで勝てていない川崎Fに屈した。
前半5分、今季川崎Fから加入したFW知念慶(27)の2戦連発弾で先制。今季復帰したDF植田を中心に安定した守備を見せていた。後半38分、川崎FのDF山村がレッドカードで退場し、数的有利に。川崎Fから8年ぶりの勝利が目の前に来ていたが、ここから悪夢が待っていた。
後半44分に失点すると、ロスタイムにPKを献上。川崎FのMF家長のコロコロキックをGK早川がストップしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で蹴る前に守備側の選手がペナルティーエリア内に進入したとして蹴り直しに。今度は左上に蹴り込み逆転された。
岩政監督は「甘いものではなかった。今日勝てば大きな自信を得ることができたが…。勝利がちらついたことがあったかもしれない。見つめ直しながら進めていくしかない」と声を絞り出した。
◆【鹿島】宿敵川崎Fに8年ぶり勝利目前から悪夢逆転負け「甘いものではなかった」岩政監督(ニッカン)