ルヴァン杯1次リーグ 鹿島1―0福岡 ( 2023年4月5日 カシマ )
鹿島の背番号10が本領を発揮した。前半32分、MF荒木遼太郎(21)がペナルティーエリア中央手前でボールを受けると、相手DFの間を縫うようにしてエリア内に進入。右足を振り抜くとゴール中央に突き刺さり、これが決勝点となった。
昨年3月以来の公式戦でのゴールに感情が爆発した。「久々だった。それも含めて、鹿島サポーターの前で、自分のゴールで勝てたのはうれしい」と破顔した。
苦しむ背番号10がついに結果を出した。21年シーズンはリーグ戦36試合10得点を挙げベストヤングプレーヤーに選ばれた逸材。しかし、昨季は5月に腰椎椎間板ヘルニアを発症するなどリーグ13試合1得点にとどまった。完治して完全復活を誓う今季は岩政監督からも「荒木が完全復活してくれたら違った鹿島を見せられる」と復調を待ち望まれていた。
この日は指揮官から試合前のミーティングで「チームのためにプレーしてほしい」と熱いメッセージを送られたという。普段はあまり聞かない台詞に「試合中に頭の中を結構よぎった」と、交代する後半39分まで精力的にピッチ内を駆け巡った。今季はまだリーグ戦で先発がないだけに「目に見える数字を出すのが監督へのアピールになる。もっともっと結果を出していきたい」と力強く語っていた。
◆鹿島がMF荒木の1年1カ月ぶりゴールで勝利 「自分のゴールで勝てたのはうれしい」(スポニチ)
#荒木遼太郎『久々だった。それも含めて、鹿島サポーターの前で、自分のゴールで勝てたのはうれしい』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 5, 2023
何より優磨が嬉しそう。
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