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2023年12月12日火曜日

◆今季J1移籍組の成否判定…期待以上の活躍だった5選手は? GK谷ら代表クラスの苦戦も【コラム】(FOOTBALLZONE)



昌子源,佐野海舟


期待以上の活躍をした5人、厳しいシーズンとなった3人をピックアップ


 今シーズンもJ1では、さまざまな選手がチームを変え新たな地での挑戦を試みた。「FOOTBALL ZONE」では、「Jリーグ通信簿」の特集を展開し、2023シーズンに籍を移した選手に絞り“期待以上&期待外れ”だった選手をピックアップ。それぞれの過ごしたシーズンを振り返る。(文=河治良幸)


【期待以上】

■MF佐野海舟(FC町田ゼルビア→鹿島アントラーズ)
成績:リーグ戦27試合出場/1得点

 昇格する前のJ2・FC町田ゼルビアから加入してきたが、開幕当初から岩政大樹監督が“近い将来、必ず日本代表に呼ばれるタレント”として期待を懸けて使い続けたとおり、11月に追加招集されると、2次予選のミャンマー戦でA代表デビューした。中盤でボールを奪う能力は町田時代から高く、怪我で離脱するまでの期間で1試合あたりのボール奪取数は1位だった。鹿島では奪ったボールを効果的につなぐ意識が高まった。さらに前で決定的なパスやシュートを繰り出せるようになれば、さらなる飛躍が見えてくる。


代表経歴のある昌子、谷らが苦戦


【期待外れ】
■DF昌子源(ガンバ大阪→鹿島アントラーズ)
成績:リーグ戦21試合出場/0得点

 タイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズを助けるべくガンバ大阪から加入。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を果たした2018年以来、5年ぶりの鹿島復帰となったが、開幕前の怪我で出遅れたこともあり、同じく欧州から復帰してきた植田直通と岩政大樹監督に成長を認められた関川郁万のサブ的な位置付けに。出場チャンスをもらっても、失点につながるミスやFWに背後を取られるシーンなどが目立ってしまい、チームのパフォーマンスを引き上げることができなかった。

 リーダーシップは人一倍ある選手だけに、彼がディフェンスリーダーとして君臨できていたら、上位との対戦にことごとく敗れた状況を変えられたかもしれない。12月11日には31歳に。まだまだ老け込む年齢ではなく、奮起も期待してピックアップした。




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