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2013年10月13日日曜日

◆浦和・興梠 千金カンフー弾(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2013101302000144.html

◇ヤマザキナビスコ杯 準決勝第2戦 浦和1-0川崎

 浦和と柏が決勝(11月2日・国立)進出を果たした。第1戦に2-3で敗れた浦和はホームで川崎を1-0で撃破し、2戦合計3-3とし、アウェーゴール数で上回った。FW興梠慎三(27)が後半35分に決勝ゴールを挙げた。浦和の決勝進出は2年ぶり5度目。第1戦を4-0で制した柏はアウェーで横浜Mに0-2で敗れたが、2戦合計4-2で勝ち上がった。柏は優勝した1999年以来、14年ぶりの決勝進出となった。

 浦和の興梠が決勝への扉を開けた。左からの高速クロスをカンフーキックで合わせ、ネットに突き刺した。第1戦は2-3で敗れており、決勝進出に必要だった勝利を引き寄せる会心の一撃に右拳を2度振った。試合後は「ニアを狙っていた。触るだけでした」と謙遜したが、高難度のシュート技術で川崎を沈めた。

 ナビスコ杯にはめっぽう強い。昨季まで所属した鹿島では2011、12年の2連覇に貢献。今季も4戦5発と量産している。自身は同杯3連覇に王手をかけたが、「鹿島のことは忘れる。浦和で初めてタイトルをとれるかどうか」。喜びよりも、責任感が勝った。

 浦和は07年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇以来、タイトルから遠ざかっている。試合終了と同時にピッチに倒れた興梠は言う。「決勝は一人一人どれだけ走れ、どれだけ仲間を助けられるか」。頂点にたどりつく“DNA”を強調した。そして、こう続けた。「浦和のサポーターは悔しい思いをしていると思う。決勝では必ず勝つ」。勝利の余韻に浸ることなく、優勝請負人としての覚悟を口にした。 (占部哲也)

◆興梠“逆転”決勝弾!浦和 10年ぶり栄冠へ千金ボレー(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/13/kiji/K20131013006799960.html



ナビスコ杯準決勝第2戦 浦和1―0 川崎F (10月12日 埼玉)

 浦和はFW興梠慎三(27)の決勝点で川崎Fを1―0で撃破した。2戦1勝1敗で合計スコアは3―3だったが、アウェーゴール数で2年ぶり5度目の決勝進出。横浜―柏は、横浜が2―0で勝利したが、2戦合計4―2で柏が99年以来の決勝へ駒を進めた。決勝戦は11月2日、国立競技場で開催される。

 試合終了の瞬間、興梠はピッチに倒れ込んだ。全身を包み込んだのは、安どと心地よい疲労感。「何か一つでもタイトルを獲る。そのために浦和に来た」。そう言い続けておよそ9カ月。悲願はついに手の届く位置に見えてきた。

 敵地で行った第1戦は2―3の敗戦。勝利するしか決勝戦に進む道はなかった。一方的に攻め続けながら後半35分まで0―0。「焦りはなかった」と興梠は振り返ったが、スタジアムは祈るような表情を見せるサポーターもいた。そんな中、関口の左からのクロスに“ドンピシャ”のタイミングで右ボレー。「良いボールが来たし、オレは触るだけだった」と値千金の一発を謙遜したが、嫌なムードを切り裂いた。

 指揮官の期待にも応えた。チーム関係者によると、興梠はペトロヴィッチ監督からこの一戦を前に「今週はおまえの好きなように練習をしていい」と伝えられたという。“オレ流調整”容認は全幅の信頼の証。応えるためにも万全の状態を整えた。そして得点という結果を残した。

 「決勝では一人、一人がチームのために走れるかどうか。目立とうとしてはいけない」とタイトルの味を知り尽くしている男はいう。今大会はACL出場によるシードで、決勝トーナメントからの出場だったにもかかわらず、3試合で5得点。昨年まで在籍した鹿島では2連覇を果たし、個人での3連覇も懸かっている。「浦和に来てから初めてのタイトルにしたい」。決勝は11月2日、相手は柏。“優勝請負人”興梠が浦和に6年ぶりのタイトルをもたらす。

◆興梠決めた!浦和決勝進出弾!/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131013/jle13101305020003-n1.html



 ナビスコ杯準決勝第2戦(12日、浦和1-0川崎、埼玉)第1戦に2-3で敗れた浦和がホームで川崎に1-0で勝利。2戦合計3-3で並んだがアウェーゴール数で上回り、2年ぶり5度目の決勝進出を決めた。後半35分にFW興梠慎三(27)が決勝ゴールを決めた。第1戦を4-0で制した柏はアウェーで横浜Mに0-2で敗れたが、2戦合計4-2で勝ち上がった。柏は優勝した1999年以来、14年ぶりの決勝進出。決勝は11月2日に東京・国立競技場で行われる。

 浦和の勝利を告げるホイッスルに、埼玉スタジアムは優勝したかのような大騒ぎだ。ベンチ前でスタッフが抱き合い、観客は総立ち。精根尽きたヒーローのFW興梠はピッチに倒れ込んだ。

 「残りわずかな時間に取れてよかった。ヘディングが強いわけじゃないのでニアでボールに触るしかなかった」

 0-0の後半35分、MF関口の左クロスを興梠が右足でゴールに流し込んだ。ナビスコ杯は出場3試合で5発目。「ボールを奪われても6秒間は追いかける」との約束事をチームで守り、第1戦は屈した川崎をボール保持で圧倒した。

 興梠は11、12年と鹿島で同杯を連覇中。「2つは鹿島で取ったもの。浦和で初めてのタイトルを取りたい」と個人的な3連覇はさておき、チームに歓喜をもたらす。(浅井武)

◆浦和興梠V弾「3冠チャンス」/ナビスコ杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131012-1203328.html



<ナビスコ杯:浦和1-0川崎F>◇準決勝第2戦◇12日◇埼玉

 浦和のエースFW興梠慎三(27)が値千金の決勝点を奪い、チームを決勝へ導いた。

 0-0で迎えた後半35分、途中出場のMF関口訓充(27)の左からのクロスを右足で巧みに合わせて流し込んだ。敵地での第1戦を2-3で落としており、この日は勝った上でアウェーゴール数が決勝進出を左右する厳しい状況。その中でエースの仕事をしてみせた。

 試合終了直後の場内インタビューでは「3冠を取れるチャンスが来た。僕は優勝することしか考えていない。多くのサポーターのみなさんと優勝して喜びを分かち合いたい」と話し、大歓声を浴びていた。

 11月2日に国立競技場で行われる決勝では柏と対戦。昨季まで所属した鹿島で11、12年のナビスコ杯を連覇しており、今大会で優勝すれば自身はナビスコ杯「3連覇」となる。

◆浦和興梠がV弾「3冠取る」/ナビスコ杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131013-1203435.html



<ナビスコ杯:浦和1-0川崎F>◇準決勝第2戦◇12日◇埼玉

 浦和が決勝進出を決めた。浦和は川崎Fに勝利。後半35分、FW興梠慎三(27)が決勝点を挙げた。第1戦は2-3で敗戦も、2戦合計3-3となりアウェーゴール数で上回り、03年以来2度目の優勝へ王手をかけた。決勝進出は2年ぶり5度目。決勝は11月2日、東京・国立競技場で行われる。

 試合終了の瞬間、興梠はピッチに倒れ込み、天を仰いだ。決勝進出を決め、「ほっとしたのと、疲れと」。チームを救った1発は、後半35分。MF関口訓から低い弾道の左クロスが入ると、右足を突き出してゴールにねじ込んだ。「いいボールだったので、触るだけだった」。仲間とハイタッチすると雄たけびを上げ、抱き合って喜んだ。

 攻め続けながらも、1点が遠かった。「もう少し早い時間に点を取りたかった。2、3点取れれば、もっと楽な展開だった」。第1戦は2-3で敗れ、第2戦は引き分けなら敗退。焦りが生まれかねない時間帯での決勝点だったが、「失点しなければ点は取れると思っていた。あの時間に取れた方が、気が引き締まってよかったのかも」と前向きに振り返った。

 今季、鹿島から移籍した。浦和を新天地に選んだ理由がある。進路に悩む昨オフ、都内でペトロビッチ監督と対面した際、こう言われた。「自分が認めて呼んできた選手に、失敗したやつはいない。一緒に頑張ろう」。これが決め手になった。今季リーグ戦10得点、ナビスコ杯3戦5得点はともにチームトップだ。監督の言葉に、ウソはなかった。

 浦和にとっては、07年のACL以来6年ぶりのタイトルに王手をかけた。Jリーグ、天皇杯も優勝の可能性を残す。興梠は「僕は3冠を取るつもりで来た」と前を見据えた。【桑原亮】

 ◆浦和の獲得タイトル 93年のJ開幕から在籍するが、初タイトルは03年のナビスコ杯。2年連続同カードとなった決勝で鹿島を破り初戴冠を達成した。05年は天皇杯で優勝。06年にはJ1初制覇に加え、天皇杯を2連覇して「2冠」を達成した。07年には日本のクラブでは初めてアジア・チャンピオンズリーグで優勝。以降はタイトルに恵まれていない。

◆レッズをファイナルへ導いたFW興梠「浦和にタイトルを持ち帰りたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/404894_126610_fl



[10.12 ナビスコ杯準決勝第2戦 浦和1-0川崎F 埼玉]

 浦和レッズを2年ぶりのファイナルに導いたのは、やはりFW興梠慎三だった。川崎フロンターレのGK杉山力裕の度重なる好セーブもあり、得点を挙げられなかった浦和は、後半35分にようやく先制点を決める。

 途中出場したMF関口訓充が左サイドを突破して折り返したボールに、興梠が右足で合わせてゴールに突き刺した。「真ん中に立っているだけで決められるわけではない。ヘディングが強いわけじゃないから、なるべくニアで触るか、ニアで潰れるかしか、ずっと考えていなかった」と、得点シーンを回想するFWは、「ニアに走ったらクニ(関口訓充)が合わせてくれたので。触るだけでした」「自分だけの力じゃない。僕はラストパスを受ける方なので、冷静に決めるだけ。何かを特別にしているわけではなく、チーム全員で取った1点だと思う」と、チームメイトへの感謝の言葉を繰り返した。

 難易度の高いボレーシュートを突き刺しながらも謙虚な1トップは、自身が得点を挙げたことではなく、試合内容を喜んだ。「内容的にはパーフェクトに近い内容だったかもしれない。最後のところで決められなかったことはありますし、2点、3点取っていればもっとラクな試合はできたと思います。それでも得点後、10分近くあって今までだと失点していたかもしれないが、後ろがしっかり守ってくれて、チーム全員で勝ち取った1勝だと思います」と、手応えを口にする。興梠のほかにも、MF柏木陽介が「理想としていた試合ができた」と言い、GK山岸範宏も「完璧な試合だった」と、異口同音に90分を振り返った。

 残り10分、1点をリードした浦和は引いて守るのではなく、それまでどおりに前からボールを奪いに行く守備で川崎Fを完封した。DF森脇良太は「夏場の試合でも行って奪うことは時間帯によってできていたけど、90分は難しかった。これからは気候も助けてくれるはず」と、涼しくなってきたことでフルタイムのプレッシングができたことを、勝因に挙げた。

 ならば11月2日のファイナルでも、この守備は継続できるはず。あとは、得点だ。ナビスコ杯4試合で5ゴールと得点を量産している興梠は、「柏は厳しい対戦だと思う。決勝まで来たら、一人ひとりがどれだけチームのために走れるか。一人が目立とうとせずに、どれだけ味方を助けられるかが大事。浦和にはチームを助けて、頑張れる選手が多い。ナビスコのタイトルを浦和に持ち帰りたい」と、新天地での初タイトルへの意欲をハッキリと口にした。

(取材・文 河合拓)

◇浦和&柏 どちらに栄冠?ともに優勝経験は1回ずつ(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/13/kiji/K20131013006800010.html

ナビスコ杯準決勝第2戦

 浦和は2年ぶり4回目、柏は14年ぶり2回目の決勝進出。優勝経験はともに1回ずつ(浦和は03年、柏は99年)。

 両チームの対戦(Jリーグ創設以降)はリーグ戦、カップ戦を合わせて過去通算39試合で浦和の19勝6分け14敗。決勝は11月2日(国立)だが、10月27日にJ1リーグ戦での対戦(埼玉)があり、決勝は41戦目となる。ちなみに国立では今季リーグ戦で5月26日に対戦して浦和が6―2で勝利。通算成績は13試合で浦和の7勝6敗とほぼ互角だ。

◆内田「ゼロ得点が悔しい」/親善試合(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20131013-1203460.html

<親善試合:日本0-2セルビア>◇11日(日本時間12日)◇セルビア・ノビサド

 DF内田篤人(25=シャルケ)は押し込んできた相手に対し、辛抱強く守備に入った。後半2分に相手カウンターに前で食いついて裏を取られたが、吉田が好カバー。同12分には横パスで遠藤のシュートにつなげるなど、落ち着いたプレーぶりは光った。「いいボール回しができた時間帯はあった。2失点よりもゼロ得点が悔しい」と話した。

◆内田「日本はアジアだからW杯出られると言われる」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131013/jpn13101305020001-n1.html



 国際親善試合(11日、セルビア2-0日本、ノビサド)試合後の会見場。ザッケローニ監督は強がってみせた。

 「結果はネガティブだが、アウェーで対戦相手の実力を考えるとポジティブな内容だった」

 しかし指揮官は、国内の7割近い勝率に対し、海外で5割以下という“内弁慶”の克服を掲げていたはず。完敗という現実は「ポジティブ」にほど遠いものだった。

 MF長谷部は「W杯に出れば、このくらいの力のチームと同じグループで争うことになる」と危機感をあらわにした。1次リーグ突破にはブラジルなどのシード国に次ぐ、セルビア級の中堅国からの勝利は絶対条件だ。

 DF内田は「セルビアはW杯に出られないチーム。(所属の)シャルケでも『日本はアジアだからW杯に出られる』とよくいわれる。その意味でも勝ちたかった」と悔しがった。

 「結果が出なかったことをしっかり受け止めないといけない」という長谷部は、宿舎に戻ると選手を集めて“緊急反省会”を開催し、次戦へ切り替えた。その相手はベラルーシ。W杯出場を逃した国との連敗は許されない。