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2015年4月22日水曜日

◆英紙が問う、Jリーグ「韓国選手」の“顔踏み行為”(産経ニュース)


http://www.sankei.com/premium/news/150421/prm1504210004-n1.html



 4月3日に行われたJ1鹿島-鳥栖戦で、鳥栖DFキム・ミンヒョクが接触プレーで倒れた鹿島MF金崎夢生の顔を踏みつけて大きな波紋を広げた問題は、キムが4試合の出場停止処分を受け、9日に鹿島を訪れて金崎に謝罪したことで一応の決着がついた格好だ。しかし、韓国メディアのニュースサイトのスポーツ欄では依然アクセス数が上位を占め、高い関心は冷めやらない。さらに英紙デーリー・ミラーは8日付でホームページに問題のシーンのユーチューブをアップし、「踏みつけた行為は意図的だと思うか」と題して読者の意見を求めている。極東の地域リーグの出来事が英国でも関心を持たれるほど、今回の事態はスポーツのフェアプレーを根幹から揺さぶる問題だったのではないか。

 問題のシーンを振り返ろう。3日にカシマスタジアムで開催されたJ1鹿島-鳥栖戦の後半36分、左サイドでボールを激しく競り合った金崎とキム。金崎が接触プレーで転倒すると、キムは金崎の体を避けるのでなく、左足で顔を踏みつけるような行為に及んだ。映像を見る限りでは、キムの動きは「故意」と疑われても仕方がないようにみえる。主審はそのシーンを見逃したようで、イエローカードの提示で収めた。朝鮮日報は「退場になってもやむを得ないほど行き過ぎた行為だった」と論評している。

 Jリーグの規律委員会は鹿島の申し立てによって審議。「極めて悪質な行為」と判断し、キムを4試合の出場停止処分とした。ブンデスリーガのヴォルフスブルグで活躍する大儀見優季が自らのツイッターで「人としても、サッカー選手としても許されるべき行為ではない」と非難したのをはじめ、キムの母国・韓国でもインターネットに「サッカー選手として最低な行為だ」などと批判のコメントが殺到した。

 今回の問題は欧米でも高い関心が持たれ、ネットには「自ら出場停止を申し出るべきだ」などとスポーツマンシップを問う意見が寄せられていた。

 さらに、デーリー・ミラーは「相手選手の顔を踏みつけたように見えるJリーグの気分の悪くなるビデオを見る」と題し、今回の問題を報道。アップされたユーチューブには「このファウルがイエローカードだった」と揶揄した文言が記されている。

 そして、日本のファンからは韓国選手に対しJリーグでプレーすることを完全に禁止すべきとの声が出ていることなどを紹介。そのうえで「意図的な行為」だったかを「YES」か「NO」の二者択一で読者に問うている。

 日本のメディアには、顔を意図的に踏みつけて4試合の欠場で済むなら、選手の暴挙に歯止めは掛からないと警鐘を鳴らす報道もみられた。「ボクシングはなぜ合法化されたのか」(松井良明著、平凡社)には「近代の競技スポーツは厳しい勝負の世界にある。だが、そこには厳格なルールがあり、フェアプレーの精神もある。スポーツはいわば純粋な文化のひとつであり、『犯罪』とはむしろ対極にある」と記す。今回の行為は倫理的な視点で大きな波紋を広げた。デーリー・ミラーのような問題提起は一つの見識かもしれない。

◆内田「完治優先」W杯2次予選初戦欠場も(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150420-OHT1T50156.html

 ドイツ1部リーグ、シャルケ04は19日、所属する日本代表DF内田篤人(27)が右の膝蓋腱(しつがいけん)炎症のため、練習から10日間離脱すると明らかにした。ドイツ代表のドクターから診断を受け、休養を勧められた。当面は保存療法での完治を目指すが、治療には時間が必要なため、日本代表が参加する18年ロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦(6月16日・シンガポール)を欠場する可能性も出てきた。

 古傷に苦しむDF内田に休養勧告が下った。19日のドイツ1部リーグ、ヴォルフスブルク戦でベンチ外。理由について、シャルケ04のヘルト取締役は「このほど内田はミュンヘンでサッカー・ドイツ代表のチームドクターの診察を受け、休養を勧められた。現時点で手術は不要と判断された」と、今後10日間は練習から離脱することを明かした。

 内田は昨年2月、試合中に右ひざを負傷。右ひざ裏の腱(けん)損傷と診断された。ブラジルW杯(昨年6月)には間に合わせたが、今季リーグ開幕(昨年8月)前に再び痛みが生じ、出遅れた。同9月に復帰後、痛みに耐えながらピッチに立ち続けたが、CLのRマドリード戦(3月10日・マドリード)以降、5試合連続で出場していない。

 シーズン中での離脱だけに状態は予想以上に良くない。関係者によれば、リーグ戦が中断した今年1月にも「治療専念策」が浮上したという。ただ、チームがCL参戦中だったこと、来季CL出場権獲得(リーグ4位以内)のために欠かせない戦力として、クラブが離脱回避を決めた。繰り返せば、選手生命の危機と言われるけがだけに休養勧告は時間の問題だった。

 シャルケ04のディマッテオ監督は「本人の健康が最重要。治療法については最終的には本人が決定する」と話した。また、日本代表が参加する6月のW杯アジア2次予選シンガポール戦について、完治していれば招集するが、日本サッカー協会はシャルケ04とともに「内田の完治優先」の考えで一致しており、痛みを抱えたまま招集する可能性は低いとみられる。

 ◆内田の負傷経過

 ▽14年2月9日 ハノーバー96戦で負傷。

 ▽16日 帰国後、都内の病院で精密検査。右太ももの肉離れ、腱の損傷との診断。

 ▽17日 都内でリハビリ開始。

 ▽3月16日 シャルケ04に戻りリハビリ開始。

 ▽5月27日 日本代表の親善試合キプロス戦で実戦復帰。

 ▽8月23日 右ひざ痛でハノーバー96とのリーグ開幕戦を欠場。

 ▽9月23日 ブレーメン戦で今季初出場。

 ▽15年1月 右ひざ痛のためアジア杯に参加する日本代表を辞退。

 ▽3月10日 CLのレアル・マドリード戦で途中出場。その後5試合連続で出場せず。

 ▽19日 シャルケ04が10日間の休養を発表。

◆内田の練習休止に「なぜ早い段階で下さなかったのか…」 独メディアが疑問呈す(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150421/bun15042108270001-n1.html



 シャルケはDF内田篤人が練習を10日間休むことを発表し、その後にあらためてひざの状態を見る予定だと伝えた。ドイツ『キッカー』では、その判断が遅かったことで、クラブの対応を疑問視する意見が述べられている。

 右の膝蓋腱(しつがいけん)の炎症に悩まされる日本代表の右SBだが、今後10日間はトレーニングを控えるとのこと。ドイツ代表のチームドクターを務めるハンス=ウィヘルム・ミュラー=ヴォールファルト氏の診察を受けた結果、練習を休止することを勧められたという。

 内田のリハビリの方針や練習復帰の可能性は、10日後に判断されるようだ。クラブは20日、日本語の公式ツイッターで以下のように伝えた。

 「長引く膝蓋腱の問題のため、内田選手はトレーニングを10日間休止することになりました。休養後の状態により、その後の治療・トレーニング方針が決定される予定です」

 先月10日のRマドリード戦以来、ベンチ入りするも出場機会のなかった内田は、19日のブンデスリーガ第29節、ウォルフスブルク戦でついにベンチメンバーからも外れた。『キッカー』は、練習を控えさせるという「唯一の論理的な判断を、所属クラブの医療スタッフがなぜより早い段階で下さなかったのかが謎のまま」と疑問を投げかけている。

 内田のひざの治療法をめぐっては、クラブと日本代表の間の意見の食い違いも報じられていた。今月末の発表に注目が集まる。(Goal.com)

◆ACL決勝T進出へ…鹿島、最終節での突破条件は勝利あるのみ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20150421/304626.html


W・シドニーに逆転勝利した鹿島 [写真]=Getty Images


 AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節が21日に行われ、グループHで鹿島アントラーズは、DF田中裕介とMF高萩洋次郎の所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)と対戦し、2-1で勝利を収めた。

 また、同日に行われたグループHのもう1試合、FCソウル(韓国)と広州恒大(中国)の対戦はスコアレスドローで終わっている。

 この結果、鹿島はFCソウルと勝ち点「6」で並び、最終節は両チームが自力突破をかけて直接対決を行う。鹿島の決勝トーナメント進出は勝利が絶対条件。最終節は5月5日、鹿島がホームにFCソウルを迎えて対戦する。

■ACLグループステージ第5節順位表(グループH)
1 広州恒大(勝ち点10/得失点差2)
2 FCソウル(勝ち点6/得失点差0)
3 鹿島アントラーズ(勝ち点6/得失点差-2)
4 W・シドニー(勝ち点5/得失点差0)

◆鹿島、土壇場に金崎が決勝弾で勝利…最終節にACL決勝T進出の可能性残す(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20150421/304592.html


競り合うW・シドニーの高萩(中央左)と鹿島の金崎(中央右)[写真]=Getty Images


 AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節が21日に行われ、DF田中裕介とMF高萩洋次郎の所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズと鹿島アントラーズが対戦した。

 グループリーグ最下位に沈む鹿島に対し、勝ち点差「2」で2位につけるW・シドニーの対決。両チームは、2月25日のグループステージ開幕戦で激突しており、ホームの鹿島は高萩の決勝弾で1-3で敗戦していた。今節、ホームのW・シドニーは、田中と高萩も先発出場している。

 試合が動いたのは23分。高萩からのパスを受けたニキータ・ルカヴィツヤが左足でシュートを放つと、これがゴールとなりW・シドニーが先制に成功する。その後鹿島は得点を奪うことができず、0-1で前半を折り返す。

 1点ビハインドの鹿島は後半の立ち上がりから攻勢に出る。49分、鹿島は右サイドからのクロスに金崎夢生が合わせるが、相手GKが正面でキャッチ。51分には右サイドの西大伍がグラウンダーのクロスを入れると、ニアサイドに飛び込んだカイオが合わせるが、ゴールとはならない。

 60分には、右CKのこぼれ球にエリア内左の金崎が合わせてシュートを放つが、相手GKに阻まれた。すると66分に鹿島の反撃が実る。味方のロングパス一本でエリア内右に抜けだした土居聖真が、切り返しから左足を振り抜くと、ゴール左隅に突き刺さった。

 さらに逆転を狙う鹿島はエリア手前でFKを獲得。81分に柴崎岳が直接狙うも、シュートはわずかにゴール右に外れた。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、左サイドからのグラウンダーの折り返しに、金崎がニアサイドに飛び出して合わせると、ゴール左隅に決まり、鹿島が逆転に成功した。

 試合はこのまま終了し、鹿島が2-1でW・シドニーに逆転勝利。最終節に決勝トーナメント進出の可能性を残した。

 鹿島は5月5日に行われる次節で、FCソウルをホームに迎えて、自力進出をかけた直接対決に臨む。

【スコア】
W・シドニー 1-2 鹿島アントラーズ

【得点者】
1-0 23分 ニキータ・ルカヴィツヤ(W・シドニー)
1-1 66分 土居聖真(鹿島)
1-2 90+1分 金崎夢生(鹿島)

◆鹿島ロスタイムの奇跡再び!夢生V弾で逆転決勝Tへ望みつないだ(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/04/22/kiji/K20150422010214920.html

ACL1次リーグH組 鹿島2―1ウェスタン・シドニー (4月21日 パラマッタス)



 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第5戦が21日、各地で行われ、H組の鹿島は敵地で昨季王者のウェスタン・シドニー(オーストラリア)に2―1で逆転勝利。2勝3敗とし、1次リーグ突破へ望みをつないだ。1―1の後半ロスタイムにFW金崎夢生(26)が決勝点を決めた。ホームで行われる5月5日のFCソウル(韓国)との最終戦に勝てば決勝トーナメント進出が決まる。

 また鹿島が奇跡を起こした。1―1の後半ロスタイム、左サイドを突破した山本からグラウンダーの高速クロスがゴール前へ入る。そこへ走り込んだのは金崎だった。右足を伸ばし、押し込んだ。「その前にいっぱい外していたんで。やっと決められた。あのままでは駄目だと思っていた。次につながって良かった」。7日の広州恒大戦に続き2試合連続で後半ロスタイムの決勝弾。興奮を隠せないトニーニョ・セレーゾ監督はピッチ脇を走り回り、ガッツポーズを繰り返した。約2分後に終了のホイッスル。劇的ゴールを決めたヒーローも柴崎と抱擁して喜びをかみしめた。

 絶体絶命だった。負ければ1次リーグ敗退が決まる一戦。日本代表DF昌子を累積警告で欠く苦しい状況で、相手に先制を許した。それでも指揮官は後半16分、3月18日の広州恒大戦で右膝内側側副じん帯を損傷して離脱していた小笠原を約1カ月ぶりに投入。その5分後にDFラインの裏に抜け出した土居の左足シュートで同点に追いついた。同29分には黄金期を知る経験豊富な本山を入れた。「やるべきことをしっかりとやって勝利を手にした」。指揮官は執念の采配で逆転勝利につなげ胸を張った。

 3連敗から1次リーグ突破に王手をかけた。過去に全敗で折り返したチームが決勝トーナメントに進出したことはない。次戦のFCソウルとの1次リーグ最終戦ではACL史上初の快挙が懸かる。勝利が絶対条件となるが、金崎は「最後はホームで試合がある。頑張って勝ち点3を取りたい」と必勝を誓った。

 04年に1次リーグがホーム&アウェー方式となってから、鹿島はACLに4度出場し、いずれも次のステージに進んでおり、歴史をつなぐ責任もある。今季は開幕から公式戦5連敗。しかし、そこから6戦負けなしと完全に復調した。大黒柱の小笠原も復帰。昌子も帰ってくる。2試合連続で奇跡を起こした鹿島が、さらに大きな奇跡を起こす準備は整っている。

 ▽鹿島の決勝トーナメント進出条件 3位鹿島の最終戦(5月5日)は勝ち点6で並ぶ2位FCソウルとのホーム戦。決勝トーナメント進出には○が絶対条件だ。アウェーで敗戦(●0―1)しているため、△では直接対決成績で上回れない。

◆ACL、浦和が1次リーグ敗退 鹿島は逆転勝ち(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2015042101002197.html

 鹿島―ウェスタンシドニー 試合終了間際、決勝ゴールを決める鹿島・金崎(33)=シドニー(共同)

【パラマッタ(オーストラリア)共同】サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日、各地で1次リーグ第5戦が行われ、G組の浦和は埼玉スタジアムで水原(韓国)に1―2で敗れて同組最下位が確定し、敗退が決まった。H組の鹿島は敵地でウェスタンシドニー(オーストラリア)に2―1で逆転勝ちし、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 浦和は後半、ズラタンが先制点を決めたが、その後に2点を失った。通算1分け4敗の勝ち点1。

 鹿島は0―1の後半21分に土居が同点ゴール。試合終了間際には金崎が決勝点を奪った。

◆鹿島、敵地で逆転勝利!決勝T進出に望みつなぐ/ACL(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150421/jle15042121190005-n1.html



 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日、各地で1次リーグ第5戦が行われ、H組の鹿島は敵地でウェスタンシドニー(オーストラリア)に2-1で逆転勝ちし、2勝3敗の勝ち点6として決勝トーナメント進出に望みをつないだ。試合終了間際に金崎が決勝点を奪った。(共同)

鹿島・セレーゾ監督「やるべきことをしっかりとやって、勝利を手にした。まだ1試合残っているが、簡単にはいかない。(1次リーグを)突破したいという強い意志を持って、ピッチで表現しなければいけない」

ウェスタンシドニー・ポポビッチ監督「前半はよくできていたが、チャンスを生かせなかった。後半はいいところがなくて、逆に相手は改善してきた」

◆奇跡だ!鹿島、金崎の後半ロスタイム弾で決勝T残った/ACL(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150422/jle15042205020005-n1.html



 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第5節(21日、豪州・パラマッタほか)H組の鹿島(J1)は敵地でウェスタンシドニー(豪州)に2-1で逆転勝ち。後半ロスタイムにFW金崎夢生(26)のゴールで勝ち越し、トニーニョ・セレーゾ監督の60歳の誕生日を祝った。広州恒大(中国)と0-0で引き分けたFCソウル(韓国)と勝ち点6で並び、5月5日の最終戦(カシマ)の直接対決で1次リーグ突破を争う。G組の浦和(J1)はホームで水原(韓国)に1-2で逆転負け。同組3位以下が確定し、敗退が決まった。



 激しい風雨が吹き荒れるシドニー郊外のパラマッタで、鹿島が執念を見せた。1-1の後半ロスタイム。左クロスをFW金崎が右足で合わせ、1次リーグ突破に望みをつないだ。

 「あのままでは駄目だと思っていた。次につながってよかった」

 引き分けでも敗退の可能性があった一戦。前半24分にDF植田のミスから先制を許し、尻に火がついた。「精度の高いクロスを上げられる選手がいる。その部分を要求した」とセレーゾ監督はサイド攻撃を指示。後半21分に中盤からのロングボールを受けたMF土居が同点ゴール。金崎の決勝点は、横からの揺さぶりで中央が堅い相手守備を崩した。

 2-1で勝った前節の広州恒大戦をほうふつさせる終盤の勝ち越し劇。今季は公式戦5連敗でスタートを切ったが、その後は公式戦6試合負けなしと復調の兆しだ。

 試合後のロッカールームでは、この日が60歳の誕生日だった指揮官をケーキで祝福した。1次リーグ最終戦は勝ち点6で並ぶFCソウルと突破を争う。金崎は「最後はホームで試合がある。ぜひ勝って決勝トーナメントに進みたい」と力を込めた。

◆【ACL】金崎、土壇場で勝ち越し弾!鹿島逆転勝ち(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150421-OHT1T50103.html

決勝ゴールを決め喜ぶ金崎(右端)ら鹿島イレブン(共同)

 ◆ACL ▽1次リーグH組 Wシドニー1―2鹿島(21日・パラマッタスタジアム)

 1次リーグ第5戦が行われ、H組の鹿島は敵地でWシドニー(オーストラリア)と対戦。鹿島は0─1の後半にMF土居、MF金崎の得点で逆転勝ち、2連勝で決勝トーナメント進出に望みを残した。5月5日のFCソウル(韓国)に勝利すれば1次リーグ突破が決定する。

 鹿島は前半24分、WシドニーMF高萩の縦パスをDF植田が弾くもFWルカビツヤに左足で押し込まれ先制点を奪われた。

 1点を追いかける後半21分、中盤からのロングボールをペナルティエリア中央の土居が左足でゴール右に決め同点。さらに後半終了間際、左サイドDF山本のグラウンダーのクロスを走り込んだ金崎が右足で押し込み土壇場で勝ち越しを決めた。

◆鹿島、敵地でW・シドニーに劇的逆転勝利!!2連勝で自力突破の可能性残す(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?161374-161374-fl



[4.21 ACLグループリーグ第5節 ウェスタン・シドニー1-2鹿島 シドニー]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループリーグ第5節を行い、H組の鹿島アントラーズは敵地でウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)と対戦し、2-1の逆転勝利をおさめた。0-1の後半21分にMF土居聖真のゴールで追いつくと、後半アディショナルタイムにFW金崎夢生が劇的な決勝点。2連勝で勝ち点を6に伸ばした鹿島は最下位を脱出。5月5日にホームで行われる最終節でFCソウル(韓国)に勝てば、自力でのグループリーグ突破が決まる。

 前節の広州恒大戦(2-1)で初勝利を挙げた鹿島だが、1勝3敗の勝ち点3で依然としてH組最下位。負ければグループリーグ敗退が決まるという崖っ縁の状況は変わらないものの、残り2試合に連勝すれば、グループリーグ突破の可能性も残されていた。

 DF昌子源が累積警告で出場停止の鹿島はDFファン・ソッコが先発し、DF植田直通とセンターバックを組んだ。前半6分には土居が右足ミドルを狙うが、ゴール右へ。その後も積極的にゴールを目指すが、ウェスタン・シドニーは前半24分、PA手前でボールを受けたMF高萩洋次郎がゴール前に絶妙なスルーパス。これを植田がクリアし切れず、こぼれ球をMFニキタ・ルカビツヤに流し込まれた。

 1点ビハインドとなった鹿島は前半28分、右クロスにファーサイドからDF山本脩斗が走り込み、ヘディングで叩き付けたが、GKのセーブに阻まれる。その後も同点ゴールを目指して攻勢を強め、前半37分にMF遠藤康が左足でミドルシュート。GKが前に弾いたところに金崎が詰めたが、押し込むことはできなかった。

 0-1で折り返した後半15分、鹿島は遠藤に代えてFW高崎寛之を投入。同16分には植田を下げてMF小笠原満男をピッチに送り込んだ。3月18日のACL広州恒大戦で負傷し、右膝内側側副靭帯損傷で長期離脱していた小笠原は約1か月ぶりの復帰戦。MF青木剛がセンターバックに下がり、小笠原とMF柴崎岳がダブルボランチを組んだ。

 猛攻に出る鹿島は後半21分、浮き球のスルーパスに反応した土居がPA内に走り込み、左足に持ち替えてシュート。ついにゴールをこじ開け、1-1の同点に追いついた。後半29分には最後の交代枠でカイオに代えてMF本山雅志を投入。同35分、金崎がDF田中裕介に倒されてFKを獲得するが、右45度の角度から柴崎が右足で直接狙ったキックはゴール右に外れた。

 それでも、1-1で引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、左サイドをオーバーラップした山本の折り返しに金崎が右足で合わせ、劇的な勝ち越しゴール。2-1の逆転勝利を飾り、3連敗からの2連勝でグループリーグ突破に望みをつないだ。

◆AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ 第5節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51527

AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ 第5節 vsウェスタン・シドニー・ワンダラーズ

土居が同点弾、金崎が劇的決勝弾!鹿島がアウェイでWSW撃破、グループステージ突破へあと1勝!



グループステージ突破へ、1つ目の関門を突破した。1勝3敗で第5節を迎えた鹿島は、アウェイでウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦。前半に先制されたものの、後半に土居が同点ゴールを決めると、終了間際には金崎が逆転ゴールを挙げ、2-1で劇的な逆転勝利を収めた。



リーグ戦とAFCチャンピオンズリーグ合わせて5連敗という、思いがけないスタートを切ることとなった今季、鹿島は最近5試合負けなしと、着実に勝ち点を積み重ねてきている。16日に行われたJ1 1st 第6節の柏戦では、アウェイで3-1と快勝し、リーグ戦での戦績を五分に戻した。そして、勝利を告げるホイッスルを聞いてから24時間も経たないうちに、選手たちは次なる決戦の地・オーストラリアへと飛んだ。



過密日程の下、アウェイ2連戦を強いられたが、選手たちは勝利だけを目指して、最善の準備を積んだ。この日、60回目の誕生日を迎えたトニーニョ セレーゾ監督は、金崎を2試合連続で前線に先発起用。2列目も柏戦と同じ3人、カイオと土居と遠藤が務める。ボランチには柴崎と、今季初先発となる青木が入り、両サイドバックは西と山本。累積警告により昌子が出場停止のセンターバックは、柏戦でプロ初ゴールを決めた植田と、ファン ソッコのペアとなった。そしてゴールマウスには、曽ヶ端が立ちはだかる。



シドニーのパラマッタスタジアムは、前日から嵐のような天気に見舞われた。当日も朝から強い雨風に晒されていたものの、はるばる駆けつけたアントラーズサポーターはゴール裏に陣取り、熱い声援を送る。大雨の下、そして相手サポーターの手拍子が響き渡る中、選手たちは現地時間19時30分にキックオフの笛を聞いた。



鹿島は開始早々の5分、カイオがペナルティーエリア左側から思い切りよくファーストシュートを放ち、ゴールへの意欲を示す。直後の6分には、左サイドから流動的なパスワークを披露し、土居がペナルティーエリア手前で前を向くと、パスの選択肢を捨てて右足ミドルシュート。カーブをかけてゴール右隅を狙ったが、惜しくも枠の右へ外れた。曽ヶ端が「相手に圧倒されないように、良いスタートを切りたい」と、語っていた通り、鹿島は立ち上がりからシュートを放ってウェスタン・シドニー・ワンダラーズを押し込んだ。



強風とスリッピーなピッチに苦戦し、サイドで起点を作られる場面が増えたが、鹿島は集中力を保った守備で応戦した。しかし、先制点はウェスタン・シドニー・ワンダラーズのものだった。24分、自陣からのクリアボールが相手に当たり、自陣でボールを奪われると、ペナルティーエリア手前から縦パスを通される。最後は抜け出したニキータ ルカヴィチャに左足シュートを決められた。ミスも絡んだ痛恨の失点で、鹿島が1点ビハインドを負った。



1点を追う展開となり、鹿島はボールポゼッション率を高めて攻勢をかける。右サイドの遠藤と西のコンビが起点となって、チャンスを何度も演出した。27分には、遠藤が右サイドから左足で上げたクロスに、ファーサイドの山本が反応。フリーでヘディングシュートを放ったが、叩きつけたボールは相手GKに弾き出されてしまった。さらに37分には、遠藤が強烈な左足シュートを放ち、こぼれ球に金崎が詰めたが、寸前のところで相手DFにクリアされた。鹿島は相手よりも多くのシュートを放ちながらもゴールネットを揺らせず、0-1で前半を終えた。



強い向かい風に対して攻める後半、鹿島は開始早々から攻勢をかける。48分、カイオからのサイドチェンジが右サイドへ渡り、遠藤と西のパス交換から、グラウンダーのクロスがゴール前へ。ニアサイドに走り込んだ金崎が詰めたが、シュートは惜しくもGK正面に飛んだ。立ち上がりから枠内シュートでチャンスを作り出した鹿島。この攻撃に似た形は逆サイドでも展開され、終了間際に歓喜を生むこととなる。



積極的に仕掛ける姿勢を持つようになった鹿島は、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを押し込んでいった。セレーゾ監督は60分に高崎、62分には負傷明けの小笠原をピッチへ送り出し、各選手のポジションを大胆に変更。高崎が前線に入り、その下に位置する金崎が絡む形で同点弾を狙う。土居は左サイドからチャンスを窺い、中盤では柴崎と小笠原のボランチコンビが舵を取ってゲームをコントロールする。



そして、待望のゴールは66分に生まれた。セットプレーの流れから、クリアされたボールを拾った青木が、センターサークル付近から最終ラインの背後へ浮き球のパスを出す。オフサイドラインを見ながら的確なタイミングで飛び出した土居が、ペナルティーエリア内でトラップ。落ち着いた切り返しで左足に持ち替えると、飛び出してきたGKを避けるように、鮮やかなシュートをゴールへ届けた。「決定的な仕事でチームを助けないと」と話していた背番号8が、今大会3ゴール目を決め、鹿島を救った。





1-1となり、残りは30分弱。疲れの目立つ相手に対して、セカンドボールを拾う回数が増えた鹿島は、逆転弾を目指して敵陣でのプレー時間を増やしていく。74分には、本山がピッチへ。背番号10は巧みなスペースマネジメントと小気味良いパスワークで鹿島にリズムをもたらした。長いボールを蹴り込まれる場面も多くなったが、センターバックにポジションを移した青木やファン ソッコが集中力を保ってカバーリングを連発し、ピンチの芽を摘んだ。



同点のまま迎えた後半アディショナルタイム、劇的なシナリオはシドニーの地でも用意されていた。左サイドでのボールキープから、オーバーラップした山本へパスが渡る。山本がグラウンダーのクロスを蹴り込んで逆転弾への望みを託すと、ニアサイドに走り込んだ金崎が、その願いを叶えた。後半開始早々、右サイドから展開された攻撃と似た形。今度は金崎がしっかりとゴールネットを揺らしてみせた。粘り強い突破で勝利への強い気持ちを見せ続けていた背番号33が、鹿島を勝利へ導いた。



鹿島が2-1で逆転勝利を収め、アウェイで勝ち点3を掴んだ。AFCチャンピオンズリーグでは、2試合連続での劇的勝利。勝ち点は6となり、グループステージは残り1試合だ。5月5日のFCソウル戦、鹿島はホーム・カシマスタジアムで勝てば、決勝トーナメント進出を決めることができる。自力突破の可能性を持って、選手たちは激闘の地から、鹿嶋へ帰還する。





【この試合のトピックス】
・AFCチャンピオンズリーグでのアウェイゲームでの勝利は、2011年4月13日のグループステージ第6節、シドニーFC戦以来。オーストラリアのクラブ相手の勝利も、この試合以来だった。
・ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを相手に、初勝利を収めた。
・青木が今季初の先発フル出場を果たした。
・ファン ソッコが2試合ぶりの先発出場を果たした。
・小笠原が途中出場。3月18日のAFCチャンピオンズリーグ グループステージ第3節広州恒大戦で負傷交代して以来の、試合出場を果たした。
・本山が、3月18日のAFCチャンピオンズリーグ グループステージ第3節広州恒大戦以来の途中出場を果たした。
・土居が今大会3ゴール目、金崎が大会初ゴールを決めた。
・高崎が2試合連続で途中出場した。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ:トニー ポポヴィッチ

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常に強い相手が反対側にいて、我々の勝利の価値を高めたと思う。我々はやるべきことをやって、勝利を手にした。

・まず、勝ったことによってグループステージ突破の望みを引き寄せた形にはなった。ただ、まだ1試合残っているから、そう簡単にはいかないと思う。グループステージを突破したいという強い意思を持って、ピッチの中で表現をしなければならない。

・前半はパスワークも非常に良かったし、サイドの崩しもよくできていた。ただ、そこからのクロスの精度だったり、敵陣の3分の1のエリアにたどり着いても、シュートの意識が非常に低かったり、ということがあった。その部分についての指示をハーフタイムには出したし、精度の高いクロスを上げられる選手がいるわけだから、そういった部分を要求した。また、高崎選手を入れて金崎選手をトップ下の位置に入れることによって、1人がターゲットマンでゴールゲッターの選手、1人が常にゴールを目指すタイプの選手なので、ゴールへ行く意欲というものをチーム全体に伝達したと思う。最後の方は、クロスの精度が高まっていて、得点を決めることができた。

・また、小笠原選手が入ることによって、中盤での落ち着きを取り戻したと思う。彼の投入から、チームが落ち着きを取り戻したと思う。

・風というよりも昨夜から雨が続いていたので、ピッチコンディションを非常に心配していた。水たまりができているのではないか、サッカーに適したピッチコンディションではないのではないかと心配していた。ホテルからスタジアムへのバスの中で、ピッチコンディションを確認することが待ち遠しかったし、サッカーをできるだけで、サッカー人としては喜びを感じた。風がどうこうというよりも、前半は相手の17番の選手が機動性や駆け引きの部分で嫌なポジショニングをとるので、我々の左サイドバックにケアをするようにと指示を出した。むやみには行くな、とも指示を出した。そこをしっかり抑えることによって、我々のゲームプランを後半に遂行できたと思う。

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ:トニー ポポヴィッチ
前半はとても良かった。前へ行くチャンスが何度もあった。ただそのチャンスを決めることができなかったことに不安を覚えた。後半に点を取ることができたが、アントラーズとの違いは彼らはチャンスを我々以上に物にしたこと。我々は十分ではなかった。もちろんアディショナルタイムに決勝ゴールを決められたのはとても残念だったが、後半は正直に言って主導権を握ることができなかったと思う。特に中盤でのコントロールを失った。

選手コメント

[試合後]

【西 大伍】
前半よりも(守備)の間が空いていたし、味方が入って来ていたので、もう少し速いクロスを入れられれば良かったと思う。前半の入りから相手にボールをキープさせてしまい、そこが緩かった。いけるという感覚は皆が持っていた。我慢すべきところで我慢できるようになったことが良くなったと思うが、無失点で終わることができていない。負けている時から、戦い方は悪くなかった。ブレずにやって来たのが良かった。これからもブレずにやりたい。

【高崎 寛之】
相手のセンターバックが広がってきていたので、「高さで勝ち、つぶれ役として自分の仕事をしてくれ」と言われた。それができたかは分からないが、流れが変わってチームが2得点できたのは良かった。夢生が上がっていたので、自分はカバーしていた。2人で前に行くと、ボランチに使われてしまう。勝たないと終わってしまうので、守備陣も身体を張って止めていた。

【本山 雅志】
グラウンドが悪い状態だったので、満男と繋いでいこうと話していた。バイタルでボールを受けるように、バランスを見ながらプレーしていた。結果的に良かったが、もう少しコンパクトにやりたい。攻め続けたことが結果に繋がった。次はホームなので、サポーターと一丸となってグループステージを突破したい。

遠藤選手、山本選手、土居選手、金崎選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。