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2015年10月18日日曜日

◆C大阪・田代「ポストプレーと空中戦が僕のプレースタイル」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151017/jle15101715260005-n1.html

C大阪・田代独占インタビュー「ポストプレーと空中戦が僕のプレースタイル」

 ――今回のインタビューは、日本だけでなく、ヨーロッパや東南アジア等、海外でも配信を予定しています。海外のサッカーファンに向けて、ご自身のプレースタイルや強みを教えてください。

 ポストプレーと、空中戦が僕のプレースタイルの特徴だと思いますし、ゴールは決めたいです(笑)。

 ――田代選手がサッカーを始められたのはいつですか? きっかけは?

 小学1年生の頃ですね。兄が二人いて、自然にサッカーが好きになり、観に行っていたらサッカー部に入っていました。

 ――子供の頃に憧れた選手は?

 やっぱりカズさんですね!

 ――では、実際に三浦知良選手にお会いした時は?

 写真撮ってもらいました! 鹿島の時ですけど、サインももらって(笑)

 ――田代選手が3月にセレッソに加入されて半年以上経ちましたが、他のチームと比べてセレッソはどんなチームですか?

 サポーターがすごく多く、都会のチームなので注目されることも多いと思いますね。今まで在籍したチームと比べてもサポーターの数は多いなと感じますし、練習場に観に来てくれるサポーターも多いので良い環境だなと思います。 

 ――チーム内の雰囲気などはいかがですか?

 長く在籍している選手が中心でワイワイ言っていますね。みんな賑やかにしている関西らしいチームだなと思います。

 ――J1、J2で注目している選手はいますか?

 川崎フロンターレの1年目の中野嘉大選手ですかね。初出場時に、めちゃくちゃ良い選手が出てきたな、と思って注目していたら、その2試合後くらいにあんな活躍をしていたので、やっぱり良い選手だったな!と思いました(中野選手は、10月4日のガンバ大阪戦で1ゴール、1アシストの活躍を見せ、勝利に貢献)。

 ――海外サッカーもご覧になりますか?

 見たいのですが、子供がテレビを見ているので……スマホとかで時々見ています。

 ――海外の選手で参考にしている選手などはいますか?

 いっぱいいますが、どの選手も参考にならないくらいすごいので……。好きな選手でもありますけど、イブラヒモビッチ、ドログバ、インザーギ、クレスポとかゴールゲッターのシーンはインターネットなどでよく見ます。

 ――田代選手はどういうゴールが好きなのですか?

 やっぱりセンタリングからヘディングが一番僕らしいゴールだと思います。ちょっと最近はそういうゴールが少ないので増やしていきたいですね。

 ――田代選手がプロのサッカー選手になって一番印象に残っているゴールは?

 いくつかあって選ぶのは難しいですが、J1の山形に移籍した時、降格するチームと予想をされていて、そのシーズンの残留を決めたゴールですかね。この試合に勝てば残留が決定するという場面で、1-0で勝ったのですが、その1点を入れたのが、一番嬉しかった。というより、ほっとしたというか……。貢献できた! という瞬間ですね。ゴール自体は、“取らせてもらったゴール”だったから、特にすごいゴールというわけではなかったけど、印象に残っていますね(2010年11月23日 対京都サンガ)。

 ――セレッソの山口蛍選手が現在日本代表として予選を戦っていますし、今日はシリア戦があります。日本代表戦はご覧になりますか?(インタビューは10月8日に敢行)

 時間があったら見ますよ。

 ――日本代表経験もある田代選手からご覧になって、山口選手や日本代表はどう映っていますか? 

 蛍はやっぱり良い選手ですね。柴崎岳も一緒にプレーをしたことがありますが、二人とも能力が高いです。岳が1年目の時も、これは日本を背負う選手になるなと思いました。蛍とプレーをした時も、それまではあまり知らない選手でしたけど、一人だけ違いましたね。代表でレギュラーになる選手はそれくらいないとダメだと思うし、チームにいるとやりやすいですね。二人とも日本を背負って頑張って欲しいですね!

 ――オフはどんなことをしていらっしゃいますか?

 ほとんど家族サービスですね。家にいることもあるし出掛けたりもするし……何してますかね(笑)。神戸に住んでいるのですが、いろいろあって暮らしやすいですよ!

 ――普段、食生活なども気を使っていらっしゃるんですか?

 最近、気にしています。ここ2年くらい、体にいいものを食べた方が良いかなと。いろいろな情報が入るから、体のためによりいいものの方がおいしく感じるようになりました。

 ――どんなものを取り入れているのですか?

 発酵食品。納豆やヨーグルトとか酵素的なものですかね。あまり納豆とかは好きじゃないんですけど。けど、頑張って食べています! 体にいいことしていると思ったら、ちょっとおいしく感じます(笑)。

 ――さて、自動昇格を目指すチームにとって、経験豊富な田代選手の存在がさらに重要になってくるのではないでしょうか? そして残り7節、求められることも多いのではと思うのですが、どのようにとらえていますか?

 ゴールを決めて、勝ち点3に貢献することが一番ですが、それ以外にもチームが一つにまとまることが一番なので、チームがバラバラにならないように僕らが引っ張っていけたらと思っています。その中でプレーで示していきたいのはもちろんです。

 ――残り7節で何点取ってくれますか?

 僕の目標は、加入後10点取りたいと言っていました。現状6点なので、あと4点取りたいんです。7試合で4点なんとか取りたいです!

 ――最後に、田代選手は今後のサッカー人生をどう考えていらっしゃるのか、ご自身の今後の目標も教えてください。

 今年はもう昇格しかないので、それしか考えていません。個人的に、得点を多く取りたいということはあります。今後は、そんな長くはないので引退するまでに、自分の中で充実したサッカー生活だったなと後悔しないで辞められたらと思っています。(インタビュー収録日:2015年10月8日)

 【取材後記】チームから求められていることや自分のすべきこと、そしてこの先のサッカー人生について、とても鋭い眼差しで先を見据えながらお話しされていました。そんな中でも、子供の頃に憧れていた三浦知良選手と会った話をする時は、サッカーが大好きな少年のままのような表情をしていらっしゃいました。

 ご自身がおっしゃっていたように後悔ないサッカー人生のためにも、まずはJ1昇格を果たしてもらいたいと思います。そのために残り6節で4点以上の活躍を期待しています!(Goal.com)

インタビュアー:木村英里
1985年3月9日生まれ。テレビ静岡、WOWOWのアナウンサーを経て、現在フリーアナウンサーとして活動中。学生時代よりサッカー観戦を趣味とする。WOWOWでは、EURO2012や、リーガエスパニョーラの中継や関連番組などに出演していた。

◆『NEWYORKER×鹿島アントラーズ オフィシャルマフラー 』を10/17(土)より発売! ハイクオリティでベーシックなスタイル提案をするトラッドブランド NEWYORKER 。(産経ニュース)


http://www.sankei.com/economy/news/151017/prl1510170011-n1.html

株式会社ニューヨーカー
2015年モデルオフィシャルマフラー

衣料事業の主力ブランド NEWYORKER を中心とした紳士服・婦人服の企画販売を行っている株式会社ニューヨーカー(本社:東京都千代田区/代表取締役:上條浩之)。2008 年よりオフィシャルサプライヤーとして、オリジナルスーツを提供し、J1鹿島アントラーズを応援しております。今季 NEWYORKER は2015 年モデルとし「NEWYORKER × 鹿島アントラーズ オフィシャルモデルマフラー」を発売します。

[画像1: http://prtimes.jp/i/3270/243/resize/d3270-243-761971-3.jpg ]

■ 普段使いにも最適な鹿島アントラーズオフィシャルマフラー

アントラーズのチームカラーであるレッドとネイビーのタータンチェックは落ち着いた印象。表面はタータンチェックで裏面はクラブストライプのリバーシブル仕様、巻き方によって様々な表情が楽しめます。端についたフリンジもレッドとネイビーで彩られています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/3270/243/resize/d3270-243-327770-0.jpg ]

タグにはアントラーズのシンボルであるアントラーを配しています。

[画像3: http://prtimes.jp/i/3270/243/resize/d3270-243-428653-1.jpg ]

アントラーズサポーターの方が観戦時に着用いただくのはもちろん、普段使いでも十分にお使いいただけるスタイリッシュな配色に仕上げています。ギフトとしてもオススメのアイテムです。

価格:¥10,000+税
素材:ウール100%
サイズ:約30×164cm+フリンジ8cm×2(全長180cm)
こちらの商品は数量限定商品となります。

▽ 鹿島アントラーズオフィシャルマフラーの詳細は下記URLのオンラインストアでご覧ください。
http://www.ny-onlinestore.com/item/85963850/?utm_source=newssite&utm_medium=pr

▽ オフィシャルスーツサプライヤーの詳細は下記URLのページをご覧ください。
http://newyorker.co.jp/ny_os/

■ 取扱い店舗

<オフィシャルショップクラブハウス>
住所: 茨城県鹿嶋市粟生東山2887 鹿島アントラーズクラブハウス内
TEL: 0299-84-6863
営業時間: 10:00~18:00(年中無休)※練習スケジュール等により変動する場合があります。

<ニューヨーカー銀座フラッグシップショップ>※10/20より販売開始
住所: 東京都中央区銀座1-5-13 ゼットエックス銀座ビル1F・2F
TEL: 03-6228-7001
営業時間: 11:00~20:00(不定休)

<ニューヨーカーメンズ八重洲店>※10/20より販売開始
住所:東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1号
TEL:03-3548-2007
営業時間: 10:00~20:00

<ニューヨーカー公式通販サイト>
http://www.ny-onlinestore.com/item/85963850/?utm_source=newssite&utm_medium=pr

■ OFFICIAL SUIT SUPPLY
ニューヨーカーは、オフィシャルスーツサプライヤーとして、J1鹿島アントラーズを応援しています。選手のために作られた特別仕様のオリジナルスーツでチームをサポート。全選手、監督、そして選手を支えるチームスタッフに採寸を行い、リクエストなども取り入れて作られたオリジナルスーツは、選手たちも絶賛。さりげなくあしらわれたチームロゴは、メンバーの一体感を生み出します。同じサッカー選手といえども、ポジションの違い、プレースタイルの違いによって筋肉の付き方は人それぞれ。また、シーズン前に集中的に体を鍛えるキャンプ後には、サイズが変わってしまうほど体型が変化します。ニューヨーカーは、これまで培ってきたパターンメイドの確かな技術を背景に、これらの全ての選手にフィットする上質なスーツを提供しています。
http://newyorker.co.jp/ny_os/

■ NEWYORKER ブランドコンセプト
[画像4: http://prtimes.jp/i/3270/243/resize/d3270-243-589039-2.jpg ]

ハイクオリティを背景に、ベーシックでありながらも時代の空気やトレンドのエッセンスをプラスしたスタイル提案を行なっている「NEWYORKER」。牧場経営、織物、衣料品の製造・販売までを自社グループで行う企業、ダイドーリミテッドの歴史とノウハウがもの作りの姿勢に活きています。NEWYORKERは、オリジナルタータン=「ハウスタータン」をブランドシンボルに、より一層の“上質”を追求してまいります。
http://newyorker.co.jp/

■ 株式会社ニューヨーカー について
株式会社ニューヨーカーは1964年、 まだ日本のアパレル市場の黎明期に純国産ブランドとして産声をあげました。 以来「NEWYORKER」を基幹ブランドとして、 “着心地・品質・見栄え”という本質から生まれる高品質な製品を提供し続けてきました。 洋服を通じて「心の豊かさ」「ゆとり」をもたらす大きな力でありたいと考えています。 お客様の一番であるために、 これからも本質を追及し続けてまいります。 2015年3月末現在、 全国主要百貨店を中心に直営店を展開、 店舗数203店舗、 従業員数656名。
http://www.newyorker-corp.jp/

■ 会社概要
社名:株式会社 ニューヨーカー
代表:代表取締役社長 上條 浩之
創業:1964年1月11日
設立:2006年8月21日
資本金:3億円(株式会社ダイドーリミテッド 100%出資)
本社所在地:東京都千代田区外神田三丁目1番16号

◆J1鹿島のクリニック 高度スポーツ医療浸透(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14449987488017

「患者さんが気軽に来れるような場所にしていきたい」と話すアントラーズスポーツクリニックのチーフドクター山藤医師=鹿嶋市神向寺

サッカーJ1の鹿島アントラーズFCが開設した「アントラーズスポーツクリニック」(加川瑞夫院長)が順調に患者数を増加させている。鹿島のチームドクターらが診察に当たり、高度なスポーツ医療を受けられることから、中高生やスポーツ愛好家が受診に訪れているためだ。オープンから2カ月が過ぎ、鹿島医療班の取り組みが地元に浸透してきた格好だ。

■想定より増加

クリニックは鹿島の本拠地、鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムの敷地内にあり、8月3日に開院した。整形外科とリハビリテーション科の2科体制で、8人の医師のうち5人がチームドクターだ。

1日当たりの患者数は8月が64人だったが、9月は101人に増加。事前の想定より患者が増え、杉山城太事務長は「医師を常時2人体制にするなど、1年かけて1日200人まで受け入れられるようにしたい」と話す。

整形外科として珍しく、最先端の磁気共鳴画像装置(MRI)を導入。筋肉や靱帯(じんたい)、軟骨の損傷の詳細な撮影が可能になり、的確な診断に基づく効果的な治療が受けられるため、鹿島の選手たちも利用している。チーフドクターの山藤崇医師(東京医大助教)は「MRIは痛みの原因が特定しやすく、その後の治療やリハビリの筋道が立てやすい」と導入の利点を強調する。

リハビリテーション科には筋力を数値化する機器「バイオデックス」を導入。筋肉の状態を数字で管理しながら、競技復帰までの回復プログラムを組むことができる。

■きめ細かい指導

患者の中心は、体育系の部活動をしている中高生やスポーツを趣味としている30〜40代。同市はサッカーやラグビーが盛んな中学校・高校が多く、放課後になると待合室は中高生で混み合う。

山藤医師は「若い子は成長痛だったりオーバーユース(使いすぎ)の症状が多い。部活を休めば治るものもあるが、休めと言われるのが一番つらい」と指摘。その上で「ここでは週に何回、どれぐらいの運動ならいいよと言ってあげられる」と同クリニックの特徴を説明する。

開院から2カ月が過ぎ、時間帯による患者層が明確になってきた。このため、9月中旬からは午後4時以降をスポーツ選手、ほかの時間帯を一般の患者に割り当てる診療体制を採用した。

■健康拠点に

今後は、リハビリテーション室を利用したランニング教室などのイベントも検討。患者以外でも地域住民が気軽に来院できるクリニックを目指す方針だ。

スタジアム内には鹿島が運営するフィットネスクラブも併設されており、杉山事務長は「スタジアムが地域の人の健康拠点になるようにしていきたい」と意気込む。(藤崎徹)

◆【鹿島】新人FW鈴木優、ロスタイムV弾「頭が真っ白」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151017-OHT1T50269.html

 ◆J1第2ステージ第14節 鹿島3―2柏(17日・カシマスタジアム)

 鹿島が執念を見せた。2―2の試合終了間際、途中出場の新人FW鈴木優が左足で決勝点。「頭が真っ白になった」とガッツポーズを繰り返した。FW金崎がポストに激突しながら頭で2点目を押し込むなど「なんとしても勝ちたい」(DF昌子)という第2S制覇への思いが実を結んだ。

 スタンドに2人の「レジェンド」がいた。94~96年に在籍した元ブラジル代表のレオナルド氏と、ジーコ元監督らの通訳を務めた鈴木國弘氏だ。鈴木氏は13年末に白血病で倒れ、寛解後初観戦。さまざまな面で闘病を支えてきたクラブ、選手は勝たなければいけない理由を背負っていた。

 首位・広島に勝ち点差なしの2位をキープ。レオナルド氏も「前半どうなるかと思ったけど、本当に良かった」と笑み。MF中村は「勝つしかない。勝ち続ける」と逆転Vを信じて力を込めた。

◆鹿島の新星・優磨、ロスタイムV弾!「頭が真っ白」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151018/jle15101805010005-n1.html

鮮やかな決勝弾に大喜びの鈴木。19歳のプリンスが常勝軍団の中でアピールした (撮影・今野顕)

 明治安田J1第2ステージ第14節(17日、鹿島3-2柏、カシマ)鹿島の新星が劇的なV弾だ。2-2の後半ロスタイム、下部組織出身の19歳、FW鈴木優磨が右クロスを流し込んだ。今季2点目で勝利に導き、「頭が真っ白」。芝の上を両膝で滑るパフォーマンスも決めたが、「何も覚えていなくて。(金崎)夢生君にいじられました」と照れ笑いした。

 優勝戦線に残った。Jリーグ創設以来、23年間J1で戦うチームは第2ステージ首位の広島と勝ち点31で並ぶ2位。年間勝ち点1位こそ消滅したが、第2ステージVでのチャンピオンシップ出場を狙う。31日にはナビスコ杯決勝を控え、J最多を更新する通算17冠目にも挑戦する。

 この日は1994年から2年半鹿島で活躍した元ブラジル代表DFレオナルド氏も来場。96年生まれの鈴木は当時の記憶はほとんどないが、「新たな鹿島の1ページを刻みたい」。常勝軍団の魂を若武者が引き継ぐ。

鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
 1996(平成8)年4月26日生まれ、19歳。千葉・銚子市出身。鹿島ジュニアユース、鹿島ユースを経て2015年、トップチーム昇格。同年9月のG大阪戦でJ1デビューし、初得点を決めた。U-22日本代表候補。J1今季4試合2得点。1メートル81、70キロ。登録ポジションはFW。

◆鹿島逆転Vへ生き残った ルーキー鈴木優磨が決勝弾(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1554183.html

鹿島逆転Vへ生き残った ルーキー鈴木優磨が決勝弾

<J1:鹿島3-2柏>◇第14節◇17日◇カシマ

 2位鹿島が19歳のプロ初V弾で生き残った。首位広島と同勝ち点で迎えた柏戦に、逆転勝ち。後半ロスタイム1分、途中出場したユース出身のFW鈴木優磨が決勝点を挙げ、逆転優勝へ望みをつないだ。

 MFカイオが右から放ったシュートが左へ切れそうになる。そこにいた。左足を合わせ、GK菅野の体ごとゴールラインの向こうに押し込んだ。絶叫し、膝から芝に滑り込んだ。「頭が真っ白。覚えてません」。

 先月12日のG大阪戦でデビュー戦ゴールも、1-2で敗れて笑えなかった。この日は一転、ロッカールームで「持ってる」と調子に乗り、突っ込まれながらもMF中村から「あそこに詰めない選手がプロでも山ほどいる中、詰めていた。優磨らしい」と絶賛された。

 中学から鹿島の下部組織で育ち、高校2年の時にトップチームの宮崎合宿に参加。鼻をへし折られた。「それまで俺が日本で一番だと思っていたけど、一番へたくそだった」。以来、クラブの歴代最多得点(89点)を誇る長谷川祥之スカウトを質問攻め。今年9月、手倉森ジャパンに最年少で呼ばれるまで猛練習した。

 3日前に天皇杯でJ2水戸に敗れ、自分を含む先発全員が外された。汚名返上し、観戦したレオナルド氏を喜ばせた一撃。そのOBが活躍し、リーグ制覇した96年生まれは「レオさんたちが作った歴史に新たな1ページを加えたい」と声を弾ませた。ステージ優勝してのチャンピオンシップ進出へ残り3戦。ラッキーボーイが広島と事実上の一騎打ちに導いた。【木下淳】

 ◆鈴木優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれ。小学校1年の時に競技を始め、鹿島のジュニアユースからユース。高校3年時のJユース杯で優勝した。14年に2種登録されて15年にトップ昇格。今季前半はJ3のU-22選抜で経験を積んだ。J1通算4試合2得点。利き足は右。180センチ、68キロ。血液型B。

◆「頭が真っ白になった」鹿島はルーキー鈴木優が劇的決勝点(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?174286-174286-fl

[10.17 J1第2ステージ第14節 鹿島3-2柏 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで柏レイソルに3-2で競り勝ち、2連勝を飾った。後半アディショナルタイムに途中出場のルーキーFW鈴木優磨が決勝点を決める劇的な逆転勝利。第2ステージは10勝1分3敗の勝ち点31に伸ばし、首位・広島と同勝ち点の2位に付けている。

 鹿島は前半3分、カウンターからMF小笠原満男の縦パスをMF中村充孝がワンタッチで前線に流し、FW赤崎秀平がゴール前に抜け出す。最後は前に出てきたGKもかわして右足で無人のゴールに流し込んだ。

 立ち上がり早々に先制を許した柏だが、前半14分、MF秋野央樹の右FKにMFクリスティアーノが頭で合わせると、ボールが目の前のDF鈴木大輔の頭部に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。同39分にはDF輪湖直樹からパスを受けたクリスティアーノが右足でゴール左隅に流し込み、2-1と逆転に成功した。

 しかし、後半に入ると、鹿島が攻勢を強める。後半24分には中村が狭いスペースの中、巧みなテクニックでDFをかわし、左足でシュート。GKが弾いたボールに赤崎が詰め、右足で狙うと、再びGKに阻まれたが、こぼれ球をFW金崎夢生が頭で押し込み、2-2の同点に追いついた。

 勢い付く鹿島は後半25分、MF遠藤康に代えてMFカイオ、同38分に赤崎に代えて鈴木優、同42分には中村に代えてMF豊川雄太を投入し、次々と攻撃のカードを切る。すると、その執念が後半アディショナルタイムに実った。カイオがドリブルでPA内右に切れ込み、右足でクロス性のシュート。ファーサイドに流れてきたところを鈴木優が滑り込みながら左足で押し込み、劇的な決勝点を奪った。

 今季、鹿島ユースからトップチームに昇格した鈴木優は、J1デビュー戦ゴールを決めた9月12日のG大阪戦(1-2)以来、4試合ぶりとなる2ゴール目。試合後のヒーローインタビューで「カイオくんのシュートだったと思うけど、流れてくると思って、うまく合わせることができた。ほとんどカイオくんのゴールです」とコメントし、「頭が真っ白になった」と劇弾の瞬間を振り返った。

 19歳が大仕事をやってのけ、第2ステージは首位・広島と勝ち点で並んだまま、いよいよ残り3試合となった。「リーグ終盤ということで、絶対に全勝して優勝したい」。生え抜きのルーキーは力強く宣言していた。

◆鹿島 19歳の新人・鈴木優がV弾!第2S優勝争い踏みとどまる(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/10/18/kiji/K20151018011338520.html

J1第2S第14節  鹿島3―2柏 (10月17日  カシマ)

<鹿島・柏>後半ロスタイム、決勝ゴールを決め雄叫びをあげる鹿島・鈴木

 両手を広げて膝からピッチに滑り込み、喜びを体全体で表現した。後半38分から途中出場した鈴木優は2―2の後半ロスタイム、右サイドを抜け出したMFカイオのシュート気味のクロスに対し、ゴール左に走り込んで左足で押し込んだ。「(決めた瞬間は)頭が真っ白でした。カイオくんが持った時に(ボールが)流れてくると信じていた」と興奮気味に振り返った。引き分けていれば優勝争いから後退していた鹿島だったが、ルーキーの一発が背を押した。

 14日に行われたJ2水戸との天皇杯3回戦で敗れ、3冠の可能性が消滅した。主力を温存したとはいえ、タイトル獲得を義務づけられているチームにあって、格下相手の早期敗退は屈辱だった。鈴木優はフル出場しながら無得点。「熱い気持ちが欠けていた。その中で120分使ってくれた石井さん(監督)に恩返しをしたかった。結果が出せて良かった」。今度は責任を果たしてみせた。

 泥くさくゴールに迫るタイプ。理想のFWには日本代表の岡崎慎司(29)を挙げる。だが、身近にもお手本はいる。日本代表のハリルホジッチ監督も注目するFW金崎だ。「夢生くん(金崎)は目指す上にいる。少しでも吸収しようと直接(話を)聞いたりもしている」。後半24分に脇腹をポストに当てながら同点弾を決めた先輩を生きた教材に成長を重ねる。

 この日はクラブOBの元ブラジル代表MFレオナルド氏(46)がスタンドから観戦した。「アントラーズをつくってくれた人。今度は自分たちが新たな1ページを刻んでいきたい」。過去16個のタイトルは知らない。9月12日のG大阪戦でデビュー戦ゴールを決めたばかりだが、リオデジャネイロ五輪を目指すU―22日本代表候補の19歳が、新たな黄金期を築くための一翼を担う。

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれの19歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユース。14年に2種登録。今季、トップ昇格。1メートル80、68キロ。利き足は右。通算4試合2得点。

◆2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第14節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51625

J1 2nd 第14節 vs柏レイソル

優磨が決めた、逆転弾!鹿島が劇的勝利、ホームで柏を撃破!

鹿島が、2ndステージ制覇へと突き進む。J1 2nd 第14節、柏レイソルをホームに迎え撃つと、開始早々に赤崎のゴールで先制。前半のうちに逆転を許したが、69分に金崎、そして後半アディショナルタイムに鈴木優磨が劇的な逆転ゴールを決め、3-2で競り勝った。



鹿島は3日前の天皇杯 3回戦で、水戸ホーリーホックを相手にPK戦の末に屈した。「絶対に負けてはいけない試合」で、不甲斐ない120分間を展開してしまった。翌日のミーティングでは、重要なタイトルを1つ失った事実としっかりと向き合い、残り2つの国内タイトル獲得へ向け、改めて意思統一を図った。選手たちは2日間の準備期間で再起を期し、ひたむきにトレーニングに打ち込んだ。

中2日で迎える、2週間ぶりのリーグ戦。ホームでの勝利に向けて、石井監督は「自分たちがしっかりと勝ち切ることができれば、2ndステージ優勝のチャンスがある」と、言い切った。日本代表からチームに合流した柴崎は「結果だけでなく、自分たちも満足できるような良い内容で試合をしたい。自分たちのやるべきサッカーをして、相手に好きなようにやらせず、しっかり勝ち点3を積み重ねたい」と、抱負を述べている。

指揮官は水戸戦から、先発メンバー全員を変更。GKに曽ヶ端、最終ラインは西とファン ソッコ、昌子、山本が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原のコンビで、2列目には中村と遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。

曇り空に覆われたカシマスタジアムでは、サポーターが早くから待機列を成していた。2試合ぶりの勝利へ。ボルテージを高める背番号12は、ウォーミングアップが始まる頃に広がった青空の下、選手たちには大きなチームコールを送った。チーム一丸で戦うという雰囲気が、スタジアムに満ちあふれた。

14時4分、キックオフのホイッスルが鳴った。そして開始早々、鹿島はファーストシュートで先制に成功する。3分、中盤から中村が長いスルーパスを通すと、赤崎が最終ラインの背後を取る。赤崎はスピードに乗ったドリブルでGKをかわし、落ち着いてゴールへと流し込んだ。「ここ最近、試合の入り方はすごく良いと思う」と話していた背番号18が決めた、電光石火の先制点で鹿島がリードを奪った。





1点リードを得た鹿島は、勢いに乗って攻勢をかける。金崎や赤崎が最終ラインの背後を狙い、相手の脅威となっていった。ただ、追加点は奪えず。次第に柏がボールキープ率を高める展開となった。

そして14分、思いがけない形で同点に追いつかれてしまう。左サイド深くからのFKをゴール前へ入れられると、相手が頭で捉えたボールが鈴木大に当たり、そのままゴールネットを揺らしてしまった。鹿島にとっては不運な形で、スコアは1-1となった。

その後、鹿島は柏の攻勢に対して、自陣で対応する時間が続いた。時折、カウンターから好機を窺うものの、なかなかシュートまで持ち込めない。自陣でのボールロストも増え、リズムが少しずつ柏へと傾いていった。







劣勢を強いられる中、次のゴールは柏のものだった。39分、相手のプレスを受け、バックパスが続く展開から自陣でボールロスト。ペナルティーエリア内へパスを通され、最後はクリスティアーノに決められてしまった。鹿島が逆転を許し、1点ビハインドを負った。

前半のラスト5分は、鹿島が反撃に転じた。43分には、中村がドリブルでカットインし、ペナルティーエリア内へ。鋭い切り返しから強烈なシュートを放ったが、惜しくもGKに弾き出されてしまった。前半のうちに同点に追いつくことはできず、1-2でハーフタイムを迎えた。





1点ビハインドで迎えた後半も、鹿島はなかなか攻勢をかけられない。しかし、集中力を保った守備で応戦していった。53分には、この日鋭い突破を連発した中村のドリブルから右前方へパス。遠藤がスルーし、背後の柴崎がクロスを送ってチャンスを演出した。その後、運動量の落ちた柏に対して、鹿島は少しずつボールキープ率を高め、主導権を握っていく。

64分、右サイドからのクロスを金崎がペナルティーエリア内で収め、こぼれ球を拾った中村が右足でカーブをかけて狙ったが、これは枠の右へ。66分には遠藤が右サイドからクロスを上げ、赤崎と柴崎が飛び込んだものの、ゴールには結びつかなかった。しかし、次第にゴールの予感が漂い始めた。





そして69分、中村の切れ味鋭い突破から、待望の同点弾が生まれた。ペナルティーエリア手前から巧みなボールタッチで複数のDFをかわし、強烈なシュート。これはGKに阻まれ、こぼれ球に詰めた赤崎のシュートもGKに弾かれたが、最後は金崎が頭で押し込んだ。ポストに激突しながら決めた執念のゴールで、鹿島が2-2の同点に追いついた。





サポーターのボルテージは最高潮に。力強い応援を受けてさらに攻勢をかけたい鹿島は、同点弾の直後にカイオをピッチへ送り出し、さらに勢いを増していく。73分には、左サイドのゴールライン際で粘った金崎から赤崎へ。反転して放たれたシュートは惜しくも、枠を逸れた。









残り10分を切り、石井監督は83分に鈴木優磨を投入。この交代が、最後に歓喜を生んだ。優磨はサイドに流れてボールを受け、貪欲に突破を狙っていく。若武者が積極的に仕掛ける姿勢が、チームを前へと押し出していった。

88分、カイオのパスから山本がボレーシュートでゴールネットを揺らしたが、これはオフサイド。落胆のため息がスタジアムを包んだが、3分後に歓喜の瞬間が待っていた。後半アディショナルタイム1分、右サイドを縦に突破したカイオがグラウンダーのボールを供給すると、ファーサイドに詰めていた優磨が合わせる。GKが横っ飛びで食らいついたボールは、しかし、ゴールラインを越えた。3-2。劇的な展開で、鹿島が逆転に成功した。



残り2分弱、鹿島はしっかりとリードを守りきった。試合は3-2で終了。打ち合いとなった一戦で、ルーキーの決勝弾で勝ち点3を掴み取った。重要な意味を持つ勝利に、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。



そして次戦は1週間後、24日に行われるJ1 2nd 第15節の湘南ベルマーレ戦だ。5連戦を終え、まとまった準備期間を得て、アウェイゲームに臨む。2ndステージ優勝へ、チーム一丸で連勝街道を突き進む。



【この試合のトピックス】
・今季の柏との対戦は2戦2勝となった。
・赤崎が今季リーグ戦7ゴール目、金崎が8ゴール目を決めた。
・鈴木優磨が決勝点を挙げ、リーグ戦2ゴール目を記録した。
・曽ヶ端と西、ファン ソッコ、昌子、山本、小笠原、中村、遠藤、赤崎、金崎が、2試合ぶりに先発出場した。
・柴崎が、10月3日のJ1 2nd 第13節神戸戦以来の先発出場を果たした。
・豊川が、リーグ戦では7月19日のJ1 2nd 第3節の松本戦以来の出場を果たした。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・ボールを奪ったあと、まずはボールを落ち着かせて攻撃を展開しよう。
・相手の動きに惑わされることなく、しっかり対応しよう。
・後半はしっかり入って、まずは一点とって流れを変えよう。

柏レイソル:吉田 達磨
・慌てずに奪ったボールをしっかり動かし続けること。
・相手のクリアボールの対応に注意しよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半はレイソルのつなぐサッカーに押し込まれる形だった。後半はうまく守備の部分が対応できて、自分たちの流れになった。追いつくことができ、最後、多くのサポーターの声援が後押しになって、勝つことができた。天皇杯の敗戦でタイトルを1つ失ってしまったが、気持ちを切り替えてリーグ戦、ナビスコカップに臨もうと話した。今日は90分間、選手たちがしっかり戦ってくれた。選手とサポーターの皆さんに感謝している。

Q 天皇杯で選手交代に関して勇気がなかったとコメントしたが、今日は積極的に交代枠を使った。監督自身はどう感じるか?
A 負けたことを次につなげなくてはいけない。勇気がなかったのは交代だけではなく、選手選考からすべてに関して。天皇杯は終わってしまったが、切り替えて臨んだ。今日に関しては采配というよりも、スタメンの11人、交代で出場した3人が高いパフォーマンスを見せてくれたおかげ。

Q 決勝ゴールを決めた鈴木優磨選手について、どんな意図で投入したか?
A 優磨は体が強く、足元に収められる。チャンスメイクもできるし、常にゴールを狙っているところもある。彼はチームでやらなくてはいけないことを、しっかりとやってくれている。そこを90分、しっかり続けられるようになってくれればと思う。

Q レオナルド氏が試合前にスタンドへあいさつしていい雰囲気になった。石井監督も現役時代いっしょにプレーしたが、会話など交わした?
A 久しぶりに会ったが、まったく変わらず、かっこいい紳士だと感じた。彼が来てくれたことで、僕も勇気が湧いた。ACミランやインテルで監督をしたときのことも少し話してもらった。確実に刺激になった。偉大な人物なので、彼が来たことがチームに活気を与えてくれた要因だと思う。常にアントラーズのことを見守っていてくれて、うれしく感じる。

Q 2ndステージ優勝がかかった終盤に入っていくが、一番大事なポイントはどこか?
A 残り3試合、勝ち点は同じだが、得失点で差がある。私たちは勝ち続けるしかない。そこを追及して、目の前の1試合、1試合を戦っていくだけ。次節は累積で出られない選手もいるが、入った選手が高いパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。


柏レイソル:吉田 達磨
とても悔しく、後味の悪い敗戦となった。2ndステージ優勝するしかない状況。引き分けでは意味がないと、大きな意気込みで臨んだが、とても早い時間に一発で持って行かれてしまった。しかし、そこからは落ち着いて、安心して見ていられる試合だった。逆転まで行くことができたが、後半メンバーが変わって、ゲームが壊れたというか、オーガナイズがお互いにオープンになるなかで、もう一刺しできなかった我々と、最後に刺した鹿島、その差だった。どちらが勝ってもおかしくない試合。勝ち点3が達成できなかった。サポーターの大きな声援を受けながら、その期待に応えることができず、本当に申し訳なく思う。


選手コメント

[試合後]

【鈴木 優磨】
カイオくんからボールが来ると信じて走っていた。良いシュートではなかったけど、気持ちで決めたゴールだと思う。他のチームのことは意識しすぎず、自分たちがどれだけ結果を残せるかに集中して、一致団結してやっていきたい。全勝を目指してやっていく。

【赤崎 秀平】
ゴールの場面は、パスを受ける前にアツくんが自分を見ていたので、ボールが来ると思って動き出しをした。神戸戦でソガさんが相手のドリブルを止めた場面が頭をよぎったけど、GKをかわせると思ってドリブルをした。

【曽ヶ端 準】
前半は相手が勢いをもってきていたが、後半は運動量が落ちた。こちらの運動量も厳しい中で、うまくボールを動かして対応できたと思う。何よりも、逆転できたことが大きい。これからまた1試合ずつ、結果を求めていく。

昌子選手と中村選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。