ページ

2018年7月22日日曜日

◆攻撃で試合を支配せよ。リスタート・ダッシュをかけるのはどちらか?【J1第17節・鹿島vs柏プレビュー】(GOAL)



昌子源 Gen.Shoji


明治安田生命J1リーグ第17節が22日に開催される。県立カシマサッカースタジアムでは13位・カシマアントラーズと12位・柏レイソルが対戦する。

■鹿島はホーム再開初戦、なんとしても勝ち点3を

ロシア・ワールドカップに伴う約2カ月の中断期間を経て、18日に再開したJ1リーグ戦。鹿島アントラーズは、アウェイでジュビロ磐田と対戦した。

17分磐田に先制されるも、前半のうちに遠藤康のミドルシュートで追いつく。後半に入って69分に安部裕葵が相手GKカミンスキーの頭上を越える見事なループシュートを決めて逆転に成功した。しかし、8分後の77分そして82分磐田に加点され今度は負け越し。どうなることかと思われた88分、土居聖真が決めて3-3のドローに終わった。

この磐田戦の前日17日に、今季J1リーグ戦14試合にフルタイム出場していた植田直通がベルギー1部・セルクル・ブルージュへ完全移籍することが決定した。また、ロシア大会で勇躍したセンターバック昌子源が欠場。最終ラインの2人は犬飼智也と今季J1初先発の町田浩樹が務めていた。なお、今節は、昌子の復帰が見込まれる。

磐田戦ではアディショナルタイムまで果敢に攻め続けた鹿島。失点したとしてもそれ以上に得点を奪えばいい。

11日の天皇杯・町田戦では5-1のゴールラッシュを見せた。磐田戦では、高卒2年目19歳の安部裕葵が1得点1アシストを記録するなど、チーム力も上がっている。その再現を再開後ホーム初戦で見せたい。

■あと一歩の柏。今度こそは決め切りたい

対する柏は中断前の5月13日に下平隆宏監督が解任され、今季よりヘッドコーチを務めていた加藤望監督が就任。走力とサイドからの突破力を生かしたサッカーで、就任1試合目となる第15節・名古屋戦は3-2で勝利を収めて中断期間に入っていた。

再開初戦はホーム・日立台にFC東京を迎えた。果敢にボールを奪うとサイドを使って攻め続け、ゴールポストをたたくなど何度も相手ゴールを脅かしたが、決め切れず。61分に自陣左サイドからの相手クロスがオウンゴールを誘い、0-1で敗戦した。

このオウンゴール時にGK中村航輔が脳しんとうを起こし負傷交代。20日に退院が発表されているものの、今節も大事を取る見込みが高い。

鹿島と柏との通算対戦は44試合で、鹿島が25勝6分13敗と大きく勝ち越している。直近11試合ではそれぞれ5勝ずつとイーブンで昨季対戦も1勝1分け。現在の順位は、鹿島が13位、柏が12位、勝ち点差は『1』のため、試合の勝敗次第で他チーム含めて順位が大きく変わることになる。

鹿島にとってはいよいよ待ちに待ったホームでの再開初戦。そして、柏にとっては加藤新監督のサッカーの手ごたえをつかむために落とせない一戦だ。夏の連戦、ともに総力戦になることは間違いない。




攻撃で試合を支配せよ。リスタート・ダッシュをかけるのはどちらか?【J1第17節・鹿島vs柏プレビュー】