“常勝軍団”鹿島の選手がTOP3を独占
J1リーグの新シーズンが、2月18日に行われた“多摩川クラシコ”を皮切りに開幕。サッカー選手の市場価値を独自に算出しているドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」ではJ1の選手の推定市場価格が更新されており、評価を高めた選手たちが紹介されている。
昨季から今季にかけて最も評価を高めた選手は、鹿島アントラーズで今季から背番号10を背負うMF荒木遼太郎だ。荒木は昨季リーグ戦36試合に出場し、10ゴール7アシストを記録し、ベストヤングプレーヤー賞を受賞。2月19日に行われたガンバ大阪との開幕戦では早速1アシストを記録した。推定市場価格は95万ユーロ(約1億2000万円)で、40万ユーロ(約5200万円)アップとなった。
「Transfermarkt」では今年1月のA代表選出についても触れられており、「欧州クラブからの関心も高まっていると思われ、今年の活躍次第ではさらに市場価値が跳ね上がる可能性も秘めている」と荒木のさらなる成長を見据えたような形でピックアップされている。
荒木に続いたのは、同じく鹿島でプレーするFW上田綺世だ。昨季リーグ戦29試合に出場して14ゴールを決めたストライカーは、今季開幕戦で2ゴールを挙げた。推定市場価格は30万ユーロ(約3900万円)アップで120万ユーロ(約1億5500万円)と評価された。
そして、今季サガン鳥栖から鹿島に新加入となったMF樋口雄太が3位にランクインした。樋口は昨季鳥栖でリーグ戦37試合に出場し、6ゴール6アシストをマーク。G大阪との開幕戦にもフル出場した。推定市場価格は80万ユーロ(約1億円)で上田と同じく、30万ユーロアップ(約3900万円)の評価を受けた。
上田、樋口と同じく30万ユーロ(約3900万円)アップの評価を受けたのは、北海道コンサドーレ札幌でプレーするFW小柏剛(推定市場価格:55万ユーロ/約7100万円)と浦和レッズDF大畑歩夢(推定市場価格:50万ユーロ/約6400万円)となっている。
そのほかには、3連覇を目指す川崎フロンターレMF橘田健人が27万5000ユーロ(約3500万円)アップとなり、札幌MF金子拓郎や開幕戦でアシストをマークした京都サンガF.C.のMF川﨑颯太らが25万ユーロ(3200万円)アップの評価を受けている。
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