下位予想3チームの不安要素は得点力不足
2月18日に行なわれる川崎対FC東京の“多摩川クラシコ”を皮切りに、いよいよJ1リーグの新シーズンが幕を開ける。コロナ禍の影響はまだ残るが、少しずつ“日常”を取り戻しつつあるなか、ワールドカップイヤーとなる2022年シーズンを制するのはいったいどのチームか。現役時代はガンバ大阪の全盛期を支え、日本代表でも長く活躍した右SBの名手・加地亮氏に今季の順位を予想してもらった。
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●加地 亮(元ガンバ大阪ほか)
川崎は過密日程や他クラブの対策、中盤の選手層など懸念点が多い。一方で鹿島はACLがなく、日程的なアドバンテージが大きいため優勝に予想した。CBでは昨季に成長した関川郁万と新加入のキム・ミンテが、中盤では三竿健斗とディエゴ・ピトゥカが安定感を生んでいるし、FWに鈴木優磨も加えて盤石な陣容になった。
ACL出場圏内の残り1枠は名古屋か。これまでも長谷川健太監督の就任1年目は好印象で、シンプルなスタイルがハマりそう。
下位に予想した3チームに共通している不安要素は得点力不足。京都は点を取れる選手が2列目に少なく、柏は瀬川祐輔、クリスティアーノなどの流出が痛手か。磐田は杉本健勇を獲得したが、ボールを供給する両サイドのクオリティ不足がやや気になる。
●順位予想
1 鹿島
2 川崎
3 名古屋
―▲ACL出場圏内―
4 FC東京
5 C大阪
6 横浜
7 浦和
8 神戸
9 G大阪
10 福岡
11 札幌
12 鳥栖
13 清水
14 湘南
15 広島
―▼J1参入プレーオフ圏内―
16 磐田
―▼J2自動降格圏内―
17 柏
18 京都
構成●サッカーダイジェスト編集部
※サッカーダイジェスト 2.24/3.10合併号から転載。一部加筆修正あり。
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