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2014年5月28日水曜日

◆麻也が内田にジェラシー「内田選手の決勝点で試合が決まる日が来るとは…」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139741-139741-fl



[5.27 キリンチャレンジ杯 日本1-0キプロス 埼玉]

 DF吉田麻也(サウサンプトン)が“親友”であり、故障上がりの仲間でもあるDF内田篤人(シャルケ)の劇的な復活ゴールに嫉妬心をのぞかせた。

「内田選手の決勝点で試合が決まる日が来るとは思っていなかったです!」

「ウッチー」とは言わず、あえて「内田選手」という呼び方。しかも、「『これで(代表では)何点取ったの?』と聞いたら『2点』と言っていた。僕も代表では通算2得点。並ばれたのでヤバイです」と複雑な表情をしてみせた。

 とはいえ、本心では自分自身の“復活”に手応えを感じており、表情は明るい。キプロス戦では後半の最初からピッチに立ち、45分間プレー。内田の取ったゴールをしっかり守り抜き、勝利に貢献した。

 3月下旬に左膝靭帯を損傷して以来、2か月ぶりの実戦復帰とあって、自慢のフィードではミスキックを連発したが、「サイドチェンジで3回ミスしたが、あれは、やみくもではなく意図して蹴ったもの。トライすることと、フィーリングを確かめるためにもやってみようと思ってのもので、この時期しかできないということで試してみた」と、ミスにも納得済みだ。

「コンディションは7、8割。試合をしていなかったというのも理由としてあるが、ケガの影響はあまり感じなかった。ここまでのプロセスはほぼ100%」と、胸を張る。

 それに加え、開幕戦まであと18日となった今、ケガ上がりの選手だからこそ、チームを活性化できるという思いもある。「今まで試合に出ていた選手でも最後までレギュラー争いはあると思うし、それは僕にも言えること。ケガをしていた選手も、試合に出ていない選手も、最後まで競争していかないといけない。その中でチームが向上していくのではないかと思う」

 内田、長谷部誠、そして吉田。負傷者トリオがザックジャパンの起爆剤にもなっていく。

(取材・文 矢内由美子)

◆ゴールに込めた内田の思い、3人のスタッフへ捧げる恩返し弾(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139742-139742-fl



[5.27 キリンチャレンジ杯 日本1-0キプロス 埼玉]

 真っ先にベンチへ向かった。前半43分、こぼれ球を押し込んで先制点を決めたDF内田篤人(シャルケ)はベンチ前のアルベルト・ザッケローニ監督とハイタッチをかわすと、チームメイトやコーチングスタッフと抱き合って喜んだ。

「前田さんと池田ドクター、早川さんのために、ちょっと(ゴールを)狙っていた」。試合後のミックスゾーンで前田弘トレーナー、池田浩ドクター、早川直樹コンディショニングコーチの名前を挙げた内田。ザックジャパン初ゴールとなる国際Aマッチ2得点目は、3人への感謝を込めた恩返しのゴールだった。

 2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れし、長期離脱を強いられた。手術を回避し、日本とドイツで懸命のリハビリを続けてきた内田にとって、代表の医療スタッフの支えなくして、この日の復活はあり得なかった。

「ケガをしてから、ほぼ毎日、どれぐらいの練習をすればいいのか、どれぐらい回復しているのか、連絡を取り合っていた。シャルケのクラブハウスにも来てくれて、シャルケのドクターとも会ってくれた。だから僕は安心してリハビリに専念できた」

 あらためて感謝の言葉を述べる内田は「3人だけじゃないけど、3人の存在は大きかった。選手がスポットライトを浴びるのも、あの人たちが時間を削って、選手のためにやってくれているから。ケガをして、そういうことを学んだ」と、裏方で支えてくれるスタッフへの思いを語った。

 ハノーファー戦以来、約3か月半ぶりとなる復帰戦は前半45分間のプレーだった。試合前にハーフタイムで交代するとは伝えられていなかったというが、「90分間はないかな。何となく45分かなと思っていた」。先制点が生まれたのは前半43分。交代する前に、どうしてもゴールが欲しかった。

 FW香川真司のシュートのこぼれ球を押し込んだゴール。PA内まで進入していたのも、点を取るためだった。「あの場面は高く行き過ぎたけど、何回もあそこでこぼれているのを見ていた。(出場時間は)45分かなと思っていたし、時間が少なくなっていたから。1点入れて、ベンチに行かなきゃという気持ちがあった」

 ゴールを狙って取れるものではない。しかも、ポジションは右SB。内田の代表戦でのゴールは08年6月22日のバーレーン戦以来、2165日ぶりだった。それでも、ゴールという形で感謝を伝えたかった。「一番分かりやすいのがゴールだから。実は狙っていた。宣言していた? 宣言したらできないから」。心に秘めていた思い。W杯壮行試合で生まれた“不言実行”の一発が、完全復活への狼煙となった。

(取材・文 西山紘平)

◆けがから復帰戦で得点の内田、トレーナーに感謝「ゴール狙っていた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140527/193602.html


ドリブルを仕掛ける内田篤人 [写真]=兼子愼一郎


「キリンチャレンジカップ2014」が27日に開催され、日本代表とキプロス代表が対戦。太ももの負傷から公式戦約4か月ぶりの復帰戦となった内田篤人が前半終了間際に決めた先制点により、日本代表が1-0で勝利した。

 試合後、2008年6月以来となるA代表2点目を決め、チームを勝利に導いた内田は、以下のようにコメントしている。

――約4カ月ぶりの実戦で久々のゴールだが?

「けがして、間に合うか微妙でしたけど、拾ってもらって。今日、ちょっとゴール実は狙っていて。トレーナーの人も脚を治してくれて、強くしてくれて。ドイツにも、治療のスタッフが来てくれていたので、ゴールした後にベンチへ行きました」

――真っ先にフィジカルコーチと抱き合っていたが。

「選手がピッチの上に立っていますけど、スポーツ選手はけががあって、そういう人たちの助けがあるので。スポットライトを浴びてほしいなといつも思っています」

――サポーターへ向けて一言。

「けがするのはしょうがないので、ビビッていてもしょうがないし。また、けがしたら治せばいいし。思い切ってプレーすることが大事だと思うので、まだ始まっていないですけど、しっかり準備したいです」

◆内田、3か月半ぶり実戦で復活弾!「拾ってもらって」W杯間に合った(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140528-OHT1T50024.html



 ◆キリン・チャレンジカップ2014 ブラジルW杯壮行試合 日本1―0キプロス(27日・埼玉スタジアム2002)

 内田が負傷からの復活を6年ぶりの代表ゴールで飾った。FIFAランク47位の日本は同130位のキプロスと対戦し、右太もも裏痛で2月9日以来の実戦となったDF内田篤人(26)=ドイツ・シャルケ04=が、前半43分に先制点を挙げた。チームは1―0で逃げ切り、これまで3分け1敗だったW杯前の国内最終戦で初勝利。日本代表は試合後に一時解散し、29日に直前合宿地の米フロリダ州タンパへ出発する。

 内田はチームメートに目もくれず、ベンチに向かって走り出した。ザッケローニ監督とタッチを交わすと、前田弘氏と抱き合い、次いで早川直樹氏とも胸を合わせた。2人の代表付きトレーナーへの感謝の気持ちだった。「けがをして、(W杯に)間に合うかどうか微妙だったけど、(監督に)拾ってもらって…。実はゴールを狙っていた」。右太ももを負傷してからの復帰初戦を、08年6月22日のバーレーン戦以来、2165日ぶりの代表2点目で飾った。

 前半43分、ゴール前で混戦になった。香川が浮き球をシュートしたもののヒットせず、ボールはGKに当たり、後方から走り込んだ内田の前にこぼれてきた。右足で丁寧に押し込むように、ゴール中央のネットを揺らした。「僕はDF。ゴールしても守備のことを考えて、すぐに自陣に戻る」。それが内田のポリシーだが、信念を曲げてまでベンチ前に走った。

 「トレーナーがドイツまで足を運んでくれて、治療スタッフが足を強くしてくれた。そういう人たちにスポットライトを浴びてほしかった」。2月9日、ドイツ1部のハノーバー96戦で右太ももを痛めた。診断は右ひざ裏の腱(けん)損傷で全治3か月。ドイツ人医師は「手術を受けろ」「W杯は諦めろ」と繰り返した。腱があと数ミリ下まで断裂していれば、日本代表入りは不可能だった。

 診断結果を覆したのは日本人の医療スタッフだった。「手術は回避」「W杯には間に合う」と診断したのは古巣・J1鹿島のチームドクター、香取庸一医師だった。3か月間しかない、失敗の許されないリハビリは、代表トレーナーの前田、早川両氏、代表の池田浩医師が協力した。内田の住むドイツまで訪れ、経過観察に努めてくれた。多くの人に支えられ、励まされ、戻ってきた日本代表の舞台。交代までの45分間、世話になった人たちに、ピッチを走り回る姿を届け、得点まで贈ることができた。

 10年の南アフリカW杯で予選は主力を務めながら、本大会では直前の戦術変更で1試合も出られなかった。ブラジルではW杯初出場を目指すのはもちろん、「いろんな思いを背負って戦う」と胸に秘めている。「再発してもみんなが治してくれるから、思い切りやるよ」。不動の右サイドバック、内田の恩返しには続きがある。(内田 知宏)

◆内田 支えてくれたトレーナーらに贈る復活感謝弾!(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/28/kiji/K20140528008250040.html

国際親善試合 日本1―0キプロス (5月27日 埼玉ス)



 日本代表DF内田が派手に完全復活を決めた。先発の右サイドバックで約3カ月ぶりに立った実戦のピッチ。0―0の前半43分、ゴール前の混戦から放ったシュートは相手DFに阻まれたものの、こぼれ球に再度反応し右足でネットを揺らした。「何回もあそこにボールがこぼれるのが見えたので。狙っていました」。08年6月22日、W杯南アフリカ大会のアジア3次予選バーレーン戦以来、6年ぶりの代表2得点目。その時と同じ埼玉スタジアムでファンを安心させた。

 ゴールを贈りたい人がいた。甘いマスクをほころばせ、向かった先はベンチの前田トレーナー、池田ドクター、早川コーチ。復帰を支えてくれた面々だった。2月9日のハノーバー戦で右太腿肉離れを発症。ドイツでは3人の医師から「手術が必要」と診断された。緊急帰国して受けた精密検査では腱の損傷も発覚。それでもW杯のために保存療法を選択した。都内の国立スポーツ科学センターでリハビリ。歩けるようになった後、ドイツに戻り理学療法を続けた。再発すればW杯は絶望。慎重を極めるリハビリを支えてくれたのが3人のスタッフだった。

 「ケガをしてほぼ毎日連絡をした。ドイツに来て治療もしてくれた。何らかの形で感謝の気持ちを伝えたかったが、一番分かりやすいのはゴールだと思った」。右膝裏の2本ある腱のうち、1本はなくなったが、今では左脚よりも太い。筋トレの成果で体重は1キロ増、心肺機能や走力は、シーズン前より高い数値をはじき出す。この日は想定通りに前半だけで代わったが、接触プレーを恐れず果敢に動き回った。

 4年前の南アフリカ大会は直前に戦術が守備的に変更されスタメン落ち。チームは16強入りしたが、晴れやかな気持ちにはなれなかった。それでも「4年前は4年前」と高ぶる思いは抑えている。前回大会後に移籍したシャルケでは欧州CLに2度出場。今夏には、プレミアリーグの名門アーセナルが獲得に動くと英国メディアに報じられるまで成長した。4年分の自らの思い。支えてくれた人の思いを背負い、ブラジルに乗り込む。

◆内田が先発で復帰 負傷した2月9日の試合以来の実戦(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052720270014-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本-キプロス、27日、埼玉スタジアム)右太もも肉離れで離脱していたDF内田が復帰した。負傷した2月9日の試合以来の実戦で動きは重かったが、復活への第一歩を記した。

 負傷直後は右膝周辺の腱も切れており、一時はW杯出場を絶望視されたが「追い込んで再発しても仕方がない」との覚悟で仕上げ、間に合わせた。「本番までの3試合を大事にしたい」と話していたように、これをきっかけにどこまで状態を戻せるか。(共同)

◆けがから復帰した内田、ゴール決め治療スタッフに感謝(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052721500015-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本1-0キプロス、27日、埼玉スタジアム)右太もも肉離れのけがから約3か月半ぶりの実戦でゴールを決めたDF内田篤人(26)が試合後、治療スタッフに感謝の言葉を贈った。

 内田は試合直後のインタビューで「けがをして間に合うか微妙でしたけど、(日本代表に)拾ってもらった。今日は実はゴールを狙っていて、足を治してくれた治療スタッフが来ていたので、ゴールした後ベンチのほうに行きました」と告白。さらに「選手がピッチの上に立てるのは、(治療スタッフら)そういう人の助けがあるので、スポットライトを浴びてほしいと思っている」と感謝の気持ちを述べた。

最後に「けがをするのはしょうがないので、けがをしたら治せばいいし、思い切ってプレーする」とW杯への意気込みを語った。

◆ザックジャパン、内田の1点でキプロスとの壮行試合に勝利(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052722270017-n3.html



 国際親善試合キリンチャレンジカップ、日本代表対キプロス代表の一戦が27日行われ、日本が1-0で勝利を収めた。

 ブラジル・ワールドカップ(W杯)本大会に向けた3つのテストの初戦であり、壮行試合として国内ラストマッチとなるこの試合。日本はほぼ基本通りのメンバーで試合をスタートさせた。負傷明けの長谷部、吉田は先発入りを見送る一方で、内田は先発で久々の実戦。1トップには柿谷が入った。

 序盤に良い形で試合に入ることができたのはアウェーのキプロス。3分に長友のクロスを奪って長いカウンターを繰り出したのを皮切りに、守備を固めて速攻という狙い通りの形を実践していた。

 8分に遠藤のミドルでファーストシュートを放った日本だが、意図したような攻撃を組み立てることはできない。コンディションのばらつきや疲労蓄積の影響が感じられ、出し手と受け手の呼吸が合わない場面が目立つ。

 16分に香川のミドルがGKに弾き出されたほか、いつも通りキレのある動きを見せる長友が何度かクロスに持ち込むも、ゴール前は合わせきれず。高さと強さのあるキプロスは決定的な形を許さず、本大会で対戦するギリシャの仮想チームとして手応えある姿を見せていた。



 29分にはようやく連係で崩す場面が見られたものの、柿谷の落としを受けて本田がコースを狙ったシュートは威力を欠いてGKにセーブされる。34分には岡崎が良い位置でFKを獲得したが、本田が放ったシュートはこの日の背番号4の動きの重さを象徴するかのように大きくゴールを外れていった。

 ハーフタイムの修正に注目点が移り始めていた43分、意外な形で日本に先制点が生まれる。左からのクロスが跳ね返されたところから再度中央突破を試み、岡崎が浮かせたボールに香川が反応。キプロスの選手が殺到してこぼれたボールに、上がってきていた内田が反応すると、一旦相手選手の足に当たったボールをもう一度空のゴールに蹴り込んだ。

 内田の代表通算2点目のゴールでリードして折り返した後半、ザッケローニ監督はその内田と今野、遠藤を下げて酒井宏、吉田、長谷部を投入。負傷明けの3人にはそれぞれ45分間を与えることになった。

 追加点を狙って試合を決めたい日本は50分、高い位置で相手のミスパスを奪った香川から、素早く縦へ走った柿谷へスルーパス。柿谷のシュートにはGKが反応し、ゴール前にこぼれたボールはDFにクリアされた。56分には長友が左サイドから中央へ切り込んでミドルシュートを放っていったが、これはわずかにゴール右に外れた。



 58分にはついに待望の大久保が登場。柿谷との交代で1トップに入ると観客席からの大歓声で迎えられた。62分にはさっそく香川との連係から左サイドでボールを受け、得意な形でシュートに持ち込んでさらにファンを沸かせる。

 67分には積極性の目立った香川が鋭いミドルシュートでゴールを脅かす。78分には山口が良い動きでペナルティーエリア内に飛び込んで行き、大久保のクロスを折り返したところで本田がシュートを放ったがGKがキャッチ。後半は攻撃の手を強めた日本が一方的に攻め立てたが、2点目が生まれることはなかった。

 清武、伊野波にも出場機会を与えた終盤、攻め続けた日本は何度か惜しい形をつくりながらもゴールを奪うことはできず、そのまま1-0で試合終了を迎えた。課題も収穫もあった試合で最低限の結果を出し、W杯への準備は残り2試合。今後はアメリカへ渡り、コスタリカ、ザンビアと対戦する。(Goal.com)

◆W杯間に合った弾!内田、負傷から107日ぶりピッチで結果(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140528/jpn14052805050004-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本1-0キプロス、27日、埼玉スタジアム)狙い通りのゴールだった。DF内田が前半43分、MF香川が試みたシュートのこぼれ球に詰め、右足で流し込む。待望の先制点だ。

 「久しぶりの実戦に出られてよかった。ゴールは実は狙っていました」

 2月9日のブンデスリーガ・ハノーバー戦で右足を負傷して以来、107日ぶりの実戦。復帰を支えてくれた早川直樹コンディショニングコーチ(51)や医療スタッフの元に駆け寄り、抱き合った。

 ハノーバー戦の試合終了間際に右太もも裏肉離れと腱損傷を負った。手術も検討されたが、前回大会は左太もも裏の炎症で立てなかったW杯のピッチに立つため、保存療法を選択した。

 25日まで行われた指宿合宿は、20分間の紅白戦に出ただけ。「ブラジルに行ってからけがするより、こっちでダメになった方がいい」と背水の覚悟で臨んだ試合だった。

 支えてくれた人の苦労に報いたかった。代表の池田浩ドクターはドイツを訪れて治療した。所属のシャルケのドクターとも話し合った。早川コーチらも内田に連日連絡をし、復帰をアシストしてくれた。2008年6月22日に同じ埼玉スタジアムで行われた南アフリカW杯3次予選・バーレーン戦以来の代表2ゴール目を決め、感謝を表した。

 守備陣に故障者が相次いだが、内田だけでなくMF長谷部やDF吉田も出場し、健在ぶりを示した。鹿児島合宿で右膝を痛めたDF酒井高も、出番こそなかったもののベンチに座った。

 「4年前は4年前、今日は今日。いろんなアクシデントに対して動じずやりたい」。内田らの復活で、ザック・ジャパンの懸念が解消に向かった。(林健太郎)

◆内田A代表2点目「実は狙ってました」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140527-1308012.html

<国際親善試合:日本1-0キプロス>◇27日◇埼玉

 日本代表DF内田篤人(26=シャルケ)が、3カ月ぶりの実戦復帰でA代表2得点目となる先制ゴールを挙げた。

 前半43分、ペナルティーエリア内でこぼれ球を押し込むと、真っ先にベンチへ駆け出しメディカルコーチと抱き合った。試合後、「実は今日、ゴールを狙っていました」と告白。「けがを治してくれて、強くしてくれた。スポーツ選手はそのおかげでプレーできるので、そういう人にスポットライトを浴びてほしい」と訴え、感謝した。

◆地元・鹿児島で世界への一歩を踏み出した点取屋…大迫勇也は1トップのレギュラーを奪えるか?(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140527/193339.html


日本代表に選出された大迫勇也 [写真]=VI-Images via Getty Images


 21日からスタートした2014年ブラジルワールドカップに向けた日本代表の指宿合宿。鹿児島県出身の遠藤保仁(G大阪)、大迫勇也(1860ミュンヘン)、それから宮崎県生まれで鹿児島実業高出身の伊野波雅彦(磐田)の3人は、地元メディアや関係者からの注目がつねに集まっていたが、大迫は地元でブラジルへの重要な一歩を踏み出せたことを素直に喜んだ。
 
「鹿児島に帰ってこられるのはすごく嬉しいことだし、ここでプロとしてやれるのはいいですね。鹿児島のしゃぶしゃぶも食べましたし、元気が出ました」と日頃シャイな彼も爽やかな笑顔を見せていた。
 
 これまで代表合宿が指宿が行われると、注目されるのは鹿児島実業出身の遠藤だった。鹿実からは城彰二(解説者)、松井大輔(磐田)ら代表選手が何人も出ていて、伊野波も彼らの後輩に当たるが、大迫は鹿児島城西出身。2009年正月の高校サッカー選手権で大会新記録となる通算10ゴールを挙げ、全国に名前をとどろかせたことは記憶に新しい。そういう力を蓄えた故郷から、彼は初の世界舞台での1トップの定位置を狙うつもりだ。
 
 大迫はこれまで世界大会に縁のない男だった。城福浩監督(現甲府)率いるU-17日本代表時代は最終候補まで行っていたが、本大会メンバーからは漏れてしまった。ユース年代の時も牧内辰也(現ファジアーノ岡山ネクスト監督)率いるU-19日本代表候補に選ばれながら、最終的に落選。日本が世界舞台を逃した2008年AFC・U-19選手権(サウジアラビア)も参戦すら叶わなかった。さらに2012年ロンドン五輪も、予選では関塚隆監督(現解説者)からFWの柱と位置づけられていたのだが、本大会はまさかのメンバー外。選出確実と言われていただけに、本人もショックは大きかったに違いない。
 
 それだけに、今回のブラジル大会には並々ならぬ思い入れがあるはずだ。昨夏の東アジアカップ(韓国)でチャンスをつかみ、その後もザックジャパンに呼ばれるようになったが、しばらくは柿谷曜一朗(C大阪)の後塵を拝していた。その地位が大きく変化したのが昨年11月のオランダ戦(ゲンク)で奪った前半終了間際のゴールだった。あの一撃がチームに大きな活力を与え、2-2のドローに持ち込む原動力となる。次のベルギー戦(ブリュッセル)では柿谷も得点したが、数少ないチャンスをモノにしたという意味で、大迫の方が勝負強い印象を残した。
 
 その勢いを力に変えるため、彼は今年1月に1860ミュンヘンへ移籍。ドイツ2部で屈強な男たちと対峙することで、ポストプレーやゴール前の動きに磨きをかけてきた。

「ドイツの激しい中でやることで、球際の部分や競り合いだったりで、自分のプレーを出せるようになってきたかなと。そこはプラスになってると思います」と本人も手ごたえをつかんだようだ。

 その実績と経験が日本代表でのプレーにも表れている。指宿合宿ではベテランの遠藤や大久保嘉人(川崎)らと同じ組でプレーすることも多いが、周りとスムーズに意思疎通を図れるようになってきた。

「少しずつはチームに慣れてきてるとは思うし、その中で自分のプレーを出すのが今は大事。まだまだまだまだよくなると思うんで。今はまだフィジカル中心の練習が多いけど、チームコンセプトを頭に入れつつ、整理している感じです。嘉人さんも一緒にやるのは全く初めてだけど、知らないとか言ってる場合じゃない。コミュニケーションはしっかり取らないといけない。僕がプロになる前から五輪とか代表で活躍してる選手ってイメージはありますけど、本番までにどういう関係が作れるかすごく楽しみ。2列目から飛び出すのが得意だし、抜け出しもうまいし速いんで、そういうところを流れの中でうまく出せるように自分も動ければいいと思いますね」と大迫は大久保とのタテ関係に具体的なイメージを描きつつある。
 
 トップ下に本田圭佑(ミラン)が入るのと、大久保が入るのでは、動き方は全く違う。1トップの大迫がしっかり体を張ってタメを作り、彼らにプレーする時間を与えることが、それぞれの長所を引き出すカギになる。そういう使い分けができれば、ブラジル本番で1トップのファーストチョイスになれる可能性はより高まる。
 
 加えてゴールという結果を残すことが肝要だ。その重要性はドイツへ赴いて、より強く感じているはずだ。

「1トップはゴールに一番近いし、単純に考えて一番ゴールに向かえるポジションだと思う。代表の1トップはちょっと特殊ですけど、今まで個人でやってきたことを出せたらいい」と彼自身も初めての世界舞台での1点を虎視眈々と狙っていくという。

 年代別代表時代の3度の挫折をバネに、這い上がってきた男の一挙手一投足が大いに気になる。

◆【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】プレビュー:シュート数の多さをゴールに結びつけられない鹿島。リーグ戦で苦杯を舐めた神戸から勝利をあげ、決勝トーナメント進出に望みを繋げるか?(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173245.html

5月28日(水)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸(19:00KICK OFF/カシマ)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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最近5試合の公式戦で1勝4敗と負けが込んでいる鹿島だが、シュート数で相手を下回った試合はひとつもない。14本、13本、15本、26本、19本と5試合で合計87本ものシュートを打ちまくっている。しかし、ゴールに決まったのはそのうちたったの4本。20本以上打ってようやく1点が決まるという効率の悪さでは、勝利を手にすることは難しいだろう。このところの苦しい戦績がそのことを如実に物語っている。

しかし、選手たちはいまの状況を悲嘆するのではなく、必ず状況は好転すると信じていた。
「チャンスを作れているのはチームとして出来がいいこと。チャンする作れなくて負けたら重いし、これからどうする、という感じになるけどそうじゃない。落ち込む必要はない」
攻撃を牽引する選手の一人である遠藤康は、得点が入らないことを「気にして違うサッカーをする必要はない」と断言した。

確かに、トニーニョセレーゾ監督体制も2年目を迎え、様々な攻撃のパターンを身につけつつある。シーズンの序盤はセットプレーで手堅く勝利を得ることが多かったが、最近は同じような得点場面はなく、得点する選手も偏っていない。チーム全員でチャンスを作り出せている。
「チャンスが増えてるのは互いを見れたり見る回数だったり、意識する回数が全員にあるからだと思う。自分一人でどうにかしてしまうというよりはみんなでサポートしながらできていることがチャンスの多さに繋がっている」
トップ下でそのチャンスの多くに関わる土居聖真は、ゴール前の場面が増えている理由をそう述べた。

しかし同時に、得点に結びついていないことへの危機感も強い。
「逆に言うとそれだけチャンスがあって決めきれないのは自分一人でも決めようと思う意識が足りないのかも。個人的には、半分半分くらい持てるといい」
そう言って、まわりを見ることと自分で行こうとする意識をバランス良く持つことの重要性に触れた。

今節対戦する神戸とはリーグ第8節で対戦、後半半ばまで2-1とリードを奪うも青木剛の退場をきっかけに一気に逆転を許し、勝利を逃す苦い経験をした。森岡亮太を中心とする攻撃陣の質は高く、守備で隙を見せれば同じように苦しい試合となることが予想される。互いに2勝2敗の勝点6。残り2試合で2連勝すれば勝点12まで伸ばすことができる。ただ、上位との対決をすでに終えている神戸、G大阪と清水が勝点15まで伸ばす可能性があるため、はたとえ2連勝しても届かない。しかし、鹿島は最終節に清水との対戦を残しているため、得失点差の勝負にはなるが、2連勝すれば決勝トーナメント進出に可能性を残すことができる。

「最善を尽くすしかない。前半戦は残り2試合なんでやることはやって、良い形で追われればと思うし、終わらないといけないと思う」
土居は、持っている力の全てを残り2試合で発揮することを誓っていた。

以上

2014.05.27 Reported by 田中滋