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2017年1月12日木曜日
◆日本はACL出場枠を維持できるか。ポイント算出方法が変更。高まる「爆買い」中国の脅威(フットボールチャンネル)
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に臨む、アジア各国の出場枠を決める際の基準となるポイント算出方法が、大きく変更されたことが明らかになった。代表チームの成績が占める割合が現状の30パーセントから最終的にはゼロとなる一方で、ACLにおける成績が一気に重要視される。2月に幕を開ける2017シーズンのACLで、Jクラブ勢が果たすべきミッションがますます大きくなってくる。(取材・文・藤江直人)
ACL出場枠決定にあたってはクラブの成績が重視されることに
シーズン終盤に無類の強さを発揮した鹿島アントラーズが川崎フロンターレを振り切り、J1年間王者に続く二冠を獲得した元日の天皇杯決勝をもって、Jリーグは全チームがオフに入っている。
もっとも、次なる戦いの足音はすぐそこまで迫ってきている。2シーズンぶりに1ステージ制へ回帰するJ1の開幕が2月25日。それに先駆けるスケジュールで、今シーズンもACLがスタートする。
日本からはアントラーズ、浦和レッズ、フロンターレのJ1年間順位の上位3チームがグループリーグから、同4位のガンバ大阪がプレーオフステージからそれぞれ出場することが決まっている。
特にガンバはバンコク・ユナイテッド(タイ)とジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)の勝者と、2月7日にホームで対戦する。全体の始動は21日で、早急なチーム作りが必要になってくる。
加えて、2017シーズンのACLでのJクラブの成績は、今後のACLにおける出場枠を日本が現状のままでキープしていくうえで、極めて重要なポイントを占めることも明らかになった。
AFC(アジアサッカー連盟)は12月1日に開催した理事会で、2017、2018シーズンにおけるACLの各国出場枠を決定。日本はこれまで通り「3+1」となり、前述の出場チームが出そろった。
ここでいう「3」とはグループステージ参加枠、「1」とはプレーオフステージ参加枠をそれぞれ意味する。日本は韓国、UAE(アラブ首長国連邦)、サウジアラビア、イランと並んで最多となる「3」を確保した。
出場枠は各国代表チームとACLに出場したクラブの成績をポイント化して、合算したものの多寡で決まる。今回の決定は2013シーズンから2016シーズンまで、合計4年間の成績が対象となった。
詳しい算出方法は省くが、合算ポイントには代表チームの成績が30パーセント、ACL出場クラブの成績が70パーセント反映される仕組みになっている。この割合が大きく変わることもAFC理事会で決まった。
2019、2020シーズンにおけるACL出場枠は、代表チームが10パーセントに対してACLの成績が90パーセントに変更。続く2021、2022シーズンにおいては後者が100パーセント反映される方式になった。
中国とオーストラリアに肉薄されたポイント
しかも、2019、2020シーズンの出場枠決定には、2015シーズンから2018シーズンまでの4年間の成績が対象となる。すでに半分を終えている点に、Jリーグの村井満チェアマンは危機感を募らせている。
「2015シーズンは中国の広州恒大が、2016シーズンは韓国の全北現代がそれぞれACLのタイトルを取っています。日本は特に2016シーズン、ベスト8にひとつのチームも勝ち進めませんでした。
これらの成績が90パーセントも占めるわけですから、2017シーズンと2018シーズンのACLで、Jクラブがどれだけ上位につけられるか。特に2017シーズンは、絶対に譲れない戦いになると思っています」
東アジアにおける最新のポイントを比較すると、日本は2位ながらトップの韓国には20ポイント以上も引き離されている。しかも、中国とオーストラリアには約3ポイント差にまで肉迫されている。
ACLにおけるJクラブの不振をカバーしているのは、言うまでもなく代表チームの成績となる。そこには全日程の半分を終えた、ワールドカップ・アジア最終予選の成績ももちろん反映されている。
9月1日の初戦でUAE代表にまさかの苦杯をなめた日本代表だが、その後に何とか息を吹き返し、2016シーズンの最終戦ではサウジアラビア代表に勝利。グループBの2位で折り返している。
翻って中国代表は5戦未勝利でグループAの最下位にあえいだままで、名将マルチェロ・リッピを急きょ招聘した。オーストラリア代表も、日本戦を含めた最後の2試合を引き分けで終えている。
代表チームのこうした戦いから算出されたポイントが占める割合が、大きく引き下げられる。対照的に重視される過去2シーズンのACLの結果を踏まえれば、特に中国との差はないに等しいと見ていい。
2016シーズンのACL準決勝、つまり東アジアブロックの代表を決める顔合わせは全北現代とFCソウルの韓国対決となり、準々決勝で韓国勢と対峙したのは上海上港と山東魯能の中国勢だった。
2015シーズンのACLではガンバが準決勝、柏レイソルが準々決勝にそれぞれ進出しているとはいえ、圧倒的な戦力を整えた中国の広州恒大が2度目の優勝。日本勢を大きく上回る結果を残している。
脅威となる中国勢の「爆買い」
果たして、巻き返さなければいけない2017シーズンのグループリーグの組み合わせを見ると、Jクラブはいずれも韓国、中国、そしてオーストラリア勢といきなりエンジン全開で戦わなければいけない。
二冠王者のアントラーズはグループFに入った。初戦は2月21日で、ホームにプレーオフステージ1の勝者を迎える。おそらくは韓国の済州ユナイテッドが勝ち上がってくると見ていいだろう。
グループFの最大のライバルは、プレーオフステージ4を勝ち上がってくるであろう中国の上海緑地申花。32歳の元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスを、世界最高年俸となる2年総額94億円で「爆買い」するなど、新シーズンへ向けた補強へ躍起になっている。
2007シーズン以来となるACL制覇を目指すグループFのレッズは、昨シーズンの決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に苦杯をなめた、因縁のFCソウルと再び同グループとなった。
アントラーズとの富士ゼロックススーパーカップを戦い終えた2月18日の夜に、そのままオーストラリアへ移動。中2日でウェスタン・シドニー・ワンダラーズとの初戦に臨む強行スケジュールも待つ。
加えて、ブラジル代表MFオスカルをチェルシーから「爆買い」して意気揚がる中国の上海上港も、プレーオフステージ3を突破。「日・韓・豪」の争いに加わってくるはずだ。
グループGのフロンターレの前には広州恒大、韓国の水原三星の強豪が立ちはだかる。体制が変わり、エースストライカーの大久保嘉人も抜けたなかで、2月22日の初戦でホームにいきなり水原三星を迎える。
ガンバはプレーオフステージ2を勝ち抜けば、グループHで王者・全北現代、中国の江蘇蘇寧と同組となり、2月22日の初戦はアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)の敵地に乗り込む。
過去2シーズンを振り返れば、日本からはともに4クラブが出場したものの、半分はグループステージで姿を消している。シーズン序盤とあってエンジンがかからない点に、村井チェアマンも奮起を促す。
「日本勢はどうしても相手に合わせて適応していくというか、チームを熟成させるのに時間がかかる。最終的にはいい状態となるんだけれども、出鼻をくじかれるような状況が続いてきたので、リーグとしては初戦からフルスロットルを入れられるかどうかという点に関与していきたい。クラブの高いテンションと私たちリーグが車の両輪をなして、スタートダッシュをかけられる雰囲気に資していきたいと考えています」
鹿島の奮闘がJクラブ勢に与えた好影響
これまでにも、たとえば平日にACLが開催されるときには、当該チームに限って週末のJ1の開催を土曜日からその前後にずらすなど、スケジュール面で配慮を重ねてきた。
リーグとしてスカウティング担当をACLへ派遣し、次の対戦相手に関する映像データなどを収集・提供してきた。資金的な援助も行ってきたが、2008シーズンのガンバを最後に優勝から遠ざかっている。
今シーズンもACLとYBCルヴァンカップのグループリーグの日程を重複させて、日本を代表してACLを戦う4クラブが週末のJ1に臨むうえで、コンディション面で不利益を被らないような施策も講じた。
ある意味でリーグとして打てる支援策は出し尽くされた感もあるが、2017シーズンにおいては「いままでとはレイアウトが少し変わってきている」と村井チェアマンは続ける。
「特効薬があるわけではありませんが、ひとつ幸いなのは、FIFAクラブワールドカップの決勝でレアル・マドリーに負けた鹿島が心の底から悔しい思いを抱いていること。次回こそはACLで優勝して、自力でクラブワールドカップへの出場権を獲得したいと選手全員が強く思ってくれている。
年間勝ち点で鹿島よりも上位にいた浦和と川崎の選手たちも、おそらくは『自分たちがあの場にいるべきだった』という思いを重ねながら、クラブワールドカップを見ていたはずです。今回のクラブワールドカップにおける鹿島の頑張りで、リーグ全体がかなり強くモチベートされていると認識しています」
クラブワールドカップは2017シーズンから2年間、UAEで開催される。世界と真っ向勝負に挑める舞台に立つには、ACLの頂点に立ったうえでAFC代表として出場権を勝ち取る以外に道はない。
実際、先のクラブワールドカップを戦い終えた直後から、アントラーズの選手たちは異口同音に「来年のACLを制して、もう一度クラブワールドカップで戦いたい」という目標を掲げていた。
人気の面でも期待されるクラブW杯効果
2016シーズンのJリーグアウォーズで、史上最年長となる36歳でMVPを獲得したフロンターレのMF中村憲剛も、式典終了後の質疑応答でクラブワールドカップに対して偽らざる本音を打ち明けている。
「正直なところ、悔しさとうらやましさが半々の心境で試合を見ていた。日本を代表してレアル・マドリーを相手にあそこまで戦ってくれたことは本当に誇らしかったけど、決勝で負けた悔しさは実際に戦った鹿島の選手にしか味わえない。あの舞台に自分たちが立てなかったことは、すごく悔しかった。
ただ、鹿島がJリーグの力というものを見せてくれたと思うし、来シーズン以降は世界の目がさらにJリーグへ向けられてくるとも思う。自分たちも来シーズンこそは鹿島に負けないようにしたいし、ともにしのぎを削り合って、Jリーグそのもののレベルをあげていきたいと思っている」
その後に準々決勝、準決勝と勝ち上がり、元日に再び邂逅を果たした天皇杯決勝でもアントラーズに返り討ちにあった。それだけに、王者を軸にしたレベルアップの構図は、さらに熱さを増していくはずだ。
決勝戦を除いて、ACLは原則として火曜日もしくは水曜日に開催される。平日の場合はナイターとなり、集客面でも苦戦を強いられるが、村井チェアマンはここでも「クラブワールドカップ効果」を期待する。
「あのレアル・マドリーと戦った大会につながっている、ということがファンやサポーターの方々にも伝われば、グループステージでももう少し人気を集められるかもしれません。クラブワールドカップにもたらされた灯を消さないためにも、非常にいろいろな意味でACLが重要となる1年になると思っています」
「東アジアのベスト4を日本勢で独占したい」(村井チェアマン)
仮定の話をするのは心苦しいが、2017、2018シーズンのACLで日本勢がふるわず、代表の結果が反映される割合が激減する4シーズンのトータルで中国とオーストラリアの後塵を拝したらどうなるのか。
現行の規定のままならば、東アジアで3位に転落した場合はグループステージ参加枠が「2」、プレーオフステージ参加枠も「2」の「2+2」に、4位の場合はグループステージ参加枠こそ「2」で変わらないものの、プレーオフステージではなくその前段階となる予選2回戦に1チームしか出場できない。
ACLに臨める日本のチーム数そのものが減少するわけで、しかも予選2回戦は1月下旬に試合が行われるケースが多い。その場合は天皇杯決勝をなかなか元日から動かせないスケジュール問題と相まって、オフの期間の在り方も再び問われてくるはずだ。
しかも、代表の成績がまったく反映されなくなる2021、2022シーズンのACL出場枠は、2017シーズンからの4年間が対象になる。二重の意味で重要となるだけに、村井チェアマンはこんな希望を描いている。
「目指すのはもちろんACLのチャンピオンですけれども、その前提として東アジア側の決勝、つまり大会の準決勝を日本勢同士で戦う、あるいは東アジアのベスト4を日本勢で独占したいというのはあります」
日本サッカー界の未来がかかる大きなミッションをも託された4クラブは、つかの間のオフで疲れた体を癒し、新シーズンへ向けて新たな鋭気を養ったうえで、今月中旬以降から続々と始動する。
(取材・文:藤江直人)
【了】
https://www.footballchannel.jp/2017/01/11/post193494/
◆鹿島の善戦に「ちくしょうですよ」とぼやいた男(日経ビジネス)
「空気が変わる」という表現があるが、それを肌で感じることは稀だ。昨年12月18日に横浜で行われたFIFAクラブワールドカップ(CWC)2016の決勝戦。試合が進むにつれ、スタジアムの空気はまさに大きく変わっていった。
世界トップクラスの強豪、スペインのレアル・マドリードと、鹿島アントラーズの一戦。大方の予想に反し、鹿島がレアル相手に一歩も引かない熱戦を演じた。
スタジアムで観戦するという僥倖を得た記者はビール片手に席に着いた。今シーズンの世界最高選手賞(バロンドール)を受賞したクリスティアーノ・ロナウド、天才と呼ばれるモドリッチ、スピードと爆発力のあるベンゼマ…。記者を含め、多くの観客の目当ては世界屈指のタレント集団の華麗な技を生で見ることだった。ファーストタッチでボールを足元にきれいに収める技術に感嘆の声が漏れ、スタジアムはあたかもショーを見るような和やかな雰囲気に包まれていた。前半9分にベンゼマがゴールを決め、予想通りのワンサイドゲームになるかと思われたのも大きかった。
だが実際は違った。鹿島の選手たちは前線から激しいプレスをかけ、執拗にボールを奪いに囲む。まさにインテンシティの高い試合内容で、前半終盤には、それが柴崎岳の同点ゴールとして実を結ぶことになる。
鹿島の奮闘を目の当たりにして、スタジアムの空気は徐々に変わっていった。観客は皆、中腰で拳を握りしめ、鹿島のプレーに一喜一憂する。ショーを見るような和やかな雰囲気は薄れ、鹿島サポーターの応援歌に合わせてスタジアムの至る所から自然発生的に手拍子が起こる。記者も気づいたらビールを床に置き、声の限りに鹿島の選手にエールを送り続けていた。
過去にも似たような場面に遭遇したことがある。思い出したのが、10年前に取材した長崎市長選だった。選挙期間中に前市長が暴力団員の凶弾に倒れ、代わりに娘婿が出馬。対抗馬として市職員も名乗りを上げた。当初は弔い合戦の様相で、娘婿が圧倒的に優位だと見られていたが、わずか3日間の選挙戦で空気がガラッと変わった。市職員は一日に十数か所もスポット演説を展開。最初は数人だった聴衆の数が日を追うごとに増え、最後の演説では熱気が地鳴りのように響いていたのが印象的だった。
結果として、約1000票という僅差で敗れた娘婿陣営。「皆さんにとって父はこれだけの存在だったのですか」。落選後にマイクを持った前市長の娘の一言に、すべての敗因が凝縮されていた。まだSNSがなかった時代の話である。
浦和サポーターも魅了
選挙とサッカー。ジャンルはまったく異なるが、CWCの決勝もまさに同じような空気だった。レアルのどこか緩慢なプレーに「強者のおごり」を感じ取った観客が、鹿島の必死に食らいつく姿勢に心を打たれ、次第に応援に熱がこもるようになる。もちろん鹿島がJリーグのチームだという点も大きいが、「俺たちが応援しなきゃ」という気持ちが自然と湧き出てきたのだ。
隣に座る浦和レッズサポーターの同僚記者も例外ではなかった。試合前には「俺は鹿島がCWCに出ていることに納得していない」「鹿島がケチョンケチョンにやられるのを見に来たんだ」と一人で憤り、冷笑的に語っていたが、試合が進むにつれ誰よりも熱心に鹿島を応援していた。
延長戦で力尽き、試合には負けたものの、鹿島の果敢な戦いぶりには世界中から賞賛の声が寄せられた。と同時に、所属するJリーグにも注目が集まった。いわく「あのレアルを追い詰めた鹿島が3位で終わったリーグとは一体何なんだ」と。
誕生から23年。これまでJリーグが世界から注目を集めることはほとんどなかったが、CWC決勝をきっかけに大きく飛躍するチャンスを得ることになった。そんな日本サッカーにとって歴史的な試合を、テレビ越しに複雑な思いで見つめる男がいた。
「正直に言ってちくしょう、あちゃーという思いですよ」
男の名は小牧次郎氏。有料多チャンネル衛星放送「スカパー!」を運営するスカパーJSATの専務取締役だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/011000384/?P=1
◆岩政大樹、関東1部の東京ユナイテッドに正式加入「東京のど真ん中にJクラブを」(サッカーキング)
関東1部リーグの東京ユナイテッドFCは11日、昨季限りでファジアーノ岡山を退団したDF岩政大樹が加入したことを発表した。
2004年に東京学芸大から鹿島アントラーズへ加入した岩政は、2007年から3年連続でJリーグ・ベストイレブンに選出されるなど、鹿島の3連覇に貢献した。その後、タイ・プレミアリーグのテロ・サーサナに移籍すると、2015年にファジアーノ岡山へ入団。昨季はJ2で40試合に出場し、6得点を記録。しかしながら、昨年12月に退団が決定していた。
同クラブは、同選手の加入に際し、「鹿島がジーコに託したように、我々東京ユナイテッドFCは岩政大樹に未来を託しました」と期待を寄せた。
また、加入に際し岩政は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「このクラブに辿り着くことは必然であったような気がしています。期待されていることは、壮大な夢を追い駆けるクラブの未来を創る仕事だと理解しておりますが、それは、私のこれまでの選手生活でやり続けてきた事より もっと深いところでのクラブとの関わりになります。自分らしくいられる挑戦になるものと確信しています。責任をもってこの挑戦に臨み、皆様の期待を超えたいと思います。“東京のど真ん中にJクラブを”新たな私の夢を、今度こそ実現しようと誓っています」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170111/540207.html?cx_cat=page1
◆元日本代表DF岩政が関東1部クラブへ完全移籍「私の新たな挑戦」(スポニチ)
J2岡山は11日、昨季限りで退団した元日本代表DF岩政大樹(34)が関東リーグ1部の東京ユナイテッドFCへ完全移籍すると発表した。
山口県出身の岩政は岩国高、東京学芸大を経て2004年にJ1鹿島入り。テロ・サーサナ(タイ)での1年間のプレーを経て15年に岡山入りしたが、J1昇格プレーオフ決勝に敗れてクラブ初のJ1昇格を逃した後に現役引退の可能性もほのめかし、昨季限りで岡山退団を発表していた。リーグ戦の通算成績はJ1が290試合35得点、J2が82試合10得点。昨季はJ2リーグ戦40試合に出場して6得点だった。
岩政は岡山を通じ、「私の新しい挑戦が決まりました。私の好きな言葉、『NO PAIN NO GAIN』は色々な解釈ができます。私はこの言葉から『その出来事が起こったからこそできることを選んで生きていこう』と考えてきました。そうすれば、どんな痛み(pain)も何かを私に与えてくれる(gain)ことになるからです。失意の敗戦から1カ月以上の時が流れました。あの時の痛みはまだはっきりと感触を残しています。期待してくださった皆さんへの申し訳ない気持ちも消えることはありません。だからこそ、私はもう一度、挑戦を選びました。そして、ファジアーノ岡山で行ったことより、もっと根本からの作業を選びました。ありがとうございました。ファジアーノ岡山でできたことと、できなかったこと。皆さんとの熱い思い出をもって、新しい挑戦に立ち向かいます」とコメントしている。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/01/11/kiji/20170111s00002000192000c.html
◆シャルケ・内田、練習試合で決勝アシスト「俺的にはもうちょっとできるはず」(報知)
ドイツ1部のシャルケ04は10日、キャンプを行うスペインのベニドルムでベルギー1部オーステンデと練習試合を行い、2―1で勝利した。DF内田篤人(28)が後半開始から3―4―3の右MFで途中出場し、後半1分に決勝点をアシスト。コラシナツの左クロスにヘディングで落とし、コノプリャンカのゴールをおぜん立てした。同45分には自陣から相手のペナルティーエリア付近まで独走ドリブルで持ち上がり、チャンスを演出したほか、サイドチェンジのロングボールを披露するなど復活への道を進んでいることを示した。
15年6月に右膝手術を受け、昨年12月の欧州リーグ・ザルツブルク戦で1年9か月ぶりに実戦復帰した。対外試合の出場は、7分間ピッチに立った同戦に続き、2試合目。「本当は15分くらいの出場だと思っていた。ここまでも11対11をフルで45分なんてやってないから。そんな長く出ると思わなかった」。今合宿ですべてのメニューをこなすことを目標に掲げてきた内田にとって、予想外のタイミングでの出場だったが、きっちり結果を残した。
キャンプの疲れや、完全復活の過程であることから「とりあえずアシストはしてたけど、俺的にはもうちょっと出来るはず。いつもなら」という思いも明かした。試合中に体が反応できないシーンや、復帰前よりも疲れやすく、それが抜けにくくなったことに「なんか、ちげえ(違う)んだよね」と漏らした内田。ただ、復帰が見えない時期を過ごしたことを考えれば「練習できて試合できれば、俺は幸せだけどね」と充実感を口にした。
http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170111-OHT1T50092.html
◆シャルケ内田篤人が逆転弾アシスト! 2017年初実戦で45分間出場(ゲキサカ)
シャルケのDF内田篤人が、2017年初の実戦で決勝点をアシストした。
スペインで合宿中のシャルケは10日、強化試合でベルギー1部のオーステンデと対戦。1-1で迎えた後半から内田やMFイェウヘン・コノプリャンカらがピッチに入ると、その直後に左サイドからDFセアト・コラジナクが上げたクロスをファーサイドの内田がヘッドで中央に折り返し、コノプリャンカが右足ボレーで合わせ、これが決勝点。2-1でシャルケが逆転勝利をおさめた。
内田は、昨年12月8日に行われたヨーロッパリーグのザルツブルク(オーストリア)戦で1年9か月ぶりに公式戦復帰。同試合では7分間の出場だったが、今回は45分間プレーした。クラブの公式ツイッターで試合後、「これからもこのユニフォームで長い間プレーできることを願っています」とドイツ語でインタビューに応じた。
シャルケはこの後ドイツに戻り、14日にケムニッツ(3部)と練習試合を行い、21日にブンデスリーガ第17節インゴルシュタット戦を迎える。順調に調整を進める内田。2015年3月8日のホッフェンハイム戦以来のブンデスリーガ出場に向けて試合感覚を取り戻していく。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?207635-207635-fl
◆ニューイヤーカップ2017 が22日に開幕 鹿島や磐田、札幌など11チームが参加(サッカーキング)
Jリーグは11日、2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの大会概要を発表した。この大会は去年とおととしに開催されたJリーグ・スカパー!ニューイヤーカップの形式を受け継ぎ、ライブストリーミングサービス「DAZN」によって全試合生中継される。
今大会はJ1、J2、J3合わせて11チームが参加し、3県4会場で1月22日から2月11日にかけて開催される。試合は3グループに分かれた総当たり戦で行われ、各ラウンドの優勝クラブには賞金300万円が、2位以下のクラブにもそれぞれ賞金が与えられる。
参加チームは以下のとおり。
<沖縄ラウンド>
北海道コンサドーレ札幌/ジェフユナイテッド千葉/FC琉球
<宮崎ラウンド>
鹿島アントラーズ/横浜FC/アビスパ福岡/V・ファーレン長崎
<鹿児島ラウンド>
ジュビロ磐田/ギラヴァンツ北九州/ロアッソ熊本/鹿児島ユナイテッドFC
日程は以下のとおり。
■沖縄ラウンド
▼1月22日
千葉 vs 琉球
▼1月25日
札幌 vs 千葉
▼1月28日
琉球 vs 札幌
■宮崎ラウンド
▼2月2日
横浜FC vs 福岡
長崎 vs 鹿島
▼2月4日
福岡 vs 長崎
鹿島 vs 横浜FC
▼2月6日
長崎 vs 横浜FC
鹿島 vs 福岡
■鹿児島ラウンド
▼2月5日
鹿児島 vs 北九州
磐田 vs 熊本
▼2月8日
鹿児島 vs 熊本
北九州 vs 磐田
▼2月11日
熊本 vs 北九州
磐田 vs 鹿児島
https://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20170111/540392.html?cx_cat=page1
◆インターリーグカップ2017、Jリーグから鹿島と横浜FMが参戦 タイ勢と対決(サッカーキング)
Jリーグは11日、1月24日から26日にタイで開催される2017 Jリーグ アジアチャレンジinタイ インターリーグカップの詳細を発表した。
公益社団法人日本プロサッカーリーグとタイリーグ社が主催するこの大会は、Jリーグとタイリーグの対抗戦方式(Jリーグ同士、タイリーグ同士は対戦しない)で行い、大会終了時点で勝ち点合計が多いリーグを優勝とする。Jリーグからは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが、タイリーグからはバンコク・ユナイテッドとスパンブリーFCが参加する。
試合日程は以下のとおり。
▼1月24日
スパンブリーFC vs 鹿島アントラーズ
バンコク・ユナイテッド vs 横浜F・マリノス
▼1月26日
バンコク・ユナイテッド vs 鹿島アントラーズ
スパンブリーFC vs 横浜F・マリノス
なお、大会はタイ国内で全試合生中継される。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170111/540467.html?cx_cat=page1