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2016年12月11日日曜日

◆J2町田が今季14発の中島裕希、重松健太郎、松本怜大との契約を更新(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20161210/525813.html?cx_cat=page1

重松健太郎、中島裕希

 FC町田ゼルビアは10日、FW中島裕希、FW重松健太郎、DF松本怜大との契約を更新したと発表した。

 中島は1984年生まれの32歳。2003年に富山第一高校から鹿島アントラーズへ加入し、2006年にベガルタ仙台へ期限付き移籍した。2008年には完全移籍へ移行。2012年にはモンテディオ山形へ期限付き移籍で加入し、翌2013年に完全移籍した。同クラブでは2015年までプレー。今季から町田でプレーし、明治安田生命J2リーグで全42試合出場14ゴールを記録した。

 重松は1991年生まれの25歳。FC東京の下部組織出身で、2010年にトップチームに昇格した。2011年以降はアビスパ福岡やヴァンフォーレ甲府、愛媛FCへの期限付き移籍を経験。2014年に栃木SCへ移籍し、2015年から町田でプレーしている。今季は明治安田生命J2リーグで36試合出場4ゴールを記録した。

 松本は1990年生まれの26歳。コンサドーレ札幌U-18から東洋大学を経て、2013年に札幌へ加入した。同クラブでは2年間に渡ってプレーし、2015年から町田に所属。今季は明治安田生命J2リーグで30試合出場1ゴールを記録した。

◆山形が本田拓也獲得 中盤の核に元日本代表MF(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1749911.html



 J2山形が来季J1の清水MF本田拓也(31)を完全移籍で獲得することが9日、分かった。近日中に発表される。08年には北京五輪代表に、11年には日本代表にも選ばれたボランチを獲得し、中盤を再編する。

 元日本代表MFの本田が、山形の中盤の核になる。長短を蹴り分ける正確なパスに加え、豊富な運動量と鋭い読みを武器に高いボール奪取能力が光る。今季清水では5月末の練習中に右膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷し19試合出場にとどまったが、リーグ終盤に復帰してJ1昇格に貢献。今季限りで清水との契約が切れる本田にラブコールを送り、獲得が実現した。

 法政大出身の本田は08年に清水へ加入。北京五輪を経験し、11年には鹿島に移籍したが13年途中から古巣に戻り15年は主将に就任した。プロ生活をスタートさせた清水を退団しての山形入りは、相当な覚悟を持っての決断だった。猛練習を課す木山隆之新監督(44)はハードワークを求めており、もう1度体を鍛え上げて、10年に記録した自己最多31試合を超える出場を目指す。

 ブラジル人トリオに加え、元日本代表FW大黒も退団。チームは過渡期を迎える中、本田を軸に据えて再建モードに突入。来季こそ再び、J1昇格へひた走る。

◆トップ下・大迫が好機演出も、ケルンは終盤の失点で香川欠場のドルトとドロー(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205109-205109-fl



[12.10 ブンデスリーガ第14節 ケルン1-1ドルトムント]

 ブンデスリーガは10日、第14節2日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンはホームでドルトムントと対戦し、1-1で引き分けた。大迫は2トップのトップ下で先発し、フル出場。ドルトムントのMF香川真司は左足首痛の影響で3試合連続のベンチ外だった。

 先手を取ったのはホームのケルンだった。前半28分、右後方の位置でFKを獲得すると、MFヨナス・ヘクターが左足でゴール前に蹴り込み、フリーで走り込んだFWアルチョムス・ルドニェフスがヘディングシュートをゴール右隅に流し込んだ。

 5試合ぶりの先発となったルドニェフスは待望の今季初ゴール。この日、大迫がトップ下に位置したことでエースのFWアントニー・モデストと2トップを組んだ背番号9が結果を残した。

 1点リードで折り返した後半5分には大迫の長い距離のスルーパスにモデストが抜け出し、GKもかわして右足でシュートを打ったが、ゴール右へ外れる。追加点の絶好機を逃し、徐々にドルトムントに流れが傾いた。

 ドルトムントは後半29分、MFウスマン・デンベレのスルーパスに反応したMFマルコ・ロイスが右足を振り抜いたが、GKトーマス・ケスラーが鋭い反応でセーブ。同30分からはFWアドリアン・ラモスを投入し、前線の枚数を増やすと、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 後半45分、デンベレのスルーパスから右サイドのスペースに飛び出したラモスがマイナスのクロス。これをロイスが右足ダイレクトでゴール右隅に流し込み、1-1の同点に追いついた。ドルトムントは連勝を逃すも、からくも勝ち点1を獲得。一方のケルンは終了間際の失点で3試合勝ちなし(2分1敗)となった。

◆なでしこ2部降格のコノミヤ、眞中靖夫の新監督就任を発表「まずは1年での昇格を」(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/japan/nadeshiko/20161210/525843.html?cx_cat=page1



 コノミヤ・スペランツァ大阪高槻は10日、2017シーズンの新監督に眞中靖夫氏が就任することを発表した。45歳の眞中氏は現役時代に鹿島アントラーズやセレッソ大阪、サンフレッチェ広島などでプレー。2005年から指導者としてのキャリアをスタートさせ、C大阪でスクールコーチ、スクールマスター、U-13監督、U-15監督などを歴任し、2016年は神戸国際大学サッカー部の監督としてチームを率いていた。

「まずは来年、1年での1部昇格を果たし、さらに中位、上位と上昇しつづけ、なでしこリーグ1部で常に優勝争いをできるようなチームを作っていきたいと考えています」と眞中氏は公式HPでコメント。「応援してくださるファン、サポーター、大阪・高槻の皆さんに感動してもらえたらうれしいですし、サッカーというスポーツ、スペランツァというチームを中心に地域の人たちが集まってくるような、そんな『合言葉』になっていければと思っています。OG選手たちが『帰ってきたい』と思うようなチームにもしていきたい」と思いを明かしている。

「そのためには女性がサッカーに携わり続けられるような環境を、選手、スタッフ、応援してくださる皆さんと共に作っていく必要があります。本気で、女子サッカーから日本サッカー界を変えたいと思っていますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします!」と力強く話した。

 2016シーズン、コノミヤ・スペランツァ大阪高槻はレギュラーシーズンを9位でフィニッシュ。ちふれASエルフェン埼玉との1部・2部入替戦で敗れて、なでしこリーグ2部への降格が決定した。2012年から5シーズン、チームをけん引していた本並健治監督は契約期間満了に伴い12月9日に退任が発表されていた。

◆鹿島が発表、FIFAが横断幕やゲーフラを事前チェックへ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205088-205088-fl



 鹿島アントラーズは10日、国際サッカー連盟(FIFA)とのミーティングにおいて、横断幕やゲートフラッグ等の掲出をする場合、事前にFIFA担当者のチェックを受ける必要があることを発表した。事前のチェックを受けられない場合は、使用できない可能性があるとしている。

 鹿島は11日に吹田スタジアムで行われる準々決勝でマメロディ・サンダウンズと対戦。チェックを受ける際の集合時間は、13時または16時30分とされ、集合場所はゴール裏に一番近いゲートの外となっている。

◆鹿島昌子「バースデー完封勝ち」で自ら24歳祝う(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1750162.html



 クラブW杯にJリーグ王者として初出場の鹿島(開催国)は10日、4強進出を懸けた11日の準々決勝マメロディ・サンダウンズ(アフリカ代表、南アフリカ)戦に備え、大阪市内で約1時間半の練習を行った。

 開幕戦で勝利したオークランド(オセアニア代表、ニュージーランド)戦から中2日の強行日程だが、疲れを感じさせずに終始和やかな雰囲気。パス練習やリレー形式でのダッシュに加え、非公開となった後は連係確認などで最終調整を終えたもようだ。

 準々決勝の行われる11日に24回目の誕生日を迎えるDF昌子源は「誕生日までシーズンが続いているのは4年ぶりかな。そういう意味ではうれしいこと」。ここ3年は天皇杯でも早期敗退してしまっていただけに、クラブW杯での挑戦に喜びを感じつつ、闘志も燃やし続けている。「子どものころから誕生日に試合があった記憶はない」と話し、「こんなことはなかなかないので、とにかく勝ちたい」。勝利を自分へのプレゼントとするつもりだ。「バースデー弾とかは考えていません。それよりはバースデー完封勝ちやね」と意気込んだ。

 練習前には、2試合分の映像などをチームでチェックした。アフリカ勢との対戦も自身初となるため、リオ五輪日本代表の国際親善試合で南アフリカと対戦経験のあるDF植田直通(22)からも情報を入手。「身体能力はずばぬけている。追いつかないだろうと思うボールにも追いついてくる。特にキャプテンの8番(MFケカナ)は、視野が広く、遠くからでも打ってくる。繊細なボール扱いも目についた」と警戒した。【鎌田直秀】

◆来日中のマメロディ、かつてファンキーすぎる映像が流出していた(Qoly)


https://qoly.jp/2016/12/11/former-mamelodi-mf-bongani-zungus-funky-video



8日にスタートしたクラブワールドカップ。横浜国際総合競技場で行われた開幕戦においては、Jリーグ王者の鹿島アントラーズがオークランド・シティを破り、次のラウンドに駒を進めた。

11日には2回戦が行われる予定となっており、鹿島アントラーズが対戦するのはアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズである。

南アフリカ屈指の強豪クラブであり、その黄色+緑のチームカラーから「ブラジリアンズ」という愛称まで持っている。

ファンキーなドリブラーが多いこと、そして時々「人間魚雷」などとんでもないプレーが飛び出すことで知られる南アフリカリーグ。

マメロディ・サンダウンズで今夏大きな話題になったのは、所属していた同国代表MFボンガニ・ズングが流出させてしまった映像だった。

Snapchatを経由して公に流れたというファンキーな映像は以下のものだ。




良い子のためのQolyではコメントしづらいので解釈はそれぞれに任せることにしよう。

なお、ボンガニ・ズングは今夏この映像が流出したあとにポルトガルのヴィトーリア・ギマランエスに移籍しており、残念ながら日本には来ていない。

◆マメロディ、鹿島イズムを絶賛 クラブW杯準々決勝の相手(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2016/12/10/0009740446.shtml

会見に出席したマメロディ・サンダウンズのモシマネ監督(左)とケカナ選手

 サッカーのクラブワールドカップ(W杯)準々決勝でJ1鹿島と対戦するマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)は10日、11日の対戦(吹田)へ向け、大阪府吹田市内で会見し“鹿島イズム”に敬意を示した。

 マメロディを率いるモシマネ監督は、鹿島について「メンタリティーの強いチームだと分かる。劣勢から入っても決して諦めない、優秀なチーム」と絶賛。「サイドを使ってバランスの取れたサッカーをしてくる」と印象を語った。

 ただ「自分たちのやり方を貫くことでここまで来た」と強気に話し、「私たちの強さを発揮することが大切。勝てると信じている」と宣戦布告した。

◆下克上Vの鹿島、勝因の一つは“思い込み”の力?忘年会に向けた「恋ダンス」の練習で効果を実感(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161211/jle16121105000001-n1.html

 鹿島がチャンピオンシップを制し、J最多8度目の年間王者に輝いた。年間勝ち点3位からの下克上。DF西大伍(29)は「『鹿島は勝負強い』という意識は相手も含めてみんなにある。それを信じて戦えるのは大きい」と心のバイアスを勝因のひとつに挙げた。

 医療の世界では、本来は効果のない薬なのに、患者が効くと信じて服用すると症状が改善するプラセボ効果がある。心理的な作用に左右されるのが人間だ。

 記者は忘年会シーズンに向け、「恋ダンス」を練習中。友人に「自分はガッキーなんだと思い込んで踊ること」と上達のコツを伝授された。確かに、そう思うだけで指先や首の動きが変化する。思い込みの効果は本当に大きい。 (サッカー担当・清水公和)

◆鹿島伝統の”10番”を背負う柴崎、アフリカ王者との激突へ決意語る(フットボールチャンネル)


http://www.footballchannel.jp/2016/12/10/post189302/



 鹿島アントラーズのMF柴崎岳は、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトの独占インタビューに応じ、クラブワールドカップ準々決勝に向けての決意を語った。

 2016年のJ1王者となった鹿島は、現在日本で開催中のクラブW杯に開催国王者として出場。8日に行われた初戦はオセアニア王者のオークランド・シティに先制を許す苦しい展開となったが、逆転で2-1の勝利を収めて準々決勝進出を果たした。

 オークランド戦での戦いぶりについては、「自分たちの思える最高のものではなかったです」と柴崎は反省を口にしている。だが「次のラウンドに進むのが最大の目標でしたし、それが達成できたということは非常に良いことだと思います」と今後の戦いに向けて気持ちを切り替えている様子を見せた。

 準々決勝の相手は、アフリカ王者である南アフリカのマメロディ・サンダウンズ。相手のフィジカルとスピードに対抗するため、中盤で主導権を握って相手に持ち味を発揮させない戦いをしたいと柴崎は話している。「僕らのポジションである中盤の選手は試合を支配することを目的にプレーしています。そこを制することができれば、非常に大きいアドバンテージを手にできる」と勝負のポイントを挙げた。

 ブラジル代表と同じユニフォームカラーを持ち、「ブラジリアン」の愛称で呼ばれるサンダウンズだが、歴史的にブラジルとの強い繋がりを持っているのは鹿島の方だ。特に、柴崎が現在身につけている“10番“は、ジーコやレオナルド、ビスマルクなど偉大なブラジル人選手たちが受け継いできた番号だった。

「つけてきた選手が選手なだけに、鹿島の10番は偉大な番号だと思います」と柴崎もその重みを実感している。「僕に出来ることは最大限つくしたい。見ている方に、鹿島が勝利する姿を披露したいと思います」と準々決勝突破への強い意気込みをのぞかせた。

【了】

◆鹿島の永木、28歳で見せる心技体の成長。新天地での苦闘乗り越え、体現された永木らしさ(フットボールチャンネル)


http://www.footballchannel.jp/2016/12/10/post189260/

開催中のFIFAクラブワールドカップ2016で、開催国代表のJ1王者・鹿島アントラーズが緒戦を突破した。オセアニア大陸代表のオークランドシティ(ニュージーランド)に2‐1の逆転勝利を収めた8日の1回戦で、まばゆい輝きを放ったのはボランチ永木亮太。湘南ベルマーレから移籍で加入して1年目で、時間の経過とともに常勝軍団のなかに居場所を築きあげ、待望の日本代表デビューも果たした28歳はいま、心技体のすべてで充実したときの真っただ中にいる。(取材・文・藤江直人)

マッチ・アワードに選ばれた永木亮太



 90分間を戦い終え、熱気を帯びたユニフォーム姿のまま、鹿島アントラーズのMF永木亮太はロッカールームへ戻るチームメイトたちと別れて、横浜国際総合競技場の記者会見場へと誘導された。

 ひな壇に座り、日本とニュージーランドを含めた、大勢のメディアの視線を浴びる。アントラーズが2‐1の逆転勝利を収めた1回戦のマッチ・アワード、つまりMVPとして、両チームの監督に先駆けて2問限定でインタビューに応じるためだった。

「自分としては、それほど手応えがなかったというか。アシストの場面はよかったと思いますけど、今日は途中から(赤崎)秀平と(金崎)夢生が入ってきて勝てたので、フォワードの2人に感謝したいですね」

 8日に開幕したFIFAクラブワールドカップ2016。開催国代表として、わずか5日前にJ1王者を獲得したばかりのアントラーズが登場。オセアニア大陸代表のオークランドシティ(ニュージーランド)に後半開始早々に先制されながら、途中出場した赤崎秀平、金崎夢生の両FWが連続ゴールをあげた。

 そのなかで大会組織委員会から最大級の評価を得た永木は、会見後に思わず照れくさそうな表情を浮かべた。試合の流れを鮮やかに変え、マッチ・アワードを決定づけたプレーは後半22分に飛び出した。

 敵陣の右サイドで、MF柴崎岳から横パスを受ける。それをワンタッチで前方のMF遠藤康にはたくと、そのまま猛然とスプリントをかける。あうんの呼吸で遠藤がタメを作る間に追い抜き、オフサイドぎりぎりでリターンパスを受ける。

 この時点で相手ゴール前には金崎、FW土居聖真、左サイドバックの山本脩斗の3人が走り込んでいた。グラウンダーのクロスでニアサイドの金崎を狙うもよし、あるいは浮かせてファーサイドの山本も狙うもよし。相手ディフェンダーも必死に戻るなかで、永木はあえて急ブレーキをかける。

 上半身をひねり、ゴールとは反対方向へ右足で軽くパスを出す。視界のなかには味方の3人とは逆の方向へバックステップを踏み、右手で小さくパスを手招きしている赤崎の姿をはっきりととらえていた。

小笠原交代後に左腕に巻いたキャプテンマーク

「秀平が一人だけマイナスの方向に動いたので。あのタイミングでああいう動き方をしてくれると、だいたいフリーになるので。それは感じることができました」

 以心伝心のプレーに永木が満足感を表情に漂わせれば、右足のインサイドキックをダイレクトで合わせ、ゴール左へ正確無比な一撃を叩き込んで同点とした赤崎も続く。

「折り返しが来るだろうと思ってポジションを取りましたし、あとはゴールキーパーとディフェンダーの動きを見極めながら、しっかりと逆方向に蹴るだけでした」

 赤崎と笑顔で抱き合い、試合再開を待つまでのわずかな間に、ちょっとしたサプライズがあった。直前の後半18分に金崎との交代を告げられたキャプテンのMF小笠原満男が、左腕のマークを残された選手に引き継がせないままベンチへと下がっていた。

 つまり、同点とするまでは、アントラーズはキャプテンが“不在”の状態で戦っていた。ここでベンチの指示もあって、永木のもとへ黄色いキャプテンマークがわたってきたのだ。

 小笠原がいないときは、ゲームキャプテンを務めることになっていたのか――。記者会見場から一度ロッカールームへ戻ってシャワーを浴び、ジャージーに着替えて取材エリアへ姿を現した永木にこの点をたずねると、苦笑いしながら「いや、特に決まっていないんですけど」という言葉が返ってきた。

チームに居場所を見つけた軌跡とゲームキャプテンを巻く軌跡



 セカンドステージの戦いでも、小笠原が途中でベンチへ下がったときなどは、何度か左腕にキャプテンマークを巻くことがあった。昨シーズンまで所属した湘南ベルマーレでは見慣れた姿だが、Jリーグで最多のタイトル数を誇る常勝軍団で大役を任される意味を、永木はこんな言葉で表現したことがある。

「加入して1年目で任されることにプレッシャーといったものもありましたけど、託されているのならば、そういう期待にも応えなきゃいけないという気持ちでプレーしてきました」

 ゲームキャプテンを務めるようになるまでの軌跡は、永木がアントラーズのなかに居場所を築くようになるまでの軌跡と一致する。2年越しのオファーに応える形で加入した今シーズン。ファーストステージは苦闘の連続だった。

 出場試合数こそ「14」を数えたが、そのうち先発はわずか2回、プレー時間は374分にとどまった。一転してセカンドステージでは出場試合数こそ「15」とほぼ同じだが、先発は11回、プレー時間は1064分を数えるまでに欠かせない存在となった。

 特に最終節までは7試合連続で先発。そのうち6度でフル出場を果たし、川崎フロンターレと浦和レッズを相手に、年間勝ち点3位からの下克上を成就させたJリーグチャンピオンシップの計3試合、そしてオークランドシティ戦でのフル出場にもつなげている。

鹿島らしさと「永木らしさ」



 その過程でセカンドステージ終盤の泥沼の4連敗、そこからのV字回復と自身にとって初めてとなるJ1のカテゴリーでのタイトル獲得、そしてアントラーズとしても初めて臨む世界大会を経験した。まるでジェットコースターのようなアップダウンを、永木はこう振り返る。

「日頃の練習から『鹿島のサッカーに馴染んでいけるように』というのをずっと意識してきましたし、終盤になってからは体が勝手に鹿島のスタイルで動けるようになってきた、という実感もある。悔しい思いをしてきましたけど、それでも練習からしっかり取り組んだ成果がいまにつながっているのかなと。

 タイトルを獲りたくて鹿島に来たというのもありますし、鹿島で試合に出ることで日本代表にも呼ばれたことは非常に嬉しかったけど、自分が出ているのにチームがなかなか勝てない時期もあった。責任感も感じたなかで、鹿島の伝統や勝負強さを実感できたことは自分のサッカー人生にとってもプラスになります」

 鹿島らしさを意識するあまり、なかなか自分らしさをピッチで表現できなかったのがファーストステージだったのだろう。不断の努力を重ねながら、時間の経過とともに新天地に順応したいま、アントラーズのフロントが求めた「永木らしさ」も顔をのぞかせるようになる。

 その象徴が、オークランドシティ戦で同点弾をアシストしたシーンだった。ボールを奪うだけではなく、前へ、前へと力強く運ぶ。自らも相手にとって危険な地帯へ顔を出し、フィニッシュにも絡む。ベルマーレで何度も見せ、当時から日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督を唸らせてきたプレーでもあった。

心技体が充実する永木。アフリカ勢との対戦へ



「あのシーンは自分のなかでも、攻撃への意識がより高まってきていた。前半からヤス(遠藤)と(西)大伍君のところで時間を作れていたし、ボランチに下がった(柴崎)岳の展開力もあって、自分も少し前へいけるようになっていたので、バランスが上手く取れるようになっていたというのはありますね。

ヤスが上手くタメを作ってくれたし、ヤスからのボールも、自分のランニングコースもよかった。スカウティングでも(裏へ抜け出せば)守備が疎かになる選手が多いことは分かっていたので。前半から何度か狙っていたんですけど、ああいう形でようやく点を取れたことはよかったですね」

 中央大学からベルマーレに加入し、プロの世界での挑戦を開始したのが2011シーズン。以来、初めて12月の中旬になってもサッカーができている。年代別の代表にも無縁だった永木は充実感を覚えながら、クラブワールドカップで日本国内では味わえない身体能力やスピードと対峙している。

「ようやく鹿島に対して自分のプレーで還元できている、チームのなかでいい駒のひとつになれている、という実感はあります。これまでだったらオフに入っている時期だし、確かにものすごくハードですけど、だからこそ本当に喜びを感じながら、けがだけには気をつけながらプレーできています。

 日本人にはない懐の深さやフィジカルの強さといったものは今日の相手にも感じましたけど、さらにレベルが上がってくれば、もっともっと感じるはずですよね。ボールの奪い方なども変えていかなきゃいけないし、その意味ではすごく楽しみです。鹿島と自分のいいところを出して、次も勝ちたい」

 11日の準々決勝は大阪・市立吹田サッカースタジアムに舞台を移し、アフリカ大陸代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ共和国)と対峙する。初めて経験するアフリカ特有のプレーの数々が、名門アントラーズで放つ輝きを増しながら、28歳で再び心技体を成長させている

(取材・文・藤江直人)

【了】


◆鹿島 中2日も「勝つことだけ考えて」と永木 クラブW杯準々決勝(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2016/12/10/0009740641.shtml

会見に出席した鹿島の石井監督(左)とMF永木

 サッカーのクラブワールドカップ(W杯)を戦うJ1鹿島は10日、準々決勝マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)戦(11日、吹田)へ向け、大阪府吹田市内で会見した。日本代表MF永木亮太(28)は「明日の試合に勝つことだけ考えて臨みたい」と意気込んだ。
 2-1で逆転勝ちしたオセアニア代表・オークランド(ニュージーランド)戦から中2日。永木は「疲れは多少あるが、1番いい状態でできるようにしようと思っている」と話した。
 石井監督は「チーム全員で力を合わせて戦うと、この大会に向けてやってきた。コンディションや相手を分析した結果でメンバーを選びたい」と選手の入れ替えも示唆。「この前の試合は前半の戦い方が非常によくなかった。前回よりもアグレッシブな形でゲームには入れれば」と、初戦の反省を生かして臨む。

◆鹿島永木FK決める「セットプレーで点取れれば楽」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1750262.html



 クラブW杯にJリーグ王者で初出場の鹿島(開催国枠)は今日11日、アフリカ代表マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)との準々決勝に挑む。

 石井監督とMF永木が10日、試合会場で前日会見に臨んだ。中2日の強行日程に石井監督は「戦い方、メンバーをかえる必要がある」と、オークランド戦からの先発変更を示唆。永木はFKのキッカーとして「セットプレーでうまく点を取れれば楽になる」と、勝利へのカギを挙げた。

◆【鹿島】赤崎、2戦連発狙う「試合に出たら必ず点が取れる」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161210-OHT1T50234.html



 鹿島は10日、クラブW杯準々決勝、南アフリカのサンダウンズ戦(11日・吹田ス)に備え、大阪市内のグラウンドで公式練習を行った。1回戦のオークランドシティ戦(8日・日産)で途中出場から同点に追いつくゴールを挙げたFW赤崎は「試合に出たら必ず点が取れる。良い準備をして迎えたい。しっかり勝てるように」と2戦連発で勝利に貢献することを誓った。

 初戦はチームとしての出来が良くない中、赤崎のゴールで息を吹き返すと、最終的にはエース金崎の決勝ヘッドで逆転勝利を収めた。願った展開ではなかったが、ベンチ組が結果を残したことで、チームの雰囲気はがらっと変わった。大阪に移動後、初めての練習を終えた赤崎が実感を込めて明かした。

 「サブ組の選手、試合に出られなかった選手は、メンタルコントロールの部分で本当に難しい。(ベンチ組が)結果を残せば、監督も起用しやすくなるし、サブの選手もみんな試合のことを考えて練習に取り組むようになる。チームの雰囲気というのは、本当に生き物。それがすごく良い雰囲気になっているな、と今日感じた。すごく良い雰囲気で試合に臨める」

 リーグ制覇を遂げた影響からか、初戦は攻守に慎重なプレーが多かった。金崎が「こんな試合してたらダメだ」と怒ったほどだったが、今はJリーグ・チャンピオンシップ(CS)前と同じような雰囲気を取り戻したという。この2年、主力とサブの両方を経験し、今季途中にはスランプも味わった赤崎。このストライカーにしか放てない、重い1点として、チームに響いたようだ。

◆鹿島・植田 アフリカ封じる!U23仕込み攻略法伝授(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/11/kiji/K20161211013884610.html

FIFAクラブW杯準々決勝  鹿島―マメロディ (12月11日  吹田)

ダッシュで汗を流す植田(左)

 クラブW杯は11日に吹田スタジアムで準々決勝2試合を行い、開催国枠で出場するJリーグ王者の鹿島は、アフリカ王者のマメロディ(南アフリカ)と対戦する。チームは10日、大阪市内で調整。センターバックは、DF植田直通(22)が公式戦6試合ぶりに先発する可能性が高まった。身体能力の高いアフリカ勢を、U―23代表として積んだ経験も駆使して完封する。 

 アフリカ王者の前に植田が立ちはだかる。初戦から中2日で迎える準々決勝。石井監督は「チーム全員の力で戦う」とメンバーの入れ替えを示唆した。非公開調整では植田が主力組に入ったもよう。その22歳が屈強なアフリカ勢にぶつけたいものは2つある。一つは身体。もう一つは、鬱憤(うっぷん)だ。「たまっている分を出す」と言い切った。

 Jリーグの第1ステージ(S)は15試合に出場したが、第2Sは6試合と減少。チャンピオンシップは3試合とも出番がなかった。オフだったチャンピオンシップ決勝第2戦の翌日、夕暮れのグラウンドにはたった一人、植田の姿があった。「(試合に)出ていないので、オフはいらない」。クラブW杯に向け、暗闇を走り、何度もロングボールを蹴った。

 アフリカ勢との戦い方は、誰より詳しい。リオ五輪ではナイジェリアと、五輪前には親善試合で南アフリカと対戦した。「局面局面で身体能力が高い。足も伸びてくる」。アフリカ勢のメンタル面も把握している。センターバックでコンビを組む昌子には「(相手は)気性は穏やか。でも、キレさせると何をするか分からない」と助言。ファウルへの注意点も含め、知識を伝授した。

 中学生までは無名の存在。高校1年の時、U―17W杯アジア最終予選の3カ月前に初めて代表に招集された。ある時、合宿中に将来の夢とその方法を書く時間があった。だいたいの選手の夢は「海外で活躍する」「U―17W杯で優勝する」。植田は夢の欄に「血を流す」、方法は「びびらない」とだけ書いた。目の前の相手を倒したいという純粋な欲は、今も変わらない。「僕自身、楽しみ」。不敵に静かに、闘志を高めた。

◆鹿島・植田の出番だ!アフリカ王者対策へ先発抜てき濃厚/クラブW杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161211/jle16121105040002-n1.html

アフリカ勢に負けない体の強さを持つリオ五輪代表のDF植田は先発が濃厚 (撮影・森本幸一)

 クラブチーム世界一を決めるクラブW杯は、11日に準々決勝が行われる。8日の1回戦を勝ち上がったJ1王者の鹿島(開催国枠)はアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦する。10日は大阪市内で冒頭15分以外を非公開として約1時間半調整。アフリカ勢対策として、リオデジャネイロ五輪代表DF植田直通(22)の先発抜てきが濃厚となった。

マメロディ・サンダウンズ戦を前に調整する鹿島・土居(左)=大阪市

 待ちに待った出番がようやく回ってくる。11日のマメロディ・サンダウンズ戦に先発出場が濃厚となったDF植田が胸を躍らせた。

 「今度は鹿島として世界の大会で頑張って、仲間たちと一緒に戦いたい。こういう経験はめったにない。楽しみ」

 この日の調整では主力組に入った。今回は前戦から中2日での試合で、ハードスケジュールでの国際舞台。石井監督は「過密な日程。チーム全員の力を合わせて戦わないといけない」とメンバー変更を示唆した。

 植田は今夏のリオデジャネイロ五輪では男子日本代表の一員として世界舞台を経験した。1次リーグ初戦でアフリカ勢のナイジェリアと対戦(●4-5)。五輪前の壮行試合ではU-23(23歳以下)南アフリカ代表と戦った経験(○4-1)もある。

マメロディ・サンダウンズ戦を前に調整する鹿島・植田(左)=大阪市

 元来の体の強さに加えて、アフリカ勢のプレーを肌で知る。南アフリカのチームである準々決勝の相手、マメロディ・サンダウンズを封じるには適任だ。

 22歳は今季のリーグ戦では第1ステージ(S)で15試合に出場し、ステージ優勝に貢献。17戦10失点の堅固な守備を誇る鹿島の主軸として活躍した。だがリオ五輪から帰国して臨んだ第2SはDF黄錫鎬にポジションを奪われ、17戦で6試合の出場にとどまり、悔しい後半戦となった。

 「たまっている分をぶつけたい」

 悔しさを晴らすのはこの世界舞台。植田の言葉には力がこもっていた。 (一色伸裕)

植田 直通(うえだ・なおみち)
 1994(平成6)年10月24日生まれ、22歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U-17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U-23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季21試合0得点、同通算53試合1得点。1メートル86、77キロ。

◆【鹿島】植田が公式戦6試合ぶり先発「飢えがたまっている」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161211-OHT1T50003.html



 ◆クラブW杯 ▽準々決勝 鹿島―サンダウンズ(11日・吹田サッカースタジアム)

 鹿島DF植田がアフリカンパワーをはね返す。この日のセットプレー練習で主力組に入り、サンダウンズ戦では第2S神戸戦(11月3日・カシマ)以来、公式戦6試合ぶりの先発が有力。先発から遠ざかっていたことから「相当(闘争心や試合への飢えが)たまっている。たまっている分をぶつけたい」と意気込んだ。

 クラブとして対アフリカの経験値がほとんどない中、植田はU―23日本代表の親善試合南アフリカ戦(6月29日)、リオ五輪1次リーグでナイジェリア(8月4日)と今年だけで2試合経験している。相手は個々の能力が高いことから「センターバックは局面で負けちゃいけない。まずは自分が勝つ」と先頭に立ってアフリカ封じを実行する。

 エースFW金崎が左足首の捻挫で、大黒柱MF小笠原は中2日の日程を考慮し、ベンチスタートとなる見込み。先に失点しないことが勝利への近道となる一戦で、植田とコンビを組むDF昌子も「ここで負けるわけにはいかない」と24回目の誕生日を勝利で飾る考えを明かした。

◆初戦スタメン!?鹿島・金崎、復調をアピール/クラブW杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161211/jle16121105020003-n1.html

明日の試合に向け調整する鹿島・金崎=大阪市南津守(撮影・森本幸一)

 クラブチーム世界一を決めるクラブW杯は、11日に準々決勝が行われる。8日の1回戦を勝ち上がったJ1王者の鹿島(開催国枠)はアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦する。10日は大阪市内で冒頭15分以外を非公開として約1時間半調整。

 左足首を痛め、8日の初戦オークランド戦(ニュージーランド)でベンチスタートとなったFW金崎は、練習開始から精力的に走り込み、復調をアピール。報道陣の状態を確認する質問に笑顔を見せ、「どう見える?」と返答。足首にはテープが巻かれていたが、先発出場をにおわせた。

◆相葉雅紀似の鹿島土居が4強弾だ!嵐巻き起こす(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1750263.html



 クラブW杯にJリーグ王者で初出場の鹿島(開催国枠)は今日11日、アフリカ代表マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)との準々決勝に挑む。今季チーム2位の8得点で年間優勝に貢献したFW土居聖真(24)は、昨季初出場したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で6戦3得点した外国勢キラー。10日、大阪市内での前日練習後、人気アイドル嵐の相葉雅紀似の甘いマスクで、4強に導くゴールを誓った。

 優しげな目元に、さわやかな笑み。土居は準々決勝を翌日に控えた練習でも、終始にこやかだった。だが、年間優勝を決めるチャンピオンシップ(CS)、クラブW杯開幕戦では、好機を逸し、無得点と胸中は悔しさでいっぱいだ。「得点が取れてないけれど、チームが勝てればいいと思うようにしている。でもFWなので、やっぱり得点を取りたい。(金崎)夢生君みたいにPK奪っちゃおうかな。FKも蹴るためにボール離さないみたいな」。それほどゴールに飢えている。

 アフリカ勢との対戦は初めてだが、相手の試合映像はチェックした。6月にリオ五輪代表の親善試合で南アフリカと対戦したDF植田からも情報入手。「攻撃には迫力があったが、守備は組織というより個人。ガンガン前にくる感じ」と攻略のイメージは出来ている。海外勢との戦いでは、昨季のACLで6戦3発と結果を出してきた。「日本人より外国人のほうが、ボールウオッチャーになりやすい。そのぶんスルーパスやクロスに対してマークを外しやすい」。力強く髪をかき上げ、うなずいた。

 Jリーグが公式サイトで掲載したCSの「イケメン対決特集」にも柴崎と並んで取り上げられたルックスでもファンを魅了してきた。中学、高校時代には、15、16年と2年連続CM起用数1位に輝いた嵐の相葉似と言われてきた。「国民的アイドルに似ているなんて、おこがましい。でも、ちょっとうれしい。言われて恥じないような結果を出さないと。そのためにはやっぱりゴールでしょ」。狙うはチームの勝利につながるゴール数1位。「鹿島の相葉くん」がクラブW杯でゴールの嵐を巻き起こす。【鎌田直秀】

◆鹿島ドタバタ練習場がない「いきなりでビックリ」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1749776.html



 クラブW杯開幕戦に勝利した開催国代表の鹿島が9日、今度は明日11日の準々決勝マメロディ・サンダウンズ戦(吹田S)に備えた前日練習の会場確保に苦戦した。当初は試合会場で行う予定だったが、大会運営側から芝の状態確保などを理由に使用不可の連絡が入った。朝から鹿島スタッフはグラウンド確保に奔走。Jリーグクラブの協力も得て、夜には大阪市内の施設を確保できたが、担当者は「いきなりだったのでビックリです。こんなこともあるんですね」と肝を冷やした。

 チームはオークランド戦から一夜明け、宿舎で調整した先発組を除き、横浜市内で午前練習。石井監督は「クラブW杯も、選手だけでなく、スタッフ、職員まで、まさに総力戦ですね」と感謝し、午後には大阪入りした。

◆鹿島 初戦オークランド戦から先発4人入れ替えか(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/11/kiji/K20161211013884580.html

FIFAクラブW杯準々決勝  鹿島―マメロディ (12月11日  吹田)

 植田含め最大で4人が入れ替わりそうだ。初戦オークランド戦の先発は永木と小笠原だったが、10日の主力組には柴崎と永木が入った。中2日ということもありベテランの小笠原は外れたもよう。 

 初戦では小笠原が交代で退き、2列目の左で先発した柴崎がボランチに入った後に逆転に成功した。永木は「攻撃では試合の流れが良くない時にセットプレーで取れれば楽になる。守備では相手に背の高い選手が多いので、しっかり守りたい」とポイントを挙げた。2列目の左には中村、左足首に不安を抱えるFW金崎の代わりに赤崎が抜てきされる可能性もある。