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2014年5月31日土曜日

◆SAMURAI BLUE(日本代表)応援企画 in タイ バンコクの地下鉄駅を日本代表選手で装飾~SAMURAI BLUE in Chatuchak Park Station~(日本サッカー協会)


http://www.jfa.jp/news/00000915/



日本サッカー協会(JFA)は6月1日(日)から30日(月)までの1ヶ月間、タイ・バンコク地下鉄のチャトゥチャック公園駅でSAMURAI BLUE(日本代表)の勇姿を活用した駅ジャック(グラフィック等を掲出しての駅内を装飾)を実施します。

これは、SAMURAI BLUEがアメリカ・タンパで行う、コスタリカ代表ならびにザンビア代表との国際親善試合、および2014FIFAワールドカップブラジルの日本代表戦全てがタイでTV放送されることを受けて実施するもので、アジアの代表として世界の檜舞台で戦うSAMURAI BLUEを後押しする大きな力になるものと考えています。

SAMURAI BLUEは、日本国内に留まらないアジアのサポーターの声援を力に変え、FIFAワールドカップを全力で戦います。
SAMURAI BLUE in Chatuchak Park Station

実施時期:
6月1日(日) ~ 30日(月)
※諸事情によって掲出日が前後する場合があります。

実施場所:
タイ・バンコクの地下鉄(MRT) チャトゥチャック公園駅(Chatuchak Park Station)
・プラットフォーム
・コンコース
・出入口

掲出内容:
・SAMURAI BLUE(日本代表)の選手数名
・2014FIFAワールドカップ ブラジルのスケジュール
・ビジュアルイメージは次ページ以降参照

※チャトウチャック公園駅
バンコクを走る地下鉄(MRT)の駅で、高架鉄道(BTS)のモーチット駅と接続している。さらに郊外からのバスと地下鉄・高架鉄道の乗り換え地という事もあり、一日中乗降者が多い。
また、週末には巨大なチャトゥチャックウーィークエンドマーケット(約11万㎡/約15,000店)が開かれるため、バンコクを訪れている世界中の観光客が駅を利用する。

◆レオナルド氏、ミラン混乱に「予想していなかった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139905-139905-fl



性急な動きに苦言

 元ミラン監督のレオナルド氏が、指揮官人事で騒がれている古巣について言及した。同氏は、ミランの混乱を予想していなかったと話している。

 今季途中にマッシミリアーノ・アッレグリ氏を解任し、クラレンス・セードルフ監督と2年半の契約を結んだミラン。だが、そのセードルフ監督とも決別し、下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督を昇格させる方向へと向かっている。

 かつてミランを率いた経験を持つレオナルド氏は、次のように話した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「(ミランの混乱は)予想していなかった。すべてが少し性急だったね。ミランにしては不思議だよ。セードルフ、インザーギ…危機が存在しているね。ミランとインテルがこれほど欧州の舞台で遠ざかっているのは、普通のことじゃない」

「インザーギ? 私は同じような状況を経験した。ピッポ(インザーギ監督)は素晴らしいことを経験していると思う。情熱があるだろうね。彼はすべてを尽くすことができる。サッカーにほれ込んでいるんだ。自分が望んでいた場所にいる。ベンチだ。戦術面では少し変えなければいけないだろう」

 一方で、レオナルド氏はインテルのマッシモ・モラッティ名誉会長と特別な関係にあると明かしている。ただし、エリック・トヒル現会長から誘いはないとも述べた。

「私が問題を抱えたのは一人(シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長)だけで、ミランと問題があったのではない。14年の関係が終わったんだ。でも、私は“モラッティ派”だと感じている。彼のことをすごく称賛しているんだ。彼が主役じゃないのは不思議な感じだね」

「トヒルから連絡はない。モラッティは彼に私がどういう人間かということ、私がプロジェクトを望むということ言っているだろう。パリ・サンジェルマン復帰の可能性は否定しない。永遠の愛なんだ。でも、今はデスクよりもピッチのことをより考えている」

◆内田の移籍話も加速?サニャがアーセナル退団を明言(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139878-139878-fl



 フランス代表DFバカリ・サニャ(アーセナル)が、今夏でのアーセナル退団を明言した。以前から退団は決定的と見られていたが、フランス『レキップ』に対して「もう秘密ではない。アーセナルを離れるよ」と話した。同選手はマンチェスター・シティへの移籍が有力視されている。

 代役に関しては日本代表DF内田篤人(シャルケ)の獲得も噂されている。アーセン・ベンゲル監督も強い関心を示していると伝えられるなど、交渉が一気に進む可能性もある。

◆6/1「ダニー石尾さんお別れ会」開催について(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/43494

鹿島アントラーズのホームゲームのスタジアムDJを20余年にわたって務め、4月15日に逝去されたダニー石尾さん(本名・石尾豊) のお別れ会を下記の通り開催いたします。

「ダニー石尾さんお別れ会」

1.日時:2014年6月1日(日)
※ナビスコカップ予選リーグ最終節 鹿島アントラーズvs清水エスパルス 終了後、準備ができ次第開始となります。

2.会場:茨城県立カシマサッカースタジアム
※ホーム側 サポーターズシート(自由席)

3.入場方法について
・試合観戦チケットをお持ちの方は、そのままご参加いただけます。
・試合観戦チケットをお持ちでない方も、試合終了後、各ゲートからのスタジアム入場が可能となります。サポーターズシート(自由席)へのご案内となります。

4.プログラム内容
・OPENING:出演 濱田 金吾、猪浦 教行、佐藤 豊
ダニー石尾氏の長年の友である濱田金吾氏を中心としたメンバーからの唄とメッセージ

・メッセージ FROM アントラーズファミリー
鹿島アントラーズOB及び現役選手からのメッセージ

・プレゼンテーション

・SONGS:出演 濱田 金吾、猪浦 教行、佐藤 豊、Western K
『夢、叶う』
『熱き想い』(鹿島アントラーズ オフィシャルソング)

・ENDING

2014年5月30日金曜日

◆新潟DFキム・ジンスがW杯メンバーから外れる…代わりにパク・チュホ招集(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139850-139850-fl

 韓国サッカー協会は29日、アルビレックス新潟のDFキム・ジンスが足首の負傷によりW杯メンバーから外れ、代わりにマインツのDFパク・チュホを招集すると発表した。

 足首をけがしていたキム・ジンスだったが、23人のW杯韓国代表メンバーに入っていた。しかし、代表に合流しスタッフが最後まで最善を尽くして治療を行ったものの完治に至らず、ホン・ミョンボ監督がメンバー変更を決意。足の負傷から回復し、今季マインツの躍進を支え、予備登録メンバー入りしていたパク・チュホを本登録メンバーに加えることとなった。

 韓国は今後フロリダでキャンプを行い、来月9日にガーナと親善試合で最終調整をし、18日に初戦ロシア戦を迎える。

◆昨季まで千葉所属のFW深井正樹が長崎加入「復帰できるまで回復」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140529/194444.html?view=more


長崎への加入が決まったFW深井正樹 [写真]=Getty Images


 昨シーズンまでジェフユナイテッド千葉に所属していたFW深井正樹が、V・ファーレン長崎へ完全移籍することが決まった。29日に両クラブが発表した。加入は6月1日からとなる。

 深井は1980年生まれの33歳。駒澤大出身で、2003年に鹿島アントラーズへ加入した。2007年にはアルビレックス新潟、2008年には名古屋グランパスへ期限付き移籍。同年8月に千葉へ期限付き移籍で加入し、翌2009年に完全移籍となった。2013シーズンは、リーグ戦13試合出場、天皇杯1試合出場1得点を記録。今年1月10日に契約満了が発表され、「僕は昨年末、けがをしてしまいました。今は治療に専念し、けがが治ったら、今後のことを決めたいと思います」とのコメントを寄せていた。今年5月には、千葉の集客イベントでPR部長を務めた。

 深井は千葉に対して、以下のようにコメントしている。

「皆様、僕のけがの事でご心配おかけしましたが、この度、サッカー選手として復帰できるまで回復しました。アジアを含め、復帰場所、時期を模索していましたが、V・ファーレン長崎からオファーを頂き、行くことを決めました。ジェフの関係者の皆様、ファン、サポーターの皆様、本当にありがとうございました。年末にけがをしてしまい、暗く長いトンネルを歩くと思っていたときも沢山の温かい言葉に勇気をもらいました。PR部長など、なかなか経験できない仕事をさせて頂いて、みなさんと一緒に盛り上がれたことが本当に楽しかったし感謝の気持ちで一杯です!これからはライバルになりますが、元気いっぱい走り回る姿を、皆様に見せて行きたいと思います。6年間本当に幸せな時間でした。ありがとうございました!!」

◆治療専念で千葉退団のFW深井が長崎で現役再開!(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139851-139851-fl



 V・ファーレン長崎は29日、FW深井正樹(33)が6月1日よりチームに加入すると発表した。

 深井は昨年末に負った怪我の影響もあり、今年1月に5年半在籍したジェフユナイテッド千葉を退団。今後については、「治療に専念し、怪我が治ったら、今後のことを決めたいと思います」と話していた。

 だが今回、懸命のリハビリが実り、“現役再開”が決定。千葉を通じ「皆様、僕の怪我の事でご心配おかけしましたが、この度、サッカー選手として復帰できるまで回復しました」と喜びを語った。

 長崎への入団については、「アジアを含め、復帰場所、時期を模索していましたが、V・ファーレン長崎からオファーを頂き、行くことを決めました」と説明。「これからはライバルになりますが、元気いっぱい走り回る姿を、皆様に見せて行きたいと思います」と意気込みを語っている。
 
以下,プロフィール
●深井正樹
(ふかい・まさき)
■生年月日
1980年9月13日(33歳)
■出身地
山梨県
■身長/体重
161cm/60kg
■経歴
韮崎高→駒澤大→鹿島→新潟→名古屋→千葉

◆伊野波 ボート松井繁の“幸運タオル”持参「験がいい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/30/kiji/K20140530008261420.html

ザックジャパン 米国合宿へ出発 (5月29日)

 DF伊野波がラッキーアイテムのタオルマフラーをブラジルに持ち込む。

 以前から親交のあるボートレースの松井繁からもらったそうで「松井さんがSG(スペシャルグレード)を獲った時に持っていたそうで。験がいいし、いい力があるんじゃないかと」と説明した。休日となった28日は、東京のお台場で家族と過ごして英気を養った。

◆【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】レポート:全員が一致団結して戦った神戸が会心の勝利!2連敗からの3連勝で決勝トーナメント進出へ望みを繋ぐ!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173343.html

5月28日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 3 神戸 (19:00/カシマ/6,054人)
得点者:9' 杉浦恭平(神戸)、57' 大屋翼(神戸)、75' 橋本英郎(神戸)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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シュート17本を放っても神戸のゴールネットが揺れることは一度もなかった。会心のゴールが決まるたびに派手なガッツポーズを繰り返す安達亮監督と、シュートが外れるあとにガックリ膝をつくトニーニョ・セレーゾ監督の姿はとても対照的だった。

神戸にとっては会心の勝利と言えるだろう。リーグ序盤の快進撃を支えたマルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、シンプリシオのブラジル人トリオを欠き、さらには小川慶治朗もいない布陣。厳しい戦いも予想されたなかでチーム全員が一致団結して戦い、勝利をもぎ取った。
試合は序盤から神戸のペースだった。鹿島は「今日は立ち上がりの20分で圧力をかけて1点を取りにいこうと指示を出しました」というセレーゾ監督の指示を受け、勢いよく攻撃に出ていたがバランスを保っていたのは神戸。相手のボールを奪うとすばやく速攻を繰り出し、森岡亮太、杉浦恭平が立て続けに決定機を迎える。
すると9分、植田直通が小笠原満男に不用意に預けたパスを複数人で囲んで奪い返し、逆サイドへフリーで走り込んでいた杉浦に展開すると、これを杉浦が落ち着いて流し込み、鹿島の出鼻をくじく先制点を奪った。

その後は鹿島が猛攻を仕掛ける。「先制したあとは、前半はかなり鹿島にボールを動かされてほとんど自陣で守備で耐えるだけの時間帯が長かった」と神戸の安達監督が振り返るとおり、神戸は自陣に釘付けになった。しかし、序盤に2度も遠藤康のシュートを阻んだ山本海人を中心とした神戸守備陣の集中力は高く、鹿島の攻撃もワンパターンになりがちで神戸のゴール前を崩すまでには至らなかった。

後半、鹿島は遠藤とカイオに代えて豊川雄太と野沢拓也を投入し、攻撃の活性化をはかる。サイドに開きがちな前者と違い、互いに近い距離でプレーする2人はいきなりチャンスをつくった。しかし57分、ドリブルでつっかけた野沢が倒されるもファウルを取ってもらえず、逆にカウンターを受けたところであっさり2点目を神戸に許し、スタジアムには冷たい空気が漂うようになった。
その後、75分にも橋本英郎にフリーでシュートを許し、曽ヶ端準の手を弾いたボールがゴールに吸い込まれ神戸が3点目。思わぬ大差が付く試合となった。

これまで出場機会に恵まれなかった選手が「いままでの自分たちが試合に出られなかった鬱憤を晴らすかのように活躍してくれた」(安達監督)という神戸。チームには良いサイクルが生まれている。ヤマザキナビスコカップは2連敗からのスタートだったが、これで3連勝。最終節、清水の結果次第では、勝利すれば決勝トーナメント進出も夢ではない。仙台とのホームゲーム(6/1@ノエスタ)にすべてを賭けることになる。

鹿島はこれで3敗目。なんとか突破の可能性は残しているが、大量得点を奪って清水を下し、さらに神戸が敗れ、F東京が引き分け以下、鳥栖が勝った場合はそれを上回る得失点差、といういくつもの条件をクリアしなければいけない。05年以来の予選リーグ敗退が近づいてしまった。

以上

2014.05.29 Reported by 田中滋

◆大迫 内田に刺激受けた!写真集を持参し再合流(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/30/kiji/K20140530008261630.html

ザックジャパン 米国合宿へ出発 (5月29日)

 FW大迫は、かつて鹿島でチームメートだった内田とともに再合流。内田の写真集を左手に持ち「移動用に持ってきました」と話した。

 27日のキプロス戦では出番なしに終わり、米国合宿での残り2試合が、先発奪取に向けた最終アピールの場となる。柿谷、大久保との1トップ争いに勝たなければ、W杯での先発は見えてこない。キプロス戦でケガから復帰して、ゴールまで決めた内田に刺激を受けながら、W杯開幕までラストスパートに突入する。

2014年5月29日木曜日

◆内田、3カ月半ぶり出場で復活ゴール!「4年前より責任感を感じてます」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140528/jpn14052812100019-n1.html


 指宿合宿でのハードトレーニングが響いたのか、27日にキプロス戦に挑んだ日本代表は立ち上がりから非常に重く、連動性を欠いた。パス回しは各駅停車になり、効果的な攻めを思うように見せられない。右FWで先発出場した岡崎慎司(マインツ)が「今日は攻めに時間をかけすぎていた部分があった。チームとしても迫力がなかったと思います」と反省の弁を口にした通り、ザッケローニ監督のいうインテンシティー(回転数、強度)を見せることができていたのは、前半の11人では長友佑都(インテルミラノ)くらいといっても過言ではなかった。

 2月9日のハノーバー戦で右太もも裏を負傷した内田篤人(シャルケ)も、3カ月半ぶりの公式戦復帰を果たしたが、序盤は慎重にプレーしている印象が強かった。再発の可能性を危惧していたのか、普段より球際も間合いを空けたり、攻撃参加を自重するなど、コンスタントに試合に出ているときに比べると一つひとつの動きがやや物足りなかった。「今日は何となく45分間だろうと思った」と本人も話した通り、この日はピッチに立てる時間も限られていた。前半のうちに明確な仕事をしなければ、自信を持ってブラジル本番へ突き進んでいけないという危機感もどこかにあったはずだ。



 そんな内田に絶好のアピールの機会が巡ってきたのが、前半43分だった。中央前目の位置に上がっていた山口蛍(C大阪)が岡崎へタテパスを送り、岡崎がダイレクトではたくと、香川真司(マンU)が反転してシュートへ持ち込もうとした。これがブロックされた瞬間、内田はこぼれ球が来ると確信し、前線に走り込んで負傷した右足でゴール。2008年6月のバーレーン戦(埼玉)以来、6年ぶりの代表2点目をマークした。

 「自分はちょっと高い位置に行き過ぎたかなと。でも何回もあそこにこぼれるのを見ていたんで(狙ってました)」と彼自身にとってしてやったりの一撃。ようやく復活を遂げることができたという実感を、内田は持てたのではないだろうか。

 とはいえ、ここまでの道のりは紆余曲折の連続だった。同じく負傷で離脱した欧州組の長谷部誠(ニュルンベルク)、大津祐樹(VVVフェンロ)とともにJISS(国立スポーツ科学センター)に通うリハビリ生活はとにかく過酷だった。その内田をブラジルワールドカップの舞台に立たせるために、本当に多くの人々が奔走した。治療をしてくれたドクターや日本代表のトレーナーはもちろんのこと、JISSで負傷からの復帰を目指す他競技の仲間たちにも励まされた。



 「自分たちは恵まれてると思いましたね。お金の面もそうですし、こうやって注目してもらってるのに、まだまだ頑張り足りない。他のマイナーなスポーツの選手は注目がない中で自分よりも大きなケガをしてるのに頑張って毎日リハビリしていた。その姿を見て、心打たれる部分は沢山ありました。そういう人たちのために勝ちたいと心底、思いました。4年前よりその責任感を感じてます」と内田は指宿合宿前の欧州組自主トレの場でこうしみじみと語っていたほどだ。

 キプロス戦の決勝点となったこのゴールは支えてくれた多くの人への恩返しの一端にはなったはずだ。が、内田はさらに自分のパフォーマンスの質や量を上げていく必要がある。1年前のコンフェデレーションズカップ・ブラジル戦(ブラジリア)でネイマール(バルセロナ)と堂々とマッチアップした頃に匹敵する動きを見せるためには、相手に体をぶつけてボールを奪い取れるようなタフさと逞しさ、粘り強さが求められる。現時点のレベルではその領域には達していないだけに、6月14日の初戦・コートジボワール戦(レシフェ)までにさらなるパワーアップを図ることが肝要だ。

 6月2日のコスタリカ戦、6日のザンビア戦で出場時間を徐々に伸ばし、勝負の本番をベストコンディションで迎えられれば、日本代表にとっても鬼に金棒。そのためにも、残されたアメリカ・タンパ合宿、そしてブラジル・イトゥでの直前準備を大事にしてほしいものだ。(Goal.com)

文/元川悦子

1967年長野県松本市生まれ。94年からサッカー取材に携わる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォロー。特に日本代表は練習にせっせと通い、アウェー戦も全て現地取材している。近著に「日本初の韓国代表フィジカルコーチ 池田誠剛の生きざま 日本人として韓国代表で戦う理由」(カンゼン刊)がある。

◆鹿島、2005年以来の1次L敗退の危機/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140528/jle14052822580013-n1.html



 ヤマザキナビスコ杯1次リーグ第6節A組(28日、鹿島0-3神戸、カシマ)鹿島は試合開始直後に遠藤が立て続けに絶好機を逃したのが痛かった。前半9分に先制を許すと、カウンターを狙う神戸の術中にはまって完敗。2005年以来となる1次リーグ敗退の危機に立たされた。

 最近は決定力不足が顕著。セレーゾ監督は「チャンスを10回つくって1点取れるかどうか。練習の大半をシュート練習に費やしているだけに寂しい限りだ」と嘆いた。(共同)

◆鹿島決勝T進出絶望的、セレーゾ監督も爆発(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140528-1308571.html

<ナビスコ杯:鹿島0-3神戸>◇1次リーグ◇28日◇カシマ

 勝ち点6で並んでいた4位鹿島が、5位神戸に完敗して決勝トーナメント進出が絶望的になった。前半9分、中盤でボールを奪われてからの縦パス1本でGKと1対1にされ、神戸MF杉浦恭平(25)に先制点を献上。後半12分にもDFラインを破られて追加点を許し、同30分にはミスで3点目を失い万事休した。

 攻撃陣は数多くのチャンスをつくりながら最終的に無得点。FWダビ(30)はシュートを8本も打ったが、決定力が乏しかった。勝ち点3差で追う2位清水が敗れたため、数字上は6月1日に1次リーグ突破の可能性を残したが、得失点差が6あり厳しい状況。05年以来、9年ぶりに決勝トーナメント進出を逃す可能性が極めて高くなった。

 ホームのサポーターから激しいブーイングを浴び、トニーニョ・セレーゾ監督(59)も試合後の会見で爆発。通訳を挟まず計15分間、まくし立て「何人かの選手の責任のなさが、この結果を招いた。我慢の限界に来た選手もいる。ゴール前に突っ立っているだけで点が取れるFWが欲しいよ。普段の練習を取材している人は分かると思いますが、大半はシュート練習なのに…。寂しさが募るばかりです」と嘆いた。

◆【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173329.html

5月28日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 3 神戸 (19:00/カシマ/6,054人)
得点者:9' 杉浦恭平(神戸)、57' 大屋翼(神戸)、75' 橋本英郎(神戸)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●豊川雄太選手(鹿島):
「力不足です。コンビネーションで崩していく場面は何回かあった。そういう場面を増やしていきたいと思ったけれどあまりだせなかった。悔しい。絶対に負けられない戦いだったから勝てなかったのは悔しい。前半を見ていて、早い段階で失点してしまった。チームとしては25分以内に1点を取ることを目標として試合に入った。そこで取れなかったのも痛かった」

●昌子源選手(鹿島):
「結果を受け止めるしかない。これが実力です。可能性がゼロじゃないなら諦めるわけにはいかない。この結果を引きずらず良い形で次の試合に入りたい」


●田代有三選手(神戸):
「疲れた。足を攣りました。もうちょっとボールをもちたかった。最初から鹿島がガンガンきてたので、うまくカウンターで点を取れた。そのあとも後ろを固めてカウンターが多かったけど、もうちょっとボールをまわすのをやりたかった。ただ、うまくはまったとは思ってます。チームはまとまってる。今日も日本人だけだったけどうまくまとまって戦うことができた。次も勝てばまだわからないのでがんばります」

以上

◇【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】安達亮監督(神戸)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173328.html

5月28日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 3 神戸 (19:00/カシマ/6,054人)
得点者:9' 杉浦恭平(神戸)、57' 大屋翼(神戸)、75' 橋本英郎(神戸)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●安達亮監督(神戸):
「非常に、本当にタフなゲームで、結果の3-0ほど(内容は)離れてないと思うんですけど、とにかく選手がファイトしてくれて勝つことができました。その選手のファイトも本当に褒めてあげたいし、本当に讃えてあげないといけないんですけど、水曜日にもかかわらずサポーターの方がここまで来て、最後の最後まで声をからして応援してくれたことが、最後まで戦い抜けたすごく大きな要因だと思います。
試合の内容を振り返りますと、最初先制したあとは、前半はかなり鹿島にボールを動かされてほとんど自陣で守備で耐えるだけの時間帯が長くて、なんとかハーフタイムに守備のところを修正して、うまくカウンターで後半に2点目が取れたので、その後は鹿島は攻め、我々は奪ってカウンターというわかりやすい戦い方になったので、交代して出た橋本がしっかり点を取ってくれて、最後は何人も足が攣って、とにかくがんばるだけの戦いでしたけど勝つことができました。最終戦、とにかく勝たないといけないんで、多くのサポーターの方に足を運んでいただきたいですし、なんとか勝って決勝トーナメントに行きたいと思います。頑張ります」

Q:今日は3点決めたのが、杉浦選手、大屋選手、橋本選手と出番に恵まれなかった選手だったと思います。そういった選手の活躍で勝てたことは大きいと思いますが?

「仰るとおりで、チーム全体で掴んだ勝利だと思います。彼らにしたら勝ち上がって決勝トーナメントに行って試合数が増えればね、また自分たちのチャンスが増えるという思いもあったと思いますし、今までの自分たちの試合が出れなかった鬱憤を晴らすかのように活躍してくれたんで、非常に嬉しく思います。ただ、やっぱり彼らが日頃、練習でサボらずというか、試合に出てる選手よりも一生懸命やる姿を見てますので、それが実になってくれて僕自身もすごく嬉しいです」

Q:ブラジル人を欠く中でチーム状況は苦しかったと思いますが、その中で選手にかけていた言葉を教えて頂けますか?

「選手がある程度入れ替わったとしても、今シーズン我々がやっているサッカーは変えるつもりはないので、同じようなミーティングをしました。もちろん選手が変われば多少個性があるので、内容は変わる場面は要所要素ではあるんですけど、全体的なイメージは今シーズンに関しては全員の共通理解の元にやっていると思うので戦い方を変えると言うことではなく、今までやってきたことをやり抜く、と。その中で自分の個性を発揮してくれ、と。今日であれば相馬のクロスから田代が空中戦で勝つとか、あとはボールをある程度動かすんだけれど、相手があまりにも前から来るのであれば有三に少し浮いたボールを出すだとか。あとは、基本的にはボールを動かしていくんですけども、もちろん松浦のドリブル、杉浦の飛び出し、その辺は個人の持っているものを存分に出してくれ、と。そういう話しはしました。ただ、チーム全体としてやる方向が同じ絵を絵を描けていると思いますので、そこのところはぶれずにやったと思います」

Q:ブラジル人トリオがいないことはマイナス要素ではなく、逆に活性化している部分があれば教えて下さい。

「今日のゲームに関して言いますと、我々が以前培ってきた堅守速攻という部分が非常に多く見られたと思います。うちに数年いた選手がたくさん試合に出ていましたので、そのイメージはあったかな、と思います。それにプラスして、今シーズン目指している自分たちの方からボールを持って崩していくという、ちょうどいい具合なバランスがあったのかなと思います。森岡だとか、チョンウヨンだとか、大屋だとかはもちろんボールをつなぐことができます。ただ、攻められた時は全員できちんと引いてブロックを引いてからそこからカウンターで出ていく。そういうのがブラジル人選手がいなかったからこそ、日本人同士で話しをしてコーチングも非常に多かったですし、まとまって戦う方が明確にできてプラスの部分が見えたのかなと思います」

以上

◆【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173327.html

5月28日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 3 神戸 (19:00/カシマ/6,054人)
得点者:9' 杉浦恭平(神戸)、57' 大屋翼(神戸)、75' 橋本英郎(神戸)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:最初の1点目が痛かったと思います。今日のメンバーだと縦に速いサッカーになってしまうため、後半に中盤の選手を代えたと思いますが、もともとはどういう狙いがあった起用だったのでしょうか?

「今日先発したメンバーがこの5カ月間ずっと先発したメンバーであり、連携や連動、お互いの特長や癖、お互いの長所や短所ということもよく理解している。そうすると試合の戦法を考えた時にやりやすい、あるいは意思の疎通が簡単に伝達できるのではないかと言う思いがありました。今日は立ち上がりの20分で圧力をかけて1点を取りにいこうと指示を出しました。残念ながら失点する前に、おそらくこの試合の90分のなかで得点になりそうな場面が、我々に4回から6回くらいあったのではないかと思います。僕は戦法、あるいは今日について求めたものがありました。

非常に残念なのは、失点するまで、何名かは責任の無さが見える姿勢があったことを非常に残念に思いました。このクラブというは数多くのタイトルを獲ってきたクラブです。ヤマザキナビスコカップというのは僕にとってもクラブにとっても非常に重要な大会であり、今日勝てば予選突破できる可能性が、次節で勝つよりももっと可能性の高いところに持っていくことができました。その条件を達成しないといけないと伝えた上で、こういう戦法をとってこう戦っていくんだということを伝えました。その上で、自覚の無さ、責任感の無さが、結果よりも残念な気持ちになります。

例えば、相手が得点をした時、そのあと当然ながら時間を稼いだりゆっくりしたプレーをする中で、誰一人としてもレフリーにアピールしたり、ボールが出たところでボールを拾ってその場所においてリスタートを早くさせるとか。そういうような姿勢で積極性や勝ちたい欲があるのかないのかがわかる。それは言葉ではなく表現です。間違いない、嘘のない姿勢なので、そういった部分は改めないといけない。僕は試合をこなす選手を育てているつもりはないですし、常に勝負にこだわる選手、どんな状況でも最後まで諦めない姿勢を見せる選手を育ててるつもりです。僕はハーフタイムで選手の意識を少しでも変えられればと思いました。彼らに言ったのは、この試合もしかして0-3や0-4で負けてもいい。ただ、最低限戦う姿勢や一生懸命やろうとしている気持ちを見てる人にちゃんと伝えないといけない。お金をもらっている以上、一生懸命やることは基本的な部分であって、それを示さないのはあってはいけない。それはプロ意識の無さであり、許されるべきことではありません。僕を含めて選手、スタッフ全員が、テレビを通じて応援してくれてる皆さんや今日来て下さってる皆さんに対して一生懸命やることは当たり前のことです。熱くなる、熱くならないということの度合いは、勝負にこだわる意識や競争意識を示している。今日は水曜日だ、夜だ、蒸し暑いな、という印象を、僕だけでなく前半を途中から見ていた人は感じてしまったと思います。それは、指導者としてはとても残念なことであってはならない。最低限のことはやらなければならない。

後半になって、少しはそういう一生懸命な姿勢を見せたところはあるかもしれません。どうしてもビハインドという状況だったので、バランスを崩しながらやらなければいけませんでした。バランスを崩しながらでも気の利いたポジショニングだったり、あるいはプレーを切ることができれば、また違うのですが、どうしても若いチームですので、若さ故の経験の無さのところでちょっと物足りないところがありますけれど、指導していけば彼らは良くなっていくという自信を僕は持っているし、彼らもその自信を持っている。吸収したいという気持ちは若手に関しては評価したいと思います。この半年間の中で、チームは残念ながら組織としての成熟は、まだできていないし、個人の部分でもやっていかないといけない。あとは2、3人の選手のパフォーマンスによっては、チームの成績やパフォーマンスに影響してしまっています。週に1回の試合だとなんとかいけるけど、週に2回だとだんだんパフォーマンスが低下してしまう。そうなるとチームがコロッと変わり、同じメンバーでありながら違うチームに変貌してしまいます。まだ、組織として、チームとしての完成度は遠い話しなので、徐々にやっていかないといけません。試合の中でやっていいプレーとやってはいけないプレーが存在するが、まだ若さ故に、これはどうなんだろうと、瞬時の判断ができていない。相手が何をどのように狙っているのか、相手がどのように対策を取ろうとしているのか、ということを試合のなかで対応できていない。分析は試合の前にミーティングで伝えますが、ただ試合中は人間がやっている以上、自分たちが変化を加えるのと同様に、相手もいろんな変化を加えて来ます。それを読んで次の対応をしないといけない。言われてないから対応できません、ということでは未熟さに繋がる。そこをもう少し改善しないといけないと思います。臨機応変に、Aプラン、Bプラン、Cプランまでは伝えますけど、Dプランは自分で臨機応変に感じて対応しないといけない。そういう場面が試合中には存在するので、うまく指導していきたいと思います。まず基本的なベースとサッカーのセオリーがあるので、それを叩き込んでいるところです。それができるようになれば、おそらく勝っている時、負けている時、引き分けている時というベースの中で、次は不利か有利な状況になった時、どのように対応していくのかとうことを、相手の圧力やジャッジの影響があるなかで、精神状態や技術、体力といういろんな変動する自分のなかの要素を考えながら対応する術を身につけないといけません。

半年間、指導する中で若手に対しては何の不満もない。多少のミスというのは存在するし、逆に彼らはそのミスをしないと、言葉や練習で示したとしてもわからない。そのミスを犯したことで指摘され、これなのか、とわかるようになるし、やろうとしている気持ちもある。そこに関しては不満はないです。しかし、もし物足りなさを感じているというところであれば、中堅とそれ以上の選手たちが、もうちょっと彼らはできるはずなのに出し切れていないという気持ちがあります。中堅組とベテラン組がもっとチームに貢献できるのにな、という気持ちがあります。試合に負けた後なので、ああだこうだと言えるかと思いますが、全体的にはそのような状況かと思います。

ただ、忘れてはいけないのはヴィッセルさんのメリットです。彼らが決めるべきところでしっかり決め、やろうとすることがピッチのなかで示されたということは、ヴィッセルさんに関してはおめでとうと言いたいです。我々がやらなければいけない課題は多くあると思います。まだ、ヤマザキナビスコカップは1試合残っていますし、そこに全力を尽くして準備したいと思います。その後は中断しますけど、この半年やったメンバーの中で見直さなければいけないところもあるだろうし、それは一人ひとりが中断明けに示す日々の姿勢と努力を見ながら、あとは成長と向上心という部分を見ながら、またチームを一段と底上げできればと思っています。

あとは交代のところで、豊川選手をカイオ選手に代えていれたところで、最低限守備でがんばる、生き生きした気持ちを示してくれました。それだけでも、微力と言われるかもしれませんが、チームにとっては良い血や空気を循環させるようになりました。また、遠藤選手は前半で一生懸命やってくれましたが、前半の終盤の方で疲れているように見えましたし、おそらく前半でチームで一番チャンスが多かった選手ではなかったかな、と思います。あとは土居選手のところに柴崎選手を入れました。土居選手については、正直、僕の我慢も限界に来ていました。前を向く、シュートを打つということを5カ月間言い続けてきました。それを改善できないようであれば限界です。同じようにサイドハーフがシュートを打たない。ボランチがペナルティエリアの前に来てシュートを打たない。サッカーの基本的なセオリーであり、両サイドハーフは何回ペナルティエリアに侵入するのか、何回シュートを打つのか。ボランチがペナルティエリアの前に顔を出して何回シュートを打つのか。FWが何回シュートを打つのか。それは僕が決めたルールではなく、選手を獲得する上でのセオリーであって、選手を獲得する際には世界にはそういう基準の下で判断しています。そのセカンドストライカーが相手に対して何の怖さも与えない。両サイドハーフもシュートを打たない。ただ、ボールを保持する、パスワークをするだけの選手だったら、相手は何の怖さも抱かない。そういうところで改善する余地はあり、指導する甲斐もあります。それをもっと良くしていきたいと思います。

ここ5、6試合くらい、ずっと取材している方であればわかると思います。チャンスをつくれど決められないということが続いていると思います。10回チャンスをつくってやっと1点取れるかな、という状況になってしまっている。この間、冗談で言いましたが、ただペナルティエリアに突っ立ってるだけで点を取ってくれる選手が欲しいと思います。それくらいの思いがしてきて、寂しい思いがしています。日々クラブハウスに来ている記者であればわかると思いますが、おそらく練習の大半の時間はシュート練習ばかりのものになっている。やっていないわけではないので、寂しさが募るばかりです」

Q:ヤマザキナビスコカップの突破が厳しくなった結果について改めてお願いします
「自力では難しくなりました。他会場の結果によっての状況です。ただ、言えることはホームワーク、つまりホームでの試合に勝っていればなんの問題もない状況であって、去年とは逆の状況だと思います。ナビスコカップの前節をご覧になっているかわかりませんが、どれだけチャンスをつくればいいんだ、という試合だったと思います」

以上

◆Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第6節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51381

ナビスコ予選 第6節 ヴィッセル神戸戦

ホームで3失点の屈辱。神戸に敗れて、ヤマザキナビスコカップ2連敗。

21日に行われたヤマザキナビスコカップA組第4節のG大阪戦で1-2と競り負けた鹿島が、逆転での予選突破を懸けてホームゲームに臨んだ。カシマスタジアムで行われた第6節のヴィッセル神戸戦は、前半に先制を許すと、後半にも2失点を喫して0-3で敗れた。

鹿島は山本が公式戦3試合ぶりに先発し、左サイドハーフにはカイオが入った。決勝トーナメント進出のためには勝利が絶対に必要な鹿島は、5分に最初の決定機を迎える。カイオからの浮き球のパスに反応した遠藤が、最終ラインの背後を取って絶妙なトラップ。得意の左足の前にボールを置いたが、シュートは相手GKに阻まれてしまった。

開始早々にチャンスを作り、得点の予感を漂わせた鹿島だが、G大阪戦に続いて先制を許してしまう。9分、中盤でボールを奪われ、最終ラインの背後へ1本のスルーパスを通される。最後はペナルティーエリア内に入った杉浦に右足シュートを決められてしまった。

1点ビハインドを負った鹿島は、同点弾を目指して攻勢をかける。19分には小笠原が右サイドから放ったアーリークロスにダヴィとカイオが飛び込み、24分には土居が思いきったミドルシュートを放った。28分に得た左CKでは、小笠原がグラウンダーでペナルティーエリア内へパスを送る。走り込んだ遠藤が強烈な左足シュートを打ったが、クロスバーに阻まれてしまった。33分にも、山本のクロスにダヴィが飛び込み、バイシクルシュートで合わせたが、枠の上へ外れた。鹿島は同点に追いつけず、0-1でハーフタイムを迎えた。

後半開始時から、トニーニョ セレーゾ監督は野沢と豊川を投入し、2列目の選手を入れ替えて打開を図る。そしてその期待に応え、野沢と豊川は積極的な動きを見せた。46分にはペナルティーエリア内で浮き球のパスを受けた野沢が胸で中央へ落とし、豊川が飛び込んでゴールを脅かした。52分には、野沢からのパスをトラップした土居がペナルティーエリア手前から右足ミドルシュート。相手DFにブロックされたが、ゴールへの意欲を見せた。さらに53分には、ダヴィが最終ラインの背後を取り、ペナルティーエリア内にドリブルで持ち込んで右足シュートを打ったものの、サイドネットに当たってゴールならず。なかなか同点に追いつけない。

すると、次の得点は神戸に生まれてしまった。57分、最終ラインの背後にスルーパスを出され、大屋に右足シュートを決められた。鹿島は66分にルイス アルベルトを投入して反撃を目指すが、ボールをキープしながらも決定機を生み出せない。75分には、神戸の橋本に右足シュートをねじ込まれ、リードを3点に広げられてしまった。

苦しい展開を強いられた鹿島は最後までゴールを目指したが、神戸守備陣を破ることはできなかった。試合は0-3で終了。鹿島は17本ものシュートを放ったが、ホームで完封負けを喫した。この敗戦で、鹿島はA組の6位に転落したが、まだ決勝トーナメント進出の可能性は残っている。次節は中3日、6月1日にカシマスタジアムで開催されるヤマザキナビスコカップA組第7節の清水エスパルス戦だ。ワールドカップによる中断前最後の一戦、必ず勝利で締めくくらなければならない。



【この試合のトピックス】
・山本が先発出場し、5月10日に行われたJ1第13節の川崎F戦以来、公式戦3試合ぶりの復帰を果たした。
・カイオが公式戦2試合ぶりに先発復帰した。
・野沢が2試合連続の途中出場を果たした。
・豊川が後半開始時に投入され、3試合ぶりの公式戦出場となった。
・ルイス アルベルトが公式戦2試合ぶりの出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・もっと積極性を出して、気持ちを込めて戦い、勝利への意欲を表現しよう。
・残り45分ある。チャンスは必ず来るので組織でゴールを狙いにいこう。
・走る、戦う、声を出す。サッカーにおける基本を忘れるな!


ヴィッセル神戸:安達 亮
・もう少しピッチの幅を広く使うこと。
・1人でやらず、周りがサポートしてつないでいくこと。
・最後まで走り切れ!!

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・今日先発したメンバーがここまでの中心だし、連係面もコンビネーションもしっかりしているので、意思の伝達がスムーズかと思っていた。序盤からプレッシャーをかけ、点を取っていこうと言っていたし、チャンスは多くあった。非常に残念だったのは、失点するまで責任感を感じていない選手が数人いたこと。このクラブは多くのタイトルを獲ってきたし、このナビスコカップはクラブにとっても大切なタイトル。今日勝てば予選リーグ突破できる可能性は大きくなったし、そのためにもどう戦うかを伝えたつもり。その消極的な姿勢に対して、私は悲しく思う。

・勝つという欲があったのか、そういう部分は改めなければいけない。私は試合を消化する選手を育てているわけではなく、勝つために戦う選手を育てている。それはハーフタイム中に強く選手たちに伝えた。お金をもらっている以上、勝つ姿勢をお客さまに見せることは当然。それができなければ、プロとは言えない。一生懸命プレーすることは当たり前だし、勝負にこだわる姿勢を示すことがとても重要なことだと思う。今日の消極的な姿勢は見ている皆様に伝わったと思うし、それはプロとしてあってはならないこと。後半になって、まだ良くはなったと思うが、若いチームだから故の経験のなさも出た。しかしそれは指導していけば、改善できる部分だし、私は彼らの吸収したいという気持ちを感じている。ただ今は2、3人の選手がいつもの力を発揮できなければ、全く違うチームになってしまうのが現状。相手がどのような対策を取ってくるのかを試合の中で分析し、対応できるまでやらなければいけない。言われていないから分からないでは、まだ未熟と言える。臨機応変に対応しなければいけない場面というものは、試合中は必ず出てくる。セオリーを今はたたき込んでいる段階で、相手のやり方に適時対応する方法を身につけていかなければならない。

・忘れていけないことは、神戸はしっかりやらなければいけないことをしっかりやっていたことだし、そこは称えなければいけない。我々にはやらなければいけない課題がたくさん残っている。ナビスコカップではまだ1試合残っているので、それに対して先ずは全力を尽くす。

・自力での突破は難しくなって、他の試合の結果に左右される。しかし言えることは、ホームゲームで勝てていれば、全く問題なかったということだ。

ヴィッセル神戸:安達 亮
非常にタフなゲームだった。結果の3-0ほど内容に差はなかったと思うが、選手たちがファイトしてくれて、勝つことができた。選手の姿勢を称えたいし、平日にもかかわらず鹿嶋にかけつけてくださったサポーターの皆さんに感謝したい。その熱い気持ちが選手たちを戦わせてくれたと思う。先制はしたが、守勢に回る時間が多かったので、ハーフタイムに修正した。幸い追加点が取れて、前がかりで来る鹿島に対し、カウンターをかけられることが多くなった。最終戦も勝利して、何とかサポーターの皆さんに報いたい。


選手コメント

[試合後]

【野沢 拓也】
負けるのは本当に悔しい。まだ終わったわけではない。ホームで最近勝てていないというのがあった。次もホームだし、勝たなければいけない。勝たないと、ついてくるものもついてこない。次勝つことが、大事。

【昌子 源】
負けたら、全部言い訳になる。この結果を受け止めていく。これが実力。G大阪戦に続いて立ち上がりにやられたのも敗因の1つだと思う。どんな立場であれ、次の清水戦は絶対に勝ちます。誰が、ということではなくチーム全体の責任。試合が終われば結果論でいろいろなことが出てくるが、全部言い訳になる。この敗戦をしっかり受け止める。中断前にサポーターの方に勝つ試合を届けたいので、引きずらずに良い形で臨みたい。清水戦に出たからには、無失点で行きたいし、立ち上がりの失点も多いので、声を出してまとめていきたい。勝たなければ意味がない試合だった。まだ(予選突破の可能性は)ゼロじゃないから、諦めるわけにはいかない。1%でも可能性があるなら、全員でしっかりつかみに行きたい。誰1人として諦めていない。1%でも、0.1%かもしれないけど、それをつかみに行くために死に物狂いでやる。

【豊川 雄太】
力不足。コンビネーションで崩していく場面は何回かあった。あのような場面を増やしていきたい。それをあまり出せなかった。悔しい。絶対に負けられない戦いだったから、勝てなかったのは悔しい。前半を見ていて、早い段階で失点してしまった。チームとしては、25分以内に1点を取ることを目標として試合に入った。そこで取れなかったのも痛かった。パスやコンビネーションをもうちょっと上げていく必要があるのかなと思う。

2014年5月28日水曜日

◆麻也が内田にジェラシー「内田選手の決勝点で試合が決まる日が来るとは…」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139741-139741-fl



[5.27 キリンチャレンジ杯 日本1-0キプロス 埼玉]

 DF吉田麻也(サウサンプトン)が“親友”であり、故障上がりの仲間でもあるDF内田篤人(シャルケ)の劇的な復活ゴールに嫉妬心をのぞかせた。

「内田選手の決勝点で試合が決まる日が来るとは思っていなかったです!」

「ウッチー」とは言わず、あえて「内田選手」という呼び方。しかも、「『これで(代表では)何点取ったの?』と聞いたら『2点』と言っていた。僕も代表では通算2得点。並ばれたのでヤバイです」と複雑な表情をしてみせた。

 とはいえ、本心では自分自身の“復活”に手応えを感じており、表情は明るい。キプロス戦では後半の最初からピッチに立ち、45分間プレー。内田の取ったゴールをしっかり守り抜き、勝利に貢献した。

 3月下旬に左膝靭帯を損傷して以来、2か月ぶりの実戦復帰とあって、自慢のフィードではミスキックを連発したが、「サイドチェンジで3回ミスしたが、あれは、やみくもではなく意図して蹴ったもの。トライすることと、フィーリングを確かめるためにもやってみようと思ってのもので、この時期しかできないということで試してみた」と、ミスにも納得済みだ。

「コンディションは7、8割。試合をしていなかったというのも理由としてあるが、ケガの影響はあまり感じなかった。ここまでのプロセスはほぼ100%」と、胸を張る。

 それに加え、開幕戦まであと18日となった今、ケガ上がりの選手だからこそ、チームを活性化できるという思いもある。「今まで試合に出ていた選手でも最後までレギュラー争いはあると思うし、それは僕にも言えること。ケガをしていた選手も、試合に出ていない選手も、最後まで競争していかないといけない。その中でチームが向上していくのではないかと思う」

 内田、長谷部誠、そして吉田。負傷者トリオがザックジャパンの起爆剤にもなっていく。

(取材・文 矢内由美子)

◆ゴールに込めた内田の思い、3人のスタッフへ捧げる恩返し弾(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139742-139742-fl



[5.27 キリンチャレンジ杯 日本1-0キプロス 埼玉]

 真っ先にベンチへ向かった。前半43分、こぼれ球を押し込んで先制点を決めたDF内田篤人(シャルケ)はベンチ前のアルベルト・ザッケローニ監督とハイタッチをかわすと、チームメイトやコーチングスタッフと抱き合って喜んだ。

「前田さんと池田ドクター、早川さんのために、ちょっと(ゴールを)狙っていた」。試合後のミックスゾーンで前田弘トレーナー、池田浩ドクター、早川直樹コンディショニングコーチの名前を挙げた内田。ザックジャパン初ゴールとなる国際Aマッチ2得点目は、3人への感謝を込めた恩返しのゴールだった。

 2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れし、長期離脱を強いられた。手術を回避し、日本とドイツで懸命のリハビリを続けてきた内田にとって、代表の医療スタッフの支えなくして、この日の復活はあり得なかった。

「ケガをしてから、ほぼ毎日、どれぐらいの練習をすればいいのか、どれぐらい回復しているのか、連絡を取り合っていた。シャルケのクラブハウスにも来てくれて、シャルケのドクターとも会ってくれた。だから僕は安心してリハビリに専念できた」

 あらためて感謝の言葉を述べる内田は「3人だけじゃないけど、3人の存在は大きかった。選手がスポットライトを浴びるのも、あの人たちが時間を削って、選手のためにやってくれているから。ケガをして、そういうことを学んだ」と、裏方で支えてくれるスタッフへの思いを語った。

 ハノーファー戦以来、約3か月半ぶりとなる復帰戦は前半45分間のプレーだった。試合前にハーフタイムで交代するとは伝えられていなかったというが、「90分間はないかな。何となく45分かなと思っていた」。先制点が生まれたのは前半43分。交代する前に、どうしてもゴールが欲しかった。

 FW香川真司のシュートのこぼれ球を押し込んだゴール。PA内まで進入していたのも、点を取るためだった。「あの場面は高く行き過ぎたけど、何回もあそこでこぼれているのを見ていた。(出場時間は)45分かなと思っていたし、時間が少なくなっていたから。1点入れて、ベンチに行かなきゃという気持ちがあった」

 ゴールを狙って取れるものではない。しかも、ポジションは右SB。内田の代表戦でのゴールは08年6月22日のバーレーン戦以来、2165日ぶりだった。それでも、ゴールという形で感謝を伝えたかった。「一番分かりやすいのがゴールだから。実は狙っていた。宣言していた? 宣言したらできないから」。心に秘めていた思い。W杯壮行試合で生まれた“不言実行”の一発が、完全復活への狼煙となった。

(取材・文 西山紘平)

◆けがから復帰戦で得点の内田、トレーナーに感謝「ゴール狙っていた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140527/193602.html


ドリブルを仕掛ける内田篤人 [写真]=兼子愼一郎


「キリンチャレンジカップ2014」が27日に開催され、日本代表とキプロス代表が対戦。太ももの負傷から公式戦約4か月ぶりの復帰戦となった内田篤人が前半終了間際に決めた先制点により、日本代表が1-0で勝利した。

 試合後、2008年6月以来となるA代表2点目を決め、チームを勝利に導いた内田は、以下のようにコメントしている。

――約4カ月ぶりの実戦で久々のゴールだが?

「けがして、間に合うか微妙でしたけど、拾ってもらって。今日、ちょっとゴール実は狙っていて。トレーナーの人も脚を治してくれて、強くしてくれて。ドイツにも、治療のスタッフが来てくれていたので、ゴールした後にベンチへ行きました」

――真っ先にフィジカルコーチと抱き合っていたが。

「選手がピッチの上に立っていますけど、スポーツ選手はけががあって、そういう人たちの助けがあるので。スポットライトを浴びてほしいなといつも思っています」

――サポーターへ向けて一言。

「けがするのはしょうがないので、ビビッていてもしょうがないし。また、けがしたら治せばいいし。思い切ってプレーすることが大事だと思うので、まだ始まっていないですけど、しっかり準備したいです」

◆内田、3か月半ぶり実戦で復活弾!「拾ってもらって」W杯間に合った(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140528-OHT1T50024.html



 ◆キリン・チャレンジカップ2014 ブラジルW杯壮行試合 日本1―0キプロス(27日・埼玉スタジアム2002)

 内田が負傷からの復活を6年ぶりの代表ゴールで飾った。FIFAランク47位の日本は同130位のキプロスと対戦し、右太もも裏痛で2月9日以来の実戦となったDF内田篤人(26)=ドイツ・シャルケ04=が、前半43分に先制点を挙げた。チームは1―0で逃げ切り、これまで3分け1敗だったW杯前の国内最終戦で初勝利。日本代表は試合後に一時解散し、29日に直前合宿地の米フロリダ州タンパへ出発する。

 内田はチームメートに目もくれず、ベンチに向かって走り出した。ザッケローニ監督とタッチを交わすと、前田弘氏と抱き合い、次いで早川直樹氏とも胸を合わせた。2人の代表付きトレーナーへの感謝の気持ちだった。「けがをして、(W杯に)間に合うかどうか微妙だったけど、(監督に)拾ってもらって…。実はゴールを狙っていた」。右太ももを負傷してからの復帰初戦を、08年6月22日のバーレーン戦以来、2165日ぶりの代表2点目で飾った。

 前半43分、ゴール前で混戦になった。香川が浮き球をシュートしたもののヒットせず、ボールはGKに当たり、後方から走り込んだ内田の前にこぼれてきた。右足で丁寧に押し込むように、ゴール中央のネットを揺らした。「僕はDF。ゴールしても守備のことを考えて、すぐに自陣に戻る」。それが内田のポリシーだが、信念を曲げてまでベンチ前に走った。

 「トレーナーがドイツまで足を運んでくれて、治療スタッフが足を強くしてくれた。そういう人たちにスポットライトを浴びてほしかった」。2月9日、ドイツ1部のハノーバー96戦で右太ももを痛めた。診断は右ひざ裏の腱(けん)損傷で全治3か月。ドイツ人医師は「手術を受けろ」「W杯は諦めろ」と繰り返した。腱があと数ミリ下まで断裂していれば、日本代表入りは不可能だった。

 診断結果を覆したのは日本人の医療スタッフだった。「手術は回避」「W杯には間に合う」と診断したのは古巣・J1鹿島のチームドクター、香取庸一医師だった。3か月間しかない、失敗の許されないリハビリは、代表トレーナーの前田、早川両氏、代表の池田浩医師が協力した。内田の住むドイツまで訪れ、経過観察に努めてくれた。多くの人に支えられ、励まされ、戻ってきた日本代表の舞台。交代までの45分間、世話になった人たちに、ピッチを走り回る姿を届け、得点まで贈ることができた。

 10年の南アフリカW杯で予選は主力を務めながら、本大会では直前の戦術変更で1試合も出られなかった。ブラジルではW杯初出場を目指すのはもちろん、「いろんな思いを背負って戦う」と胸に秘めている。「再発してもみんなが治してくれるから、思い切りやるよ」。不動の右サイドバック、内田の恩返しには続きがある。(内田 知宏)

◆内田 支えてくれたトレーナーらに贈る復活感謝弾!(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/28/kiji/K20140528008250040.html

国際親善試合 日本1―0キプロス (5月27日 埼玉ス)



 日本代表DF内田が派手に完全復活を決めた。先発の右サイドバックで約3カ月ぶりに立った実戦のピッチ。0―0の前半43分、ゴール前の混戦から放ったシュートは相手DFに阻まれたものの、こぼれ球に再度反応し右足でネットを揺らした。「何回もあそこにボールがこぼれるのが見えたので。狙っていました」。08年6月22日、W杯南アフリカ大会のアジア3次予選バーレーン戦以来、6年ぶりの代表2得点目。その時と同じ埼玉スタジアムでファンを安心させた。

 ゴールを贈りたい人がいた。甘いマスクをほころばせ、向かった先はベンチの前田トレーナー、池田ドクター、早川コーチ。復帰を支えてくれた面々だった。2月9日のハノーバー戦で右太腿肉離れを発症。ドイツでは3人の医師から「手術が必要」と診断された。緊急帰国して受けた精密検査では腱の損傷も発覚。それでもW杯のために保存療法を選択した。都内の国立スポーツ科学センターでリハビリ。歩けるようになった後、ドイツに戻り理学療法を続けた。再発すればW杯は絶望。慎重を極めるリハビリを支えてくれたのが3人のスタッフだった。

 「ケガをしてほぼ毎日連絡をした。ドイツに来て治療もしてくれた。何らかの形で感謝の気持ちを伝えたかったが、一番分かりやすいのはゴールだと思った」。右膝裏の2本ある腱のうち、1本はなくなったが、今では左脚よりも太い。筋トレの成果で体重は1キロ増、心肺機能や走力は、シーズン前より高い数値をはじき出す。この日は想定通りに前半だけで代わったが、接触プレーを恐れず果敢に動き回った。

 4年前の南アフリカ大会は直前に戦術が守備的に変更されスタメン落ち。チームは16強入りしたが、晴れやかな気持ちにはなれなかった。それでも「4年前は4年前」と高ぶる思いは抑えている。前回大会後に移籍したシャルケでは欧州CLに2度出場。今夏には、プレミアリーグの名門アーセナルが獲得に動くと英国メディアに報じられるまで成長した。4年分の自らの思い。支えてくれた人の思いを背負い、ブラジルに乗り込む。

◆内田が先発で復帰 負傷した2月9日の試合以来の実戦(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052720270014-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本-キプロス、27日、埼玉スタジアム)右太もも肉離れで離脱していたDF内田が復帰した。負傷した2月9日の試合以来の実戦で動きは重かったが、復活への第一歩を記した。

 負傷直後は右膝周辺の腱も切れており、一時はW杯出場を絶望視されたが「追い込んで再発しても仕方がない」との覚悟で仕上げ、間に合わせた。「本番までの3試合を大事にしたい」と話していたように、これをきっかけにどこまで状態を戻せるか。(共同)

◆けがから復帰した内田、ゴール決め治療スタッフに感謝(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052721500015-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本1-0キプロス、27日、埼玉スタジアム)右太もも肉離れのけがから約3か月半ぶりの実戦でゴールを決めたDF内田篤人(26)が試合後、治療スタッフに感謝の言葉を贈った。

 内田は試合直後のインタビューで「けがをして間に合うか微妙でしたけど、(日本代表に)拾ってもらった。今日は実はゴールを狙っていて、足を治してくれた治療スタッフが来ていたので、ゴールした後ベンチのほうに行きました」と告白。さらに「選手がピッチの上に立てるのは、(治療スタッフら)そういう人の助けがあるので、スポットライトを浴びてほしいと思っている」と感謝の気持ちを述べた。

最後に「けがをするのはしょうがないので、けがをしたら治せばいいし、思い切ってプレーする」とW杯への意気込みを語った。

◆ザックジャパン、内田の1点でキプロスとの壮行試合に勝利(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052722270017-n3.html



 国際親善試合キリンチャレンジカップ、日本代表対キプロス代表の一戦が27日行われ、日本が1-0で勝利を収めた。

 ブラジル・ワールドカップ(W杯)本大会に向けた3つのテストの初戦であり、壮行試合として国内ラストマッチとなるこの試合。日本はほぼ基本通りのメンバーで試合をスタートさせた。負傷明けの長谷部、吉田は先発入りを見送る一方で、内田は先発で久々の実戦。1トップには柿谷が入った。

 序盤に良い形で試合に入ることができたのはアウェーのキプロス。3分に長友のクロスを奪って長いカウンターを繰り出したのを皮切りに、守備を固めて速攻という狙い通りの形を実践していた。

 8分に遠藤のミドルでファーストシュートを放った日本だが、意図したような攻撃を組み立てることはできない。コンディションのばらつきや疲労蓄積の影響が感じられ、出し手と受け手の呼吸が合わない場面が目立つ。

 16分に香川のミドルがGKに弾き出されたほか、いつも通りキレのある動きを見せる長友が何度かクロスに持ち込むも、ゴール前は合わせきれず。高さと強さのあるキプロスは決定的な形を許さず、本大会で対戦するギリシャの仮想チームとして手応えある姿を見せていた。



 29分にはようやく連係で崩す場面が見られたものの、柿谷の落としを受けて本田がコースを狙ったシュートは威力を欠いてGKにセーブされる。34分には岡崎が良い位置でFKを獲得したが、本田が放ったシュートはこの日の背番号4の動きの重さを象徴するかのように大きくゴールを外れていった。

 ハーフタイムの修正に注目点が移り始めていた43分、意外な形で日本に先制点が生まれる。左からのクロスが跳ね返されたところから再度中央突破を試み、岡崎が浮かせたボールに香川が反応。キプロスの選手が殺到してこぼれたボールに、上がってきていた内田が反応すると、一旦相手選手の足に当たったボールをもう一度空のゴールに蹴り込んだ。

 内田の代表通算2点目のゴールでリードして折り返した後半、ザッケローニ監督はその内田と今野、遠藤を下げて酒井宏、吉田、長谷部を投入。負傷明けの3人にはそれぞれ45分間を与えることになった。

 追加点を狙って試合を決めたい日本は50分、高い位置で相手のミスパスを奪った香川から、素早く縦へ走った柿谷へスルーパス。柿谷のシュートにはGKが反応し、ゴール前にこぼれたボールはDFにクリアされた。56分には長友が左サイドから中央へ切り込んでミドルシュートを放っていったが、これはわずかにゴール右に外れた。



 58分にはついに待望の大久保が登場。柿谷との交代で1トップに入ると観客席からの大歓声で迎えられた。62分にはさっそく香川との連係から左サイドでボールを受け、得意な形でシュートに持ち込んでさらにファンを沸かせる。

 67分には積極性の目立った香川が鋭いミドルシュートでゴールを脅かす。78分には山口が良い動きでペナルティーエリア内に飛び込んで行き、大久保のクロスを折り返したところで本田がシュートを放ったがGKがキャッチ。後半は攻撃の手を強めた日本が一方的に攻め立てたが、2点目が生まれることはなかった。

 清武、伊野波にも出場機会を与えた終盤、攻め続けた日本は何度か惜しい形をつくりながらもゴールを奪うことはできず、そのまま1-0で試合終了を迎えた。課題も収穫もあった試合で最低限の結果を出し、W杯への準備は残り2試合。今後はアメリカへ渡り、コスタリカ、ザンビアと対戦する。(Goal.com)

◆W杯間に合った弾!内田、負傷から107日ぶりピッチで結果(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140528/jpn14052805050004-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本1-0キプロス、27日、埼玉スタジアム)狙い通りのゴールだった。DF内田が前半43分、MF香川が試みたシュートのこぼれ球に詰め、右足で流し込む。待望の先制点だ。

 「久しぶりの実戦に出られてよかった。ゴールは実は狙っていました」

 2月9日のブンデスリーガ・ハノーバー戦で右足を負傷して以来、107日ぶりの実戦。復帰を支えてくれた早川直樹コンディショニングコーチ(51)や医療スタッフの元に駆け寄り、抱き合った。

 ハノーバー戦の試合終了間際に右太もも裏肉離れと腱損傷を負った。手術も検討されたが、前回大会は左太もも裏の炎症で立てなかったW杯のピッチに立つため、保存療法を選択した。

 25日まで行われた指宿合宿は、20分間の紅白戦に出ただけ。「ブラジルに行ってからけがするより、こっちでダメになった方がいい」と背水の覚悟で臨んだ試合だった。

 支えてくれた人の苦労に報いたかった。代表の池田浩ドクターはドイツを訪れて治療した。所属のシャルケのドクターとも話し合った。早川コーチらも内田に連日連絡をし、復帰をアシストしてくれた。2008年6月22日に同じ埼玉スタジアムで行われた南アフリカW杯3次予選・バーレーン戦以来の代表2ゴール目を決め、感謝を表した。

 守備陣に故障者が相次いだが、内田だけでなくMF長谷部やDF吉田も出場し、健在ぶりを示した。鹿児島合宿で右膝を痛めたDF酒井高も、出番こそなかったもののベンチに座った。

 「4年前は4年前、今日は今日。いろんなアクシデントに対して動じずやりたい」。内田らの復活で、ザック・ジャパンの懸念が解消に向かった。(林健太郎)

◆内田A代表2点目「実は狙ってました」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140527-1308012.html

<国際親善試合:日本1-0キプロス>◇27日◇埼玉

 日本代表DF内田篤人(26=シャルケ)が、3カ月ぶりの実戦復帰でA代表2得点目となる先制ゴールを挙げた。

 前半43分、ペナルティーエリア内でこぼれ球を押し込むと、真っ先にベンチへ駆け出しメディカルコーチと抱き合った。試合後、「実は今日、ゴールを狙っていました」と告白。「けがを治してくれて、強くしてくれた。スポーツ選手はそのおかげでプレーできるので、そういう人にスポットライトを浴びてほしい」と訴え、感謝した。

◆地元・鹿児島で世界への一歩を踏み出した点取屋…大迫勇也は1トップのレギュラーを奪えるか?(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140527/193339.html


日本代表に選出された大迫勇也 [写真]=VI-Images via Getty Images


 21日からスタートした2014年ブラジルワールドカップに向けた日本代表の指宿合宿。鹿児島県出身の遠藤保仁(G大阪)、大迫勇也(1860ミュンヘン)、それから宮崎県生まれで鹿児島実業高出身の伊野波雅彦(磐田)の3人は、地元メディアや関係者からの注目がつねに集まっていたが、大迫は地元でブラジルへの重要な一歩を踏み出せたことを素直に喜んだ。
 
「鹿児島に帰ってこられるのはすごく嬉しいことだし、ここでプロとしてやれるのはいいですね。鹿児島のしゃぶしゃぶも食べましたし、元気が出ました」と日頃シャイな彼も爽やかな笑顔を見せていた。
 
 これまで代表合宿が指宿が行われると、注目されるのは鹿児島実業出身の遠藤だった。鹿実からは城彰二(解説者)、松井大輔(磐田)ら代表選手が何人も出ていて、伊野波も彼らの後輩に当たるが、大迫は鹿児島城西出身。2009年正月の高校サッカー選手権で大会新記録となる通算10ゴールを挙げ、全国に名前をとどろかせたことは記憶に新しい。そういう力を蓄えた故郷から、彼は初の世界舞台での1トップの定位置を狙うつもりだ。
 
 大迫はこれまで世界大会に縁のない男だった。城福浩監督(現甲府)率いるU-17日本代表時代は最終候補まで行っていたが、本大会メンバーからは漏れてしまった。ユース年代の時も牧内辰也(現ファジアーノ岡山ネクスト監督)率いるU-19日本代表候補に選ばれながら、最終的に落選。日本が世界舞台を逃した2008年AFC・U-19選手権(サウジアラビア)も参戦すら叶わなかった。さらに2012年ロンドン五輪も、予選では関塚隆監督(現解説者)からFWの柱と位置づけられていたのだが、本大会はまさかのメンバー外。選出確実と言われていただけに、本人もショックは大きかったに違いない。
 
 それだけに、今回のブラジル大会には並々ならぬ思い入れがあるはずだ。昨夏の東アジアカップ(韓国)でチャンスをつかみ、その後もザックジャパンに呼ばれるようになったが、しばらくは柿谷曜一朗(C大阪)の後塵を拝していた。その地位が大きく変化したのが昨年11月のオランダ戦(ゲンク)で奪った前半終了間際のゴールだった。あの一撃がチームに大きな活力を与え、2-2のドローに持ち込む原動力となる。次のベルギー戦(ブリュッセル)では柿谷も得点したが、数少ないチャンスをモノにしたという意味で、大迫の方が勝負強い印象を残した。
 
 その勢いを力に変えるため、彼は今年1月に1860ミュンヘンへ移籍。ドイツ2部で屈強な男たちと対峙することで、ポストプレーやゴール前の動きに磨きをかけてきた。

「ドイツの激しい中でやることで、球際の部分や競り合いだったりで、自分のプレーを出せるようになってきたかなと。そこはプラスになってると思います」と本人も手ごたえをつかんだようだ。

 その実績と経験が日本代表でのプレーにも表れている。指宿合宿ではベテランの遠藤や大久保嘉人(川崎)らと同じ組でプレーすることも多いが、周りとスムーズに意思疎通を図れるようになってきた。

「少しずつはチームに慣れてきてるとは思うし、その中で自分のプレーを出すのが今は大事。まだまだまだまだよくなると思うんで。今はまだフィジカル中心の練習が多いけど、チームコンセプトを頭に入れつつ、整理している感じです。嘉人さんも一緒にやるのは全く初めてだけど、知らないとか言ってる場合じゃない。コミュニケーションはしっかり取らないといけない。僕がプロになる前から五輪とか代表で活躍してる選手ってイメージはありますけど、本番までにどういう関係が作れるかすごく楽しみ。2列目から飛び出すのが得意だし、抜け出しもうまいし速いんで、そういうところを流れの中でうまく出せるように自分も動ければいいと思いますね」と大迫は大久保とのタテ関係に具体的なイメージを描きつつある。
 
 トップ下に本田圭佑(ミラン)が入るのと、大久保が入るのでは、動き方は全く違う。1トップの大迫がしっかり体を張ってタメを作り、彼らにプレーする時間を与えることが、それぞれの長所を引き出すカギになる。そういう使い分けができれば、ブラジル本番で1トップのファーストチョイスになれる可能性はより高まる。
 
 加えてゴールという結果を残すことが肝要だ。その重要性はドイツへ赴いて、より強く感じているはずだ。

「1トップはゴールに一番近いし、単純に考えて一番ゴールに向かえるポジションだと思う。代表の1トップはちょっと特殊ですけど、今まで個人でやってきたことを出せたらいい」と彼自身も初めての世界舞台での1点を虎視眈々と狙っていくという。

 年代別代表時代の3度の挫折をバネに、這い上がってきた男の一挙手一投足が大いに気になる。

◆【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】プレビュー:シュート数の多さをゴールに結びつけられない鹿島。リーグ戦で苦杯を舐めた神戸から勝利をあげ、決勝トーナメント進出に望みを繋げるか?(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173245.html

5月28日(水)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸(19:00KICK OFF/カシマ)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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最近5試合の公式戦で1勝4敗と負けが込んでいる鹿島だが、シュート数で相手を下回った試合はひとつもない。14本、13本、15本、26本、19本と5試合で合計87本ものシュートを打ちまくっている。しかし、ゴールに決まったのはそのうちたったの4本。20本以上打ってようやく1点が決まるという効率の悪さでは、勝利を手にすることは難しいだろう。このところの苦しい戦績がそのことを如実に物語っている。

しかし、選手たちはいまの状況を悲嘆するのではなく、必ず状況は好転すると信じていた。
「チャンスを作れているのはチームとして出来がいいこと。チャンする作れなくて負けたら重いし、これからどうする、という感じになるけどそうじゃない。落ち込む必要はない」
攻撃を牽引する選手の一人である遠藤康は、得点が入らないことを「気にして違うサッカーをする必要はない」と断言した。

確かに、トニーニョセレーゾ監督体制も2年目を迎え、様々な攻撃のパターンを身につけつつある。シーズンの序盤はセットプレーで手堅く勝利を得ることが多かったが、最近は同じような得点場面はなく、得点する選手も偏っていない。チーム全員でチャンスを作り出せている。
「チャンスが増えてるのは互いを見れたり見る回数だったり、意識する回数が全員にあるからだと思う。自分一人でどうにかしてしまうというよりはみんなでサポートしながらできていることがチャンスの多さに繋がっている」
トップ下でそのチャンスの多くに関わる土居聖真は、ゴール前の場面が増えている理由をそう述べた。

しかし同時に、得点に結びついていないことへの危機感も強い。
「逆に言うとそれだけチャンスがあって決めきれないのは自分一人でも決めようと思う意識が足りないのかも。個人的には、半分半分くらい持てるといい」
そう言って、まわりを見ることと自分で行こうとする意識をバランス良く持つことの重要性に触れた。

今節対戦する神戸とはリーグ第8節で対戦、後半半ばまで2-1とリードを奪うも青木剛の退場をきっかけに一気に逆転を許し、勝利を逃す苦い経験をした。森岡亮太を中心とする攻撃陣の質は高く、守備で隙を見せれば同じように苦しい試合となることが予想される。互いに2勝2敗の勝点6。残り2試合で2連勝すれば勝点12まで伸ばすことができる。ただ、上位との対決をすでに終えている神戸、G大阪と清水が勝点15まで伸ばす可能性があるため、はたとえ2連勝しても届かない。しかし、鹿島は最終節に清水との対戦を残しているため、得失点差の勝負にはなるが、2連勝すれば決勝トーナメント進出に可能性を残すことができる。

「最善を尽くすしかない。前半戦は残り2試合なんでやることはやって、良い形で追われればと思うし、終わらないといけないと思う」
土居は、持っている力の全てを残り2試合で発揮することを誓っていた。

以上

2014.05.27 Reported by 田中滋

2014年5月27日火曜日

◆キリン、渋谷に日本代表応援拠点を開設!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052705000009-n1.html



 サッカー日本代表オフィシャルスポンサーのキリンが26日、東京・渋谷にサッカー日本代表応援拠点となるコンセプトショップ「KIRIN×夢を力に2014一番搾りガーデンSAMURAI BLUE応援ステーション」を開設し、オープニングイベントが行われた。

 オープニングイベントには、元日本代表DFの秋田豊氏(43)とタレントの土田晃之(41)が登場。日本代表への期待を秋田氏は「世界の名門クラブでやっている選手がたくさんいる。世界に出ていったらどのくらいできるのか。本当に楽しみでしようがない」とコメント。土田も「(日本選手が所属する)クラブチームが本当にビッグクラブで漫画の話じゃないかと思うくらい。日本代表にも漫画みたいなことをしちゃってほしい」と独特の表現で期待を語った。

◆内田、吉田も実戦復帰へ 時間限定での起用示唆(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139679-139679-fl



 DF内田篤人(シャルケ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)にとって27日のキプロス戦(埼玉)は、長期離脱明けの復帰戦となる。

 出場となれば、内田は右太腿裏を肉離れした2月9日のハノーファー戦以来、約3か月半ぶり。3月下旬の練習中に左膝の靭帯を負傷した吉田は2月22日のウエスト・ハム戦以来、約3か月ぶりの公式戦出場となる。右膝半月板損傷による長期離脱から今月10日のブンデスリーガ最終節で復帰したばかりのMF長谷部誠(ニュルンベルク)を含め、現時点でのコンディションを図り、試合感覚を養うための貴重な場となる。

 アルベルト・ザッケローニ監督は公式会見で3選手について「今日のところまでを見て、おおよその判断はできたし、彼らのコンディションはつかめたので、今日の夜にコンディショニングコーチと相談しながら、どれぐらいの時間を使えるの判断したい」と語り、時間限定ながらも起用を示唆した。

「スタメンかどうかに大きな意味はなく、何分出るのかが大切だ。彼らに関しても、W杯の初戦に100%のコンディションで合わせることに目的を置いている」。W杯までの強化試合はキプロス戦を含めて3試合。徐々に出場時間を伸ばしていく考えもあるようだ。

 内田は「ケガをしたのが確か2月9日。それは覚えているし、それ以来になる」と、久々の実戦復帰を見据える。「出るか出ないか分からないし、何分出るのか、90分出るのかも分からない」としたうえで「お客さんが入った中でやるのと、紅白戦や大学生相手にやるのとでは違う。3試合、本番まであるので、大事になるんじゃないですかね」と語った。

 鹿児島・指宿合宿では2部練習を含め、フィジカル的にも過酷なメニューをすべてこなしてきた。「足も出てくるようになったし、いい練習ができている。疲れが取れれば、体も動くと思う」。順調ぶりをアピールする内田に呼応するように、吉田も「久しぶりなので、何よりも楽しみたい。(W杯まで)残り3試合しかない。コンディション的にも戦術的にも、貴重な1試合になる。実りある試合にしたい」と、復帰戦が待ち遠しい様子だった。

(取材・文 西山紘平)

◆独誌報道、大迫勇也が1部昇格のケルンへ移籍か…長澤和輝も所属(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140526/193247.html


ケルンへの移籍が報じられた大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ドイツ誌『キッカー』は26日、1860ミュンヘン所属の日本代表FW大迫勇也について、来シーズンの1部昇格を決めたケルンへの移籍交渉が進んでいると報じた。

 大迫は、今年1月に鹿島アントラーズから1860ミュンヘンに移籍。ブンデスリーガ2部で15試合に出場して6得点を挙げた。1860ミュンヘンはリーグ戦を7位で終え、1部昇格は果たせなかった。

 同紙は、MF長澤和輝所属のケルンが大迫獲得に動き、移籍交渉は進展していると報道。ケルンは当初、ブンデス2部のカイザースラウテルンに所属するドイツ人FWシモン・ツォラーの獲得を目指していたが、交渉が難航し、より安価で獲得可能な大迫に白羽の矢を立てたと伝えられている。

 大迫は1990年生まれの24歳。2009年に鹿児島城西高校から鹿島に入団した。2013年にはJ1で19得点を挙げ、今年1月から1860ミュンヘンに所属している。日本代表としても国際Aマッチ7試合に出場して3得点を記録。ブラジル・ワールドカップに出場する代表メンバーに選出されている。

 ケルンは今シーズン、ブンデスリーガ2部を制し、3シーズンぶりの1部昇格を決めた。昨年12月には、専修大出身の長澤を獲得した。

2014年5月26日月曜日

◆秘策スローイン公開 W杯大きな武器に(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/05/26/0006993599.shtml



 「日本代表合宿」(25日、鹿児島県指宿市内)

 秘策スローイン練習の一部が公開された。タッチラインでボールを拾った選手が後方の選手にボールを投げ、その選手がスローインし、初めにボールを手にしていた選手は前方にダッシュし、チャンスをつくるというものだ。

 FW大迫は「前からやっていることの反復練習」と説明したが、ツボにはまれば大きな武器になるかもしれない。

◆大迫、本田と連係強化へ「要求する」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140525-1306532.html

 日本代表の国内合宿4日目の練習が24日、鹿児島・指宿市内で行われた。

 FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)は本田圭佑と連係面で要求し合っていく。23人がそろい「またピリッとした雰囲気になった。さらにいい緊張感」と感じ取った。攻撃では本田との連係が必要不可欠で「グラウンドでプレーについて話をする。要求することもあるし、されることもある。両方。自分がやりやすいようにやらないと面白くない。自分を持つことが大事」と、自身の力を発揮するためにも高めていく。

◆曽ケ端選手ボール寄贈 知的障がい者団体に20個(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14009337591805

サッカーボールを寄贈した鹿島アントラーズのGK曽ケ端選手(中央)。県知的障がい者サッカー連盟理事の藤田さん(右)と加藤さん=鹿嶋市粟生

サッカーJ1鹿島アントラーズのGK曽ケ端準選手が24日、県知的障がい者サッカー連盟にボール20個を寄贈した。同連盟が加盟団体へボールを贈る「サッカーボールドリームス」プロジェクトに賛同した曽ケ端は、「これをきっかけにサッカーに興味を持ち、さらに(選手が)増えてくれればうれしい」と話した。

同連盟によると、選手数は小学生から社会人まで約500人いるという。特別支援学校などでサッカーができる環境を整える一環として、ホームページなどでボールの寄付を呼び掛けている。

曽ケ端選手は今年4月のリーグ戦で、J1新記録の217試合連続出場を達成し、その偉業をたたえ鹿島のスポンサーから贈られた副賞(賞金)を、4号球(小学生用)と5号球(中学生以上)各10個の購入に充てた。追加購入なども検討中だ。

同日、鹿嶋市粟生の鹿島クラブハウスで贈呈式が行われ、曽ケ端選手から同連盟理事の藤田武士さんと加藤貴之さんにボールが手渡された。藤田さんたちは「こういう機会をいただき、新たなつながりができた。ボールを有効活用したい」と感謝した。

2014年5月25日日曜日

◆山形中島 J通算300試合勝利で飾るぞ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140524-1306119.html

 J2山形FW中島裕希(29)が、自身のJ通算300試合出場を勝利で飾る。過去J1で64試合、J2では前節までに235試合出場。節目となる今日24日のアウェー福岡戦では、2試合連続となる先発1トップを任される。23日、山形県総合運動公園でミニゲームなどで調整後、福岡入りした中島は「(300試合は)教えられるまで知らなかった。自分のゴールで勝ちたい」と意欲を見せた。

◆J2からブラジルへ 伊野波雅彦「守備を心配している人を見返したい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139509-139509-fl




 日本代表のブラジルW杯メンバーにJ2から唯一の選出となったDF伊野波雅彦(磐田)。A代表デビューを飾った2011年1月のアジア杯以降、国際Aマッチ出場数こそ20試合と多くないが、センターバックとサイドバックをこなし、3バックにも対応できるユーティリティー性はアルベルト・ザッケローニ監督からも高く評価されている。自身初のW杯を直前に控え、どんな心境で、どんな決意を胸に秘めているのか――。

―まずW杯メンバーに選ばれた率直な感想をお願いします。
「ザッケローニ監督になって、東アジア杯以外はずっと代表に呼んでもらっていましたが、(W杯メンバーに)入れるかどうかは分かりませんでした。ただ、もし落ちたとしても悔いはなかったですし、それまで経験させてもらったことに感謝しています。ですので、発表のときは意外と冷静というか、落ち着いていました」

―名前を呼ばれた瞬間はどんな気持ちでしたか?
「うれしかったですけど、それと同時に、これまで一緒にやってきた選手もいますし、一緒にやってきたチームメイトもいます。彼らの分までがんばらないといけない、結果を残さないといけない。そういう使命を果たさなければいけないという気持ちになりました」

―どういう状況でメンバー入りを知ったんですか?
「家にいたんですが、僕はテレビを見ていなくて、妻がテレビで見ていました。北京オリンピックのときも見ていなかったですし、(メンバーが)出てからでいいかなと」

―奥さんから聞いて知ったということですか?
「そうですね。携帯が鳴り始めて、これは入ったなと」

―ご家族も含めて周りの反応というのはいかがでしたか?
「W杯はやっぱりすごいんだなと。今までアジア杯やコンフェデなど、いろんな大会に出ましたが、W杯はまた別物なんだなと思いました。それは携帯が鳴り始めたときに感じました」

―大久保選手は1000通ぐらいメールが来たそうですが、同じような感じでしたか?
「2日間ぐらい止まらなかったですね」

―一方でチームメイトの前田選手や駒野選手は残念ながら選ばれませんでした。
「今までどおり、何事もなかったように接してもらっていて、もちろん悔しい思いはあるはずですが、そういう様子を見せずにというか、そういう状況をつくってくれています。細貝萌とも代表でずっと一緒にやってきて、僕と同じようにずっと最初から呼ばれていた選手でした。彼と一緒に行けないのは本当に残念ですが、彼の分までがんばりたいという気持ちです。(細貝とは)一緒にいることも多かったですし、お互い試合に出られないことも多かったんですが、その中でアジア杯では2人とも同じような感じで点も取りました。4年間ずっと一緒にやってきたので、彼の思いは絶対に一緒に乗っけてブラジルに行かないといけないと思っています」

―監督からは自分のどういうところが評価されていると感じていますか?
「センターバック、サイドバック、3バックになったときと、3つのポジションを果たせるというのもありますし、その中でスピードやビルドアップ、1対1の対応という部分ですかね。とにかくスピードが一番重要なところで、そこを重要視して選んでもらっているのかなと思っています」

―ザッケローニ監督の戦術はかなり緻密なイメージがあります。
「本当に細かいですね。例えばDFラインだったら、相手がどういう体勢で、どこにボールがあるかという状況に応じて、体の向きやポジショニングも1m単位で指示されます。ここにボールがあって、こういう状況のときは1m下がる、このときは3m下がる。何mという感じで言われています」

―一番最初に指導を受けたときは衝撃的でしたか?
「日本人はどうしても言われたことを聞いてしまって、それにとらわれ過ぎて、型にハマりすぎる面もあります。それで苦労した部分はありましたし、メディアからもそう言われていた時期もありました。今までだったらそれで終わっていたかもしれないですが、選手で話したりして、それだけにとらわれずにやろうという雰囲気が2年目ぐらいから出てきました。セルビアやベラルーシに負けたときも、ハセさん(長谷部誠)が指揮を執ってミーティングで自分たちのイメージを共有して、それを監督にも伝えました。めちゃくちゃ細かいですけど、自分たちの意見も共有してくれる感じですね」

―プラスアルファができてきていると?
「できているし、それを飲んでくれる監督でもありますね」

―W杯についてはどんなイメージを持っていますか?
「今までは夢というか、たどり着いて満足してしまうような状況だったんですが、やっぱりそこに行ってからが勝負だと思いますし、そこで結果を残すことが日本代表にも求められている時代だと思います。本当に大きな大会ですが、そこで結果を残さないといけないと思っています」

―気になるチームや選手はいますか?
「僕はクロアチアに行っていたので、そこで一緒にやっていた選手は気になりますね。今、モナコにいるGKのダニエル・スバシッチとはすごく仲良くしていたというのもありますし、クロアチア代表には僕のいたハイドゥク・スプリトから3人ぐらい、友達も含めたら4、5人入っています。ちょっと厳しいグループですけど(編集部注:ブラジル、メキシコ、カメルーンと同じA組)、自分がやっていたリーグでもあるので、知っている選手もいますし、気になりますね」

―W杯への意気込みと個人的な目標をお願いします。
「ここ数年、日本のサッカーに対する周りの見る目も変わってきたと思いますし、結果を求める時代になったと思います。結果を残さないと何も始まらないと思いますし、まずはそこですね。結果を残すことが一番の目的で、個人的には試合に出て、しっかり結果を残す。ピッチに立って仕事をするということですね。みんなも言ってますが、ベスト8以上は行きたいと思っています」

―個人的に結果を出すというのは?
「どういう状況でも、どういう環境でも、しっかり対応して、そこで結果を残す。失点を減らすということですね。今、守備面を心配されている人もいると思うんですけど、そういう人を見返すというか、驚かせられるようなプレーができればいいかなと思っています」

―スパイクはずっと「ティエンポ」を履いているそうですね?
「中学2年ぐらいから履いています。他のスパイクはほとんど履いたことがないですね。もともとデザインも好きでしたし、シンプルで、履きやすいです。それしか履いたことがないので、他が分からないというのもあります(笑)」

―スパイクに求める要素、こだわりはありますか?
「DFは滑ったら終わりなので、滑らないようにするのと、あとは結構、横の動きが多いので、横幅が広がりすぎないようにしてもらっています」

―ゲン担ぎみたいなものはありますか?
「試合のときだけではないですけど、子供の名前をスパイクの内側に入れてもらっているんですが、そこを触ってから紐を結ぶようにしています」

―それはいつごろからですか?
「ナイキを履き始めて子供が生まれたのが2010年なので、そのときからですね」

―それでは最後に、このティエンポを履いてブラジルでどんなプレーを見せてくれますか?
「スピードのあるプレーを見せたいですね。DFですけど、ディフェンスでのスピード。あまりティエンポはスピードがあるスパイクと思われていないので、『マジスタ』に負けないように、『マジスタ』を履いている選手に負けないようにしたいですね」

―「マジスタ」は履いてみましたか?
「履いてないです。『マジスタ』とか『マーキュリアル ヴェイパー』とか、足が速そうに見えるじゃないですか。それに負けたくないです」

―逆にそういうスパイクを履きたいというのはないんですか?
「ちょっとありますけど、それじゃ面白くないので(笑)。『この靴も負けてないぞ』『そういうスパイクにも対抗できるぞ』というスピードを見せたいですね」

◆大宮、ボランチ2人の不調が誤算/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140524/jle14052418380011-n1.html

 ヤマザキナビスコ杯1次リーグ第5節B組(24日、甲府3-0大宮、中銀スタ)大宮はけがから復帰した金沢と、増田の両ボランチが攻守に精彩を欠いた。大熊監督は「久々の試合、午後2時開始というところで1試合持たなかった」と、コンビネーションも含めた不調が誤算の様子だった。

 中盤から前線に効果的なパスを供給できず、チームは前後半合わせてシュート3本に終わった。2点を追う状況だった後半も1本と、最後まで得点の気配が感じられない完敗だった。(共同)

◆順調に回復!内田、フルメニュー消化「状態は悪くない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140525/jpn14052505010009-n1.html



 サッカー・日本代表合宿(24日、鹿児島・指宿市内)右太もも裏のけがからの復活を目指すDF内田はフルメニューを消化。「状態は悪くない。練習もしっかりできている」と順調な回復ぶりを強調した。24日付英紙ミラーなどが、イングランドプレミアリーグのアーセナルが獲得に興味を持っていると報じた。ベンゲル監督が強い関心を示しているとされるが、内田は「イギリスの新聞に聞いてくださいよ。知らないし、話があっても話さない」とけむに巻いた。

◆アーセナルが内田獲得へ サニャの後釜(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/05/25/0006990694.shtml

 FW宮市亮が所属するイングランド・プレミアリーグのアーセナルが、日本代表DF内田篤人(26)=シャルケ=獲得へ、オファーを出す準備に入ったことが24日、分かった。アーセナルで7季プレーしたフランス代表の右サイドバック(SB)バカリ・サニャ(31)がマンチェスター・シティーへ移籍することが内定し、後釜として白羽の矢が立った。

 内田が念願のイングランド・プレミアリーグへ移籍する可能性が高まった。同日の英国大衆紙「ミラー」によると、ベンゲル監督の指示で、スカウトがこの1年半、シャルケでの内田のプレーを追跡調査していたという。

 シャルケとの契約は15年6月末で満了する。現在、内田側は代理人トーマス・クロート氏が交渉を行っており、早ければW杯開幕までにシャルケに対し、正式なオファーがくる可能性がある。(ロンドン・原田公樹)

◆アーセナルがサニャの代役として内田に興味、移籍話が再び浮上(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140524/192503.html


シャルケ所属の日本代表DF内田篤人 [写真]=Getty Images


 イギリス紙『ミラー』は23日、MF宮市亮所属のアーセナルが、シャルケの日本代表DF内田篤人に興味を示していると報じた。

 同紙は、アーセナルを率いるアルセーヌ・ヴェンゲル監督が内田を調査するよう、スカウトに指示をしたと報道。アーセナルは、内田の豊富な代表経験や運動量を評価しており、去年8月にも移籍の噂が流れている。

 アーセナルは今シーズン限りで契約が切れ、移籍が濃厚となっている、フランス代表DFバカリ・サニャの後釜を探しており、これまでアトレティコ・マドリードのスペイン代表DFフアンフランなどが獲得候補として噂にあがっていた。

 内田は今シーズン、右太ももを痛めてブンデスリーガ第21節から出場機会はなし。シャルケ移籍後でワーストとなるシーズン17試合の出場にとどまっている。

◆大迫 競争し烈1トップ「自分を持つことが求められる」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/25/kiji/K20140525008227450.html

日本代表指宿合宿4日目 (5月24日)



 FW大迫勇也は昨年7月の東アジア杯から柿谷と1トップの座を争ってきた。

 今合宿からは大久保も加わり競争はし烈さを増すが、「自分を持つことが求められる。与えられる役割をこなした中で、自分のプレーを出していかないと意味がない」と語気を強めた。FWとして得点はもちろん、前線でタメをつくるポストプレーなど自身にしかできないプレーでもアピールしていく。

◆ポジション争いが激しい攻撃陣、FW大迫「自分の持ち味を出す」(ゲキサカ)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140525/192706.html


日本代表合宿に参加している大迫勇也 [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は24日、鹿児島県指宿市で合宿4日目の練習を実施した。

 本大会を控え、攻撃陣は熾烈な定位置争いが予想されるが、練習後に取材に応じた1860ミュンヘンのFW大迫勇也は、「与えられる役割はもちろんありますけど、その中で自分のプレーをしないと意味がないと思うので。自分だからこそ生きる持ち味というか、タイミングというか、テンポというか、そういうのを出していければいいですね」と、意欲を語った。

 合宿4日目の午前練習からは、川島永嗣、長友佑都、本田圭佑が合流。大迫は、「これからまだまだ日数はあるので、コミュニケーションを図っていければいい」と話し、プレーでの連係に関しては、長友や本田に「要求されることも多いし、要求することもある。どっちもですね」と、これから本大会に向け、お互いの連係や理解を深めていくとコメントした。

2014年5月24日土曜日

◆負傷からの完全復活へ、4時間の練習も何の…内田篤人「思いっきりいく」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140523/192172.html


日本代表合宿に参加中の内田 [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は22日、鹿児島県指宿市で合宿2日目を行った。

 2日目は、午前と午後合わせて4時間に及ぶハードなトレーニングを行った日本代表。シャルケ所属のDF内田篤人は今シーズン、太もも肉離れにより戦列を離れ、復帰を果たせないままリーグ戦を終えた。しかし、帰国してから海外組と自主トレを行うなど、元気な姿を見せていた内田は、「初めて昨日、シャルケも含めてチーム練習に参加しましたけど、ある程度できているので。こういうキツい練習の中でもやれているから、いい感じだと思います」と完全復活を強調すると、「再発したら再発したら、もうオフです。思いっきりいきます」と、冗談を交えつつ、「手を緩めるつもりもない」と全力を尽くすと話した。

 本大会へ向けての道のりについては、「これからずっと、本大会まで復習というか、もっと完璧にチームとしてやっていくという意識は監督もみんなもわかっていると思うけど。4年間やってきましたけど、継続して」と、これまでの積み重ねを確認しつつ、伸ばしていくことが大事だとコメントしている。

 日本代表は25日指宿で合宿を行い、27日にキリンチャレンジカップのキプロス戦に臨む。

◆ザックJ、大迫&柿谷のワントップでフォーメーションを確認(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140523/jpn14052317430019-n1.html



 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表は23日、鹿児島県指宿市での合宿3日目を迎え、南国の太陽が照りつける中で攻撃の連係確認や、ミニゲームなどを行った。本田(ACミラン)長友(インテル・ミラノ)川島(スタンダール)はこの日鹿児島入りした。24日の練習から参加する予定。

 午前と午後に行われた練習は、冒頭のみを報道陣に公開した。選手は2組に分かれ、大迫(1860ミュンヘン)がワントップを務めた組は攻撃的MFに大久保(川崎)香川(マンチェスター・ユナイテッド)らが入った。もう一方はワントップに柿谷(C大阪)を据え、岡崎(マインツ)清武(ニュルンベルク)らが2列目で動きを確かめた。

 ザッケローニ監督は「味方がボールを持っているときは、左右と真ん中の三つのパスコースをつくろう」などと丁寧に指示を出した。(共同)

◆遠慮しない!大迫、大久保と連係向上へ「結構話しています」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140524/jpn14052405010009-n1.html



 サッカー・日本代表合宿(23日、鹿児島・指宿市内)練習で主力の多い組の1トップに陣取ったFW大迫は「少しずつ慣れてきているし、もっとよくなると思う」と自信を口にした。初コンビとなるトップ下のFW大久保についても「結構、話しています。(遠慮とか)そんなことは言っていられないので」と連係向上に積極的。「1トップはゴールに一番近いし、一番ゴールに関わるポジション」と力を込めた。

2014年5月23日金曜日

◆内田、順調回復も「気緩めるつもりない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140522-1305186.html

 日本代表DF内田篤人(26=シャルケ)が順調な回復ぶりを見せている。

 22日、鹿児島・指宿市内で行われた日本代表合宿2日目を終了した。フィジカル中心のメニューに「こういう練習は必要。な?」と、後ろを通りかかったFW斎藤学(24)に促し「ハイ!」と即答。「学も言っているし」と納得の表情を見せた。

 右太もものけがから復帰を果たし「いけるとこまでいきたい。気を緩めるつもりはない」と、ペースを上げていくつもりだ。

◆内田 ケガ再発恐れん「練習の中で克服するしかない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/23/kiji/K20140523008213870.html

日本代表国内合宿2日目 (5月22日 鹿児島・指宿)



 右太腿の肉離れ、腱断裂からの復帰を期す右サイドバックのDF内田が「決死の覚悟」を見せた。

 午前、午後とフィジカル中心のハードメニューが続く中、「再発したらオフです。怖さは練習の中で克服するしかない。スタッフからは“抑えるところは抑えろ”と言われてるけど、手を抜くつもりはない」と強い意志を見せた。万が一、再発すればW杯出場を棒に振ることになるが、それでも、肉体を追い込み、本番での最高のパフォーマンスに備える。

◆内田「思いっきりいく」故障明け「抑えて」指示も“無視”(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140522-OHT1T50286.html



 DF内田がW杯への強い覚悟を明かした。合宿初日の21日から全体練習に合流し、22日もフルメニューをこなした。「追い込んで練習することが大切。シャルケを含めて全体練習は久しぶり。少ない(リハビリ組の)中でやるよりチームとして動く方が、サッカー選手だなって気がしますね」と笑顔を見せた。

 2月に右太もも肉離れと右膝の腱(けん)損傷に見舞われたが、懸命のリハビリを経て代表合宿に間に合わせた。代表スタッフからは「抑えるところは抑えていこう」と言われているが、ブレーキをかけるつもりはない。「再発したら、したで、オフになるだけ。思いっきりいきます。練習の中で克服するしかない」

 負傷した時の記憶は、今でも鮮明に残っているという。それでも「練習すれば忘れるから」と前を向いた。10年南ア大会は開幕直前で駒野に右サイドバックのポジションを奪われて、全4試合をベンチで過ごした。W杯のピッチに立つために努力を続けてきた4年分の思いは、もうすぐ現実になる。(岩崎 敦)

◆リスク覚悟で完全合流の内田「手を緩めるつもりはない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139420-139420-fl



 右太腿裏肉離れで長期離脱していた日本代表DF内田篤人(シャルケ)が鹿児島・指宿合宿でチームの全体練習に合流している。2部練習となった合宿2日目の22日も、フィジカル面の強化に戦術確認というハードなメニューを消化。「(ケガをしてから)シャルケも含めて、昨日初めてチーム練習に参加したけど、ある程度できているし、きつい練習の中でもやれている」と、順調な回復ぶりをアピールした。

 完全復活への手応えが、口も滑らかにしたようだ。ケガの再発を防止する意味でも「スタッフからは抑えるところは抑えていいと言われている」と言うが、「行けるからには行きたいし、手を緩めるつもりはない。ちゃんとやります」と力説。「再発したら再発したでオフです」と冗談交じりに笑った。

 完全に不安がなくなったわけではない。「ケガをしたときのイメージはまだ頭に残っているけど、練習していけば忘れる。(ケガをしたときの)ああいう動きはギリギリのところで出てくるけど、再発したらオフです」と繰り返し、「練習の中で克服するしかない」と、強い決意を口にした。

「少ない人数でやるより、チームとして動くほうがサッカー選手だなという気持ちになる」。2月9日のハノーファー戦で負傷してから約3か月半ぶりに加わったチーム練習に充実感ものぞかせる内田。ブラジルW杯で100%のパフォーマンスを見せるため、リスク覚悟でコンディションを上げていく。

(取材・文 西山紘平)

◆鹿児島出身の大迫勇也「感謝ということで、W杯で結果を出せれば」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140522/191826.html


指宿合宿初日に臨んだ大迫(右)


 ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は21日、鹿児島県指宿市で合宿をスタートさせた。

 鹿児島出身で鹿児島城西高校で活躍した後、Jリーグ入りしたFW大迫勇也は、地元での合宿開始について、「ここから始まるのは個人的に嬉しいですし、地元の人たちに応援してもらえることで、またいい方向に向かっていくんじゃないかなと思います」とコメント。鹿児島のファンに対して、「本当に昔から支えてきてくれている人達で、お世話になっている人達が多いので、そういう人たちに恩返しというか、感謝ということで、ワールドカップで結果を出せればいいなと思う」と意気込みを明かした。

 日本代表は、25日まで指宿市内で合宿を行い、同日に壮行会を実施。27日に国内最後の試合となるキプロス代表戦に臨む。

◆大迫、山口が主力組?指宿合宿2日目午後練習(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139409-139409-fl



 鹿児島・指宿合宿中の日本代表は22日、2部練習を行った。帰国したばかりのMF本田圭佑(ミラン)、DF長友佑都(インテル)、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)のほか、前日夜に発熱したDF酒井高徳(シュツットガルト)は午後練習も欠席し、宿舎で静養した。

 フィールド選手17人にトレーニングパートナー2人を含めた19選手はビブスでチーム分け。報道陣に公開された冒頭部分はボール回しや5対5のミニゲームなど、戦術的な意味合いはなかったが、赤色のビブスを付けた9人のチームにはコーチングスタッフが混ざったのに対し、10人のビブスなしチームには主力組の多くが顔をそろえた。

 トレーニングパートナーのDF坂井大将とFW杉森考起が合流前の長友、本田の代わりと見立てると、FW大迫勇也の1トップに2列目がFW岡崎慎司、杉森、FW香川真司という構成。MF遠藤保仁とMF山口蛍のダブルボランチで、DFラインはDF内田篤人、DF吉田麻也、DF今野泰幸、坂井となる。

 チーム分けでレギュラークラスの選手が一方に固まるのは、主力組と控え組が完全に混同することが多いザックジャパンの練習ではめずらしい。その真意は不明だが、従来のスタメン候補からFW柿谷曜一朗とMF長谷部誠が外れ、大迫と山口がレギュラー獲りに名乗り出た格好だ。
 日本代表は指宿合宿3日目となる明日23日も2部練習を予定しており、本田、長友、川島の3選手は23日中にチームに合流。24日の練習から参加する予定となっている。

【ビブスなし組】
    大迫

香川 ★杉森  岡崎

  遠藤  山口

★坂井     内田
  今野  吉田
※★はトレーニングパートナー

【赤ビブス組】
    柿谷

齋藤 大久保  清武

  青山 長谷部

スタッフ   酒井宏
  伊野波 森重

(取材・文 西山紘平)

◆【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】レポート:鹿島の猛攻を凌ぎ切り、少ないチャンスを確実にゴールに繋げたG大阪が勝利(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00173009.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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先制したのはガンバ大阪だった。4分、右サイド、深い位置からMF阿部浩之が素晴らしい弾道の縦へのロングパス。緩く内側にカーブがかかったボールは長い距離を走り勝って前線に抜け出したMF倉田秋の足元にピタリ。そのまま相手DFも振り切って、ゴール左下に流し込む。「狙い通りのスピード、弾道だったとはいえ、自分でも『マジか?』という感じで…後ろから見ていて我ながら感動していました(笑)」と話したMF阿部のパーフェクトなアシストと、MF倉田の走力、シュート力が融合した改心の一撃。G大阪が理想的な先制点をものにする。

ただ、日本代表選手やケガで離脱したエースのFW宇佐美貴史ら、直近のF東京戦のスタメンから大幅に入れ替えたからか、中盤でのイニシアチブがとれず試合が落ち着かない。それでも守備での集中は途切れず、攻めては時折鋭いカウンターで前線へボールを運ぶなどしながら少しずつリズムを見出すようになる。特に20分を過ぎてからはようやく試合が落ち着き始め、パスを繋いだG大阪らしい攻撃から再三にわたりシュートチャンスを見出すもMF岡崎建哉のシュートも、MF倉田のシュートも枠を捉えられない。その一方で相手にボールを奪われた後の守備での対応という面での不安定さが気になったのだろう。長谷川健太監督は早々に動き、31分にボランチのMF井手口陽介に代えてMF内田達也を投入。チーム全体のバランスを整え直す。

対する鹿島は早い時間帯に失点したものの、その後は中盤のMF小笠原満男とMF柴崎岳がバランスよく中盤を支配し、バイタルエリアを効果的に使った攻撃を展開。サイドと中央をうまく使いわけつつ、時折ミドルレンジから思い切りのいいシュートを放つなどして攻勢に試合を進める。その中では何度かG大阪にカウンターを仕掛けられるシーンや、20分を過ぎてややG大阪にペースを握られた時間もあったが、守備陣の集中力は途切れず、GK曽ヶ端準を中心にエリア内でもしっかりと身体を張って追加点を許さない。その時間を凌いだ後は再び流れを取り戻すも、ゴールはこじあけられず、G大阪リードで前半を折り返す。

後半は立ち上がりから鹿島ペース。4分という早い時間帯にビッグチャンスを迎えるが、GK東口順昭のはじいたボールに反応し、フリーの状態で放ったMF中村充孝のシュートは大きくバーを越える。その後もビハインドを追いかける鹿島が前がかりに試合を展開。62分にMF野沢拓也、MFカイオというフレッシュな攻撃陣を二枚同時に投入し、その勢いを加速させる。
すると72分、直接フリーキックの展開から、左ゴール前でDF前野貴徳が競り、こぼれたボールに反応したFW土居聖真が相手DFのマークを振り切ってゴール前に繋げると、詰めたのはFWダヴィ。後半、再三にわたりG大阪ゴールに襲いかかっていた鹿島がようやく、同点弾を手にする。

再び振り出しに戻った展開にG大阪もすかさずMF二川孝広に代えて、MF大森晃太郎を投入。防戦一方の展開にフレッシュな力を加えると、その5分後、右スローインをMF阿部がDFを背負いながらDF米倉恒貴に繋げ、それをドリブルでゴール前に持ち込んだDF米倉が、角度のないところからコースをついて勝ち越し弾。試合後には「こういうチャンスで結果を出してやろうと思っていました。決められて本当に嬉しい」と笑顔をみせたMF米倉の移籍後初ゴールで、少ないシュートチャンスをゴールにおさめ、鹿島を突き放す。
攻勢に試合を運んでいただけに痛い追加点を奪われたものの、それまでと変わらず、果敢にゴールを目指し続けた鹿島。82分には右コーナーキックにあわせたDF昌子源のヘディングシュートが炸裂するもGK東口のファインセーブに阻まれゴールならず。以降も、再三にわたってG大阪ゴールを攻め立てたが、G大阪の気迫の感じられる守備の前にゴールを割れず、2-1で試合終了。G大阪が勝点を9に伸ばし、Aグループ2位に順位をあげた。

以上

2014.05.22 Reported by 高村美砂

2014年5月22日木曜日

◆続・ブラジルサッカーを支える人々⑤ 鹿島アントラーズ川窪匡哉氏(サンパウロ新聞)


http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/17573/cat/148



 1990年代、多くの少年たちがプロを夢見て、サッカー留学でブラジル(伯国)へ渡った。川窪匡哉氏(東京、33)もその一人。同氏はプロになる夢はかなわなかったが、現在鹿島アントラーズの通訳としてサッカーで生計を立てる人生を歩んでいる。同氏の経験は、これからプロを目指す子どもたちにも伝えるべきものだ。

 川窪氏は、小学校卒業後12歳でプロを目指して渡伯し、サンパウロ(聖)州カンピーナス市のポンチ・プレッタへ留学。スタジアム内に併設された選手寮で10人1部屋の共同生活が始まった。住環境や食への不満はなかったというが、言葉の壁には苦しんだ。「伯国で初めて話したポルトガル語は『Meu nome e Masaya.(私の名前は匡也です)』。日本で覚えていったあいさつでしたけど、全く通じなかったのです。そこからポ語を話すのが怖くなってしまった」。留学中は、サッカー以外の時間にブラジル人と一緒にいることが少なく、ポ語が上達したのは、実は日本へ帰国し、通訳の仕事を始めてからなのだという。

 同氏は17歳になるころには四つのクラブを渡り歩いていたが、小さなクラブばかりでプロへの道は見えなかった。「このまま日本へは帰れない。試合に出られなくてもビッグクラブに行きたい」。そう考えていた同氏にチャンスが訪れる。知人の縁で、強豪グレミオの下部組織に入ることができたのだ。

 しかし、同氏の立場はあくまで月謝を払う留学生。周囲のレベルも高く、なかなか試合に出る機会に恵まれなかった。同クラブではコーチのトレーニングもしながら18歳まで所属し、日本への帰国を決意。「僕は伯国というより日本でプロになりたかった。小さい時に日本を飛び出したから、そのころには母国が恋しかったこともありました」。

 帰国後、プロになる夢はかなわなかったが、伯国でプレーした経験とそこで築いた人脈もあり、大宮アルディージャ(大宮)にサブマネージャー兼通訳 補佐として「入団」。同クラブで4年間過ごし、その後現在の鹿島アントラーズへ「移籍」した。きっかけは大宮時代に出会い、川窪氏が師と仰ぐ高井蘭童氏 だったという。

 当時既に鹿島で通訳をしていた高井氏から、同クラブの通訳が一人辞めたため補充要員を探していると聞き、同氏に推薦してもらい面接。見事採用され、鹿島でのキャリアは今年で10年目を迎える。

 川窪氏の鹿島での主な仕事は、ピッチ外でのブラジル人選手やその家族のサポート。子どもの学校とのやりとりや、買い物や病院の付き添いなど、生活全般を支える。

  同氏が通訳として心掛けているのは、「自分の気分次第でなく、相手を常に気にかけて一言二言でも声を掛けること」。そして「何か起こって『匡哉』と呼ばれ る前に、相手がしてほしいことに気づくこと」だという。「実はかつて鹿島にいたマルキーニョス(現ヴィッセル神戸)に言われて、大事にしている方針なんで す」。

 それにより同氏が選手や家族と築いた信頼関係は固い。「以前鹿島でプレーした選手と家族が、今でも誕生日やクリスマス、新年にメールや手紙をくれるんです。他のクラブにはあなたのような人はいない。あなたが必要だと。本当に感激しますね」。

  最後に記者には、川窪氏に聞いてみたいことがあった。同氏のように、幼くしてブラジルへサッカー留学することに賛成か否かだ。同氏は言う。「勧めるより も、よく考えてほしい」。同氏の意見には経験者のみが知る重みがある。「例えば、テストで合格してクラブから迎えられるなら話は別です。環境が用意されて いて、後はサッカーで結果を出すだけですから。でも僕は無名で、手厚い待遇どころか、自らお金を払ってチームに入れてもらっていた。当時日本人はサッカー が下手という偏見の目もありましたし、いろいろな苦労があった。だからこそ今の僕があると言えますけど、(自身が)経験しているだけに『行ってみたい』 『外国でサッカーをやってみたい』程度なら行ってほしくない。『行きの航空券だけ買って、帰りは現地でプロになって稼いだ金で戻ってくる』。その決意が本 気であるなら、行って勝負しろと言いたいです」。

 川窪氏の夢はブラジルと日本の懸け橋となる仕事を続けること。「僕は伯国で日系人をはじめ、多くのブラジル人に助けられて生きていた。それを今度は僕が日本でブラジル人に恩返ししたいです」。

 外国で生きる苦楽を知り尽くす同氏。これからも同氏を必要とする人が助けを待っているだろう。(つづく、夏目祐介記者)

◆W杯注目選手[バトルプレイヤー]Vol.2:DF内田篤人(日本)(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139348-139348-fl



 日本代表の鹿児島・指宿合宿の初日となった21日、DF内田篤人(シャルケ)もチーム練習に合流した。

 2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れし、長期離脱を余儀なくされた内田。日本でのリハビリ生活を経て3月中旬にドイツへ戻ってからも、全体練習への合流は果たすことなく、シーズンを終えた。負傷後、この日が初となるチーム練習への参加。報道陣に公開された冒頭部分は、守備時のポジショニングの確認といった軽めのメニューだったが、完全復活に向けた次の一歩と言えそうだ。

 25日まで行われる指宿合宿では午前・午後の2部練習も予定されている。「2部練なので、ケガをしないように。あまり難しいことは考えずに、一生懸命やるだけ」。まずはケガの再発が起きないための体づくりとコンディショニング。慌てることなく、一つずつステップを踏んでいくつもりだ。

 4年前の南アフリカW杯では、本大会直前にレギュラーから外され、W杯のピッチを踏むことができなかった。「4年前は直前にメンバーが変わって、ベンチから試合を見ていた。そのイメージを払拭するチャンスだと思っている。ドイツで4年間がんばってきたし、いろんな大会に出た。この4年間には、自分でも少し自信がある」。この4年間の成長をブラジルで見せる。ただ、個人的なリベンジという思いは小さい。

「23人に入れなかった人もいるし、4年前、自分と一緒に出られなかった人もいる。そういう人たちの分も、少しでも僕が背負って、ブラジルに行けたら」。23人に選ばれなかった選手や、南アフリカW杯で自分と同じように出場機会のなかったDF岩政大樹、FW森本貴幸への思いを口にする内田は「ケガを治してくれた人、自分を強くしてくれた人、いろんな人がいる。W杯で勝ちたい理由は一つじゃない。自分のためだけでもない」と話す。感謝と恩返し。内田にとって、ブラジルW杯はさまざまな意味を持った特別な舞台になる。

▼内田篤人がブラジルW杯で着用する「バトルコレクション」の詳細はこちらから

◆大迫「ここから始まるのはうれしい」地元鹿児島での練習に笑み(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140521/jpn14052120350015-n1.html



 サッカー日本代表練習(21日、鹿児島県)鹿児島県出身の遠藤(G大阪)と大迫(1860ミュンヘン)は地元からW杯への道のりが始まった。大迫は鹿児島城西高時代に全国高校選手権で準優勝するなど活躍。初のW杯に臨む24歳のFWは「個人的にはここから始まるのはうれしい」と笑みを見せた。

 鹿児島実高出身で34歳の遠藤は落ち着いた様子。久々に代表復帰の大久保について問われ「普通に考えてチームのコンセプトの理解度は低い。まずは自分のことに集中させたい」と最年長らしい気遣いを口にした。(共同)

◆大迫、故郷・鹿児島で誓ったW杯ゴール「いい方向に行く」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140522/jpn14052205020007-n1.html



 サッカー日本代表練習(21日、鹿児島県)ブラジルW杯に向けて練習を開始。鹿児島出身のFW大迫勇也(24)=1860ミュンヘン=とMF遠藤保仁(34)=G大阪=は、地元での合宿を歓迎。いつもよりも気合の入った“薩摩隼人”が、故郷の応援を背に本番へと調子を上げる。

 ヤシの木が立ち並び、強い日差しが照りつける南国でW杯に向けて始動。特に気合が入っていたのはFW大迫だ。

 「ここから始まるのは個人としてもうれしい。地元の人に応援してもらうことで、いい方向に行くと思う」

 鹿児島生まれ、鹿児島育ちのストライカー。1月にドイツに移籍してからは里帰りをしていなかっただけに、故郷の空気や応援がうれしかった。公開された練習の冒頭15分では1トップで戦術を確認。「FWなのでゴールを取るのが第一」と意気込んだ。

 鹿児島にいい結果を届けたい理由がある。2012年7月1日、後援会「大勇会」が発足し、地元の南さつま市内でパーティーが催された。翌2日はロンドン五輪の代表発表が行われる日。実質的な壮行会だったが、代表入りが有力視されていた大迫は落選した。周囲に「これで落ちたらしゃれにならないよね」と話していたことが現実になり、自身も地元も落胆。W杯はそのリベンジの舞台でもある。

 桜島出身のMF遠藤も「いい環境でできるのはありがたい」と地元での合宿を歓迎した。

 練習前には地元の名産の黒豚50キロ、黒牛20キロなどがチームに贈られた。期間中に夕食として提供されるという。大迫は「地元の人は昔から支えてくれていたので、恩返しをしたい」と誓った。 (伊藤昇)

◆攻撃的SB米倉の決勝弾でG大阪が鹿島を撃破(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139362-139362-fl

[5.21 ナビスコ杯第5節 G大阪2-1鹿島 万博]

 ナビスコ杯は21日、グループリーグの第5節を行い、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。1-1で迎えた後半35分、DF米倉恒貴が決勝ゴールを決めて、G大阪が2-1で競り勝った。米倉は「やっとチームの一員になれたかなぁという感じで嬉しいです」と、顔をほころばせた。

 試合は早い時間に動く。自陣深くでボールを奪ったG大阪は、MF阿部浩之が前線に縦パスを入れる。これに追い付いたFW倉田秋がGKとの1対1を制して、先制点を挙げた。その直後には鹿島もFWダヴィが決定機を迎えたが、GK東口順昭にセーブされる。

 その後も鹿島はバイタルエリアを有効に使い、決定的な場面をつくるがゴールが遠い。悪い流れを嫌ったG大阪の長谷川健太監督は、前半31分にMF井手口陽介を下げ、MF内田達也を起用する荒療治に出る。同35分にはMF小笠原満男のループパスに、ダヴィがヘッドで合わせたが、緩やかなシュートはGK東口が懸命に枠外へ弾く。前半はG大阪が1点のリードで折り返した。

 後半も鹿島がG大阪を押し込む時間が続く。ゴール前のこぼれ球をMF中村充孝がフリーでシュートする場面もあったが、シュートを枠に飛ばせずに絶好のチャンスを逃す。それでも同27分、セットプレーの流れからダヴィが強引にシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたG大阪は後半35分、鹿島の一瞬の隙を逃さずにPA内まで侵入した米倉が、技ありのアウトサイドシュートを決めて、再びリードする。同40分には鹿島もCKからDF昌子源がヘッドでゴールを狙ったが、ここもGK東口が好セーブ。アディショナルタイムにもMF柴崎岳のミドルシュートをGK東口が抑え、G大阪が2-1で勝利を収めている。

◆鹿島・セレーゾ監督「決めなければ」決定力不足に泣く/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140521/jle14052122510011-n1.html



 ヤマザキナビスコ杯1次リーグ第4節A組(21日、G大阪2-1鹿島、万博)G大阪の3倍以上の19本のシュートを放った鹿島は決定力不足に泣いた。3連勝を逃したセレーゾ監督は「決めるべきところで決めなければ、代償を払うのがサッカー」と嘆いた。

 序盤に先制された後はボールを保持し、後半27分にダビのゴールで追い付いた。しかし、その8分後に失点。主力が不在のG大阪を「決めるべきチャンスで決めた」と素直にたたえた。(共同)

◇【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172996.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●佐藤晃大選手(G大阪)
「苦しい時間が多かったので前で起点を作ったり前からの守備をする事でチームにいい流れを作れればなというい思いで秋と二人で前線で頑張った。それが勝利に繋がったのは良かったです。(序盤落ち着かなかった中で早い時間に先制できた効果は?)そうですね、早い時間に点が入って…でもそれを守るという意識でもなかったので、相手が強かったとはいえもう少し自分たちの時間があればもっといいゲームができたかなと思います。(後半相手に押し込まれる展開になった。どういう意思統一で試合を進めていましたか?)相手のプレッシャーが速かったら、少し裏にルーズなボールを蹴って、そこで前線から追ってセカンドボールを狙おうという話は試合に前に話していましたが少しロングボールが多くなってしまった。もう少し繋げるところは繋げても良かった。それによって自ら苦しくしてしまったのかもしれない。ただ、勝ちを引き寄せられたというのは…普段ならこういう試合は追いつかれたら逆転されるケースも多かったけど、みんなが本当に気持ちを1つにして勝点3を取りに行くっていうのを言っていたし、それがとれてよかった」

●東口順昭選手(G大阪)
「(いいセーブがありましたね。当たっているなという感覚はありました?)なんかキックも感じよかったので、全体的なプレーの感触はすごく良かったと思っています。(鹿島に借りを返すという思いは強かった?)そうですね、まず代表組がいない中で自分たちがどれだけできるか、今までチャンスがなかった選手も出てたし、そういった反骨心、チャレンジできる試合だと思いますから。こういう試合でいい結果を残し続けることはチームにとってすごいいいことだと思うし、こういったチャンスをどんどん物にできる選手が増えていけばいいと思う。自分自身もその中にいたいと思うので今日は良かったと思います。多少この結果は自信になるはずですが、ただあれだけ守っていたら絶対にそのうちやられるので、そこで次はどうやって一人ひとりが意識を変えていけるかが大事。それが次に繋がることになるのかなと思います」

●井手口陽介選手(G大阪)
「悔しい結果です。緊張も少しありましたが、あまりうまく試合に入れなかった。監督からは『よく頑張った』と言われました。(岡崎建哉選手とは公式戦ではボランチはなかったけど)そうですね、でも練習誌試合では一緒にやっていたので…お互いに近くのポジションでパスをまわしていこうといっていましたが、思った以上にできずに悔しい。前からいかないというのもあったし、バイタルに一人フリーで、フリーマンみたいな感じでいたので、そこにもっといければよかった」

●阿部浩之選手(G大阪)
「(遠藤選手がいない中でリズムをかえたり、おさめたりというのはどうでしたか?)どっちかというと建哉の方がボールを散らすとかできるし、でも今日は鹿島で相手のボランチも前線もうまくプレスをかけてきていたから、誰が出ても難しい試合になっていたはず。だからといって違うスタイルに変えずにやり抜く事が大事かと思います。だいぶ押されていたけど、こういう試合を今季勝てたのは初めてだし、次には絶対に繋がると思うし、みんなの自信にもなるはず。耐える時は耐えるっていうこともできているので。あとは内容だけ求めていい攻撃ができればと思います。(1本目のアシスト、素晴らしい弾道だったですね)秋くんがいいアクションしてくれて、地面もいい感じでぬれていたしコースもあそこしかなかったので、秋くんが走り勝って決めてくれた。でもあそこしかなかったので…立ち上がりだったし、そこで長くても良かったという感じで自分では出したので、秋くんが巧く決めただけです、ほんまに。(でもあのパスはすごかった)自分でもびっくりしました。狙い通りだったんですけど『マジか?』という感じで…弾道も含めてね。まさか…僕があんなパス出せるなんて僕が一番感動しました(笑)」

※現地担当の都合により、鹿島の選手コメントはございません。誠に申し訳ございませんが、ご了承ください。

以上

◇【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】長谷川健太監督(G大阪)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172994.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●長谷川健太監督(G大阪):
「選手が最後の最後まで良く戦ってくれたと思っています。前半から厳しい戦いになるだろうということが予測された中で、気持ちで絶対に負けるなと話しをして、あとは自分たちのサッカーを90分貫こうと伝えていた。そういう中で、なかなか立ち上がりの部分でこの間のFC東京戦も含めていい入りができていなかっただけに、(倉田)秋の先制点は大きかった。(井手口)陽介も30分間よく頑張ってピッチに立ってくれたと思っています。その後、1点ではなかなか難しいだろうなと思って流れをみていたが、米倉が…ゴールのシーンは見ていないんですが…抜け出してアウトサイドで蹴った瞬間は見たのですが、どういうシチュエーションで抜け出したのか見えていない状況で…リンスを入れようか考えていたところだったんですが、ちょうど点が入ったので様子見ながら、最後は丹羽を入れて、最後まで気持ちを出してホームで勝点3を取ることができたと思います。また中2日でFC東京戦があるし、前回アウェイで0-3で負けているのでなんとかホームでリベンジできるように、中2日しかないですが、きちっとコンディションを整えて勝てばだいぶ予選突破に向けて前進できるので、みんなで力を合わせて戦っていきたいと思っています」

Q:ボランチの選手の選択について。また出来についてはいかがですか?
「短い時間のトレーニングでしたが、その中で丹羽とか、(金)正也という選択肢もあったのですがが、本職の選手が入った方がというか…トレーニングの中でしっくりいってた選択をしました。内田のコンディションも悪く90分はもたないだろうということで、井手口に賭けようと思った。30分よく頑張ったんじゃないかと思います」

以上

◆【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172995.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:シュート数、ポゼッションでは圧倒的に上回っていた。最後の最後で決まらなかった試合展開でしたがどう見られましたか?
「その通りだと思います。ただ、まず立ち上がりの4分に失点してしまったことが残りの時間をずっとボールを追いかけないといけない状況になってしまったのが残念です。ただその後はチームのために走り続け、戦い続け、バランスをとりながら無闇に攻撃するだけではなく、バランスをとりながら、頭を使いながら相手を揺さぶり、チャンスを多く作っていた。選手の姿勢も、最後まで諦めずに戦う気持ちをもって戦ったことも評価したいと思っている。サッカーというのは面白いことに、内容がよくてチャンスを作っても、きめるところで決めなければまた代償ををはらうことになってしまう、というのがサッカーの試合ではあること。今日はその代償を払うことになってしまった。ただ内容に関しては悲観的になることはないと思う。敗戦したのは残念ですが、内容について、姿勢、チームバランス、チーム戦術、規律に関しては非常に良かったんじゃないかと思います。

先ほどから言っているようにチャンスは多く作っていた試合。今日、試合前に予想された事は何かというと、まずガンバさんが、メンバーを4~5人代えてきたというところで、代わりに出場する選手はチーム内での自分の価値を、存在を証明したいという意気込みで出場するということ。技術的なところや、経験値としてはもしかしたら下回るかもしれないが、逆に、運動量やボールに対する、対戦相手に対するアグレッシブさ増してくる。その相手に対してひけをとるようなことがあってはいけないと選手にいいました。今日は、チャンスを多く作っていた中で両サイドハーフを交代しました。今日戦術の規律において、運動量、上下動をやってくれていたので、疲れたところでフレッシュな選手を入れて活性化させる事が必要だった。ダヴィはまだ少し繊細な動作、技術では足りないのですが、見ての通りボックスマンというか、フィニッシャーという役割の選手ですから。そういう使い方を考えながらやっていかないところでもあった。今日サイドバックも攻撃参加する回数も多く、チャンスも、クロスやパスから作り出すこともできました。土居も非常に良かったと思います。前への意識、相手のマークを交わす、くぐりぬける部分も非常によかった。ただ、それができただけにもっと注文をしたいと思っている。それはシュートをする意識だ。そういう次の課題を与えたいと思うし、彼はそれを考えないといけないと思います。

どの選手も負けるためにプレーしたとは感じていない。ガンバさんが少ないチャンスをものにしたことも称えたい。彼らが決めるベキチャンスを決めたことを評価したいと思う。そのうちの1点は、前回、4月に万博で対戦した時に、危うく同じ形で失点しかけたシーンを思い出した。その時にスローインを入れたのは加地選手でしたが、似たような場面があった。その前回対戦の続きの映像を見ているような、リプレイを見ているような瞬間だったのを思い出しました。サッカーというのは反復練習をして、言い続けなければいけない、注意すべきところを伝えなければいけないと感じました。時にはこのように偶然のように同じような形で失点する事があるので、私もやり続けなければいけないという教訓にもなりました。

ただうちはまだ若い選手が多いので、いわれたこと、注意されたことが頭に入って、そこから実行し続けるということ。1回はできるはずですが、続ける持続力はまだないし、それを培っていかなければいけない部分だと思います。チームとしてもクラブとしてもまだまだ選手を一人ずつ成長させていかなければいけない時期なのかなと感じています。
セットプレーの攻守にわたって、非常に守備の対応も良かったし、攻撃でも危険な状態にできたところもあったので完璧に近かったが、ただ決定力が足りなかった。でもそれもサッカーというスポーツの力だと思っています。あと、選手には恒にビルドアップできる時にはしていこう、トライしようというところを伝えていましたが、その部分でも選手が意識してやったのは良かったと思う」

以上

◆Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第4節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51369

ナビスコ予選 第4節 ガンバ大阪戦

ダヴィが同点弾も、終盤に痛恨の失点。鹿島、G大阪にアウェイで競り負ける。

17日に行われたJ1第14節で徳島ヴォルティスを1-0で破った鹿島が、中3日でアウェイゲームに臨んだ。ヤマザキナビスコカップA組第4節でガンバ大阪と対戦すると、開始早々に先制を許し、後半にダヴィのゴールで一時は追いついたものの、終盤に決勝点を奪われて、1-2と敗れた。

鹿島は徳島戦から先発メンバーを3人入れ替え、センターバックに青木が入り、左サイドハーフには中村、1トップにはダヴィが入った。フレッシュなメンバーを入れ、大会3勝目を目指す鹿島だが、開始早々に先制点を奪われてしまう。4分、右サイドから縦パスを通されると、倉田に右足シュートを決められた。

1点を追う形となった鹿島は、ボール支配率でG大阪を圧倒して攻め込み、同点弾を狙う。9分には、ペナルティーエリアでボールを持った土居からのラストパスを受けたダヴィが右足シュートを放ったが、相手GKに弾き出されてしまった。18分には中村がミドルシュート、23分には小笠原からの浮き球のパスを伊東がダイレクトで折り返したが、ダヴィには合わなかった。36分にも、左サイドの前野が後方に戻したボールを、小笠原が右足でゴール前へ。クロスに反応したダヴィがヘディングシュートを放ったが、ループ気味の軌道を描いたボールはGKにセーブされてしまった。

なかなか同点に追いつけない鹿島は、43分に遠藤が得意の左足を振り抜き、強烈なミドルシュートを放ったが、わずかに枠の上へ。ボールポゼッション率ではG大阪を上回り、チャンスも演出したもののゴールネットを揺らせず、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

後半も鹿島がボールをキープする展開は変わらない。立ち上がりの47分には、中村が左サイドで身体を張ってボールをつなぎ、ショートカウンターを発動。ダヴィを経由して土居が左サイドの背後を取ったが、クロスは相手GKにキャッチされた。さらに49分には、遠藤がペナルティーエリア内に入り、左サイド深くまで持ち込んで中央へ折り返す。相手GKが弾いたところを中村が詰めたが、フリーの状態で放たれた右足シュートは枠を越えてしまった。

トニーニョ セレーゾ監督は62分、遠藤と中村に代えてカイオと野沢を投入し、2列目のアタッカーを入れ替えて打開を図る。すると、待望の同点弾は72分に生まれた。敵陣右サイドでFKを得ると、小笠原が蹴ったボールを前野がヘディングで落とし、ペナルティーエリア内で反応した土居が潰れ役となって、ボールを後方に残す。最後はダヴィが左足シュートを突き刺し、スコアは1-1となった。

勢いに乗って逆転を目指す鹿島は、77分にカイオがカットインから右足シュートを放ち、79分には土居がダヴィとのワンツーで突破を図るなど、G大阪ゴールに迫っていく。しかし、次の1点はG大阪に入った。80分、左サイドでのスローインから一瞬の隙を突かれ、最後は抜け出した米倉にシュートを決められてしまった。

再びビハインドとなった鹿島は、失点直後に赤崎を投入して2点目を目指す。86分には、野沢の右CKを昌子が打点の高いヘディングシュートで合わせたが、相手GKに弾き出された。88分にも、柴崎が左足ミドルシュートを放ったが、またも相手GKのセーブに遭ってしまった。

試合は1-2で終了。鹿島は圧倒的にボールをキープし、シュート数では19対6と圧倒的に上回ったものの、アウェイで痛恨の敗戦を喫した。次戦は1週間後、28日にカシマスタジアムで開催されるヤマザキナビスコカップA組第6節のヴィッセル神戸戦だ。予選は2試合を残すのみとなった。決勝トーナメント進出のためには、2連勝が最低条件となる。ホームでの2試合を制し、逆転での予選突破を目指したい。



【この試合のトピックス】
・ダヴィが今大会2得点目を挙げた。
・前野が公式戦2試合連続の先発フル出場を果たした。
・青木が公式戦7試合ぶりの先発出場を果たした。
・中村が今季の公式戦2試合目の先発出場。前回は3月29日に行われたJ1第5節の横浜FM戦だった。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・ポゼッションを失った瞬間から頭を切り替え、すぐにアクションを起こそう。
・献身的な守備と積極的な攻撃が両立できれば、必ず結果はついてくる。
・サイドチェンジを効果的に使い、チャンスがあれば迷わずシュートを打つこと。

ガンバ大阪:長谷川 健太
・セットプレーでのマークをしっかり確認しよう。
・足元だけでなくスペースで受ける事も必要。
・誰がいくのか、カバーするのか、声をかけて行うこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・立ち上がりに失点をしてしまったことで、残り85分でボールを追いかけなければいけなくなってしまった。とはいえ、全員がチームのために走り、戦っていた。相手を揺さぶってチャンスを多く作っていたと思う。最後まで諦めない姿勢は評価したい。チャンスを数多く作っても決めることが出来なければ、代償を払うこととなる。サッカーの世界では起こり得ることだ。内容に関しては良かったが、負けたことは残念。ただ、チームのバランスや姿勢、規律といった部分は良かった。
・試合前に予想されたことは、G大阪が選手を4、5名入れ替えてくること。代わりに出る選手は、自身の存在や価値を証明したいという意気込みを持って臨んでくる。技術や経験値では下回っていても、運動量やアグレッシブさは増しているので、そこに怯んだり、引けを取ったりしないように(選手たちには)伝えていた。
・両サイドハーフを交代させたのは、運動量、上下動といった部分をしっかりやってくれていて、そこにフレッシュな選手を入れようということ。ダヴィ選手は繊細なボールタッチといった部分は足りないところがあるが、ボックス内でのフィニッシャーなので、そういう考え方でやっている。両サイドバックもチャンスを作り出した。土居選手も良かった。前への意識や、マークをくぐり抜けるところが良かった。今後注文することは、シュートへの意識。次の課題を与えようと思う。
・我々は若いチームなので、要求を実行し続ける持続力はまだない。そこは培っていかなければいけない部分で、苦い汁を飲みながら、成長していかないといけない。
・セットプレーは攻守とも良かった。守備での対応も良かったし、攻撃では相手に脅威や危険を与えていた。完璧に近いものであったが、あとは決定力というところ。それもサッカーだ。
・選手に伝えたのは、「ビルドアップできる時はトライしよう」ということ。それをやってくれたのは良かったと思う。

ガンバ大阪:長谷川 健太
選手が最後の最後まで良く戦ってくれたと。前半から厳しい戦いになるだろうということが予測された中で、気持ちで絶対に負けるなと話をして、あとは自分たちのサッカーを90分貫こうと伝えていた。そういう中で、なかなか立ち上がりの部分でこの間のF東京戦も含めていい入りができていなかっただけに、倉田の先制点は大きかった。井手口も30分間よく頑張ってピッチに立ってくれたと思う。その後、1点ではなかなか難しいだろうなと思って流れをみていた。最後まで気持ちを出してホームで勝点3を取ることができた。また中2日でF東京戦があるし、前回アウェイで0-3で負けているのでなんとかホームでリベンジできるように中2日しかないが、きちっとコンディションを整えて勝てば、だいぶ予選突破に向けて前進できるので、みんなで力を合わせて戦っていきたいと思う。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
内容は良かったと思うが、点を取られたところだけが悪かった。全員で反省しないといけない。もっと集中しないといけなかった。追いついてからは前掛りになっているところを上手く突かれた。まだ2試合あるので勝つしかない。引き分けもいらない。

【曽ヶ端 準】
内容は良いと言っても、結果が全て。苦しい内容であっても勝つ事が大事だし、良い内容でも負けては駄目。ホームの2試合をしっかり勝つしかない。

【伊東 幸敏】
チーム的に内容は良かったかもしれないが、個人的には最低の試合だった。良いところは一つもなく、全部が駄目だった。思っているようなプレーが一つも出来ていない。それがチームの結果に結びついたと思う。残りはホームなので、しっかり勝って終わりたい。

中村選手、昌子選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2014年5月21日水曜日

◆大久保、鈴木隆行と再会、激励される(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140520-1303676.html

 W杯ブラジル大会の日本代表FW大久保嘉人(31=川崎F)は19日、川崎市で調整し、2年3カ月ぶりの代表復帰へ備えた。控え組がJ2水戸と練習試合を行い、大久保は元日本代表FW鈴木隆行(37)と再会。03年に代表に初招集された当時、主力だった鈴木から激励され「ご飯にも連れてってくれて、すごくよくしてもらってるからね。ありがたいです」と感謝した。W杯開催地にあやかり、練習後には「ブラジルを食ってきますよ」と、チームメートと都内のブラジル料理店へ向かった。今日20日は家族との時間を過ごし、明日から国内合宿に参加する。

◆【磐田】伊野波、鹿児島合宿へ気合「結果残したい」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140520-OHT1T50241.html

 磐田の日本代表DF伊野波は20日、チームの練習に参加せず、21日から始まる鹿児島合宿に向けた荷物準備などのためにクラブハウスを訪れた。「しっかり準備をして結果を残したい」と先発定着へ気合十分。J2はW杯期間中も開催されるため「磐田の試合はテレビで見て状況をチェックしておきます」と自身の“留守”を預かるチームにも気を配る。

◆内田、支えてくれた人々のために「勝ちたい気持ちは1人のためじゃない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140520/jpn14052012000010-n1.html



 今季ブンデスリーガ復帰は叶わなかったものの、12日に発表された2014年ブラジルワールドカップ日本代表メンバー23人に順当に選ばれた内田篤人(シャルケ)。同日に行われた公開記者会見では「クラブでも練習に復帰していないのは23人の中で僕だけ。つねに代表スタッフとは連絡を取っていたし、ドクターやトレーナーもドイツに来てくれて治療してくれたので間に合うと思っていたけど、拾ってもらって助かった」と本音を吐露した。

 前述の通り、ドイツでは全体練習には合流できなかったものの、「リーグ戦があと1~2週間あれば、試合に復帰できていたかもしれない」とも語っていただけに、回復は順調なようだ。

 それを実証したのが、16~19日に東京都内で行われた欧州組自主トレだった。同じくケガでブラジル行きが危ぶまれた長谷部誠(ニュルンベルク)、吉田麻也(サウサンプトン)とともに初日からこのトレーニングに参加した内田は全力疾走を何本も繰り返すなど、機能的には全く問題ない様子。長期離脱の間に体幹を鍛えるトレーニングを入念に行ったことで、上半身もパワーアップ。屈強な肉体を手に入れたという。

 「リハビリ中はJISS(日本スポーツ科学センター)でトレーニングしてましたけど、僕の右太もものケガよりひどい前十字じん帯負傷とか、いろんな選手と一緒になってみんなにパワーをもらいました。ケガをしていいとは思ったことはないけど、ワールドカップ前に日本に戻ってきて1人のスポーツ選手としてリハビリできたのはすごく良かった。自分がアスリートなんだということに向き合えるいい時間だったと思います」と彼はしみじみと口にした。

 JISSには五輪競技のアスリートが数多く出入りし、トレーニングを積んでいるが、サッカー界のように恵まれた環境にない選手も多い。2月のソチ五輪に出場したアルペン競技の選手たちも、普段の遠征では競技会直後に自らハンドルを握って車で移動し、宿泊も相部屋なのが一般的だという。すべての準備やサポートをやってくれるスタッフがいて、超高級ホテルに泊まれるサッカー選手とはかけ離れた環境にいるアスリートも少なくない。そのことを内田も改めて再認識したという。

 「サッカー選手はホントに恵まれてる。お金の面もそうだし、注目してくれる人もいる。自分たちはまだまだ頑張りが足りないのかなと思います。スポーツをしてご飯を食べていく意味がすごく分かりましたね。僕の足を検査してくれて、治してくれて、強くしてくれる人もいるし、そういう人たちのためにもワールドカップで勝ちたい。勝ちたいって気持ちは1人のためじゃないんだなとすごく思います」と彼は多くの人たちの感謝を胸に、ブラジルのピッチに立つ覚悟を固めた。

 現時点では21日から始まる鹿児島・指宿での1次合宿で最初から全体練習に合流するつもりだが、90分間ピッチに立てるのがいつかという保証はまだない。27日の壮行試合・キプロス戦(埼玉)で慣らし運転し、6月2日のコスタリカ戦、6日のザンビア戦(ともにタンパ)で時間を伸ばしていくことになると見られるが、最終的にピークは6月14日の初戦・コートジボワール戦(レシフェ)に持っていけばいい。4年前の南アフリカワールドカップで直前合宿から出遅れ、守備の不安から最終的にメンバーを外された内田だからこそ、今回は何をすればいいか誰よりもよく分かっているはず。焦らずじっくりと取り組んでいくことが得策だ。

 フィジカル能力の高いコートジボワール、高さのあるギリシャ、個のタレント力が高いコロンビアと1次リーグの対戦相手は難敵揃い。ヤヤ・トゥーレ(マンC)のような世界トップクラスの選手もいる。内田はUEFAチャンピオンズリーグを通して、そういう面々と同じピッチで何度も戦ったことのある数少ない日本人選手。昨年のコンフェデレーションズカップ(ブラジル)でネイマール(バルセロナ)と互角のマッチアップを見せたように、その国際経験値はザックジャパンにとって非常に大きい。その自信をピッチ上で示すべく、今はとにかく万全の状態でプレーできるように、心身両面でいい準備をしてほしいものだ。

 文/元川悦子(Goal.com)

◆大迫急成長、独で半年「相当強くなった」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140520-1303680.html

 W杯ブラジル大会の日本代表FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)が19日、都内で行われた海外組の合同自主トレに参加した。年明けからドイツに渡り15試合6得点の成績を残し、成長を見せた。本大会でも結果を出し来季の飛躍を目指す。

 わずか半年で大きく成長した。「よく太くなったと言われる。体重は変わってないんだけど」。体格にまさるブンデスリーガのDFは、ボールを奪いに来るのではなく、FWとしての大迫をつぶしに来た。「ゴール前の激しさ、体を止めに来る守備をするところで半年やれて、少しは慣れたと思う」。日本を代表するFWとして、背中は頼もしく見えた。

 W杯で代表に入るためではなくW杯で活躍するためにリスクを伴う海外移籍をした。クラブではFWだけでなくトップ下で起用されたこともあった。精鋭ぞろいだった鹿島と違い、1トップではボールが来ず「我慢強くなった。相当強くなったかな」と笑った。今回の代表FWで純粋な1トップは大迫と柿谷だけ。「ためを作ったり起点になるのは僕しかいない。あとはゴール前でいかに迫力を持って入れるかだと思う」と求められる役割は分かっている。

 移籍後、15試合6得点、2アシスト。現地の報道ではすでに、ドルトムントなど複数のブンデス1部が興味を示しているという。「僕はこれから、結果を積み重ねていかなければならない。代表でもクラブでも」。より高みを目指す挑戦が始まる。【高橋悟史】

◆柏戦でサポーターが問題を起こした鹿島にJリーグが譴責処分(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139302-139302-fl



 Jリーグは20日、鹿島アントラーズに対して始末書の提出を命じる譴責処分を科すことを発表した。問題が起きたのは、5月3日(土・祝)のJリーグ第11節・柏レイソル戦。鹿島アントラーズサポーターがピッチ内に太鼓のバチを投げ込み、試合を中断させ、さらに警備員に暴力行為を働いた。

 Jリーグは、「試合中断や選手への威嚇などが目的ではないものの、本人の不適切な態度により、結果としてピッチへの物の投げ込みで試合を中断させ、その後、同サポーターは警備員に対し暴力行為をはたらいた」と、鹿島サポーターの不適切な行動を説明。「ホームクラブの柏レイソルは当該試合当日、警備員増加、所轄警察署との連携強化により場内の安全確保に努め、また事件発生後は柏レイソル、鹿島アントラーズの両クラブ連携のもと迅速な対応が行われた」と事件後の両チームの対応を評価しつつも「しかしながら、鹿島アントラーズは、過去柏レイソル戦にて発生した鹿島アントラーズサポーターによるトラブルに鑑み、サポーターを適切に管理する体制をとるべきであったが、秩序ある適切な態度を保持させることができなかった。よって本件は、『2014Jリーグ規約』第51条[Jクラブの責任]第4項に反するものであり、当該サポーターを管理する鹿島アントラーズの責任を問わざるを得ないものである」と、処分を下すことになった経緯を説明した。

 Jリーグは、鹿島に対して始末書を提出する譴責処分を科すこととなった。

 なお、鹿島は該当サポーターに対して、鹿島戦のホームゲームおよびアウェーゲームへの無期限入場禁止の処分を科している。