日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月4日水曜日

★2022年J1リーグ第11節鹿島vs磐田(カシマ)









◆【J1採点&寸評】鹿島3-1磐田|これぞエースの活躍! MOMは2得点の上田、磐田の先発FWは厳しい評価に(サッカーダイジェスト)






鹿島のプレスバックが冴える


[J1第11節]鹿島2-0磐田/5月3日/県立カシマサッカースタジアム

【鹿島|採点】
スタメン)
GK
クォン・スンテ 6
DF
常本佳吾 6.5
関川郁万 6.5
三竿健斗 6.5
安西幸輝 6.5
MF
樋口雄太 7
和泉竜司 6.5(72分OUT)
松村優太 6.5(81分OUT)
アルトゥール・カイキ 6.5
FW
上田綺世 7(87分OUT)[MAN OF THE MATCH]
鈴木優磨 6.5(72分OUT)

途中出場)
MFディエゴ・ピトゥカ 6(72分IN)
MFファン・アラーノ 6(72分IN)
MF土居聖真 ―(81分IN)
FW染野唯月 ―(87分IN)
監督)
レネ・ヴァイラー 6.5


【鹿島|寸評】
 前半は、理想のゲーム運びで相手を圧倒した。後半はシステムを変化させながら対策を打ってきた磐田に押し込まれる時間帯もあったが、上田のゴールで突き放し、余裕を持ってゲームを締めくくった。

 特に効果的だったのは、プレスバックとロングボール。鈴木優や、樋口が高い位置で即時奪還し、波状攻撃を生み出す。攻め急ぎカウンターを受けることが多かったこれまでの試合の反省も生かし、最終ラインの三竿を中心にボールを落ち着ける場面もあった。さらに三竿と関川は主に対角線を狙ったロングボールを次々と通し、攻撃の起点としても機能した。2戦連続でスタメンの松村、ボランチで起用された和泉らも強みを生かし、1失点は許したものの、完勝と言える内容だった。


磐田はチーム全体の連動性が乏しく…




※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。




◆【J1採点&寸評】鹿島3-1磐田|これぞエースの活躍! MOMは2得点の上田、磐田の先発FWは厳しい評価に(サッカーダイジェスト)





◆明治安田J1 鹿島、磐田に快勝 首位がっちり(茨城新聞)






■カイキ先制弾


明治安田J1第11節第1日の鹿島は3日、カシマスタジアムで磐田と戦い、3-1で2連勝を飾り、首位を堅持した。鹿島の今季通算成績は8勝1分け2敗で勝ち点を25に伸ばした。

鹿島は前半29分、樋口のCKをアルトゥールカイキが合わせて先制した。同35分にも鈴木のスルーパスから上田が得点につなげ、リードを広げた。後半は1点を返されたが、33分に上田が相手守備網を突破し、3点目を決めた。

鹿島の次戦は7日、敵地で広島と対戦する。

■鹿島・バイラー監督 狙い発揮できた

素晴らしい前半だった。ボールを持っている時、持っていない時にかかわらず狙いが発揮できた。守備的な相手に対して2-0というスコアになるための攻撃のバリエーションを示せた。

▽カシマ(観衆26,493人)
鹿島 8勝2敗1分け(25) 3-1 磐田 2勝4敗5分け(11)
2-0
1-1

▽得点経過 鹿 磐
前29分【鹿】 1-0 アルト
前35分【鹿】 2-0 上田
後26分【磐】 2-1 ゴンザ
後33分【鹿】 3-1 上田










◆明治安田J1 鹿島、磐田に快勝 首位がっちり(茨城新聞)





◆まさに神出鬼没! 鹿島FW鈴木優磨が今季4アシスト目「途中で何となく分かった」磐田の癖(ゲキサカ)






[5.3 J1第11節 鹿島 3-1 磐田 カシマ]

 するすると右のハーフスペースに降り、ふわりと浮かせたスルーパスでFW上田綺世の得点をアシスト。鹿島アントラーズのFW鈴木優磨がまたしてもチャンスメイクで勝利に貢献した。今季11試合目で4ゴール4アシスト。ビルドアップにも積極的に関わり続けるなど、ベルギーで見せていたストライカー像とは異なる顔を見せている。

 1-0で迎えた前半35分、MF樋口雄太が中盤で前を向くと、鈴木は相手の中間ポジションを取ってパスを受け、力の抜けた反転から浮き球のスルーパスを配給した。「降りた選手にCBが掴みにこないと途中で何となく分かったので、だったらトップ下くらいまで思い切って降りて、前を向けるかなと思ったら、ちょうどいいタイミングで雄太からボールが来た」。その結果、鈴木が受ける前の時点でこの流れを感じていたという上田が絶妙なタイミングで最終ライン裏へ。最後は強烈な左足シュートでゴール左隅を撃ち抜いた。

 昨季のベルギーリーグで17ゴールを奪った実績を持つ鈴木は今季、レアル・マドリーのFWベンゼマに重ねて「ゲームを創れて、点を取れて、全部できるFWが一番いい。そこを目指している」というビジョンを掲げてプレーしている。この日のアシストはその言葉を体現するような場面。そんな鈴木との関係について上田は「後半も一つ抜け出したシーンがあったけど、徐々に合ってきていると思う。優磨くんのパスを出すタイミング、探すタイミングがなんとなく掴めてきている」と前向きに語った。

 基本フォーメーションは4-4-2、あるいは4-3-1-2の鹿島だが、なかでも鈴木は神出鬼没だ。鈴木がサイドに開いたり中盤に降りた際は4-3-3に近い陣形になる場面が多く、相手に難しい対応を強いている。また指揮官からの指示通り、ビルドアップに絡んだ後はフィニッシャーとしてゴール前へ。ポジションチェンジをロジカルに繰り返すチームではビルドアップの際にストライカーがゴール前から離れがちな問題も起きうる中、ストライカー能力を持つ鈴木が外にいることで、最後に飛び込んでいくダイナミズムを備えていることが攻撃の破壊力につながっている。

 そうした仕組みについて鈴木は「最終的にゴール前にいて欲しいとは言われているが、選手に対して縛りをつけるような監督じゃないので、勝手に解釈して勝手に動いている」と説明。まさにアシストのシーンのように自由を与えられていることを示唆した。一方、他の選手も鈴木の動きを見ながらポジショニングを取っているため、孤立する場面は少なく、そうした鈴木の臨機応変な振る舞いが好調を支えていると言えそうだ。

 好調が続く鹿島は第10節を終えて首位に立ち、今節の勝利で1試合消化が少ない2位の川崎Fと勝ち点5差をつけた。それでも、先々を見据えて「これからもっと苦しい時期が必ず来るので、またこの状況に戻れるかがチームとしてターニングポイント」と語る鈴木に満足した様子はない。「今の順位はあんまり意味ないので。最後に上にいられるように、今は順位というよりは1試合1試合勝ち点を取れるようにハードワークしたい」。淡々と気を引き締めていた。

(取材・文 竹内達也)





◆まさに神出鬼没! 鹿島FW鈴木優磨が今季4アシスト目「途中で何となく分かった」磐田の癖(ゲキサカ)





◆「すごくいやらしい」鹿島MF樋口雄太は、対峙した遠藤保仁のプレーに何を感じたのか?(サッカーダイジェスト)






樋口はリーグ戦全試合で先発出場


[J1リーグ11節]鹿島3-1磐田/5月3日/県立カシマスタジアム

 前半は相手のシュートを1本に抑え、2得点。後半に苦しむ時間帯があったものの、レネ・ヴァイラー監督が掲げる縦に速いサッカーを披露し、3-1で完勝した鹿島にあって、攻守に大きな貢献を果たしたのが樋口雄太だ。

 今季に鳥栖から加入した25歳のMFは、開幕のG大阪戦でフル出場すると、その後11戦連続でスタメン出場。この磐田戦でも、定評のある精度の高いキックで、CKからアルトゥール・カイキの先制弾をアシストした。

 攻撃面のみならず、「鹿島に来てから磨かれている」と明かした守備でも貢献。セカンドボールを次々と回収し、2次攻撃、3次攻撃へと繋げていった。特に「意識している」というプレスバックと、「練習から強度高く取り組んだ成果」と語る1対1の強さはこの日も遺憾なく発揮された。

「チームを助ける動きは意識しています。危ないところを消さないといけない。僕だけでなく、(三竿)健斗くんや、(関川)郁万が後ろからコーチングしてくれていて、すごくやり易いです」

 そんな鹿島のボランチとして充実の時を過ごす樋口は、この試合で対峙した遠藤保仁に小さくない感銘を受けたという。

「やっぱりすごかった」

 ポジショニングや戦術眼、対人プレーでも決して逃げず、さらに相手を上手くいなすようなボールコントロールなど挙げればきりがないが、特に印象に残ったのはその目だという。

「ボールを持っている時の目線の作り方とか、見ているところはすごくいやらしいなと思いました。そういうところをちょっとずつ学んでいきたい」

 目標と公言する「日本代表の中盤を任されるような選手」に向け、飛躍の予感が漂う。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆「すごくいやらしい」鹿島MF樋口雄太は、対峙した遠藤保仁のプレーに何を感じたのか?(サッカーダイジェスト)





◆完成度高まるエースの輝き…圧巻2発の鹿島FW上田綺世「ゴールのバリエーションや種類はFWの価値に直結する」(ゲキサカ)






[5.3 J1第11節 鹿島 3-1 磐田 カシマ]

 日本代表FW上田綺世が2ゴールの大活躍を見せ、鹿島アントラーズが首位を守った。追加点が欲しい時間帯での1点目、チームが苦しくなりつつあった状況での2点目——。強烈にゴールを射抜いたパンチ力もさることながら、決め切ったシチュエーションを考えても圧巻だった。

 まずは1-0で迎えた前半35分、FW鈴木優磨からの浮き球パスに絶妙なタイミングで抜け出した。

「優磨くんが来たのが見えたので、スペースを空ける意味でもプルアウェーを始めて、優磨くんが前を向いたタイミングでダイアゴナル(斜め走り)しようというイメージがあった」。最終ラインとの駆け引きでは「目の前のDFより早く動き出してしまったので、自分の中で若干オフサイドの可能性もあるなと思った」というが、背後に感じていたDFとのタイミングはドンピシャ。最後は左足でゴール左隅を撃ち抜いた。

 続いては2-1と1点差に迫られた後半33分、相手の優勢が続いていた苦しい時間帯だった。FWアルトゥール・カイキからのシンプルな縦パスが足元に入ると、強引にターンしながら左へドリブル。3人を引き連れながら角度のないところに自ら持ち込み、難しい体制からまたしても左足を振り抜いた。

「前半から背後は狙いつつ、相手が3バックだったので、なかなか前にインターセプトを狙えないのは分かっていた。前を向いたらミドルを狙おうという意識だったが、なかなかそういう場面がなかった。前を向いたらシュートというところの“完結性”を意識していたので、前を向けたらシュートまでのイメージはできていた」。たった一人で相手の守備ブロックをぶち破るスーパーゴールを突き刺した。

「シュートレンジの広さは自分の武器だと思っているし、25m以内なら振れると思う。ああやってペナの中で前を向けたら自信はある」。

 シュートを打つからには、決める自信はあった。ただ、それ以上にチームの勝利への思いがあった。「失点の流れもゲームの流れも良くなかったし、それを払拭できるのがFW。それがFWの一つの仕事というか、FWにできることをまた一つできた」。相棒の鈴木がベンチに下がっていた中、まさにエースとしての大役を果たす一撃だった。

 上田にとって、理想的なストライカーはあらゆる場面でゴールを奪える存在だ。「どんな環境でも、どんな試合でも、どんな時間でもゴールを決めるのがベストなFW」。得点が欲しい時に奪い切ったこの日の2ゴールは、そうした理想に近づいていることを示す証となった。

 また駆け引きからの裏抜け、守備ブロックを貫く単独突破、そしていずれも逆足の左と、ゴールパターンの多彩さも光った。

「ゴールのバリエーションや種類はFWの価値に直結する。取れない形があるだけでFWにとっては欠陥なので、ヘディングも、左も、右も、抜け出しも、ドリブルも、ミドルも、いろんな形でゴールを取れるというのは武器にしていかないといけない」。日々完成度を増す23歳には経験豊富なMF遠藤保仁も「ゴールに向かってプレーする選手なので、敵として脅威に感じている。得点パターンも多いので対戦するときは厄介な選手」と称賛しきりだった。

 日々能力を開花させ続けるストライカー。その原動力は鹿島にタイトルをもたらしたいというモチベーションだ。

 この日の勝利で、鹿島は首位をキープ。1試合未消化の川崎Fとの勝ち点差を5に広げたが、「あくまでもチャレンジャーなので首位という感覚は別にない」と意に介さない。あくまでも目指すは、シーズン終了時の頂点。上田は「目の前の一戦に勝つこと、前回出た課題を修正してそれを表現する・体現することの連続だと思う。順位ではなく次の試合に勝つことが大事」とすでに前を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)






◆完成度高まるエースの輝き…圧巻2発の鹿島FW上田綺世「ゴールのバリエーションや種類はFWの価値に直結する」(ゲキサカ)





◆上田綺世がえぐい。左足で“超シュート”2発も「25m以内だったらいける」(Qoly)






J1リーグ首位の鹿島アントラーズは3日の第11節で、ジュビロ磐田を3-1と下した。

試合の主役となったのは日本代表FW上田綺世。前半、鈴木優磨のパスから先制ゴールを突き刺すと、1点差に詰め寄られた後半には試合の流れを引き戻す追加点となるゴールを決めた。

この2つのゴールはどちらも利き足ではない左足でのもの。しかもどちらも強烈なシュートだった。

ただ本人は、「シュートレンジの広さについては自分の武器だと思っていますし、25m以内だったら多分振り抜ける。ペナの前で前を向けたら自信はありました。後ろの選手は失点からピリピリしていたと思うし、それを助けられるのは前の仕事だと思います」とあっさり。

ペナルティーエリアの縦の長さが16.5mなので25mということはエリア外からのシュート、それも左右の足を問わずかなり自信があるようだ。

また今やリーグ最強の2トップといっていい鈴木優磨との関係について、

「今日、後半も1本抜け出した場面がありましたけど、徐々に合ってきていると思います。優磨くんもパスを出すタイミング、探すタイミングはなんとなくつかめてきているんじゃないかと思います」

と手応えを感じているようだった。

上田はこれで今季リーグ戦7ゴールに。同8ゴールのピーター・ウタカ(京都サンガ)に次いで得点ランク2位となっている。





◆上田綺世がえぐい。左足で“超シュート”2発も「25m以内だったらいける」(Qoly)


◆【鹿島】上田綺世2発「もっと精度を上げる練習しないと」多彩な得点パターンでW杯へ着実に歩み(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島3-1磐田>◇3日◇第11節◇カシマ

鹿島アントラーズが日本代表FW上田綺世(23)の2得点で磐田に快勝し首位をキープした。1点目は得意の動きだしから、2点目は相手DFを3人かわし強烈な左足シュートでネットを揺らし、今季早くも7得点を積み上げた。磐田のベテランMF遠藤保仁からは得点パターンの多さを絶賛された。チームを勝たせるエースは、11月のW杯カタール大会へ着実に歩みを進めている。

   ◇   ◇   ◇

これぞエースの働きだった。1-0の前半35分、上田はFW鈴木のスルーパスに抜け出し左足シュートで加点。圧巻は1点差に追い上げられた後半33分だった。ペナルティーアーク付近でボールを受けると、ドリブルでペナルティーエリアに仕掛け、相手DF3人を振り切り強烈な左足シュート。チームの苦境を救う一撃に、派手なガッツポーズも飛びだした。「後ろの選手は失点からピリピリしていたと思うし。それを助けられるのも前の仕事」と胸を張った。

武器は、多彩な得点パターンにある。J1通算35得点のうち、右足で25点、左足で3点、頭で7点。「25メートル以内は自分のレンジ」と話す通り、ミドルも多く、今季2得点がペナルティーエリアの外から決めている。経験豊富な磐田MF遠藤も「得点パターンも非常に多い選手」と絶賛し「経験を積んでいけば代表でも戦力になるような選手。対戦してる時以外は応援してます」とエールを送ったほどだ。

自身も「ゴールのバリエーション、種類はFWの価値に直結する」と分かっている。だからこそ、シュートの練習では右も左も交互に打つ。子供のころから、両足を使ってシュートを打っており、左右で苦手意識はない。「シュートは感覚が大きい。常にそれを養わないといけない」。居残りでシュート練習で日々、感覚を養う。

理想像は、どんな環境でも、どんな(出場)時間でも点を決めるFW。「今日も外したシュートがある。もっと精度を上げる練習をしないと」。常に、引き出しを増やす作業にまい進する23歳が、W杯カタール大会への歩みを着実に進めている。【岩田千代巳】






◆【鹿島】上田綺世2発「もっと精度を上げる練習しないと」多彩な得点パターンでW杯へ着実に歩み(ニッカン)





◆6試合出場停止明けた鹿島ピトゥカが復帰「すごく反省している」「一つ一つ頑張っていきたい」(ゲキサカ)






[5.3 J1第11節 鹿島 3-1 磐田 カシマ]

 首位を走る鹿島アントラーズに頼れる存在が帰ってきた。6試合の出場停止処分が明けたMFディエゴ・ピトゥカがJ1第11節磐田戦(○3-1)で、約1か月ぶりに公式戦のピッチに登場。中盤の底で約20分間にわたってプレーした。

 D・ピトゥカは4月2日に行われた清水戦(○2-1)の後半19分、交代でピッチを去る際に給水ボトルを蹴り上げ、一発退場処分を下された。ボトルはメインスタンドに向かって一直線に飛んでおり、幸運にも手すりに当たったため人への直撃は避けられたものの、けが人が出てもおかしくない行為だった。

 その後、ピトゥカはJリーグ規律委員会からリーグ戦4試合の出場停止処分を下され、事態を重くみた鹿島はクラブ独自の処分として期間内に行われるルヴァン杯2試合の出場停止処分を追加。今節の磐田戦が処分明け初戦となった。

 ベンチスタートとなったピトゥカはこの日、2-1で後半27分から途中出場。チームはピトゥカの処分後、MF樋口雄太とMF和泉竜司が縦関係を構成する布陣で好調を維持していた中、ピトゥカが中盤の底、樋口がトップ下に入るシステムとなった。チームは同33分、FW上田綺世のゴールでリードを2点に広げると、そのまま勝利。今節でのJ1首位をキープした。

 試合後、ピトゥカは「自分のしてしまった行いに自分自身も悲しんだが、家族やサポーター、いつも後押ししてくださっている方々を悲しい気持ちにさせてしまったことをものすごく反省している」と述べつつ、「戻れたことが素直に嬉しいし、これから継続して試合に出られるように少しずつ積み上げていきたい」と再起を誓った。

 その上で「6試合という長い期間だったので試合感を戻して、チームの力になれるように一つ一つ頑張っていきたい」と自身の取り組みにフォーカスしつつ、「しっかりと地に足をつけて積み上げていくことが大事。それを繰り返すことによってカップを掲げられるんじゃないかと思っている」とタイトル獲得に意欲を見せていた。

(取材・文 竹内達也)






◆6試合出場停止明けた鹿島ピトゥカが復帰「すごく反省している」「一つ一つ頑張っていきたい」(ゲキサカ)





◆好調の鹿島を牽引する鈴木優磨に宮澤ミシェル「彼は鹿島の伝統を体現している」(週プレNEWS)






サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第250回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したことや、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、現在J1リーグで首位につけている鹿島アントラーズについて。その好調の理由のひとつには、鈴木優磨の復帰があると宮澤ミシェルは語る。


*****

鹿島が好調だよ。この時期にJ1リーグの上位をキープしているのは、久しぶりっていう感じだよな。

2020年シーズンは最終的に5位だったし、昨シーズンも4位。ただ、シーズン序盤に苦しんで尻上がりに順位を上げていった。もちろん、最終的な順位は大切なんだけど、そこは鹿島だからね。

ひと桁順位なら御の字というクラブもあるだろうけど、鹿島には30年間で20ものタイトルを獲得した歴史と伝統があるんだぜ。やっぱり毎シーズン、優勝争いに加わってくれないとダメな印象が強まっちゃうし、Jリーグだって盛り上がらないよな。

その鹿島は今季からブラジル路線をやめて、ヨーロッパ路線に大転換した。前監督のザーゴもブラジル人だけど、やろうとしていたサッカーはヨーロッパスタイル。ただ、それがうまくいかなかったことで、今回は監督からヨーロッパ。スイス人のレネ・ヴァイラーを新監督に迎えた。

新たな挑戦に乗り出したのに、新型コロナの影響で新監督は来日できないままシーズンが開幕しちゃった。これは先行きが思いやられるなと心配していたんだけど、代理監督の岩政大樹コーチのもとでJリーグとルヴァンカップの5試合を3勝2敗で乗り切った。

それで3月11日にようやくレネ・ヴァイラー監督が入国できて、3月15日のルヴァンカップから采配をとっている。初戦の大分戦は引き分けたけど、その後はJ1リーグ戦で5勝1分1敗、ルヴァンカップで2勝0敗。チーム合流が遅れたハンディを跳ね返す結果を出しているよな。もちろん、それまでチームを率いた岩政大樹コーチの存在があるにせよ、だよ。

チームスタイルを改革するってのは、そう簡単に結果の出るものではないからね。もともとポテンシャルの高い選手が揃っているチームだと、馬なりでも結果が出ちゃうこともあるから、そこについて言及するのはもうちょっと試合数を重ねてからにしたいね。

ただ、現状でチームが好調な要因をあげれば、ひとつは鈴木優磨の復帰があるだろうな。

鈴木の前線での動きはチーム全体に躍動感を与えるし、最後までゴールに強烈にこだわる姿勢は勝負への粘り強さをもたらしていると思うよ。

それに鈴木の姿勢ってのはさ、鹿島が30年間で積み上げてきた伝統でもあるんだよな。ジーコにしろ、小笠原満男にしろ、歴代のチームには勝利への執念があったし、そういう姿勢が相手チームに嫌がられたわけでもあるからね。

スタイルをブラジルからヨーロッパに変えるのは大いに結構! もっと強いクラブになることを目指して、進化しようっていう意欲は大事だからね。でも、勝負に対する姿勢は、鹿島の場合は変える必要はないなって、鈴木のプレーを見ていたら再認識したよ。

今シーズン最後まで優勝争いに加わっていくためには、守備のところの強度と安定感が高まってくると期待できるんじゃないか。

シーズン当初は関川とキム・ミンテがCBコンビを組んでいたけど、新型コロナの陽性者が出たことや少し守備が不安定だったこともあって関川郁万と三竿健斗になった。いまは、そこにブエノとキム・ミンテが絡んでくる形になっているけど、まだまだ危なっかしさはあるんだよな。

高卒4年目の関川は時々ポカもやらかすけど、しっかり成長しているし、なにより三竿には驚かされたね。開幕前からボランチに加えて、センターバックでの準備してきたっていうけど、センターバックをあのレベルでプレーできるとは予想外だったね。シーズンが進んでいけばコンビネーションはもっと高まると思っているよ。

3連覇を狙う川崎フロンターレ、アグレッシブなサッカーの横浜F.マリノス。この2強に鹿島アントラーズが最後まで優勝争いに食らいついていけると、Jリーグは本当に盛り上がると思うよ。ACL組が復帰するのは5月7日だけど、それまでに勝ち点をしっかり伸ばしておいてもらいたいね。






◆好調の鹿島を牽引する鈴木優磨に宮澤ミシェル「彼は鹿島の伝統を体現している」(週プレNEWS)


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