日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年4月29日月曜日

◆勢い止まらず 鹿島・濃野3戦連発 J1新人DF初記録で連敗阻止(スポニチ)



濃野公人


明治安田J1リーグ第10節   鹿島2―1G大阪 ( 2024年4月28日    パナスタ )


 前節9位の鹿島は新人のDF濃野公人(22)の3試合連続ゴールなどでG大阪を2―1で下し、暫定5位に浮上した。

 ルーキーの勢いが止まらない。濃野が1―1の後半9分、左クロスに右サイドから走り込んで決勝弾。J1の新人DFでは史上初となる3戦連発を決めた。サイドバックながら鋭い得点嗅覚を見せる関学大出身の22歳は「スペースを見つけたらどんどん入っていくように指示を受けていた。押し込むだけだった」と充実の表情で振り返った。

 幼少期を過ごした大阪で輝きを放ち、チームのアウェー連敗を4で止めた。94年の城彰二(市原)、96年の柳沢敦(鹿島)が持つ新人最長の4試合連続得点にあと1に迫ったが、「自分一人の結果ではない。誰かのカバーがあってこそのこと」と謙虚な姿勢を忘れなかった。





◆勢い止まらず 鹿島・濃野3戦連発 J1新人DF初記録で連敗阻止(スポニチ)




◆【鹿島】右SB濃野公人が3戦連発 悔しさ味わった地で成長示し勝利呼び込む(ニッカン)



濃野公人


<明治安田J1:G大阪1-2鹿島>◇28日◇第10節◇パナスタ

鹿島アントラーズが大卒ルーキーの決勝ゴールでガンバ大阪を下した。

1-1で迎えた後半9分、左からMF仲間隼斗(31)のクロスがFW鈴木優磨(28)を経由してファーサイドに抜けると、ここに右サイドバック(SB)のDF濃野公人(22)が走り込み、右足でニアサイドを打ち抜いた。

シュート直後にはオフサイド判定をした副審の旗を見て濃野は頭を抱えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での検証の末、ゴールが認められた。

これで自身3試合連続ゴールとなる濃野は「監督からどんどん前のスペースを見つけたら入っていくようにと指示をもらっていた。(仲間)隼斗くんがボールを持って1歩中を見た時に、逆サイドのポケットが空いているなっていう意識があった。いい形で僕の前にボールが来てくれたので、押し込むだけだった」と振り返った。

試合が行われたパナスタは、悔しさの残っている場所でもあった。21年6月の天皇杯2回戦で、当時所属していた関学大がG大阪と対戦した。この試合に出場意欲を燃やしていた濃野だったが「まさかのメンバー外でした」。プロ相手に公式戦で力試しする機会を得られず、ゴール裏から声援を送りながら、その悔しさを力に変えることを誓っていた。それから3年がたち、鹿島の選手として初めてピッチに立った試合で、試合を決める一撃を沈めて見せた。

大卒ルーキーを起用し続けるランコ・ポポビッチ監督(56)は、濃野の攻撃力を評価し、その持ち味を発揮するよう後押しする。「彼の一番の良さが守備ではないというのは、見ていたらわかる。彼が前で見せている姿、クオリティーは素晴らしい。それを生かしたい」。周囲の選手のサポートに助けられながら、濃野はチームに躍動感を与えている。

指揮官は濃野ついての質問に答えた後、「彼が将来日本代表に入った時には、今の私のコメントを覚えていてください」と笑みを浮かべた。そのポテンシャルを十分に感じさせるパフォーマンスで、鹿島に勝ち点3をもたらした。【永田淳】





◆【鹿島】右SB濃野公人が3戦連発 悔しさ味わった地で成長示し勝利呼び込む(ニッカン)





◆プロ初弾から3戦連発!鹿島の新人SB・濃野公人、家族の前での一撃に「サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返しすると…」(GOAL)



濃野公人


【サッカー Jリーグ ニュース】鹿島アントラーズの濃野公人が、サイドバックながらプロ初ゴールから3試合連発!


鹿島アントラーズの濃野公人が、ガンバ大阪戦後のフラッシュインタビューに応じた。

鹿島は28日の明治安田J1リーグ第10節でG大阪とアウェイで対戦。第8節の京都サンガF.C.戦でプロ初ゴールを記録し、第9節のサガン鳥栖戦でも決めたルーキーの濃野公人は、この日も先発出場。すると、1-1で迎えた54分、ボックス左手前の仲間隼人からのクロスをファーサイドに走り込んでいた濃野が押し込んだ。一時はオフサイドフラッグが上がったものの、VARの結果、ゴールが認められた。このゴールを守りきった鹿島は2-1で勝利し、5位浮上を決めている。

試合後、自身の3試合連続ゴールが決勝点となった濃野は、「僕のゴールで勝ちをアントラーズにもたらせたというのは、すごく嬉しく思います」とコメント。また、今日の一戦では自身の家族も観に来ていたと模様。「小さい時からサッカーで迷惑をかけてきたので、サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返しするという話をずっとしていたので、両親の前でゴールを決めて勝つことができて嬉しいです」と喜びをあらわにした。

決勝点のシーンについては、「監督からずっとスペースを見つけたらどんどん飛び込んでいいと言われていたので、逆サイドの(仲間)隼人くんが顔を上げた瞬間にスペースを見つけたので、思いっきり入っていったら、ディフレクションがありましたけど、良い形でこぼれてきてくれたので、僕は押し込むだけでした」と振り返った。

鹿島はこれでアウェイ戦での連敗を4でストップ。濃野は「アウェイでなかなか勝てていなかったので、このアウェイで勝ち点3がとれたのは、これからタイトル争いをしていくためにも大事になってくるので、そういう意味では今後につながる勝ち点3だったと思います」と口にし、「優勝するためには連勝していくことが大事だと思いますので、結果にこだわってチームが勝てるように精一杯頑張っていきます」と今後の戦いに向けて意気込んだ。







◆プロ初弾から3戦連発!鹿島の新人SB・濃野公人、家族の前での一撃に「サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返しすると…」(GOAL)



◆【番記者の視点】鹿島5位浮上「右SBが3戦連発、ということは…」3つの理由で導く「鹿島の現在地」(報知)






◆明治安田J1リーグ▽第10節 G大阪1―2鹿島(28日・パナスタ)

 鹿島はG大阪を2―1で下した。暫定11位から5位に急浮上し、首位のC大阪と勝ち点3差に迫った。

*  *  *

 DF濃野公人が3戦連続ゴールを決めた。第8節京都戦で決勝点、第9節鳥栖戦で先制点、そしてこの日は決勝点。流れの中から決めたサイドバックの3戦連発は、異例と言えるだろう。

 まず大前提として、濃野の攻撃センスはピカイチだ。3点ともに、得点の嗅覚と思い切りがなければ決められないゴールだ。

 その上で「なぜ右SBが3戦連続ゴールを決めているのか?」という視点から、開幕から10試合を終えたポポヴィッチ・アントラーズの現状を考えたい。

【〈1〉SBがゴール前に上がっても、何とかなる守備力がチームにあるから】

 濃野が「誰かがカバーしてくれているから、あれだけ自分が上がれている」と振り返ったように、個人戦術としての守備力は、今の鹿島の大きな強みの1つだ。

 ハイパフォーマンスを続ける植田直通に加え、関川郁万も安定してきた。対人守備に長けた佐野海舟と知念慶を中盤に並べていることも大きい。この守備型の組み合わせには一長一短があるものの、SBを前に押し出すという意味では効果的だ。濃野が後ろを捨てて(後ろに託して)前に上がれるだけの守備能力が、今の鹿島にはある。

 余談だが、安西幸輝の完全復活に関しても、このボランチ+CBの4人の安定感は大きいとみる。安西がこれほど輝けるのは、ボランチに三竿健斗とレオシルバがいた時以来だ。

【〈2〉サイド攻撃が機能しているから】

 濃野の3点のうち、京都戦、G大阪戦のゴールは、いずれも左サイドからのクロスが起点となった(師岡と仲間)。鳥栖戦の得点は、自ら右での崩しに参加し、そのまま駆け上がって奪ったもの。この3戦連発は、言い換えれば3試合連続でサイド攻撃が得点につながっていると表現できる。両サイドハーフの先発は固定化されていないものの、サイドからの攻撃でネットを揺らす「成功体験」は、チームとして確実に詰めている。

 そして、これだけサイドから得点が生まれるということは…である。第1ターゲットとなる鈴木優磨(鳥栖戦では樋口)がしっかりと相手を引きつけ、潰れ役を担っていることを忘れてはいけない。

【〈3〉前が決めないから】

 最後は耳の痛い話で締める必要がある。本来、3戦連発で崇められるべきはアタッカー陣だ。そこは、記しておかなければ…。

*  *  *

 5月は勝負の1か月となる。GWは湘南、柏と中2日で激突。そこから5日空いて、東京V、広島と再び中2日。そして中3日で神戸。からの中2日で町田(ルヴァン杯)。疲労が溜まりきったところで、最後は中2日で迎える札幌遠征が待っている。

 真価が問われる1か月となりそうだ。5勝4敗1分けという数字に気を引き締めつつ、首位と勝ち点3差にいることを自信とし、勝利を積み重ねていきたい。(鹿島担当・岡島 智哉)





◆【番記者の視点】鹿島5位浮上「右SBが3戦連発、ということは…」3つの理由で導く「鹿島の現在地」(報知)





◆【鹿島】仲間隼斗が先制弾、大卒ルーキー濃野公人が3戦連発でG大阪に競り勝つ(ニッカン)



仲間隼斗


<明治安田J1:G大阪1-2鹿島>◇28日◇第10節◇パナスタ

鹿島アントラーズがアウェーでガンバ大阪を下し、勝ち点3を積み上げた。

ホームのG大阪は5試合ぶりに先発復帰したMF山田康太(24)がトップ下に入り、FW坂本一彩(20)を左サイドに、MFウェルトン(26)を右サイドに置く布陣で臨んだ。

試合は序盤からファウルが多くはなったが、緊迫感のある展開で進む。その中で裏のスペースへの意識が高く、両サイドバックの裏や2列目、3列目からの飛び出しで変化を付ける鹿島が、G大阪守備陣を動かす回数を増やしていくと、前半27分にその狙いが実を結ぶ。鹿島は左サイドを抜け出したMF仲間隼斗(31)にボールを送ると、DFと入れ替わるようにゴールに向かった仲間が、そのままゴールに流し込んだ。一度はオフサイド判定を受けたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)検証の末に得点が認められ、先制に成功した。

追うG大阪は徐々に攻撃が停滞し、効果的に前にボールを運びにくくなっていたが、同39分のMFダワン(27)からの1本のロングパスで打開する。中央から右へのパスが出ると、これにウェルトンが反応。DFと競り合って倒れるもすぐに起き上がり、ゴールライン際からマイナスのクロスを入れる。これをゴール前に走り込んだ坂本が体を開きながら左足でゴール左に流し込み、自身3戦連発となる同点弾を決めた。

それでも後半も再び鹿島がリードする展開となる。後半9分、左からのクロスがFW鈴木優磨(28)を経由してファーサイドに抜けたところを、DF濃野公人(22)が蹴り込み、こちらも3試合連続ゴールとなる得点で再び勝ち越した。

ビハインドとなったG大阪はMF山下諒也(26)らを投入し、ウェルトンとの強力両サイドで攻勢を強める。しかし最終局面での精度を欠いて決定的なシュートまで持ち込めず、そのままタイムアップ。昨年8月以来の3連勝はならなかった。





◆【鹿島】仲間隼斗が先制弾、大卒ルーキー濃野公人が3戦連発でG大阪に競り勝つ(ニッカン)





◆明治安田J1 鹿島、競り勝つ G大阪に2-1(茨城新聞)



濃野公人







明治安田J1第10節の鹿島は28日、大阪・パナソニックスタジアム吹田でG大阪と対戦し、2-1で勝利した。今季通算成績は5勝1分け4敗、勝ち点16となり、順位は5位に上がった。

鹿島は前半27分、仲間のゴールで先制に成功。同39分に追い付かれたが、後半9分、鈴木からのパスに反応した濃野が押し込み、勝ち越した。その後は安定した守備でリードを守り切った。

次戦は5月3日、カシマスタジアムで湘南と対戦する。

▽パナスタ(観衆28,616人)
G大阪 4勝3敗3分け(15) 1-2 鹿島 5勝4敗1分け(16)
1-1
0-1

▽得点経過 G 鹿
前27分【鹿】 0-1 仲間
前39分【G】 1-1 坂本
後9分【鹿】 1-2 濃野





◆明治安田J1 鹿島、競り勝つ G大阪に2-1(茨城新聞)





2024年4月28日日曜日

◆鹿島アントラーズじゃなければ…? 他クラブなら主力になれそうな選手5人。確かな能力を持つ控えたち(フットボールチャンネル)






 J1リーグで最多の優勝回数8回を誇る名門・鹿島アントラーズは、分厚い選手層を誇っている。それだけに、ピッチ上に立つ11人に選ばれることは簡単ではない。今回は、鹿島以外のクラブであれば、主力としてプレーしていても不思議ではない能力を持った選手を紹介する。※各データは4月26日時点。


GK:山田大樹


生年月日:2002年1月8日(22歳)
2024リーグ成績:出場なし


 鹿島アントラーズの育成組織で育った山田大樹は、2017年のU-15日本代表招集を皮切りに、各世代別代表を経験してきた有望なGKで、2020年にトップチームに昇格した。

 しかし、1つしかないGKのポジションを獲得するのは簡単ではなく、プロ1年目に沖悠哉のコンディションの問題でデビューする機会があったものの、翌2021シーズンからはカップ戦を含めて出番なし。4番手GKという扱いが続いた。

 そこで、2023シーズンはファジアーノ岡山に期限付き移籍で加わって経験を積もうとしたが、シーズン序盤にミスが続いたこともあってポジション争いに敗れてしまい、J2出場は7試合にとどまった。鹿島に戻ってきた今季も、レギュラーのGKは早川友基で、ここまで出番がない状況が続いている。

 プロとしての経験は浅い山田だが、現在はU-23アジアカップを戦っているU-23日本代表メンバーに招集されている。小久保玲央ブライアンと野澤大志ブランドンに次ぐ第3GKという扱いだが、3月シリーズに呼ばれていなかったことを考えると、サプライズ招集と言えるだろう。

 山田は、190cmの長身を武器としたハイボールの処理に安定感があり、このポイントだけでも十分に欲しがるクラブはいそうなもの。ポテンシャルは高く評価されているだけに、経験を積める舞台を見つけた方が自身の成長につながるかもしれない。


MF:松村優太


生年月日:2001年4月13日(23歳)
2024リーグ成績:5試合0得点0アシスト


 松村優太は、高校サッカーの名門・静岡学園高校で背番号10をつけて活躍し、同校を高校サッカー選手権大会優勝に導いて、2020年に鹿島アントラーズに加入した。

 プロ1年目からリーグ戦で13試合に出場した松村は、その後もコンスタントにピッチに立っている。ただ、2020シーズンから2023シーズンのJ1で72試合に出場してはいるものの、うち途中出場が56試合で、先発の機会は多くない。抜群のスピードと突破力、そして守備をサボらない姿勢は、スーパーサブとして鹿島にとって有益だが、もっと先発で主役としてプレーしたい気持ちはあるはずだ。

 今季のJリーグでは、開幕から3試合続けてベンチ外が続き、第4節の川崎フロンターレ戦でようやく初出場した。この試合を含めて5試合連続で途中出場という状況だ。ポジション争いの主なライバルといえる藤井智也は、推進力があるだけでなく、松村よりも状況判断に優れている印象で、試合の流れを考える思考力は改善すべきポイントかもしれない。

 パリ五輪世代で注目選手の1人だった松村だが、U-23アジアカップのサッカーU-23日本代表メンバーには入っていない。ピッチ上でのひたむきな姿勢はファンに伝わっているだけに、いまの状況は複雑だろう。


MF:名古新太郎


生年月日:1996年4月17日(28歳)
2024リーグ成績:7試合0得点1アシスト

 名古新太郎は、サッカーの名門・静岡学園高校の出身で、3年生のときには10番の背番号をつけて活躍した。1つ下の旗手怜央らとともに全国レベルで知られる選手となり、順天堂大学に進学したのち、2018年に鹿島アントラーズでプロとしてのキャリアを始めている。

 しかし、身長168cmのMFというのはプロの舞台では小柄な印象で、鹿島の熾烈なチーム内競争の中でポジションを得るのに苦労した。それでも2021シーズンは湘南ベルマーレに期限付き移籍で加入してリーグ戦19試合に出場し、鹿島に復帰した2022シーズンはJ1で14試合に出場と、少しずつ存在感を強めている。

 抜群のテクニックとパスセンスで攻撃を司る名古は、近年、中盤で激しく相手と戦うシーンが増えた印象だ。もともとあったスキルに、守備のインテンシティーが加わり、監督としても使いやすい選手になってきたと言えそうだ。

 今季は、第4節の川崎フロンターレ戦で4-2-3-1のフォーメーションでトップ下を担当し、チームを勝利に導く見事な活躍をした。良いアピールを続けているところだが、鹿島のトップ下では、樋口雄太の存在が大きく、さらに土居聖真もいるため、名古は常時先発というわけにはいかない。チーム内で切磋琢磨して成長するのも選択肢だが、28歳という年齢を考えると、もっとピッチに立ちたいところだろう。


FW:垣田裕暉


生年月日:1997年7月14日(26歳)
2024リーグ成績:3試合0得点0アシスト
 垣田裕暉は、鹿島アントラーズの育成組織出身で、2016年にトップチームに昇格した。プロ1年目は分厚い選手層に阻まれてJ1出場は3試合にとどまり、翌2017シーズンからは様々なクラブに期限付き移籍で加わっている。

 まずはツエーゲン金沢で3シーズンを過ごして、2019シーズンは10番を背負ってプレーした。2020シーズンは徳島ヴォルティスで得点ランキング3位となる17ゴールを挙げて、昇格に貢献。その後、J1でもコンスタントにゴールを決められることを証明し、2023シーズンに満を持して鹿島に復帰している。

 育ったクラブに戻った垣田は、昨季のJ1第9節のアルビレックス新潟戦でリーグ戦初先発の機会を得ると、ここでゴールを決めて、以降はコンスタントに起用された。しかし、今季の鹿島は昨季の2トップではなく1トップ。鈴木優磨が不動のレギュラーで、垣田は当然ベンチに座ることが増えた。ここまでリーグ戦のプレー時間はわずか23分という厳しい状況だ。

 187cmの長身でスピードもある垣田は、フィジカルの要素だけでも多くのクラブが欲しがる大型FWと言えるだろう。期限付き移籍先でゴールを挙げてきた実績もあり、鹿島以外であれば多くのクラブで主役になれる選手のはずだ。


MF:須藤直輝


生年月日:2002年10月1日(21歳)
2024J1リーグ成績:出場なし
 須藤直輝は、大宮アルディージャのジュニアユース出身で、高校は同じ埼玉県の昌平高校に進んだ。そこでの活躍が注目を集め、早々と鹿島アントラーズ加入内定が決まっている。プロ行きが決まったあとで臨んだ2020年の全国高校サッカー選手権大会では、小見洋太(アルビレックス新潟)らを擁するチームを主将としてまとめて躍動し、自身は大会優秀選手を受賞している。

 しかし、2021年のプロ入り後は、かなり険しい道が続いている状況だ。1年目はカップ戦に2試合出場したのみで、リーグ戦は出番がなく、翌2022シーズンはツエーゲン金沢に期限付き移籍で加入した。ここでも定位置を得られたわけではなく、J2・15試合の出場で先発はわずか1回のみだった。期限付き移籍を終えて鹿島に戻ると、2023シーズンはさらにタフなシーズンとなり、リーグ戦ではベンチ外が続き、カップ戦でも出番なしに終わっている。

 今季もここまでJ1ではベンチ外で、苦難は続いている。ただし、今月17日に行われたルヴァンカップのヴァンラーレ八戸戦ではベンチ入りを果たした。結局出番は訪れなかったものの、少し前進したと言えるかもしれない。

 それでも、高校時代の輝きを考えると、プロ4年目でまだJ1デビューを果たしていない須藤の現在地は予想外と言っていいだろう。公式戦の出場がほとんどないため、成長ぶりを計るのは難しいが、切れ味鋭いドリブルと柔らかいボールタッチ、そして豊富なアイディアは、チームによっては攻撃の中心になれるレベルにあるはずだ。




◆鹿島アントラーズじゃなければ…? 他クラブなら主力になれそうな選手5人。確かな能力を持つ控えたち(フットボールチャンネル)


◆【鹿島】G大阪戦へポポヴィッチ監督が宇佐美貴史を警戒「いま一番いい状態。プレーだけでなく人間的にも成熟し、いいプレーにつなげている」(サカノワ)






「日本に来て見てきたガンバの中で、一番攻守のバランスがいい」


[J1 10節] G大阪 – 鹿島/2024年4月28日15:00/パナソニック スタジアム吹田

 J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が4月27日、翌日のガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。大連戦を経て1週間のインターバルを得た指揮官は「この3週間は連戦が続き、しっかりしたトレーニングがなかなかできずにいたので、攻撃面、守備面ともに我々がやるべきことの確認に時間を当ててきました」と、トレーニングの充実を口にした。

「ガンバ戦だけのためだけではなく、トランジションで相手を上回っていくことがどの試合でも必要です。キャンプから大切にしてきました。この連戦ではそのトランジションのところが薄れていたところがあったので再確認しました。リアクションで相手を上回ることが大切です。ガンバのためではなく、鹿島のため。我々のアイデンティティを考え、そこが大切だと考えました。とてもいい準備ができました」

 そのG大阪について。ポポヴィッチ監督は「日本に来て見てきたガンバの中で、一番攻守のバランスがいいと感じています。しっかりディシプリンを保って攻守の約束事を理解して戦えている印象を受けます」と言う。そのなかでも「若い時から宇佐美を見ていますし、バイエルンにいた時も注目していました。いま一番いい状態だと思います。プレーだけでなく人間的にも成熟して、いいプレーにつながっていると感じます」と警戒していた。





◆【鹿島】G大阪戦へポポヴィッチ監督が宇佐美貴史を警戒「いま一番いい状態。プレーだけでなく人間的にも成熟し、いいプレーにつなげている」(サカノワ)





◆【鹿島】28日のアウェーG大阪戦で2試合ぶりの勝利へ。早川友基「アグレッシブに、自分たちのスタイルを貫きながら」(サッカーマガジン)



早川友基


4月26日、鹿島アントラーズの早川友基が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーでサガン鳥栖に敗れて連勝はならなかった。次は28日にパナソニックスタジアム吹田でJ1第10節ガンバ大阪戦を戦う。


前節は4失点。「キーパーとしても納得いくような結果ではない」


 4月13日から20日にかけての1週間は、厳しい3連戦を強いられた。13日のJ1第8節京都戦に勝ち、それから中3日で青森県八戸市へと移動して17日にJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦八戸戦を戦った。相手に先制されるも、延長戦の末に逆転勝利。だが、さらにそれから中2日で移った佐賀県鳥栖市での前節(J1第9節)鳥栖戦では2-4のスコアで敗れた。

「やはり4失点はキーパーとしても、チームとしても納得いくような結果ではありません。なので、そこは一度(気持ちを)リセットさせて、またやっていかなければいけないと思います」

 26日にオンライン取材に応じた早川友基は、そのように鳥栖戦を振り返る。次節は28日に開催されるJ1第10節G大阪戦。その一戦までは、前節鳥栖戦から1週間ほどの準備期間があるだけに、万全の状態で試合に臨んで2試合ぶりの白星をつかみたいところだ。

「この試合で自分たちがどのようなパフォーマンスを見せられるか。それによってチームの行方も変わっていくことでしょう。自分たちがアグレッシブに、自分たちのスタイルを貫きながら勝ちにこだわったプレーをしていくことが、この試合のカギになると思っています」

 鹿島の守護神が、パナソニックスタジアム吹田での勝ち点3獲得を目指す。




◆【鹿島】28日のアウェーG大阪戦で2試合ぶりの勝利へ。早川友基「アグレッシブに、自分たちのスタイルを貫きながら」(サッカーマガジン)





2024年4月27日土曜日

★2024年04月の記事まとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)




【試合時ツイート】
【2024/04/13(土)】vs京都(カシマ)
【2024/04/07(日)】vsFC東京(国立)
【2024/03/30(土)】vs磐田(カシマ)
【2024/03/17(日)】vs川崎(カシマ)
【2024/03/09(土)】vs町田(GION)
【2024/03/02(土)】vsC大阪(カシマ)
【2024/02/10(土)】vs水戸(カシマ)

【特別記事】

【記事まとめ】
【2024/04/27(土)】




【2024/04/26(金)】





【2024/04/25(木)】



【2024/04/24(水)】


【2024/04/23(火)】


【2024/04/22(月)】

【2024/04/21(日)】



【2024/04/20(土)】



【2024/04/19(金)】



【2024/04/18(木)】


【2024/04/17(水)】



【2024/04/16(火)】


【2024/04/15(月)】



【2024/04/14(日)】







【2024/04/13(土)】



【2024/04/12(金)】



【2024/04/11(木)】


【2024/04/10(水)】



【2024/04/09(火)】


【2024/04/08(月)】





【2024/04/07(日)】



【2024/04/06(土)】





【2024/04/05(金)】




【2024/04/04(木)】



【2024/04/03(水)】




【2024/04/02(火)】





【2024/04/01(月)】




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