ターンオーバーで挑む一戦、高いモチベーションでぶつかり合う。
[ルヴァンカップ 2回戦]八戸-鹿島/2024年4月17日18:30/プライフーズスタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が4月16日、翌日のルヴァンカップ2回戦のヴァンラーレ八戸戦に向けてオンラインによる取材に応じて抱負を語った。
八戸でJ1リーグのチームが試合を行うのは今回が初めて。収容5200人のプライフーズスタジアムで行われる一戦でのチケットは車椅子席以外はすでに完売している。
リーグ戦との連戦が続くなか、ターンオーバーが確実視される。ポポヴィッチ監督は鹿島の伝統である変わらず一戦必勝の精神で、高いモチベーションで敵地へ乗り込む。
「勝利のためにやり切る。それ以外にありません。モチベーションを高く、どの試合に関しても自分の100パーセントの力を出して勝つだけです」「それが相手チームへのリスペクトの示し方でもあると思います。鹿島のユニフォームを着る選手全員に、そこを求めています」
Jリーグで長年指揮を執る石﨑信弘監督が率いる八戸との対戦になる。現在J3リーグでは最下位。むしろ、だからこそ、この一戦に懸ける、インパクトを残そうという思いは強いはずだ。
「監督の仕事をされている同業の全ての方を尊敬していますが、石﨑さんはこれだけ長く監督をされていることで、さらに大きなリスペクトを持っています。クオリティなしでは、この仕事は続けていけません。彼の経歴、これだけ長く続けられていることは、そのクオリティを物語っていると思います」
「そういった経験豊富な監督のチームと戦う時、我々を驚かすようなことをやってくることがあり得ます。そのサプライズに対する準備や心掛けもしておかなければいけません。だからこそ、我々もモチベーション高く、この試合を戦っていかなければいけません。自分たちの力を発揮したいです」
また八戸で初めてJ1勢が試合に臨む。少年少女に注目してほしい点を問われたポポヴィッチ監督は次のように語った。
「子供たちに見てもらいたいのは、J1チームのクオリティとはどういうものなのか、選手のプレー精度一つひとつはもちろん、ピッチ内での立ち振る舞いはどうなのかというところも見てもらいたいと思っています。チームのために、クラブのために戦うとは、どういうことなのか、というところにも注目してほしいです。相手も高いモチベーションで臨んでくると実感しています。より高いモチベーションで挑みます」
八戸 対 鹿島のルヴァン杯の一戦は4月17日18時30分から、八戸市のプライフーズスタジアム(八戸市多賀多目的運動場)で行われる。
◆【鹿島】八戸で初めてJ1勢が試合。経験豊富な石﨑監督率いる八戸戦へポポヴィッチ監督「驚かすようなことをしてくる。心の準備が大切」。明日ルヴァンカップ2回戦(サカノワ)