
日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年9月9日土曜日
◇前回王者・明治大は3年連続、法政大は3年ぶりの決勝へ!筑波大&流経大は散る:準決勝(ゲキサカ)

第41回総理大臣杯全日本大学トーナメントの準決勝が8日に各地で行われた。法政大(関東4)が昨季の全日本大学選手権(インカレ)覇者・筑波大(関東2)に1-0で勝利。明治大(関東7)は流通経済大(関東5)を2-1で下し、決勝戦へ駒を進めた。
法政大は筑波大を1-0で下した。前半39分にFW上田綺世(1年=鹿島学園高)のシュートのこぼれをDF武藤友樹(4年=八千代高)が決め、これが決勝点。後半37分にはDF黒崎隼人(3年=栃木ユース)が二度目の警告を受けて退場し、数的不利に立たされたが逃げ切った。法政大は準優勝だった2014年大会以来、3年ぶりの決勝進出となる。
前回王者・明治大は流通経済大に2-1で勝利し、3年連続の決勝進出を決めた。前半8分にMF佐藤亮(2年=FC東京U-18)が入れた左CKのこぼれをFW土居柊太(4年=浜松開誠館高)が決め、先制に成功。後半28分には途中出場のFW木戸皓貴(4年=東福岡高)が追加点を挙げる。3分後にはFW立花歩夢(4年=流通経済大柏高)にゴールを許し、1点を返されたがそのまま勝利した。
決勝戦は10日にヤンマースタジアム長居で行われ、2連覇を狙う明治大と1982年大会以来、35年ぶりの優勝を狙う法政大が激突する。
【準決勝】(9月8日)
[ヤンマースタジアム長居]
筑波大 0-1 法政大
[法]武藤友樹(39分=上田綺世)
流通経済大 1-2 明治大
[流]立花歩夢(76分=補・新垣貴之)
[明]土居柊太(8分)、木戸皓貴(73分)
前回王者・明治大は3年連続、法政大は3年ぶりの決勝へ!筑波大&流経大は散る:準決勝
◆“国内組アピールチャンス”日本開催の東アジア杯男子は北朝鮮、中国、韓国の順で対戦(ゲキサカ)

今年12月に開催される EAFF E-1 サッカー選手権2017(東アジア杯)決勝のマッチスケジュールが発表された。
男子は12月9日の初戦で北朝鮮、同12日の第2戦で中国、同16日の第3戦で韓国と対戦する。会場はすべて味の素スタジアム。また女子は12月8日の初戦で韓国、同11日の第2戦で中国、同15日の第3戦で北朝鮮と対戦。会場は千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ)。なおキックオフ時間やチケット販売概要は詳細は後日発表になる。
同大会はAマッチウイークに行われるわけではないため、海外組の招集は困難とみられる。国内組にとってはW杯のメンバー入りへ向けたアピールの場として有効活用したいところだ。
以下、日程
■男子
▽12月9日
韓国-中国
日本-北朝鮮
▽12月12日
北朝鮮-韓国
日本-中国
▽12月16日
中国-北朝鮮
日本-韓国
全試合を味の素スタジアムで行う
■女子
▽12月8日
中国-北朝鮮
日本-韓国
▽12月11日
北朝鮮-韓国
日本-中国
▽12月15日
韓国-中国
日本-北朝鮮
全試合を千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ)で行う
“国内組アピールチャンス”日本開催の東アジア杯男子は北朝鮮、中国、韓国の順で対戦
◆柴崎は3戦連続先発…チーム初得点生まれたヘタフェ、ミドル2発で今季初白星(ゲキサカ)

[9.8 リーガ・エスパニョーラ第3節 レガネス1-2ヘタフェ]
リーガ・エスパニョーラ第3節1日目が8日に開催され、MF柴崎岳が所属するヘタフェがレガネスのホームに乗り込み、2-1の勝利を収めて今季初白星を獲得した。3試合連続先発出場の柴崎は後半17分にピッチを後にしている。
4-2-3-1のトップ下に入った柴崎だが、序盤からレガネスに押し込まれる展開となったことで守備に回る時間が長くなり、なかなかボールに絡むことができない。しかし、ゴールを脅かされる場面を作られながらもGKビセンテ・ガイタの好守もあって得点を許さずに試合を進めると、前半39分にMFマウロ・アラムバリが鮮やかなミドルシュートを突き刺してヘタフェが先制に成功。この得点は、ヘタフェにとって今季チーム初得点となった。
1-0とヘタフェがリードしたまま後半を迎えても、レガネスが主導権を握って試合を進める。柴崎は前線からプレッシャーを掛けるなど守備面で貢献していたが、後半17分にMFアルバロ・ヒメネスと交代でピッチを後にした。
後半20分にFWミゲル・ゲレーロにネットを揺らされ、レガネスに同点に追い付かれたヘタフェは、さらに同23分にPKを献上したものの、ゲレーロのシュートをガイタがストップして勝ち越しゴールを許さず。すると同39分にCKの流れからヒメネスが鋭いミドルシュートでゴールを陥れ、ヘタフェが2-1の勝利を収めた。
柴崎は3戦連続先発…チーム初得点生まれたヘタフェ、ミドル2発で今季初白星
◆鹿島昌子と植田で引き締め上げる 代表コンビで守備再建 大岩監督も存在感を痛感(デイリー)

「明治安田生命J1、鹿島-大宮」(9日、カシマサッカースタジアム)
鹿島の日本代表センターバックコンビが守備陣を立て直す。8日、鹿嶋市内での練習でDF昌子源(24)、植田直通(22)は大宮戦(9日・カシマ)に向けて先発組で調整。植田は「僕と源くんで引き締めないと」と訴えた。
2人が不在のルヴァン杯仙台戦は2戦合計5失点で敗退。大岩監督にとって「彼らがいなかったということもある」とその存在感を痛感した敗退だった。
代表戦2試合に出場した昌子は「CBは運動量が多い場所じゃないですし。むっちゃ寝ましたから」と爆睡効果で体調万全。守備陣をまとめ上げる。
鹿島昌子と植田で引き締め上げる 代表コンビで守備再建 大岩監督も存在感を痛感
◆鹿島昌子&植田、日本代表DFコンビが大宮戦先発へ(ニッカン)

J1首位の鹿島アントラーズは8日、茨城・鹿嶋市内でリーグ戦再開となる大宮アルディージャ戦(9日、カシマ)に備えた最終調整を行い、DF昌子源(24)と植田直通(22)の日本代表センターバックコンビが、そろって先発出場することが確実となった。
守備の連係確認や紅白戦で主力組でプレーした。日本代表として戦ったW杯アジア最終予選サウジアラビア戦から帰国し、自宅に到着したのは7日の午前2時頃と強行日程。昌子は「交代浴をしたり、かなり寝ました。良い感じです」と疲労や時差ぼけ回復に手応えを得ていた。
植田も代表遠征中にチームはルヴァン杯で仙台に敗れてタイトルを1つ逃しただけに「この試合(大宮戦)が大事だと思う。僕と源くんでチームを引き締めていかないと。後ろでしっかり耐えて、前の選手が点をとってくれることを待ちたい」と使命感に燃えていた。
日本代表経験もある大岩剛監督(45)も「彼ら自身も、これが代表選手の宿命だということは分かっている。Jリーグもそうだし、海外の選手も週末に試合をこなす。その宿命を経験してほしいなと思います」。代表帰りの2人の奮闘に期待を寄せた。
鹿島昌子&植田、日本代表DFコンビが大宮戦先発へ
◆なぜ、日本はサウジアラビアに敗れたのか~「中盤の3人」の資質を考える~(サッカーキング)

「動かなければならない時に動かなかった選手」と「動いてはいけない時に動いた選手」
日本が、試合後半18分にサウジアラビアに先制点を許すまでの場面を振り返ってみよう。
柴崎岳は、自陣のセンターサークルの少し下の右側にポジショニングしていた。体を左に反転してボールを視界に収めている。サウジアラビアのCHのオタイフの後ろ姿が柴崎の視界に入っていた。右CBハウサウィがセンターラインを越えてビルドアップに参加する。左サイドのアビドが、ポジションを右側中央に移動してハウサウィからのボールをもらう。アビドはすぐに、日本のゴール方向に体勢を入れ替える。井手口陽介は、アビドがフリーでボールを持っているので、気になって近づいていく。この時、柴崎と井手口と山口蛍は、ちょうどトライアングルの形になっていた。CHのオタイフは、そのトライアングルの真ん中に入り込んでいる。
アビドからボールを受けたオタイフは、簡単に前を向いてパスを出せる位置をとる。パスを出したアビドは、オタイフを追い越して柴崎と山口の間にポジショニングする。アビドは、オタイフからフリーの状態でボールをもらった。前を向くアビドの視界には、吉田麻也しかうっていない。吉田とペアを組むCBの昌子源は、トップ下のジャーセムの引いた動きにつられて前に出てポジションを開けてしまっていた。FWのムワラドは、吉田の左横のフリーになったペナルティエリア内に斜めに走り込む。ボールをもつアビドは、ドリブルしながら左足でラストパスをムワラドに送る。フリーでボールをもらったムワラドは、豪快に右足でゴールを決めた。
これが日本の失点場面である。失点するのには、なんらかの原因があるから失点をする。その原因は、ほとんどの場合、「原理原則」に沿わなかった時に起きている。つまり、選手の動きにおいて「ここではこう動くよね」と考えられる動き以外のプレーをした際に、失点が起きてしまうのである。
まず、柴崎のプレーに注目してもらいたい。ビルドアップでハウサウィがボールをもってセンターラインを越えた時、柴崎はボールのある左側に体の向きを変えている。そこから、柴崎は、一度もボールに関与していないのである。ほぼ傍観者に近い。オタイフがボールをもった時、アビドはオタイフを追い越して柴崎の目の前を通過する。ここが一番のポイントになる。せめてこの時は、アビドに並走してついて行かなければならない。そうすれば、アビドにボールを出したオタイフは、別のパス選択をしただろうからである。
次に、昌子のプレーに注視しよう。オタイフがボールをもってパスを出そうとした時に、トップ下のジャーセムは下がってボールをもらう姿勢をとる。そのフェイクにつり出された昌子が前に出てジャーセムについていく。待ってましたとばかりにムワラドが、誰もいなくなった左CBの位置に走り込む。この場合に昌子は、最終ラインを崩さずにステイしていないとならない。
日本の失点の大きな原因は、「動かなければならない時に動かなかった柴崎」と、「動いてはいけない時に動いた昌子」のプレーにあると言える。しかし、この2人の選手は、たまたま失点のきっかけを与えたにすぎない。なぜならば、日本の大きな課題は彼らのような守備戦術の甘さにあるのだから。日本の選手は、ここだという「プレスに行かないとならない時に行かない」場面や、「プレスに行かなくてもいい場面で相手選手に突っ込む」ケースが見られる。こうした「クセ」と言ってもいいプレーは、日本がW杯でベスト16の突破を目指すのならば、必ず改善しないとならない課題である。
「ボールをもたせている」のか「ボールをもたれている」のか

サウジアラビアが、日本に対して、どのような戦い方をしてきたのだろうか? そのことを知るのは、日本のもっている実力の現状を知ることになる。
図にあるように、日本のシステムは、4-3-3の中盤が逆三角形で、守備時には4-5-1になる。一方、サウジアラビアは、4-2-3-1で、守備時に4-4-2になる。図には、選手交代した後半のメンバーが記されている。お互いのシステムを組み合わせると、選手同士がマッチアップした状態になる。戦う上での両チームのテーマは、「マッチアップした状態からいかにしてズレを生み出すのか」にある。つまり、相手のマークを外して数的優位をどうやって作っていくのかが勝利へのテーマとなる。
「ズレを生み出す」には、大きくわけて2つの方法がある。1つ目は、ピッチの端と端を使って、ボールをサイドチェンジして相手の選手を左右に動かす。2つ目は、選手が位置を代えるポジションチェンジである。サウジアラビアは、ロングボールを使ったサイドチェンジよりも、選手を移動させるポジションチェンジを使って、日本の選手とのズレを生み出そうとした。
そこで、サウジアラビアは、後半になって手を打ってきた。1トップのターゲットマンだったサラウィに代えてムワラドを投入する。最初は、左サイドのアビドがトップを務めていたが、ゲームが進むにつれて、4人の選手をFWの位置に立てたり、アビドを中央でプレーさせたりして、ポジションチェンジを盛んに行ってくる。
日本がロシアW杯出場を決めたオーストラリア戦と違ったのは、「ボールをもたせている」のか、それとも「ボールをもたれている」のかにあった。オーストラリアには、「ボールをもたせている」状態を維持できた。しかし、サウジアラビアには、特に後半になって「ボールをもられている」状態になってしまった。
失点に至るまで、GKからはじまったパスは、25回のパス交換が行われた結果生まれたものである。25回の中で、当然1度も日本の選手はボールを奪えなかった。つまり、サウジアラビアのポジションチェンジによって、日本の選手は、「誰が誰を見るのか」の原則を見失うほどに、ボールをもたれていたのだ。
「中盤の3人」の資質~アッレグリの理論を参考に~
サウジアラビア戦の柴崎や遠藤のプレーを見れば、日本の失点は、中盤の選手の守備に改善の余地がありそうである。そこで、日本がいま採用している4-3-3の中盤の逆三角形のシステムの中で、「中盤の3人」にフォーカスして、そのポジションにいる選手の特性を検証してみたい。どのような選手の資質が、どのポジションに有効なのか。それを知るには、現在ユヴェントスの監督を務めるマッシミリアーノ・アッレグリの理論を見てみよう。
逆三角形の底辺にいる選手について、アッレグリは「レジスタ」と表現する。オーストラリア戦での長谷部誠であり、サウジアラビア戦での山口蛍のポジションである。アッレグリは、そのポジションにあった選手の特性を挙げる。
「守備時の中盤2人と前線3枚を統率できるようなカリスマ性」
「レジスタはボールを奪い返すために中盤2人と前線3人をすぐさま正しいポジションに呼び戻すことも重要」
これらは、攻撃から守備への場面の事柄である。その中で、次のことが記されている。
「後退しながら、かわされず攻撃を遅らせる」
「相手にかわされず時間をかけさせる」
「ポジションを離れてはならない。相手のDFやMFがFWに向けて出す縦や斜めのパスを防ぎ、守備時にフィルターとして4バックを遮蔽できる。つまり中央のゾーンにバランスをもたらすことを期待される」
アッレグリが指摘するように、守備の際、逆三角形の底辺にいる選手の役割はとても大きい。
さらに、サウジアラビア戦で、柴崎が務めたインサイドハーフについての記述を見てみよう。
「走力が必要とされる」
「1人のCFと2人のウイングでは攻撃のための人数が足りず、彼らの飛び出しが多く必要であることが挙げられる」
「ドリブルで相手をかわして数的優位を生み出すこと」
「ラストパス」
「ミドルシュート」
次に、井手口がプレーしたインサイドハーフについては次のように指摘する。
「より高度な戦術のクオリティ」
「より中盤の仲間を助けること」
「守備時により動くこと」
「レジスタがチームにバランスを与えボールを奪取するためのサポート」
「プレーに関与しフィニッシュ(ミドルシュート)まで持っていく」
「ヘディングに強く、優れたフィジカルの持ち主」
ここに挙げたのは、アッレグリが指摘する特性のほんの一部である。アッレグリの理論の中で、日本の中盤の3人にとって大切な指摘は、「後退しながら、かわされず攻撃を遅らせる」ことや、「相手にかわされず時間をかけさせる」ことである。つまり「ディレイ」や「リトリート」の守備戦術をきちんとこなせる選手が必要なのである。日本にそうしたカテゴリーに当てはまる選手がいるのか。実際は、実力不足という言葉は使いたくないが、アッレグリが指摘した役割に見合うような選手は、あまりいない。ただし、彼の言う「レジスタ」の役割には、長谷部が当てはまるかもしれない。そしてインサイドハーフには、井手口のさらなる成長に期待してしまう。
日本が、W杯でベスト16の突破を目指しているのならば、「中盤の3人」に誰が起用されるのかで、日本の勝ち負けが左右されるだろう。それだけ、日本の守備の問題点を抱えているポジションでもある。しかし、逆に、誰にでもチャンスがあるポジションだと言える。来るべきロシアW杯まで、「中盤の3人」に誰が起用するのか、注目したいところである。
注 アッレグリの論文は、2005年にUEFAライセンス取得の際に提出したものである。この論文は、日本語訳されていて、以下のサイトで読むことができる。
( http://schumpetercalcio.hatenablog.com/entry/2017/08/01/194500 )
なぜ、日本はサウジアラビアに敗れたのか~「中盤の3人」の資質を考える~
◆鹿島FW金森 2度目の先発濃厚!移籍後初ゴールを狙う(スポニチ)
明治安田生命J1第25節 鹿島―大宮 ( 2017年9月9日 カシマ )
鹿島のFW金森が移籍後リーグ戦初得点を狙う。
9日の大宮戦では5月の川崎F戦以来、今季2度目の先発が濃厚。MFレアンドロが累積警告で出場停止の中「個で打開できる選手が少なくなったので、自分がドリブルで打開できれば」と力を込めた。金崎との2トップは5月のACL広州恒大戦で経験済みだ。また、リオ五輪予選で一緒だった同学年のFW浅野がW杯最終予選で活躍し「自分も負けていられない。鹿島で絶対に活躍して、あの場所までたどり着きたい」と刺激を受けていた。
鹿島FW金森 2度目の先発濃厚!移籍後初ゴールを狙う
◆鹿島、FW金森が今季2度目の先発出場へ 出場停止レアンドロに替わって(デイリー)

J1鹿島のFW金森健志(23)が出場停止のMFレアンドロに替わって大宮戦(8日・カシマ)で先発出場することが8日、濃厚となった。この日は鹿島市内で練習。金森は主力組のFWとしてプレーした。
「ずっと試合に出たいと思ってやってきた。楽しみ」と笑顔。「ドリブルで打開できれば。それに、大宮は裏に抜ける動きが苦手だと思う。狙っていきたい」とプレーを思い描いた。
金森はリーグ戦では今季3試合に出場。先発出場となれば5月19日の川崎戦(カシマ)以来、今季2度目となる。
鹿島、FW金森が今季2度目の先発出場へ 出場停止レアンドロに替わって
◆【鹿島 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:負けて知ったタイトルの重み(J's GOAL)
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タイトルの重みは獲得したときだけに感じられるものではない。1つのタイトルを逃したとき、クラブ全体がどうやってその事実を受け止めるのかによっても感じることができる。
今季、福岡から移籍してきた金森健志(写真)にとって、ルヴァンカップを敗退し一つのタイトルを失ったことを再確認する監督やチームメイトの姿は、新鮮に映ると同時に、鹿島というクラブに課せられた使命とタイトルを取る意味を改めて感じる瞬間だった。
「ルヴァンで負けてしまって、一つのタイトルを失って締まった。そこをチームで再確認しました。重みのあることだった」
だからこそ、次の一戦にかける気持ちは強くなる。
「1位の座をどこのチームにも渡さないようにしたい」
残り10試合となったリーグ戦のタイトルを獲得するため、このまま首位の座をキープすることを誓う。
レアンドロが出場停止ということもあり再びチャンスが巡ってきた。前回リーグ戦で先発したときは川崎Fに1-3の完敗を喫した。チャンスを掴むのはそれ以来となるポジションは前回と同じFW。紅白戦ではゴールに向かう姿勢だけでなく献身的にボールを追い続けた。
「一番は気持ちの部分だと思う。球際などで相手を上まわることをやりたい。最初から先のことは考えずに飛ばしていきたい」
雌伏の期間は、黙々と二部練習に打ち込んできた。
「焦りはないです。試合に出るためにやってきたのですごく楽しみです。このチャンスを得るためにやってきたのでその気持ちを表したいです」
負けて知ったタイトルの重み。次は、勝ってその重みを喜びに変える。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 第25節
9月9日(土)18:30KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 大宮アルディージャ
【鹿島 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:負けて知ったタイトルの重み
◆【鹿島vs大宮プレビュー】鹿島はルヴァンカップの敗退を力に変えられるか…大宮は鹿島との直近5対戦で3勝1分1敗と優位に立つ(サッカーキング)

■鹿島アントラーズ リーグ前節のC大阪戦を制するも、選手たちに油断や慢心はなし
【プラス材料】
ワールドカップ最終予選による中断が明けるJリーグで、首位の鹿島はホームで大宮を迎え撃つ。
上位対決となったリーグ前節のアウェイC大阪戦を1-0で制して勝ち点3を手にし、2位との勝ち点差を5に広げた。首位固めに成功したとの見方がある中で、「今は順位を気にしない」(土居聖真)、「最後に一番上に立っていなければ意味がない。順位を意識するのは残り3試合くらいから」(遠藤康)という声がチームから聞かれるなど、油断や慢心は感じられない。
優勝を目指していたルヴァンカップは、仙台に2戦合計スコア4-5で敗れて準々決勝敗退。「僕らにはリーグと天皇杯しかない」(昌子源)という思いも重なってくる。
移籍後、リーグ戦では2度目の先発となる見込みの金森健志も練習でキレのある動きを見せており、鹿島の新たな武器となることだろう。ホームで、いつも通り勝利に徹したサッカーで勝ち点3を手にしたい。
【マイナス材料】
日本代表に参加していた昌子、植田直通が揃って先発する見込みだ。6日夜にサウジアラビアから帰国後、2日間の練習に参加して大宮戦に臨む。昌子が「日本、涼しいね」と話すように、気候面の変化や時差ぼけを感じながらの試合になることは避けられない。また、ロシアワールドカップ出場が決まった後のサウジアラビア戦で、日本サッカー協会から「(試合に)使うので、連れて行く」と伝えられていた植田は、ベンチ外となったオーストラリア戦に続き不出場。コンディション面での不安も抱えている。
右サイドバックの西大伍は太ももの肉離れから回復傾向にあるが、先発復帰は見送られそうだ。下位相手、ホーム戦、そう言った見た目よりも、難しい試合になるだろう。
文:totoONE編集部
■大宮アルディージャ 昨年は“鬼門”カシマスタジアムを攻略、苦手意識はない
【プラス材料】
昨年10月、アウェイの鹿島戦では勝利を手にしている。それ以前はカシマスタジアムで未勝利。2005年12月24日に開かれた天皇杯での白星は、仙台スタジアムでのものだった。つまり、前回対戦で“鬼門”を突破したことになる。しかも、スコアは3-1の完勝。選手たちは、長く抱えていた“アウェイでの鹿島戦”という苦手意識を払拭している。
大宮には日本代表がいない。ルヴァンカップはグループステージで敗退している。守備の柱である昌子源と植田直通をワールドカップアジア最終予選へ送り出し、8月30日と3日に仙台を相手にルヴァンカップ準々決勝を戦った鹿島に比べて、大宮は選手全員で今回の一戦へ準備を進めてきた。東京武蔵野シティFC、水戸との練習試合では連勝。昨年10月の鹿島戦で2得点を決めた横谷繁も、ゴールを決めるなど好調だ。
【マイナス材料】
失点がかさんでいる。24試合を終えて43失点は、リーグで2番目に多い数字だ。リーグ戦のここ10試合で、無失点試合は第16節の広島戦と第22節の新潟戦の2試合のみ。自分たちより順位が上のチームとの対戦で、失点を防げていない。一瞬の隙を突かれる格好でゴールを割られるパターンも多く、集中力の維持に課題がある。また、伊藤彰監督によるセットプレー時のゾーンディフェンスも機能しているとは言い難い。
加えて、得点力が低い。24試合で22得点は、リーグで3番目に少ない数字。伊藤監督になってから攻撃の形は増えているものの、結果には結びついていない。得点力不足の要因の1つがシュート数の少なさにある。1試合平均7.25本はリーグ最低。決定率を上げて改善する方法もあるが、シュートに対する意識を変える必要はある。
文:totoONE編集部
【鹿島vs大宮プレビュー】鹿島はルヴァンカップの敗退を力に変えられるか…大宮は鹿島との直近5対戦で3勝1分1敗と優位に立つ
◆【G大阪】新監督候補に元鹿島・セレーゾ監督を調査(報知)
G大阪が、今季限りで退任する長谷川健太監督(51)の後任候補として、元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ氏(62)を調査していることが8日、分かった。
元ブラジル代表MFのセレーゾ氏は2000~05年、13~15年7月まで鹿島を率いた。00年の国内3冠を含めて8年半で計5つのタイトルを獲得。J1通算141勝は外国人監督で歴代3位だ。現在はフリーで、本人は日本で指揮を執ることに意欲を示している。この日、大阪・吹田市内でG大阪の山内隆司社長(60)が「(Jリーグを知っている指導者は)選択肢の一つ。(長谷川監督を)超えられる監督。アジアで勝てるところを目指したい」と描いた理想の監督像に近い実績の持ち主だ。
J3のG大阪U―23を率いる元日本代表主将の宮本恒靖監督(40)やG大阪ユースの実好礼忠(のりただ)監督(44)、ほかの外国人監督らも候補で、今後は本格的に人選を進めていく。
◆トニーニョ・セレーゾ(本名カルロス・アントニオ・セレーゾ)=Antonio Carlos Cerezo=1955年4月21日生まれ。62歳。現役時代はブラジル代表で活躍し、80年代には日本代表ジーコ監督、ソクラテス、ファルカンと「黄金の中盤」を形成。ASローマ、サンプドリア時代はセリエA初制覇も達成した。鹿島は2000~05年、13~15年7月まで2度率いた。00年の国内3冠を含め8年半で5冠。J1通算141勝は外国人監督で歴代3位。
【G大阪】新監督候補に元鹿島・セレーゾ監督を調査
◆ガンバ次期監督にセレーゾ氏浮上!幹部が近日中にブラジル入り(スポニチ)
長谷川健太監督(51)の今季限りでの退任が決まったG大阪の次期監督に、元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ氏(62)が有力候補として浮上していることが8日、分かった。複数の関係者によるとクラブ幹部が近日中にブラジル入り。今季途中で神戸を解任されたネルシーニョ氏(67)も候補の一人とみられる中、セレーゾ氏の意向次第では一気に本格交渉に入っていく可能性もある。
G大阪の山内隆司社長(60)はこの日、次期監督候補の条件として(1)日本を熟知(2)選手をコントロールできる実績(3)過去のクラブスタイルにはこだわらず勝たせられる手腕などを挙げた。セレーゾ氏は2000〜05年、13〜15年途中まで鹿島で指揮。2000年はJクラブ史上初の3冠を達成するなど計5冠を獲得した。
梶居勝志強化部長(54)は一部で報道された宮本恒靖U―23監督(40)の就任は否定。年内の後任人事決着を目指し、外国人を中心にリストアップを進める中、鹿島黄金期を担った名将に白羽の矢を立てた。
◆トニーニョ・セレーゾ 1955年4月21日、ブラジル・ミナスジェライス州ベロオリゾンテ出身の62歳。1999年にアトレチコ・ミネイロで指導者のキャリアをスタート。2000年から6年間、鹿島で指揮。13年から再び監督に就任し、15年途中に成績不振で解任。外国人監督としてはJ1最速100勝目を達成。愛称は「ヒゲ」。1メートル83、78キロ。利き足は右。
ガンバ次期監督にセレーゾ氏浮上!幹部が近日中にブラジル入り
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