
日刊鹿島アントラーズニュース
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2020年11月11日水曜日
◆“スタイルより勝利が目的”と強調する柴崎「自分たちのサッカーを掲げた過去の日本代表もある」(ゲキサカ)

10月25日のラ・リーガ2部オビエド戦で、リーガでの3年1か月ぶりとなるゴールを挙げるなど、意気軒高な状態で日本代表に合流したMF柴崎岳(レガネス)。合宿2日目の10日にリモート取材に応じ、サッカースタイルではなく結果にこだわるという自らの哲学を披露した。
第一に挙げたのは、「相手が強豪であろうがどんな国であろうが、個人的にはボールを必ず保持していたい、またはその時間を長くしたいとはあまり考えていない」というポリシーだ。
「戦術はそのときの状況や時間帯によって変わっていくもの」というベースの部分を示しながら、「(ポゼッションサッカーは)ボールを持っている方が優勢だという考え方に基づいているアイデアだと思うが、試合全体を通して見るとボールを持っていなくても勝利の可能性が高くなることもある」と指摘。
「ポゼッションを軽視しているわけではなくあくまでも状況や相手との力関係に応じるということ。個人的には、スタイルを明確に持つことはあまりしたくない」と続けた。
頭の中で思い浮べていたのは14年ブラジルW杯の時のザックジャパンだ。柴崎は「自分たちのサッカーを掲げてやってきた過去の日本代表もある」と6年前の教訓を挙げながら、「それ(理想のスタイル)にとらわれて試合の全体像を見えていないなら違ったものになる。それはあくまでもアイデア。大事なことは勝利するためにその場で何をしていくかだ」と持論を展開した。
10月のカメルーン戦(△0-0)、コートジボワール戦(〇1-0)では、2試合無失点で守備の収穫を得ることができた一方で、攻撃面ではセットプレーからの1得点にとどまるという課題が残った。パナマ戦とメキシコ戦で柴崎が注力したいと考えているのは課題の改善だ。
「守備の連係や試合中の戦術変更などで自分たちにメリットをもたらすことは今回も継続してやりたい。ただ、チャンスづくりやゴールをもたらすという課題に着目して、質と精度、アイデアを全員で共有することが、この遠征では大事だと思う」
一歩先を見据えていた。
(取材・文 矢内由美子)
◆“スタイルより勝利が目的”と強調する柴崎「自分たちのサッカーを掲げた過去の日本代表もある」(ゲキサカ)

◆【鹿島】首位撃破の急先鋒に――上田綺世の力感あふれるフィニッシュに期待(サッカーダイジェスト)

印象的だったシンプルでパワフルな一発
こちらの当てが外れてしまった。そのせいで、余計な気を遣わせてしまった。
11月10日のオンライン取材に応じた上田綺世に訊いてみた――今季は右足のシュートの威力やパンチ力がこれまで以上に高まっている印象だが、感触はどうか?
「いや、僕的にはそんなに違いはない、ですね、はい。でも筋力は……まあ別にトレーニングをしたわけではないので、僕はそんなに、そういう感触はないですね。すみません」
最後は笑顔まで見せる気遣いも。その言動に実直な人柄がうかがえる。
前節の横浜戦は、2点を先行されながらも3点を奪って見事な逆転勝ちを収めた。反撃の口火を切ったのが上田だ。0-2で迎えた39分、土居聖真のロングフィードに反応。巧みなトラップから鋭いシュートを突き刺した。
これで今季5点目。初先発となった5節・横浜戦(〇4-2)で2ゴール、15節・仙台戦(〇2-1)、33節・神戸戦(〇3-1)でそれぞれ1ゴールをマークしている。
特筆すべきは、仙台戦と神戸戦の得点だ。マイボールにしてから、素早いステップで対峙する敵をかわし、シュートコースを空けて右足を思い切り振り抜く。放たれたボールは鋭い弾道でゴールを射抜いた。
そんなシンプルでパワフルな一発が印象的で件の質問をしたわけだが、いずれにしても、力感あふれるフィニッシュは、まさにストライカーのそれと言っていいはずだ。
また上田が得点した試合では、いずれもチームは勝利を収めている点も見逃せない。次節のホーム川崎戦でも、勝点3を呼び込むゴールを挙げられるか。
「今年に限りますけど、川崎に勝つ、それだけで話題になる。僕としても川崎戦で活躍するっていうのは、世間的にも、チーム的にも、すごく大きな影響を与えると思っているので、僕はチャンスかなと思います」
首位を独走する難敵を相手に、自らの存在価値を証明するようなゴールを期待したい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

◆鹿島上田「大きな影響、チャンス」首位川崎F撃破へ(ニッカン)

鹿島アントラーズのFW上田綺世(22)が、首位撃破に強い決意を示した。14日、首位を独走する川崎フロンターレとホームで対戦する。川崎Fは前節、コンサドーレ札幌に敗れ連勝が12でストップし、大きく報道された。上田は「今季は川崎に勝つだけでそれだけの話題になる。僕としても、川崎戦で活躍するのは世間的にもチーム的にも大きな影響を与えると思っているので、僕はチャンスかなと思っています」と熱い思いを口にした。
鹿島は前節、横浜F・マリノスに0-2からの劣勢をはねのけ逆転勝ち。上田は先発し、逆転の口火を切る得点を挙げた。MF土居のロングフィードに、芸術的なトラップから強烈な右足シュートを放ち、ストライカーの本領を発揮。上田は「ハイラインで僕の特長を生かしやすい相手で、それが生きたゴール。聖真くん(土居)のボールがすべて」と土居に感謝した。
今季は先発4試合で4得点。途中出場が多いが「先発でそれなりには結果を出している。それでも、使われないのは理由があると思います」と自身に目を向け「スタメンで出る方が点を取れる自信がある。チャンスをつかんでいきたい」と前を向く。アジア・チャンピオンズリーグの出場圏内に食い込むためにも一戦必勝は必須。上田は「相手がどこだろうと、毎試合、勝っていくことが大事」と見据えた。
◆鹿島上田「大きな影響、チャンス」首位川崎F撃破へ(ニッカン)

◆商品化が容易に Jリーグ“ライセンス解放”の恩恵(ニッカン)

Jリーグの商品化細則が19年に改訂され、「クラブエリアライセンスグッズ」の販売が可能になった。“ライセンスグッズ”とは、クラブの <1>エンブレム、<2>ロゴ、<3>フラッグ、<4>マスコット を使用した商品のこと。この標章使用の一部認可権をクラブに与え、地域限定で販売できる制度を整えることで、リーグは各クラブのホームタウンに根ざした商品展開を後押ししている。
この制度で具体的に何が変わったのか。このほどエリアライセンスを使用して「アントラーズうまい棒」の販売を開始した、鹿島アントラーズに尋ねてみた。
◇◇ ◇◇
19年の商品化細則改訂前、ライセンスグッズ販売のハードルはやや高かった。
そもそもグッズには、メーカー名を表示しないもの(「キーホルダー」など)、表示するもの(「亀じるしの鹿島アントラーズどらやき」など)の2種類がある。このうち前者は従来の制度下でも、企業とクラブのやりとりのみで製造が可能だった。一方、メーカー名を表示する商品については、クラブでなくリーグが認可するシステムだった。
日頃クラブと付き合いのある地元企業でも、ライセンスグッズを作るには、リーグに問い合わせをしなくてはならない。これに尻込みして販売を断念した企業もあっただろう。鹿島アントラーズマーケティンググループの根本謙司さんは、「今まではクラブにご連絡をいただいても、『Jリーグにお問い合わせください』と言うしかなかった。1年間で10件くらいはそういったお問い合わせを頂いていた」と話す。
◇◇ ◇◇
商品化細則の改訂で生まれた「クラブエリアライセンスグッズ」は、流通をクラブの活動区域のみに限定して(オンライン展開は可能)、クラブ単独の認可で販売ができるもの。全国流通を対象としたリーグの認可よりも審査のハードルが下がり、地元クラブとスピード感あるやりとりができることで、企業にとってはライセンスグッズの販売が容易になった。
実際に鹿島では、本年度からエリアライセンスグッズの展開を開始し、既に漬物、梅干し、ヨーグルト、甘納豆、ピーナツクリームの5品目の販売が決まったという。食べ物だけでなく、鹿島神宮で販売されている「鹿島アントラーズコラボレーション御朱印帳」も、実はこの制度を利用した商品の1つだ。
茨城県から全国への流通を目指す企業にとっては、あまり関係のない話かもしれない。一方で県内に販路をもつ企業にとって、地元クラブのロゴが付いたライセンスグッズは、販売促進の一手となる。また、地域色の強いお土産としての展開にも応用ができる。
◇◇ ◇◇
Jリーグが行ったこの「ライセンスの部分的解放」が、クラブに金銭的なメリットをもたらすという見方もできる。従来の制度下では、Jリーグが一括して標章使用料を集め、これを各クラブに分配する形をとっていた。ところが新制度下では、標章使用料が100%クラブに入ってくる。地域の企業とライセンスグッズを展開したぶんだけ、クラブにも利益が生まれる。
鹿島アントラーズマーケティンググループの根本さんは、地域貢献の側面でも制度に恩恵を感じているという。「アントラーズを介して、ファン、サポーターの方に地域の事業者さんを発信することができる。(コロナ禍で)いちばんみなさんが困っているときに、こうした制度を始められた。おこがましいが、地域の事業者さん、農家さんのお役に立つきっかけになれる」と胸を張る。
今後は販売する商品のみならず、お祭りのバナーなどサービス露出も視野に展開を考えているという。Jリーグのライセンス解放は、クラブにさまざまな可能性をもたらしている。【杉山理紗】
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