日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月12日日曜日

◆青森山田・黒田監督、テネリフェ柴崎の成功に太鼓判(ニッカン)




 恩師が柴崎のテネリフェでの成功に太鼓判を押した。青森山田サッカー部の黒田剛監督(46)が11日、青森市内のサンロード青森で自身の著書「勝ち続ける組織の作り方」(キノブックス社)のイベントを行った。

 今年1月の高校サッカー選手権と昨年12月に行われた高円宮杯U-18チャンピオンシップを制し、高校2冠を達成。名将の姿を見ようと多くの観客が訪れた。イベントでは1時間以上におよぶトークショーを開催。本の内容に触れながら常勝軍団となるための育成方法や、チームマネジメントを語った。

 途中、教え子でありスペイン2部テネリフェに加入したMF柴崎岳(24)について言及。青森山田中高と6年間にわたり指導した当時を振り返り、「小学6年生でプレーを見た時にきらっと光るものがあった。中学生(の時点)で判断力や視野の広さ、姿勢というのはJリーガーでもいなかった」と抜群のセンスだったと話した。

 今回の移籍についても「2部は相当はげしい。削られるし、南米の荒さに近い。彼は日本人が成功したことのないリーグに行きたいと話していた。だからブラジルに行きたいとかね。スマートにサッカーをやるイメージがあるが、そういう風に見られるのが嫌。自分にないと思われているところで活躍する自分を見せたいと思っているはず。だからスペインは合っている。2部で活躍できたら、間違いなく1部に行く」とスペイン2部の激しいサッカーに適応するはずだと分析した。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1777555.html

◆今冬テネリフェ加入の柴崎、早くも日本帰国を希望か?スペインメディアが報じる(ゲキサカ)




 この冬の移籍市場で鹿島からテネリフェに加わったMF柴崎岳だが、早くも日本帰国の可能性がスペインメディアで報じられている。

 スペイン『ラジオ・マルカ』によれば、柴崎はテネリフェ島での新たな生活に適応できず、日本に戻ることを希望しているという。12日には問題を解決するため、同選手の代理人ロベルト佃氏が現地に到着する予定とのことだ。

 一方でテネリフェは、スペイン語はおろか英語も話せない柴崎がチームへの適応に苦労していることを認めながらも、同選手に退団の意思があることは否定している。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?209364-209364-fl

◆柴崎 加入10日で新天地テネリフェから離脱希望?(デイリー)


柴崎岳

 スペイン2部リーグ、テネリフェの日本代表MF柴崎岳が、加入10日で帰国を望んでいることが11日までにわかった。スペインのラジオ・マルカが伝えた。

 報道によると、新生活になじめない選手が帰国を要望。その後のテネリフェ復帰の考えはないとしている。12日には選手の代理人が慰留のため現地入りするが、マルカ紙によると、早期の帰国を希望する選手と行き違いになる恐れさえあるという。

 テネリフェは「ガク・シバサキは腹痛からの回復に努めているところで、クラブとしては来週から練習復帰できるとみている」とのクラブの公式声明を発表。またクラブ関係者は柴崎と言葉の面で適応に問題はあるものの、自身がチームを出て行きたいとの意思を示したことはないとしている。

 テネリフェの地元紙ラ・オピニオン・デ・テネリフェでは柴崎の緊急帰国の目はないとしているが、デビュー戦はずれ込む見通しだとしている。9日午後の練習に参加したものの、10日には練習を欠席したという。

 柴崎は冬市場でスペイン1部リーグのラスパルマス入りが確実視されていたが実現せず、冬市場最終日となる1月31日に近隣の島を本拠地とする2部のテネリフェに加入した。

https://www.daily.co.jp/soccer/2017/02/11/0009907639.shtml

◆ハリルも密着マーク。伝統の「9番」を 背負う鹿島の新エース、鈴木優磨(Sportiva)




 中村俊輔(横浜F・マリノス→ジュビロ磐田)や、大久保嘉人(川崎フロンターレ→FC東京)らビッグネームがチームを移り、日本代表の清武弘嗣(セビージャ/スペイン→セレッソ大阪)や、元日本代表の高萩洋次郎(FCソウル/韓国→FC東京)といった海外組が国内復帰を果たすなど、過去に例を見ないほど選手移籍が活発だった今オフのJリーグ。

 昨シーズンのJ1王者・鹿島アントラーズも大型補強を敢行し、磐石の陣容を固めつつある。とりわけ熱心だったのが、アタッカー陣の補強だ。

 元ブラジル代表のレアンドロ(パルメイラス/ブラジル→)、昨季J1で11ゴールをマークしたペドロ・ジュニオール(ヴィッセル神戸→)、リオ五輪代表候補だった金森健志(アビスパ福岡→)らを獲得。チームには昨季優勝の立役者である金崎夢生と土居聖真がいるうえ、赤崎秀平なども控えており、攻撃陣のポジション争いは熾烈を極めている。

 その中で、開幕スタメンの座を勝ち取りそうな、新シーズンのブレイク候補生がいる。

 1996年生まれで、プロ3年目を迎えたFW鈴木優磨だ。

 1月のタイ遠征では、地元スパンブリー戦で2ゴールを含めて3点に絡む活躍を見せると、2月2日のJリーグDAZNニューイヤーカップのV・ファーレン長崎(J2)戦、6日の福岡(J2)戦でもゴールを奪取。疲労のピークを迎え、動きが重いチームの中でひとり気を吐いた。

 そんな鈴木の姿に、2歳年上の先輩、DF植田直通も大いに刺激を受けている。

「(優磨からは)ポジションを取ってやる、という強い気持ちが伝わってくる。それを見て、俺らもゼロに抑えてやる、という気持ちで守っています。互いに、いい刺激を与え合っていると思います」

 鈴木と言えば、昨年末のFIFAクラブワールドカップで、ゴールを決めたあとにクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード/スペイン)を真似たゴールパフォーマンス(反転して胸を張り、両手を広げるポーズ)を披露したり、浦和レッズとのチャンピオンシップ決勝で、PKのキッカーをめぐってチームメイトと揉(も)めたり、テレビの優勝特番でラップをお披露目したりして話題をさらったが、決して話題先行タイプではない。着実に力を伸ばし、常勝チームの中での地位を堅実に築いてきた。

 プロ2年目の昨シーズン、前年は2ゴールだったにもかかわらず、「2桁得点」を目標にぶちあげると、Jリーグで8得点、天皇杯で2得点、クラブW杯で1得点を挙げ、公式戦トータルで2桁を記録した。

「俺が『2桁取る』と宣言したとき、周りは驚いたかもしれないけど、自分としては”取れる”と思っていた」(鈴木)と、有言実行を成し遂げた。

 もっとも、リーグ戦31試合に出場したものの、22試合は途中出場だったため、今シーズンはスーパーサブからの脱却、開幕スタメンを含むレギュラー定着を目論んでいる。

 鈴木の魅力は、そうした得点力や、決勝でPKキッカーを志願する強心臓だけでなく、ユーティリティー性や器用さも備えている点だ。本来は、ペナルティーエリア内で強さを発揮する大型ストライカーだが、突破力やダイアゴナルに走ってゴール前に飛び出せる機動力が買われ、昨シーズンはサイドでもプレーした。

 DAZNニューイヤーカップの福岡戦でも、左サイドで先発。前半途中には、ピッチ内の判断で前線の土居とポジションを入れ替わって相手DFをかく乱した。「(ポジションチェンジは)相手が引いていたので、聖真くんと自分の特徴を考えて、ふたりで話をして決めた」(鈴木)と、状況判断や駆け引きも身についてきている。

 背番号も「34番」から、元日本代表の黒崎久志や鈴木隆行、現日本代表の大迫勇也ら、歴代の大型ストライカーが背負ってきた「9番」に変更された。それは、クラブの期待の高さに他ならない。鈴木自身、それはわかっている。

「いろんなポジションができるのは、(自分の)強みだと思っている。今年もいっぱい点が取れるようにがんばりたい。シーズンに向けて、いい準備をしていきたいです」

 ゴールという結果にこだわる生粋のストライカーにして、サイドでも存在感を発揮する攻撃のユーティリティー。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も密かにマークしているという、ブレイク必至の若き「背番号9」が、J1チャンピオンの攻撃陣をけん引する。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2017/02/11/___split_21/

◆鹿島遠藤、今季初タイトルへ「ゼロックス勝ちたい」(ニッカン)




<いばらきサッカーフェスティバル2017:鹿島3-0水戸>◇11日◇茨城・ケーズデンキスタジアム水戸◇観衆8837人

 昨季J1と天皇杯を制した鹿島が、J2水戸に3-0で快勝した。

 前半34分、右MFで先発した遠藤康(28)が先制ゴールを決めた。DF西大伍(29)がゴール前でヘディングした相手DFのクリアミスを拾うと、左足を振り抜いた。「入るか、入らないか、じーっと見ていました」と笑ったボールの軌道は、左ポスト内側に当たってネットを揺らした。

 2点目は途中出場のFW鈴木優磨(20)だった。後半28分、相手GKのクリアミスしたボールをFW金崎夢生(27)が奪うと、すぐさまゴール前にパス。待ち受けた鈴木が難なく無人のゴールに左足で流し込んだ。同39分にはMFレアンドロ(23)が、DF伊東幸敏(23)の右クロスをきれいに右足で合わせて3点目を挙げた。

 初めてキャプテンマークを巻いて先制点を決めた遠藤は「新加入の選手が刺激になって、チームの底上げになる。去年みたいに、世界とやりたい。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)、Jリーグ、ルヴァン杯、天皇杯も勝ちたいですし、まずはゼロックスを勝ちたい」。17日の公式戦初戦となる富士ゼロックス・スーパー杯浦和戦で今季初タイトルを狙う。鹿島ユースとの練習試合を含め、出場6試合で7点目となった鈴木は「決め続けていることは自信にはなりますけれど、まず第一にスタメン出場というのを決めている。甘んずることなく狙いたい」。途中出場に悔しさを感じ、25日のJ1開幕東京戦(カシマ)での先発出場をつかむため、今後も得点を積み重ねるつもりだ。

 またDF昌子源(24)は前半途中に相手選手との接触で左ふくらはぎを痛め、後半10分で途中交代した。「足は大丈夫です。ゼロックスでは去年の終わりにみせた戦いをしないといけない」。今季初の公式戦となる次戦を見据えた交代だったことも強調した。【鎌田直秀】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1777732.html

◆鹿島“日替わり主将”で仕上がり上々!石井監督「まずまずの出来」(スポニチ)


プレシーズンマッチ  鹿島3―0水戸(2017年2月11日)

 鹿島が18日の浦和との富士ゼロックス・スーパー杯(日産ス)、21日の蔚山とのACL初戦(カシマ)に向け上々の仕上がりを見せた。

 石井監督は今季からゲーム主将の交代制度を採用。キャプテンマークを巻いたMF遠藤がボレー弾で先制し、後半には途中出場のFW鈴木が対外試合5発目となる追加点を決めた。GK権純泰(クォン・スンテ)ら新加入選手4人が先発。6人の選手を交代させて組み合わせを確認した指揮官は「まずまずの出来。コンビネーションは試合を増すごとに良くなってきたが、まだまだ細かいところで修正しないといけないところもある」と振り返った。DF昌子は左太腿の打撲で、後半10分にピッチを退いた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/12/kiji/20170211s00002179451000c.html

◆鹿島、水戸との茨城ダービーを制す 遠藤、鈴木、レアンドロがゴール(サンスポ)


鹿島、水戸との茨城ダービーを制す 遠藤、鈴木、レアンドロがゴール

 2017Jリーグプレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル2017が2月11日、ケーズデンキスタジアム水戸で行われた。14時キックオフの試合は、鹿島アントラーズが3-0で水戸ホーリーホックに勝利を収めた。

 鹿島は34分にMF遠藤康のゴールで先制。さらに73分、FWペドロ・ジュニオールと交代で出場したFW鈴木優磨が、ゴールを決める。84分には新加入のMFレアンドロが得点を挙げるなど、鹿島が終始、主導権を握る展開となった。なお、鹿島のゴールマウスは、新加入のクォン・スンテが守った。

 鹿島は18日に、FUJI XEROX SUPER CUPで浦和レッズと対戦。水戸は26日の湘南ベルマーレ戦で明治安田生命J2リーグ開幕を迎える。(Goal.com)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170211/jle17021121150013-n1.html

◆好調・鈴木優磨が5戦5発! 鹿島が水戸との“茨城ダービー”制す(ゲキサカ)


[2.11 PSM 水戸0-3鹿島 Ksスタ]

 鹿島アントラーズは11日、いばらきサッカーフェスティバルで水戸ホーリーホックとプレシーズンマッチを行い、3-0で勝利した。

 試合は鹿島が均衡を破る。前半34分、相手のクリアミスにいち早く反応したMF遠藤康が左足を振り抜くと、ゴール左隅に吸い込まれ、先制点。キャプテンマークを巻いてピッチに立った背番号25の一発で、前半を1点リードを終えた。

 後半に入っても鹿島の攻勢は続き、同10分にふくらはぎの違和感を訴えたDF昌子源が交代したが、同27分に追加点を挙げる。相手GKのパスが味方に当たり、こぼれたボールをFW金崎夢生が回収し、ラストパス。これをFW鈴木優磨が無人のゴールに流し込み、2-0。鈴木は今オフ5試合目の出場で5得点とした。

 さらに後半39分、右サイドをオーバーラップしたDF伊東幸敏のクロスをFWレアンドロが右足で押し込み、ダメ押し。試合はそのまま3-0で鹿島が完封勝利をおさめ、水戸との茨城ダービーを制した。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?209349-209349-fl

◆茨城ダービー 鹿島3発、水戸下す(茨城新聞)


水戸-鹿島 前半3分、中盤で競り合う鹿島・レオシルバ(4)と水戸・佐藤和弘(10)=ケーズデンキスタジアム水戸、村田知宏撮影

県内に拠点を置くサッカー・J1鹿島アントラーズとJ2水戸ホーリーホックがリーグ戦開幕を前に対戦するプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2017」が11日、水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸で行われた。Jリーグ開幕から25年目の節目となる試合は鹿島が3-0で快勝し、昨季、J1と天皇杯全日本選手権で2冠を果たした強さを見せつけた。

同フェスティバルの対戦成績は鹿島の11勝1分け。筑波大と流通経大は1-1で引き分けた。試合前には天皇杯全日本選手権で優勝した鹿島が、県サッカー協会から表彰を受けた。

鹿島は18日に富士ゼロックス・スーパーカップ(日産スタジアム)の浦和戦から今季の公式戦がスタート。水戸は26日、ケーズデンキスタジアム水戸で開幕するJ2リーグ戦で湘南と対戦する。 (藤崎徹)

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14868225382039

◆2017Jリーグプレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル2017(オフィシャル)


プレシーズン いばらきサッカーフェスティバル2017

遠藤、鈴木、レアンドロが決めた!鹿島、水戸とのダービーマッチで快勝!

シーズン開幕を告げる茨城ダービーで、鹿島が会心の勝利を収めた。いばらきサッカーフェスティバル2017、水戸ホーリーホックとの対戦は、遠藤と鈴木、そしてレアンドロのゴールで3-0と快勝。完封勝利でプレシーズン期間を締めくくった。

鹿島は1月22日から27日にタイキャンプ、そして31日から2月7日までは宮崎キャンプを実施し、すでに5試合を戦った。2冠を達成した昨季のメンバーをベースに、実績十分の新戦力が数多く加わった今季、石井監督は実戦をこなしながらコンディションと戦術理解度を高めていく試みを断行。キャンプでの計5試合は3勝2敗と思うような結果が出たわけではないが、新背番号“9”を背負う鈴木が4ゴールを挙げて強烈にアピールするなど、明るい材料も数多くあった。

課題と手応えをもって宮崎から鹿嶋へ帰還したチームは、つかの間のオフを終え、9日にクラブハウスに再集合した。厳しい寒さに見舞われたが、グラウンドは熱を帯びていく。クラブが敢行した積極補強の結果、選手層は格段に増した。実戦形式のトレーニングや紅白戦の水準は、かつてないほどに上がっている。プレシーズン期間の鈴木の活躍について「良い刺激を与え合っていると思う」と語っていた植田も、新たに纏う“5”を輝かせるべく、日々のトレーニングで存在感を示し続けている。

水戸戦前日、青空の下でセットプレー練習やレクリエーションゲームを実施した指揮官は「開幕に向けたメンバー構成はある程度、頭の中にある」と、新チームの輪郭を描きつつあることを明かした。「新加入選手と既存の選手をミックスして起用して、どのくらいコミュニケーションがうまくいくかを見たい。明日の試合と日曜日の練習試合で、ACLやJリーグのメンバーが決まってくると思う」。茨城ダービーは単なるプレシーズンマッチではない。レギュラーの座を懸けた、サバイバルマッチだ。

「公式戦に向けた最終チェックの場になる」と位置付けた一戦で、石井監督が指名した先発メンバー11人には、新加入4選手が名を連ねていた。GKのクォン スンテ、左サイドバックの三竿雄斗、ボランチのレオ シルバ、そして前線のペドロ ジュニオールが先発入り。最終ラインは雄斗のほか、西と植田、昌子が並ぶ。ボランチでレオとコンビを組むのは小笠原、そして2列目は中村と遠藤が務める。前線ではペドロとともに金崎がゴールを狙う。
またベンチには、GKの曽ケ端、伊東、ブエノ、三竿健斗、レアンドロ、鈴木、金森が並んだ。





青空に恵まれたケーズデンキスタジアム水戸には、朝早くから両チームのサポーターが足を運んでいた。5年ぶりに水戸で開催されるダービーマッチは、ホーム・アウェイともに自由席のチケットが完売となるなど、高い注目度の下で行われることとなった。11時からは筑波大学と流通経済大学の一戦も行われ、関東大学1部リーグに所属する両雄が熱い戦いを繰り広げた。まさに茨城が誇る4チームが集結した一日。アントラーズレッドで埋め尽くされたアウェイスタンドからは、フットボールシーズンの開幕を待ちわびた背番号12が大きな声でチームコールを降り注いだ。鹿島の赤、水戸の青。両者のコントラストが鮮やかに描かれ、ボルテージが高まっていく。そして14時3分、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。

鹿島は前半、風下での戦いを強いられた。序盤はボールの軌道を見誤る場面もあったが、次第に順応。右サイドの西と遠藤がパス交換で起点となり、水戸を押し込んでいった。ペドロや金崎も前線でのポストプレーでボールを収め、労を惜しまないプレスでチームの推進力となった。



10分以降は互いに拮抗した展開となったが、鹿島がボールキープ率を高めていった。向かい風を利用し、ロングボールを相手の最終ラインの背後へ落としてペドロや金崎を走らせる場面も増え始め、水戸陣内でのプレー機会が増えていく。22分には攻撃参加でカットインした西がペナルティーエリア右手前でファウルを受け、FKを獲得。レオが直接狙ったが、枠の左へ逸れてしまった。



攻勢をかける鹿島は24分、この日最初の決定機を作り出す。小笠原の縦パスから右サイドを攻略し、西がクロス。飛び込んだ中村がヘディングシュートで枠を捉えたが、相手GKの正面を突いてしまう。こぼれ球へのプッシュも阻まれ、ゴールネットを揺らすことができなかった。

続いての決定機は29分。金崎のポストプレーから雄斗がマイナスのクロスを上げ、遠藤がシュートを放つ。グラウンダーのボールは枠を捉えたが、右ポストを直撃して得点とならなかった。



両サイドからの攻撃でチャンスを作りながら、鹿島はなかなか均衡を破れずにいた。それでも34分、アントラーズレッドのスタンドに歓喜の時が訪れる。ペナルティーエリア内での混戦、西が競り合った後のこぼれ球に反応した遠藤が左足を一閃。グラウンダーのシュートが、左ポストを叩いてゴールへ吸い込まれた。1-0。キャプテンマークを巻いてピッチに立った背番号25が、鹿島にリードをもたらした。前半は鹿島の1点リードで終了した。













後半に入っても、鹿島の攻勢は続いた。ペドロや金崎がオフサイドとなる場面も少なくなかったが、積極的に最終ラインの背後へ飛び出す動きで水戸に脅威を与えていく。51分にはペナルティーエリア左手前でボールを持った中村の技術とアイデアが鮮やかなスルーパスとなって描かれたが、反応したペドロはわずかにオフサイド。惜しくもチャンスを逃したものの、流れるような攻撃を見せた。





鹿島は55分、ふくらはぎに違和感を訴えた昌子が交代を申し出、ブエノがピッチへ。石井 監督は61分に伊東、そして70分には鈴木とレアンドロを投入し、様々な組み合わせを試しながらコンビネーションの熟成を図る。



そして73分、相手GKのパスが味方に当たったルーズボールを金崎が拾い、鈴木へラストパス。新背番号“9”は無人のゴールへ冷静に流し込み、鹿島がリードを広げた。鈴木にとってはプレシーズンマッチ5試合目の出場で、5ゴール目。勢いに乗る若武者が、またもゴールネットを揺らしてみせた。





2点リードとなった鹿島。石井監督は77分に三竿健斗を投入し、レオとのボランチコンビもテストした。レアンドロが左サイドハーフ、西が左サイドバックと、宮崎では試さなかった配置も採用し、バリエーションを模索していった。









勝利を決定付ける3点目は84分、右サイドをオーバーラップした伊東に金崎からパスが通り、スピードに乗った状態でクロスが上がる。ゴール前、フリーで待っていたのはレアンドロだった。右足ボレーをゴールに突き刺し、日本での初ゴールを記録した。





寒空の下、勝利を告げるホイッスルが鳴り響いた。3-0。鹿島が水戸との茨城ダービーを制し、今季6試合目のプレシーズンマッチを勝利で飾った。いばらきサッカーフェスティバルでの完封勝利は5年ぶり。様々な組み合わせを試しながら、しっかりと結果を残すことができた。





鹿島の次戦は18日、FUJI XEROX SUPER CUPで浦和と激突。日産スタジアムで、ライバルとの一戦に臨む。そして21日にはいよいよ、AFCチャンピオンズリーグの初戦・蔚山現代FCが待っている。25日はFC東京とのJ1開幕戦、28日はACLのムアントン・ユナイテッド戦で、タイへと遠征する。開幕と同時に立ち向かうこととなる過密スケジュール。難敵との連戦で、世界とクラブを「つなぐ」戦いがいよいよ始まる。

【この試合のトピックス】
・いばらきサッカーフェスティバルは通算12回目で、11勝1分けとなった。
・いばらきサッカーフェスティバルでの完封勝利は2012年以来5年ぶりとなった。
・鈴木が今季のプレシーズンマッチで5試合出場、5ゴールを記録した。
・レアンドロが日本での初ゴールを決めた。
・遠藤が今季初ゴールを決めた。
・クォン スンテが加入後初のフル出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・もっとボックス内で積極的にボールを受けよう
・足下にボールをつないでいこう
・競った後ろへのこぼれ球をしっかり拾おう

水戸ホーリーホック:西ヶ谷 隆之
・積極的にチャレンジしていこう
・ラインコントロールをまめにしていこう
・中盤のスペースを上手く使うこと
・プレーをはっきりしよう

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
鹿島アントラーズ:石井正忠監督
自分たちがボールを保持する時間が長くなった中、前半はなかなかペナルティーエリア内に入る形を作れなかった。後半も同じような流れだったが、ラッキーな形と良いクロスからのゴールが決まって良かった。守備面では、前半の終盤に少し押し込まれる時間があったので、そういう部分をなくしていきたい。今日は茨城ダービーということで、県内の皆さんが期待して観ていてくれた試合だと思う。アントラーズサポーターの皆さんに勝ち試合を見せることができたのは良かったと思う。

Q.昌子選手が交代を申し出たが

A.前半に痛めたふくらはぎの打撲だが、重傷ではない。ハーフタイムにも話をして「あまり良くなかったら交代しよう」ということになっていた。

Q.ペナルティーエリア内へ入る頻度の低さについて

A.ペナルティーエリア内で我慢できずに(ボールを受けに低い位置に)下りてしまっている場面があるので、エリア内にとどまる形や、エリアの外から中へ入っていく形をもっと作っていきたい。前半は、エリア内に1回入った後、外にパスを受けに出ていってしまう場面があったように思う。

Q.キャンプから、いろいろな選手がキャプテンマークを着けていることについて

A.チームの中心となる選手は何人かいる。チームキャプテンの小笠原以外でも、チームをサポートする選手にゲームキャプテンとしてプレーしてもらうという意図がある。このクラブはチームキャプテンが試合に出ていれば、基本的にその選手がキャプテンマークを着けることになっているが、いろいろな中心選手が着けることによってキャプテンシーを育て、つないでいきたいという思いで、この形にした。シーズンを通してやりたいと思っている。

Q.昨季が終わってから今季のプレシーズンが始まるまで、あまり時間がなかった。コンディション面など、心配している部分は?

A.心配よりも、どうやってコンディションを上げていくか、そして新加入選手に対してどのように戦術を浸透させていくかを考えている。思ったよりも良い状態にある。明日も水戸さんと練習試合をするので、そういった試合の中でコンディションをどんどん上げていかないといけない。

Q.18日に浦和との試合が控えているが、どのような位置付けで戦うか?

A.FUJI XEROX SUPER CUPという冠が付いた試合なので、タイトルの一つとして捉えて臨みたい。今年最初のタイトルだと思って戦いたい。

Q.鈴木選手がプレシーズン期間に結果を残しているが、どのように考えているか

A.優磨に関しては、スタメンで出したほうがいいのか、途中からのほうがいいのか、非常に迷うところがある。体力的な部分だけではなく、彼の強みをどのタイミングで出せばいいのかを悩んでいる。途中出場で起用する機会が多いが、先発が続いた時に同じようなパフォーマンスができるかどうかはシーズンを通して見てみないとわからないと思う。先発でも使いながら、今までのパフォーマンスを出せるかどうか探っていきたい。新加入選手とのコンビネーションもパフォーマンスに影響を与えると思うので、バランスを見ながら起用法を考えたい。

Q.タイと宮崎でのキャンプを経て、現段階のチーム状況やコンディションは当初、想定していたレベルにあるのか?

A.全体のコンディションについては、まだ足りない部分もあるとは思う。とはいえ、試合をこなしながら(コンディションを作る)というやり方は今年が初めてなので、ある程度は良い状態だと思う。このやり方が良かったか悪かったかはこの先の結果による。宮崎での最後の福岡戦よりも安定したプレーができている。スムーズにボールを動かすこともできていた。攻守ともに、さらに連係面を深めることが大事だと思う。今後は自分たちのコンディションや戦術理解度だけでなく、対戦相手の対策も必要になってくる。しっかりとやっていきたい。

水戸ホーリーホック:西ヶ谷 隆之
チームとしては全体的に、やろうとしていることにトライしてくれたと思う。あとはコンディション面や身体の重さという点で、まだまだベストの状態ではない。そういった部分でミスが多くなると、このような試合になってしまう。ミスを減らしていかないといけないし、相手のミスを突いて仕留める力が上のクラブにはある。あと2週間で修正していきながら、コンディションを良い状態に戻して開幕を迎えたい。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
キャプテンマークは巻いているだけで、やることは変わらない。一人一人が自覚を持ってプレーできているので、チームを引っ張るとか引っ張られるとか、そういう感覚はない。得点の場面は、狙って打ったら入るかどうか際どいところに飛んだけど、決まって良かった。

【鈴木 優磨】
まだ公式戦は始まっていないし、今は準備段階。もっともっとレベルを上げていって、連係を深めていきたい。今日は先発から外されたことがすごく悔しくて、その思いをぶつける気持ちでピッチに入った。

【伊東 幸敏】
(レアンドロが)良い時間に決めてくれて良かった。ペナルティーエリア内に入ってくる選手も、どこにクロスが飛んでくるかわかっている。アシストはどんな形でも嬉しい。もっと結果を出していきたい。

【西 大伍】
身体の状態は7割くらい。まだ上がると思う。ACLやリーグ戦が待っていることを考えると、今のチーム状態はまずまずだと思っている。

【クォン スンテ】
勝ったことには満足しているけど、コミュニケーションの部分については、全てに満足できるとは言えない。時間が経てば良くなると思う。

【レアンドロ】
得点を決めたことは嬉しく思う。ただ、勝って試合を終えられたことのほうが嬉しい。来週の大事な試合に向けて、ゆっくり休んで備えたい。選手を観察すれば特長はわかるし、話をするというよりも、感覚の部分でやっている。キャンプに最初から参加できたことも大きいと思う。

【昌子 源】
前半は予想以上に風が強くてボールが伸びてきたので、苦戦した部分があった。ACLでは1つの判断ミスで失点する可能性があるので、常に集中力を保っていきたい。浦和とのゼロックスカップでチームを完成形に近づけていきたい。

http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/52074

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