日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年1月25日土曜日

◆【質疑応答1】常勝軍団入りの新加入選手たちが鹿島への移籍理由や印象語る(超WORLDサッカー!)






鹿島アントラーズが23日、茨城県内のホテルで2020シーズン新体制発表会見を開いた。

新体制発表会見には、新任のアントニオ・カルロス・ザーゴ監督に加え、GK山田大樹、MF荒木遼太郎、MF松村優太、、FW染野唯月、DF奈良竜樹、DF杉岡大暉、FWエヴェラウド、MFファン・アラーノ、MF和泉竜司、DF広瀬陸斗、DF永戸勝也の11名の新加入選手が登場。選手たちはそれぞれ挨拶を済ませた後、メディア陣からの質疑に応対した。

──鹿島に加入して率直な気持ち
GK山田大樹「小さい頃からの夢だったサッカー選手になるということで、そのキャリアを鹿島アントラーズという素晴らしいクラブで始められたことをすごく嬉しく思いますし、誇りに思っています。今まではアカデミーの中で守られている立場でプレーや私生活に取り組んでいましたが、これからは一人の選手、一人の社会人として、自覚と責任を持ってやっていきたいと思います」

MF荒木遼太郎「まず鹿島アントラーズに加入できて、本当に嬉しく思っています。また、これが一つのスタートとして頑張っていきたいと思います」

MF松村優太「まずサッカーを始めた頃からの夢であるプロ選手になり、そのキャリアを鹿島アントラーズで始めることができて、すごく光栄に思っています。常にタイトルや結果を求められるクラブだと思っているので、そこに少しでも貢献していけるようにやっていきたいと思います」

FW染野唯月「鹿島アントラーズという素晴らしいクラブに加入できたことはすごく嬉しいですし、その中で自分が目指しているものへ、ここで成長の糧になるように頑張っていきたいと思っています」

DF奈良竜樹「日本で一番タイトルを獲っているクラブに必要とされたことは光栄なことですし、今後、そのタイトル数を増やしていかなくてはいけないという責任感などで、今は身が引き締まる思いです」

DF杉岡大暉「伝統ある素晴らしいチームに来れたことを嬉しく思いますし、常にタイトルを獲っているイメージが僕の中でもあって、僕もこのチームでタイトル獲得に貢献したいという思いがあって選ばせて頂きました。頑張ります」

FWエヴェラウド「このようなクラブに加入できたことは非常に嬉しく思っています。まず僕は周りの日本人のチームメイトに慣れなくてはいけないですし、特長を掴まなくてはいけない状況です。ただ、その中で唯一、難しいことは言語であって、それ以外は頑張ればなんとかできると思います。お互いに助け合って、今シーズンの目標の全てを達成できればと思っています」

MFファン・アラーノ「打診を受けた時から非常に嬉しい思いで、このように皆さんの前に立つことができて光栄に思っています。こういうビッグクラブのユニフォームに袖を通すことは非常に責任がありますし、チームメイトと共にタイトルを獲ることに向けて、自分なりのやり方で貢献できればと思っています」

「自分がまずやらなくてはいけないことは日本の生活や環境、練習メニュー、チームメイトに慣れることが一番です。それができれば、良い結果を出して、この歴史に恥のない形になるのではないかなと思います。ブラジルでは日本のクラブといえば、アントラーズであり、僕はブラジルだけでなく世界中に知られていると思います。その歴史をもっと大きく、強くするために貢献できればと思います」

MF和泉竜司「まず伝統ある鹿島アントラーズの一員になれたことを嬉しく思います。タイトルを獲るために日々の練習も生活も全てをそこに捧げたいなと思います」

DF広瀬陸斗「伝統ある常勝軍団・鹿島に来れて嬉しく思います。常に勝ちを求めなくてはいけませんし、タイトルを獲らなくてはいけないという義務があると思うので、そのプレッシャーの中でサッカーができることが自分にとって幸せに思います」

DF永戸勝也「このような場に来られて素直に嬉しく思います。ありきたりな言葉になってしまいますが、本当にこのチームで恥じないプレー、責任感のあるプレーをしなくてはいけないなという気持ちでいっぱいです」

──どんなプレーでチームに貢献したいか

山田「自分の特長はカウンターのキックやスローインで攻撃の起点になることなので、そこを練習の中で磨きながら試合で出せるようにしていきたいと思います」

荒木「自分の持ち味はキックを生かしたプレーなので、そういったプレーを生かしていきたいです」

松村「自分のストロングポイントであるスピードに乗ったドリブルでシュートやアシストなど、ゴールに直結するプレーをしていきたいと思います」

染野「自分の持ち味はシュートやパスなので、そういうところを見てほしいです」

奈良「センターバックなのでまずは、目の前の相手に仕事をさせないこと。そして、声や姿勢でしっかりチームをまとめて引き締めていくというところは責任持ってやりたいです」

杉岡「サイドバックとして攻守にハードワークをして、チームに活力を与えたり、なくてはならない存在になれるように頑張りたいと思います」

エヴェラウド「自分の特長はパワーと瞬発力と決定力です。ゴールを求められていると思うので、チームをゴールで助けることができればと思います」

ファン・アラーノ「自分の特長は機動力であり、その機動力の中でのラストパスというのが自分の武器です。そのラストパスをフォワードの手助けになるように出せればと思います。あとは、ゴール前に行くのが好きなので得点でも貢献できればと思います」

和泉「まずはチームの勝利のために攻守においてハードワークすることもそうですし、特長であるドリブル、シュート、パス全てを使って、特典に多く関わりたいです」

広瀬「自分は特長という特長はあまりないと思っていますが、基本である戦うというところをピッチで表現できればと思います」

永戸「僕も決して上手い選手ではないので、まずは泥臭く、体を張るというところをプレーの基本にしています。昨年は10アシストしたのは全部左足で、そこに特長があるので、そういうところでチームの勝利に貢献できればと思います」

──鹿島との対戦経験があると思うが、加入前と加入後の印象は
奈良「川崎F時代に何度か対戦をして、本当に勝ちに対して執着が強いチームだなとはピッチ内では感じていました。僕は結構、川崎F時代は鹿島との対戦成績は良くて、ただ、勝った時の達成感や喜びは鹿島がそこへのこだわりが強いからこそ、他のクラブに勝った時よりも大きかったなと思います」

「それが僕の中の印象で、実際に鹿島に加入しましたけど、その印象は変わっていなくて、練習からみんなタフですし、戦うということが常にベースにあるクラブだなというのは感じているので、大きな違いというのはないです。前からの印象通りのクラブだなと感じています」

杉岡「僕自身、鹿島と2勝2敗で、勝った2ゲームもアディショナルタイムでの得点だったので、鹿島に勝つことは簡単なことではなく、難しいことでした。逆に鹿島のホームで戦った時は、何もできずに負けてしまった印象が強く、本当に勝負強いという印象が強いです」

「練習に入ってみて、厳しいところを求め合うところだったり、個人のレベルの高さとかは感じたので、来てよかったなと思います。もっともっと貢献したいなと思います」

和泉「やはり対戦してて、率直に嫌だなと思うチームでした。たとえ内容が良くなくても勝ちを持ってこれるチームという印象です。実際、一緒にトレーニングをしていても、細部、体を張ったり、勝負にこだわる部分は名古屋より高いのかなと感じました。そこはしっかり自分もそれ以上のプレーをしていければと思います」

広瀬「昨年対戦してみて、一つ一つのデュエルで激しく来ますし、加入してそういう練習をする中でのボールへの執着心を強く持っていて、入ってからも、加入前との印象はあまり変わりません」

永戸「本当に一つ一つの球際であったり、勝負というところでの勝ちが多いチームだなと感じています。練習から球際がみんな強いなと感じています。僕も早くそこに慣れて同じように、一つのボールに対して執着してやっていければと思います」

──鹿島のレギュラー争いの難しさは国内で一番だと思うが、そこへの覚悟は
山田「今年はGKが4人いるので、その中で誰よりも集中して、誰よりも何事にも一番にならなければ、この鹿島のゴールを守れないと思います。練習の中の一つのプレーを大事にしてやっていくことが、試合に出るために必要なことだと思います」

荒木「鹿島で何度か練習をして、プレースピードであったり、戦うというところは、自分もやっていかないと試合に出れないと思っています。そういうところをしっかりとやっていきたいです」

松村「試合に出ることは簡単なことではないと思いますし、何度か練習してみてまだまだ自分に足りないところばかりだなと感じています。日々、吸収して学んでいって、少しでも早く試合に出場できるように、厳しいポジション争いになってくると思いますが、そこに対して頑張っていきたいと思います」

染野「FWは層が厚い印象で、そこで自分がスタメンで出るというところを目指して、頑張っていきながら、今年一年やっていければと思います」

──テクニカルディレクターのジーコ氏から言葉はあったか?
エヴェラウド「正直、僕の世代の選手ではないというのがありますが、年上の方から彼のことは色々と聞いています。僕より上の世代の選手たちは彼がアイドルでした。彼がどれだけすごいかは聞いていますし、ブラジルでは誰もが彼のことが大好きで尊敬しています」

「今度、僕にも会う機会があれば嬉しいです。もっと強みになるのは、身近に僕らの練習を見ていて、そこから助言がもらえるので、自分の成長につながればと思います」

ファン・アラーノ「鹿島で彼がやってたプレーを観たらどれだけ凄いか、どれだけ鹿島に貢献した人なのかが分かります。ブラジルでは申し分なく、みんなが大好きな人です。選手としても素晴らしい実績を残しています。ここでどれくらいのモノをしていたのかというのを観て、驚いていますし、せめて彼の半分くらいでも貢献できればと思います。そこに追いつけるように日々、努力していきたいなと思っています。また、まだ面識はないので、彼と会う日を楽しみにしています」

──移籍を決断した理由について
杉岡「移籍の理由は半年後にはオリンピックもありますし、その先の自分のサッカー人生を考えた上で、自分自身を一回り、二回りも成長しないといけないという危機感を感じていました。その中で鹿島からオファーをもらって僕自身、まだまだ成長したいと思いました。半年後にオリンピックがあり、リスクはあるかもしれないですけど、それを考えてもこのチームに来たかったですし、このチームで成長しないとオリンピックでも活躍できないと思ったので移籍を決断しました」

エヴェラウド「鹿島という名前は間違いなく魅力です。ただ、僕自身は子供が2人いて、日本という国の教育・尊重というベースが今後の自分の子供にとっても非常に重要だなという思いでいました」

「オファーはいろいろなクラブからありましたけど、僕は新たな挑戦をしたいという気持ちが強かったので、このビッグクラブで結果を残したいと、その挑戦を受けたいという強い気持ちが芽生えたので、その気持ちだけで判断しました」

ファン・アラーノ「自分のキャリアにとっては一番の最大の挑戦かなと思っています。アントラーズというクラブの大きさ、規模を考えれば、このオファーを断る理由はありませんでした。その挑戦を成功という形に導きたいですし、ピッチ内で貢献できれば一番ベストですけど、ピッチ外でもチームの手助け、彼らが勝利を手にする手助けができればと思います。ただ、僕自身はピッチの中でキャリア最大のチャンスを生かしたいと思っています」

和泉「常に勝つことを求められて、タイトルが求められるこのチームでプレーしたいと率直に思いました。そこでの日々が人間としても選手としても成長につながると思って決めました。あと、このクラブなら全てのタイトルを獲れるチームだと思いますし、獲らなくてはいけないと思うので、そういったところも決め手の一つです」

広瀬「自分に足りないものをここで得られると思ったので、それを求めてに来ました」

永戸「僕自身、2018シーズンは仙台でなかなか試合に絡めないことが多く、そういうシーズンを過ごした中で昨年は結果を残し、こういうチャンスが生まれました。サッカーは一年あれば、どれだけ成長できるかわからないなということも感じました。このクラブなら僕がまだ想像できないというか、考えられないようなことができると思い、挑戦することを決めてここに来ました」

──昨シーズンは日本勢が奪えなかったタイトルを日本を代表して戦うことになるが、このアジアで戦うことやアジア王者への思いは

「対戦相手がメルボルン・ビクトリーで、相手は4、5カ月も活動しているので、フィジカル的な要素では我々を上回っている状態であるということ、あとは体格の部分で身長差があると思います」

「我は技術的な能力、サッカー的な能力が高い。その中で選手達が意欲的にやっているというプラスなことがあります。簡単にいく試合ではないとも思いますし、準備期間を含めて、いろいろな要素があるが、何がなんでも突破しないといけません。このプレーオフで勝ち抜くことができば、グループステージに行くことができ、少し余裕を持って準備をしながらできるのではないかなと思います」

「このクラブはアジアでNO.1に近い、またトップ5に入るクラブだと思っています。そのクラブがACLに出ないなんてことはあってはならないと思います。なので、まずはしっかりと第一目標を達成したいと思います」

山田「鹿島は一昨年、ACLのチャンピオンになっていて、自分もその時の練習の雰囲気や試合も観ていました。自分も試合の出場のチャンスを自分で掴んで行かなくてはいけないと思いますし、そのためにはさっきも言ったように練習からしっかりとやって、まずは28日のプレーオフを全員で戦えればと思います」

荒木「まず自分自身、ACLに出ることは初めてのことなので、その中で常に試合に出れる準備をしながら、出る時は覚悟を持って戦えればと思います」

松村「鹿島はアジアの頂点を取れるクラブだと思いますし、その舞台で戦うことによって自分自身の成長にもつながると思います。まずはその舞台で戦えるようにしっかりと日々の練習に真摯に向き合ってやっていきたいと思います。まずは28日は全員で戦ってグループステージに行けるように、そしてタイトルを取れる大会にしていけるように頑張っていきたいと思います」

染野「アジアの戦いは本当に難しいですし、その中でも鹿島というのは勝たなくてはいけない立場に置かれていると思います。しっかりと23日のプレーオフを全員で戦って、勝ちに行きたいと思っています」

奈良「ACLは本当に移動や環境であったり、相手のチームのプレースタイルというところで、本当にタフな大会でその大会で選手個人、チームとしても大きく成長できる大会だと思っていいます。その大会になんとしても出場したいという強い気持ちがあります。まず28日、難しい相手だと思いますけど、チーム全員で勝ちという結果をしっかりと取って、本戦へ進めるように頑張っていきたいです」

杉岡「ACLは僕自身も出たことがないですし、同世代の選手たちも何人かが出ている中で、そういう話を聞いていたら、すごく成長できる場だと言っていました。やはりそこに出場したいという思いは強いので、まずは28日でしっかり勝って、グループステージに参戦できるように頑張りたいと思います」

エヴェラウド「僕自身、ACL初出場ですが、難しい大会になると思います。まずこのプレーオフがタフでそう簡単には勝てないと思いますけど、練習でチームメイトが見せている姿勢、監督の指導・哲学は少なからず、この試合で現れるのかなと思います。試合に関してはみんなで賢くやらなくてはいけないですし、勝つことに専念して全員でやっていかなくてはならないと思います。非常に楽しみにしています」

アラーノ「僕自身もACL初出場になりますけど、周りのチームメイトと話をしたら、『結構、楽しいよ』と。Jリーグとは違う状況、違うサッカー、環境なので、と。出れるようにみんなで頑張ろうという話をしていました。僕自身も非常に楽しみですし、何がなんでも28日の試合を勝ち切りたいなと思います。このビッグクラブはアジアの頂点に立たなくてはいけないと思っているので、僕自身、それに貢献できればと思います」

和泉「まずACLは誰もが出れる大会ではないと思いますし、個人としてもそこに出場したいという素直な気持ちがあります。そして、個人として、チームとしても結果を出すために、プレーオフを勝ち抜くことが必要なので、そこに向けてしっかりと準備したいなと思います」

広瀬「ACLは環境の違いや移動距離、アウェイの洗礼などもありますが、個人的には身長が高い選手やスピードが速い選手が多い中で、自分がどれだけ通用するかが楽しみです。それを経験するためにも28日は何がなんでも勝ちに行きたいなと思います」

永戸「僕も初めてなので雰囲気とかは体験してみないと分からないですけど、僕にできることは目の前の試合に向けて良い準備、アプローチをして試合に臨むことです。本戦に出場すれば、Jリーグの日程もあって過密になると思いますけど、良い準備が大事だと思っているので、楽しみにしています」


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◆鹿島、4冠祈願参拝 ACLプレーオフへ犬飼新選手会長「勝って勢いに乗りたい」(スポニチ)






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 ザーゴ監督らスタッフ陣と選手、役員一同で鹿島神宮を参拝し、今季の必勝祈願を行った。約1000人のサポーターが見守る中で、ザーゴ監督、小泉社長、選手会長のDF犬飼が玉串礼拝を行い、4冠を祈願した。

 午後からの練習は日が落ちるまで約2時間にわたって行われ、28日のACLプレーオフ、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦に向けて調整。新選手会長に就任した犬飼は「今季の第1戦になる。勝って勢いに乗りたい」と力を込めた。




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◆土居聖真が語るザーゴ監督、鹿島、そして「今年だけは信じようと思った」占い(GOAL)






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続々始動を迎えているJ1各クラブ。DAZNではシーズン前の情報をいち早くお届けする『プレシーズンニュース』を配信中だ。「#2020の主役は誰だ」というコンセプトのもと、永井雄一郎氏、播戸竜二氏、加地亮氏のJリーグOBが注目クラブを徹底取材。ここでは、現在配信中の#1より、永井雄一郎氏と鹿島アントラーズ・土居聖真との対談をお届けする。


■ザーゴ監督の新スタイル


 お座敷に座布団というスタイルで始まった対談は一見、「笑点」。「座布団は1枚で」と土居が答える和やかな雰囲気の中、まずは昨季の振り返りから。

永井「昨季終盤は勝てませんでした」

土居「勝ててはいませんでしたが、雰囲気も悪くなかったし、みんな流れを良くしようと努力していました。コミュニケーションも取ろうとしていた。悔しさが残りました。4冠とももう少し頑張ったら、というところまでいったのに、そこを乗り越える力がなかった。そこを変えていかなくてはいけないということが見えた1年でした」

 鹿島は、今季よりアントニオ・カルロス・ザーゴ監督が就任。かつて柏レイソル、そしてローマでは中田英寿氏とスクデットを獲得した当時のメンバーでもある。そんなザーゴ氏が指導者として持つスタイルとはどんなものなのだろうか?

土居「ブラジル人監督ですが、ヨーロッパ志向の監督というか。ヨーロッパで実際プレーされていましたし。ボールをつないだり攻撃的思考のあるサッカーが好きと言っていましたので」

永井「練習試合を見たんですが、センターバックがちょっと開いて、その間にボランチが落ちてサイドバックが高い位置を取る。ビルドアップの形を見ても、今まで鹿島のサッカーでああいったスタイルはありました?」

土居「あまりなかったですね。新鮮というか。今まで細かく言う監督はいましたが、違った細かさがあるんです。でも、その中でも自然体でいろと。共感できますし、監督を信じてついていくことが新チームとして浸透していく近道だと思います」

永井「前線に二人の新外国籍選手(MFファン・アラーノ、FWエヴェラウド)が入ってきましたね。自分は浦和の時に『トゥットやアドリアーノがいるのに、エメルソン呼んできたの?』ってなりましたから(笑)。ポジションを譲らないよという気持ちですか? 自分の場合は最初から諦めていて、だって(エメルソンは)あんなに完成された選手だったから、どう共存していこうかなという考え方に切り替わっていったんです」

土居「若いときは『共存しようしよう』と思っていた時期もあったのですが、今は頑張って『譲らない、オレのサブだよ』と言う気持ちで臨みたいと思います」





■変態レベルの技術を持っていた先輩

 今年で28歳。プレーヤーとしてまだまだ進化の途中にある土居。理想のサッカー像を問われると、やはり彼らの名前が挙がった。

土居「土居さんそんなことするの? というプレーヤーになりたいなというのはありますね。先輩が野沢拓也さん、小笠原満男さん、本山雅志さん、本当に変態レベルの技術を持っている人たちを見て、一緒にやってきたので。そこしか見てこなかったので」

永井「ミツオもモトもどちらかというと人間的には変わっているほうだけど、土居選手は人間的にはノーマルというか(笑)」

土居「他人にはそんな感じですね。チームメートや身内、家族には結構クセ強いねっていうところを見せつけています」

永井「鹿島でいうレジェンド的な存在に?」

土居「ならなきゃいけないと思っています。急にミツオさんにはなれないと思っていますが」

永井「では、2020年の目標、決意を教えてください」

土居「もっともっと強い鹿島を表現しなくてはいけない、目の前の一試合に勝つ大事さをかみしめながら、戦っていこうと思います」

永井「ミツオたちになれるだけの変人要素は持っているということがわかりましたね」

土居「小出しにしていきます(笑)」


■実は占いで…


 オフトークでも盛り上がった二人。話は飛んでなんと占いに。

土居「今年占いで、『いろんな人に会いなさい』ってあったんです。『人脈を広げる、人との出会いを大切にしなさい』と。占いとか全然信じないタイプなんですけど、珍しく今年は積極的にそうしていこうかなと(笑)」

永井「占いって試合の日とかに最悪だったりすると…」

土居「どうしたらいいってなりますよね(笑)」

永井「結構へこみますよね。ラッキーカラーが黄色だったりすると、赤と黄色の財布を持っていたらぜったい黄色を使うとか。信じないくせに気にしちゃいますよね」

土居「少しでも良くしようという。わかりますわかります」

 最後は占いトークで盛り上がった二人。鹿島10年目となる土居は、キャンプを通じて今季の新加入選手が「昨年に比べてしゃべらない。おとなしい」と心配する。「積極的に声をかけていこうと思います。苦手なんだけど、そういう立場だし」と新たな決意も語った。占いにもあったように、「人とのつながり」を大切にする、進化した土居の今季の活躍に期待が懸かる。




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◆鉄人セルジが鹿島退団か。期待集まる王国コンビ「ゴールで助ける」「ジーコの半分は…」(ゲキサカ)






◆◆月刊サッカーマガジン / 2020年3月号


 鹿島アントラーズの小泉文明社長は23日、昨季までの1年半にわたりあらゆる公式戦でフル稼働したMFセルジーニョが「海外クラブ移籍を前提とした交渉を行っている」と明かした。攻撃の大黒柱が抜ければ悪影響は必至。それでもサッカー王国ブラジルからは新たにFWエヴェラウド(28)、MFファン・アラーノ(23)が加わり、穴埋め以上の活躍に期待がかかる。

 セルジーニョは2018年夏、ブラジルのサントスFCから完全移籍で加入。8月20日のACL準々決勝第1戦でさっそく初ゴールを決めると、そこから決勝第1戦まで5試合連続ゴールを記録し、クラブ史上初のアジア制覇に大きく貢献した。また初めて通年を戦った昨季は公式戦55試合中47試合に出場。負傷時を除くとほぼ全試合のピッチに立ち、恐るべき鉄人っぷりを誇った。

 ところが今季は始動日からチームに合流しておらず、新体制のメンバーリストにも名前がない。母国ブラジルの報道によると、中国からのオファーが届いているという情報があり、退団の可能性が高いとみられる。そこで重要性を増すのが新戦力の働きだろう。鹿島はFWレアンドロもFC東京に期限付き移籍しており、ちょうど2人が入れ替わる形となった。

 ストライカーのエヴェラウドはメキシコ・リガMXのケレタロFCから加入。かつてはブラジル・セリエAのフィゲイレンセ、アトレティコ・ゴアイアニエンセで主力を担った経験を持つ。新体制発表会では「特長はパワーと瞬発力と決定力。自分自身はゴールを求められていると考えているのでゴールで助けられれば」と意気込みを述べた。

 またトップ下やサイドハーフでの起用が濃厚なJ・アラーノはインテルナシオナルからの移籍。昨季はセリエBのコリチーバで33試合5得点を記録しており、得点以外にも切れ味の鋭いドリブル突破で存在感を発揮した有望株だ。自身の特長は「機動力」だとし、「その中でラストパスも自分は武器だと思っている」と自信を示した。

 両選手とも新指揮官のザーゴ監督の下、チームに馴染む高い意識を見せているのが印象的だ。「まずは日本人選手とチームメートになれないといけない。唯一難しいのは言語で、それ以外は頑張ればなんとかなる」(エヴェラウド)。「早く日本の生活、環境、練習メニュー、チームメートに慣れることが大事」(J・アラーノ)。23日の記者会見ではそんな意気込みも聞かれた。

 さらに鹿島にはブラジルのレジェンドであるジーコ氏がテクニカル・ディレクターとして在籍しているのも大きい。両選手ともにまだ対面していないというが、次のように尊敬の念を語っていた。

「正直、僕の世代ではないが、僕より上の人から彼のことは色々と聞いている。僕より上の世代は彼がアイドルで、どれだけ凄いかは知っている。ブラジルでは誰もが彼を尊敬、尊重しているし、会う機会があれば嬉しく思う。何より素晴らしいのは彼が身近に座っていること。僕らの練習を見て助言をもらい、自分の成長につながれば」(エヴェラウド)

「ここ数か月の中で鹿島で彼がやっていたプレーを見たら、どれだけ凄いのかわかった。チームにどれだけ貢献していたのかわかった。ブラジルでは監督としても選手としても素晴らしい実績を残したが、ここでどれくらいのものを教えたのかが驚きだった。自分は彼の働きの半分くらい自分ができればいいかな」(J・アラーノ)。

 なおJ・アラーノの言葉には謙遜も交じるが、これはモチベーションの低さではなくジーコ氏への尊敬や彼自身のキャラクターからくるものだろう。意気込みを語る際には「自分のキャリアにとって最大の挑戦。クラブの大きさ、規模を考えたら断る理由はなかった」とクラブへのリスペクトを語った一方、「ピッチ内で貢献できればベストだし、貢献できなければチームメートの手助けになれれば」と謙虚さを示していたためだ。

 そんなブラジル出身の2選手はACLにも高い意欲を見せる。28日には本戦出場をかけた一発勝負のプレーオフを控えるが、「みんなで賢くやらないといけないし、勝つことに専念して全員でやらないといけない」(エヴェラウド)、「非常に楽しみだし、何がなんでも28日の試合を勝ち切りたい。そこで勝てばグループリーグに進めるし、これだけのビッグクラブは(アジアの)頂点に立たないといけない」(J・アラーノ)と必勝を強調。まずは今季最初の開幕戦で彼らの能力の片鱗がみられるはずだ。

(取材・文 竹内達也)


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◆鹿島MFセルジーニョ、中国2部への移籍が決定…昨季はリーグ戦12得点(サッカーキング)



セルジーニョ Serginho


【中古】 二十冠 アジアの頂、世界の壁。鹿島アントラーズ激闘録 /田中滋(著者)...


 中国・甲級リーグ(2部)の長春亜泰は、鹿島アントラーズからMFセルジーニョを獲得したことを発表した。24日、中国版ツイッターWeiboの公式アカウントで伝えている。

 23日に行われた鹿島の新体制発表会で、同クラブの小泉文明社長は「海外クラブへの移籍を前提とした交渉を行っている」とセルジーニョに関して明言しており、これまでも移籍が取り沙汰されていた。

 ブラジル出身のセルジーニョは、名門サントスの下部組織出身で2014年にトップチームデビュー。2018年の途中に鹿島加入するとチームの中心選手として活躍し、昨シーズンはチームトップとなるリーグ戦12得点を記録した。




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