日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年2月19日月曜日

◆J2清水を開幕ダッシュに導くのは男前ボランチMF中村亮太朗……担当記者の“推し”選手紹介(報知)



中村亮太朗


 J2が24日に開幕する。県内Jクラブの注目選手を紹介する連載の最終回は、清水エスパルスからMF中村亮太朗(26)が登場。J1鹿島から期限付き移籍で加入した男前ボランチは、広い視野と高いパスセンスが光る。25日に迎える開幕・熊本戦(えがおS)からチームをスタートダッシュに導く存在として期待される。

 チーム屈指の男前ボランチが、清水のキーマンとなる。25日に控える開幕・熊本戦まで約1週間。中村は「状態は上がっているし、(連係も)回数を重ねて良くなっている」と手応えを口にする。

 中大から20年にJ2甲府入りし、22年からはJ1鹿島に籍を移した。「考え方、価値観が変わった」。常勝軍団では練習から激しいぶつかり合いが当たり前だった。どんな状況でも一切手を抜かないMF三竿健斗(現ベルギー・ルーベン)らの姿勢に感化された。

 昨季はシーズン途中に甲府に期限付き移籍し、主力に定着した。今オフ、複数クラブが獲得に興味を示す中、「フロントの熱意を感じた」とオレンジ軍団入りを決めた。守備で戦う姿勢を見せつつ、「スイッチになれれば」の言葉通り、前線の選手に前を向かせる的確なパスで“核”となりうる存在感を見せている。

 今季から本拠地となるアイスタでのプレーを心待ちにしている。「観客の皆さんと一体感がある。今までは敵だったけど、これからは味方になるので心強い。力に変えたい」とオレンジに染まるスタジアムで躍動するイメージはできている。

 ボランチは実力者が顔をそろえており、MF白崎、MF宮本らと繰り広げている定位置争いもいよいよラストスパートに入る。「お互い消し合わないように、良さを出し合っていけたら」。新天地で誰にも負けない輝きを放つ。

(武藤 瑞基)

 ◆中村 亮太朗(なかむら・りょうたろう)1997年9月27日、新潟市生まれ。26歳。新潟明訓高、中大を経て20年に甲府入り。22年に鹿島に移籍し、23年夏からは甲府に期限付き移籍。24年から清水に期限付き移籍。179センチ、70キロ。家族は夫人。

 〇…開幕スタメン争いは1トップ・北川、左MFカルリーニョスジュニオ、トップ下・乾、右MF西沢、左サイドバック(SB)の山原、右SB原、GK権田に当確ランプがともっているとみられる。流動的なのは2ポジション。ダブルボランチは中村、白崎、宮本から2人チョイスされることが濃厚。またセンターバックは昨季レギュラーの高橋と、新加入組の蓮川、住吉で競い合っている。


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