日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年6月18日火曜日

◆コパ・アメリカに挑む“同期”の安部裕葵へ…レオ・シルバ「今でも口酸っぱく言ってるけど…」(サッカーキング)






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 若き日本代表が、南米との“真剣勝負”に挑もうとしている。

 日本時間18日朝、コパ・アメリカに出場する日本代表はチリとのグループステージ初戦を迎える。同大会20年ぶりの出場となる日本は、平均年齢22.2歳と若手を中心にチームを構成した。

 鹿島アントラーズに所属するMF安部裕葵も、若い代表チームを象徴する1人だ。今シーズンから鹿島の10番を背負う20歳は、U-20ワールドカップでの活躍も期待されたが、A代表に初選出されコパ・アメリカ開催地へのブラジルへと旅立った。

 今回は、日本代表のコパ・アメリカ初戦を間近に控え、安部の同僚、レオ・シルバに話を聞いてみた。ブラジルと日本で6年プレーし、Jリーガーの中で最も両国を知るレオ・シルバが語る“ブラジルのサッカー”とは? そして、2017年からともに鹿島でプレーする「同期」の安部に寄せる期待とは…。

取材協力=鹿島アントラーズ
インタビュー・文=加藤聡
写真=山口剛生、ゲッティイメージズ


日本は「初日の練習から楽しかった」




――コパ・アメリカがいよいよ開幕します。レオ・シルバ選手はどこに注目していますか?

「コパ・アメリカがブラジル開催ということで、ブラジル代表は非常に期待されます。南米の人が最も注目する大会だし、日本とカタールも参加するので、優秀な選手が出そろった面白い大会になると思います」

――やはり、ブラジル代表は気になりますか?

「そうですね。ホームなので。心配というよりはホームアドバンテージでサポーターの力もある。サポーターの力というのは非常に心強いです。サポーターのリアクションに対してブラジル代表がどのような力を示すかが重要になると思います」

――レオ・シルバ選手はブラジルで6年間プレーしました。当時感じた“ブラジルのサッカー”とは?

「まずは楽しさ。サッカーを“やる楽しさ”と“観る楽しさ”です。あとはピッチ内での即興性ですね。追い込まれたときにどのような発想力や創造性で打開していくのかという点ですね」

――南米のサッカーはとにかく球際が激しいイメージがあります。

「ブラジルも激しさはありますけど、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアの方が激しいですね。南米の国と対戦するときはそういう心構えが必要になります」





――レオ・シルバ選手は2013年にJリーグでプレーを開始しました。きっかけは何だったのしょうか?

「前年にブラジル選手権で活躍してアルビレックス新潟からオファーをもらいました。その間に対戦相手や日本でプレー経験がある選手から、日本について良い情報を聞いていました。オファーをいただいたときから悩むことはなかったですね。海外経験も欲しかったので。僕の人生で一番正しかった選択だと思っています」

――来日当初に苦労したことはなかったのでしょうか?

「正直、『僕は日本人だったのではないか!?』と思うほどです(笑) 新潟の雪で真っ白な光景を見たとき、ブラジル人なら驚くと思いますが、僕は『めっちゃ良い!』という感情が湧きました。初日の練習から楽しかったですし。あとは、好き嫌いがないので、食べ物に関しても何の問題もなかったです。当然ながら、言語の問題はありました。ポジション的にも指示を出さなければならないので、短い日本語を早く覚えるように努力しました」

――ピッチ上で感じたブラジルとの違いは?

「試合のリズムが違いますね。日本の方がスピーディーでダイナミックです。ブラジルの場合、ボールを受けて考える時間が10秒あるとしたら、日本は3秒しかありません。ブラジルのテンポでボールを受けて考えてしまうと、すぐに失って下手くそに見えてしまう(笑)」

――ブラジルのサッカーは球際が激しいので、ボールを保持できないイメージがありました。

「ブラジルと日本でもう1つ大きな違いはフィジカルコンタクトですね。ブラジルの方が日本よりぶつかる回数が多いです。日本はまだ緩さが目立ちますね。ピッチ内でフィジカルコンタクトの違いがあるので、見ている人にとってはアグレッシブさを感じられるかもしれません。ただ、判断する時間、動作に移す時間というのはブラジルの方が余裕がありますね。ブラジルは『待って、闘う』というようなイメージです」


「友だちに思いっきり宣伝している(笑)」





――今回のコパ・アメリカにはチームメイトの安部裕葵選手が出場します。どのような活躍を期待していますか?

「僕の友だちに思いっきり宣伝しています。『すごい日本人が見られるよ!』って(笑) あとはチャンスがあるかないかという話になります。チャンスがあれば活躍してほしいし、彼にはすごく期待しています。コパ・アメリカを経験して選手として成長して、アントラーズにも還元してほしいですね」

――レオ・シルバ選手と安部選手は2017年にアントラーズに入団しました。2年間ともにプレーしてどのような成長を遂げていると感じますか?

「入団した当初は、『能力は高いけど、世界に対しては青い』という印象でした。本人の中で自分の武器が分からなかったということがあったと思います。今でも僕は口酸っぱく言ってるんですけど、1対1から打開できる能力は非常に高い。『アタッキングサードでその力を発揮する状況に持っていく』、そして『立ち向かう』こと。怖い相手というのは“向かってくる相手”です。逆に向かってこなければ怖さはない。コパ・アメリカで出場する機会があれば、トライしてほしい。トライすれば必ず何かが見えてきます。そうすれば自然と成長していくでしょう」

――“向かってくる相手”が怖いというはレオ・シルバ選手にとっても同じことですか?

「そうです。彼はテクニックを持っていて、アジリティーとスピードも兼ね備えている。であれば、守備側にとっては向かってくる相手がそれだけの能力を持っていれば、当然やりづらいですよね。『自分の武器を活かす』というのは単純なことだけど、まだ発揮できていない。多分、前評判が高いからやるべきことが整理できていないんだと思います。だから、ブラジルで成長してくれることを願っています」

――相手は南米の強豪です。それでも期待しているということが、安部選手のポテンシャルの高さを物語っているようにも思えます。

「2年間一緒に練習したり、彼のプレーを見ているので、実力があることは分かっています。あとは、やるかやらないか。過度なプレッシャーを感じないで、自然体で自分の武器を出す。それができたのが、昨年のクラブワールドカップでした。強豪クラブ相手にも実力を発揮できたから、それを自然体に出せるようになればいいですね」


「1人のサッカーファンとして活躍が見たい」

――他に注目する国や選手はいますか?

「やっぱりアルゼンチンのメッシですね。バルセロナでのプレーが代表でもできるのか。一緒にプレーする選手が違うということもありますが、メッシがバルセロナと同じようにプレーすれば、大会自体の質も上がります。私はブラジル人ですが、1人のサッカーファンとして彼が活躍している姿を見たいです」

――もし、ブラジルと日本がコパ・アメリカで対戦したら、どちらに勝ってほしいですか?

「時間帯によっては観ないかもしれないですね(笑) 僕は血も心もブラジル人ですけど、脳の一部は日本人ですから(笑) どちらが勝っても嬉しいです。ブラジルを愛していますし、日本の皆さんのおかげで日本という国も愛しています。両国を応援しますよ」

――最後に、レオ・シルバ選手はコパ・アメリカを観戦しますか?

「午前中は練習があるからなぁ…、難しいかも(笑) でも、ハイライトは観ます。日本の皆さんは頑張って早起きして観てください!」


◆イケメンJリーガー選手権の候補24人が決定!! 鹿島は“王者”内田不在も5連覇なるか(ゲキサカ)



安部裕葵 Hiroki.Abe


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 株式会社リクルートライフスタイルは17日から、第6回「Jマジ! イケメンJリーガー選手権」を開催する。目下4連覇中の鹿島アントラーズからはMF安部裕葵が満を持してノミネート。24人の“イケメン”たちが頂点を争う。

 選手権は2014年にスタート。初代王者にはセレッソ大阪のFW南野拓実(現ザルツブルク)が輝いたが、その後は15年と16年がMF柴崎岳(現ヘタフェ)、17年がMF土居聖真、18年がDF内田篤人と鹿島勢が覇権を守っている。

 今回はJ1クラブの13人に加えて、J2クラブ11人の計24人がノミネート。7月16日までの約1か月間、特設サイト( https://qsx.jp/a/maji/J2019/1 )上で投票を集めている。また、ノミネート外の選手に投票することもできる。

24人のノミネート選手は以下のとおり

MFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)
MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)
MF汰木康也(浦和レッズ)
DF宮崎幾笑(FC東京)
DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)
FW仲川輝人(横浜F・マリノス)
FW武富孝介(湘南ベルマーレ)
GK守田達弥(松本山雅FC)
DF立田悠悟(清水エスパルス)
MF小野瀬康介(ガンバ大阪)
FW都倉賢(セレッソ大阪)
MF松本泰志(サンフレッチェ広島)
FWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)
DF菅和範(栃木SC)
DF増嶋竜也(ジェフユナイテッド千葉)
DF上島拓巳(柏レイソル)
MF井上潮音(東京ヴェルディ)
DF武岡優斗(ヴァンフォーレ甲府)
FW小松蓮(ツエーゲン金沢)
DF竹田忠嗣(FC岐阜)
MF重廣卓也(京都サンガF.C.)
MF三幸秀稔(レノファ山口FC)
FW清武功暉(徳島ヴォルティス)
MF神谷優太(愛媛FC)


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◆イケメンJリーガー選手権の候補24人が決定!! 鹿島は“王者”内田不在も5連覇なるか(ゲキサカ)





◆鹿島が鬼門とするACLラウンド16。 三竿、優磨が求める「もっと我を」。(Number)






◆◆月刊サッカーマガジン / 2019年7月号


「2018年のACLラウンド16では、内容自体はそれほど良くないなか、なんとか突破したいという“強い思い”が結果につながった。そこを乗り越えたことで、決勝までの勢いが出て優勝にもつながった」

 鹿島アントラーズの鈴木満常務取締役強化部長は、昨年のラウンド16の戦いをこう振り返った。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16は、アントラーズにとって鬼門と呼ばれたステージだ。ACL初優勝を遂げた昨年、6度目の決勝トーナメントで初の初戦突破だった。今年もその舞台での戦いが始まる。


ケガ人が相次いだ今季の鹿島。


 決戦トーナメントを前に、1人、また1人と戦力が戻ってきた。

 アントラーズは今季、ケガ人に悩まされた一面を持つ。開幕の段階で、昨シーズンに負ったケガで三竿健斗、鈴木優磨は別メニュー。その後も白崎凌兵、中村充孝、山本脩斗、伊東幸敏、内田篤人など、離脱者が相次いだ。

 その流れはチームの成績にも表れ、なかなか勝ち続けることができず、波のある結果を繰り返した。

 中断期間前の14試合を終えて、7勝3分4敗、得点22失点13。J1リーグ5位に位置する。

 他のクラブからすれば、決して悪い成績ではない。しかし、常勝を義務付けられるアントラーズにとっては、「満足といえる結果ではない」(鈴木強化部長)。それでも後半戦に向けて、ケガ人が少しずつ全体練習に合流したり、試合に出場したりと、本来の戦力が戻ってきたのは好材料だ。

 今季、チームは「軸となる選手の確立」をテーマにスタートした。なかでも、主力に定着した23歳の三竿健斗と鈴木優磨への期待は大きい。


読書からヒントを得た三竿。


 三竿健斗は、4月28日のJ1第9節横浜FM戦で、今季リーグ戦で初めてスタメンに名を連ねた。ピッチ外からチームを見て、ピッチ内に戻ってチームを見て、気づいたことがある。

「もっと個人が“我”を出していかないと勝てないと思う。今年は若い選手が多いけれど、優磨(鈴木選手)や僕みたいに『もっとこうしろ』って上に言える選手もいないし、みんなただ黙々とやっているだけ。120%でやっているのかというとそうではないと思う。そのぬるさが今はあると思うから。

 そこに気がついて言えるのは僕とか優磨だと思うし、言うからには責任が生まれるからやらないといけなくなる。それを練習から言い合える雰囲気を作っていく必要があるかなと思います」

 三竿自身、この考えに至るきっかけがあった。それは、読書。昨年末から鼠径部の痛みで治療を続けてきた期間、元来の読書家が、さらに本を読む数を増やしたという。

「たくさんの本を読んで、いろいろな考えを頭に入れたことで、自分自身、すごく変わった。たとえば、これまでは力が入りすぎるときもあったけど、本当に自然体でできるようになった。人が言っていることを意識しすぎていたけれど、遠慮せず自分の思っていることをきちんと伝えるようになった。言葉ってすごい。人を変えられるんですから」


「大きなケガは初めてだった」(鈴木)


 同じく、三竿が指摘するピッチでの「我」を必要と感じている選手がいる。6月5日、2度の肉離れから、ようやく全体練習に部分合流した鈴木優磨だ。

 今季、チームの軸となることを期待されながら、昨季からハムストリングのケガに悩まされて未だ出場がない。葛藤のなかで過ごした治療期間は、新たな視点を生み出してくれたという。

「これだけサッカーから離れる大きなケガは初めてだった。そのなかで、サッカーに対して新しい一面が見えた。改めて自分はサッカーが好きだと感じたし、ゴールが自分のすべてを満たすくらいのものだと知った」

 ここまで長く、ピッチ外からチームを見続けることも初めてだった。今シーズンの戦いを見て、思うところがあったという。


2人が口をそろえる“我を出すこと”。


「見ていてチームに活力を与えるプレーが少ないと感じる。テンション高くやれている選手が少ない。健斗(三竿選手)だったり、自分だったりがもう少しやっていかないといけない。単純にシュートが少ないですよね。ガツガツ感だったり、自分がやり過ぎなのかというのもありますけど、外から見ていて自分がガツガツやっているのは間違いじゃなかったなと改めて感じた。

 海外の選手を見ていても、そう思った。ピッチ内では分からなかったけれど、外から見ていて相手が嫌がるプレーというのを感じることができたので。もっともっと“我”を出して、個性を出していきたいと思います」

 ガツガツ感。FWであれば、ゴールに貪欲に向かう姿勢を問われる。それを分かりやすく示してくれる存在は、いつも鈴木優磨だった。完全復帰を目指して徐々に練習の強度を上げており、戻ってきたときの存在感には期待が膨らむ。

 軸となるべき存在の2人が、“もっと我を出すことが必要”と口をそろえる。今のチームに、勝つためのギラギラ感が加わったとき、もうひと段階上のチームへとつながっていくだろう。


ラウンド16の相手は広島。


 昨季のラウンド16は、上海上港を相手に先手を奪って突破を決めた。第1戦では鈴木優磨が点を取り、三竿健斗が中盤でチームを引き締めた。ホーム&アウェイの戦いにおいてアドバンテージを持って戦うことは、2試合合計の戦いを有利に運ぶ。

 目の前の相手に対するボール奪取、幾度となくある球際での戦い、ゴールに向かった積極的なプレー。“一つひとつの場面で、すべて勝ってやる”というギラギラ感があれば、自ずとその“強い思い”が勝利へと導いてくれるだろう。

 今年の相手は広島だ。鹿島としてはACLで初の日本クラブとの戦いになる。


昌子源「背中を押してくれた」


 クラブとしてもこの一戦を大きく捉えている。

 ACLの平日ホームゲームにおける観客動員は、昨年の準決勝第1戦水原三星戦で13044人が過去最高の数字だ。目標観客動員は15000人。クラブ一丸となって、当日に最高の観客動員数と、最高の雰囲気を目指す。

 サポーターが作る雰囲気は、大きくチームの後押しをしてくれる。それは、昨年のACL決勝の雰囲気が物語る。第1戦のホームを2-0で終えた後、昌子源(現トゥールーズ/フランス)は言った。

「この結果はサポーターが作ってくれた雰囲気のおかげ。背中を押してくれた結果が、無失点という結果につながった」

 選手、スタッフ、クラブ、サポーター。

 1人、また1人と集い、それぞれの“強い思い”が集結したとき、チームとして最高の結果が生まれる。6月18日(火)19時キックオフ。まずは第1戦。アントラーズファミリーの結束の力が問われることになる


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◆180分の日本勢対決 鹿島は広島対策ぬかりなし(ニッカン)






月刊サッカーマガジン 2019年6月号【雑誌】


ACL連覇を目指す鹿島アントラーズは18日、決勝トーナメント1回戦第1戦で広島をホームに迎え撃つ。17日は鹿嶋市内で非公開調整。互いをよく知る日本勢対決に向けて、最終確認に徹した。

今季リーグ戦での対戦はまだないが、会見で大岩監督は「昨年とのシステムの変化、選手の変化をしっかりと分析している。その上で自分たちのストロングポイント出したい」と、広島対策にぬかりはない。MF白崎は「もうやりたくないな、と思わせられるような試合ができればいいなと思います」と強気に出た。

去年の決勝トーナメント1回戦はホームで先勝し、第2戦アウェーでの敗戦を結果的に埋め合わせた。2試合180分の戦いになることは承知の上で、まずは勝ちを狙いに行く。


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◆180分の日本勢対決 鹿島は広島対策ぬかりなし(ニッカン)





◆「急に訪れたチャンス」…“未知なる”相手と遭遇するFW上田綺世(ゲキサカ)



上田綺世 Ayase.Ueda


◆◆月刊footballista / 2019年6月号


 自身の運命を変える大会となるかもしれない。大学生として9年半ぶりにA代表に名を連ねたFW上田綺世(法政大)は、ピッチに立った際に自分の仕事をするため、黙々と準備を進めていく。

 森保一監督が東京五輪世代を率いて初陣となった17年12月のM-150杯。ここに、当時大学1年生だった上田が招集され、3試合2得点と結果を残した。その後も東京五輪世代の代表にコンスタントに招集され、少ない出場時間ながらも確実に結果を残し、気付けば同代表の得点王に(19年6月16日時点)。そして今年2月には21年シーズンの鹿島加入内定が発表され、ついにはコパ・アメリカに臨むA代表に招集されることになった。

 自身にとっては、「急に訪れたチャンスだった」という。

「今の僕の立場は、大学生からプロにステップアップする、プロになるための4年間を歩んでいる。ステップがある程度順調に行っている中で、急に世界のトップと戦うチャンスが来た」

 これまで積み上げてきたものが認められた結果、つかんだチャンス。急に訪れた機会かもしれないが、それは「縁だと思う」し、今後のキャリアにおいて「一番大事な大会になる」のかもしれない。世界を体感して今後、自分は何を目指しながら歩みを進めていくのか――。自身の“現在地”を知るためにも、「今まで経験したレベルでは予想できない」という南米の猛者に全身全霊を込めてぶつかっていく。

(取材・文 折戸岳彦)


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◆「僕のところで全部潰す」…植田直通が挑む代表生き残りへの戦い(サッカーキング)






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「チリとやると聞いて、僕もその選手が頭に浮かんだ。映像を見たりしたけど、出てきてくれれば僕もすごくうれしいし、動き出しの面はやっぱりトップクラス。そういう相手とできるのはなかなかない経験なので、抑えるために自分がどういう動きをしなきゃいけないのか頭の整理をして、対応していきたいと思います」

“その選手”とはチリ代表のエースFWアレクシス・サンチェスのことだ。コパ・アメリカグループステージ初戦を控え、植田直通は相手エースとのマッチアップへ目を輝かせた。

 日本代表はここ3日間、非公開練習が続いている。森保一監督が誰をスタメンに抜擢するのか、3バックと4バックのどちらを採用するのかも不透明な状況だ。が、ロシア・ワールドカップにも招集されるなど、経験十分の植田を起用しないことは考えにくい。仮に出場した場合、3バックの右DFとしてサンチェス封じの大役を担うことになるだろう。

 ロシアW杯後に赴いたベルギーでは、リーグ戦26試合に出場し、1ゴールをマークした。前半戦はフル出場が多かったものの、後半戦は欠場も増え、鹿島アントラーズ在籍時のようなフル稼働は叶わなかった。

 それでも「つねに練習から外国の選手とやれてるってことがすごく大きいと思うし、試合でもいいチームがたくさんある。僕は日本で強さの部分を持ち味にしていた部分がありましたけど、そこにもっと磨きがかかったと思う。ベルギーには動き出しがいい選手は少ないけど、そこに対してもいろいろ考えながらやってきた。生活面を含めて、色々な面で成長していると思うので、自分がどこまでやれるか確かめたい」とタフな経験を積み重ねた24歳の大型DFは、自身の進化を表現しようとしている。


「3バックがどういう動きをしているか確認した」





 その舞台となるのがコパ・アメリカだ。森保ジャパンに招集されるのは、新体制の初陣となった9月以来だが、「これまでも代表の試合は見れる時は見ていたし、この前のキリンチャレンジカップもしっかり見て、3バックがどういう動きをしているかの確認はした。自分が出た時のイメージもできているんで、問題ないと思います。相手が3トップで来る場合、3バックだと1対1の局面が多くなるけど、僕のところで全部潰せればいい。そういう考えで僕はいるんで」と守備面での貢献を誓った。

 鹿島時代はスピードや駆け引き以上に、ヘディングの競り合いに絶対的自信を持っていた。ところが、チリのアタッカー陣はサンチェスを筆頭に、切れ味鋭い動きで打開する選手が揃っている。そういう相手を封じることができれば、植田自身の成長が見込めるし、日本代表の勝利にもつながる。

 強烈なアピールを見せられなければ、代表での生き残りは厳しくなる。現在の森保ジャパンのセンターバックの顔ぶれは、吉田麻也や昌子源、槙野智章のロシア組に加え、冨安健洋、畠中槙之輔、中山雄太など成長著しい選手たちがひしめき合っており、植田の定位置は何も保証されていない状況だ。


「僕がもっとチームを引っ張っていきたい」





 森保監督はサンフレッチェ広島を率いていたときから、DFにもビルドアップや展開力を求めてきた。南米の強豪たちを相手に最終ラインから攻撃を仕掛けることができれば、植田の序列が一気に上がる可能性もあるだろう。そういう意味でも、スタメンが有力視されるチリ戦は最高の試金石だ。10代の頃から規格外の身体能力を誇る男がブレイクしてくれれば、代表にとってこの上ない好材料となる。

「今回のチームは若いですし、年齢を考えても、僕がもっとチームを引っ張っていきたいという思いがある」と本人は川島永嗣や岡崎慎司、柴崎岳らとともにフレッシュな面々をけん引していく覚悟も口にした。さまざまな思いを持ってブラジルの地にやってきた植田には初戦の舞台、モルンビー・スタジアムのピッチで雄姿を見せて、日本勝利の原動力になってもらいたいものである。

文=元川悦子


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◆“本気の南米”に日本代表が挑む! 柴崎岳「成長できる大会だと確信しています」(サッカーキング)



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 日本代表は16日、コパ・アメリカ初戦のチリ代表戦を前日に控え、試合会場のモルンビー(サンパウロ)にて最終調整を実施。チームを代表して柴崎岳が前日会見に登壇した。

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 今大会に臨む日本代表23名中、MFでは最年長となる27歳の柴崎。「経験がまだ不足している年代にとっては、こういったレベルの大会で困ることもあると思う。そこは僕たちで補っていければいい」と若いチームを引っ張っていく覚悟を語った。

 日本代表としては20年ぶりの参戦となるコパ・アメリカ、柴崎は「世界的にも競争力が激しい大会だと思います。昨日のアルゼンチン代表とコロンビア代表の試合も見ましたけど、インテンシティが高い。僕自身楽しみですし、個人として結果を求めながら成長できる大会であると確信しています」とコメント。明日の対戦相手である南米王者・チリについては「経験のあるベテラン選手が多い。もちろん核となるプレーヤーもいますけど、まずはチームとして分析して、ベストを尽くして戦えれば」と意気込んだ。

取材・文=三島大輔


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◆“導き手”柴崎岳の熱い思い「自分の力を証明したい」(ゲキサカ)



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 日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は16日、翌17日のグループリーグ第1節チリに向けての公式会見に出席。東京五輪世代が中心となったチームのリーダーとして期待が懸かる男は「日本チームとして、最大限のベストを尽くして彼らと戦いたい」と力強く語った。

「経験のある選手が、試合の中でもピッチ外でも導いていくことが大事。彼らのような経験がまだ不足している年代においては、困ることもあるだろうし、そういうところをサポートしていきたい」

 そして、自身の中で抑えられない熱い思いも明かした。17-18シーズンからヘタフェに在籍して2年目を迎えたものの、初年度は序盤の負傷の影響もあってピッチに立つ機会が限られ、2年目の今季は思うように出場機会を得られずにシーズンを終えた。

「本人としては、この2年間リーグでそんなに試合に出られていない。やっぱり、自分の力をこういったレベルの大会で証明したいと思っている」

「若い選手にとって、この大会が結果とともに良い経験になるように導いていく」とチームの先頭に立ってけん引する役割も全うするが、それだけではない。ピッチ上で眩い輝きを放ち、自身の選手としての価値を改めて証明してみせる。

(取材・文 折戸岳彦)


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