日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年5月22日木曜日

◆続・ブラジルサッカーを支える人々⑤ 鹿島アントラーズ川窪匡哉氏(サンパウロ新聞)


http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/17573/cat/148



 1990年代、多くの少年たちがプロを夢見て、サッカー留学でブラジル(伯国)へ渡った。川窪匡哉氏(東京、33)もその一人。同氏はプロになる夢はかなわなかったが、現在鹿島アントラーズの通訳としてサッカーで生計を立てる人生を歩んでいる。同氏の経験は、これからプロを目指す子どもたちにも伝えるべきものだ。

 川窪氏は、小学校卒業後12歳でプロを目指して渡伯し、サンパウロ(聖)州カンピーナス市のポンチ・プレッタへ留学。スタジアム内に併設された選手寮で10人1部屋の共同生活が始まった。住環境や食への不満はなかったというが、言葉の壁には苦しんだ。「伯国で初めて話したポルトガル語は『Meu nome e Masaya.(私の名前は匡也です)』。日本で覚えていったあいさつでしたけど、全く通じなかったのです。そこからポ語を話すのが怖くなってしまった」。留学中は、サッカー以外の時間にブラジル人と一緒にいることが少なく、ポ語が上達したのは、実は日本へ帰国し、通訳の仕事を始めてからなのだという。

 同氏は17歳になるころには四つのクラブを渡り歩いていたが、小さなクラブばかりでプロへの道は見えなかった。「このまま日本へは帰れない。試合に出られなくてもビッグクラブに行きたい」。そう考えていた同氏にチャンスが訪れる。知人の縁で、強豪グレミオの下部組織に入ることができたのだ。

 しかし、同氏の立場はあくまで月謝を払う留学生。周囲のレベルも高く、なかなか試合に出る機会に恵まれなかった。同クラブではコーチのトレーニングもしながら18歳まで所属し、日本への帰国を決意。「僕は伯国というより日本でプロになりたかった。小さい時に日本を飛び出したから、そのころには母国が恋しかったこともありました」。

 帰国後、プロになる夢はかなわなかったが、伯国でプレーした経験とそこで築いた人脈もあり、大宮アルディージャ(大宮)にサブマネージャー兼通訳 補佐として「入団」。同クラブで4年間過ごし、その後現在の鹿島アントラーズへ「移籍」した。きっかけは大宮時代に出会い、川窪氏が師と仰ぐ高井蘭童氏 だったという。

 当時既に鹿島で通訳をしていた高井氏から、同クラブの通訳が一人辞めたため補充要員を探していると聞き、同氏に推薦してもらい面接。見事採用され、鹿島でのキャリアは今年で10年目を迎える。

 川窪氏の鹿島での主な仕事は、ピッチ外でのブラジル人選手やその家族のサポート。子どもの学校とのやりとりや、買い物や病院の付き添いなど、生活全般を支える。

  同氏が通訳として心掛けているのは、「自分の気分次第でなく、相手を常に気にかけて一言二言でも声を掛けること」。そして「何か起こって『匡哉』と呼ばれ る前に、相手がしてほしいことに気づくこと」だという。「実はかつて鹿島にいたマルキーニョス(現ヴィッセル神戸)に言われて、大事にしている方針なんで す」。

 それにより同氏が選手や家族と築いた信頼関係は固い。「以前鹿島でプレーした選手と家族が、今でも誕生日やクリスマス、新年にメールや手紙をくれるんです。他のクラブにはあなたのような人はいない。あなたが必要だと。本当に感激しますね」。

  最後に記者には、川窪氏に聞いてみたいことがあった。同氏のように、幼くしてブラジルへサッカー留学することに賛成か否かだ。同氏は言う。「勧めるより も、よく考えてほしい」。同氏の意見には経験者のみが知る重みがある。「例えば、テストで合格してクラブから迎えられるなら話は別です。環境が用意されて いて、後はサッカーで結果を出すだけですから。でも僕は無名で、手厚い待遇どころか、自らお金を払ってチームに入れてもらっていた。当時日本人はサッカー が下手という偏見の目もありましたし、いろいろな苦労があった。だからこそ今の僕があると言えますけど、(自身が)経験しているだけに『行ってみたい』 『外国でサッカーをやってみたい』程度なら行ってほしくない。『行きの航空券だけ買って、帰りは現地でプロになって稼いだ金で戻ってくる』。その決意が本 気であるなら、行って勝負しろと言いたいです」。

 川窪氏の夢はブラジルと日本の懸け橋となる仕事を続けること。「僕は伯国で日系人をはじめ、多くのブラジル人に助けられて生きていた。それを今度は僕が日本でブラジル人に恩返ししたいです」。

 外国で生きる苦楽を知り尽くす同氏。これからも同氏を必要とする人が助けを待っているだろう。(つづく、夏目祐介記者)

◆W杯注目選手[バトルプレイヤー]Vol.2:DF内田篤人(日本)(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139348-139348-fl



 日本代表の鹿児島・指宿合宿の初日となった21日、DF内田篤人(シャルケ)もチーム練習に合流した。

 2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れし、長期離脱を余儀なくされた内田。日本でのリハビリ生活を経て3月中旬にドイツへ戻ってからも、全体練習への合流は果たすことなく、シーズンを終えた。負傷後、この日が初となるチーム練習への参加。報道陣に公開された冒頭部分は、守備時のポジショニングの確認といった軽めのメニューだったが、完全復活に向けた次の一歩と言えそうだ。

 25日まで行われる指宿合宿では午前・午後の2部練習も予定されている。「2部練なので、ケガをしないように。あまり難しいことは考えずに、一生懸命やるだけ」。まずはケガの再発が起きないための体づくりとコンディショニング。慌てることなく、一つずつステップを踏んでいくつもりだ。

 4年前の南アフリカW杯では、本大会直前にレギュラーから外され、W杯のピッチを踏むことができなかった。「4年前は直前にメンバーが変わって、ベンチから試合を見ていた。そのイメージを払拭するチャンスだと思っている。ドイツで4年間がんばってきたし、いろんな大会に出た。この4年間には、自分でも少し自信がある」。この4年間の成長をブラジルで見せる。ただ、個人的なリベンジという思いは小さい。

「23人に入れなかった人もいるし、4年前、自分と一緒に出られなかった人もいる。そういう人たちの分も、少しでも僕が背負って、ブラジルに行けたら」。23人に選ばれなかった選手や、南アフリカW杯で自分と同じように出場機会のなかったDF岩政大樹、FW森本貴幸への思いを口にする内田は「ケガを治してくれた人、自分を強くしてくれた人、いろんな人がいる。W杯で勝ちたい理由は一つじゃない。自分のためだけでもない」と話す。感謝と恩返し。内田にとって、ブラジルW杯はさまざまな意味を持った特別な舞台になる。

▼内田篤人がブラジルW杯で着用する「バトルコレクション」の詳細はこちらから

◆大迫「ここから始まるのはうれしい」地元鹿児島での練習に笑み(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140521/jpn14052120350015-n1.html



 サッカー日本代表練習(21日、鹿児島県)鹿児島県出身の遠藤(G大阪)と大迫(1860ミュンヘン)は地元からW杯への道のりが始まった。大迫は鹿児島城西高時代に全国高校選手権で準優勝するなど活躍。初のW杯に臨む24歳のFWは「個人的にはここから始まるのはうれしい」と笑みを見せた。

 鹿児島実高出身で34歳の遠藤は落ち着いた様子。久々に代表復帰の大久保について問われ「普通に考えてチームのコンセプトの理解度は低い。まずは自分のことに集中させたい」と最年長らしい気遣いを口にした。(共同)

◆大迫、故郷・鹿児島で誓ったW杯ゴール「いい方向に行く」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140522/jpn14052205020007-n1.html



 サッカー日本代表練習(21日、鹿児島県)ブラジルW杯に向けて練習を開始。鹿児島出身のFW大迫勇也(24)=1860ミュンヘン=とMF遠藤保仁(34)=G大阪=は、地元での合宿を歓迎。いつもよりも気合の入った“薩摩隼人”が、故郷の応援を背に本番へと調子を上げる。

 ヤシの木が立ち並び、強い日差しが照りつける南国でW杯に向けて始動。特に気合が入っていたのはFW大迫だ。

 「ここから始まるのは個人としてもうれしい。地元の人に応援してもらうことで、いい方向に行くと思う」

 鹿児島生まれ、鹿児島育ちのストライカー。1月にドイツに移籍してからは里帰りをしていなかっただけに、故郷の空気や応援がうれしかった。公開された練習の冒頭15分では1トップで戦術を確認。「FWなのでゴールを取るのが第一」と意気込んだ。

 鹿児島にいい結果を届けたい理由がある。2012年7月1日、後援会「大勇会」が発足し、地元の南さつま市内でパーティーが催された。翌2日はロンドン五輪の代表発表が行われる日。実質的な壮行会だったが、代表入りが有力視されていた大迫は落選した。周囲に「これで落ちたらしゃれにならないよね」と話していたことが現実になり、自身も地元も落胆。W杯はそのリベンジの舞台でもある。

 桜島出身のMF遠藤も「いい環境でできるのはありがたい」と地元での合宿を歓迎した。

 練習前には地元の名産の黒豚50キロ、黒牛20キロなどがチームに贈られた。期間中に夕食として提供されるという。大迫は「地元の人は昔から支えてくれていたので、恩返しをしたい」と誓った。 (伊藤昇)

◆攻撃的SB米倉の決勝弾でG大阪が鹿島を撃破(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139362-139362-fl

[5.21 ナビスコ杯第5節 G大阪2-1鹿島 万博]

 ナビスコ杯は21日、グループリーグの第5節を行い、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。1-1で迎えた後半35分、DF米倉恒貴が決勝ゴールを決めて、G大阪が2-1で競り勝った。米倉は「やっとチームの一員になれたかなぁという感じで嬉しいです」と、顔をほころばせた。

 試合は早い時間に動く。自陣深くでボールを奪ったG大阪は、MF阿部浩之が前線に縦パスを入れる。これに追い付いたFW倉田秋がGKとの1対1を制して、先制点を挙げた。その直後には鹿島もFWダヴィが決定機を迎えたが、GK東口順昭にセーブされる。

 その後も鹿島はバイタルエリアを有効に使い、決定的な場面をつくるがゴールが遠い。悪い流れを嫌ったG大阪の長谷川健太監督は、前半31分にMF井手口陽介を下げ、MF内田達也を起用する荒療治に出る。同35分にはMF小笠原満男のループパスに、ダヴィがヘッドで合わせたが、緩やかなシュートはGK東口が懸命に枠外へ弾く。前半はG大阪が1点のリードで折り返した。

 後半も鹿島がG大阪を押し込む時間が続く。ゴール前のこぼれ球をMF中村充孝がフリーでシュートする場面もあったが、シュートを枠に飛ばせずに絶好のチャンスを逃す。それでも同27分、セットプレーの流れからダヴィが強引にシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたG大阪は後半35分、鹿島の一瞬の隙を逃さずにPA内まで侵入した米倉が、技ありのアウトサイドシュートを決めて、再びリードする。同40分には鹿島もCKからDF昌子源がヘッドでゴールを狙ったが、ここもGK東口が好セーブ。アディショナルタイムにもMF柴崎岳のミドルシュートをGK東口が抑え、G大阪が2-1で勝利を収めている。

◆鹿島・セレーゾ監督「決めなければ」決定力不足に泣く/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140521/jle14052122510011-n1.html



 ヤマザキナビスコ杯1次リーグ第4節A組(21日、G大阪2-1鹿島、万博)G大阪の3倍以上の19本のシュートを放った鹿島は決定力不足に泣いた。3連勝を逃したセレーゾ監督は「決めるべきところで決めなければ、代償を払うのがサッカー」と嘆いた。

 序盤に先制された後はボールを保持し、後半27分にダビのゴールで追い付いた。しかし、その8分後に失点。主力が不在のG大阪を「決めるべきチャンスで決めた」と素直にたたえた。(共同)

◇【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172996.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●佐藤晃大選手(G大阪)
「苦しい時間が多かったので前で起点を作ったり前からの守備をする事でチームにいい流れを作れればなというい思いで秋と二人で前線で頑張った。それが勝利に繋がったのは良かったです。(序盤落ち着かなかった中で早い時間に先制できた効果は?)そうですね、早い時間に点が入って…でもそれを守るという意識でもなかったので、相手が強かったとはいえもう少し自分たちの時間があればもっといいゲームができたかなと思います。(後半相手に押し込まれる展開になった。どういう意思統一で試合を進めていましたか?)相手のプレッシャーが速かったら、少し裏にルーズなボールを蹴って、そこで前線から追ってセカンドボールを狙おうという話は試合に前に話していましたが少しロングボールが多くなってしまった。もう少し繋げるところは繋げても良かった。それによって自ら苦しくしてしまったのかもしれない。ただ、勝ちを引き寄せられたというのは…普段ならこういう試合は追いつかれたら逆転されるケースも多かったけど、みんなが本当に気持ちを1つにして勝点3を取りに行くっていうのを言っていたし、それがとれてよかった」

●東口順昭選手(G大阪)
「(いいセーブがありましたね。当たっているなという感覚はありました?)なんかキックも感じよかったので、全体的なプレーの感触はすごく良かったと思っています。(鹿島に借りを返すという思いは強かった?)そうですね、まず代表組がいない中で自分たちがどれだけできるか、今までチャンスがなかった選手も出てたし、そういった反骨心、チャレンジできる試合だと思いますから。こういう試合でいい結果を残し続けることはチームにとってすごいいいことだと思うし、こういったチャンスをどんどん物にできる選手が増えていけばいいと思う。自分自身もその中にいたいと思うので今日は良かったと思います。多少この結果は自信になるはずですが、ただあれだけ守っていたら絶対にそのうちやられるので、そこで次はどうやって一人ひとりが意識を変えていけるかが大事。それが次に繋がることになるのかなと思います」

●井手口陽介選手(G大阪)
「悔しい結果です。緊張も少しありましたが、あまりうまく試合に入れなかった。監督からは『よく頑張った』と言われました。(岡崎建哉選手とは公式戦ではボランチはなかったけど)そうですね、でも練習誌試合では一緒にやっていたので…お互いに近くのポジションでパスをまわしていこうといっていましたが、思った以上にできずに悔しい。前からいかないというのもあったし、バイタルに一人フリーで、フリーマンみたいな感じでいたので、そこにもっといければよかった」

●阿部浩之選手(G大阪)
「(遠藤選手がいない中でリズムをかえたり、おさめたりというのはどうでしたか?)どっちかというと建哉の方がボールを散らすとかできるし、でも今日は鹿島で相手のボランチも前線もうまくプレスをかけてきていたから、誰が出ても難しい試合になっていたはず。だからといって違うスタイルに変えずにやり抜く事が大事かと思います。だいぶ押されていたけど、こういう試合を今季勝てたのは初めてだし、次には絶対に繋がると思うし、みんなの自信にもなるはず。耐える時は耐えるっていうこともできているので。あとは内容だけ求めていい攻撃ができればと思います。(1本目のアシスト、素晴らしい弾道だったですね)秋くんがいいアクションしてくれて、地面もいい感じでぬれていたしコースもあそこしかなかったので、秋くんが走り勝って決めてくれた。でもあそこしかなかったので…立ち上がりだったし、そこで長くても良かったという感じで自分では出したので、秋くんが巧く決めただけです、ほんまに。(でもあのパスはすごかった)自分でもびっくりしました。狙い通りだったんですけど『マジか?』という感じで…弾道も含めてね。まさか…僕があんなパス出せるなんて僕が一番感動しました(笑)」

※現地担当の都合により、鹿島の選手コメントはございません。誠に申し訳ございませんが、ご了承ください。

以上

◇【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】長谷川健太監督(G大阪)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172994.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●長谷川健太監督(G大阪):
「選手が最後の最後まで良く戦ってくれたと思っています。前半から厳しい戦いになるだろうということが予測された中で、気持ちで絶対に負けるなと話しをして、あとは自分たちのサッカーを90分貫こうと伝えていた。そういう中で、なかなか立ち上がりの部分でこの間のFC東京戦も含めていい入りができていなかっただけに、(倉田)秋の先制点は大きかった。(井手口)陽介も30分間よく頑張ってピッチに立ってくれたと思っています。その後、1点ではなかなか難しいだろうなと思って流れをみていたが、米倉が…ゴールのシーンは見ていないんですが…抜け出してアウトサイドで蹴った瞬間は見たのですが、どういうシチュエーションで抜け出したのか見えていない状況で…リンスを入れようか考えていたところだったんですが、ちょうど点が入ったので様子見ながら、最後は丹羽を入れて、最後まで気持ちを出してホームで勝点3を取ることができたと思います。また中2日でFC東京戦があるし、前回アウェイで0-3で負けているのでなんとかホームでリベンジできるように、中2日しかないですが、きちっとコンディションを整えて勝てばだいぶ予選突破に向けて前進できるので、みんなで力を合わせて戦っていきたいと思っています」

Q:ボランチの選手の選択について。また出来についてはいかがですか?
「短い時間のトレーニングでしたが、その中で丹羽とか、(金)正也という選択肢もあったのですがが、本職の選手が入った方がというか…トレーニングの中でしっくりいってた選択をしました。内田のコンディションも悪く90分はもたないだろうということで、井手口に賭けようと思った。30分よく頑張ったんじゃないかと思います」

以上

◆【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172995.html

5月21日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:03/万博/8,103人)
得点者:4' 倉田秋(G大阪)、72' ダヴィ(鹿島)、80' 米倉恒貴(G大阪)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:シュート数、ポゼッションでは圧倒的に上回っていた。最後の最後で決まらなかった試合展開でしたがどう見られましたか?
「その通りだと思います。ただ、まず立ち上がりの4分に失点してしまったことが残りの時間をずっとボールを追いかけないといけない状況になってしまったのが残念です。ただその後はチームのために走り続け、戦い続け、バランスをとりながら無闇に攻撃するだけではなく、バランスをとりながら、頭を使いながら相手を揺さぶり、チャンスを多く作っていた。選手の姿勢も、最後まで諦めずに戦う気持ちをもって戦ったことも評価したいと思っている。サッカーというのは面白いことに、内容がよくてチャンスを作っても、きめるところで決めなければまた代償ををはらうことになってしまう、というのがサッカーの試合ではあること。今日はその代償を払うことになってしまった。ただ内容に関しては悲観的になることはないと思う。敗戦したのは残念ですが、内容について、姿勢、チームバランス、チーム戦術、規律に関しては非常に良かったんじゃないかと思います。

先ほどから言っているようにチャンスは多く作っていた試合。今日、試合前に予想された事は何かというと、まずガンバさんが、メンバーを4~5人代えてきたというところで、代わりに出場する選手はチーム内での自分の価値を、存在を証明したいという意気込みで出場するということ。技術的なところや、経験値としてはもしかしたら下回るかもしれないが、逆に、運動量やボールに対する、対戦相手に対するアグレッシブさ増してくる。その相手に対してひけをとるようなことがあってはいけないと選手にいいました。今日は、チャンスを多く作っていた中で両サイドハーフを交代しました。今日戦術の規律において、運動量、上下動をやってくれていたので、疲れたところでフレッシュな選手を入れて活性化させる事が必要だった。ダヴィはまだ少し繊細な動作、技術では足りないのですが、見ての通りボックスマンというか、フィニッシャーという役割の選手ですから。そういう使い方を考えながらやっていかないところでもあった。今日サイドバックも攻撃参加する回数も多く、チャンスも、クロスやパスから作り出すこともできました。土居も非常に良かったと思います。前への意識、相手のマークを交わす、くぐりぬける部分も非常によかった。ただ、それができただけにもっと注文をしたいと思っている。それはシュートをする意識だ。そういう次の課題を与えたいと思うし、彼はそれを考えないといけないと思います。

どの選手も負けるためにプレーしたとは感じていない。ガンバさんが少ないチャンスをものにしたことも称えたい。彼らが決めるベキチャンスを決めたことを評価したいと思う。そのうちの1点は、前回、4月に万博で対戦した時に、危うく同じ形で失点しかけたシーンを思い出した。その時にスローインを入れたのは加地選手でしたが、似たような場面があった。その前回対戦の続きの映像を見ているような、リプレイを見ているような瞬間だったのを思い出しました。サッカーというのは反復練習をして、言い続けなければいけない、注意すべきところを伝えなければいけないと感じました。時にはこのように偶然のように同じような形で失点する事があるので、私もやり続けなければいけないという教訓にもなりました。

ただうちはまだ若い選手が多いので、いわれたこと、注意されたことが頭に入って、そこから実行し続けるということ。1回はできるはずですが、続ける持続力はまだないし、それを培っていかなければいけない部分だと思います。チームとしてもクラブとしてもまだまだ選手を一人ずつ成長させていかなければいけない時期なのかなと感じています。
セットプレーの攻守にわたって、非常に守備の対応も良かったし、攻撃でも危険な状態にできたところもあったので完璧に近かったが、ただ決定力が足りなかった。でもそれもサッカーというスポーツの力だと思っています。あと、選手には恒にビルドアップできる時にはしていこう、トライしようというところを伝えていましたが、その部分でも選手が意識してやったのは良かったと思う」

以上

◆Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第4節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51369

ナビスコ予選 第4節 ガンバ大阪戦

ダヴィが同点弾も、終盤に痛恨の失点。鹿島、G大阪にアウェイで競り負ける。

17日に行われたJ1第14節で徳島ヴォルティスを1-0で破った鹿島が、中3日でアウェイゲームに臨んだ。ヤマザキナビスコカップA組第4節でガンバ大阪と対戦すると、開始早々に先制を許し、後半にダヴィのゴールで一時は追いついたものの、終盤に決勝点を奪われて、1-2と敗れた。

鹿島は徳島戦から先発メンバーを3人入れ替え、センターバックに青木が入り、左サイドハーフには中村、1トップにはダヴィが入った。フレッシュなメンバーを入れ、大会3勝目を目指す鹿島だが、開始早々に先制点を奪われてしまう。4分、右サイドから縦パスを通されると、倉田に右足シュートを決められた。

1点を追う形となった鹿島は、ボール支配率でG大阪を圧倒して攻め込み、同点弾を狙う。9分には、ペナルティーエリアでボールを持った土居からのラストパスを受けたダヴィが右足シュートを放ったが、相手GKに弾き出されてしまった。18分には中村がミドルシュート、23分には小笠原からの浮き球のパスを伊東がダイレクトで折り返したが、ダヴィには合わなかった。36分にも、左サイドの前野が後方に戻したボールを、小笠原が右足でゴール前へ。クロスに反応したダヴィがヘディングシュートを放ったが、ループ気味の軌道を描いたボールはGKにセーブされてしまった。

なかなか同点に追いつけない鹿島は、43分に遠藤が得意の左足を振り抜き、強烈なミドルシュートを放ったが、わずかに枠の上へ。ボールポゼッション率ではG大阪を上回り、チャンスも演出したもののゴールネットを揺らせず、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

後半も鹿島がボールをキープする展開は変わらない。立ち上がりの47分には、中村が左サイドで身体を張ってボールをつなぎ、ショートカウンターを発動。ダヴィを経由して土居が左サイドの背後を取ったが、クロスは相手GKにキャッチされた。さらに49分には、遠藤がペナルティーエリア内に入り、左サイド深くまで持ち込んで中央へ折り返す。相手GKが弾いたところを中村が詰めたが、フリーの状態で放たれた右足シュートは枠を越えてしまった。

トニーニョ セレーゾ監督は62分、遠藤と中村に代えてカイオと野沢を投入し、2列目のアタッカーを入れ替えて打開を図る。すると、待望の同点弾は72分に生まれた。敵陣右サイドでFKを得ると、小笠原が蹴ったボールを前野がヘディングで落とし、ペナルティーエリア内で反応した土居が潰れ役となって、ボールを後方に残す。最後はダヴィが左足シュートを突き刺し、スコアは1-1となった。

勢いに乗って逆転を目指す鹿島は、77分にカイオがカットインから右足シュートを放ち、79分には土居がダヴィとのワンツーで突破を図るなど、G大阪ゴールに迫っていく。しかし、次の1点はG大阪に入った。80分、左サイドでのスローインから一瞬の隙を突かれ、最後は抜け出した米倉にシュートを決められてしまった。

再びビハインドとなった鹿島は、失点直後に赤崎を投入して2点目を目指す。86分には、野沢の右CKを昌子が打点の高いヘディングシュートで合わせたが、相手GKに弾き出された。88分にも、柴崎が左足ミドルシュートを放ったが、またも相手GKのセーブに遭ってしまった。

試合は1-2で終了。鹿島は圧倒的にボールをキープし、シュート数では19対6と圧倒的に上回ったものの、アウェイで痛恨の敗戦を喫した。次戦は1週間後、28日にカシマスタジアムで開催されるヤマザキナビスコカップA組第6節のヴィッセル神戸戦だ。予選は2試合を残すのみとなった。決勝トーナメント進出のためには、2連勝が最低条件となる。ホームでの2試合を制し、逆転での予選突破を目指したい。



【この試合のトピックス】
・ダヴィが今大会2得点目を挙げた。
・前野が公式戦2試合連続の先発フル出場を果たした。
・青木が公式戦7試合ぶりの先発出場を果たした。
・中村が今季の公式戦2試合目の先発出場。前回は3月29日に行われたJ1第5節の横浜FM戦だった。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・ポゼッションを失った瞬間から頭を切り替え、すぐにアクションを起こそう。
・献身的な守備と積極的な攻撃が両立できれば、必ず結果はついてくる。
・サイドチェンジを効果的に使い、チャンスがあれば迷わずシュートを打つこと。

ガンバ大阪:長谷川 健太
・セットプレーでのマークをしっかり確認しよう。
・足元だけでなくスペースで受ける事も必要。
・誰がいくのか、カバーするのか、声をかけて行うこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・立ち上がりに失点をしてしまったことで、残り85分でボールを追いかけなければいけなくなってしまった。とはいえ、全員がチームのために走り、戦っていた。相手を揺さぶってチャンスを多く作っていたと思う。最後まで諦めない姿勢は評価したい。チャンスを数多く作っても決めることが出来なければ、代償を払うこととなる。サッカーの世界では起こり得ることだ。内容に関しては良かったが、負けたことは残念。ただ、チームのバランスや姿勢、規律といった部分は良かった。
・試合前に予想されたことは、G大阪が選手を4、5名入れ替えてくること。代わりに出る選手は、自身の存在や価値を証明したいという意気込みを持って臨んでくる。技術や経験値では下回っていても、運動量やアグレッシブさは増しているので、そこに怯んだり、引けを取ったりしないように(選手たちには)伝えていた。
・両サイドハーフを交代させたのは、運動量、上下動といった部分をしっかりやってくれていて、そこにフレッシュな選手を入れようということ。ダヴィ選手は繊細なボールタッチといった部分は足りないところがあるが、ボックス内でのフィニッシャーなので、そういう考え方でやっている。両サイドバックもチャンスを作り出した。土居選手も良かった。前への意識や、マークをくぐり抜けるところが良かった。今後注文することは、シュートへの意識。次の課題を与えようと思う。
・我々は若いチームなので、要求を実行し続ける持続力はまだない。そこは培っていかなければいけない部分で、苦い汁を飲みながら、成長していかないといけない。
・セットプレーは攻守とも良かった。守備での対応も良かったし、攻撃では相手に脅威や危険を与えていた。完璧に近いものであったが、あとは決定力というところ。それもサッカーだ。
・選手に伝えたのは、「ビルドアップできる時はトライしよう」ということ。それをやってくれたのは良かったと思う。

ガンバ大阪:長谷川 健太
選手が最後の最後まで良く戦ってくれたと。前半から厳しい戦いになるだろうということが予測された中で、気持ちで絶対に負けるなと話をして、あとは自分たちのサッカーを90分貫こうと伝えていた。そういう中で、なかなか立ち上がりの部分でこの間のF東京戦も含めていい入りができていなかっただけに、倉田の先制点は大きかった。井手口も30分間よく頑張ってピッチに立ってくれたと思う。その後、1点ではなかなか難しいだろうなと思って流れをみていた。最後まで気持ちを出してホームで勝点3を取ることができた。また中2日でF東京戦があるし、前回アウェイで0-3で負けているのでなんとかホームでリベンジできるように中2日しかないが、きちっとコンディションを整えて勝てば、だいぶ予選突破に向けて前進できるので、みんなで力を合わせて戦っていきたいと思う。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
内容は良かったと思うが、点を取られたところだけが悪かった。全員で反省しないといけない。もっと集中しないといけなかった。追いついてからは前掛りになっているところを上手く突かれた。まだ2試合あるので勝つしかない。引き分けもいらない。

【曽ヶ端 準】
内容は良いと言っても、結果が全て。苦しい内容であっても勝つ事が大事だし、良い内容でも負けては駄目。ホームの2試合をしっかり勝つしかない。

【伊東 幸敏】
チーム的に内容は良かったかもしれないが、個人的には最低の試合だった。良いところは一つもなく、全部が駄目だった。思っているようなプレーが一つも出来ていない。それがチームの結果に結びついたと思う。残りはホームなので、しっかり勝って終わりたい。

中村選手、昌子選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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