日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2013年9月22日日曜日

★優勝マジックについて(26節時点)

横浜マリノスに優勝マジック『21』が点灯しました。

野球と違ってサッカーの場合、得失点差があるので正確な物ではありませんし、Jリーグが正式に発表しているものでもないのですが、プロ野球のマジックの出し方に当てはめて算出してみました。(素人なので間違ってたらゴメンナサイ…)


26節現在、1位の横浜の勝点は51。2位広島は47。

2位広島が残り8試合を全勝し、横浜が広島戦以外の7試合を全勝すると、

横浜 勝点72
広島 勝点71

となるので、横浜は残り8試合で勝点を21を獲得すれば、他のクラブの成績に関係なく優勝が決定。

よって、マジック『21』。

◆浦和 痛恨ドロー 奪首どころか後半51分追いつかれた(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/22/kiji/K20130922006663800.html

J1第26節 浦和1―1甲府 (9月21日 埼玉)

 ゴール裏の浦和サポーターから強烈なブーイングを浴びせられた。目安のロスタイム5分が過ぎた後半51分。甲府のクロスに対応できず土壇場で追いつかれた。ペトロヴィッチ監督は「優勝に向けて痛い勝ち点2のロスだ」と嘆いた。

 5バックの相手にじれずにボールキープ。加藤に代わり約2年2カ月ぶりにリーグ戦に出場したGK山岸の2度のビッグセーブにも救われた。あとはMF阿部のPK弾を守り抜くだけだったが最後にプランが崩れた。それだけにショックは計り知れなかった。FW興梠は移籍後初めて取材拒否。FW原口も「すいません」とだけ言い残して去った。DF森脇は「きょうの負けは…」と誤って口にするほどだった。

 残り8試合で首位・横浜との勝ち点差は4に広がった。森脇が「崖っ縁」と口にしたように、次戦の湘南戦はチームとしてのメンタリティーが問われる一戦となる。

後半ロスタイム、甲府・青山(26)に同点ゴールを決められる

◆鹿島 若鹿カルテットが敵地連敗7で止めた 21歳土居初ゴール(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/22/kiji/K20130922006663620.html

J1第26節 鹿島3―2磐田 (9月21日 ヤマハ)

 手荒い祝福を受けながら、鹿島・土居が吠えた。0―0の前半4分、右サイドを突破した西のグラウンダーのクロスに反応。ニアサイドに走り込んだ大迫が右足でそらして角度を変えたボールを右足で蹴り込んだ。

 流れるような連係から生まれた待望のプロ初ゴール。期待の生え抜きは「自分が決めてチームが勝つというのは大切なこと。少しはチームに貢献できたと思う」と笑顔を見せた。

 1メートル72、63キロと体格に恵まれていないが、プロ入り後も無理な肉体改造は行わなかった。「自分はもともと体の強さで勝負してきた選手ではない」。同期の柴崎や梅鉢のように意識的に食事の量を増やすことはなく、筋力トレも必要最低限に抑えた。ボールを引き出すタイミングや駆け引きなどを磨き、8月に定位置を獲得。リーグ出場8試合目で結果を出し、初得点記念に高級腕時計を購入することも決めた。

 土居のゴールに11年入団の同期が続いた。2点リードの後半30分には梅鉢が柴崎のクロスを頭で合わせて追加点。「ゴールはたまたまだけど、僕らの世代も3年目。チームの力になっていかないといけない」と前を向いた。終盤に2失点を喫してドタバタ劇の末の勝利となったが、チームはアウェーでの連敗を7でストップ。4月27日の新潟戦以来、約5カ月ぶりに敵地で白星を挙げた。

 上位戦線に踏みとどまる大きな勝利。若い力の活躍で手にした勝ち点3には1勝以上の価値がある。07~09年のリーグ3連覇など一時代を築いた小笠原、中田、本山、曽ケ端ら79年生まれ組も今年で34歳。今も一線でプレーする黄金世代をお手本に、92年生まれ組のプラチナ世代が頭角を現してきた。世代交代を進めながら優勝争いを演じることで、常勝の系譜は紡がれていく。

J1 磐田―鹿島 先制ゴール喜ぶ土居

◆若い力躍動、鹿島が土居の初ゴールなどで磐田撃破…敵地では9戦ぶり勝利(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/403467_125518_fl

[9.21 J1第26節 磐田2-3鹿島 ヤマハ]

 鹿島アントラーズが敵地でジュビロ磐田に3-2で勝利した。鹿島は敵地でのリーグ戦連敗を7、公式戦も含めると連敗を8で止めた。リーグ戦の敵地での勝利は4月27日の新潟戦以来、9試合ぶりとなった。

 先制点が生まれたのは前半4分、右サイドを駆け上がったDF西大伍がクロスを入れると、ニアに走り込んだFW大迫勇也がヒールでそらす。これに中央から走り込んだMF土居聖真が豪快に蹴り込んで、鹿島が幸先よく先制点を奪った。土居は11年にトップ昇格を果たした21歳MF。「やっとチームに貢献できた。ここがスタートラインだと思うので、もっともっと取れるようになれればいいなと思います」。6試合連続スタメン出場と、急成長を遂げる注目株が嬉しいプロ初ゴールを決めた。

 追加点が生まれたのは後半17分、CKが逆サイドに流れるも、右サイドで立て直したMF小笠原満男がゴール前にクロス。混戦の中に放り込まれるが、FWダヴィがバックヘッドで上手く合わせてゴール右隅に流し込んだ。さらに同30分、カウンターを見せた鹿島は21歳MF柴崎岳のクロスを土居に代わって途中出場した21歳MF梅鉢貴秀がヘディングで合わせて、勝利を決定づける3点目を挙げた。若い力が躍動した鹿島は、敵地でのリーグ戦の連敗を7で止め、4月27日の新潟戦以来、9試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 一方、降格圏に沈み苦しい状況に追いやられている磐田は、後半36分にMFペク・ソンドン、同アディショナルタイムにはFW阿部吉朗が今季初ゴールを挙げて追い上げる。だが同点、逆転とまではならず、勝ち点を挙げることは出来なかった。今夏加入したDF安田理大が後半24分に途中出場し、J復帰を果たすなど、明るい材料もあったが、今季ここまで全試合に出場していたMF山田大記が故障でベンチ外となるなど、不安材料も増した。このまま初の降格へと向かってしまうのか。かつての王者の意地を見たい。

◆仙台・柳沢、リズムつくり流れ引き寄せる(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130921/jle13092120070008-n1.html

 J1第26節第1日(21日、大宮0-2仙台、NACK)仙台は柳沢が流れを引き寄せた。前半は前線でボールを収められなかったが、後半は大宮DFとMFの間で球を受けてリズムをつくり、2点目も演出。「監督からも指示があってタイミングよく引いてボールを受け、前を向くことを徹底した」と話した。

 リオデジャネイロ五輪を狙う男子代表監督の有力候補になっている手倉森監督は「後半は選手が最後まで試合をコントロールしてくれた」と語った。(共同)

◆土居J1初得点!鹿島、アウェー連敗7で止めた(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130922/jle13092205010003-n1.html

 J1第26節第1日(21日、磐田2-3鹿島、ヤマハ)アウェーでの連敗を7で止めた。前半4分にMF土居のJ1初得点で先制すると、後半にも2点を追加。終盤に2点返されたが逃げ切った。「自分のゴールで勝ったことが大きい。貢献できたと思う」と21歳の土居。しかし、セレーゾ監督は「3-0で終えてもよい試合。後半は何人かの消極的なプレーで苦しい展開を招いた」と厳しい言葉を並べた。

◆鹿島土居初弾!敵地連敗7で止めた/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130922-1193213.html

<J1:磐田2-3鹿島>◇第26節◇21日◇ヤマハ

 3年目の若手の活躍で、鹿島がアウェーの連敗を7で止めた。前半4分。右クロスをFW大迫がゴール前で落とすと、MF土居聖真(しょうま、21)が右足で先制弾を放った。プロ初ゴール。喜びを爆発させ、先輩たちからもみくちゃにされた。

 成長の証しだった。8月3日の大宮戦からレギュラーに定着。初めは極度の緊張状態だったが、同7日のスルガ銀行杯サンパウロ戦で「通用する部分が多かった。自分を出せばいける」と自信をつけた。今月7日の天皇杯2回戦では、オフサイドながらゴールネットを揺らし「1歩ずつゴールには近づいていると思う」。着実に歩みを進めた。この日も空いたスペースに走り込み、何度も好機を演出。「(勝利に)貢献できたかな」と笑顔を見せた。アシストしたエース大迫も、「今日は聖真に聞いてあげて」と、後輩に主役の座を譲った。

 同期のMF柴崎、梅鉢も活躍し、敵地では5カ月ぶりの勝利を挙げた。鹿島ユース出身の土居は「僕たち若手が底上げしないと、強い鹿島は継続しない。ここからがスタート。怖いなと思われる選手にならないと」。マンチェスターUで活躍する日本代表FW香川のプレーを参考にする土居。その存在が相手の脅威となる時、逆転優勝が見えてくる。【桑原亮】

◆【鹿島】大迫2点絡み敵地連敗止めた/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130921-1193046.html

<J1:磐田2-3鹿島>◇第26節◇21日◇ヤマハ

 鹿島が敵地で磐田を下し、アウェー連敗を「7」で止めた。

 前半4分、グラウンダーの右クロスをFW大迫勇也(23)がゴール前で落とすと、MF土居聖真(21)がリーグ初得点となる先制ゴールを決めた。

 後半17分にはダビ(29)がCKを頭で合わせて追加点。さらに同30分、カウンターから最後はMF梅鉢貴秀(21)が頭で決めた。アウェーでは約5カ月ぶりの勝利を挙げたが、後半残り10分から2失点。2得点に絡んだ大迫は「最後バタバタになってしまった。どう修正するかだね」と気を引き締めた。

前半、体を張ったポストプレーを見せる鹿島FW大迫(撮影・鈴木正章)

◆鹿島青木「気持ちで」敵地連敗ストップだ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130921-1192615.html

 鹿島DF青木剛(30)が、今日21日の磐田戦に“ハート”で臨む。今季アウェー30失点はリーグ最多。敵地でも前に出る積極策が裏目に出て、アウェー7連敗中だ。青木は「ホームで勢いのある相手に押された」と敗因を分析した。17位の磐田に対し「気持ちを込めて戦ってくる。うちも気持ちで負けないように『勝ちきる』戦い方ができれば」。勝利への執念で、4月の新潟戦以来の敵地勝利を目指す。

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162009.html

9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
☆★☆totoリーグに参加して豪華賞品を当てよう!☆★☆
----------

●駒野友一選手(磐田)
「(試合を振り返って)相手に3点を取られてから2点を取ることができましたが、エンジンのかかりが遅くなってしまいましたし、前半1点取られてから守備に回ってしまったところがチームの課題です。さらに話し合っていかなければいけないと思います。早い時間帯での失点でしたし、後半も合わせれば取り返す時間はたくさんあったのですが、逆に追加点を取られ、守備の甘さが出てしまったと思います。
(試合の入りについて)自分たちにもチャンスがあったと思いますし、そこで決めきることができればより優位に試合を進めることができていたと思います。3点を取れても諦めずに戦った結果、2点を返すことができましたが、今は勝つことだけが必要ですし、本当に悔しい敗戦です。
(残りの試合へ向けて)全て勝つしかありません。前半は戦う姿勢を最後まで出すことができなかったので、90分間、気持ちを出して攻撃的なサッカーをしたいと思います」

●阿部吉朗選手(磐田)
「(試合を振り返って)勝点3が欲しかっただけに悔しいです。でも、まだチャンスがなくなったわけではありませんし、次に向かって進むしかありません。また明日から練習して、また次の試合で勝点3を積み上げられるようにやっていくだけです。
(途中出場について)はじめはサイドでしたが、サイドからクロスが上がってくる時は2トップのようになり、得点に絡んでこい、という(関塚監督の)メッセージだったと思います。アップしている時からサポーターのみなさんが大きな声を出していてくれましたし、改めてみなさんのためにもやらなければいけない、グラウンドで表現できるのは今しかない、という気持ちでした。こうやってグランドに立てるのも監督やスタッフのおかげですし、その信頼に応えたかったという気持ちも強くありました。
(ゴールシーンについて)あのコースなら低いクロスが来ると思っていました。素早く反応でき、相手よりも先にボールに触ることができました。横からのボールはDFからしたら、対応が難しい状況だと思いますし、何かを起こそうとして続けていました」

●安田理大選手(磐田)
「(試合を振り返って)負けたことが残念です。2年半ぶりにJリーグのピッチに立ち、そこで勝てればよかったのですが、もう前に進むしかありません。残り8試合チーム一丸となって戦っていくだけだと思います。
(ピッチでの役割は?)一番はアグレッシブにゴールに絡むようなプレーです。前目のポジションに入ったので、しっかり走って相手の裏を突く、と。
(加入後初出場について)ウォーミングアップの時からサポーターのみなさんに安田コールをしていただきましたし、期待をすごく感じました。もう負けられません。しっかりと反省して、残り8試合を全力で戦い、少しでも多くの勝点を取って残留を果たしたいです」

●藤田義明選手(磐田)
「課題はやはり失点のところです。特に1失点目、2失点目は本来であれば、防がなければいけない失点だったので、もったいなかったです。
(1失点目について)中が空いてしまいました。もっともっと締めなければいけなかったですし、もったいなかったです。
(チームとしてのプレスについて)ある程度のところまで(相手が)来たらプレスに行くと話していました。そこからサイドに出させて(ボールを)取れればよかったが、もう少しラインを上げなければいけませんでした」

●カルリーニョス選手(磐田)
「立ち上がりの失点のところで、マーキングの面で外してしまいました。その後、相手のコントロールの下で試合をしなければいけませんでした。今後も顔を上げて全力でやっていくだけです。必要なものは勝利です。そのことだけを考えてやっていきます」

●土居聖真選手(鹿島)
「自分が決めてチームが勝てたことはすごく大事なことと言うか、チームに貢献できたと思います。みんな少なからずアウェイで勝ててないことを意識していたと思いますし、それをしっかりと修正して試合に入れたことがよかったと思います。(小笠原)満男さんあたりも気を引き締めていこうとみんなに言っていましたし、それをみんなが意識できていたからこそ、試合の入りがよかったと思います」


●梅鉢貴秀選手(鹿島)
「(ゴールシーンについて)こぼれ球やクロスに合わせようと思って中に入っていきました。(柴崎)岳がいいボールを上げてくれました。
(監督からの指示は?)ポジショニングについての指示はありました。僕が入った時は1-0だったので、特別守備的に、という指示はありませんでしたが、守備のポジショニングについては指示を受けました。
(アウェイでの勝利について)アウェイでは勝ててないことはわかっていました。ただ、前節・甲府戦は0-3でしたが、アウェイで得点が取れていなかったわけではなかったですし、先制しても逆転されたり、という試合もあったので、やはり終盤戦に入る前に勝ちきれたことは大きいと思います。ただ、それは次のホームゲームに勝ってこそだと思います」


以上

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】関塚隆監督(磐田)記者会見コメント(J's GOAL)



9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
☆★☆totoリーグに参加して豪華賞品を当てよう!☆★☆
----------

●関塚隆監督(磐田):
「連勝を目指して戦い始めましたが、立ち上がりの失点でどうしても浮き足だってしまったということが現状でした。
後半、少し持ち直すために形を変えながら、前から行く形をとりましたが、追加点を取られ、エンジンのかかりが遅かったなと。その意味でもサポーターのみなさんに本当に申し訳ないと思います。選手たちは最後まで勝点を奪うために足を止めずにやってくれたと思います」

Q:立ち上がりの入りが悪かった印象を受けましたが、その理由は?
「立ち上がりと言うより、相手がダヴィ選手を起用して2トップでくるか、それとも[4-2-3-1]でくるか、というところもありました。相手が縦関係となり、そこを前半掴みきれず失点してしまったというところが非常に大きかったと思います」

Q:伊野波選手を左サイドバックで、宮崎選手を左MFで先発起用した狙いは?
「昨日(9月20日)まで山田が出れるかというところを探りながらだったので、そういう意味では柏戦で一度後半にやっている並びですし、そこからスタートしようということで踏み切りました」

Q:後半開始から[4-2-3-1]に変更したように見えましたが、その狙いは?
「[4-1-4-1]にしました。中盤のところでどうしても相手を掴みきれずに展開されていたので、そのあたり、中盤の中央の枚数をしっかりと合わせながらそこから前の方でボールを奪えるように、全体をそのように変えていきました」

以上

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162008.html

9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
☆★☆totoリーグに参加して豪華賞品を当てよう!☆★☆
----------

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:アウェイでの連敗が止まりましたが、この試合の一番の勝因は?
「いろいろな要素があります。前半に関しては自分たちのやるべきことという部分では非常によかったと思いますし、ゲームコントロールもできました。また、両サイドハーフが元気なところで何度かカウンターのチャンスを作ることができましたし、ダブルボランチの早い球離れというところから崩すこと、チャンスを生み出すこともできていたと思います。

サッカーというものは相手の負担があり、自分たちのスペースを使ったりということの繰り返しです。体力的な負担があるスポーツですし、体力的な負担があると判断のところが衰えてしまう、あるいは注意力・集中力が低くなってしまうという部分もあるスポーツです。体力的な負担や疲労がたまっている時に、サッカーの基本的なベースを守らなければいけないと。技術があるのであれば早い球離れでボールをポゼッションすると。ポゼッションすることによって守備にかける時間を減らせますから。サイドチェンジをされ、クロスが上がってくると思ったらボールの逆サイドの選手は必ず自分のマークの確認をしなければいけません。相手が前かがりになっているのであれば、背後や間にスペースがあるわけなので、スピードアップしなければいけない場面があります。もっともっといろいろな面がありますが、そういった基本的なものの、サッカーをやる上でのルールがあり、その基本的なルールを守らなければいけません。それができなかったことで、自分たち自身として苦しんでしまいました。

特に後半に関しては、なぜ苦しい状況になってしまったかと言うと、何人か消極的な姿勢になってしまったことです。それは疲労の影響だったり、気持ち的な部分も考えられます。そこで、自分たちが前半は相手ゴールまでボールを運ぶことができていたのですが、運べなくなったと。運べなくなり、ボールロストの仕方が悪く、相手に押されると。押されれば守備の時間が長くなるわけですし、最後の10分から15分くらいは苦しい展開になってしまいました。やはりそれは前半の疲労、後半の消極的なプレーから守備に回ることでたまった疲労から最後の方は動けなくなってしまい、相手の保持の時間が増え、相手にチャンスを与える状況になってしまい、危うく悪夢を見る状況を自分たちから招いてしまいました。

ただ、Jリーグが誕生して20年ということを考えれば、まだまだそれは当たり前のことだと思います。海外では3-0になった時には完全に終わっている試合になるか、さらにゴールを取るような状況になります。そのあたり、ゲームコントロールができない、後半に(コントロールが)欠けてしまうと。それは姿勢、意識、疲労といった部分からくるのではないかと思います。それは今後我々指導者が選手たちにしっかりと指導していかなければいけない部分だと思います。それができれば日本のサッカーがさらに成長すると思っています」

以上

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第26節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50398

J1 第26節 ジュビロ磐田戦 マッチレビュー

土居の公式戦初ゴールが飛び出して、磐田を撃破!アウェイ連敗をストップ!

前節に0-3で大敗を喫した鹿島は、J1第26節で敵地での磐田戦に臨んだ。アウェイゲーム7連敗と結果が出ない時期が続いたが、土居のプロ入り初得点などが生まれて3ゴールを奪取。終盤に追い上げられたが、3-2と競り勝ち、優勝争いに向けて大きな1勝を挙げた。

鹿島は17位と降格圏に沈む磐田との対戦で、第8節以来となるアウェイ戦勝利を目指し、序盤から攻勢に出た。鋭い出足でプレスをかけると、開始早々の4分に先制点が生まれる。右サイドから西がグラウンダーのクロスを入れると、大迫がゴール前で後方にワンタッチのパス。絶妙の落としが飛び出ると、走り込んだ土居が右足のダイレクトシュートをゴール隅に流し込んだ。

土居のゴールで幸先良くリードを奪うと、勢いを増して磐田ゴールに襲いかかる。6分には柴崎がゴール前に走り込み、遠藤からの浮き球のパスを受けて絶好機を迎えた。32分にもカウンターからジュニーニョ、柴崎とつなぎ、最後は土居が抜け出した。柴崎と土居のシュートはともに相手GKの好セーブに遭ったが、前半は圧倒的に鹿島が試合を支配した。

1点リードのまま後半を迎えると、50分にジュニーニョに代わり、ダヴィを投入する。すると、62分には左サイドの小笠原からのクロスをダヴィがヘディングで合わせて追加点を奪取。リードを広げると、75分にも途中出場していた梅鉢が3点目をマークした。カウンターから大迫がドリブルで持ち込むと、遠藤を経由して右サイドの柴崎につなぐ。柴崎が柔らかいクロスをゴール前に供給すると、最後は梅鉢がヘディングシュートを叩き込んだ。

理想的な展開で3点差となったが、終盤には磐田に反撃を許してしまう。81分に阿部、後半アディショナルタイムには、ペク ソンドンと、立て続けにゴールを奪われてしまった。

一気に1点差まで詰め寄られた鹿島だが、同点弾までは許さずに、逃げ切りに成功。前節の大敗を吹っ切るとともに、アウェイ戦7連敗の長いトンネルもついに抜け出した。残り8試合と終盤戦に差し掛かったが、若手の2人や負傷から復帰したダヴィが得点するなど、優勝へのラストスパートに向けて、弾みのつく勝利となった。



【この試合のトピックス】
・土居が、プロ入り公式戦初ゴール。
・ダヴィが復帰後、初ゴール。今季8ゴール目。
・梅鉢のゴールが、決勝ゴール。今季2ゴール目。
・アウェイゲームでの勝利は、4月27日(土)J1第8節・新潟戦(3-2で勝利)以来、実に約5ヵ月ぶり。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・全体の形をコンパクトに保ち、落ち着いて自分たちのリズムを作っていこう。
・最後のホイッスルまで、すべてのボールに対してハングリーであること。
・相手へのプレスは、フェアかつアグレッシブに。考える隙を与えてはいけない。

ジュビロ磐田:関塚 隆
・落ち着いてボールを回していこう!
・前からディフェンスに行き、まずは1点返そう。
・ホームだ!残り45分勝負しよう.

[試合後]

鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・自分たちのサッカーという部分は、前半はできていた。ボールを保持していれば相手の危険性は増さない。ポゼッションをすることで、守備の時間も少なくなる。しかし、後半に入ると、それができなくなったことが反省点となっている。もう少しボールを繋げたが、自分達から手放したり、不注意からボールを失った。あとは途中出場の選手には前半の疲労がたまっている仲間を助ける役割があったが、それができていなかった。それは反省するべき点。1点取って終わるわけではなく、それ以上に点を取る状況に持っていけた。最後の方は悪夢を見るような状況になりかけたが、それは自分たちが招いたことだった。

・3-0で勝っている中でゲームコントロールができなかったことは、やっぱりまだ20年しかないサッカーの現れではないかと思う。消極的になっている選手もいた。特に途中出場の選手は、消極的なプレーや姿勢は絶対に見せてはいけない。3点差だったが、やることのベースは変わらない。ボールを保持すること、相手よりも判断を早くする、スピードを上げるタイミングや状況があるので、それらをしっかりとやっていかないといけない。細かく言えばもっとあるが、そういったところをやっていかないといけない。20年のJリーグということを考えれば、やむを得ないところもあるし、それを反省材料として選手や日本サッカーの成長につなげていければと思う。

ジュビロ磐田:関塚 隆

前半のところでダヴィで来るか、土居で来るかというところがあったが、土居で来て4-2-3-1という形だった。我々は4-4-2という形なので、コンパクトにしないと中盤を空けられてしまう。そういうところで前半は中盤を支配されたので、選手の配置を変えて、4-1-4-1にした。やはり後半の立ち上がりから点を取りに行かないといけないので、しっかりとハメていった。(2点差になった後フォーメーションを戻したのは)相手の中盤の枚数とダヴィと大迫ということだったので、こちらも点が必要だったので本来の4-4-2という形でいった。(欠場した山田は)最後まで出場できるかを考えていたが、最終的には本人と話をして決めて、今回は無理ということだった。そういう意味ではレイソル戦の後半で一度やったということはあった。あとは安田がだいぶわかってきていたので、そこにどうやってつないでいくかが、狙いだった。

選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
FWにボールが入った時のサポートを意識してやっているが、その質が自分の中では良くなってきている。頭の中では理解してるが体も反応できるようになった。初ゴール後は皆に呼ばれたので、一緒に喜んだ。ゴールは遅かったくらい。でもこれがスタートだと思う。

【梅鉢 貴秀】
カウンターからヤスさんが運んだ時に岳がサポートに行ったので中に入った。良いボールが来たので落ち着いて決められて良かった。僕が入った時は1-0だったが、守備的な指示はなく、ポジショニングの事だけ。アウェイでの連敗は止まったけど、次のホームに勝ってこその勝利だと思っている。

【山村 和也】
アウェイで勝てていなかったので、勝てた事は良かった。最後に2失点したが今日は攻撃陣が3点取ってくれたので勝てた。守備陣がしっかり無失点で抑えないと優勝は難しい。

遠藤選手、大迫選手、西選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事