日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年6月22日水曜日

◆ナビスコ杯の新名称が「JリーグYBCルヴァンカップ」に…8月の準々決勝から適用(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20160621/459036.html



 6月21日、Jリーグはリーグカップ戦新大会名称発表記者会見を開催し、Jリーグヤマザキナビスコカップの大会名称が「JリーグYBCルヴァンカップ」に変更となることを発表した。契約期間は2019年シーズンまでとなる。

 名称変更は特別協賛のヤマザキナビスコ株式会社と「ナビスコ」ブランドのライセンス契約が終了することに伴うもので、同社は9月1日付けで社名を「ヤマザキビスケット」に変更することをすでに発表している。これを受けて1992年のJリーグ開幕前年から冠スポンサーとなり、伝統あるリーグカップ戦「Jリーグヤマザキナビスコカップ」の名称も変更を迫られることになっていた。新名称の「YBC」は「ヤマザキビスケットカンパニー」の略で、「ルヴァン」はヤマザキビスケット社が9月1日から発売する新主力商品のクラッカーの名前となる。新大会タイトルマークも、このルヴァンをイメージした青を基調とするものとなった。

 会見に臨んだ村井満チェアマンは「四半世紀のご支援に対して心から感謝を申し上げます」とした上で、異例のシーズン途中での大会名称変更について「(ヤマザキナビスコ社からは)『大会開催中の変更になってしまうのでヤマザキナビスコカップのままでいい』とおっしゃっていただきましたが、この9月1日のブランドスイッチは社運を懸けた大きな勝負であるとうかがいました。それならば来年からの変更ということではなく、一緒に大会名称を変更させていただけないかと、これはサッカー界として恩返しをしたいというのが正直なところでした」とコメントした。

 またヤマザキナビスコ株式会社の飯島茂彰代表取締役社長は「Jリーグの皆さんから『ヤマザキビスケットを周知する良い機会だから』とご提案いただき、大変ありがたいことにノックアウトステージから変更させていただけることになり、感謝申し上げます」と語った上で、「今のこのような状況を迎えられるとはスタート当時はどなたも考えられなかったこと。連続してワールドカップにも参加できるようになりましたし、この間のJリーグの皆さんの努力が本当に結ばれていくことを感じられました。新しいタイトル名になりますけれど、今までどおりご支援いただきたい」と、変わらずリーグカップを支えていく思いを明らかにした。

 新大会名称は8月31日に行われる大会準々決勝が適用されることとなっており(組み合わせ抽選は7月3日)、10月15日には新大会名称での最初の「JリーグYBCルヴァンカップ」王者が誕生することとなる。

文=川端暁彦

◆ヨガに初挑戦の内田篤人…長友佑都への弟子入りは否定も、治癒効果に期待(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20160621/459087.html



 18日、ドイツ・ブンデスリーガのシャルケに所属するDF内田篤人が、アディダスが主催する女性のためのマルチスポーツコミュニティ「adidas MeCAMP」のスペシャルゲストとして登場。ヨガに初挑戦し、体験した感想やけがの回復状況について語った。

 参加者の女性約20名とともに、「今まで全くやったことがない」というヨガに挑戦した内田。講師の吉川めい先生の指導の下、約45分間行われたレッスンでは、時折苦しそうな表情を見せながも、一つひとつの動作を丁寧にこなした。



 今回のレッスンでは、呼吸を整えることを意識した動作が多く取り入れられていた。吉川先生によると、「気の回りが良くなるとリラックス効果が高く、深い眠りにつくことができるので、体の自然治癒力が上がる」のだという。

 内田は右ひざのけがのために2015-16シーズンを棒に振り、現在もリハビリを続けている。レッスン中はひざを曲げる際に負傷箇所をやや気にする場面もあったが、「今日ぐらいの動作なら全然問題ない。曲げ伸ばしはだいぶできるようになってきているので、あとは可動域を広げていくだけ」と、現在の回復具合について述べた。また、「今夜はよく眠れそうなので、治癒効果もあるかな」と、ヨガがもたらす効果に期待を寄せている。



「これからは呼吸や姿勢を改善することを意識したい」と、ヨガに対して意欲的な姿勢を見せたが、日本代表チームの中でも熱心にヨガに取り組んでいることで知られる長友佑都(インテル)への“弟子入り”は否定。「僕には良い師匠(吉川先生)がいるので。時間が許す限り通いたい」

 また、復帰の目処については、「ドイツのシーズン開幕に間に合えばいいけど、長い期間戦列を離れているので、しっかり治して復帰したい」と、焦らずリハビリに取り組んでいくことを表明した。




◆ケルンFW大迫勇也がシーズンを振り返る「自分にとっては“ゴール前”がすべて」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160621/456818.html



 大迫勇也にとって、ブンデスリーガでの3年目となる2015-16シーズンは、自らのスタイルを再認識し、直面する課題を痛感する1年となった。

 所属するケルンは、シーズン当初に掲げた目標を上回る9位でフィニッシュ。指揮官ペーター・シュテーガーが徹底した組織的な守備は、着実に勝点を積み重ねるために必要な戦術だった。しかしフィールドの最前線を主戦場とする大迫は、その万能性から時にはトップ下に据えられ、それまで経験のなかったサイドMFのポジションも任された。必然的にストライカーとしての力を示すチャンスは減り、「チーム戦術に振り回された1年」と見る向きは強い。

 ただし本人は、そうしたネガティブな見解を否定する。

 ポジションがどこでも、ストライカーとしての価値を示すチャンスはいくつもあった。あの時、あの瞬間にゴールを決めていれば、もっと違う自分を見せられたはず。

「もどかしさ」から得たのは、「自分にとってはゴール前がすべて」という結論である。

「ここで結果を出さなければ評価されないし、自分がゴール前で活きる選手だと分かっているからこそ、ゴール前で勝負したい」

 しばしの休息を挟んで訪れる新たなシーズンを、“飛躍”の1年とするために――。過ぎた1年を振り返るその言葉に、決意の強さが垣間見える。

インタビュー・文=細江 克弥
写真=佐藤 真



「自分自身に対してもどかしさを感じた1年」

大迫選手にとって、2015-2016シーズンはどんな1年だったのでしょう?

大迫勇也(以下、大迫) そうですね……。「なかなかうまく進まないことがある」ということを、改めて実感した1年でした。内容的にはいい試合もたくさんあったし、自分自身、手応えを感じた試合も多かったんです。

それでも、うまく進まなかった?

大迫 やっぱり、ゴールですよね。手応えを感じた試合、手応えを感じた瞬間にゴールを決めていれば、チャンスをもっともらえたと思うので。結果さえ出していれば、また違う自分を見せられたのかなと。

できたはずなのにできなかった、という悔しさを感じた1年。

大迫 自分自身に対するもどかしさはありました。ただ、ゴールを決めるチャンスはかなりあったので、チーム状況がどうこうということではなく、自分の問題が大きいかなと。もちろんツキや技術が足りなかったこともありますけど、「1つでも決めれば」と思えるチャンスはたくさんあったんです。それを生かして、状況を変えたい。そう思い続けた1年でした。



本職であるストライカーではなく、トップ下やサイドMFとして起用される“使われ方”の問題も少なからず影響したのでは?

大迫 確かに、1年を通していろいろなポジションをやりました。自分としては“前”のポジションにこだわりを持っているし、自分が最も活きるポジションであることも分かっています。でも、昨シーズンに関しては、ポジションがどこであってもゴールを奪うチャンスがあった。それを決めていれば状況が変わったはずなので、もどかしさを“使われ方”のせいにするのは、ちょっと違うかなと。

いろいろなポジションをやらされたことについては、それほどネガティブに考えていなかったんですね。

大迫 それは全く。必要とされて、信頼されて使われることは、それがどのポジションであっても選手として嬉しいので。もちろん、それでオーケーというわけではなく、心の中では「真ん中(FW)をやりたい」とは常に思っていましたけど。

「ブンデスリーガで点を取ること」の難しさについては、どう感じていますか?

大迫 球際の激しさは日本より格段に上なので、最初はその難しさを感じました。ただ、今はもう慣れてしまったので、難しいとは思いません。どの試合でも必ず“穴”を見つけることはできるので、考えながら、見極めながら、そこを突くことを考えているというか。取れる時は取れるんです。でも、やっぱり、その波をなくさないといけないですよね。

“結果”に対するもどかしさを感じたこの1年で、新たに見えたこと、新たに感じたことは?

大迫 やっぱり、自分にとっては「ゴール前がすべて」ということです。ここで結果を出さなければ評価されないし、自分がゴール前で活きる選手だと分かっているからこそ、ゴール前で勝負したい。例えば、サイドMFでも必ずチャンスは来るじゃないですか。その瞬間に結果を出せばもっとゴールに近づけるし、ゴールに近づけばチャンスはもっと増える。それを繰り返す中で結果を残し続ければ、自分の価値をどんどん高められると思うので。

その難しさと向き合い、改めてストライカーとしてのやりがいを実感した1年だったんですね。

大迫 そうですね。ただ、今までもずっとそうやってきましたから。難しいとは思っていないし、やれるチャンスは目の前にある。だから、あとはやるだけだと思っています。



「自分は、サッカーでしか評価されない」

所属するケルンは、ブンデスリーガを9位で終えました。1部昇格2年目、2014-2015シーズンから3つ順位を上げたことを考えると、チーム全体としての雰囲気は良かったのでは?

大迫 雰囲気は良かったですよ。結果的には、チームが目指していたところよりも上での順位で終わることができたので。シーズン序盤から“失点しないサッカー”を徹底してやり続けてきて、負けが少なかったことが大きかったと思います。

守備に対する意識は、かなり強かったのではないかと。

大迫 ミーティングの8割くらいが守備の話でした(笑)。かなり徹底していたので、チームとして組織的に戦えたという手応えはありました。



組織的に守れていたからこそ、攻撃面でのチャンスも多かった。

大迫 はい。ゴール前で最も大事なことは、冷静になること、余裕を持つことだと個人的には思うんです。ゴールを奪える時は常にメンタル的な余裕を持っているし、それさえあればゴールを重ねることができる。ずっと心掛けていることなんですけど、昨シーズンに関しては、そういう場面で後悔するシーンというか、後になって「こうしておけば」と思う場面、つまり、いくつかの選択肢があって、余裕を持ってそれを選べなかったと思うところが多かった。それって、ちょっとした頭の切り替えが必要なので、来シーズンはそこを意識したいと思っているんですけど。

ものすごく繊細な部分ですよね。でも、小さな何かが変われば、大きな何かを変えることができる。

大迫 そう思います。そういう意味では、ドイツに行って、それまで以上にサッカーのことを考えるようになった気がします。あっちではホントに、サッカーしかやることがないんですよ。休日も、家族でライン川沿いを散歩するくらい(笑)。だから、サッカーに対する考え方は、大きく変わったと思いますね。

どんなふうに変わりました?

大迫 ドイツでは、自分はサッカーでしか評価されないということです。本当にそれだけ。それだけのために生活をして、そのために家族にもサポートしてもらっているので、頑張らないといけないと思いますよね。

でも、その環境こそ、大迫選手の望むところですよね。

大迫 はい。だから、楽しいですよ。やればやるほど自分に返ってくるし、単純に、毎日毎日サッカーができて、毎週のように試合があるという環境は幸せですから。向こうにいると、注目度も上がるし、やりがいもある。だから、移籍して、ドイツに行って良かったなと本当に思います。

野心を実現する、理想とする未来像に近づけるというイメージは、ヨーロッパにいたほうが持ちやすい?

大迫 それはあると思います。僕自身、立ち止まってしまっていることもあるかもしれないけど、少しずつ前に進んでいるとも思います。来シーズンは本当に重要な1年になると思っているので、そこでしっかりと、飛躍できるようにしないと。



「“本能”の割合を増やしたい」

ドイツに渡って3年。自分自身のキャラクター的な変化はありました?

大迫 うーん……ないんじゃないかな、と思いますけど(笑)。むしろ「変わらないね」と言われます。

今、こうして話を聞いていると、「余裕があるな」と感じます。

大迫 たぶん、オフだからじゃないですか?(笑) でも、あっちにいるとサッカーしかやることがないので、開き直れるというか、そういうところはある気がします。僕は考えすぎるとダメなタイプなので、やるべきことをしっかりやって、自信を持ってピッチに立つしかないなと。

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正直なところ、日本にいた頃の大迫選手は、そういう開き直りというか、余裕があまりなかったように感じたのですが。

大迫 そんなことないと思いますけどね(笑)。ミスがあっても引きずらないようにしているし、どちらかと言えば、考えすぎず、感覚的にプレーするほうがいいと思っているので。プレーに対する責任感はありますけど、ミスはつきものなので、切り替えることが大事。もちろん、ミスはしたくないですよ。ミスをすれば悔しいけど、そういう意味では、自分で消化できるようになったところはあるかもしれませんね。

では、自分にとって「やっちゃいけないこと」は?

大迫 同じミスを繰り返すこと。

最も興奮する瞬間は?

大迫 ゴール。それから、相手との駆け引きに勝った瞬間。一つひとつの駆け引きの“勝ち”が、ゴール前に直結すると思うので。最も意識しているのは、クロスが入る瞬間の相手との駆け引きです。それは、ずっと前からかなり意識しています。

その駆け引きは、“頭”でやるもの? それとも“本能”でやるもの?

大迫 今は、考えすぎずに本能で飛び込むようにしています。やっぱり、“本能”の割合をもっと増やしたいですよね。



「一つひとつの積み重ねでしかない」

ところで、“日の丸”についてはどうですか? 2014年のブラジルに行って、何か意識は変わりました?

大迫 いや、正直なところ、今はあまり、そのことは考えていません。今は本当に、自分が所属するチームでどうやって結果を残すかということしか考えられないというか。

先のことより、目の前のこと。

大迫 はい。一つひとつの積み重ねでしかないので。チームで結果を出せば、その先に見えてくると思うし、自分で納得できる結果を出す前から考えても仕方がないというか。「おまけ」と言ったらちょっと違うのかもしれませんけど、まずは何より、目の前の試合、目の前のチャンスで結果を残すことが大事なんじゃないかと。

ただ、世界最高の大会を経験したことで大迫選手自身の“世界観”は広がったのでは?

大迫 それはあると思います。やっぱり、世界にはすごい選手がたくさんいるし、ああいうところで自分の力を発揮できるようにならないといけない。そのためには、やらなければいけないことがたくさんあると思いました。すごくいい経験になったことは間違いないので、この先、まずはチームで結果を残すために、自分自身のプレーを突き詰めていかないといけないですね。

最後に、「“今の自分”がやるべきこと」を教えてください。

大迫 まずは、このオフでしっかりと体を作ることです。それによって、最も大事な“ゴール前”の勝負、駆け引きで勝てる選手にならないといけない。身体を強くすることも、心を強くすることも大事。そのために、やれることをやりたいと思います。



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