日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年6月20日火曜日

◇群馬×栃木×茨城「北関東ナンバーワンを今日こそ決めッペよ!」(週刊現代)


「最下位争い」に明け暮れる北関東三兄弟が、気づけば京都や北海道とタメを張る(?)人気者になった。何にもねぇけど、それがいーんだ。出身者にしか分からない、微妙すぎる闘いが幕を開ける!



オレら池袋まで行ぐから

U字工事・益子卓郎 栃木県民からすると、やっぱ怖いのは茨城ですね。水戸に仕事で行くと、いまだにでっかい犬の絵が入ったダボダボのジャージ着て、地べたに座ってるヤンキーの子がいますから。

U字工事・福田薫 宇都宮ではさすがに見ないよね。

磯山さやか 「ヤンキーが多そうな県」のアンケートでは、わが茨城がぶっちぎり一位なんですよね。確かに、私の周りにもいましたよ。中学に進んだら「ヤンキー=かっこいい」という価値観でしたから。襟足を伸ばしたり、眉毛剃ったり。

福田 栃木から茨城に車で行くと、ヤンキーが途中で検問張っててケンカになる。高校の先輩から「昔は車ひっくり返されたっぺよ」って聞きました。

栃木ナンバーのシャコタン(注・車高を低くした改造車)で調子こいて走ってっと、追っかけ回されてボコボコにされる。

益子 「この栃木の猿が!」ってね(笑)。

磯山 そういえば私も、走っている車のナンバーは見ちゃいますね。県内で栃木ナンバーや宇都宮ナンバーを見かけると「おっ」と思いますもん。

あと、地元のコンビニの駐車場は、たまにバンパーの破片が落ちてて、「あ、シャコタンが擦ったんだな」って分かる(笑)。井田さんのところにもヤンキーは多いんですか?

井田ヒロト 中学で千葉から群馬に引っ越した当初は、いきなり「そいだいねェ!(そうだね)」とか言われて「素で言葉遣いがヤンキーみたいだ……」と思っていましたけど、実は典型的なヤンキーは少ないですよ。

むしろ「チーマー(注・革ジャンなどを着て街にたむろする若者)」が、「前橋まつり」のような大イベントになると、どこからともなく現れる。この前久々に会った元チーマーの友人は、「栃木や茨城はまだ特攻服でヤンキーやってるんさ。オレらは池袋まで行ぐから」って、自慢げでした。

福田 埼玉にもチーマーが多いんだよね。やっぱり栃木県民にとっては、茨城は同列のライバルだけど、群馬はちょっと「格上」な感じなんですよ。

北関東3県の中でも、より東京に近いというか。江戸時代は幕府の天領だったし、県民も「オレたちは将軍さまに絹を献上してたんだ」って思ってそう。

井田 思ってないですよ(笑)。

磯山 でも最近は群馬県がすっかり有名になって……私とU字工事さんも、井田さん原作の映画『お前はまだグンマを知らない』に出させていただいたんですよね。

益子 僕ら二人は、「栃木からグンマに乗り込んだヤンキー軍団の先輩」という役回りでした(笑)。出演者にちゃんと栃木出身者、茨城出身者を集めているから、方言も本物ですよ。

井田ヒロト ありがたい限りです。群馬はここ数年「グンマー」と呼ばれて、いじられているじゃないですか。関東地方の天気予報で、群馬の気温だけ間違って56度になっていたり、「群馬県庁舎」という説明の横に、藁ぶきの小屋の写真が載っていたり(笑)。

マイナーすぎてイメージがないから、「未開の地」として面白がってもらえるんでしょうね。

海だけはうらやましい

磯山 東京でも書店に行くと、井田さんの本がかなり置いてあります。

井田ヒロト 出版社からは「累計65万部のうち、4分の1が群馬県内の売り上げ。ちなみに和歌山県での売り上げは100部以下」と聞きました(笑)。

今も高崎に住んでいるので、編集者とは東京と高崎の「中間地点」の赤羽(注・東京都北区。埼玉県との県境)で打ち合わせをしています。

磯山 栃木と群馬は、新幹線で東京まですぐですよね。でも茨城は新幹線がないので、私の実家がある鉾田から東京まで2時間くらいかかるんです。

家から駅まで車で1時間、常磐線で1時間。私は高校2年生でデビューして、しばらく実家から通っていたので、大変でした。

益子 栃木は広いから、県南の人は、「東京なんかいつでも行けっぺよ」って余裕ぶってますけど、県北出身の僕らにとっては、東京は「すげぇ遠い外国みたいなところ」でしたよ。昔は「東京の子はみんなパン食ってる」と思ってた(笑)。

福田 大人になって上京したときも、「何だよ、東京では八王子ってバカにされてるけど、宇都宮より都会じゃねえか」ってビビったなぁ。

井田ヒロト でも北関東3県の県民って、それぞれ東京には遊びに行っても、お互いの県にはあまり行かなくないですか?

福田 確かに、群馬には仕事で行くだけで、プライベートでは行ったことがないですね。

磯山 茨城県民は栃木の温泉によく行きますよ。鬼怒川とか。本当は北茨城にもいい温泉があるんですけど。

益子 逆に、栃木県民は海がないから、大洗や阿字ヶ浦みたいな、茨城の海に行ってます。

福田 いまだに、ロケの移動で海辺にさしかかると、ジーッと海を見ちゃうんです(笑)。みんな平然としてるから、「何で平気なの!?」って興奮して、笑われてます。

益子 栃木では、水遊び=川だからね。

「上毛かるた」で培う群馬愛

井田ヒロト 群馬県民は、海といえば新潟なんですよ。よく行くのは柏崎の石地海岸。車に乗ってて、海が建物の隙間からチラッと見えるだけで大騒ぎするのは、栃木県民と全く同じですけど。

そういえば、童謡の『うみ』の作詞・作曲者は両方とも群馬県出身なんです。

磯山 海なし県なのに?

井田ヒロト 『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)を見て知ったんですが、このネタは漫画でも使いました(笑)。

益子 北関東3県の中でも茨城県民の威勢がいいのは、やっぱり唯一海があるからですかね。

福田 でも茨城ってホントに特産品がないですよね。仕事で水戸に行ったときは、芸人仲間もみんな全く手土産を買ってなかった。

井田ヒロト 梅干し、納豆、干し芋、くらいかなあ。気の毒ですよね。まだ群馬のほうがありますよ。うどんとか、おっきりこみとか、もつ煮とか。

磯山 そんなことないですよ!はくさいやピーマン、水菜の収穫量は日本一だし、東京のスーパーで売ってるお野菜、だいたい茨城産ですから。夏にはメロンがおいしいし、お土産も梅納豆でしょ、干し芋パイでしょ。

福田 納豆とイモじゃないですか!(笑)

磯山 海産物も那珂湊と大洗の市場は大賑わいで、サバの漁獲量は、実は茨城が日本一なんです。

井田ヒロト いつも思うんですけど、茨城って北関東の中でも、本当にポテンシャルが高い。食べ物はおいしいし、日立はすごい工業地帯だし。でも、広すぎて県民同士の意思疎通ができてないのか、アピールが下手すぎます。

益子 「都道府県魅力度ランキング」不動の最下位ですしね。あと、水戸は「日本三大ブスの産地」って言われてる。

磯山 それは理由があって、昔、佐竹義宣という戦国武将が水戸から秋田に移ったとき、水戸の美人をみんな連れて行っちゃったからだと言われてます。でも当たり前ですけど、実際はそんなことないですよ!

魅力度ランキングだって、正直、ビリのほうが注目されるじゃないですか。最近はNHKの朝ドラ『ひよっこ』の舞台も奥茨城だし、牛久市出身の稀勢の里関も人気だから、栃木に最下位の座を奪われるんじゃないかと危惧しています。

井田ヒロト 魅力度ランキングで群馬が栃木と茨城に勝っているのは、ひとえに「上毛かるた」で培った団結力のおかげですね。

群馬県民は子供の頃に、上毛かるたで名所や名物を徹底的に叩き込まれる。「あ」浅間のいたずら鬼の押出し、「い」伊香保温泉日本の名湯……。

いつ聞かれても即座に答えられないと、群馬県民だと認めてもらえない、というのは漫画の中の話ですが(笑)。他の県もご当地かるたを作ればいいのに、と思いますよ。

やっぱり似た者同士?

福田 なるほどなぁ。ひとつ思うのは、栃木には日光東照宮、群馬には富岡製糸場と、それぞれ世界遺産クラスの名所があるじゃないですか。でも茨城は、牛久大仏?

益子 まず、かるたのネタがなさそう。

磯山 名所ならありますよ。偕楽園は日本三名園のひとつ。袋田の滝は日本三名瀑のひとつ。世界遺産で群馬と栃木に後れをとっていることには、正直、焦ってますけど。

茨城県民は「何もしなくてもいいとこだから、わざわざアピールしなくていがっぺ」と思ってるんですよ(笑)。

井田ヒロト 確かに、群馬県民はなんとなく茨城には勝ってる気でいますが、じゃあどこが勝ってるのか、と言われると何も言い返せないなぁ。群馬なんて南部以外ほとんど山だし、南牧村は20年前から限界集落。サッポロ一番やペヤングの焼きそばは作ってるけど……ダメだ、粉ものに偏りすぎてる。

福田 栃木にも、改めて考えてみると何があるかな。那須の牧場、ハイランドパークに益子焼、イチゴ、餃子……。

益子 「しもつかれ(細かく切った鮭や野菜を大根おろしや酒粕と混ぜて煮た料理)」は、見た目がアレだし。

福田 そうだ、「すいとん」がおいしいですよ。僕の地元、那須の道の駅で売っているすいとんがおすすめです。

磯山 あ、すいとんなら茨城にもあります。子供の頃大好きで、給食で出ると嬉しかったなぁ。

井田ヒロト 群馬でも普通に食べてますよ。西日本出身の人に「すいとんって何ですか?」って言われたときは衝撃的でした。

北関東3県って、実はあんまり仲間意識はないですけど、こう考えると似た者同士なんですかね。

益子 でも内心では、ひとくくりにされるのはまだ違和感があるかなあ。高校野球だって、群馬と茨城にだけは絶対負けたくないですもん。

磯山 私は、栃木はライバルだけど、群馬にはそこまで親近感わかないかなぁ……

井田ヒロト 実は群馬県民には、3県で合併して「北関東州」を作って、州都を高崎と前橋を合わせた「高前市」にするっていう野望があるんですよ。ちょっと前に話題になったスマホゲーム『ぐんまのやぼう』は、群馬県が世界征服を目指すゲームなんですが、一番弱くて侵略しやすい敵が栃木でした。

益子&福田 なにぃ!?ナメんじゃねっぺよ!



井田ヒロト(いだ・ひろと)
神奈川県生まれ、群馬県高崎市在住の漫画家。『お前はまだグンマを知らない』が映画化される(7月22日公開予定)

U字工事・益子卓郎(ゆーじこうじ)
栃木県那須塩原市出身の福田薫、同大田原市出身の益子卓郎による漫才コンビ。大田原高校の同級生時代に結成した

磯山さやか(いそやま・さやか)
茨城県水戸市生まれ、鉾田市育ち。'00年に芸能界デビュー。'06年にいばらき大使、'08年に初代鉾田大使に任命される

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51981

◆天皇杯の試合会場、下位カテゴリー所属地域での開催優先…準々決勝まで(サッカーキング)


鹿島アントラーズ

 日本サッカー協会(JFA)は19日、第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の3回戦から準々決勝までについて、会場決定方法を以下のように決定したと発表した。

 JFAは「天皇杯の試合は、各都道府県サッカー協会主管のもとで運営されている」と記したうえで「サッカー普及の観点から、天皇杯の試合を全国各地で開催することが重要と捉え、3回戦から準々決勝までの試合においては、対戦カードの下位カテゴリーチームが所属する都道府県の会場を優先して開催することとする」と発表した。

 会場選定例として、以下が挙げられている。

(1)J1所属クラブ vs J2所属クラブの場合…J2所属クラブの会場にて開催
(2)J1/J2所属クラブ vs 都道府県代表の場合…都道府県代表の会場にて開催
(3)J1/J2所属クラブ/都道府県代表同士の対戦の場合…対戦カードの左側(トーナメント表の上側)の会場にて開催

 そして例外として、以下のような事情も想定。JFAの判断により会場を決定する。

・試合を主管する都道府県サッカー協会が会場を確保できない、または開催を希望しない場合
・AFCチャンピオンズリーグで勝ち上がっているなど、チームのスケジュール等を考慮した場合
・会場設備、収容能力不足などその他諸事を考慮した場合

 以上の試合会場決定方法が適用されるのは、7月12日開催の3回戦、9月20日開催のラウンド16、そして10月25日開催の準々決勝。なお、来年1月1日に行われる決勝は埼玉スタジアムでの開催が決まっている。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/emperorcup/20170619/602364.html?cx_cat=page1

◆柴崎王手弾!テネリフェ、昇格PO決勝へ 本拠「ガク」大合唱(スポニチ)


スペイン2部・昇格プレーオフ準決勝第2戦   テネリフェ1―0カディス ( 2017年6月18日    スペイン・テネリフェ )


 スペイン2部テネリフェの元日本代表MF柴崎岳(25)は左MFでフル出場し、プレーオフ決勝進出に導くゴールを決めた。カディス戦の前半34分にこぼれ球を押し込んで2戦合計を1―1として、リーグ戦での順位で上回るテネリフェが勝ち上がった。ヘタフェとの決勝は21、24日に行われる。 

 その歓声が、誰がヒーローかを物語っていた。決勝進出を意味する試合終了の笛が鳴ると、ホームの会場では「ガーク!ガーク!」の大合唱。「(試合後は)次のことが浮かびました。中2日しかないので早く休まないと。あまり満足せずにというか。お祭りムードになっていますけど、あまり流されないように頑張りたい」。殊勲の日本人MFは憎らしいほど冷静だった。

 しびれる展開だった。0―0で迎えた前半34分。グラウンダーの右クロスがファーサイドに流れ、フリーとなっていた柴崎の元へ。右足で冷静にゴール左を射抜き、先制。2戦合計1―1にした。「中にいっぱい人がいたので、ちょっと離れてみようかなと。うまく流れてきた」。一瞬のひらめきが生んだ得点だった。120分の死闘の末、相手の猛攻をしのぎ切ったテネリフェが、リーグ戦順位の差で1部昇格に望みをつないだ。

 地元メディア「エル・ドルサル」はチーム最高タイの10点満点中9点を付け「日の出る国から光をもたらすためにやって来た。重要な日にヒーローとなった」と絶賛。チームメートのMFアイトール・サンスも「テネリフェに銅像を建てるべきだろう」とジョーク交じりに活躍を褒め称えた。

 21日から生きるか死ぬかの昇格プレーオフ決勝が待つ。「パフォーマンスを上げていきたいし、頑張りたい。またゴールを決められれば」と柴崎。クラブW杯決勝でRマドリードから2得点を挙げた25歳は、張り詰めた空気の中でこそ真価を発揮する。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/20/kiji/20170619s00002020352000c.html

◆柴崎、千金弾でテネリフェをPO決勝に導く(報知)




 スペイン2部で1部昇格を懸けたプレーオフ(PO)は18日、準決勝第2戦が行われ、シーズン4位で元日本代表MF柴崎岳(25)のテネリフェはホームで同5位カディスに1―0で勝利。前半34分に柴崎の得点で2試合合計で1―1とし、リーグ戦上位のテネリフェがPO決勝に進出。決勝(21、24日)は3位のヘタフェと激突する。

 値千金の一撃だ。前半34分。9試合連続で先発した柴崎はゴール前のこぼれ球を拾うと、冷静に右足で先制。日本国旗が掲げられ、「ガク、ガク」の大合唱が起きたスタンドに向け、豪快なガッツポーズで応えた。その後も献身的なプレーで逆転突破に貢献した。

 PO決勝に導いた救世主には、絶賛の嵐が相次いだ。マルティ監督は「素晴らしいクオリティーを持つ選手で、どんな時も落ち着き払っている」と評価。同僚のアイトール・サンスは「信じられない。テネリフェに銅像を建てるべきだよ」と手放しで称賛した。

 昇格が懸かる大一番はシーズン3位のヘタフェと激突する。「うれしいが、大事なのは次の試合。中2日しかないが、しっかりとパフォーマンスを上げて、次の試合でもゴールを決めたい」と柴崎。最高の形で大一番を迎える。

http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170619-OHT1T50302.html

◆柴崎岳に集まる称賛の声…テネリフェMF「銅像を建てるべきだろう」(ゲキサカ)




 テネリフェのMF柴崎岳に指揮官、チームメートから称賛の声が集まっている。

 テネリフェは18日、昇格プレーオフ準決勝セカンドレグでカディスと対戦。ファーストレグを0-1で落としていたテネリフェはホームでの一戦を柴崎のゴールで1-0と制した。トータルスコアは120分を終えて1-1ながら、リーガ2部の順位で上回るテネリフェが決勝進出を決めている。MFアイトール・サンスは柴崎についてこのように語った。

「満足しているんだろうけど、日本人はああいった感じだから(笑)。信じられないようなクオリティーを持っている選手だね。こんな最高の喜びを与えくれるならば、もうテネリフェに銅像を建てるべきだよ(笑)」

 また、レアル・マドリー戦やこの試合など、重要なゴールを挙げていることに関しては「いつも落ち着き払っていて、それが決定的な試合で強調されるんだろう。彼もほかの選手たちも素晴らしいプレーを見せるし、彼らがチームメートである事は喜ばしいね」と話した

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?219200-219200-fl

◆大迫が今までサッカーをやってこられた理由…イベントで参加者の質問に回答(GOAL)


参加者と写真に収まる大迫

ケルンの大迫がアシックスのイベントに登場。参加者とともに体を動かし、交流を行った。

アシックスジャパン株式会社は6月18日、江東区豊洲の『MIFA Football Park』でサッカーイベント「ドリーム CUP」を開催した。東京オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり、スポーツの盛り上がりを醸成するという目的を持つ本イベントに登場したのは、ケルンに所属する大迫勇也。アシックスのアドバイザリースタッフを務める日本代表FWが、約20名の一般参加者と体幹トレーニングや練習を通して親睦を深めた。

この日の豊洲は雨が降りしきるあいにくの天気。ピッチ上でのスケジュール進行が難しく、イベント開始直前に屋内での体幹トレーニングに予定変更された。まずは大迫が手本を見せ、その様子を真剣に見つめていた参加者たちが後に続く。一つのメニューをこなすうえで、大切なことや意識すべきことは何か。大迫は柔らかな表情を浮かべながら、そのポイントを一人ひとりに丁寧に指導した。

そして、5~6種類の体幹トレーニングを消化した頃だろうか。雨脚がわずかに弱まり、イベントの舞台はピッチへ。まずは参加者たちが思い思いにウォーミングアップ。その直後、ピッチ脇で見守っていたギャラリーから「おー!」という歓声が上がる。大迫が放った強烈なシュートが唸りを上げてゴールを襲ったからだ。

その後、ゲーム形式のトレーニング、質問タイム、2ショット撮影、プレゼント(大迫がイラク戦で履いたスパイク)争奪じゃんけん大会など、盛り沢山のスケジュールを消化し、約1時間半に及んだイベントは盛況のままに幕を閉じた。

参加者の「どうして今までサッカーをやってこられたの?」という素朴な疑問に、「純粋に好きだったから。小中高と毎日サッカーをやっていたし、他の遊びより楽しかったからね」と即答した大迫はイベントの最後をこう締めくくっている。

「本当に楽しかったです。少しだけでも(一緒に)サッカーができて良かった」

大迫のサッカーを愛する気持ちは、少年の頃からまるで変わっていないようだ。

大迫が今までサッカーをやってこられた理由…イベントで参加者の質問に回答


◆小笠原満男だってよく怒った。いまの若手を動かすには? アントラーズ鈴木満氏に聞く。(BEST TIMES)


【集中提言1WEEK】鈴木満さん

ブラジル代表OBが指摘した日本サッカーの「弱点」。鹿島強化部長・鈴木満氏に聞く。
常勝軍団の秘密に迫る、鈴木満氏インタビュー最終回
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小笠原満男だってよく怒った。いまの若手を動かすには? アントラーズ鈴木満氏に聞く。
常勝軍団の秘密に迫る、鈴木満氏インタビュー6
2017.6.18

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ジーコの何がすごかったか。鈴木満氏が忘れられない怒鳴った後の行動
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常勝軍団の秘密に迫る、鈴木満氏インタビュー1
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