大きなターニングポイントを迎えた土居はその後、新天地で大活躍する。シーズン前半は下位に沈んでいたチームを上位に引き上げ、自身はJ2リーグで5ゴール・2アシストと複数の得点に絡んだ。
きっと土居が躍動した姿を、鹿島のファン・サポーターも喜んでいるはずだ。
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◆今だから話せる「電撃移籍の真相」。土居聖真はなぜ20年近く在籍した鹿島アントラーズを離れてモンテディオ山形に新天地を求めたのか(サッカーダイジェスト)
「若い頃からちょくちょく言われたこと」
「そろそろ何かにチャレンジしなきゃいけない時期にきた」
モンテディオ山形への移籍の話がある前から、土居聖真はうっすらこう考えていた。なので、下部組織時代も含め約20年在籍した鹿島アントラーズから離れる決断に大きな迷いはなかった。むしろ、「このタイミングしかないんじゃないかな」と思っていたという。
今だから話せる「移籍の真相」がある。実は、鹿島在籍時からあることを言われていた。
「他のクラブならもっと良さを出せるかもしれない」
これを「報道陣の方にも若い頃からちょくちょく言われていた」そうだ。それもあって「鹿島と違うプレースタイルのクラブでやったらどうか」という想いはあった。
もちろん、鹿島には深く感謝している。10年以上、自分を育ててくれたクラブなわけで「他に行きたくない気持ちもあった」。確かに、土居の価値を高めたのは鹿島であり、それが消えることは絶対にない。事実、土居も「鹿島では幸せを噛みしめながらプレーしていました」。
大きなターニングポイントを迎えた土居はその後、新天地で大活躍する。シーズン前半は下位に沈んでいたチームを上位に引き上げ、自身はJ2リーグで5ゴール・2アシストと複数の得点に絡んだ。
きっと土居が躍動した姿を、鹿島のファン・サポーターも喜んでいるはずだ。
構成●サッカーダイジェストTV編集部