日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年3月20日日曜日

◆東京城福監督「壁感じた」カシマで9年連続白星逃す(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1619000.html

東京城福監督「壁感じた」カシマで9年連続白星逃す

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 東京が鬼門のカシマスタジアムで9年連続白星から見放された。

 前半こそカウンター主体の攻撃で攻め込んだが、後半立ち上がりに先制を許すと、リズムを崩し終盤にダメを押された。これで07年6月に勝って以来、2分け6敗(11年はJ2で対戦なし)で白星なし。

 城福浩監督(54)は「鹿島の圧力はリーグトップ。今は壁を感じた試合だった。でも乗り越えられない壁ではない」と話した。

◆鹿島鈴木、同い年東京小川に発奮「チンチンにして」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1619078.html

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 鹿島の2年目FW鈴木優磨(19)がリーグ戦初先発を果たした。

 4-4-2システムの右サイドハーフでスタメンに名を連ね、前半12分と33分にヘディングで惜しいシュートを放った。開幕戦以来のゴールは奪えず後半18分に退いたが、また1つ階段を上がり「スタメンは、いいなぁと思いました。また出たい」と笑顔。「前半の2本のチャンスのうち、どちらか決められれば良かったんですけど、チームが勝てたので。あとは継続していくだけ」と手応えを口にした。

 マッチアップした東京の左サイドバック小川諒也(19)とは同い年。高校時代は鈴木が鹿島ユース、小川が千葉・流通経大柏高の主力として、今回と同じカシマスタジアムで対戦したこともある。14年8月31日の高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグEASTで、当時は鈴木のゴールなどで鹿島ユースが4-1で勝った。「同じ年なので意識しましたし、J1の舞台を互いに先発で味わえたのは、本当にうれしいこと」。久々の再会で会話もかわし「あいつが『今日、フル出場すればA契約まで残り2分』と話していたので、自分がチンチンにしてやって交代に追い込んで、到達を遅らせたいと思っていたんですが」と冗談も飛ばしながら、ライバルとの対戦を喜んでいた。

◆鹿島・鈴木、今季初スタメンも無得点(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2016/03/19/0008908230.shtml

 「J1、鹿島2-0FC東京」(19日、カシマサッカースタジアム)

 鹿島のFW鈴木優磨が今季初スタメン出場したが、無得点に終わった。

 右MFに入り、前半33分にはFW金崎のクロスに181センチの体を投げ出しながら頭で狙った。視察に訪れたU-23日本代表の手倉森監督は「ゴール前に入って行く迫力は彼らしい」と評価した。

 後半18分に途中交代でピッチを後にしたリオ五輪世代の19歳は「(ゴールを)決める力をつけたい」と巻き返しを誓った。

◆【鹿島】夢生2発「狙っていた」代表エースだ!鹿島が暫定2位浮上(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160319-OHT1T50199.html


 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第4節 鹿島2─0F東京(19日・カシマスタジアム)

 今月24、29日に行われる18年ロシアW杯アジア2次予選の日本代表に招集された鹿島FW金崎夢生(27)が2得点を挙げ、F東京に2―0で勝利。後半5分に左足で押し込むと同43分には豪快なボレーシュートを決め、21日から始まる代表合宿に弾みをつけた。

 FW金崎だけが準備していた。後半5分、DF山本が放ったミドルシュートは当たり損ねとなり、ゴール枠左に外れる軌道をたどった。予想外のミス。ペナルティーエリア内にいたF東京の選手8人が誰も反応できない中、ただ一人「こぼれ球を狙っていた」と足を止めなかった33番が左足すねでコースを変え、ゴール左に押し込んだ。連敗阻止へ欲しかった1点を、泥臭い形でものにした。

 繊細な一面が生んだゴールだった。足の五本指が分かれるタイプのソックスをはく。通常よりも、力が伝わりやすいと言われる代物。「一瞬」が物を言うポジションに身を置くことから、ささいなことに気を使う。昨年10月、ヒーローインタビューで「パパ、(誕生日)おめでとう」と叫ぶなど奔放さが表に出ることが多いが、実際は勝利のため、ゴールのために、細かいところまで上積みする男だ。

 後半43分には、MF柴崎からのセンタリングを、豪快な右足ボレーでネットに突き刺した。「(柴崎)岳からのセンタリングが良かった。当てるだけだった」。膝から滑り、両手を広げるというゴールパフォーマンスを披露。弟分で、この日初先発だったMF鈴木のパフォーマンスをまねたもの。無得点に終わった鈴木に「格が違うんだよ」と誇示するために、2度も同じポーズを取った。

 2得点で、21日から始まる日本代表合宿にも弾みがつく。この試合前まで今季1得点で「代表、ダメかもねぇ」と珍しく、弱気な発言もあった。さらにFWは、実力者・岡崎(レスター)に加え、新戦力FWハーフナー(デン・ハーグ)も招集され、競争が激しくなる。「(代表でも)しっかり頑張りたい」と金崎。鹿島のエースが貪欲さを武器に、海外組とのポジション争いに挑む。

◆鹿島・金崎 代表エースは俺弾!スタッフ4人の前で決定力証明(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/20/kiji/K20160320012244310.html

明治安田生命J1第1S第4節  鹿島2―0FC東京 (3月19日  カシマ)

<鹿島・FC東京>後半、2点目を決めた鹿島・金崎は歓喜のポーズ

 明治安田生命J1第1S第4節は19日、各地で7試合が行われ、鹿島は2―0でFC東京を下した。日本代表FW金崎夢生(27)が全2得点を決めて、24日にアフガニスタン、29日にシリア(ともに埼玉)と戦うW杯アジア2次予選に向けて弾みをつけた。チームは暫定ながら2位に浮上した。川崎FはMF中村憲剛(35)の2得点などで、敵地で甲府に4―0と圧勝し首位をキープした。 

 エースとしての仕事をやってのけた。0―0の後半5分、ゴール前で待ち構えDF山本の当たり損ねのシュートを左足で押し込んだ。「(山本)脩斗くんのシュートのこぼれ球を狙いにいったら、自分のところに来た」。1―0の後半43分にはゴール前でフリーになると、MF柴崎の右クロスを豪快な右足ボレーで叩き込んだ。「(柴崎)岳のボールが良かった」とパスの出し手を称えながらも、技ありのゴールで相手の息の根を止めた。

 手本を示した。この日は仲のいいMF鈴木がリーグ初先発。前日18日には「(鈴木が試合で)助けてくださいと言ってきたけど、俺は自分のことでいっぱいいっぱいだから無理」と“柄”にもないことを言っていたが、試合後には「これが格の違いや!!」と後輩にドヤ顔。リオデジャネイロ五輪出場を目指すプロ2年目の19歳に、A代表に定着しつつある先輩の力を誇示した。

 昨年11月に続き、アフガニスタン、シリアと2試合を戦うW杯アジア2次予選のメンバーに選出された。ハリルホジッチ監督は17日のメンバー発表会見で「得点を取れるところに入ってきてほしい。彼のクオリティーをA代表で発揮してほしい。特にゴールを取るところ」と、話していたが、代表スタッフ4人が見つめる前でその力を披露。シュート4本で2得点と高い決定力を見せた。

 21日から代表に合流する金崎は「頑張ります」と、短い言葉に決意を込めた。今季は鹿島では開幕からスタメンに定着し、4試合で3得点と量産中。好調をキープするストライカーは、代表初ゴールを決めた昨年11月12日、W杯アジア2次予選シンガポール戦からの出場2試合連続弾を狙う。

◆シャツ入れてシュートもいれた!鹿島・金崎「自分のスタイル」貫き2発(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160320/jle16032005030003-n1.html

2ゴールを決めた鹿島FW金崎は力強くガッツポーズ。W杯2次予選日本代表入りし、先発をアピールした (撮影・今野顕)

 明治安田J1第1ステージ第4節第1日(19日、カシマスタジアムほか)鹿島はFC東京に2-0で快勝、勝ち点を9に伸ばした。ロシアW杯2次予選アフガニスタン戦(24日)、シリア戦(29日、ともに埼玉)の日本代表メンバーに選出されたFW金崎夢生(むう、27)が後半、2ゴール。アフガン戦での先発入りを強力にアピールした。川崎は元日本代表MF中村憲剛(35)の2得点などで甲府に4-0で完勝。首位を守った。

後半、2点目のゴールを決める鹿島・金崎=カシマ

 膝をつき、両手でガッツポーズ。FW金崎が後半43分、右足でボレーシュートを決め、試合を決定づけた。1万5996人のサポーターのムードは最高潮、場内に立ちこめ始めた霧を吹き飛ばした。

 後半5分には、倒れ込みながら、値千金の先制ゴール。「勝ててよかった。2点目は(MF柴崎)岳のセンタリングがよかった。みんなで取った勝ち点3です」。鹿島でのリーグ戦初の2得点に、表情も緩んだ。

 今季からシャツの裾にスポンサーのロゴが入った。チームは裾をパンツに入れないよう選手に指示している。ところが、ただ1人、金崎だけはシャツを入れてプレー。兵庫・滝川二高時代、恩師から「シャツを入れろ」と教えられたためだ。

 「シャツを入れて臨むと100%の力が出せるので、自分のスタイルでしっかり頑張りたい」とわが道を貫く。

 “変人”ぶりを示す、エピソードは少なくない。昨年の年間表彰式「Jリーグアウォーズ」では、式後のテレビ用のインタビューで他の選手がタキシードに身を包む中、ただ1人、私服のセーターを着用して受けた。メディア嫌いでも知られる。

後半、2点目のゴールを決めた鹿島・金崎=カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)

 24日からのW杯2次予選の日本代表メンバーに入った。ハリルホジッチ監督は「(金崎は)特にゴールを取るというクオリティーをA代表にもたらしてくれる。たくさんのポジションを用意している」と評価。24日のアフガン戦では、週明けに帰国し、時差ぼけが残るFW本田やMF香川を温存する可能性が高く、金崎にとって先発出場のチャンスだ。

 「夢生(むう)」の名前は、歴史好きな母親から「ムー大陸」にちなんで名付けられた。「代表でもしっかりがんばりたい」。名前同様、夢の舞台へ向かって突き進む。 (一色伸裕)

金崎 夢生(かなざき・むう)
 1989(平成元)年2月16日生まれ、27歳。三重県出身。兵庫・滝川二高から2007年大分(当時J1)に入団。その後、名古屋、ニュルンベルク(ドイツ)、ポルティモネンセ(ポルトガル2部)を経て、昨年2月に鹿島へ期限付き移籍。今年2月に完全移籍した。代表デビューは09年1月のイエメン戦。代表通算6試合1得点。J1今季4試合3得点、同通算182試合28得点。1メートル80、70キロ。

◆鹿島金崎2発!同僚へ感謝「ほかの選手を褒めて」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1619076.html

鹿島金崎2発!同僚へ感謝「ほかの選手を褒めて」

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 鹿島の日本代表FW金崎夢生(27)が1試合2得点で勝利に導いた。

 0-0の後半5分、ペナルティーアーク付近から鹿島DF山本脩斗(30)が右足シュート。当たり損ねた先に金崎が飛び込み、左すねの外側に当ててゴールに流し込んだ。同43分には追加点。MF柴崎岳(23)の右クロスに走り込みながら右足を合わせる。鮮やかなダイレクトボレーで試合を決め、チームを暫定2位に導いた。

 試合後はチームメートへの感謝を口にし「しっかり守備してくれたんで、点を取ることができました。みんなで取った勝ち点3なので、ほかの選手を褒めてあげてください」と笑顔。得点シーンについて「1点目は脩斗君のシュートのこぼれ球を狙っていた。2点目も岳のセンタリングが良かったので合わせるだけでした」と感謝を重ねていた。

 21日から代表合宿に合流し、W杯ロシア大会2次予選(24日アフガニスタン戦、29日シリア戦)突破を目指す。ここでもチームへの気遣いを見せ「自分は離れますが、ナビスコ杯があるので応援してください」。その上で「しっかり頑張りたいと思います」と、ひょうひょうと話した。

◆「選手を褒めてあげてください!!」2ゴールの鹿島FW金崎がいい流れで代表に合流へ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?185411-185411-fl

[3.19 J1第1ステージ第4節 鹿島2-0FC東京 カシマ]

 鹿島アントラーズの日本代表FW金崎夢生が2ゴールを決め、チームを2試合ぶりの勝利に導いた。後半5分、DF山本脩斗のシュートを金崎が左足でコースを変えて先制点を挙げると、同43分にも右サイドからMF柴崎岳が上げたクロスを右足ボレーで合わせた。

 前節・仙台に0-1の今季初黒星を喫していた鹿島。試合後のインタビューで金崎は、「チームメイトがしっかり守備してくれたので点を取ることができました」と笑顔で語ると、「みんなで取った勝ち点3なので、選手を褒めてあげてください!!」と声を大にしてサポーターに呼びかけた。

 金崎はこの後、DF昌子源とともに24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(埼玉)、29日の同シリア戦(埼玉)に臨む日本代表に合流する。この試合で2得点を挙げた金崎はいい流れで代表に合流するが、チームはその間、23日に甲府とナビスコ杯第1戦を行う。金崎は「チームはナビスコ杯があるので応援よろしくお願いします」とサポーターの後押しをお願いした。

◆鹿島が暫定2位 金崎2発で東京粉砕/鹿-東4節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1618916.html

鹿島が暫定2位 金崎2発で東京粉砕/鹿-東4節

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 勝ち点6同士の対決はホームの鹿島に軍配が上がった。

 ホームでは10勝4分け1敗と圧倒する東京を返り討ちにした。前半はリーグ戦初先発となったFW鈴木を中心に攻める。12分、右CKにタイミング良く飛び込み頭で合わせたが、GK秋元の横っ跳びに阻まれた。33分にも鈴木がゴール前で決定機を迎えたものの、決め切れなかった。対する東京は37分、右クロスにFW前田が頭で合わせるが、GK曽ケ端の正面に飛んだ。

 0-0で迎えた後半5分に試合が動く。右からの折り返しを受けた鹿島DF山本が右足でシュート。当たり損ねたが、ここに飛び込んだ日本代表FW金崎が左膝でコースを変えてゴールに流し込んだ。5日の鳥栖戦に続くホーム2戦連発でリードを奪った。

 追いかける東京は29分にFW平山を投入。昨年9月12日以来、約半年ぶり出場の背番号9を起点にチャンスをつかみ始めたが、GK曽ケ端の好守に遭いゴールは割れなかった。

 守備でリズムを作った鹿島が反対に追加点を奪う。43分、MF柴崎の右クロスに走り込んだFW金崎が、2点目となる右足ダイレクトボレー。セーフティーリードを奪った。このまま終わり、鹿島は試合終了時点で暫定2位に浮上。東京は今季2敗目を喫した

◆鹿島 2発快勝(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14584065126426

鹿島─FC東京 後半12分、ゴール前で競り合う鹿島・金崎(33)=カシマスタジアム、村田知宏撮影

明治安田J1第1ステージ第4節の鹿島は19日、本拠地カシマスタジアムでFC東京と対戦し2-0で快勝、2試合ぶりの白星を飾った。通算成績は3勝1敗の勝ち点9で、首位川崎と勝ち点1差の2位につけた。

鹿島は金崎が2得点を挙げ勝利の立役者となった。金崎は後半5分に味方の弱いシュートを左足で押し込んで先制点を奪い、同43分には柴崎の右クロスに右足ボレーで合わせた。

次節の鹿島は4月2日、敵地の川崎市等々力陸上競技場で川崎と対戦する。

◆日本代表FW金崎が圧巻の2発! 鹿島が“お得意様”FC東京に完封勝利(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?185409-185409-fl

[3.19 J1第1ステージ第4節 鹿島2-0FC東京 カシマ]

 W杯アジア2次予選に臨む日本代表に選出されたFW金崎夢生の2ゴールで鹿島アントラーズがFC東京に2-0で勝利した。

 前節・仙台に敗れ、連敗を避けたい4位鹿島はMFカイオとFW鈴木優磨を今季初めて先発で起用した。一方、7位のFC東京はFW阿部拓馬が欠場し、MF水沼宏太が先発出場。負傷に苦しんでいたFW平山相太がベンチ入り、リーグ戦では12戦白星(4分8敗)がない鹿島から勝利を目指した。

 序盤から攻め立てた鹿島は前半11分、MF柴崎岳の右CKから鈴木がヘッドで合わせる。これがゴール左隅に飛んだがGK秋元陽太の横っ飛びセーブに阻まれ、チャンスを逃す。FC東京も同18分、右サイドの深くからMF東慶悟がグラウンダーで中央に入れると、MF橋本拳人がPA手前でダイレクトで蹴り込むもわずかに左に逸れてしまう。

 お互いにチャンスを作って迎えた前半33分、鹿島に決定機が訪れる。縦パスをPA内左で受けた金崎が鋭いターンからクロスを供給し、鈴木がヘディングシュート。決まったかと思われたが惜しくもゴール左に外れる。それでもスコアレスで迎えた後半5分に先制点を挙げる。味方のシュートの跳ね返りをPA手前からDF山本脩斗が右足シュート。威力はなかったが、ゴール前に顔を出した金崎が左足で方向を変え、均衡を破った。

 さらに鹿島は後半11分、柴崎のFKからカイオが放ったヘディングシュートのこぼれ球に金崎が反応して押し込んだが、GK秋元へのファウルで得点は認められなかった。切れのある動きを見せる日本代表FWがさらに輝きを放つ。同43分、右サイドの深い位置でパスを受けた柴崎が精度の高いクロスを供給。フリーで飛び込んだ金崎が右足ボレーを叩き込み、2-0で鹿島が勝利をおさめた。

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51776

明治安田J1 1st 第4節



金崎の2ゴール!鹿島、FC東京に2-0と完封勝利!

前節のアウェイ仙台戦で足踏みをしてしまった鹿島がリーグ戦7年負けなしのFC東京に2-0と完封勝利を果たした。勝利の立役者は、2ゴールを決めた金崎夢生。W杯2次予選でチームから離れる前に大きな仕事をしてくれた。

連敗を避けたい鹿島だったが、石井監督は遠藤、中村に代え、カイオと鈴木をスターティングメンバーとしてピッチに送り出した。特に鈴木はこれがプロ入り初先発ということで大きな賭けにも見えたが、鹿島は持ち味である前線からのアグレッシブなチェイシングで序盤から主導権を握る。







11分、柴崎の右CKから鈴木がヘディングシュートを放つ。早くも先制点かと思われたが、これはFC東京GK秋元のファインセーブでチャンスを逃す。続いて33分にも金崎が鋭いターンから絶妙なクロスをゴール前に上げる。ここに飛び込んだのはまたしても鈴木だったが、これはゴール左に外れた。















前半、何度か決定機のあった中、無得点で終わった鹿島だったが50分、金崎がカシマに最初の歓喜をもたらす。山本が後方から放ったミドルシュートに足を出し、方向を変えての先制点。これで鹿島は圧倒的に優位に立った。







その後、FC東京に攻め込まれるシーンもあったが、全員が連動しての粘り強い守備で守り切った。そして88分、交代して入った遠藤が柴崎につなぎ、柴崎の鋭いクロスから金崎がドンピシャのボレーシュートで試合を決定づけた。









全員の献身的なプレー、そして個人の決定力。この2つが融合し、絶対に勝ちたいこのゲームで結果を出せた。これでリーグ戦は一時中断に入り、水曜日からはヤマザキナビスコカップのグループリーグが始まる。昌子、植田、そして金崎が不在の中、どれだけ他の選手たちががんばれるか。「誰が出ても、同じパフォーマンスを目指す」という今季のアントラーズの真価が問われる1週間になりそうだ。



【この試合のトピックス】
・鈴木がプロ入りリーグ戦初先発。
・金崎がアントラーズではリーグ戦で初のマルチゴール。
・カイオが今季公式戦初先発。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・サイドの位置でもう少し余裕をもってボールを持てるように、テンポよくボールをまわそう。
・お互いの距離感を意識しながらプレーすること。
・相手のリスタートが早いので、注意して集中を切らさずに対応しよう。


FC東京:城福 浩
・1対1で絶対に負けないこと。
・前線にボールが入った時にしっかりプレスバックして守備をすること。
・シンプルにシュートを打つのではなく、アイデアを出し、工夫してゴールを狙おう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
悪天候のなか、多くの皆さんが私たちのサッカーを観にカシマスタジアムに来てくれたことに感謝している。本当に選手たちの力になっている。たくさんの声援のおかげで選手たちは最後まで動けていたと思う。なかなか攻めの形ができないまま後半に入ったが、いい形で先制点を奪うことができた。追加点を奪うこともでき、最終的には無失点で試合を終えたことは、非常にいい成果だと思う。ゲームの途中、1点目を奪った後で守備のバランスが崩れた部分があった。そこは修正していきたい。

Q 2ゴールを決めた金崎選手について、改めてよさはどこにあるのか? 守備でも貢献度が高いと思うが、評価は?

A 攻守にわたってアグレッシブなところがよさだと思う。攻撃に関しては、動き出しが非常にいい。自分のところで一度ボールをおさめて、ゴール前に入っていく迫力がある。攻撃の中心になっている。守備では前線から制限をつけているからこそ、後ろでボールを奪うことができている。その起点になっているのが、夢生であり、秀平であり、聖真だ。前線の守備がいい形につながっている。


FC東京:城福 浩
多くのサポーターが応援に来てくれたが、期待に応えられなくて残念だった。


選手コメント

[試合後]

【金崎 夢生】
勝てて良かった。1点目は脩斗くんのシュートを狙いにいったら、ボールが自分のところに来た。2点目は岳のクロスに合わせた。これでチームを離れるけど、日本代表でもしっかり頑張りたい。

【柴崎 岳】
夢生くんが指でボールを要求していたところは見えてなかった。特に意識せず、中にいいボールを入れる事だけを心掛けた。

【曽ケ端 準】
石井さんもミーティングで「アグレッシブに」というのを強調していた。そこを攻守で出せたと思う。仙台戦ではワンプレー目でCKをとられるなど先手を取られた。気持ちの部分は最低限出さないといけないこと。次はヤマザキナビスコカップなのでしっかり準備していきたい。

【鈴木 優磨】
(スタメンから出て)楽しかった。前半は入りが良くなくて苦労した。後半は相手も落ちてきてフリーでいいところで受けることができた。前半、2回あったチャンスのうち、少なくとも1つは決めないといけなかった。勝てたのは、自分としてもチームとしても大きい。今後の課題は継続性と決め切る力。やっぱりスタメンはいいなと思う。

【山本 脩斗】
勝てて良かった。前線の4人が(パスコースを)限定してくれていたので、後ろも行きやすかった。90分続けよう、チームとして戦おうと話していたことができた。シュートは完全に当たり損ない。夢生がよく決めてくれた。無失点で抑えて追加点も取れた。ただ、カウンターを受けたりもしたので、危なげなくやりたい。次に活かしていきたい。

【西 大伍】
前回、前々回の試合と比べると、球際のところで激しくいけた。ミスも多かったけど、狙いをもってハッキリできた。1点目は長くボールを回しながら常に狙っていくという、やりたいことができて楽しかった。押し込まれる場面があったが、もっと引いたり相手をいなしたり、臨機応変に対応できるようにしていきたい。

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