日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年1月14日日曜日

◆【FC東京】鹿島で10番だったアタッカーがなぜ? 荒木遼太郎が新天地で”71番”を選んだ理由(サッカーダイジェスト)



荒木遼太郎


「中村亮太朗が甲府に行った時に」


 2024年1月13日、FC東京が新体制発表会を開催。新シーズンのメンバーや背番号などが発表された中で、注目されたのが「荒木遼太郎の71番」だ。

 鹿島アントラーズで10番を背負ったアタッカーは、なぜ新天地のFC東京で71番を選んだのか。本人の説明はこうだった。

「鹿島で一緒にやっていた中村亮太朗が甲府に行った時に71番を付けていて。めっちゃ仲が良くて、『いいな』と思って、『真似するね』って連絡して」

 ちなみに、FC東京に移籍した理由は以下のようなものだった。

「(クラモフスキー)監督と話して、フォーメーションやスタイルも自分に合いそうかなと思って(FC東京への移籍を)決めました」

 ゴール、アシストに直結するプレーが持ち味の荒木。FC東京の攻撃を活性化して、青赤軍団に71番ありを示したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)




◆【FC東京】鹿島で10番だったアタッカーがなぜ? 荒木遼太郎が新天地で”71番”を選んだ理由(サッカーダイジェスト)

◆FC東京加入の荒木遼太郎「試合に出て思いっきりやりたい」鹿島の大先輩・鈴木優磨から移籍のアドバイスも(ゲキサカ)






 プロキャリア5年目、決意の移籍となった。MF荒木遼太郎(←鹿島)はFC東京に期限付き移籍で加入。「まだ練習は始まっていないけど、環境も変わって気持ちは高まっている」とやる気をのぞかせた。

 東福岡高を卒業後、2020シーズンに鹿島でプロデビューを飾った。初年度からJ1リーグ26試合2得点と結果を残し、2年目の21シーズンは36試合10得点7アシスト。城彰二氏以来史上2人目となる10代選手での2桁得点を達成した。22年は年明け早々の日本代表合宿に招集され、3年目となったシーズンで背番号10を着けるが、出場機会は減る。自身の復調を目指すべく、新天地に渡る決断を下した。

 直近2シーズンで苦しんだものの、心は折れていない。「自分のプレースタイルやプレーに自信を持ってやる。それをピッチの上で、FC東京で表現できるのを楽しみにしている」と笑顔を見せる。

 移籍を決断するにあたり、鹿島の大先輩・鈴木優磨には相談をしたという。「自分のプレースタイルとチームが合っているとアドバイスをしてくれた」。ピーター・クラモフスキー監督とも話したうえで、フォーメーションや指揮官のスタイルと自身のプレーが合致すると考え、今回の移籍に至った。

 FC東京の選手たちとのプレーにイメージを膨らませている。「サイドに速い選手がいて、FWも裏に抜け出す選手がいる。パスを出すのが楽しくなるような選手がたくさんいる。そういった人に合わせるプレーは得意」と躍動を期待させた。

 荒木はまずは試合に出ること、そして結果を残すことを強く意識する。

「試合に最近出られていないので、試合に出て思いっきりやりたいという気持ちがある。ゴールに直結するプレー、ゴールやアシストというのが持ち味。そこを見てもらいたい」

 24年夏にはパリオリンピックも控える。大岩剛監督体制のU-23日本代表には2年前まで招集されていたが、クラブでの出場機会減とともに代表も遠ざかった。荒木は「代表というよりはまずチームでしっかり結果を残したい」とまずクラブでの活躍を目指す。「(パリ五輪は)少しは意識しているが、まず自分で結果を出してそこに入れれば」。淡々と、力強く、正念場の一年間に向けて躍進を誓った。

(取材・文 石川祐介)


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