日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年7月4日月曜日

◆【J1採点&寸評】柏1-2鹿島|MOMの鈴木は“勝負強い鹿島の象徴”。無得点でも最高評価!(サッカーダイジェスト)






柏――大南はキム・ミンテに競り負ける


[J1第19節]柏1-2鹿島/7月2日/三協フロンテア柏スタジアム

【柏|採点】
スタメン)
GK
佐々木雅士 5
DF
大南拓磨 5
上島拓巳 5
古賀太陽 5
MF
川口尚紀 5.5(85分OUT)
椎橋慧也 5.5
三丸 拡 5.5
戸嶋祥郎 5.5(61分OUT)
マテウス・サヴィオ 6
FW
小屋松知哉 5.5
細谷真大 5.5(61分OUT)

途中出場)
FW武藤雄樹 6(61分IN)
MF中村慶太 5.5(61分IN)
FW森 海渡 ―(85分IN)

監督)
ネルシーニョ 6

【柏|寸評】
 守備時は3-4-2-1、攻撃時は3-5-2の可変システムでスタート。中盤の枚数を増やしたディフェンシブな戦い方で相手のカウンターをケアしていた。

 攻めに転じれば自陣からは得意の速攻を仕掛け、敵陣に侵入すればパスワークから崩しにかかり、なかでもM・サヴィオが相変わらずの超絶技巧で何度も決定機に絡んだ。だが35分に小屋松がチャンスを決めきれず、前半の給水タイム以降から徐々にリズムを崩し、前半アディショナルタイムのCKで大南がキム・ミンテに競り負けて先制点を許した。

 M・サヴィオは47分にも強烈ショットで相手ゴールを脅かし、63分には正確なクロスで武藤の同点弾をアシスト。しかし攻勢に出ていた重要な時間帯でCBの上島が、ペナルティエリア内で鈴木を倒してPKを献上し、これをエヴェラウドに決められた。最終ラインの経験不足が足枷となり接戦で惜敗した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


鹿島――鈴木は得点につながるふたつのセットプレーをもたらした




【鹿島|採点】
スタメン)
GK
クォン・スンテ 6
DF
常本佳吾 6
キム・ミンテ 7
関川郁万 5.5
広瀬陸斗 6(79分OUT)
MF
三竿健斗 6
樋口雄太 6.5(74分OUT)
安西幸輝 6(HT OUT)
仲間隼斗 6(59分OUT)
FW
土居聖真 6(59分OUT)
鈴木優磨 7.5【MAN OF THE MATCH】

途中出場)
MFアルトゥール・カイキ 6(HT IN)
MFディエゴ・ピトゥカ 6(59分IN)
MF和泉竜司 6(59分IN)
FWエヴェラウド 6(74分IN)
MF船橋 佑 ―(79分IN)

監督)
レネ・ヴァイラー 6

【鹿島|寸評】
 ボールを“持たされた”感も強い序盤は、縦パスを封じられ単調なロングボールに終始。目立ったチャンスを作れず、ひとたびボールを失ったあとは35分にゴール前でのピンチもあった。
 
 だが前半の給水タイム以降はチームとして修正し、前半アディショナルタイムのCKで樋口のアシストからキム・ミンテがネットを揺らす。セットプレー獲得に至った直前のシーンでは、鈴木がヘッドで土居の決定機を演出。これも見逃せない重要なワンプレーだった。

 先制したとはいえゲームの主導権を明け渡す時間が長かったのは後半も変わらず、63分に同点ゴールを許す。しかし劣勢の展開でチームを救ったのが鈴木で、82分に左サイドを抜け出したところで相手DFのファールを誘ってPKを獲得し、これをエヴェラウドが決めた。得点につながるふたつのセットプレーをもたらした鈴木は、無得点だが勝負強い鹿島を象徴する最高のパフォーマンスを披露した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)




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