日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年10月21日水曜日

◆内田篤人、年内復帰へ リハビリ施設でラグビー日本代表・山田章仁と交流(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20151020-OHT1T50015.html


 サッカー日本代表で2度W杯に出場したDF内田篤人(27)=シャルケ04=が19日までに、スポーツ報知の独占インタビューに応じた。5月に結婚後、6月に右ひざの膝蓋腱(しつがいけん)を手術。ラグビー日本代表のウィング山田章仁(30)=パナソニック=と同じ施設でリハビリを行い、ラグビーW杯での活躍に刺激と勇気をもらったと告白。妻の支えも励みに、症例が少ない手術を乗り越えての「年内復帰」を掲げた。(取材、構成・内田 知宏)

 ―6月に手術し、リハビリ開始から5か月。現状は?

 内田「徐々にトレーニングの強度を上げている段階。40分間走や階段の上り下りなどをやっている。とにかく痛みが出たらいけないので、時間をかけて治さなければいけない。厄介なヤツです。この前(10月上旬)、一時帰国して精密検査を受けたら経過も問題ないと。右足のパワー(筋力測定)も良い数値が出た。焦りもないし、順調に来てます」

 ―全治4~6か月の診断だが、復帰目標は?

 「症例が少ないけがで、ドイツのスタッフも手探りでやっている感じ。特に自分の場合、人間で一番強いと言われる腱を、たくさん取ったので余計慎重になる。年内の復帰を目指そうと話していて、自分もそうなればいいと思って、やっています」

 ―これほど長期間、試合を離れるのは初めて。

 「けがをして変わったわけじゃないけど、年齢(27歳)とか考えると、もうそろそろ終わりが近いかなって。みんなに『サッカー(選手が)終わっちゃうよ』と言われるくらい大けがだったから。終わりって何かなって、考えるようになりましたね」

 ―心境に変化が?

 「けがで終わるのかな。それとも、もういいやって、求められている(契約がある)のに終わるのかなって。これまでは全く考えていなかったし、現役の間は考えちゃいけないと思っていた。ただ、これ(腱)が切れたら終わっちゃう。手術を受ける前の半年は、練習していてもずっと怖かった」

 ―手術という重い決断を下し、長期にわたるリハビリ生活を始めた。支えになったことは?

 「日本でリハビリしている時に、施設でラグビー日本代表の山田選手と一緒だった。隣のベッドです。自分とは結婚した時期も同じくらい。海外生活を経験していること、そして、ポジションもサイドということで共通点が多かった(注)ので、自分から『何の競技ですか』って話しかけて、たくさんしゃべるようになった」

 ―予期せぬ交流ですね。

 「鎖骨のけがと言っていましたが、一緒にリハビリしていた選手が、ああやってW杯(3日・サモア戦)でトライを決めて、活躍する。それを見て、自分も復帰へのイメージが湧いたし、刺激をいただきました」

 ―山田はトライを決めた後、相手選手のタックルを受け、脳しんとうで退場。それも見ていた?

 「すぐにメールで『パイセン(先輩)、生きてますか』って送った。返事はなかったので本当に心配でしたが、大丈夫だったみたいですね」

 ―サッカーの日本代表はW杯2次予選を首位で折り返した。

 「連絡は来ますね、みんなから。シャルケ04のチームメートもそうですけど、試合に出られなくなってから『やっぱり、ウッシー(ドイツでの愛称)がいないとダメだ』とか、『ウッシーはやっぱり効いていた(チームにとって効果的)』と言われることが急に増えた。そういうメールも(復帰への)力になる。シャルケ04で結果を残して、また代表に呼ばれたらうれしい」

 ―今年5月、同い年の一般女性と結婚。ドイツでの新婚生活は?

 「今までは1人が楽で、好きなタイプだった。オフの日は、一日中リビングのソファから動かなかった。でも、実際に生活してみて、結婚生活っていいもんだなぁと感じています。料理も上手で、いつもおいしいご飯を作ってくれる。結構、休んでしまったので(家族のためにも)そろそろ働かないと」

 ―代表や所属クラブのファンも待っている。

 「今、思うことはひとつ。けがする前よりも大きくなってピッチに戻りたい。体の大きさがどうこうよりも、こいつ、やってくれそうだなって雰囲気になって戻っていきたい。頼られる選手といいますか、けがという山を越えた内田はどんな姿になっているんだろう、という期待に応えられるような形で復帰したい」

 ―手応えは?

 「もうドイツに来て6年目。自分の状態さえ戻れば、ポジション争いで負けない、という自信はある。今はとにかく、焦らずに復帰への階段を一歩一歩、上っていきたいです」

 ◆今回の内田のけがと手術 14年2月9日のハノーバー96戦で右ひざ裏、膝蓋腱を損傷。手術は受けず、保存療法で治療し、ブラジルW杯(昨年6月)には間に合わせた。ただ、その後も痛みは消えず、14―15年リーグ開幕前に離脱。その後復帰するも、今年4月から再び戦列を離れた。シーズンオフとなった6月8日、右ひざ膝蓋腱の損傷と診断され、都内の病院で手術を受けた。シャルケ04の医療チームは保存療法を勧めたが、内田自身は日本人医師と相談し、手術に踏み切ることを決めた。

 ◆内田 篤人(うちだ・あつと)1988年3月27日、静岡・函南町生まれ。27歳。06年に清水東高から鹿島入り。U―20日本代表、08年北京五輪代表。19歳でA代表に初選出されると、W杯は10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会で選出。10年7月からドイツ1部・シャルケ04移籍。15年5月、一般人女性と結婚。ポジションは右サイドバック。国際Aマッチ74試合2得点。ドイツ1部104試合1得点。176センチ、62キロ。血液型O。

 【注】山田はラグビーW杯に出場。サモア戦でトライを決めた。ポジションは、ライン際でプレーすることの多いウィングなど。今年2月からスーパーラグビーのフォースに所属していた際は、オーストラリアで生活。3月、モデルのローラさんと結婚。

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