日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年2月22日月曜日

◆自分にしかできないゴールを “人間ブルドーザー”鄭大世が貫く唯一無二のストライカー像(FOOTBALLZONE)






【鄭大世インタビュー|Vol.1】クライファートを理想像に掲げストライカーの道を邁進


 2021年シーズンからJ2のFC町田ゼルビアに加入した元北朝鮮代表FW鄭大世は、昨季総得点数でリーグ18位タイ(41得点)と苦しんだ攻撃の切り札として期待される。日本、ドイツ、韓国の3カ国でプレーし、2010年には南アフリカ・ワールドカップ(W杯)にも出場。プロ16年目、世界を知る男が貫いてきた“理想のストライカー像”を訊いた。(取材・文=Football ZONE web編集部・小田智史)

    ◇   ◇   ◇

 9歳からサッカーを始めた鄭大世が憧れのFWとして追い求めてきたのは、アヤックス(オランダ)、ACミラン(イタリア)、バルセロナ(スペイン)など欧州の名門で活躍した元オランダ代表FWパトリック・クライファートだった。188センチの長身にして足元の技術にも長けていたが、1998年フランスW杯準決勝のオランダ対ブラジル戦で後半42分に生まれたヘディング弾に感銘を受けたという。

「1998年(フランス・)ワールドカップのヘディングが強烈すぎて、パトリック・クライファートという存在が頭に焼き付きました。彼のヘディングはボールがホップするイメージ。高校の時、唯一ユニフォームを買ったのも、バルセロナ時代のクライファートです。あんなヘディングのゴールを決めたくて、ずっと練習していました」

 クライファートに関しては、鄭大世にとって忘れられないエピソードがある。2013~15年に韓国1部の水原三星ブルーウィングスでプレーした際、マンチェスター・ユナイテッドでも活躍した韓国の英雄MFパク・チソンと親交を深めた縁で、主催するチャリティーマッチに招待されるようになった。2016年1月に上海で行われた「2016 Asian Smile Cup in China」に、憧れのクライファートがチームメートとしていたのだ。

「『Kluivert』って書いてあって、まさかあのクライファートじゃないよなと思って行ったら本人で、マジで感動しました。ウォーミングアップの時にチュンソン(李忠成/現・京都サンガF.C.)と近づいていったんですけど、川崎フロンターレで初めて練習参加した時、相馬(直樹)さんとの基礎練習でまともにボールを返せなかったように、緊張しすぎてリフティングができないんですよ。神様のような存在のクライファートと一緒にウォーミングアップできて、本当に光栄でした。試合では2トップを組んで、帰りのバスで電話番号を聞いて。今も携帯に入っていて、僕にとってはお守りみたいなものです(笑)」


鹿島FW上田綺世の裏を取る動きを称賛「僕が勉強している」


 鄭大世が“人間ブルドーザー”の異名を取り、パワフルなゴールが代名詞になるきっかけとなったのが、川崎時代の2007年8月25日に行われたJ1リーグ第22節ガンバ大阪戦(4-1)で寄せてきた相手選手を次々となぎ倒し、GKとの1対1を制して決めたゴールだ。当時23歳、ボーフムとケルン、水原三星、清水エスパルス、アルビレックス新潟を経て、今年3月には37歳を迎えるなかで、ストライカーとして“自分らしさ”は保ちつつも、進化している感覚があるという。

「川崎時代は点を取って当たり前で、試合にも勝っていたし、楽しかったです。久々にあの時の良いプレーを思い出したいなと思って、当時の映像を見たんですが、足元は下手だし、縦パスもミスるし、正直、今とあまり変わってなくて少し安心しました(笑)。サッカー選手としては、韓国やエスパルスでまたブレイクした時のほうが、自分でも点を取れて、周りも生かせるようになって、確実に成長したと思います。右足、左足、頭、どこでも点を取れるのが自分の強み。試合に出ればシーズン二桁ゴールはいきます。エスパルスに行ってからはミドルシュートを打てる時も自分よりも良いポジションにいる選手に絶対にパスを出すようにしていたから、公式戦49点はほとんどペナルティーエリア内の良いポジションからのゴール。ゴラッソの多かった川崎時代とは対照的ですね」

 昨年11月21日のJ2リーグ第35節ツエーゲン金沢戦(2-1)では、激しく球際で競り合った相手DF石尾崚雅を弾き飛ばし、鋭い左足シュートでネットを揺らす豪快な一撃を決めた。鄭大世も「すごく気持ちは良かったです」と笑顔で振り返る。

「昔のあの感じ、自分にしかできないゴールですよね。今年も自分らしいゴールを決めて、チームを勝たせられたら最高です」

 Jリーグ通算100ゴールを誇る鄭大世が現在、Jリーグで大好きなストライカーは鹿島アントラーズの東京五輪世代FW上田綺世だという。

「上田綺世は、あの世代では別格ですね。興梠慎三(浦和レッズ)、小林悠(川崎)ほどの足元の技術はまだないけど、ストライカーとして持つべき能力は卓越している。ゴール前とか、裏を取る動きは抜群で、僕が勉強させてもらってます」

 一度は現役引退に傾いたなかで、町田での新たな挑戦を選択した鄭大世。年齢を感じさせないエネルギッシュなプレーに期待が懸かる。

※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。

[PROFILE]
鄭大世(チョン・テセ)/1984年3月2日生まれ、愛知県出身。川崎―ボーフム―ケルン(ともにドイツ)―水原三星(韓国)―清水―新潟―町田。J1通算181試合・65得点、J2通算63試合・35得点、北朝鮮代表通算33試合・15得点。敵を弾き飛ばす驚異的なフィジカルと、闘争心あふれるプレーでゴールを陥れる“魂のストライカー”。2010年の南アフリカ・ワールドカップに出場するなど、豊富な経験を新天地・町田の勝利のために還元する。




◆自分にしかできないゴールを “人間ブルドーザー”鄭大世が貫く唯一無二のストライカー像(FOOTBALLZONE)





◆「カシマ」で地域活性、神社巡り魅力再発見 筑波大・大内さん、HP開設(茨城新聞)






近隣の神社訪問を通して地域活性化につなげてもらおうと、日立市出身で筑波大社会工学類4年の大内咲絵(さきえ)さん(22)が、茨城県内外でカシマ(鹿島、鹿嶋)と名が付く神社を題材にした「カシマ神社発掘プロジェクト」を立ち上げた。鹿島アントラーズFCと連携し、訪問先を登録できる専用ホームページ(HP)「必勝祈願カシマップ」も開設。コロナ下で越県移動の自粛が叫ばれる中、身近な神社を観光資源と捉え、地域の魅力を再発見してもらいたい考えだ。

同プロジェクトは、新型コロナウイルスの感染リスクが少ない近場観光(マイクロツーリズム)の拠点として神社を活用し、人口減少などに苦しむ地方の活性化を試みる企画。

カシマップには、県内外の「カシマ神社」を訪問した人が、撮影した写真や訪問の感想を登録できる。大内さん自身も昨年5月以降、県内を巡り、つくば市を中心に142社(2月17日現在)訪問した。

大内さんによると、この取り組みが同FCのオフィシャルサイトに掲載されると、秋田や滋賀、福岡など計19都府県からも投稿が相次いだ。

これらの投稿を分析したところ、投稿者の約8割は40キロ圏内の移動で、コロナ下に適した近場観光が実践されたことを確認。また、県内の同神社周辺では1995〜2015年の20年間で人口が減少し、その傾向は法人化されていない神社周辺で顕著に表れていることも判明したという。

過疎地域の神社を巡っては、神社本庁の「過疎地域神社活性化推進委員会」が18年以降、活性化を促進する補助金を全国44地域に交付。しかし、全国には8万社に上る神社があり、補助金に頼る施策には限界がある。

このため、大内さんは、デジタル機器の操作に慣れている若者世代が近場の神社を訪れて魅力を発信し、「(神社周辺地域の)持続可能性を向上させる必要がある」と指摘。「神社は地方の縮図のような存在。身近な魅力を再確認して地域に元気になってほしい」と訴える。







◆「カシマ」で地域活性、神社巡り魅力再発見 筑波大・大内さん、HP開設(茨城新聞)





◆鹿島、水戸に2-1で勝利 ザーゴ監督「精度の部分を微調整したい」(サンスポ)






 J1鹿島は21日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムでJ2水戸と練習試合を行い、2-1で競り勝った。好機は多くても2ゴールにとどまり、ザーゴ監督は「精度の部分を微調整したい」と、27日に迫る清水との開幕戦を見据えた。

 前半、永木の鋭いボール奪取からエベラウドが先制。1-1の後半、上田のPKで勝ち越した。永木は「後半途中まではプレスがはまっていたが、そこから相手に自由を与える場面があった」と収穫と課題を挙げた。

 今季は5季ぶりのJ1制覇を狙う。昨季は開幕4連敗とつまずいただけに、就任2年目の監督は「今回はうまくスタートを切りたい」と話した。




◆鹿島勝利もザーゴ監督が修正点「カウンター与えた」(ニッカン)






<練習試合:鹿島2-1水戸>◇21日◇カシマスタジアム

鹿島アントラーズがJ2水戸ホーリーホックと無観客で練習試合(45分×2本)を行い2-1で競り勝った。

鹿島は1本目の18分、FWエヴェラウドが得点し、1-1の2本目の36分に、相手のハンドで獲得したPKをFW上田が決め勝ち越した。ザーゴ監督は、この練習試合を「キャンプ最終日」と位置づけ、選手に勝利を意識させて臨んだことを明かし「勝つ目的は達成できた」と評価した。ただ、攻撃面でのパスのズレ、守備ではミスからカウンターを浴びた場面を挙げ、「(攻撃で)ラストパスの部分がうまくいかなかった。チャンスはつくれているので、大きな心配はないが、精度の部分になってくる。守備では自分たちからカウンターを与えたので改善しないといけない」と総括し、27日の清水エスパルス戦に向け修正点を掲げた。




◆鹿島勝利もザーゴ監督が修正点「カウンター与えた」(ニッカン)





◆鹿島が開幕前最後の練習試合で勝利 エヴェラウド、上田綺世がゴール決める(スポニチ)






練習試合   鹿島2―1水戸 ( 2021年2月21日    カシマスタジアム )


 鹿島は水戸と開幕前最後の練習試合(45分×2本)を行い、合計2―1で勝利した。1本目に2トップの一角で先発したFWエヴェラウド(29)が、18分に右足で先制ゴール。今月5日に2週間の隔離期間を経て合流したばかりだが、27日の開幕・清水戦へ順調な調整ぶりをアピールした。
 冷静だった。1本目の18分。敵陣中央でMF永木亮太(32)が相手のパスをカットすると、こぼれ球を運んだエヴェラウドがそのまま右足で左隅へ流し込んだ。今季実戦2試合目で自身第1号弾。宮崎キャンプで「(開幕まで)2週間あるので、状態は上げられる」と話していたエースが、調整不足の不安材料を払しょくした。

 2本目の26分に同点に追いつかれるも、36分にはFW上田綺世(22)がPKを決めて勝ち越しに成功した。これでキャンプから実戦4試合で3勝1分けと無敗。攻撃の呼吸が合わないシーンもあったが、2年目のザーゴ監督(51)は「勝って終わるという1つの目標は達成することができた。チャンスは作れているので、大きな心配はない。あとは微調整し、開幕に合わせていきたい」と手応えを口にした。


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◆鹿島が開幕前最後の練習試合で勝利 エヴェラウド、上田綺世がゴール決める(スポニチ)


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