日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2023年10月13日金曜日

◆「良いシュートを打てる選手が良いFWではない」上田綺世の「自分が持っている精一杯」との言葉を聞いて思い出した“鹿島時代のコメント”(サッカーダイジェスト)



上田綺世


「どんな形でも入れば同じゴール」


 2023年10月11日、日本代表の練習3日目から合流したひとりが上田綺世だ。ドイツ戦後に負傷離脱したが、本人曰く今は「大丈夫」。「プレーしていますし、リハビリもして復帰しているので、大丈夫です」と言っていた。

 今季加入したフェイエノールトでは10月4日のアトレティコ・マドリー戦でチャンピオンズリーグ・デビュー。「CLを経験して、また新しい自分の中での土台というのができた」のが収穫だが、怪我もあってクラブで十分な出場時間を得られていないのが今後の課題だという。

 自身のキャリアを考えた場合、「代表でもクラブでも常にアピールしないと良いキャリアを築けない」。だから、「どの試合も大事なゲームとして臨む」覚悟がある。

 10月の代表戦もつまり“勝負の場”となる。

「自分が持っている精一杯、100パーセント出し続けて、その中で新しい刺激を吸収していく。とにかく継続してベストを尽くすのが大事です」

 自分の持ち味を出し尽くす。そこにこだわらないと、日本代表として国際舞台を戦っていけない。そうした決意を語る上田の姿を見て、思い出されたのが鹿島時代に話していた“こだわり”だ。

「パサーのスペースや選手の癖に合わせたポジショニングを意識している。僕の場合、ポジショニングというのはボールを受ける場所ではなく、走り始める場所を指します。どこに走るかよりもどこから走るかが大事。どこに欲しいのか表現しやすい場所を意識しています」

 独自のポジショニングで勝負する上田は、シュートについても独特の感覚を持っていた。次も、鹿島時代のコメントである。

「良いシュートを打てる選手が良いFWではない。どんな形でも入れば同じゴール。結構そこは忘れがちですが、FWの本質の部分です。どんなシュートでも入れば良いという感覚を持つのが大事です」

 そうした意識を持ちつつ、成功体験、自信を積み上げて今の上田がいる。“継続”によって、さらなる高みにたどり着けるか。まずは10月の連戦でのパフォーマンスに期待したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)





◆「良いシュートを打てる選手が良いFWではない」上田綺世の「自分が持っている精一杯」との言葉を聞いて思い出した“鹿島時代のコメント”(サッカーダイジェスト)





◆[MOM4449]茨城県FW徳田誉(鹿島ユース、2年)_“3度目のチャレンジ”国体初戦で4発。世界で戦うために結果を求める(ゲキサカ)



徳田誉


[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.12 国体少年男子1回戦 茨城県 5-1高知県 加世田運動公園多目的広場]

 プレーのレベルは、U-16年代の中で頭一つ抜けている。U-17日本代表にも名を連ねる茨城県のFW徳田誉(鹿島ユース、2年)が、高知県との初戦で4得点を奪って、格の違いを見せつけた。

 国体にかける想いの強さが大量得点に繋がったのは間違いない。鹿島アントラーズつくばジュニアユースに所属していた2年前も、先輩たちに交じって茨城県のメンバー入り。関東ブロック大会を勝ち抜いて本国体への出場権を掴んだが、新型コロナウイルスの感染拡大によって大会は中止となった。

 鹿島ユースの一員として挑んだ昨年は、本大会への出場権を逃しており、早生まれとして挑む今回は3度目のチャレンジ。「最後のチャンスなので今年にかける想いは強くて、優勝したい。特に昨年は自分の責任で負けてしまった部分があるので、取り返して今年こそはと思っている。最年長でもあるので、引っ張っていきたい」

 186cm、83kgとフィジカルに恵まれたタイプだが、裏への抜け出しも鋭い。8月にはトップチームで2種登録されてJリーガーとプレーする機会も多いため、この日のプレーは余裕すら感じる。マルチな能力をチームとして活かすため、ある程度自由を与えられているのも、徳田にとっては好都合。中盤に落ちて引き出したボールをサイドに展開し、クロスに飛び込んだかと思えば、スペースに抜け出してゴールに襲い掛かる場面も見られた。

「自分の良さが色々出せた」と振り返るスタートを切ると、最初の決定機は1点リードで迎えた前半24分。MF中川天蒼(鹿島ユース、1年)が上げた左CKを打点の高いヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 持ち味のヘディングによるゴールが、後半の更なる活躍に繋がったのは間違いないだろう。「1点目を奪ってからは落ち着いてプレーできるシーンが増えた。だから、たくさんゴールが生まれたのかなと思います」。後半14分と35+2分には「ある程度コースがあると、決められる自信があるので、迷わず振っていこうと思っている」と自信を覗かせるミドルシュートで2得点。24分にはシュートカウンターがゴール前にこぼれた所を押し込んだ。この日見せた圧巻のプレーは、“徳田ショー”と言っても過言ではない。

 チームとして日本一を目指すと共に、今大会は個人としてのアピールの場でもある。06ジャパンの立ち上げ当初から常連だったが、今年4月に腰を負傷し、6月に行なわれたU-17アジアカップのメンバーから外れた。9月のフランス遠征でU-17代表への復帰を果たしたが、腰の怪我を再発し、直前で辞退。来月行われるU-17ワールドカップのメンバーに入るには、自身の能力とコンディションの良さを見せつけなければいけない。

「大事な大会に行けなくて、凄く悔しかった。(U-17アジアカップで)優勝した瞬間にいられず、もどかしさもあったけど、今は気持ちを切り替えている。U-17ワールドカップに絡むためには、今大会が最後のチャンス。結果を出して、評価して貰わないといけない。今までは怪我で悔しい想いをしてきたので、必ずメンバーに入っていきたい」。意気込み通り、自らのゴールラッシュで国体優勝に導き、世界大会行きの切符を掴み取る。






Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事