日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月23日金曜日

◆清武が一時帰国「いろんな感情あった1年」、クラブW杯準V鹿島は「偉大」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/23/kiji/20161223s00002014201000c.html

 セビリアの日本代表MF清武が23日、冬季ブレークのため、羽田空港着の航空機で一時帰国した。

 クラブでは出場機会に恵まれず、苦しいシーズンを送る。「辛いことも、楽しいことも、悔しいこともいろんな感情があった1年」と振り返った。一方、日本代表では11月のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で2戦連続ゴールをマークするなど存在感を発揮。来年3月に再開する同UAE戦に向けて早くも「しっかり(9月、1−2)の借りを返したい」と話した。

 またクラブW杯決勝で鹿島が、欧州王者レアル・マドリード(スペイン)と激戦を演じ、準優勝したことについても言及。「レアルを苦しめる、本気にさせる。鹿島は偉大なチームだなと思いました」と話した。

◆広島・森保監督、CWC2位の鹿島を警戒「大きな自信をつかんで臨んでくる」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161223/jle16122316470011-n1.html

約2カ月ぶりに練習に参加し、笑顔を見せるJ1広島の千葉和彦=広島市

 サッカーの天皇杯全日本選手権は24日に準々決勝が行われる。J1広島は23日、鹿島との新旧J1王者対決(カシマスタジアム)に向けて広島市内で調整した。森保監督は先のクラブワールドカップ(W杯)で準優勝する快進撃を見せた鹿島について「大きな自信をつかんで臨んでくる」と警戒した。

 昨季は過密日程による疲労の影響も見られ、天皇杯は準決勝でG大阪に屈したが、今季は今月初旬までに2週間のオフを挟むなどして万全の状態にある。森保監督は「全員の心を一つにして、世界2位の鹿島に挑みたい」と意気込んだ。

◆鹿島・小笠原に感じた『使命』ある人の強さ(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161223/jle16122308000006-n1.html

レアル・マドリードのバスケス(右)と競り合う小笠原。37歳になっても輝きは変わらない(AP)

 26・8%-。Jリーグの鹿島アントラーズが欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)に挑んだ「FIFAクラブワールドカップジャパン2016」決勝の中継平均視聴率が、驚異的な数字を記録した。瞬間最高視聴率はなんと36・8%。興味本位でテレビをつけた視聴者も展開を追うごとに目が離せなくなるような熱い戦いだった。

 うれしかったのは、奮闘するMF小笠原満男の姿だ。1979年生まれ、いわゆるサッカー界の『黄金世代』。小野、稲本、高原…。綺羅星の顔ぶれのなか、寡黙で職人かたぎの小笠原が最後まで第一線で走り続けている。37歳にしてキャプテンマークを巻き、世界の舞台に立つ姿はいぶし銀の輝きだった。

 年が明ければ「あれから6年」になる。東日本大震災が起きた2011年に鹿島担当として見た小笠原の姿は、最も印象的なもののひとつだ。人が『使命』を悟り、殻を破っていく瞬間を目の当たりにしている-。取材しながら、そんな感覚を覚えた。

 震災発生直後、小笠原は寝食を忘れ故郷・岩手を、東北を、茨城の被災地を支援しようと自らハンドルを握り物資を積み飛び回っていた。目立つのが嫌いな男が先頭に立ち、サッカー界に、行政に熱っぽく働きかけ支援の輪を広げていった。寡黙な男が秘めていた情熱と真っすぐな思いに圧倒された。

2011年5月には盛岡市で炊き出しを手伝った。小笠原はその後も支援活動を続けている

 「熱」は今も変わらない。小笠原が発起人となった復興支援団体「東北人魂を持つJ選手の会」の支援で2013年、岩手・大船渡市に子供たちの遊び場としてグラウンドが完成。将来的に人工芝化や被災地でのサッカー大会開催も見据え活動し続ける。来年1月には宮城・松島でサッカー教室を開催予定。復旧期から再生期へ時は流れても、故郷への恩返しとしてずっと続けていくつもりなのだという。

 「死ぬまで現役でいたいと思うようになった」。震災直後、小笠原は自らの価値観の変化をそう話していた。自分のためだけではない。発信者の存在が大きいほど、復興のために必要なことをより広く、多くの人に伝えられるからだ。

 延長の末、敗れたレアルとの試合後、『背番号40』に善戦の充足感はなかった。「勝つことしか考えてなかったので悔しい。来年アジア王者としてこの舞台に戻って、必ず勝ちたい」と話した。持ち前の粘り強い東北人魂で、最強軍団への雪辱もいつかかなえられそうな気がする。静かな炎は燃え続ける。その軸に『使命』のある人は本当に強いのだと、小笠原の姿を見るたび感じる。

佐藤 春佳(さとう・はるか)
 サッカー、アマチュアスポーツ担当として2004年アテネ五輪、10年バンクーバー冬季五輪を取材。プロ野球では05-07年に巨人を担当し、13-15年はヤクルト担当キャップ。習い事マニアだがバイオリン、ボクシング、短歌、アーチェリーなど軒並み挫折。趣味は宝塚観劇。

◆大迫勇也が若手の突き上げ要望「上の世代を刺激」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1755679.html



 ドイツ1部ケルンの日本代表FW大迫勇也(26)が23日、リーグの冬季休暇を利用し羽田空港に帰国した。

 今季は16試合出場で2得点を挙げ「満足はしていないけど。プレーの内容は手応えを感じてる」と前半戦を振り返った。ゴール前の課題も口にし「もっと結果として出せれば怖い選手になれると思う。ゴール前でどれだけ自分を出せるか、そこしかない」と話した。リーグ戦で結果を残し、11月に日本代表に復帰しキリン杯・オマーン戦で2得点、W杯アジア最終予選・サウジアラビア戦で先発起用された。「僕らの世代がもっと上の世代を刺激しながら、お互いもっとレベルアップできれば」と若手の突き上げを要望した。

◆鹿島、ペドロ・ジュニオール獲得濃厚。「仮契約にサイン」と本人が認める(フットボールチャンネル)


https://www.footballchannel.jp/2016/12/23/post191350/

ペドロ・ジュニオール

 J1鹿島は、同じくJ1の神戸からFWペドロ・ジュニオールを獲得することになりそうだ。選手本人が、仮契約にサインをしたことを認めている。ブラジルメディア『ラジオ730』で語った。

 鹿島への移籍が取りざたされているペドロ・ジュニオールは、この話題について質問されると「仮契約にサインをした」と認めている。「他のクラブとの契約があったから明かすことは避けていたけど、それが事実だ。2年契約だよ」と述べた。

 クラブW杯で旋風を巻き起こした鹿島だが、決定力不足を指摘されていただけに、今季J1で11得点を記録した29歳のペドロ・ジュニオールには期待が集まりそうだ。

【了】

◆レアル戦2Gで欧州移籍加速も…鹿島柴崎“低評価”の原因(日刊ゲンダイ)


http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/196460

MVPを獲得したロナウドの横で表彰を受ける柴崎(C)日刊ゲンダイ

 欧州代表レアル・マドリードの優勝で幕を閉じたクラブW杯。開催国代表の鹿島が、金満銀河系軍団と決勝で演じた好勝負が話題となった。

 中でも、2ゴールを挙げた鹿島MF柴崎岳(24)の名前は瞬く間に世界に広まり、「年明け1月の移籍マーケット解禁に合わせて欧州に渡るだろう」といわれている。

「もっとも、今夏にドイツ移籍に動いたが、失敗に終わっている」とサッカーライターが続ける。

「今季の欧州各国リーグが開幕する前の7月ごろ、日本代表MF長谷部誠(32)が所属するドイツ1部フランクフルトと移籍交渉を続けたが、条件面の折衝前に話が流れてしまった。その後もドイツ、それに柴崎本人が希望しているスペインにターゲットを絞り、インテルDF長友佑都(30)やレスターFW岡崎慎司(30)を抱え、欧州サッカー界にルートを持つ所属事務所も力を入れて移籍先を探したが、柴崎に興味を抱くクラブは現れず、結局、鹿島残留に落ち着いた」

■レアル戦のゴールで風向きが変わるか

 それでも以前から海外志向の強い柴崎は諦め切れず、ドイツ2部やスペイン2部に照準を合わせて移籍先を探し続け、どうやら「スペイン2部の複数のクラブと移籍交渉を進めており、いずれも条件面など基本合意には達しているようだ」(サッカー関係者)という。

「柴崎が欧州移籍にてこずっているのは、体を張って守備をしないことに加え、マイボールでもちょっと手詰まりになるとチャレンジを避け、中盤エリアで横パスを回し始めるところ。技術レベルが高く戦術眼もあるのに、ゴールにつながるプレーが少ないことも評価を下げている。それが欧州でも生中継されたレアル戦の2ゴールで風向きが変わる可能性も出てきた」(前出の関係者)

 移籍先にはスペイン2部クラブのバリャドリード、ヘタフェの名前が挙がっている。「レアルから2ゴールを決めた男」として、スペインでの知名度が急激にアップした柴崎は年明け早々、スペインに渡れるか。

◆日本代表よりも鹿島アントラーズ!? クラブW杯決勝「代表戦超え」の高視聴率に、サポーター歓喜!(日刊大衆)


http://taishu.jp/detail/26053/

日本代表よりも鹿島アントラーズ!? クラブW杯決勝「代表戦超え」の高視聴率に、サポーター歓喜!

 12月18日に行われた『サッカークラブW杯・決勝 鹿島アントラーズVSレアル・マドリード』が日本テレビ系にて生中継された。世界に衝撃を与えた鹿島の選手のプレーに、日本中のサッカーファンが沸いたが、視聴率の高さにも驚きの声が上がっている。

 18日の決勝戦は、延長の末4-2でレアルが勝利を収め、世界1位の栄冠を手にした。敗れた鹿島も、名だたるスター選手がそろうスペインの強豪と互角以上の戦いぶりを見せた。

 この試合の瞬間最高視聴率は36.8%、平均視聴率は同大会歴代最高となる26.8%(どちらもビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い記録をマーク。これにはネット上のサッカーファンから「やっと日本も良い試合見る文化が根づいてきたか!」「視聴者の目もだいぶ肥えてきたね」「あの試合は、歴代最高の視聴率取って間違いない」「そりゃあ、今回の鹿島の活躍ぶりはハンパなかったもん」「すごい! 代表戦超えてきたか!」と、驚きと納得の声が相次いで上がった。

「この高視聴率には驚きです。熱心なサッカーファン以外にも人気の高い日本代表戦でも、このところ視聴率は低下傾向にありますからね。最近の代表戦だと、11月のワールドカップ最終予選サウジアラビア戦で21.8%、去年の2次予選のシンガポール戦で22.0%と高視聴率を記録していますが、今回の試合はそれを優に超えています。レアルは確かに知名度のある人気チームですけど、今回の要因はやはり鹿島でしょうね。準決勝では南米王者のアトレティコ・ナシオナルを下していますし、大会を通して鹿島が良いサッカーを見せた結果だと思います」(スポーツ誌ライター)

 2017年のシーズンからは、Jリーグの全試合がイギリスの大手動画配信グループ『DAZN(ダ・ゾーン)』から生中継されることが決定している。今回の鹿島アントラーズの活躍をきっかけに、ますます日本のサッカーが盛り上がることを期待したい。

◆「鹿島は賢い」スペインサッカーの重鎮が、 クラブW杯を詳細に分析(Sportiva)


https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2016/12/23/post_1184/

スペイン人指導者が見た鹿島アントラーズ(1)

 クラブワールドカップ準決勝。鹿島アントラーズは南米代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)を3-0で下している。快挙だった。これによって上げ潮に乗ったことが、決勝レアル・マドリード戦の奮闘にもつながった。そもそも、鹿島はいかにして南米の雄を倒したのか?

「鹿島には運があった。ポゼッションは4対6で分が悪く、多くの決定機を作られ、ポストが2度、シュートを防いでくれた。スコアはどう転んでもおかしくなかった。しかし鹿島は自分たちの限界をよく知り、賢く立ち回っている。FW、MF、DF、GKの各ラインがグループとして連帯し、実にソリッドな守りだった」



 ミケル・エチャリは端的に説明している。エチャリはリーガエスパニョーラの名門、レアル・ソシエダで約20年にわたり強化部長やコーチなどを経験。スカウティング力に定評があり、ウナイ・エメリ(現パリ・サンジェルマン)、ガイスカ・ガリターノ(現デポルティボ・ラコルーニャ)、ファン・マヌエル・リージョ(ジョゼップ・グアルディオラが師と仰ぐ存在)らトップレベルの指導者にも大きな影響を与える。

「勝負の分岐点は、後半の選手交代とシステム変更だろう」

 そう語るエチャリの分析は鋭かった。

「鹿島は4-4-2、ナシオナルは4-2-3-1の形で組み合っている。鹿島の2トップは、数的不利の中でも前線を走り回り、ボールの出どころにフタをした。FWは90分間を考えず、ガソリンがなくなるまで走るプランだったに違いない。2トップの猛追によって、鹿島の守備ブロックは安定を得ていた。

 劣勢ながらも鹿島は攻防を繰り返し、最初にチャンスを作っている。前半5分、CKから山本脩斗が際どいヘディングシュート。山本は守備ではチーム一脆かったが、攻撃センスで挽回していた。また、前半18分には柴崎岳が相手の裏を取るようなドリブルでバックラインの隙間を突破。高い技術を用い、鮮やかなプレーだったが、GKとの1対1は防がれている」

 前半24分、ナシオナルは左サイドからフオン・モスケラの左足シュートがバーを叩き、それを拾ったオルランド・ベリオもシュートを枠に入れた。

「鹿島のディフェンスはこの場面でも、集中を切らしていない。昌子源はGKが出た後のポジションをカバーし、ヘディングでクリア。出色のディフェンスだった」

 そして前半30分すぎ、鹿島はビデオ判定によってPKを得て、土居聖真が先制点を決めている。

「PKのシーンは、ナシオナルの選手が西大伍を引っかけたという判定だが、西自身はオフサイドの位置にいた。その直前までボールに関与していない、という公式見解だが、彼がボールを追っているのは間違いない。微妙なジャッジだった。そもそも得点を阻止した反則なら、ナシオナルの選手にカードが出されるべきだが、出ていない。審判にも迷いがあったのだろう」

 運を味方にした鹿島だが、ナシオナルのさらなる圧力に晒(さら)される。

「鹿島はナシオナルのMFマテウス・ウリベの攻め上がりに苦しんだ。右ボランチの位置から2列目に積極的に侵入、これをつかまえきれない。さらに、ベリオのヘディングシュートがポストを叩き、追い詰められている。

 しかし後半になって、選手交代で流れが変わった。

 鹿島は54分に赤崎秀平→金崎夢生、58分に小笠原満男→永木亮太と、疲れの見えた同ポジションの2人を交代。一方、ナシオナルはアレハンドロ・ゲラ、クリスティアン・ダホメと攻撃色の強い交代カードを切った。鹿島はシステムを変えなかったが、追いつく必要があるナシオナルは片方のSBが高い位置を取って、FWの枚数も増え、3-4-3、あるいは3-3-4のような不規則な陣形になる。

 ここが潮目だった。

 相手が前がかりになって、雑にボールを入れるようになると、鹿島は中盤で数的優位となり、落ち着いてボールが持てるようになる。鹿島DFは大勢のアタッカーと向き合わざるを得なかったが、そこにパスが供給されない。逆に敵陣で枚数が少なくなった相手にプレスを仕掛け、パスを引っかけ、カウンターを発動するようになった。

 2点目は柴崎がフリーで遠藤康に合わせている。3点目も金崎夢生がマーカーを振り切ると、ファーサイドでマークを外した鈴木優磨に流し込んだ。カウンターは精度もスピードも完璧に近い逆襲だった。

 交代で登場した金崎は攻撃ラインに幅を与えつつ、右に流れて速攻の気配を漂わせた。同じく交代の鈴木がダメ押しゴール。石井正忠監督の采配が大きなターニングポイントだったことは間違いない。小笠原に代えて永木を入れ、堅実さとパワーを加える(技量では劣るが)タイミングも抜群だった」

 そして最後に、エチャリは鹿島の「番狂わせ」をこう祝福している。

 勝敗のポイントは、やはり鹿島の賢明さにある。知性的な試合運びで、組織力、連係力を顕示した。苦しさが募るとリトリートしながら、ラインをコンパクトにして防御。技術的には、両足を使える選手が多いことも局面におけるアドバンテージになっていた。鹿島にはおめでとう、と言いたい。偉大な勝利だった」
(つづく)

◆カズ50歳誕生日の開幕に意欲、鹿島の戦い「誇り」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1755385.html

 J2横浜FCのFWカズ(三浦知良、49)が22日、オフの恒例となっている第1次グアム自主トレを終え、成田空港に帰国した。

 今回は約2週間、トレーナーらとともに、しっかり体を動かした。真っ黒に日焼けし、引き締まった表情で「天気も良く暑かったし、今できることはきっちりやれました。開幕まであと2カ月というか、2カ月しかないんでね。特に、チームに合流するまでのあと1カ月間、筋力やサッカーのことなど、すべて準備していきたい」。50歳の誕生日と重なる、来年2月26日のJ2開幕を早くも見据えていた。

 鹿島が準優勝して18日に閉幕したクラブW杯も、グアムで映像をチェック済みだ。自身も05年にシドニー(オーストラリア)に期限付き移籍して2試合にフル出場し、5位となった思い出の大会。決勝のRマドリード(スペイン)戦を「力の差というのはあったと思うのですが、鹿島が勝つんじゃないかと思わせてくれた。世界やアジアの人の心を動かしてくれた。誇りに思います」。Jリーグ代表として戦った鹿島に敬意を表し、たたえた。【鎌田直秀】

◆鹿島の元韓国代表CBに触手。中国1部のクラブが守備強化に向けて獲得狙う(フットボールチャンネル)


https://www.footballchannel.jp/2016/12/22/post191152/

ファン・ソッコ

 中国スーパーリーグの天津泰達が、鹿島アントラーズに所属する27歳の元韓国代表DFファン・ソッコ獲得に動いているようだ。21日に中国メディア『捜狐』が報じている。

 天津泰達は今季リーグ戦11位の中堅クラブ。同メディアによると、守備陣の強化に向けてファン・ソッコの獲得を目指しているとのこと。

 サンフレッチェ広島でプロキャリアをスタートさせたファン・ソッコは2012年のロンドン五輪に韓国代表として参加しチームの銅メダル獲得に貢献。同年11月のオーストラリア戦でA代表デビューを果たした。以降、4試合に出場している。

 2015年に鹿島に完全移籍し、今季はリーグ戦12試合に出場。クラブW杯では初戦のオークランド・シティ戦でフル出場を果たしている。

【了】

◆大迫 好機演出 地元紙高評価「良いアイディアを持っていた」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/23/kiji/20161222s00002023332000c.html

ブンデスリーガ第16節  ケルン1―1レバークーゼン(2016年12月21日)


ドイツのブンデスリーガは年内最後となる第16節の残り5試合が21日に行われ、注目の首位攻防戦は、5連覇を狙うバイエルンMがライプチヒに3―0と快勝。リーグ最多26度の優勝を誇る名門が、1部初昇格の新興チームに力を見せつけ、首位をキープした。原口のヘルタは3位、長谷部のフランクフルトは4位、香川のドルトムントは6位、大迫のケルンは7位、武藤のマインツは10位、内田のシャルケは11位、宇佐美のアウクスブルクは12位、酒井高のハンブルガーSVは16位で16年を終えた。中断期間を挟んで来年1月20日から再開とな 

 ケルンの日本代表FW大迫は21日、レバークーゼン戦にフル出場、再三、好機を演出したが、試合は1−1のドローに終わった。

ケガ人が続出するチーム事情もあり、本来のFWではなく、トップ下での出場。試合後は「中盤な感じでしかできなかったもどかしさはある。ただこれだけ、ケガ人がいればしょうがない部分は分かるんで」。地元紙エクスプレスからは「常に良いアイデアを持っていた」と評価された。

◆【鹿島】1月29日にVパレード…石井監督が優勝報告(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161223-OHT1T50031.html



 鹿島が来年1月29日に優勝パレードを行うことが22日、分かった。石井正忠監督(49)がリーグ優勝とクラブW杯準優勝の報告のため、ホームタウンの鹿嶋市役所を訪問。錦織孝一市長(70)が「大々的に優勝パレードをしてお祝いできれば」と明言した。詳細は今後詰めるが、クラブでは3連覇した09年以来の開催となる。市の関係者によると、特別功労表彰などで功績をたたえることも検討している。

 クラブW杯決勝の入場者数(6万8742人)と同規模の人口6万7775人の鹿嶋市が、7年ぶりの歓喜に包まれる。決勝後の会見で「小さな町から生まれたクラブが日本を象徴するチームになっているのは、世界の小さなクラブに勇気を与えたと思う」と語った指揮官にとっても、喜びもひとしおだ。「現役時代に何度かパレードをさせていただいた。優勝の実感も湧く。ホームタウンの期待を感じられて、非常にうれしいこと」と開催を歓迎した。

 また、石井監督は支援への感謝としてホームタウン5市(鹿嶋・神栖・潮来・鉾田・行方市)約60校の小学校にサッカーボールを寄贈すると表明。「タイトルを取るたびにプレゼントしたい」と国内19冠目へ、決意を新たにした。

◆レアル戦でも「いつも通り」の鹿島。“白い巨人”に奢り見えるも、追い込んだのはその実力【西部の4-4-2戦術アナライズ】(フットボールチャンネル)


https://www.footballchannel.jp/2016/12/22/post191162/

18日、クラブW杯の決勝が行われ、一時は鹿島アントラーズにリードを許すも、逆転でレアル・マドリーが勝利した。欧州王者に隙があったのは確かだが、鹿島に地力があったからこそ彼らを追い込むことができた。このたび『サッカー 4-4-2戦術クロニクル 守備陣形の復興と進化』(カンゼン/12月21日発売)を上梓した著者が、このファイナルにおける両クラブの戦いぶりを読み解く。(文:西部謙司)

ときどきのレアル、いつもの鹿島

鹿島アントラーズ

 すべてのポジションに世界最高クラスの選手を揃えて、「どうだ強いだろう」というのがレアル・マドリーというチームである。

 選手たちのプライドは山よりも高く、タイトルと名のつくものはすべて獲って当たり前だと思っている。それはときに奢りとなって表れる。クラブワールドカップ決勝がそうだった。本気でなかったわけではないが、序盤にスイッチが入っていないのは明らか。鹿島アントラーズのせいではない。レアルはときどき、いや、ちょくちょくこういう状態になるのだ。

「気持ちに緩みがあるときは、ハーフタイムまでは修正ができない。ハーフタイムで修正できなければ試合終了までそのままになり、そうなるとたいがいは負ける」

 日本代表や横浜フリューゲルスなどを率いた加茂周監督がよく言っていた。レアルは危うくそうなりかけていた。日本のクラブに負けて「世界一」を取り逃がすなど、あってはならないことだ。今年一番の番狂わせとして世界中でニュースになり、白い巨人は赤っ恥をかくことになる。

 それが脳裏をかすめれば、大きなプレッシャーとしてのしかかってくる。状況はそうなっていた。が、さすがにレアルの選手は場馴れしていて動揺は小さかったようだ。決勝でほとんど失敗しないクラブでもある。ただ、そこまで追い込んだのは鹿島の実力だ。

世界一と世界一決定戦に勝つことの違い

 鹿島のプレーはJリーグでのそれと同じだった。伝統の4-4-2、球際の激しさ、試合への態度など、普段の彼らと何も変わっていない。

 Jリーグでも、浦和レッズや川崎フロンターレと対戦したときの鹿島はレアルとのゲームと同じようにプレーしている。相手にボールを持たれても恐れず、落ち着いて守り、ボールを奪えば効果的なカウンターを繰り出すが、無理だと思えばしっかりキープして押し返す。

 J1の年間勝ち点3位だった鹿島が、いつもと同じサッカーでクラブワールドカップの決勝でレアルに善戦したことは、Jリーグ全体にとっても自信になったに違いない。

 鹿島の先発11人はすべて日本人選手だった。一方、レアルのスペイン人はカルバハル、セルヒオ・ラモス、ルーカス・バスケスの3人。クラブワールドカップは外国人選手枠を統一していない。ロナウド、ベンゼマ、クロース、モドリッチなどの外国人選手がすべて抜けてしまえばレアルはもうレアルとはいえない。

 クラブワールドカップにおける外国人選手の数の違いは不公平といえばそうなのだが、そもそもそこがJリーグとリーガ・エスパニョーラの差ともいえる。

 クラブチームのサッカーは、クラブやリーグの持つ力、簡単にいえば財力の差が直接的に作用する。世界一リッチで世界一の選手たちを集めたレアル・マドリーはまさにその典型だ。

 今回の決勝では鹿島にも優勝のチャンスがあったわけだが、仮にレアルに勝って優勝していたとしても、レアルと鹿島の力関係は変わらない。鹿島が世界一のクラブになるわけではなく、世界一を決める大会に勝利した栄誉があるだけだ。

 1998年のワールドカップでフランスが優勝したとき、大会組織委員長だったプラティニが、「フランスは世界一になったのではなく、世界選手権に勝っただけだ」と冷静なコメントを残していたのを思い出す。

レアルに向いた監督、ジダン

レアル・マドリー

 サッカーは選手の年俸差がそのまま試合内容に反映されるわけではない。鹿島がレアルを倒すこともありうる競技である。ただし、常にレアルを倒せるだけの実力をつけるにはクラブやリーグの資金力、競技レベル、ステータスで上回らなければ難しい。それは途方もない道のりで、例えば日本代表がワールドカップで優勝ほうがずっと容易である。

 ジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリーを率いてまもなく1年が経過する。クラブワールドカップ決勝まで、わずか2敗しかしていない。獲得したタイトルはクラブワールドカップで3つめ(残りの2つは昨季のCLとUEFAスーパーカップ)。この勢いでタイトルを獲り続ければ、まもなく名監督の仲間入りだ。

 レアルの監督を務めるのは非常に難しい。世界一の選手たちが揃っているのだから、監督にとってこれほど楽なチームはなさそうに思えるが、実はまったくそうではない。

 まず、レアルに無冠は許されない。リーグ優勝して解任された監督がいたし、首位にいたのにクビになった人もいる。世界一の選手たちが揃っている以上、監督に逃げ場はない。成績不振は当然クビ、優勝しても内容が良くなければそれもクビ。言い訳は許されず、よほどの事情がなければ誰も何も待ってくれない。

 そして、世界一の選手たちを揃えているはずなのに常にバランスが悪い。攻撃過多なのだ。歴代監督の戦術的な課題はいつも守備だった。レアルの補強戦略は補強というよりコレクションだからだ。

 それは黄金時代の始まりだった1950年代からそうで、当時世界最高のアタッカーだったディ・ステファノを擁しながら、プレースタイルが丸かぶりするコパを引き抜いてきたのにはじまり、近年ではフィーゴ、ジダン、ロナウド、ベッカム、オーウェンと毎年1人ずつスーパースターを獲得し続けた「銀河系」の時代、BBC(ベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウド)にモドリッチとクロースがいるのにハメス・ロドリゲスを獲得した現在まで、ある意味一貫している。

ロナウド起用のツケ。キーになるのは割を食う選手

 カゼミーロがレアルで不可欠の選手といわれるのは、彼が世界一のディフェンシブハーフだからではなく、代わりの選手がいないからだ。銀河系時代のマケレレと同じで、攻撃過多のチームを支えられる人材が1人しかいない。

 スターを気分良くプレーさせておけば放っておいても得点はできるが、すべての選手を好き放題にプレーさせることもできない。スターとスターをつなぐ選手が必要で、アンチェロッティ監督のときはディ・マリア、ジダン監督ならルーカス・バスケス。スターの間でハードワークする選手、別の言い方をすれば割を食う選手がこのチームのキーマンになる。

 ジダン監督は伝統のアンバランスを補正するために、フォーメーションの使い分けも導入した。

 基本は4-3-3だが、ロナウドとベンゼマの2トップによる4-4-2、さらに3-5-2も使う。要は、ロナウドの使い方。本人が希望する左ウイングに置けば守備に問題が生じる。しかも背後をカバーするSBマルセロも攻撃型ときている。しかし得点源のロナウドは外せない。

 そこでトップに残すわけだが、そのツケはベイルやルーカス・バスケスやイスコが負担することになる。それを納得させるうえで、ジダン監督のパーソナリティーと選手時代のカリスマ性は大きな助けになっているに違いない。

 場合によってはロナウドとベイルまで撤退させているが、これができるのはおそらくジダンだけだ。

 ジダンが真の名監督となるには、まだいくつかのハードルはあると思う。ただ、レアル・マドリーを率いるのに向いた監督であるのは確かだ。

千里の道の一歩

柴崎岳 クリスティアーノ・ロナウド

 鹿島アントラーズはJリーグで最も多くのタイトルを獲得しているが、プレースタイルはひと言で表すなら「堅実」だろうか。極端に攻撃的でも守備的でもなく、戦術的にも特殊なものは何もない。

 フォーメーションも基本的に4-4-2で変わらず。そして、そのままクラブワールドカップの決勝まで勝ち進み、レアル・マドリーに対しても、いつもどおりの鹿島だった。

 クラブワールドカップの前身であるトヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)が日本で開始したころ、まだJリーグはなかった。そのころはまだ、欧州と南米の王者による一騎打ちは雲の上の試合、遠くに仰ぎ見る山の頂のようだった。

 やがて日本にもプロリーグが発足し、最初のステージ優勝を鹿島が成し遂げた。山の麓ぐらいまでは来ていたと思う。そして今、山頂目前の絶壁へJリーグのクラブが手をかけた。

 そこまでと、ここからには、また違いはある。だが、最初に頂上アタックを開始したのが鹿島だったのは感慨深い。Jリーグ開幕から、歩調を変えずに進んできた。

 住友金属サッカー部から踏み出した一歩と、クラブワールドカップ決勝での一歩が、同じ一歩だと感じさせてくれるクラブ。相手がレアルでも、世界一を決める舞台でも、一歩は一歩。いつもどおりの鹿島であり、だからこそあれだけの試合ができたのではないか。

(文:西部謙司)

【了】

◆1FCケルン大迫フル出場、古巣・鹿島世界2位に「同僚からおめでとうと言われた」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20161223-OHT1T50046.html

 ◆ドイツ・ブンデスリーガ第16節 1FCケルン1-1レバークーゼン(21日、ケルン)

 【ケルン(ドイツ)21日=本田千尋】日本代表FW大迫勇也の1FCケルンはホームでレバークーゼンに1―1の引き分け。大迫はトップ下でフル出場した。同FW原口元気のヘルタはホームのダルムシュタット戦で2―0で勝利。原口は後半ロスタイムから出場し、連敗を3で止めた。

 大迫はトップ下でフル出場。攻守で貢献したが、「来年1月になれば、けが人が戻ってきてFWでプレーできるはず」と本来の位置でのプレーを熱望した。クラブW杯準優勝した鹿島については、「世界2位ですからね。すごい。同僚からもおめでとうと言われて、うれしかった」と古巣の躍進に笑みをこぼした。

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