日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年6月24日日曜日

◆大迫ターンで1次リーグ突破だ!ハンパない伝家の宝刀、02年稲本以来の2戦連発狙う(報知)



大迫勇也 ロシアW杯


 初戦で歴史的勝利を飾った日本代表は24日、史上初のW杯開幕2連勝を懸けてセネガルと対戦する。23日は試合会場となるエカテリンブルク・アリーナで冒頭15分以外を非公開とし、公式練習を行った。コロンビア戦(19日・サランスク)で決勝点を挙げたFW大迫勇也(28)=ブレーメン=が、温めてきた「大迫ターン」からの突破で、02年日韓W杯のMF稲本潤一(38)=現札幌=以来、2人目となるW杯2戦連発を狙う。エースの一撃で1次リーグ突破をたぐり寄せる。

 FW大迫は何度か急勾配のスタンドを見上げ、ストレッチの輪に加わった。コロンビア戦で決勝点を挙げ、歴史的勝利に導くと代名詞「ハンパない」が日本中を席巻。一躍時の人となったが、「もう一回、初戦のつもりでリセットして、やるだけ。試合するからにはしっかり勝ち点3を取りたい」と断言した。02年日韓大会のMF稲本以来、史上2人目となる2戦連発で初の開幕2連勝に導く。

 伝家の宝刀「大迫ターン」を抜く時がやってきた。背後にいるDFの体勢を手や背中で感じ取り、相手の重心とは逆方向にボールを運ぶプレー。育英館中、鹿児島城西高時代に監督と鍛錬を続けた成果で、視野の届かない背中で感じられるようになった。最大の持ち味は難しいボールでも足元に収めることだが、大迫ターンはそれを警戒して前に圧力をかけてきたDFをかわす、いわば「裏の技」。DFを置き去りにし、一気に決定機を作り出す。

 「ハンパない」とは違い、命名者は不明。大迫を追いかけるJスカウトの仲間うちで定着し、Jリーグデビューを果たすと相手選手にも広まった。これまではポストプレー、裏への飛び出しを求める日本代表監督が多かったため、国内での認知度は低いが、西野朗監督(63)は選手の判断を重視している。また、セネガルDF陣は前に圧力を掛ける守備をするとの分析がミーティングで伝えられており、裏技をさく裂させる舞台が整う。

 2年前から、DFに体をぶつける時に「力を入れて」、ボールに触る時は「力を抜く」という呼吸法を取り入れ、さらに磨きがかかった。コロンビア戦では披露する機会に恵まれなかった分、セネガルの分析網に引っかかりにくい。鹿島時代にともにプレーしたMF柴崎も「より縦(FWら前線)へのボールを意識したい」と、いつも通りまずは大迫の動きを意識する。

 勝てば1次リーグ突破に大きく前進する。「W杯はそんなに甘くない。全く自分たちが思うようにいかないこともある。我慢して、耐えて、勝ちや引き分けに持っていけるか。踏ん張るところでみんなが覚悟を持って踏ん張るだけ」。W杯前から「FWはゴール」、「日本代表の歴史を塗り替える」と強い決意を何度も口にしてきた大迫。今度は、ハンパない大迫ターンでセネガルを切り裂く。(内田 知宏)

 ◆ゴール左ライン際角度ゼロ弾

 大迫のプレーにまつわる言葉は、もう一つある。「大迫ターン」と同様に、Jクラブのスカウトの中で定着した「大迫ゾーン」で、向かってゴール左側のゴールライン付近を指す。狭いエリアでゴールに向かってライン際を巧みにドリブル突破。角度のない位置からゴールネットを揺らす。プロレベルになると、なかなか許してもらえないプレーだが、知る人ぞ知る大迫の得意エリアとして、そう呼ばれている。







大迫ターンで1次リーグ突破だ!ハンパない伝家の宝刀、02年稲本以来の2戦連発狙う




◆半端ないエース・大迫、2戦連発だ!「薩摩隼人」が決めればW杯不敗(サンスポ)



大迫勇也 ロシアW杯


 サッカー日本代表合宿(23日、カザン)日本は24日、W杯ロシア大会1次リーグH組第2戦(エカテリンブルク)でセネガルと対戦する。勝てば、同組のもう1試合の結果次第で2010年南アフリカ大会以来、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント(T)進出の可能性がある。第1戦のコロンビア戦(19日)で決勝点を挙げた“半端ない”FW大迫勇也(28)=ブレーメン=が1次リーグ突破に向け、自身初の2戦連発を狙う。

 薩摩隼人が今、「半端ない」。FW大迫が同郷・鹿児島の偉大な先人に続く。2戦連発で、日本を2大会ぶりの決勝T進出へ導くつもりだ。

 「勝ち点3を取りたい。ただ、W杯はそんなに甘くはない。うまくいかないときに我慢して耐えて、勝ちや引き分けに持って行けるかが大事になってくる」

 第1戦(19日)で強豪コロンビアを相手に、殊勲の決勝ゴールを決めた大迫。結果に甘んじることなく、勝てば決勝T進出の可能性もある第2戦のセネガル戦を見据えた。

 試合会場での公式練習。“時の人”大迫は、公開された冒頭15分の練習で黙々とジョギングなどを実施。時折ピッチを踏み込んで芝の状態を確認した。第1戦でコンビを組んだMF香川とのホットラインにも再び期待がかかる。

 「(第1戦の勝利は)あまり有利だとは思っていない。もう一度、初戦のつもりで、リセットしてやるだけ」

 慎重に言葉を選びつつ、チームを勝利に導くために狙うは2戦連発だ。第1戦で結果を出したが、それを続けることに意味がある。自身、日本代表で2戦連発はなく、決めれば初。アジア、欧州、南米のチームから得点を挙げてきた大迫にとって、セネガル戦でゴールすれば、アフリカ勢からの初得点となる。

 W杯での2試合連続得点は、MF稲本潤一(札幌)がベルギー、ロシア戦で記録した2002年日韓大会での1度だけ。加世田市(現南さつま市)出身の大迫にとって湧水町生まれの稲本は、鹿児島の大先輩だ。

 鹿児島勢とW杯は相性がよく、10年南アフリカ大会でも、桜島町(現鹿児島市)出身のMF遠藤保仁(G大阪)が第3戦のデンマーク戦で得点。今大会のコロンビア戦の大迫を含め、薩摩隼人が決めると、100%勝ち点をゲットしてきた。セネガル戦で決めれば、決勝T進出に大きく近づく。

 中途半端なことはしない。中学、高校でともにプレーした2学年下のMF鮫島晃太(25)=J3藤枝=は、「常にサッカーに人生を懸けていたのが大迫さん」と当時を振り返る。鮫島は毎日、大迫と約2時間のバス通学。「『女の子に興味ないのかな』と思うほど、異性の話は一切せずにサッカーの話ばかりだった。結婚したときは本当にビックリしました」。バス停を乗り過ごすほど、日本のサッカーについて熱く語っていたという。これぞ、薩摩隼人だ。

 「セネガルもいいチーム。踏ん張るところでみんなが覚悟をもって踏ん張るだけだと思う。本当にそれだけ」

 巷は今、「西郷(せご)どん」と「大迫半端ない」の空前の鹿児島ブーム。「歴史を塗り替えられれば」と語っていた半端なく硬派な薩摩隼人が、日本サッカーに維新をもたらす。 (一色伸裕)

★この日の練習

 現地時間午後5時半から約1時間、試合会場のエカテリンブルク・アリーナで練習を行った。冒頭15分以降は非公開で実施。非公開の間は攻守の戦術の確認、ゲーム形式の練習を行ったもよう。

★鹿児島出身選手のゴールVTR

 2002年W杯日韓大会ではMF稲本が2-2で引き分けたベルギーとの初戦(埼玉)に続き、ロシア戦(横浜国)でも決勝の2戦連続ゴール。1-0で日本にW杯初勝利をもたらした。10年南アフリカ大会ではMF遠藤がデンマークとの第3戦(ルステンブルク)でキッカーを主張した本田を制し、直接FKを決めて貴重な追加点となる2点目を奪った。

薩摩隼人

 鹿児島県出身の男性をさす言葉。薩摩とは現在の鹿児島県西部をさし、隼人とは古代日本において薩摩に住んでいた隼人一族のことで、信念を曲げない一本気な人で、利害を省みない潔さと勇猛果敢さを兼ね備え質実剛健を旨とする。




半端ないエース・大迫、2戦連発だ!「薩摩隼人」が決めればW杯不敗




◆<蹴大成>大迫、歴史塗り替える きょう24時からセネガル戦(中スポ)



大迫勇也 ロシアW杯


 【エカテリンブルク(ロシア)本紙取材団】日本代表は24日(日本時間25日0時開始)、当地でのW杯ロシア大会1次リーグ第2戦でセネガルと対戦する。2連勝なら、最終戦を待たずに決勝トーナメント進出の可能性も出てくる大事な一戦。日本は23日、試合会場で最終調整に汗を流した。西野朗監督(63)はコロンビア戦と同じ先発11人を選択することが確実。FW大迫勇也(28)=ブレーメン=は2002年W杯日韓大会のMF稲本潤一(38)=現札幌=以来となるW杯連発に照準を定める。「ハンパない」ストライカーの目覚めは4年前の決意から始まった。

 得意の「ハンパない」ポストプレーのように微動だにしなかった。4年半前の年末年始、故郷の鹿児島。大迫は九州男児らしく信念を曲げなかった。J1鹿島からドイツ2部リーグの1860ミュンヘンへの移籍を決断。W杯イヤーの移籍に周囲は反対した。だが、胸の内にためていた思いを吐き出し、反論したという。

 「W杯に出るためにやっていない。W杯で活躍したい。点を取りたい。勝ちたい」

 大迫の原動力、原点はそこにあった。名門・古河電工でのプレー経験もある鹿児島城西高の小久保悟監督(50)は苦笑しながら述懐する。「私たち、古い人間の思いとは違うね。私たちの時代は『W杯出場』が夢でしたから。それが『活躍したい』ですからね。次元が違います」。教え子の発想に驚き、感心し、その背中を押した。

 前回W杯ブラジル大会には滑り込みでメンバー入り。2試合で先発したが無得点に終わった。「悔しさしか残らなかった」。それでも、ドイツ2部から1部のケルンへのステップアップを果たした。屈強な大型DFとの対戦が心身の成長を促した。「大きな相手を背負うのは慣れてますからね。苦に思わない」。前回大会後の4年で“年輪”は大きく外に広がった。

 初戦のコロンビア戦で決勝弾をたたき込んだ。4年半前に誓った「W杯での活躍」を達成した。だが、今は違う新たな目標を掲げている。シーズンを終えて帰国した5月。大迫は上方修正していた。「今までの歴史を塗り替える。今まで以上の成績を残したい」。日本史上初となるベスト8進出だ。目標は「活躍」から未踏の地を目指す戦いに変わっていた。

 セネガルに勝てば、早々とベスト16入りが決まる可能性が出てくる。日本の選手がW杯で2戦連続で得点したのは02年日韓大会の稲本1人だけ。薩摩隼人(はやと)はこの日も短く決意を述べた。「踏ん張るところで覚悟をもってやるだけ。それだけですよ」。寡黙に静かに灯をともす。赤く燃え盛ってはいないが、決して消えることのない炎だ。触ればやけどだけではすまない。W杯で覚醒した「ハンパない」ストライカーには今、その熱が確かにある。 (占部哲也)




<蹴大成>大迫、歴史塗り替える きょう24時からセネガル戦


◆大迫勇也、初戦勝利に導く決勝弾も「もう一回初戦のつもりでやる」(サッカーキング)



大迫勇也 ロシアW杯


 日本代表は24日、2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第2戦でセネガル代表と対戦する。重要な一戦を前に、FW大迫勇也(ケルン→ブレーメン/ドイツ)が意気込みを語った。

 初戦で決勝点を挙げ、日本を勝利へと導いた大迫。しかし、勝ち点3を持って臨む第2戦は「あんまり優位だとは思ってない。もう一回初戦のつもりでリセットしてやる」と気を引き締めた。

 引き分けでもいいのかと聞かれた大迫は「試合をするからには勝ち点3を取りたい」と断言した一方で、「ワールドカップはそんなに甘くはない。思うようにいかないときもあるから、その時にどれだけ我慢して、耐えて、勝ちや引き分けに持っていけるかが大事になる」と粘り強く戦うことが重要だと語った。

 セネガルの身体能力の高さについては「コロンビアも相当いいチームで個々もすごく強いチームだった。セネガルもいい選手が多い。映像もしっかりと見て、みんな頭の中に入っていると思う。あとは試合に臨むだけ」と試合を見据えた。




大迫勇也、初戦勝利に導く決勝弾も「もう一回初戦のつもりでやる」


◆攻撃の要となる柴崎岳、チャンスを作れるかは「自分の出来次第」(サッカーキング)



柴崎岳 ロシアW杯


 2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第1戦でコロンビア代表を下した日本代表は、24日に第2戦でセネガル代表と対戦する。重要な一戦を前に、MF柴崎岳(ヘタフェ)が意気込みを語った。

 コロンビア戦では80分に足を引きずりながら途中交代となっていた柴崎は、「チームとしてまず回復するということには努めてきた。しっかりとセネガルに対して分析もした。明日の試合に向けて4日間でできるだけの準備はしてきたと思う」と第2戦を見据えた。

 セネガルの印象については「スピードは凄いからまともにやったら勝てない」と警戒した一方で、「いいポジショニングから守備に望みたい。チームとしては、スペースを空けず、間延びせずに守ることが重要」と話した。

 課題となっているセットプレーの守備については「練習では集中して望めている」としっかりと準備していると明かし、「体をつけて自由にさせないこと。後は、そのこぼれ球をチームとして反応しなければならない。リスクを犯す必要はないので、セーフティーに一旦クリアすることも大事」と対策を語った。

 相手のセンターバックの身長が高いことで単純なクロスなどは弾かれる可能性が高いが、柴崎は「日本は元々相手のストロングポイントの高さで勝負するチームではない」とコメント。「基本的には地上戦で、どんどん相手をずらしてコンビネーションで崩していく方がいい」

 また、縦パスを入れられるか入れられないかは「自分の出来次第」と断言した柴崎。「取られたら、相手のカウンターは強烈なものがある。そこで、精度の低いパスだとやられてしまう。でも、逆にそこでつけることができたら大きなチャンスにもなる。そこは自分のパフォーマンス次第」と、自身の役割が重要であることを強調した。




攻撃の要となる柴崎岳、チャンスを作れるかは「自分の出来次第」




◆【ダバイ!西野Jサポーター】〈7〉昌子の姉・俳優の楓さん「まさかあのやんちゃ坊主が」セネガル戦も先発濃厚・弟にエール(報知)



昌子源 昌子楓


 連載第7回はコロンビア戦で国内組から唯一先発起用され、的確なカバーリングで勝利に貢献したDF昌子源(25)=鹿島=。俳優として活躍する姉・楓さん(27)が幼少期のエピソードを紹介し、エールを送った。(取材・構成 岡島 智哉)

 まさかあのやんちゃ坊主がW杯に出場するなんて。信じられない気持ちです。「俺は大工になる。とび職になる」と言っていた彼が…(笑い)。

 小さい頃は家の外でも中でもボールを蹴っていました。夜も布団にダイビングしてGKごっこ。そこそこ選手として名前は知られていたと思います。神戸市の北区に住んでいたので、他チームから「北の怪物」と呼ばれていて。「俺は北の怪物って言われてんねん」と肩を切るように歩いていたのを覚えています。

 G大阪のジュニアユースに入ってから状況が一変しました。身長が伸びなかったんです。中学生の中に1人、小学5年生が交じっているような感じで。「ジュース買ってこい」など、パシらされることもあったようです。チームメートの宇佐美君(FW宇佐美貴史)は優しかったですが、中には性格がきつい子もいて。源は練習中も全然しゃべらなかった。円陣を組んでも後ろの方でチョコンとしてたり。自信を失ってしまいました。

 最初は滝川二高(兵庫)に進学予定でしたが、チームが推薦状を書いてくれませんでした。もともとしょげていたのが、もっとしょげてしまった。「俺なんて行くとこない」と。高校進学を諦めてしまいました。まゆ毛もなくなり、安全ピンで耳にピアスの穴を開けて髪も染めて。懐かしいですね(笑い)。

 父親の紹介で米子北高(鳥取)に練習参加した時も、とび職になる気満々でした。でも心のどこかで、サッカーを諦めたくない気持ちを持っていたんだと思います。1年先輩で同じ関西出身の山本大稀さん(現関西リーグ・おこしやす京都SC)が「よく来たな!」と言ってくれて。それが大きかったのかな。サッカーを続けることになり、今に至ります。

 源が宇佐美君と一緒に練習しているだけで、母は涙です(笑い)。源が結婚してからは鹿島の試合も見に行かないようにしていましたが、今回のW杯は両親と一緒にロシアに来ています。源らしいプレーで、日本を勝利に導く活躍を期待しています。(談)

 ◆昌子 楓(しょうじ・かえで) 1991年3月21日、神戸市生まれ。27歳。大学時代にモデルとしてスカウトされ、17年から「エーチームグループ」のA―Lightに所属し俳優として活動。舞台「人生の大切なことに気づく奇跡の物語」などに出演。サッカーは未経験だが、リフティングの最高記録38回。身長165センチ。




【ダバイ!西野Jサポーター】〈7〉昌子の姉・俳優の楓さん「まさかあのやんちゃ坊主が」セネガル戦も先発濃厚・弟にエール




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