日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年4月1日日曜日

◆五輪成功へ「市民の力を」 中田さん、ラモスさんら登壇 鹿嶋でサッカーフォーラム(茨城新聞)




2020年東京五輪・パラリンピックでサッカー競技会場の一つとなる鹿嶋市は31日、同市神光寺の市立カシマスポーツセンターで、00年のシドニー五輪に出場した鹿島アントラーズOBの中田浩二さん(38)や元日本代表のラモス瑠偉さん(61)らを招き、サッカーフォーラムを開催した。

フォーラムには2人のほか12年ロンドン五輪で男子代表の監督を努めた関塚隆さん(57)、鹿島OBの名良橋晃さん(46)が登壇。それぞれの現役時代の話も交えながら、五輪開催で同市に期待することなどを話し合った。

五輪のサッカー競技は試合数や日程の都合で、開催都市以外での試合も多い。中田さんは「シドニー五輪の時は会場の市民がすごく盛り上げてくれた。そのおかげでシドニー以外でも五輪の気分を感じることができた」と振り返った。

ラモスさんは「アントラーズを大きくしたのは市民の力もあった。五輪の成功には皆さんの力が必要」と強調。関塚さんは「ロンドン五輪では日本がいいプレーをすると観客から拍手をもらえた。鹿嶋でもサッカー熱を感じさせてほしい」と期待した。

フォーラムを企画した鹿嶋市の錦織孝一市長(71)は「行政だけでは五輪を成功に導けない。子どもから大人まで多くの人に何らかの形で関わっていただきたい」と話した。 (藤崎徹)


五輪成功へ「市民の力を」 中田さん、ラモスさんら登壇 鹿嶋でサッカーフォーラム



◆曽ヶ端準「ヘタでも、チームを 勝たせられる選手なら使うでしょ?」(Sportiva)




遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(6) 
曽ヶ端準 後編


◆新連載・アントラーズ「常勝の遺伝子」。 生え抜き土居聖真は見てきた(Sportiva)
◆土居聖真「ボールを持つのが 怖くなるほど、鹿島はミスに厳しかった」(Sportiva)
◆中田浩二「アントラーズの紅白戦は きつかった。試合がラクに感じた」(Sportiva)
◆中田浩二は考えた。「元選手が 経営サイドに身を置くことは重要だ」(Sportiva)
◆スタジアム近所の子供が守護神に。 曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み(Sportiva)


 2月21日のACL水原三星戦で、久しぶりに公式戦のゴールマウスに立ったクォン・スンテは、PK阻止という大仕事をやってのけ、勝利に貢献した安堵感に包まれていた。

 韓国代表ゴールキーパーとして2017年に鹿島アントラーズに加入。クラブ史上初となる外国人ゴールキーパーだった。しかし、その年の7月に左指を痛めると、そこから試合出場機会を失うことになる。

「誰もが試合に出たいと思っている。でも、僕からソガさんに何かを言うことなんてないですよ(笑)」

 スンテは敬愛の念に溢れた表情でそう語り、目を細めた。

 他のポジションと違い、ライバルと近い距離でトレーニングを行ない、ひとつの椅子を競い合うゴールキーパー。長らく正GKの座を守り続けてきた曽ヶ端準(そがはた ひとし)とて、その場所に安住できるわけじゃない。

 スンテの加入はそれくらい大きなインパクトがあった。しかし曽ヶ端は、ライバルの負傷によって得たスタメン出場のチャンスを活かし、ポジションを奪い返した。ケガから復帰したスンテをベンチに座らせたまま、正GKとして活躍を続けたのだ。

***

――これまでもさまざまなライバルがいたわけですが、スンテ選手の加入は新たな危機感を与えたのではないでしょうか? そもそも補強というのは、現状に満足していないというクラブからのメッセージでもあるわけですが。

「特別に何かを思うことはありませんでしたね。過去にも櫛引(政敏/モンテディオ山形)をはじめ、いい選手が加入してきましたから。現役の韓国代表というのは過去になかったですけど。そして、『ベンチでいいや』なんて気持ちで移籍してくる選手はいませんからね」

――誰もが、曽ヶ端選手の座を脅(おびや)かすことを考えていたと。

「当然でしょう。だから僕も、そういう選手との競争だということは自覚していますし、覚悟している。でも、こういう厳しい競争がある環境が僕には合っています」

――その競争に勝ち抜くために重要なのは?

「練習です。練習で見せるしかない。ブレながら練習していたらダメ。しっかりと自分を持ち、アピールすることが大事です。心身ともにコンディションがいいことを見せるのも練習だし、監督だけじゃなくて、チームメイトも納得させられるプレーをしないと試合には出られない。だから、必死に練習するだけです」

――10代の頃に憧れたゴールキーパー像があったとして、現時点で目指しているキーパー像と違いはありますか?

「身体能力的な部分には、昔ほど頼れなくはなっている。でも、勝たせられるゴールキーパーというところで、チームに貢献する方法があると考えています。ゲームの流れを読んだり、流れを作ったり……多方面からアプローチができると思う。でも、自分のミスで失点してしまうこともありますからね。漠然としたもので表現するのは難しいけれど、極論を言えばヘタでもいいんですよ。チームを勝たせられれば。そういう選手であれば、試合に使うでしょう?」

――例えば、「あいつは持っている」というオーラでもいいと。

「そうそう。そういう選手は外せない。それはゴールキーパーに限らず、『あいつはゴールを決めるね』でもいいんです。それを練習で見せなくちゃいけない。練習でできなければ、ピッチには立てません」

――そういった「勝たせるオーラ」を、曽ヶ端選手は鹿島の守備陣から感じてきたんでしょうね。

「はい。僕が若い頃のディフェンス陣はすごかったですね。相手にとってのやりづらさは、僕らにとっては安心感でもあった。そういうものを背中で見せてくれました」

――今季、チームに復帰した内田篤人選手のことはどう評価していますか?

「篤人が鹿島に来たときから、すごく守備センスの高い選手だなと思っていました。日本代表では『攻撃力は高いけど、守備は……』となってしまい、ワールドカップ南アフリカ大会では先発を外れた。でも俺は、篤人が『攻撃の選手』と言われるのを聞くたびに、ずっと『違うな』と思っています。篤人の守備能力は抜群です。守備範囲の広さや1対1の読みもそう。何度も彼のカバーで助けられてきたから」

――内田選手が不在だった8年弱の間に、若い選手も中堅、ベテランとなりました。

「そうですね。ヤス(遠藤康)も篤人がいたときはまだレギュラーじゃなかったですからね」

――今では遠藤選手がゲームキャプテンになっていますね。

「僕はそれほど多くキャプテンマークをつけた試合はないんですけど、それでも責任感が生まれたし、それによって発言や言動にも変化がありました。でも、今のヤスや(昌子)源ほどではないです。僕がキャプテンマークをつけた頃は、他に引っ張ってくれる選手がいたからでしょうね。それに比べると、ヤスや源は本当に変わりました。積極的になったし、会話もそう。その内容や雰囲気にも違いを感じます。自覚と自信の表れだと思います」

――鹿島の歴史を振り返ると、「紀元前、紀元後」みたいに、「小笠原満男前、小笠原満男後」と言えるのではないかと。曽ヶ端選手をはじめ小笠原選手と同年代の選手が歴史の中心に立ち、過去から未来へとバトンを渡す立場にいるんだなと思えます。

「若い時に比べたら、満男も変わりましたからね。あそこまでしゃべるヤツじゃなかったですから。何がきっかけかはわからないですけど」

――長年プレーを続けていくうえで、何がモチベーションになっているのですか?

「結局はタイトルですね。勝つことに対するモチベーションがなければ、長くはできないと思います。厳しい練習を何のためにするのかといえば、やっぱり優勝の喜びを味わいたいから。『また、もう一度味わいたい』と思うからです」

――特に印象深かった優勝はありますか?

「どの優勝もうれしいです。2016年シーズンは、年間勝ち点は3位だったのにチャンピオンシップに勝っての優勝でいろいろ言われたけれど、やっぱり優勝すればうれしかった。クラブワールドカップは、いくらレアル相手であっても負ければ悔しい。それで、その後の天皇杯で勝ってまたうれしい。その喜びのためにやっているんじゃないですかね」

――レアル・マドリードとの一戦を振り返るとどうですか?

「今のレアルの試合を見ると、僕らが対戦したときのチームとはスピードも違うし、最高の(状態の)レアルとやったわけじゃない。それにレアルは、僕らが格下の相手と戦うときに感じるようなやりづらさを感じていたかもしれない。だからこそ勝ちたかったけれど、そこまで甘くはないということです」

――ACL(AFCチャンピオンズリーグ)では、なかなか勝てない状況が続いていますが。

「それは事実ですから、今までと同じようにはやっていたらダメだと思う。クラブワールドカップもACLで優勝して出場したわけじゃなかったし、去年はJリーグのタイトルも獲れていないわけですから。選手が入れ替わったりといろいろと変化はある。その中で何かを変えなくちゃいけないし、もっともっと細かいところを追求して、こだわっていくべきだと思っています。

それは僕自身も同じです。チームが1点を獲ったとして、それが勝ち点1になるのか、3になるのか。どうすれば『3』にできるのかを考える。単純なミスをしないよう、毎日の練習から意識を高く持っていないといけません」

――ACLで優勝しないと、曽ヶ端選手も小笠原選手も引退できないですね(笑)。

「獲ったら引退しろってことですか(笑)」

——いえいえ。その先もタイトルを獲ってください。

「(笑)。年齢を考えたら、先が短いのはわかっています。だけど、引退のことなんてまだ何もイメージできないですから」


曽ヶ端準「ヘタでも、チームを勝たせられる選手なら使うでしょ?」


◆“英雄”豊川雄太は国内ELプレーオフ初戦を欠場か…指揮官マケレレは「総力戦になる」(GOAL)




オイペンはジュピラーリーグを15位で終え、国内ELプレーオフへ進出した。しかし、プレーオフ初戦で豊川雄太は欠場する可能性があるという。

オイペンFW豊川雄太は、ジュピラー・リーグ内のヨーロッパリーグ・プレーオフ初戦は欠場する可能性があるようだ。オイペン公式メディアが伝えている。

3月11日に行われたジュピラー・リーグの第30節のムスクロン戦で、ハットトリックの活躍を見せて土壇場でチームを2部降格から救った豊川。この結果、オイペンは15位でシーズンを終え、ジュピラー・リーグ内のEL進出チームを決めるプレーオフに進出。日本人FWは、一躍クラブの“英雄”となった。

グループBに所属するオイペンは、31日に2部のベールスホット・ウィルレイクと対戦するが、クラブ公式メディアは「ユータ・トヨカワは足首のねんざ。マーク・バリエンテはふくらはぎを負傷している」と伝えており、豊川がプレーオフ初戦を欠場する可能性があるとしている。

また、オイペンのクロード・マケレレ監督は公式サイトで「ベールスホットは優れた監督、選手がいるし、容易に勝てる相手じゃない。プレーオフでは厳しい試合が続くだろうが、その状況を楽しみたい。これからプレーオフの10試合は総力戦になる」と発言。オイペンの選手たちに期待を寄せている。

オイペンはグループBでベールスホット・ウィルレイク、オーステンデ、ロケレン、アントワープ、シント・トロイデンと、勝ち上がりを競う。果たして、レギュラーシーズンを15位で終えたオイペンは、プレーオフを勝ち抜いて来季のEL出場権を獲得できるのだろうか。

【参考】
ベルギー・リーグ 17-18順位表
↑ベルギーリーグの順位表と、プレーオフのレギュレーション、勝者が勝ち取れる権利(欧州CL、EL出場権など)を解説しています。


“英雄”豊川雄太は国内ELプレーオフ初戦を欠場か…指揮官マケレレは「総力戦になる」



◆大迫不発、チーム大敗“おまえはもっと点を取れ”監督の言葉胸に(スポニチ)


ブンデスリーガ・第28節 ケルン1-6ホッフェンハイム ( 2018年3月31日 )





 先発した日本代表FWでケルンの大迫は不発で後半12分に退いた。

 前半はボールがあまり回ってこず、シュートは後半10分にペナルティーエリア手前から右足で放った枠外の1本のみだった。18日の前節レバークーゼン戦までは2戦連発と好調。「練習の時、試合の時、常々(監督が)“おまえはもっと点を取れ”と言ってくれる」と話していたが、今節は、期待に応えることができなかった。


大迫不発、チーム大敗“おまえはもっと点を取れ”監督の言葉胸に




◆代表帰りの大迫は先発も3戦連発ならず…降格危機ケルンは守備崩壊6失点(ゲキサカ)





[3.31 ブンデスリーガ第28節 ホッフェンハイム6-0ケルン]

 ブンデスリーガは31日、第28節1日目を行い、FW大迫勇也が所属するケルンは敵地でホッフェンハイムと対戦し、0-6で敗れた。6試合連続で先発した大迫は後半12分にベンチに下がった。

 日本代表のエース大迫は右内転筋痛の影響で27日ウクライナ戦を欠場していたが、この日はスタメン入り。中断明け前に2試合連続ゴールでチームを最下位脱出に導いたが、3試合連発とはならず、降格危機に瀕するチームは0-6で大敗。ハンブルガーSVが引き分けたことでケルンは17位を守ったが、勝ち点を積み上げられなかった。


代表帰りの大迫は先発も3戦連発ならず…降格危機ケルンは守備崩壊6失点



◆鹿島ドローにブーイング、土居「後ろ耐えてくれた」(ニッカン)




<明治安田生命J1:鹿島0-0札幌>◇第5節◇31日◇カシマ

 拍手につつまれたアウェー側と違って、鹿島アントラーズの選手には試合後、大きなブーイングが飛んだ。ホームで過去6戦全勝だった北海道コンサドーレ札幌に、劣勢の内容で引き分け。選手は肩を落とした。

 日本代表の昌子源、植田直通の両センターバックがフル出場した試合。変則的なフォーメーションで来る札幌の攻撃陣に何度も裏を突かれた。決定的な場面もつくられた。パスミスも多く、自滅する形が目立った。昌子は「入りからのテンションは、明らかに札幌さんが上だった」。植田は「相手のフォーメーションに合わせて、こちらの守備がはまっていない時間帯が多かった。対処するまでに時間がかかってしまったのが大きかった」と反省した。

 前半を耐えしのいで控室に引き揚げる際、昌子は永木亮太とレオ・シルバの2人のボランチを呼び止めた。ホワイトボードを使って話し合う。「ボランチの2人が、いて欲しいところにいなかったので、カウンターをよく受けていたとずっと感じていた。後半はカウンターを受ける機会は少なかったと思いますし、そこは修正できたところではないか」。MF土居聖真は「こういう悪い試合でも後ろが耐えてくれたことが大きい。負けているのと、引き分けとでは違う。それが唯一の収穫かなと思います」と感謝した。

 最大15連戦の始まりの試合で、ホームで負けなかったが、勝てなかった。これをどう切り替えるか。次は中2日で、一転して1次リーグで首位に立つACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の上海申花とのアウェー戦。植田は「もう決勝トーナメント進出を決めなければいけないと思う。アウェーですけど、しっかりと入りから全員で戦っていければ」と話した。


鹿島ドローにブーイング、土居「後ろ耐えてくれた」

◆【鹿島】5戦1失点と堅守光るもわずか2得点…札幌とスコアレスドローに会場ブーイング(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ▽第5節 鹿島0―0札幌(31日・カシマスタジアム)

 鹿島は早くも今季3度目の無得点に終わり、札幌とスコアレスドローに終わった。今季リーグ戦5試合を終えてわずか1失点と、日本代表DF昌子源や植田直通ら守備陣の奮闘が光る一方、攻撃陣はFW金崎夢生の2得点だけ。試合後にはサポーターからブーイングを浴びた。

 開始5分で4本のシュートを浴びるなど不安定な立ち上がりとなったが、ハーフタイムに昌子が中心となってポジショニングを修正。後半は相手のシュートを3本にとどめ、今季4度目の無失点に抑えた。

 一方で攻撃陣は2トップのFW金崎夢生、鈴木優磨にボールを集めたがゴールが遠かった。負傷明けのMFレアンドロ、DF西大伍を相次いで投入したが得点には結びつかず。大岩剛監督は「何度かあったチャンスを決めることができなかった」と悔いた。


【鹿島】5戦1失点と堅守光るもわずか2得点…札幌とスコアレスドローに会場ブーイング



◆鹿島昌子の対応力 前半劣勢を後半修正守りきる(ニッカン)





<明治安田生命J1:鹿島0-0札幌>◇第5節◇3月31日◇カシマ

 北海道コンサドーレ札幌に前半だけで浴びたシュートは9本。最後は12本同士になったが、日本代表の鹿島アントラーズDF昌子は「ほとんど攻められていた」。その劣勢の中で無失点に抑えた。「後ろが耐えてくれたことが大きい。負けと引き分けは違う。それが唯一の収穫」と、MF土居が感謝した言葉が全てだった。

 そこには昌子の対応力があった。相手の変則フォーメーションに苦しんだハーフタイム。控室に入る前に永木、レオ・シルバのボランチ2人を呼び止めた。自らホワイトボードを使って「位置」の修正を求めた。後半はそれが生かされた。

 日本代表の帰国から中1日。MF三竿健が発熱で外れる中、昌子と植田は重い体にむちを打ち、フル出場した。ただ、ホームで過去6戦全勝だった札幌に勝てず、試合後は大ブーイング。植田は「攻撃陣だけの問題ではない。自分たちも少しでもラインを上げられればボランチも前に行ける。もう少し気を使わないといけない」と自らを責めた。


鹿島昌子の対応力 前半劣勢を後半修正守りきる




◆【鹿島】代表コンビでクラブ新の開幕5戦1失点!ハーフタイムにピッチで“昌子塾”(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ第5節 鹿島0―0札幌(31日・カシマスタジアム)

 一目散にベンチへ駆けだした。ハーフタイムに突入するやいなや、鹿島のDF昌子は全速力でベンチに戻り、ホワイトボードを手にピッチに戻った。「集合!レオ、こっち!」。MFレオシルバ、永木の2人を集め、DF植田、山本らも加わった。異例のピッチ上での反省会で念入りにポジショニングを確認。「ロッカーに帰ってからでも良かったけど、それぐらいやられていると意識付けたかったから」。無失点への執念を見せつけた。

 開始5分で4本のシュートを浴びる不安定な立ち上がり。発熱による日本代表MF三竿健の欠場が響き、相手選手の飛び出しを捕まえきれない展開が続いた。その中で迎えたハーフタイムの“昌子塾”。後半は相手のシュートを3本に抑え、クラブ史上最少の開幕から5戦1失点とした。攻撃陣が5戦2得点と振るわない中、19冠の歴史を誇る鹿島史上最も鉄壁な代表コンビの存在感は増している。

 ベルギー遠征で昌子はマリ戦(1△1)、植田はウクライナ戦(1●2)に先発出場。守備の要・吉田麻也を負傷で欠く中で結果を示したかったが、ウクライナ戦で得点を挙げた浦和DF槙野智章のような目に見える結果を残せなかった。長距離移動を考慮され先発を外れた国内組が多かったこの日、昌子と植田はそろってフル出場。ハリル監督への再アピールに向け、ピッチで気持ちを見せた。

 試合後には無得点に終わった攻撃陣に対し、サポーターからブーイングが起きた。「(失点)ゼロで終われたことは良かった」と語った昌子、植田の表情に満足感はなし。引き分け以上で1次リーグ突破が決まる4月3日のACL上海申花戦(上海)を含め、W杯メンバー発表まで鹿島での公式戦は残り12試合。無失点勝利を積み重ね、ハリル監督の信頼をつかみ取る。(岡島 智哉)

 ◆鹿島の開幕5試合の失点 2008年、16年の2失点がこれまでの最少。08年は大岩剛監督(45)、岩政大樹(現・東京ユナイテッド)を中心とした陣形で開幕5連勝。16年は昌子、植田のコンビで3勝1敗1分け。両年ともにリーグ優勝を達成した。


【鹿島】代表コンビでクラブ新の開幕5戦1失点!ハーフタイムにピッチで“昌子塾”


◆昌子&植田 チームを結ぶ“緊急青空会議”コンビ奮闘勝ち点1(スポニチ)




明治安田生命J1第5節   鹿島0-0札幌 ( 2018年3月31日    カシマ )

 鹿島は決定力を欠いた中、日本代表遠征帰りのセンターバックコンビで何とか勝ち点1をものにした。前半はプレスがはまらず、攻撃の連係もバラバラ。ハーフタイムを告げる笛が鳴った瞬間、DF昌子はベンチに駆けだした。手にはスタッフが使用するミニホワイトボード。すぐにボランチの永木とレオ・シルバ、そして植田、土居、山本が取り囲んだ。「前半はカウンターを受けるケースが多かった。僕らがいてほしいところにダブルボランチがいなかった」。Jリーグでは珍しい、ロッカーに戻る前の“緊急青空会議”で修正点を指摘。後半の守備の立て直しにつなげた。

 ベルギー遠征の帰国から中1日で臨んだ昌子と植田。肉体的にもきつい終盤の後半43分に札幌MFチャナティップに抜け出された場面では、植田がまず寄せてから昌子がカバーし、あうんの呼吸でシュートをブロックした。「あそこまで来られたとしても、センターバック2人で取り切ることができるのは強みだと思う」と植田。攻撃に課題を残す中、2人の奮闘は見えた。




昌子&植田 チームを結ぶ“緊急青空会議”コンビ奮闘勝ち点1



◆鹿島 レアンドロと西が復帰も…札幌とスコアレスドロー(スポニチ)





 0―0で引き分けたホームの札幌戦で、鹿島のMFレアンドロ(24)とMF西大伍(30)が復帰を果たした。

 2月7日に左膝蓋じん帯を損傷を損傷していたレアンドロは、後半29分に右MFの安部裕葵(19)に代わって今季公式戦初出場を果たした。また、昨季の最終節・磐田戦で右膝内側側副じん帯を断裂し、全治4カ月の重傷を負っていた西は、後半ロスタイムにMF永木亮太(29)に代わって入った。

 大岩監督から「点を取りに行くということ」を求められてボランチに入った西は、シュートも放ったが、枠の上。「1発行きたいなと思ったけど外したので…」と悔しがった。出身が札幌だけに「ちょっとは狙っていた」という今節からの復帰。ベンチから見守った前半は特にプレスがはまらず、ミスも重なった。「相手が強かった。もう少し試合の中で(流れを)変えられる可能性はあった」と話した。


鹿島 レアンドロと西が復帰も…札幌とスコアレスドロー



◆鹿島痛恨ドローもレアンドロ&西がようやく戦列復帰(ニッカン)




<J1:鹿島0-0札幌>◇第5節◇31日◇カシマ

 ホームで過去6戦全勝だったコンサドーレ札幌に勝つことができず、サポーターからブーイングを浴びた鹿島アントラーズだが、明るい話題もあった。

 開幕前に左膝蓋靱帯(しつがいじんたい)を損傷したMFレアンドロ(24)と、昨季最終節で右膝内側側副靱帯を断裂したDF西大伍(30)がともに途中出場を果たした。

 レアンドロは後半29分にMF安部裕葵(19)に代わって右MFへ。西は後半ロスタイムにMF永木亮太(29)に代わってボランチに務めると「点を取りに行くことじゃないか」と考え、こぼれ球に反応。ペナルティーエリア外から右足ボレーを放ったが、ゴール上に外れた。「1発行きたいなと思ったけど…」。わずか数分の出場時間では、さすがに仕事はできなかった。

 それでも119日ぶりに公式戦に戻ってきた西は「相手が良かった。自分たちだけでやるスポーツではないので」と古巣の札幌をたたえた上で「もうちょっと、試合の中で(流れを)変えられる可能性はあったかなと思います」と振り返っていた。


鹿島痛恨ドローもレアンドロ&西がようやく戦列復帰



◆互いにチャンス生かせず…ACLへ弾みつけたい鹿島、“お得意様”札幌とスコアレスドロー(ゲキサカ)





[3.31 J1第5節 鹿島0-0札幌 カシマ]

 J1リーグは31日、第5節2日目を行った。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌が対戦し、0-0で引き分け。互いに今季初の2連勝とはならず、鹿島は4月3日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)上海申花戦へ弾みをつけることができなかった。

 開始直後にスタジアムがどよめいた。札幌は1分、敵陣中央でMFチャナティップがMFレオ・シルバのパスをカットすると、素早くPA右へパスを出す。これを受けたFW都倉賢が右足を振り抜いたが、クロスバーを直撃。その後も、3分に左CKからヘディングシュート、17分にはフィジカルの強さをいかして左サイドを突破し、自らシュートに持ち込むなど、今季リーグ戦初先発の都倉が存在感を放った。

 札幌相手に10勝1分1敗、ホームで全勝中の鹿島は前半32分、右サイドからDF伊東幸敏が上げたクロスをニアに飛び込んだMF安部裕葵が頭で合わせるが、惜しくもゴール右に外れる。45分には、左CKからキッカーのMF永木亮太がショートコーナーを選択。リターンを受けてクロスを上げ、DF植田直通がヘディングシュートを放つ。しかし、右ポストを叩き、前半はスコアレスに終わった。

 札幌は後半17分、チャナティップがドリブルでPA手前まで運び、右サイドのスペースへパスを送る。これをMF駒井善成がマイナス気味に中央へ折り返し、勢いよくゴール前に飛び込んだMF三好康児が左足で合わせるもDF昌子源がブロック。札幌は主審に昌子のハンドを訴えたが、判定は覆らなかった。

 均衡した状況が続く中、鹿島は後半29分に安部、39分にMF土居聖真を下げ、MFレアンドロとFWペドロ・ジュニオールを投入。札幌は34分にMF深井一希、38分に三好を下げ、MF荒野拓馬とFWヘイスを入れ、互いに攻撃のリズムを変えようとした。

 後半45分、鹿島はPA右から伊東が上げたクロスをFW鈴木優磨が受けるが、胸トラップは大きくなってしまう。それでもこれに反応したペドロが左足ボレーを放ったが、駒井のブロックに阻まれ、先制点とはならない。直後に札幌はMF早坂良太、鹿島はDF西大伍を入れたが、最後までスコアは動かず。スコアレスで勝ち点1を分け合った。


互いにチャンス生かせず…ACLへ弾みつけたい鹿島、“お得意様”札幌とスコアレスドロー




◆2018明治安田生命J1リーグ 第5節(オフィシャル)




明治安田J1 第5節

不甲斐なき90分。鹿島、ホームでスコアレスドロー。

5月20日まで続く、怒涛の連戦。その幕開けを告げる90分は、不甲斐なき時間に終始してしまった。北海道コンサドーレ札幌をカシマスタジアムに迎え撃ったJ1第5節。ホームでの勝利を目指して中断明けの一戦に臨んだ鹿島だったが、ミスを連発してペースを掴めず、自陣へ押し込まれる時間が続く。守備陣が奮闘して無失点に抑えたものの、結果はスコアレスドロー。勝ち点1を得るにとどまった。

3月3日から16日間で5試合を戦い、そして突入した2週間のインターバル。18日に鳥栖との激闘を演じた選手たちは3ポイントを鹿嶋へ持ち帰り、そして3日間の充電期間を過ごした。心身のリフレッシュを図り、22日にクラブハウスへ再集合。来るべき公式戦再開に向けて、トレーニングの日々が始まった。

練習再開3日目には東京学芸大学との練習試合を実施。昨季の最終節で無念の負傷交代、離脱を強いられていた西も、ついに実戦へ復帰した。ピッチへ帰ってきた。レアンドロや三竿雄斗といった面々も練習復帰を果たし、役者が続々と揃っていく。大岩監督は「皆が笑顔で、元気に練習している状態であれば、チーム内の空気が良くなる。もっともっと良い状態になれるような流れを作りたいと思う」と、メンバーリストの充実を喜んでいた。

春の訪れが日々着々と感じられる鹿嶋で、ボールを追う選手たちの表情は非常に明るかった。実力者たちの戦線復帰は競争意識の激化を意味するが、だからこそピッチは熱を帯びていく。日本代表の欧州遠征に参加し、そして経験と糧を胸に帰国した昌子と植田、三竿健斗は29日に合流。U-19代表の一員としてインドネシアでの日々を過ごした安部も、移動の影響を感じさせない軽快な動きを披露していた。試合前日、クラブハウスでは恒例のトレーニングメニューを実施。セットプレー練習で集中力を高め、レクリエーションゲームでは笑顔があふれた。

「いつも言っていることだが」と前置きしたうえで、指揮官は「ここから連戦が始まる中で、全員の力が必要になる」とチーム一丸の姿勢を強調した。ゴールデンウィークまで週2ペースで試合が続き、5月20日まで怒涛の連戦が待ち受けている。その幕開けとなる札幌戦、大岩監督が指名した先発メンバーは2週間前の鳥栖戦から1名のみの変更となった。GKはクォン スンテ、最終ラインは西、植田、昌子、山本。ボランチの一角にレオ シルバが復帰し、永木とコンビを組む。2列目には土居と安部、そして前線は金崎と鈴木が虎視眈々とゴールを狙う。そしてベンチにはGKの曽ケ端、犬飼、小笠原、ペドロ ジュニオール、金森が並んだ。さらに、西とレアンドロが今季初めて、ベンチ入りを果たしている。



鹿嶋は朝から青空に恵まれ、フットボールのある喜びが満ちあふれていた。満開の桜が周囲を包むカシマスタジアムに、勝利への決意を胸に秘めた背番号12が続々と足を運んでいく。青空と常緑のピッチ、そしてアントラーズレッド。鮮やかな色彩を描く聖地は、キックオフが迫るにつれてボルテージを高めていった。ウォーミングアップへ向かう選手たちに、最初に降り注がれたのは西の名を呼ぶ歌声だった。帰還を果たした背番号22の誇りと信頼、そして大きなチームコールが鹿嶋の青空に響き渡る。そして15時3分、戦いの日々が再び幕を開けた。

「試合の入り方が重要」と指揮官は強調していたが、思い描いた展開にはならなかった。開始1分足らず、自陣でのパスミスからペナルティーエリアに入られて強烈なシュートを打たれる。クロスバーに救われたものの、いきなり迎えた大ピンチに聖地が騒然とした。続く3分にもCKからヘディングシュートを許し、ゴールを脅かされる。鹿島はパス交換でのミスを連発してしまい、なかなかペースを掴めなかった。



10分を経過しても、鹿島は落ち着きを取り戻すことができない。両サイドを広く使い、最終ラインの背後を絶えず狙われる展開で、自陣深くまで押し込まれる時間が続いてしまった。17分にはペナルティーエリア右側まで突破され、強烈なシュートを打たれたものの、スンテがセーブ。背番号1は変わらぬ安定感で、ゴールマウスに立ちはだかっていた。



20分には安部が遅延行為を取られて警告を受け、直後に似た行為をした相手選手にはイエローカードが提示されない場面があった。主導権を握れない展開、基準が不明瞭なジャッジを目の当たりにして、聖地は時間を追うごとにざわついていく。





ようやく訪れたチャンスは32分だった。敵陣右サイドでのパス交換から土居が伊東へ展開。ゴールライン際から狙い済ましたクロスを上げると、ニアサイドへ安部が飛び込む。背番号30のダイビングヘッドはしかし、わずかに枠を越えてしまった。





以後も停滞と沈黙の時間が続く。それでも前半終了間際、聖地が刹那の沸騰を迎えた場面があった。45分、永木が蹴った左CK。結果的にこの日最大の決定機となったのは、ファーサイドで跳躍した植田のヘディングシュートだった。背番号5が放った一撃は、右ポストを直撃。ゴールネットを揺らすことはなく、アントラーズレッドの期待はため息へと変わる。0-0。スコアレスでハーフタイムを迎えた。



アントラーズレッドが待つゴールへ攻撃を仕掛ける後半も、閉塞感とともに時計の針が進んでいってしまった。前線からのプレスがなかなか機能せず、ロングボールで最終ラインの背後を取られる場面が幾度となく続く。60分までシュートを放つことができず、逆に62分にはペナルティーエリア内で決定的なピンチを迎えた。身を投げ出した昌子のブロックで事なきを得たものの、鹿島陣内でのプレーを強いられる時間が続いていった。







少しずつ攻勢をかけ始めたのは、70分が過ぎた頃だった。ペナルティーエリア右外で鈴木が得たFKから、こぼれ球を拾った伊東がシュート。エリア手前から左足で放った一撃は枠を逸れてしまった。続いて72分には、左サイドから鋭い突破で敵陣深くへ進出した鈴木が土居を狙ったラストパス。通っていれば決定機だったが、カバーに戻った相手DFにスライディングで阻まれてしまった。苦境を打開しようと腐心する背番号9の奮闘から2つのチャンスが生まれたものの、聖地に歓喜の時は訪れない。





守備陣の奮闘もあってクリーンシートは維持していたが、均衡を破ることができない。大岩監督は74分にレアンドロ、84分にはペドロを投入。攻撃陣の活性化を図るものの、なおも決定機は生まれない。89分には伊東のクロスに反応した鈴木がペナルティーエリア内で胸トラップ、そして混戦からペドロがこぼれ球を左足で叩く。至近距離からのボレーは、相手DFにブロックされてしまった。









後半アディショナルタイム、タッチライン際でスタンバイしたのは背番号22。復活を遂げた西が古巣との対峙でピッチへと帰ってきた。拍手で迎えるスタンド、そして託された最後の希望。しかし、スコアが刻まれることはなかった。0-0。カシマスタジアムに大きなブーイングが鳴り響いた。





怒涛の連戦、次なる道のりはアウェイでの3試合だ。まずは3日後のAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節、上海申花戦。ラウンド16進出が懸かる重要な90分に向け、チームは翌朝に鹿嶋を発つ。内容で、そして結果で、示さなければならない。

【この試合のトピックス】
・J1での札幌戦は10試合負けなしとなったが、ホームでは初めて引き分けに終わった。過去6戦は全勝だった。
・レオ シルバが今季のJ1で2試合目の先発出場を果たした。J1では第1節以来、3試合ぶりだった。
・西とレアンドロが今季の公式戦初出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・相手のビルドアップの時、全体が下がりすぎず、連動したプレスをかけていこう。
・もっとシンプルに、サイドをうまくボールを使ってまわしていくこと。
・後半はもう一度頭をクリアにし、自分たちからリアクションを仕掛けていこう。

北海道コンサドーレ札幌:ペトロヴィッチ
・チャンスは多く作っている。決定機をものにしよう。
・前半は素晴らしい内容だった。後半も続けよう。
・後半は全力でいこう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半の入りが非常に悪く、45分間相手の良さを出させてしまった。後半はスイッチをどこで入れるかを確認して臨んだが、何度かあったチャンスで決めることができなかった。

Q. 守備の問題はどこにあったのか?

A. ダブルボランチが守備に吸収される場面が多くなってしまった。そこを修正したかったが、ペトロヴィッチ監督のサッカーはそのギャップを突くサッカー。こちらは前から連動して、後ろが余らないようにやろうと話していたが、それができずにボランチが吸収されることが多くなってしまった。そこに問題があったと思う。

Q. 後半はボランチが1人残り、1人が前に奪いにいく形だったが、前半はそれができなかったということか。

A. 前半はボランチが2人とも、シャドーの選手を見るかたちになってしまったので、意識が後ろになってしまった。少しそこをはっきりさせて、1人は必ず中盤にいることを指示した。後半はボールを奪ったり、自分たちがボールを持つ時間が増え、チャンスを作る回数も増えたと感じている。

Q. 三竿健斗選手欠場の理由と、その影響は?

A. 発熱による体調不良で欠場した。多少影響はあったと思うが、出場した選手たちも後半で修正する力はあるので、そこは評価している。

Q. 次戦のACLに向けた意気込みは?

A. 明日移動になるので、しっかりコンディションを整える。グループステージ突破に向けていろいろな条件があるが、しっかりと勝ちに行く姿勢を見せたい。今日のような試合の入り方にならないように、しっかり準備したい。


北海道コンサドーレ札幌:ペトロヴィッチ
アントラーズは強いクラブであり、大きなリスペクトを持っているが、今日のゲームでは我々が上回ることができていたと思う。立ち上がりから非常にアグレッシブな攻撃の姿勢を見せることができ、多くのチャンスを作ることができた。しかし、チャンスを決めきれず引き分けという結果になってしまった。内容には満足しているが、勝ち点1という結果はとても残念に思う。


選手コメント

[試合後]

【昌子 源】
自分とナオのところで「うまくいかなくても、カバーし合って無失点で行こう」と話していた。守備に関しては無失点で終わったことは良かったと思うけど、厳しい戦いになってしまった。ホームだし、勝ちたかった。

【植田 直通】
まずは失点しないことが大事。そのうえで、苦しい試合こそセットプレーで決めてきたのがアントラーズだと思うので、自分が外してしまって申し訳なく思っている。

【山本 脩斗】
立ち上がりから相手に押し込まれた。「しっかり試合に入ろう」と話していたけどうまくハマっていない部分があった。後半は修正して対応できたけど、点を取れずに勝ち切れなかった。攻撃の部分はチームとして修正していきたい。

【土居 聖真】
守備がうまくハマらず、1本、2本のパスで攻め込まれる時間が長くなってしまった。ミスが多くて、いい形を作れた場面は数えられる程度だったと思う。ボールを失う回数があまりにも多かった。

【安部 裕葵】
決められた場面があったので悔しい。相手のタイミングを外すことだけを考えていた。前線の選手が少ないチャンスでも決め切ることができれば、勝っていけると思う。


2018明治安田生命J1リーグ 第5節



◆あわや…昌子の手 主審が異例の謝罪「あれはハンドだった」(スポニチ)


明治安田生命J1第5節 札幌0-0鹿島 ( 2018年3月31日 カシマ )





 鹿島―札幌戦で主審が誤審を認め、試合後に謝罪する異例の事態が起こった。問題の場面は0―0の後半17分。ペナルティーエリア内で札幌のMF三好が合わせたシュートは鹿島のDF昌子の左手に当たって阻まれたが、中村太主審(39)の笛は鳴らなかった。

 試合後、会見で札幌のペトロヴィッチ監督は「コウジ(三好)のシュートが明らかに手に当たった。試合後に主審が“あれはハンドだった。誤審だった”と私に言った」と説明した。中村主審は三好と札幌・野々村球団社長にも謝罪。札幌は試合を優位に進めながらドローだっただけに誤審に泣いた形だが、指揮官は「人間はミスをする。日本でやってきて(審判がミスを)認めてくれたのは初めて。うれしかった。それを認めるか認めないのかで大きな違いがある」と続けた。

 中村主審から謝罪があったことを明かしたことには「日本のサッカーがもっと面白くなるために(伝えることは)必要ではないか」と説明した。


あわや…昌子の手 主審が異例の謝罪「あれはハンドだった」



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