日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年11月25日土曜日

◆岩政大樹監督が語る鹿島MF松村優太の進化 今季ラスト2戦でさらなる成長を示せるか(サッカーキング)



松村優太


 11月のインターナショナルマッチデーが終わり、いよいよ明治安田生命J1リーグの残り2節がここから行われる。優勝の行方はヴィッセル神戸と横浜F・マリノスに絞られており、残留争いは横浜FC、湘南ベルマーレ、柏レイソルの3チームから1チームがJ2降格を強いられそうな雲行きだ。

 こうした中、今季こそタイトル奪回を目指した鹿島アントラーズは7年連続無冠に終わった。ビルドアップと縦に速い展開を織り交ぜる判断力を選手たちに求めた岩政大樹監督だったが、神戸、横浜FM、名古屋グランパスといった上位陣にことごとく敗戦。目下、6位に甘んじている状況だ。攻撃に関しては、今季13ゴールを奪っているFW鈴木優磨の得点力への依存度が非常に高く、それ以外の得点源を作れていない印象だ。

 静岡学園時代の2020年1月に第98回全国高校サッカー選手権大会を制し、鳴り物入りで鹿島入りしたプロ4年目の松村優太も今季は1点のみと不完全燃焼感が強いはず。J1出場試合数は18だが、先発はわずかに3で、非凡な潜在能力を考えるとあまりに物足りない。岩政監督も彼をもう一段階引き上げようとさまざまなトライをしたという。

「松村や藤井(智也)のようなスピード系のアタッカーは外をドリブル突破していれば、相手を剥がすことはできる。ただ、キックがスペシャルではないので、抜け切れるだけでアシストやゴールにつながらない。アタッカーはゴールやアシストという結果を残さないと評価されない。そこが課題だったんです。そこで松村には中でのプレーを増やしてほしいと話しました。本人は心地良くなかったかもしれませんが、FWとつながりを持ちながらゴール前に侵入していくことで自らシュートも打てるし、アシストにも絡めるようになる。そこに取り組んでもらいました」

 指揮官の要求に松村自身は苦慮し、春から夏にかけてはベンチ外になることも多かった。2024年夏のパリオリンピック出場を目指している快足ドリブラーにしてみれば、すでに欧州に赴いている斉藤光毅や鈴木唯人、小田裕太郎ら同い年のライバルたちの顔もチラついたのではないか。

「それでも本人は粘り強くトライして、徐々に中でもプレーできるようになっていった。守備の献身性や動き出しの速さも研ぎ澄まされてきて、ジョーカーとしても持ち味を発揮できる場面が増えてきました」と岩政監督は言う。指揮官は同じスピードスターからインサイドやゴール前でも結果を出せる選手へと変貌した伊東純也のような軌跡を描いてほしいと望んだことだろう。

 その成長の一端が垣間見えたのが、11月18日のU-22アルゼンチン代表戦でのパフォーマンスだ。

 左サイドで先発し、先制点を挙げた佐藤恵允がひざを負傷し、44分からピッチに立つチャンスを得た松村は持ち前のアグレッシブさを前面に押し出した。不慣れな左サイドでのプレーながら、積極的な仕掛けやチャンスメイクを披露。81分には中央のゴール遠目の位置から思い切ったミドルシュートを決めきり、チームに4点目をもたらした。

「選手権の予選やプロ初ゴールもこのピッチ(IAIスタジアム日本平)ですし、成長した姿を見せたいと思ってプレーしました。先発で出られなかった分、悔しさがあったし、その中で得点という結果が出たことは自分にとって大きいと思います。鹿島では右も左もやりますし、FWをやったこともある。この前のアジア大会ではシャドーもやったりしていて、ユーティリティ性はそれなりにあるのかなと。『松村は左でもできる』という印象付けられたことは良かったと思います」と本人も手ごたえを口にしていた。

 ゴールという結果はもちろん非常に大きいが、鹿島で取り組んだ「的確な判断」を示せたことが何よりも重要だったと松村は考えている様子だった。

「鹿島ではより判断やつながりが求められているので、『今、仕掛けるのか、仕掛けないのか』とか『相手がこう来たら、自分はこうする』といった臨機応変なプレーがだんだん身についてきているのかなと思います」

 ドリブル突破という最大のストロングに多彩なプレーが加われば、松村にとっては鬼に金棒だ。前向きな変貌ぶりをU-22アルゼンチン戦で体現できたことは、大きな自信になったはずだ。

 それを今季ラスト2戦で出し切ることが大事だ。鹿島が対峙するのは川崎フロンターレと横浜FC。そこで松村がゴールという結果を残せれば、重要な来季の糧になるだろう。

 2024年はパリ五輪最終予選と本大会がある節目の年。プロ5年目を迎えるだけに、鹿島でもずっとジョーカー的な立ち位置で居続けるわけにもいかない。静学の先輩である旗手怜央も飛躍的成長を遂げたように、松村も偉大な先輩に追いつけ追い越せでやっていかなければならない。

 まずは24日の川崎戦。鹿島の背番号27の一挙手一投足に注目したい。

取材・文=元川悦子





◆岩政大樹監督が語る鹿島MF松村優太の進化 今季ラスト2戦でさらなる成長を示せるか(サッカーキング)





◆【鹿島】日本代表から戻った佐野海舟、チーム完敗も守田&田中から刺激、課題縦パス積極的にトライ(ニッカン)



佐野海舟


<明治安田生命J1:川崎F3-0鹿島>◇第33節◇24日◇等々力

鹿島アントラーズは、川崎フロンターレに0-3で完敗し、8季連続で川崎Fからリーグ戦で勝ち点3を取ることが出来なかった。

ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表に招集されたMF佐野海舟(22)は、22日の深夜にサウジアラビアから帰国し、“中1日”で先発。持ち味の「ボール回収」だけでなく、浮き球パスや縦パスで好機を演出し、成長した姿を見せたが、チームを勝利に導くことは出来なかった。

佐野は「全ての面で相手の方が上だった」と完敗を認めた。日本代表の活動中、川崎F出身のMF守田英正、田中碧と練習することで縦パスの意識が芽生えたという。「自分の課題でもある。チャレンジしてやっていきたいと意識はした。(代表で)生き残って行くにはそれが必要だと思いますし、縦パスを入れられないとこの先、やっていけないと思って」。

自身の特長は消さず、プレーの引き出しを増やすことを目標に挙げた。代表の活動で得た新しい武器をさっそく発揮し、今後の成長につなげる覚悟だ。





◆【鹿島】日本代表から戻った佐野海舟、チーム完敗も守田&田中から刺激、課題縦パス積極的にトライ(ニッカン)

◆また勝てず...川崎に3失点完敗で6戦未勝利の鹿島、岩政監督は「僕の力不足」ときっぱり。今季ラストゲームでは「勝ちしか求めていない」(サッカーダイジェスト)



岩政大樹


「選手たちはよく戦ってくれました」


 鹿島アントラーズは11月24日、J1第33節で川崎フロンターレと敵地で対戦。34分、63分にいずれもレアンドロ・ダミアンに得点を許し、84分には脇坂泰斗にPKを決められ、0-3で完敗した。

 リーグ戦で最後に勝利したのは、9月16日の27節・セレッソ大阪戦(1-0)。そこから白星が遠く、これで6戦未勝利となった。

 試合後のフラッシュインタビューで岩政大樹監督は「全体的に選手たちはよく戦ってくれましたし、狙いとしたところもよく出ていたと思います」と川崎戦を振り返る。

 チャンスを作ったが、決め切れなかった。足りなかった部分を問われれば、「僕の力不足です」ときっぱり。「選手たちは戦ってくれましたし、サポーターも最後まで声を枯らして戦ってくれました」と感謝する。

 12月3日の最終節・横浜FC戦はホームで迎える。指揮官は「勝ちしか求めていない。ホーム最終戦なので。最後、勝てるように選手たちと戦っていきたい」と表情を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部




◆また勝てず...川崎に3失点完敗で6戦未勝利の鹿島、岩政監督は「僕の力不足」ときっぱり。今季ラストゲームでは「勝ちしか求めていない」(サッカーダイジェスト)



◆J1鹿島、苦手の川崎に完敗 岩政監督「僕の責任」(サンスポ)



須貝英大


明治安田J1第33節第1日(24日、川崎3-0鹿島、等々力)鹿島は苦手な川崎に完敗した。リーグ戦では2016年から16試合連続で未勝利となり、敵地では4連敗。岩政監督は「結果が出なかったのは僕の責任」と声を絞り出した。

1失点目の場面ではパスカットしようとしたスライディングが届かず、2失点目はペナルティーエリア内で不用意に球を失った右サイドバックの須貝は「自分のミスで0―2となった。勝負の世界であのミスはあり得ない」と反省。チームはJ1で6試合連続勝ちなしと苦しい状況に陥っている。





◆J1鹿島、苦手の川崎に完敗 岩政監督「僕の責任」(サンスポ)


◆【川崎3-0鹿島】ダミアン2ゴール、脇坂PK弾!鹿島サポーターは今季最大のブーイング(サカノワ)



鹿島アントラーズ


マルシーニョから2ゴール!


[J1 33節]川崎 3-0 鹿島/2023年11月24日19:00/等々力陸上競技場

 J1リーグ33節、川崎フロンターレがレアンドロ・ダミアンの2ゴールと脇坂泰斗のPKによる1点で、鹿島アントラーズに3-0の快勝を収めた。今季ホームラストゲームを川崎らしいスピードとテクニックの融合した攻撃で、2万人を超えた観衆を魅了した。

 立ち上がりは鹿島が高い位置から鈴木優磨、知念慶、仲間隼斗と3人でプレスをかけていく。ただ、これに次第に対応していった川崎がボール保持率を高めて、試合の主導権も握っていく。

 そして34分、登里享平のスルーパスから須貝英大の背後をとったマルシーニョが左サイドを打開。そこからのマイナスのパスに、ダミアンが左足トゥーキックで叩き込み、クロスバーにボールを当てながらもネットを揺らした。

 さらに63分、マルシーニョが須貝との1対1を制して、そのパスをレアンドロ・ダミアンが流し込み、2点目をもたらしてみせる。

 今季最後の等々力劇場となる川崎はさらに攻め立てる。84分、GK早川友基のファウルで得たPKを脇坂が決めて、トドメを刺した。川崎はリーグ3試合ぶりの勝利に。

 一方、試合開始時は目先を変えてきた鹿島だが、攻撃の形をなかなか作れず。シュート数では川崎を上回るものの、ある意味、事故からの得点を狙うような展開になってしまい、鈴木優磨や松村優太の一発、途中出場した土居聖真のひらめきに委ねるようになって、連動性を欠いた。試合終了間際のディエゴ・ピトゥカのミドルが見せ場となったが……枠を捉え切れず。これで6試合勝利なしとなった。

 試合後には鹿島サポーターから今季最大と言えるブーイングが起きた。荒れた一部サポーターを警備員が制止する一幕もあった。






◆【川崎3-0鹿島】ダミアン2ゴール、脇坂PK弾!鹿島サポーターは今季最大のブーイング(サカノワ)



★2023年J1第33節 鹿島vs川崎(等々力)ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)






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