日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年4月30日月曜日

◆西野監督、柴崎視察“空振り”も試合後に三者会談で現状把握「状態悪くない」(報知)





 ◆スペインリーグ第35節 ヘタフェ1―1ジローナ(29日・ヘタフェ)

 日本代表の欧州組候補選手チェックのため欧州滞在中の西野朗監督は29日、MF柴崎岳のヘタフェが1―1で引き分けたジローナ戦を視察した。

 柴崎は4試合連続出場なしと“空振り”に終わったが、試合終了後にはチーム幹部を交えて約15分の三者会談で現状を把握。西野監督は「出場機会が限定されているがコンディションは悪くはないとのことだった」と胸をなで下ろし、柴崎に期待する部分については「技術が高いし、戦術的にも変化をもたらすことができる」と語った。


西野監督、柴崎視察“空振り”も試合後に三者会談で現状把握「状態悪くない」


◆勝てない鹿島、内田篤人はどう見るか?日本代表には「入れてくれたら協会、選手と上手くやる」(GOAL)




鹿島アントラーズDF内田篤人が、横浜F・マリノス戦を振り返りつつ、日本代表についても言及した。

「試合数が多いというのは、言い訳にならない」

鹿島アントラーズDF内田篤人が、チームの勝てない現状に厳しい意見を投じた。

鹿島は28日に行われた明治安田生命J1リーグ第11節で、横浜F・マリノスに0-3と完封負け。3戦未勝利で降格圏間際の15位に転落した。

開始7分に先制点を許すと、21分にも立て続けに失点。後半にも追加点を浴びて完敗。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではJリーグ勢唯一のグループステージ突破を決めたが、リーグでは連戦続きで厳しい状況に陥っている。しかし、内田は「連戦」という言葉は「言い訳にならない」と一蹴。戦力がある鹿島でその言い訳は通用しないと一石を投じた。

「アントラーズって立場的にやっぱりドッシリ構えるチームだと思うんだよね。それが今ちょっとできていない。最近は似た立ち上がりで点を取られてバタバタ、2点目も取られてバタバタ。点取りに行ったかと思うと最後にカウンターを食らって。今までは1点取られても、取り返す。変な余裕じゃないけど、1点くらいくれてやるよくらいのドッシリさがあった」

今までは「(試合内容が)良くなくても勝ててきた。それだけじゃないけど一つの要因だったかなと」と持論を展開した。

内田自身は第8節の名古屋グランパス戦から4試合連続先発出場。状態は「いいんじゃないですか。膝も治ったし」とコンディションは上り調子のようだ。

27日に行われた日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の記者会見について質問が飛ぶと「見ていない」としつつも、会見の焦点となった解任理由となった「コミュニケーションが薄れたこと」を意識してか、「俺は空気を悪くするタイプではないから、もし入れてくれたら協会、選手、皆さんとも上手くやれる自信はありますよ」とサラッと答えてみせた。

鹿島はここから3試合をホームで戦う。2日にはV・ファーレン長崎と、続く5日は浦和レッズを迎え、9日には大一番のACLラウンド16の上海上港戦が控えている。

「何かきっかけがあれば変わるんだけどね。一つのゴールだったり、練習方法だったり」と語った内田。「ここまできたら、練習の中から」と日々のトレーニングからきっかけを見いだすことを求めていた。


勝てない鹿島、内田篤人はどう見るか?日本代表には「入れてくれたら協会、選手と上手くやる」

◆鹿島DF安西幸輝、完敗の横浜FM戦に「逆転しようという意志が弱かった」(GOAL)



鹿島アントラーズDF安西幸輝が完敗を喫した横浜F・マリノス戦を振り返った。

鹿島アントラーズは28日、明治安田生命J1リーグ第11節で横浜F・マリノスと対戦。敵地での一戦で、鹿島は0-3と完敗した。DF安西幸輝は、「逆転しようというチームとしての意志が弱かった」と率直な感想を述べた。

安西は、「相手のウイングがボールの取りどころで、僕も取れていた」と、立ち上がりを振り返っている。しかし、7分と21分に失点。追いつくために前線からプレッシャーをかけた結果、「後半、カウンターでやられた」と続けた。

前節のヴィッセル神戸戦で途中出場しているが、先発起用はJ1第3節以来。記者からコンディションについて質問されると、「自分なりの100パーセントでやった」と答えつつ、体力面や気合いの部分だけでもなく「プレースピードも、まだ追いつけていない」と自身の状態を冷静に分析した。

「そろそろ結果出さないといけないので、チャンスをもらえたら結果を出したい」

この敗戦で、3試合未勝利となった鹿島。次節は5月2日、ホームでV・ファーレン長崎と対戦する。安西は個人として、そしてチームとして久しぶりの勝利をつかめるだろうか。


鹿島DF安西幸輝、完敗の横浜FM戦に「逆転しようという意志が弱かった」



◆鹿島、横浜との「下位対決」に大敗 遠藤「力不足」(ニッカン)





<明治安田生命J1:横浜3-0鹿島>◇第11節◇28日◇日産ス

 鹿島アントラーズが横浜F・マリノスとの「下位決戦」で大敗した。

 課題の立ち上がりでまた失点し、後手に回った。ここ3試合で8失点、さらにリーグ最少8得点のままと攻守がかみ合わない。開幕11試合で5敗は、年間11位と過去最低成績だった12年以来。ゲーム主将のMF遠藤は「主将として自分の力不足。もっとチームがうまくいくような声掛けができるんじゃないかと思う。みんなと話してやっていきたい。切り替えてやるしかない」。


鹿島、横浜との「下位対決」に大敗 遠藤「力不足」




◆【コラム】失われた“鹿島らしさ”…内田篤人は常勝軍団の救世主になれるか(サッカーキング)





 2018明治安田生命J1リーグで、3分の1に当たる11試合を終えて3勝3分け5敗の勝ち点12、J2降格圏一歩手前の15位。これが鹿島アントラーズの現時点でのポジションである。

 4月28日も横浜F・マリノスに3点を食らって0-3で完敗。「常勝軍団」という本来の姿から大きくかけ離れた状態を露呈した。4月のJリーグはわずか1勝。総得点8・総失点13という数字も「1-0でしぶとく勝つ」という伝統を貫いてきたチームにとっては、想定外にほかならない。

「アントラーズはもともと『どっしり構えるチーム』なんだよね。それが今はちょっとできていない。先に点を取られるとバタバタとなるから。2点目取られてバタバタして、さらに点を取りに行くとカウンターでサクッとやられている」

「これまでは『1点くらい取られても、前線が点取るだろう』っていう変な余裕みたいなものがあった。『1点くらいくれてやるよ』くらいの雰囲気がね」と8年ぶりに古巣に戻ってきたDF内田篤人はタイトルを取り続けてきた当時との違いを如実に感じているようだった。

 内田がシャルケに移籍した翌年の2011年から鹿島でプレーするDF西大伍も似たような思いがあるようだ。「あの頃のチームをリードしていた(小笠原)満男さんたちの世代は技術も高いし、サッカー頭が頭抜けてよかった」と彼はしみじみ言う。確かに小笠原、GK曽ヶ端隼、MF本山雅志(現ギラヴァンツ北九州)、DF中田浩二(現鹿島CRO)ら黄金世代は90分間の流れの作り方や相手との駆け引き、どこで畳みかけるかというのを自然とピッチ上で表現できていた。それが内田の言う「どっしり構える」という意味だったのかもしれない。

 内田も西も先輩に引っ張られているうちはよかったが、今はともに30代。もはやチームを引っ張らなければいけない立場だ。「今日の先発ではかなり年長の方? レオ(シルバ=32歳)がいるじゃん」と内田は冗談交じりに話したが、「どうしたら鹿島を勝たせられるのか」と誰よりも多く自問自答しているに違いない。

 それも「自分が常勝軍団を復活させなければいけない」という使命感があるから。長く苦しんだ右ひざが回復し、3月から抱えていた右大腿部のケガもようやく癒え、4月14日の名古屋グランパス戦以降はJ1で4試合連続スタメン出場できる状態になったからこそ、自らが周りをけん引していく意識もより強まっているはずだ。




「(4月25日のヴィッセル)神戸戦の前にヤナギ(柳沢敦コーチ)さんが『アントラーズはいっぱいタイトルを取ってきたけど、その時々の人が頑張って取ってきたんだ』と言っていたんです。『(クラブの)名前で取れるもんじゃない』と。本当にそうだし、今出ているメンバーで勝たないといけないんだよね」

「ただ、こういう状況は何かきっかけがあれば変わる。1つのゴールだったり、1つ勝って、連勝したりすればね。一番ダメなのは、下を向くこと。俺みたいにメディアのみなさんと喋って気を晴らして帰るくらいがいい。暗くならずにやることだと思います」と内田は気丈に前を向くことの大切さを改めて口にした。

 横浜FM戦は守備リーダーのDF昌子源が負傷で控えに回ったこともあり、声を出して周りを鼓舞する人間もいなかった。守備の軸を担ったDF植田直通やMF三竿健斗は真面目な性格で、1つのミスを引きずりがちだ。が、それではポジティブな方向には進まない。植田も三竿もFW鈴木優磨も年齢は若いかもしれないが、ピッチに立ったら条件は一緒。それぞれが殻を破り、存在感を示さないといけない。そういうチームになれれば、常勝軍団は新たな段階に突入できる。内田はそう考えるから「みんなでやることが大事」だと強調したのだ。

 1つ提言するなら、泥臭く走るところからやり直してみてはどうだろうか。今季の鹿島のチーム平均走行距離は111.09キロで、J1平均の115.440キロを大きく下回る17位に沈んでいる。この日敗れた横浜は119.516キロでダントツのトップ。内田も献身的にラインの上げ下げを繰り返す40歳の大ベテラン・中澤佑二に対し「本当にすげえよ。あのラインの上げ下げがどれだけきつくて辛いか。あれ一番足に来るからね」と最大級の賛辞を送っていた。

 内田自身もトップコンディションだった頃のスピードや動き出しの速さ、体のキレをまだ完全には取り戻せていないものの、走行距離やスプリント回数を増やすことはできるだろう。実際、横浜戦62分間の7.062キロという壮行距離、12回というスプリント回数は相手のMF遠藤渓太やMF山田康太といった若手に比べてやや見劣りした。内田がよりアグレッシブなパフォーマンスを見せ、チーム全体に戦う姿勢を伝えていけば、必ず躍動感とフレッシュさを取り戻すきっかけになる。ドイツ時代にチャンピオンズリーグ準決勝など異次元のレベルを体感してきた男ならば、悪い流れをガラリと変えるきっかけを作れるはずだ。

 本人が「自分が入ったら協会とも選手ともメディアのみなさんともうまくやれる」と色気を見せる日本代表復帰も、そういう微妙な変化によって可能性が高まってくる。内田の一挙手一投足には日本中のサッカー関係者やファンが注目している。それを今一度、強く認識して、彼には鹿島の救世主になるべく、異彩を放ってほしいものである。

文=元川悦子


【コラム】失われた“鹿島らしさ”…内田篤人は常勝軍団の救世主になれるか




◆鹿島アントラーズとして戦う〜昌子源 長崎線プレビューインタビュー(アントラーズチャンネル)





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