日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年7月31日日曜日

◆ブラジルとの差を痛感も…自信深めるFW興梠「自分の持ち味が出せたのはプラス」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?195250-195250-fl

[7.30 国際親善試合 日本0-2ブラジル ゴイアニア]

 リオデジャネイロ五輪日本代表は30日、ブラジル・ゴイアニアで五輪ブラジル代表と国際親善試合を行い、0-2で敗れた。ブラジルとのレベルの差を痛感したFW興梠慎三だが、多くの収穫があった試合だったと振り返っている。

 日本は完全アウェーのブラジル戦ということもあり、立ち上がりから防戦一方。前半は相手への寄せも甘く、シュートを浴びる場面が目立った。後半はブラジルのペースが落ちたこともあって日本も攻撃の形をつくれるようになったが、得点を奪うまでには至らず。相手のパスミスから後半9分に決定機を迎えたが、興梠のパスを受けたMF中島翔哉のシュートは飛び出したGKにセーブされた。

 試合後のインタビューで興梠は、「相手にほとんど主導権を握られながらの戦いでした。レベルの違いを感じさせられた」と振り返り、「たくさんの課題もあったが、良かった点も何度かあった。あとは相手のミスでチャンスがあったが、そこで決められるようにしていきたい」と収穫があったと話す。

「後半は特にスペースが空いてくる中で、ワンタッチ、ツータッチつなげる場面もあった。個人的には前で体をぶつけてボールをキープすることができた。こういう強い相手に自分の持ち味であるポストプレーができたのはプラスになった」

 五輪前最後の強化試合を終えた日本は8月4日にグループリーグ初戦を迎え、ナイジェリア代表と対戦する。「別に今日の試合が大事じゃない。大事なのは初戦のナイジェリア戦。個人的にも負けたくない気持ちがある。そこでこのような試合にならないように全力で戦いたい」。オーバーエイジ選手として、“託される側”となった興梠が前線で起点となって、日本をさらなる高みへと導く。

◆五輪日本代表vs五輪ブラジル代表 スタメン発表(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?195244-195244-fl



[7.30 国際親善試合 ゴイアニア]
※日本時間28:30開始

<出場メンバー>
[リオ五輪日本代表]
先発
GK 12 中村航輔
DF 2 室屋成
DF 4 藤春廣輝
DF 5 植田直通
DF 6 塩谷司
MF 3 遠藤航
MF 7 原川力
MF 9 矢島慎也
MF 10 中島翔哉
MF 18 南野拓実
FW 13 興梠慎三
控え
GK 1 櫛引政敏
DF 15 亀川諒史
DF 17 岩波拓也
MF 8 大島僚太
MF 14 井手口陽介
FW 16 浅野拓磨
トレーニングパートナー
GK 22 杉本大地
DF 21 小島雅也
MF 20 渡辺皓太
MF 23 冨安健洋
FW 19 小川航基
監督
手倉森誠

[リオ五輪ブラジル代表]
先発
GK 18 ウィルソン
DF 2 ゼカ
DF 3 ロドリゴ・カイオ
DF 4 マルキーニョス
DF 6 ドウグラス・サントス
MF 8 ラフィーニャ・アルカンタラ
MF 9 ガブリエウ・バルボーザ
MF 10 ネイマール
MF 16 チアゴ・マイア
MF 17 フェリペ・アンデルソン
FW 11 ガブリエル・ジェズス
控え
GK 1 フェルナンド・プラス
DF 12 ワラシ
DF 13 ウィリアム
DF 14 ルアン・テシェイラ
MF 5 レナト・アウグスト
MF 15 ロドリゴ・ドウラド
FW 7 ルアン・ビエイラ
バックアップメンバー
GK 22 ジュアン
DF 19 グスタボ・エンヒキ
MF 20 バウジビア
FW 21 フェリペ・ビゼウ
監督
ロジェリオ・ミカレ

◆“イメージをはるかに超えてくる”ネイマールとの対戦 DF植田「思い切りやってみたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?195238-195238-fl



 リオデジャネイロ五輪日本代表は30日に五輪ブラジル代表と親善試合を行う。CBの一角として先発出場が濃厚なDF植田直通(鹿島)は、FWネイマールとの対戦を心待ちにしながらも「そこだけにこだわり過ぎてもいけない」と話した。

 29日に行われた公式会見でブラジル代表のロジェリオ・ミカレ監督は先発11人を公表。当然のようにネイマールの名前もあり、キャプテンマークを巻いてピッチに立つことも明かした。

 植田はネイマールとの対戦に「世界のトッププレーヤーだし、自分が今どれだけやれるのか試してみたいところもあるので、思い切りやってみたい」と意気込みを示す。そして『ネイマールのイメージは?』との問いには、「そのイメージをはるかに超えてくると思う。だから楽しみです」と返したように、予想を超えるプレーを披露するスーパースターとの対戦を待ちわびている。

 しかし、一方で「そこだけにこだわり過ぎてもいけない」とブラジルを警戒。本大会に向けて勢いをもたらす結果を残したい試合で、ネイマールを、そして王国の攻撃をはね返し続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

◆【鳥栖】新加入青木に捧げる豊田弾「何としてでも勝ちたかった」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160731-OHT1T50071.html

 ◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第6節 鳥栖1―0鹿島(30日・ベストアメニティスタジアム)

 DF青木にささげる鳥栖の勝利だった。

 前半20分、MF鎌田のヘディングシュートがバーにはじかれたところを、FW豊田が頭で詰めて先制。その後は持ち前の体を張った守備と豊富な走力で無失点に抑えた。豊田は「何としてでも青木さんのために勝ちたかった」と7月に鹿島から完全移籍で加入したベテランの名前を口にした。第2S開幕から6戦負けなし(4勝2分け)と勢いが止まらない。

◆【鹿島】今季初の連敗…石井監督「失点が多い」と危機感(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160731-OHT1T50072.html

 ◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第6節 鳥栖1―0鹿島(30日・ベストアメニティスタジアム)

 鹿島は今季初の連敗に危機感に包まれた。

 警戒していたはずのクロスからの失点。攻めてもFW土居、MF中村らが決定機を決めきれず、前節浦和戦に続く敗戦を喫した。石井監督は「失点が多い。早急に解決策を見つけなくてはならない」と第2Sで6試合11失点の守備を憂慮。DF昌子も「第1S王者にふさわしくないチームができている。すべてを見直さないといけない」と反省した。

◆J1 鹿島、遠い1点 鳥栖に0-1(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14698894128327

明治安田J1第2ステージ第6節(30日・ベストアメニティスタジアムほか=9試合)鹿島は鳥栖に0-1で敗れ、今季初の2連敗を喫した。通算成績は2勝1分け3敗で9位に後退。年間順位も3位に下げた。

鹿島は前半20分に速攻から失点。ボールを保持する時間は多かったが、決め手に欠き、今季2度目の無得点で敗れた。

■ゴール届かなかった 鹿島・石井監督
相手の特徴でもあるクロスから失点してしまった。それ以降、ボールを保持して攻め込めてはいたが、もっと鳥栖の中央の守備を広げる攻撃ができればよかった。後半は徹底的にサイドから崩したが、ゴールに届かなかった。

■狙った攻撃ができず 鹿島・赤崎
狙った形の攻撃ができず、鳥栖は守りやすかったと思う。(高校の恩師も見に来ていたので)どんな状況でも結果を出したかった。

■切り替えるしかない 鹿島・山本
(失点シーンは)もっとクリアをしっかり上げていれば相手に拾われなかった。失点が多いが、切り替えてやっていくしかない。

■速さ対応難しかった 鹿島・昌子
鳥栖は引いて守っていると見せかけ、カウンターを狙っていた。そのスピードが速く、特に前半の対応が難しかった。

◆どうした鹿島、今季初2連敗 サポからブーイングも…(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/31/kiji/K20160731013066750.html

明治安田生命J1第2S第6節  鹿島0―1鳥栖 (7月30日  ベアスタ)

 鹿島は無得点に終わり、今季初の2連敗となった。アウェーの地に駆け付けたサポーターからブーイングを浴びせられ、石井監督は「勝利する試合を見せられず残念」と悔しそうに言った。 

 サイドからの攻撃で相手を崩しにかかったが、ゴールを割れなかった。第2ステージの失点が6試合で11。王者に輝いた第1ステージの10を上回り、指揮官は「早急に解決策を見つけないといけない」と立て直しを口にした。

◆鹿島、今季初の連敗 石井監督「早急に解決策を見つけないと」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160730/jle16073022570010-n1.html

鳥栖に敗れ肩を落とす鹿島イレブン=ベアスタ

 明治安田J1第2ステージ第6節(30日、鳥栖1-0鹿島、ベアス)鹿島は無得点に終わり、今季初の2連敗となった。アウェーの地に駆け付けたサポーターからブーイングを浴びせられ、石井監督は「勝利する試合を見せられず残念」と悔しそうに言った。

 サイドからの攻撃で相手を崩しにかかったが、ゴールを割れなかった。第2ステージの失点が6試合で11。王者に輝いた第1ステージの10を上回り、指揮官は「早急に解決策を見つけないといけない」と立て直しを口にした。

鹿島・昌子(チームの状態に)
「今に関して言えば(攻守とも)全部を見直していく必要がある」

◆鳥栖が4勝2分の無敗で第2S3位に浮上、鹿島は今季初の連敗で年間3位に後退…(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?195232-195232-fl

[7.30 J1第2ステージ第6節 鳥栖1-0鹿島 ベアスタ]

 サガン鳥栖はホームで鹿島アントラーズに1-0で競り勝ち、2連勝を飾った。これで6試合負けなし(4勝2分)。第2ステージは勝ち点14で3位に浮上した。

 鳥栖は前半20分、セカンドボールを拾ったDF吉田豊が左サイドからアーリークロス。ファーサイドのMF鎌田大地が体勢を崩しながらも頭で合わせると、クロスバーに当たった跳ね返りをFW豊田陽平がヘディングで押し込み、先制点を奪った。

 1点を追う展開となった鹿島は前半37分、MF柴崎岳の左CKにFW金崎夢生が頭で合わせるが、ゴールライン上でDFがクリア。こぼれ球に詰めたMF遠藤康のシュートも鳥栖の体を張ったディフェンスに阻まれた。

 後半に入ると、鹿島が攻勢を強めるが、1点が遠い。後半24分、後半開始から出場のMF中村充孝が遠藤とのワンツーでPA内に切れ込み、左足でシュートを打ったが、ゴール右へ。同27分には遠藤の右クロスをMF土居聖真がバックヘッドで合わせたが、GK林彰洋が鋭い反応で弾き出した。

 1-0で逃げ切った鳥栖は2連勝で、第2ステージに入ってから4勝2分の無敗。首位・川崎Fと勝ち点2差の3位に浮上した。一方の鹿島は今季初の連敗で3試合勝ちなし(1分2敗)。年間順位では浦和に抜かれて3位に後退し、首位・川崎Fとの勝ち点差は「8」に広がった。

◆鹿島、再三のチャンス生かせず連敗…鳥栖は豊田弾でステージ無敗継続(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160730/474161.html?cx_cat=page1

豊田陽平

 2016 明治安田生命 J1リーグ・セカンドステージ第6節が30日に行われ、サガン鳥栖と鹿島アントラーズが対戦した。

 1stステージで15位に沈んだ鳥栖は、2ndステージに入って5戦無敗と好調をキープ。勢いのままにホームで鹿島を破りたいところだ。一方の鹿島は前節、浦和レッズに逆転負けを喫し2ndステージで8位と低迷している。1stステージ王者が巻き返しのキッカケをつかめるか、注目だ。

 鳥栖は前節と全く同じイレブンで試合開始を迎えた。GK林彰洋、DF藤田優人、キム・ミンヒョク、谷口博之、吉田豊、MF金民友、高橋義希、福田晃斗、鎌田大地、FW早坂良太、豊田陽平が先発出場。鹿島は小笠原満男がベンチスタートとなり、スタメンには永木亮太が名を連ねている。GK曽ヶ端順、DF西大伍、ブエノ、昌子源、山本脩斗、MF柴崎岳、永木、遠藤康、土居聖真、FW赤崎秀平、金崎夢生が先発した。なお、先日加入したブラジル人MFファブリシオはメンバー外となっている。

 試合は20分に鳥栖が先制する。エリア外左から吉田がロングボールを送ると、右サイドで裏に抜けた鎌田がヘディングで枠を狙った。このシュートはバーに弾かれたが、ゴール前に詰めていた豊田が頭で押し込んで先制ゴール。3試合ぶりとなるエースの得点で、鳥栖が鹿島を相手にリードを奪う。

 鹿島は37分、左からのコーナーキックに反応した金崎のヘディングシュートが枠を捉えるが、ライン上で鳥栖のディフェンス陣が跳ね返す。こぼれ球に反応した赤崎らが立て続けにシュートを放つが、いずれも体を張ったプレーで鳥栖が防いだ。

 45分に鳥栖がビッグチャンスを迎える。カウンターでボールを持った福田が前線にパスを送ると、高橋が抜けだしてゴール前までドリブルで進む。鹿島のDF陣が体を当ててなんとか遅らせるが、高橋がエリア手前でボールをキープ。最後は豊田が狙ったが、ディフレクトしてゴールには至らなかった。

 前半は1ー0でホームの鳥栖がリードし、終了する。

 後半最初のチャンスは鹿島が迎えた。46分、左サイドからのスローインを、後半開始から投入された中村充孝がエリア内で体を張ってキープ。走りこんだ金崎にボールが渡ると、エリア内左からゴールを狙ったが、これはポストの左に外れていった。さらに69分、エリア手前右でボールを持った中村がエリア内に走りこんだ遠藤へパス。遠藤はヒールで落とすと、ゴール前へ走りこんでいた中村が、ディフェンスをかわして左足からGK曽ヶ端のニアサイドを狙ったが、これはポストの右にそれた。

 勢いにのる鹿島はさらにチャンスを作る。73分、右サイドから遠藤がクロスを放り込むと、走りこんだ土居がヘディングでゴールを狙うが、GK曽ヶ端がセーブ。さらに74分には左サイドでロングボールを受けた金崎が、トラップでディフェンスをかわしてミドルシュートを放ったものの、これもバーをかすめて同点とはいかない。

 後半アディショナルタイム2分、6月に16年過ごした鹿島から鳥栖へ移籍した青木剛がピッチに投入される。サポーターの大きな声援の中、鳥栖が前半の1点を守りきり1stステージ王者の鹿島を破った。

 鳥栖は次節、6日にガンバ大阪とのアウェーゲームに挑む。一方の鹿島はホームでベガルタ仙台と対戦する予定だ。

【スコア】
サガン鳥栖 1ー0 鹿島アントラーズ

【得点者】
1ー0 20分 豊田陽平(鳥栖)

◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第6節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51805

明治安田J1 2nd 第6節

鹿島、1点が返せず。今季初の連敗。

前節、ホームのカシマでライバル浦和に1-2と逆転負けを喫し再起を図った今節だったが、相手エースの一撃を返せず、0-1と完封負け。今季リーグ戦初の連敗を喫した。



前節のホーム浦和戦から最終ラインにブエノ、中盤に永木、そして前線に赤崎を入れ替えて臨んだ鹿島だったが、序盤は鳥栖と激しいプレッシングのかけ合いを見せ、アグレッシブな試合展開となる。







早い時間帯での先制を狙ったのか、鹿島は徐々に前がかりになり鳥栖のカウンターを受ける場面も目立つようになってくる。そして20分、鎌田のヘディングシュートがクロスバーに当たったところを豊田に詰められ、先制点を献上してしまった。



この後、反撃する鹿島だったが最大のチャンスは、37分。左CKからキッカーの柴崎が上げたボールを金崎がうまくへディグシュートに持ち込んだ。これが決まったかと思われたがゴールライン上で相手選手にクリアされる。しかしそのこぼれ球を遠藤が強烈な左足シュート。相手選手のハンドを誘ったかに見えたこのシュートも結局クリアされ、最後に赤崎が放ったシュートも相手選手に当たり、この試合最大のチャンスを逃してしまった。















後半に入ると、石井監督は赤崎に代え、中村を入れ、攻撃の活性化を図った。中村は再三チャンスを演出するが、全体的に前がかりになったところをまたしても鳥栖にカウンターされるという、ドタバタする展開が続いた。









そして交代出場の伊東、鈴木もいい動きを見せるが、鳥栖の堅守を崩すところまではいかなかった。結局、0-1の完封負け。前節に続き、鹿島にとっては手痛い一敗となった。優勝を争うライバルの川崎F、浦和は順当に勝ち点3を積み重ねた。1stステージでの連動感から、2ndステージに入り、その連動がどこかちぐはぐだ。これ以上崩れないよう、しっかりと修正しなければいけない。もう一度、立ち上がろう。



【この試合のトピックス】
・今季リーグ戦初の連敗。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・相手のサイドからの攻撃を受ける場面では、外へ外へと追いやること。
・テンポよくサイドを変えながら組み立てていこう。
・自分たちが攻めている時こそ、リスクマネージメントをしっかり意識しよう。

サガン鳥栖:マッシモ フィッカデンティ
・ボールを奪った後のプレーをもう少し丁寧にすること。
・ボールを繋ぐのかクリアするのかもっとハッキリさせること。
・2点目をとりにいくこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日も遠くまで多くのサポーターの方が来てくださったにもかかわらず、勝利という結果を見せることができず本当に残念。攻めていたが、早い時間帯に相手の特長の1つである、精度の高いクロスから失点してしまった。それが試合のポイントだったと思う。それ以降もボールを保持して攻めることができたが、鳥栖の中央が堅い守備を崩すためにワイドにいければ良かったが、そこを中に中に行ってしまった。後半は比較的サイドから行く形ができたし、選手たちもそれを徹底する気持ちが出ていた。ただゴールまでには届かなかった。またレフェリーにもお願いしたが、相手のゴールキックの場面でかなりの時間を取られた。できるだけボールがピッチ内にある時間を増やしてエキサイティングな展開にしないと、サッカーファンにも喜ばれない。もう少し早い段階で注意を促してもらえれば良かった。そこは残念。

Q 伊東の起用の意図は?
A 徹底的にサイドから崩したかったので、ユキを入れてオーバーラップからのクロスを期待して入れた。

Q 現在の課題は?
A 連敗したことと失点数の多さは早急に解決策を見出さなければいけない。

サガン鳥栖:マッシモ フィッカデンティ
見ての通り、厳しい試合だった。鹿島というクラブを考えると、現在の2ndステージでの状況はそれにふさわしくないと思うので、挽回しなければいけないと最初から激しく来ることは予想していた。セットプレーからの混戦には鹿島も強いので、その辺りを練習してきた。厳しい攻めもあったが、こちらが先制して少し状況は良くなった。前半はカウンター中心に攻め、後半は非常に苦しい展開だった。何とか耐えて、林もいいセーブを見せて守ることができた。鹿島は素晴らしいチームだと思うし、結果を絶対に出さなければいけないという中、こちらも厳しい戦いを制し勝てたことは非常に素晴らしい。鹿島は1stステージ優勝に値いするチームだと改めて実感した。こちらは地に足をつけて、しっかり戦っていきたい。


選手コメント

[試合後]

【中村 充孝】
決めないといけない。スルーパスは2本くらいあったが、攻撃のリズムが変わったとは思えない。途中で出た選手がもっと下りてプレーすれば、相手を苦しめることが出来たと思う。

【土居 聖真】
チャンスは作れていたが、焦りというよりも常に余裕なくプレーしている。急ぎ過ぎて、プレーが雑にならないようにしていたが、最後の部分で決めきれなかった。もっと貪欲にシュートを増やしていかないといけない。

【山本 脩斗】
ゴールシーンはみんな、止まってしまった。自分のところでしっかり対応できていれば問題なかった。連敗だが、切り替えてやっていくしかない。

【赤崎 秀平】
内容が良くなかった。押し込むシーンがなかったと思う。競り合いで負けたという訳でなく、狙った形が作れなかった。守備が試合を通してはまっていないが、それは守備陣だけの責任ではない。自分もどんな状況であろうと、応援に来てくれた人のためにも点を取らないといけない。

【昌子 源】
ブエノが足を痛めてから、ピッチ全部を守りたいという気持ちだった。鳥栖は引いているけど、それは見せかけ。カウンターのスピードは速かった。最近の失点はクリアが中途半端だったりするので、次の試合にいかさないといけない。もう一度、全部、見直していく必要がある。1stステージのように後ろが無失点で抑えれば負けることはない。いい応援に応えることが出来なかった。1stステージ王者にふさわしくないチームになってきている。

2016年7月30日土曜日

◆育成年代新基軸の大会が始動…U-13初代王者はJ下部退けた街クラブFC LAVIDA(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/youthstudent/20160727/472300.html?cx_top=topix



『newbalance CHAMPIONSHIP2016』が23日から25日までの3日間、静岡県の時之栖スポーツセンターで開催。Jリーグクラブの下部組織や有力中学校、強豪の街クラブなど全24チームが参加した。

 今年から新たに始まった同大会は、U-11、U-12、U-13、U-16世代の各大会を実施。試合出場機会が少ない年代を対象とし、全国各年代のトップレベルのチームを招待し優勝を争う。この3日間ではU-13世代の大会が開催された。クラブや学校などのカテゴリーの壁を取り払った大会では各チーム、時之栖での短期合宿生活を送り、社会性も学んでいく。

 大会方式は4チーム×6グループに分かれた予選リーグと順位決定トーナメントを3日間に分けて開催。Jクラブ下部組織が力を見せる中、埼玉県の街クラブFC LAVIDAが躍進する。予選リーグでは東京ヴェルディジュニアユースを抑えて首位で通過を果たすと、決勝トーナメントに入って鹿島アントラーズジュニアユースを2-0で撃破。準決勝のサガン鳥栖U-15戦では終了間際に1-1に追いつかれる展開の中、PK戦で小兵の守護神・神谷優太が大活躍を見せてファイナルへの切符を手にする。FC LAVIDAは大会最終日に入っても勢いが衰えず、鹿島アントラーズつくばジュニアユースとの決勝を2-0で勝利し、大会初の栄誉を手にした。

 FC LAVIDAは、今年のインターハイに埼玉県代表で出場する昌平高校と協力関係にあるクラブで、平時は昌平中学・高校のグラウンドを使用して練習を行うこともある。中学1年生チームもフィジカルに優れたDF八木大翔やFW栃久保海汰、積極的な仕掛けと攻撃にアクセントをつけるMF島村隆汰などのタレントも擁しての好チームだった。

 また、今大会では新たな試みとして、Jリーグやプロ野球をはじめとした日本スポーツの様々な試合データを解析するデータスタジアムが参画。決勝戦に進出した2チームへの特典として同社が解析したデータが提供される。プロが使用するデータを子どもたちの指導にもどう生かしていくか、注目だ。

『newbalance CHAMPIONSHIP2016』は今夏に残る3カテゴリーの大会も開催。8月15日から17日にかけてU-12、8月17日から19日にかけてU-11の大会がJ-GREEN堺で、9月17日から19日にかけてU-16の大会が時之栖スポーツセンターで開催される。

■newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2016 出場チームおよび最終順位
優勝 FC LAVIDA
準優勝 鹿島アントラーズつくばジュニアユース
第3位 サガン鳥栖U-15
第4位 FC東京U-15むさし

第5位 セレッソ大阪U-15
第6位 大宮アルディージャU-15
第7位 柏レイソルU-15
第8位 鹿島アントラーズジュニアユース

第9位 FC東京U-15深川
第10位 青森山田中学校
第11位 ヴァンフォーレ甲府U-15
第12位 東京ヴェルディジュニアユース

第13位 ソレッソ熊本U-15
第14位 FCトリプレッタジュニアユース
第15位 高川学園中学校
第16位 上州FC高崎

第17位 徳島市立川内中学校
第18位 センアーノ神戸ジュニアユース
第19位 モンテディオ山形ジュニアユース庄内
第20位 土佐中学校

第21位 星稜中学校
第22位 モンテディオ山形ジュニアユース村山
第23位 暁星中学校
第24位 FC LIBERTA

◆「1、2本のチャンスを決められるか」 FW興梠、鮮やかループで五輪代表初ゴール(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?194964-194964-fl

[7.27 練習試合 リオ五輪日本代表 1-1 CSセルジッペ]

 いきなり結果を残した。リオデジャネイロ五輪日本代表の最前線に入ったFW興梠慎三(浦和)は、試合開始1分でゴールネットを揺らした。

 中盤でボールを受けたMF遠藤航(浦和)が左サイドから中央に入り込んでくるMF中島翔哉(FC東京)に縦パスを通すと、「裏に出てくる感覚があった。オフサイドにならないように、ちょっと遅めにスタートした」と興梠がPA内に進入。中島からパスを呼び込むと、距離を詰めてくるGKをあざ笑うかのようなループで流し込み、五輪代表初ゴールを記録した。

「本大会では1、2本のチャンスをどれだけ決められるかが大事。そういう意味でああいう場面で決められたのはすごい良かった」

 その後は攻撃の基準点になろうと奮闘するが、相手DFの激しいマークに遭い、「もう少し体を張ってキープできれば良かった」と反省。「ボールキープは自分の中で一番重要視しているものなので、きちんと収めることができればSBも良いタイミングで上がって来れたと思う」。

 前線でコンビを組むFW浅野拓磨(アーセナル)との連係については「自分が引いたときはフリックで出せる位置にいてほしいと言っていた。距離感はすごく良かった」と振り返る。しかし、動きが被る場面もあり、「まだそんな日も経っていないので。コミュニケーションを取りながらやっていきたい」と本大会に向けてさらなる連係向上を図る。

 五輪代表初ゴールは奪った。しかし、シュートがその1本に終わったこともあり、「1本しかシュートを打っていないのは、やっぱり物足りなさがある」。30日に行われるU-23ブラジル代表との親善試合に向けて「今日より厳しくなると思うけど、どれだけ前で体を張れるか、どれだけボールキープできるかを試したい」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

◆リオ五輪で求められる我慢強い守備組織…OAとの連携強化へ植田が吠える(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160726/472508.html?cx_top=topix



「上げろ! 上げろ!」「そこ、行け!」

 センターバック(CB)の植田直通(鹿島アントラーズ)がジェスチャーを交えながら、コーチングの声を響かせる。リオデジャネイロ・オリンピック日本代表のアラカジュ合宿のひと幕だ。

 ブラジル入りしてからの練習4日目。2日目に続いて2度目にして、おそらく最後になるはずの二部練習が行われた。

 10時からスタートした午前練習では、体幹トレーニング、ボールを使って体を動かしたあと、ハーフコートで9対9を行い、その後2対2、3対3へと移行。シュートを打ったあとすぐさま攻守が入れ替わり、順番も次々と回ってくるため、見ていて選手たちがキツそうなのが手に取るように伝わってきた。

 午後練習ではより実戦に近いメニューが組まれた。左右からクロスが次々と放り込まれ、ペナルティエリア内に特化した攻防が行われると、その後、GKを含めた10対10のハーフコートゲームを敢行。冒頭のシーンは、このときのものだ。

「ピッチに入れば年なんて関係ないし、今まで僕が最終ラインとしてやってきたこともある。オーバーエイジ(OA)の人たちは経験があるかもしれないですけど、ここでのサッカーはあまりやっていないから、息を合わせていかないといけない。それにはまず僕が、積極的に声を出していければいいと思っています」

 ディフェンスラインを組んだOAの藤春廣輝(ガンバ大阪)や塩谷司(サンフレッチェ広島)に臆せず指示を飛ばした植田は、きっぱりと言った。

 トレーニング中、手倉森誠監督が気にかけていたひとつが、DF間の距離である。「横がコンパクトになり過ぎている。そこは少し是正しなきゃいけない」と指揮官が指摘すれば、藤春も「ガンバではサイドバックが中に絞ってCBをカバーできるポジションを取るんですけど、ここではあまり絞らないというか、時と場合によりますが、人がいなかったら絞らずに外をしっかり、と言われました」と、所属クラブとの違いを認識。手倉森ジャパンの守備スタイルを頭と体に必至に叩き込んでいた。

「この時期にこういう練習をするということは、テグさんは守備に回る場面を想定しながらやっているのかなと。そういうときに守り切る力がCBになければ相当苦しくなる。そういう意味で、今日みたいな練習はディフェンスの選手にとってすごく重要だと思いながらやっていました」

 クロス対応や、サイド攻撃への対応をみっちり確認したことについて、塩谷が指揮官の狙いをくみとって説明する。

 リオデジャネイロ・オリンピックでは「押し込まれ、守らなければならない状況が6割方続く」と手倉森監督は読む。興梠慎三(浦和レッズ)を基準点にしたスピーディな攻撃で相手の隙を突くためにも、劣勢に耐えうる強固な守備組織を築き上げる必要がある。OAを組み込んだ守備における連係の構築は、この先も最重要テーマになっていく。

 ちなみに、午前練習の最後にはPK戦が行われた。GKは櫛引政敏(鹿島アントラーズ)、中村航輔(柏レイソル)、杉本大地(徳島ヴォルティス/バックアップメンバー)の順番で守り、前日に続き、発熱のために静養を取った大島僚太(川崎フロンターレ)を除く全選手がビブス未着用組とビブス組とに分かれて戦った。

 未着用組の1人目、遠藤航(浦和)が櫛引に止められると、ビブス組の1人目、中島翔哉(FC東京)も中村にセーブされる波乱の幕開け。その後、両チームとも6人目まで成功したが、未着用組の7人目、浅野拓磨(アーセナル)のキックが左ポストを叩くと、ビブス組の7人目、室屋成(FC東京)のキックも中村に止められる。勝敗はサポートメンバーに委ねられたが、ビブス組の9人目、渡辺皓太(東京ヴェルディユース)のキックが杉本に阻まれ、決着が着いた。

 リオ五輪日本代表は、現地26日に午後1回の練習を行い、翌27日に練習試合で地元クラブのC.S.セルジェッペと対戦。30日(日本時間31日午前4:30)には中部ゴイアニアでの国際親善試合でブラジル代表と戦い、8月4日(日本時間5日午前10:00)に北部マナウスで行われるリオ五輪初戦でナイジェリアと激突する。

文=飯尾篤史

◆「非常に悔しい思いが一番強い」 ブラジルにリベンジ誓うDF植田(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?195069-195069-fl

 あの日、敗れた悔しさは忘れていない。11年7月3日に行われたU-17W杯準々決勝ブラジル戦で、当時16歳だったDF植田直通(鹿島)は先発出場を果たした。しかし、ブラジルに3失点を喫したチームは2-3で敗れ、大会を後にすることになった――。

 27日に行われたCSセルジッペとの練習試合。後半開始からピッチに送り込まれた植田は、CBの位置に入って相手攻撃をはね返し続ける。後半17分にはピッチを後にするDF岩波拓也(神戸)からキャプテンマークを譲り受け、戦う姿勢を示して後方からチームを鼓舞し続けた。

 試合は1-1の引き分けに終わったこともあり、「各チームでやっていることが染みついている部分もあるので、代表の、今やっているサッカーに切り替えないといけない」と課題を口にした。

「距離感だったりは今から準備する時間がまだあるので、そこは大会に合わせないといけない。まだまだ上げられていくことがたくさんあると思うし、もっと上げていきたい」

 30日にはブラジルとの国際親善試合が行われる。5年前のU-17W杯で苦杯を舐めさせられた相手だ。「僕たちよりも非常に良いチームだった。けど、優勝を狙いたい思いが強かったので、非常に悔しい思いが一番強く、負けたという思い出しかない」と当時を振り返り、『借りを返したい気持ちはあるか?』との質問に「そうですね」と力強く答えた。

(取材・文 折戸岳彦)

◆【THE REAL】鹿島アントラーズの異能のストライカー、土居聖真が追い求めるゴール…抜け目なく、貪欲に(CYCLE)


http://cyclestyle.net/article/2016/07/27/38876.html

土居聖真 参考画像(2015年5月5日)

ゴールにかける想いをストライカーに聞くと、ほとんどの場合で「貪欲に」という言葉が返ってくる。鹿島アントラーズの土居聖真(しょうま)も然り。もっとも、ゴールへの飢餓感よりもこの言葉を先立たせる点で、稀有なタイプといっていいかもしれない。

■貪欲にゴールを狙う

「抜け目なく」

川崎フロンターレとのデッドヒートを制し、ファーストステージを制した6月25日のアビスパ福岡戦後の取材エリア。ダメ押しとなる2点目を決めていた土居は、息つく間もなく幕を開けるセカンドステージへ向けて、こんな抱負を残している。

「ゴールは取れるだけ取りたい。それが自分のためにもなるし、チームのためにもなる。ファーストステージ以上に抜け目なく、貪欲にゴールやアシストを狙っていきたい」

それから約1カ月後の23日。ホームのカシマスタジアムに浦和レッズを迎えたセカンドステージ第5節。両チームともに無得点で迎えた後半15分に、土居が追い求める「抜け目のないゴール」が生まれている。

日本代表に名前を連ねるFW金崎夢生(むう)が、左サイドに流れてボールをキープする。このとき、ファーサイドにいた土居は両手を大きくあげて、クロスを要求していた。

「ムウ君がクロスを入れようとして顔をあげたときに、ちょうど自分がフリーだったので飛び込もうと思っていたんですけど」

もっとも、前方をDF森脇良太とMF青木拓矢にふさがれた金崎は無理をせず、後方をフォローしてきた左サイドバックの山本脩斗にボールを預ける。

飛び込むタイミングを逸した土居は次の瞬間、自分の周囲をあらためて確認している。前方では那須大亮と槙野智章の両DFが、ニアサイドにポジションを取っていた味方のMF中村充孝をケアしている。

首を振って後方をチェックすると、MF関根貴大は自分をマークするわけでも、さらに外側にいた味方のMF遠藤康をマークするわけでもない。中途半端なポジションで、ほとんど傍観者と化している。

ゴール前にいる自分をケアする相手がいない状況は、依然として続いている。そして、レッズの守護神、日本代表GK西川周作の目の前には大きなスペースが生じている。

ゴールの匂いを嗅ぎ取った土居は山本と目を合わせながら、右斜め前方へダッシュを開始した。オフサイドにならないギリギリのタイミングで抜け出すと、スピードをさらに加速させる。

山本はあうんの呼吸で、速く、低いクロスをゴール前へ送る。キャッチしようと構えていた西川は、視界の左側から突如として飛び込んできた土居にまったく反応できなかった。



クロスがワンバウンドした刹那に、土居はスライディングしながら伸ばした右足をタッチさせて微妙にコースを変える。体勢を崩しながらも必死に伸ばした西川の左手をかすめて、ボールはゆっくりとゴール右隅に吸い込まれていった。

「シュートを打った後はボールの行方を見ていなくて、ゴールになったかどうかがわからなかったけど。サポーターの人たちがみんな大喜びしていたので、入ったんだなと思いました」

ゴールを確認した土居は、ユニフォームの左胸に縫い込まれたクラブのエンブレムを両手で手繰り寄せる。キスをしながら笑顔を弾けさせ、ゴール裏を埋めた自軍のサポーターと喜びを分かち合った。

西川を除くレッズの選手たちを、文字通り棒立ちにさせた一撃。百戦錬磨の選手たちの虚を突いた、土居の抜け目ない動きの秘密は最初のポジショニングに集約される。

「あまり中に入りすぎることなく、一番大外のほうから。(ゴール前へ)入っていくときはボールだけしか見ないようにして。(レッズ戦は)クロスがあがる形が多かったので、自分もいいタイミングで入れば合わせられると思っていた。ああいう形も練習しているので、結果として出てよかったと思います」

ファーサイドで気配を消しながら、ここというタイミングでゴール前の危険地帯へ飛び込んでいく。日本代表でも活躍したストライカー、中山雅史(現JFLアスルクラロ沼津)が十八番としていた動きだ。

そして、山形市で生まれ育った土居が、小学生時代に憧れていた選手が中山だった。地元のクラブ、OSAフォルトナ山形のエースストライカーとして、山形県内の大会得点記録をすべて塗り替えた土居はアントラーズのスカウトの目に留まる。

すでに地元山形ではモンテディオ山形がJ2を戦っていた。ベガルタ仙台ジュニアユースの入団テストも受け、合格内定ももらっていたが、より高いレベルでプレーしたい思いが最終的には上回った。

■背番号「8」

アントラーズのジュニアユースの入団テストに合格すると、母親の栄美さんとともに茨城県鹿嶋市に移住。ユースに昇格してからはアントラーズの選手寮に入り、完全に親元を離れて夢を追い続けた。

トップチームに昇格したのは、鹿島学園高校を卒業した2011シーズン。同期には後に日本代表に招集されるMF柴崎岳とDF昌子源がいた。アントラーズのフロントは、1992年生まれの柴崎、昌子、そして土居にごく近い将来、チームの屋台骨を託す青写真を描いていた。

迎えた2014シーズン。4年目の土居はリーグ戦で全34試合に出場し、トップ下のポジションでチーム3位タイとなる8ゴールをマーク。2015シーズンからは背番号「8」を託された。

Jリーグが産声をあげた1993シーズンからトップリーグで戦ってきたアントラーズは、背番号を非常に大事にする。神様ジーコの象徴だった「10」は、固定背番号制となった1997シーズン以降はビスマルク、本山雅志(現ギラヴァンツ北九州)、いま現在の柴崎しか背負っていない。

たとえば「2」はジョルジーニョ、名良橋晃、内田篤人とレジェンドとして名前を連ねる右サイドバックが背負い、2010年7月に内田がシャルケへ移籍した後は空き番となって、次なる持ち主を待っている。



ならば「8」はどうか。マジーニョやセリエAへ渡る前の小笠原満男、野沢拓也(現ベガルタ仙台)、ジュニーニョらの攻撃的MFもしくはフォワードの象徴となってきた歴史が、土居への期待の大きさを物語る。

しかし、好事魔多し。昨年10月3日。敵地で行われたヴィッセル神戸戦の後半開始早々に、相手GK徳重健太と交錯した際に足を踏まれた土居は負傷退場を余儀なくされる。

試合後の精密検査の結果は左足第2中足骨の骨折。全治3カ月と診断され、ゴール数は「6」のまま、残りのリーグ戦4試合を棒に振らざるを得なくなった。

悪夢はまだ終わらない。左足が完治した矢先の今年2月。シーズン開幕へ向けた宮崎キャンプの練習中に、今度は右ひざのじん帯を痛めて再び戦列を離れてしまう。

「サッカーができない状況にストレスを感じていたし、開幕戦でメンバーに入れなかったように、コンディションも完全ではないところから今シーズンは始まっていたので」

■ケガから学ぶ

ガンバ大阪との開幕戦はベンチ外となり、サガン鳥栖との第2節はリザーブのまま試合終了を迎えた。ベガルタ仙台との第3節こそ後半18分から途中出場したが、チームは得点を奪えないまま初黒星を喫する。

第6節のサンフレッチェ広島戦から4試合連続で先発。その間に2ゴールをマークするも、第10節のアルビレックス新潟戦からは再びリザーブとして途中出場が続いた。

イメージとかけ離れたプレー。チームに貢献できないもどかしさ。心身のリズムがかみ合わず、焦燥感を募らせた日々が結果的にプラスになったと土居は振り返ったことがある。

「そうしたなかでも、サッカーがやりたいと強く思えたところがよかったのかなと。ケガが治ってもなかなかコンディションがあがらず、思い通りのプレーができなかったときは確かに悔しかった。自分自身に対して苛立ちも覚えたけど、そうしたときにふて腐れることなく、純粋にサッカーへぶつけられた。

ケガをしたのは自分自身の責任。ケガで長期間離脱するのは自分のサッカー人生のなかで初めてのことだったけど、すごくいい経験になったというか。ケガをすること自体はいいことではないけど、僕にとっては自分を変えるできごとだった。いまではそう思える」

心と体がようやくシンクロしたのだろう。ヴァンフォーレ甲府との第14節で先発に復帰すると、いきなり先制&追加点をマーク。最終節までの4試合で4ゴールを量産し、逆転優勝に大きく貢献した。

昨年7月の石井正忠監督の就任とともに、アントラーズはフォーメーションをそれまでの「4‐2‐3‐1」から伝統の「4‐4‐2」へ戻した。土居もトップ下からフォワードへ変わったが、ピッチの上でなすべき仕事は変わらない。

コンビを組む金崎とともに、がむしゃらにゴールに絡み続ける。相手ボールになった瞬間から金崎とともに激しくプレスをかけ続けて、守備における「一の矢」となる。

■アントラーズの勝利に貢献したい

ケガからのリハビリに励む日々で、筋力トレーニングでもすすんで負荷を大きくした。ピッチに戻るからには、新たな武器を自分の体に搭載させる。守備で見せるハードワークと闘争心は、土居をして「自分を変える」と言わしめた一端でもあった。

そして、レッズ戦で決めたゴールで2年前の8ゴールに並んだ。残りは12試合。自己最多記録更新はもちろんのこと、いま現在の土居の充実ぶりを見れば、二桁を大きく超える可能性も十分にある。

「チームメートたちが自陣からしっかりとつないで、前線まで運んできてくれたボールなので、僕も気持ちを込めてシュートを打たないといけない。ゴールへの意識や1点の重みというものを、いままで以上に強く意識しながらプレーしています」

もっとも、レッズ戦は直後に喫した元日本代表FW李忠成の連続ゴールで苦杯をなめた。ガンバに逆転負けを喫した開幕戦に続く2敗目。ファーストステージの17試合で10失点と最少を誇った堅守は、一転してセカンドステージの5試合だけで最多タイの10失点を数えている。


ファーストステージを制したことで、追われる立場となるセカンドステージへ。厳しい戦いが増えると覚悟していた土居は、表情を引き締めながら「だからこそ僕たちの強さが試されるというか、鹿島の真価が問われると思う」と決意を新たにしていた。

5試合を終えて8位に甘んじているいま、アントラーズの勝利に貢献したい想いはますます強まっている。

「連敗しないことが一番重要だと思う。しっかりと気持ちを切り替えて、チーム全体で反省することも必要ですけど、実際にグラウンドのなかでプレーしている選手たちが話し合わないと。(5試合で10失点は)守備陣だけのせいではないので、前線の選手たちもしっかりと話し合って、細かいところを突き詰めて改善していかないとまた続いてしまうので。

そのうえで、僕は前線の選手なので、ゴールやアシストで結果を残していく。今日のゴールではチームを助けられなかったけど、これからもっともっとたくさん点を取って、チームを助けられる存在になりたい」

まもなく訪れるであろう、自己最多ゴール記録の更新も土居にとっては通過点。年間王者獲得を最終的な目標にすえながら、172cm、63kgとやや華奢な体にゴン中山をほうふつとさせる泥臭いゴールを生み出す稀有な得点センスとスタミナ、そして闘争心を搭載した異能のストライカーが、常勝軍団アントラーズの前線で輝きを放ち続ける。

◆鹿島の新助っ人は“礼儀正しくフレンドリー”「アントラーズを勝たせるために日本へやってきた」(the WORLD)


http://www.theworldmagazine.jp/20160728/03domestic/77900



金崎と再びチームメイトに

鹿島アントラーズに期限付き移籍で加入することが発表されたMFファブリシオが新天地での意気込みを語った。

今季は既に1stステージ優勝を果たした鹿島だが、2ndステージ開幕直後に優勝の立役者でもあったMFカイオが中東移籍により退団。またFWジネイも1stステージ終了後、契約満了により退団しており、外国籍選手はDFブエノ1人となっていた。しかし27日、MF金崎夢生も所属したポルトガルのポルティモネンセからMFファブリシオが加入することが決まった。

期限付き移籍で鹿島への加入が決まったファブリシオは27日に来日。28日からチームのトレーニングに合流している。クラブ公式フェイスブックでは同選手を「その髪型からワイルドな印象が強いのですが、実はとても礼儀正しくフレンドリーな人でした」と紹介。また、ファブリシオも「アントラーズを勝たせるため、日本へやってきました。ただ、1人の力では勝てないので、ここにいるみんなと一緒に力を合わせて勝利のために戦いたいと思います」と新たな挑戦への意気込みを語っている。

1stステージを制した鹿島だが、2ndステージは5試合を消化して2勝1分2敗と苦戦が続いている。ポルトガルでは金崎とチームメイトとして活躍したファブリシオは、Jリーグの舞台でも得点を量産して鹿島の救世主になることができるだろうか。

◆鹿島も発表、ファブリシオが期限付き移籍加入…背番号は「11」に決定(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160727/472708.html?cx_cat=page2



 鹿島アントラーズは27日、ポルトガル2部のポルティモネンセに所属するブラジル人MF/FWファブリシオが期限付き移籍で加入すると発表した。背番号は「11」に決まった。

 ファブリシオに関しては、すでにポルティモネンセが期限付き移籍を明らかにしていた。同選手は1990年生まれの26歳。身長182センチメートルのアタッカーで、ブラジルのジュベントゥージとボタフォゴを経て2012年にポルティモネンセへ移籍した。中国の杭州緑城への移籍を経験した後にポルティモネンセに復帰し、同クラブでプレーを続けていた。

 なお、ファブリシオは28日のチーム練習から合流する予定と発表されている。

 鹿島は今シーズンの明治安田生命J1リーグ・ファーストステージを制覇。セカンドステージは第5節終了時点で2勝1分け2敗、勝ち点7で8位となっている。次節は31日、サガン鳥栖とアウェーで対戦する。

◆スルガ銀行杯制覇へ…南米の雄を迎え撃つ鹿島DF昌子源「日本のクラブは強いと証明する」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20160728/473298.html?cx_cat=page2

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 2015年のJリーグヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)王者である鹿島アントラーズと、コパ・スダメリカーナ2015王者のインデペンディエンテ・サンタフェ(コロンビア)が対戦する「スルガ銀行チャンピオンシップ2016 IBARAKI」が、8月10日に茨城県立カシマサッカースタジアムで開催される。試合に先立ち、28日にJFAハウスで記者会見が実施され、鹿島から石井正忠監督とDF昌子源が出席した。

 対戦相手について石井監督は「分析はこれから詳しくしていきたい」としながらも、「(南米のチームは)90分間の中で非常に賢く戦ってくるチームが多いという印象があります。相手の状況を見ながら冷静に対応しなければいけないと思います。コンディションの部分で言えば、日本のチームの方がいい状態だと思うので、その辺りも優位に生かしながら、試合全体を通じて、相手チームをコントロールしていければと思う」と語った。

 一方、試合を控えて「楽しみ」と心境を語った昌子は現在、鹿島DF陣を統率するリーダーに成長したが、クラブが同大会を制した2012年と13年は出場機会を得られなかった。

「12年と13年は実力不足もあって、メンバー外でスタンドから観てました。『すごく羨ましいな』と感じたけど、自分がプレーに関われない立場にいたので、サポーターのように見ていました。でも、当時レギュラーだった選手も苦戦してましたし、僕がこういう立場で試合を迎えるにあたって、楽しみが一番大きいと思います。12、13年と出られなかった分を16年にぶつけられればいいと思います」と力強くコメント。

 鹿島は2016年の明治安田生命J1リーグ1stステージを制覇したものの、2ndステージはここまで1勝2敗1分と苦戦が続く。特にDF陣が不調で、2ndステージはここまで5試合で10失点。リーグ最少の10失点で1stステージを制したことを考えると、その不調ぶりがうかがえる。さらに、昌子とセンターバックでコンビを組む植田直通がリオデジャネイロ・オリンピック出場のため、今大会は不在となる。スピードとテクニックで果敢な攻撃を仕掛ける南米の雄を相手に、最終ラインの状態が懸念されるが、昌子は「僕自身、南米のチームと対戦するのは初めてですし、楽しみにしているのと、スルガ銀行チャンピオンシップは鹿島アントラーズだけではなく、日本を代表して戦う大会なので、“日本のクラブは強い”ということを証明する大会にしたい」と意気込んだ。

◆鹿島石井監督「3度目のVを」南米覇者戦へ意欲(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1685791.html



 サッカーのスルガ銀行チャンピオンシップ(8月10日・カシマスタジアム)で南米カップ覇者のサンタフェ(コロンビア)と対戦する鹿島の石井監督が28日、東京都内で記者会見に臨み「強豪を相手にどれだけいい試合ができるか。3度目のタイトルを取れるように準備していきたい」と2012、13年大会に続く優勝へ意気込んだ。

 昨年のヤマザキナビスコ・カップを制して出場権を得た。守りの要の昌子は「南米の選手はパワーあふれるプレーでスピードも兼ね備えている。駆け引きで自分の得意なプレーに追い込み、確実に仕留めたい」と話した。

◆【予想スタメン】2ndステージ無敗の鳥栖、不調続く王者鹿島に挑む(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160729/473658.html?cx_cat=page1

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第6節
7月30日 19:00 サガン鳥栖 vs 鹿島アントラーズ(@ベストアメニティスタジアム)

■サガン鳥栖 前節はダービーマッチで福岡を圧倒、鎌田のコンディション面が気掛かり

 スコアこそ3-2という接戦だったが、それ以上の力の差を見せつけてアウェイで快勝した前節のアビスパ福岡戦。オウンゴールで先制点を許したが、落ち着いた試合運びで試合を支配し逆転勝利へとつなげ、2ndステージ無敗をキープした。その口火を切ったのが同点ゴールを挙げた鎌田大地。ただ、鎌田は名古屋戦で負傷した足の状態が万全ではない。

 それでも今の鳥栖にはこの不安を跳ね返すくらいに攻撃が機能している。福岡戦では富山貴光がゴールを決め、金民友が2アシスト。前線の選手だけでなく藤田優人が移籍後初ゴールを決め、吉田豊もアシストするなど両サイドバックも好調だ。豊田陽平という絶対的エース以外が点を取ることで、相手守備陣は的を絞りにくくなり、鳥栖の攻撃はますます機能することになる。

 一方で気になるのは守備。福岡戦では終了間際に失点して1点差に詰め寄られた。主導権を握っている時のリスク管理をもう一度徹底することがチームに求められる。2ndステージに入って2勝1分2敗と調子の上がらない鹿島だが、鳥栖は対鹿島戦3連敗中。1stステージの対戦ではしっかりとボールポゼッションして試合を優位に進めたが、前半にセットプレーから失点して敗れた。1stステージで15位に沈んだ鳥栖は2ndステージでの巻き返しを誓った。そのためには、1stステージ王者を破らなくてはいけない。(荒木英喜)

■鹿島アントラーズ 守備の立て直しが第一、今節は鳥栖対策のため先発入れ替えも

 前節の浦和レッズ戦では逆転負けを喫した鹿島。2ndステージの失点数は5試合で「10」に達し、1stステージ17試合で喫した失点数に並んだ。守備の再構築に努めているが、石井正忠監督も「分からない」と語るように、急変の原因は分かっていない。ただ、ステージ制の短期決戦で順位を争っていることもあり、立ち止まるわけにはいかない。アウェイの鳥栖戦でも様々な試みを打ち出していく。

 まずは先発の入れ替え。FW起用が続いていた土居聖真を2列目で起用する見込み。また、鳥栖のキーマン、豊田陽平には強さに定評があるブエノのぶつける。暑さや運動量を重視し、小笠原満男に代わって、永木亮太を送り出すと見られる。

 年間勝ち点で浦和に並ばれており、首位川崎フロンターレから離されないためにも、これ以上の勝ち点ロスは避けたいところ。ジネイの退団、カイオの移籍で空いた外国人枠は、前線で持ち味を発揮するファブリシオの加入が決まり、後半戦を戦い抜く戦力を揃えた。

 今度は暑さが増す中、チーム力が問われる。これまで蒔いてきた種をどれだけ収穫できるか。また、チームの波が低調に入った時こそ、監督の手腕の見せ所である。再浮上を目指す鹿島。石井監督の手腕に注目したい。(totoONE編集部)

◆【鳥栖 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:だれが何と言おうと「首位は首位!」(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00016051/?p=2



当然のごとく、前にはだれの姿もない。横を見てもだれもいない。振り返ると、追いかけてくるものの姿が見える。
唯一の存在であり、他のものに自分の後ろ姿しか見せていない状態が“首位”なのである。

『得失点差で首位』や『同率の首位』でもなく、堂々と勝点が他クラブよりも多い存在の首位である。
そんな状態に、今節の結果次第では成り得る鳥栖なのである。
あくまでも、他の組み合わせの結果次第ではあるが、“単独首位”になる可能性がある今節なのである。
2ndステージは、ここまで3勝2分と負けがなく、1stステージに記録した総得点(10得点)を5試合であげる好調さを見せている。
1stステージと陣容はさほど変わらなくても、(たった5試合消化時点ではあるが)大きな変貌を遂げたように見えるのは、この得点力が大きく変わったことが最大の要因といえるだろう。

その攻撃力を持って2ndステージ8位の鹿島を迎え撃つ。
その鹿島は、1stステージこそリーグ最少失点の10失点と堅守誇ったが、2ndステージに入ると5試合で、すでに10失点と守備がリーグ最多タイの失点数を喫している。
攻撃が好調の鳥栖にリーグ最多タイの失点数の鹿島の戦いとなった今節は、他の組み合わせ次第では“単独首位”に成り得るのである。
まだ、6節じゃないか…など野暮なことは言わないようにしたい。なぜならば、このまま首位を独走し、2ndステージを制覇し、クラブ史上初のリーグチャンピオンシップに出場するからである。
そのためには、どこかでリーグ首位に立たねばならない。それがたまたま第6節であり、相手が鹿島だけなのである。
夢ではない。現実に首位に立つ可能性がある第6節なのである。

その歴史的な証人になろうではないか。
今の鳥栖の勢いはだれにも止められないのだから。

文:サカクラゲン(鳥栖担当)


明治安田生命J1リーグ 2nd 第6節
7月30日(土)19:00KO ベアスタ
サガン鳥栖 vs 鹿島アントラーズ

2016年7月26日火曜日

◆リオ本大会仕様は興梠1トップ!4―2―3―1で得意ポストプレー(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/26/kiji/K20160726013036500.html

直前合宿で練習する興梠(手前)ら

 サッカーのリオデジャネイロ五輪代表は24日、合宿地のアラカジュで練習を行い、ゲーム形式のメニューでは主力組の1トップにFW興梠慎三(29=浦和)が入った。巧みなポストプレーで前線の起点となりトップ下に入ったFW浅野拓磨(21=アーセナル)のスピードを生かす場面も見られた。チームがボールを奪ってからの速い攻撃を徹底する中で万能型FWが軸となりそうだ。25日午前にもチームはPK練習などで調整した。

 興梠だけが“指定席”から離れなかった。11対10のゲーム形式のメニューでOA枠のFWが配置されたのが1トップだった。得意のポストプレーでタメをつくりつつ一瞬のワンタッチパスでトップ下に入った浅野のゴールを演出。時には浦和でチームメートのボランチ遠藤からの縦パスで最終ラインの裏を突くなど攻撃に流れと変化を生み出した。ほかの10人が控え組と入れ替わった中、1人だけ主力組の最前線に固定され続けた。

 「(本大会で)DFに回る時間が多いと思うし、なるべく前でボールを収めてやるのが重要。航(遠藤)が俺の特長を一番分かっているし、拓磨(浅野)とも(連係は)合うと思う」

 本人が手応えを示した布陣は本大会仕様といえる。これまでベースとしてきた4―4―2ではなく五輪開幕を目前に控え、手倉森監督はFWの1枚を中盤に回す4―2―3―1をテスト。練習中には「ゴールに突進すること」と選手に語りかけるなど、まずは世界の強豪相手にしっかりと守りながらボールを奪ってからの速い攻撃を徹底させた。

 無理な体勢でもボールを収められる興梠は起点になる1トップとして、うってつけの存在だ。動きを見守った指揮官は「ターゲットになれるし、質を上げてくれる。間違いなくサッカーが速くなる」と評価。縦関係でコンビを組んだ浅野も「いいボールを落としてくれる。動きの質を上げれば、もっともっと良くなっていく」と期待を膨らませた。

 2列目のスピードを生かしかつ自らも裏を狙えるかが「突進」型の攻撃の鍵となる。「最初にしてはお互いの特徴をつかめた」と笑顔を見せた興梠。より細やかなコンビネーションを築き、メダルへの道を切り開く。

◆OAコンビDFラインの連係確認 植田「一つ一つのプレーが勉強」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/26/kiji/K20160726013036470.html

リオ五輪代表直前合宿

 ゲーム形式の練習で、主力組の最終ラインは右から室屋、塩谷、植田、藤春が並んだ。新たにOA枠の2人が入り、距離感やラインの上げ下げなどを確認。広島では3バックでプレーしている塩谷は、手倉森監督からの個別指導を受け「ポジショニングだったり、指導をしていただいた。直道(植田)は身体能力が高いからチャレンジしてほしいし、そこをカバーできれば」と語った。

 その塩谷と中央でコンビを組んだ植田は「一つ一つのプレーが勉強になる」と収穫が多かった様子。左サイドバックの藤春についても「かなりスピードがあるし、ほとんど任せてもいいかなと思うぐらい」と信頼を寄せた。この4人にセンターバックの岩波、両サイドバックをこなす亀川を組み込み、短期間で守備の組織をつくり上げる。 

◆新布陣で試行錯誤のケルン…トップ下の大迫「僕たちの出来が酷すぎ」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20160725/472162.html?cx_cat=page1



 ドイツのアーレンで開催されたプレシーズン大会「ハッピー・ベット・カップ」に出場したケルンのFW大迫勇也が、24日に行われた準決勝マラガ戦後にコメント。チームの現状について心境を語った。

 プレシーズン大会は変則ルールで開催され、ケルンとマラガの準決勝は45分間1本の形式で実施された。大迫はトップ下の1人としてフル出場したが、ケルンは0-1と完封負けを喫した。

 試合後、大迫はチームの仕上がりについて問われると「今年から3バックでやろうとしているイメージがあって、今までは2トップ(の一角)でやっていたんですけど、今日は低めの位置(トップ下)でしたし、3バックがまだうまくハマっていないのかなと思いますね」と、自身も含めて試行錯誤の段階であると語った。

 自身のポジションについて「[3-5-2]のトップ下という感じ?」と聞かれると「“2人トップ下”でやったんですけど、サイドのところで起点を作られることが多くて、後手に回った感じでした。引いて守るか、どうするか。まだこれからだと思いますけどね」と、新システムへの戸惑いがあることを明かしている。

 そして大迫は「まだ、3バックに対しての意思疎通というかボールの取りどころとかも定まっていない感じです。相手の質も良かったと思いますけど、僕たちの出来も酷すぎだった気もします。(ビルドアップでは)余計な人数が後ろにいる感じがしますね。でも、これからまだキャンプがあるので」と、今後の向上を誓っていた。

◆[NB CHAMPIONSHIP U-13]わずかな準備の遅れ、ミスが失点に直結、鹿島つくばJYは無念の準V(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?194753-194753-fl



[7.25 NB CHAMPIONSHIP U-13決勝 鹿島つくばJY 0-2 FC LAVIDA 時之栖裾野C]

 鹿島アントラーズつくばジュニアユースは準優勝。頂点にはわずかに手が届かなかった。

 ここまで勝負を分ける紙一重の部分をものにして勝ち上がってきた鹿島つくばJYだったが、決勝ではわずかな準備の部分の遅れやミスが2失点に繋がってしまった。「一瞬でもああやって準備が遅れてしまうと、こうなる。こういう素晴らしい舞台を与えてもらって、試合に臨む姿勢がどうだったのか」(土田哲也監督)。MF狩野隆有やFW五町蓮を中心に反撃し、チャンスもつくったが、最後の局面で力ないシュートとなってしまうなど1点が遠かった。
 
 抑えこまれた印象はない。だが、相手の守りを上回って、ゴールをもぎ取ることができなかったことは事実。土田監督は「挽回する力がない」と語り、結果をしっかりと受け止めていた。

 鹿島つくばJYは勝った試合を見つめ直して、反省しながら、成長を遂げてきた。今回は勝ちから得ることができなかったが、選手たちは決勝の敗戦から何を学んで次に繋げるか。悔しさを滲ませながら優勝を喜ぶ相手選手たちを見つめていたイレブンが、次は大舞台で勝利するチームになる。

(取材・文 吉田太郎)

◆中東移籍の元鹿島MFカイオが新天地デビュー ゴールならずもセリエA相手に存在感を発揮(the WORLD)


http://www.theworldmagazine.jp/20160725/01world/77071



セットプレイのキッカーにも

7月上旬に鹿島アントラーズからUAEのアル・アインに完全移籍で加入したMFカイオが練習試合で新天地デビューを果たした。
21日からオーストリアでキャンプを行っているアル・アインは現地時間24日、セリエAに所属するウディネーゼと練習試合を実施。新天地でも鹿島在籍時と同じく7番を背負うカイオは同試合に先発出場でピッチに立つ。チームは序盤、押し込まれる時間が続いたが、カイオは10分に得意のドルブル突破からコーナーキックを獲得するなど攻撃で持ち味を発揮。また、セットプレイではキッカーを任されている。
その後、21分にコーナーキックからウィデネーゼFWマトスに先制点を許したアル・アインだが、カイオは30分に左サイドからシュートを放つと、39分にも右サイドからドリブルで切り込み左足で強烈なシュート。惜しくもゴールとはならなかったが、劣勢の状況でも存在感を発揮した。
しかし、アル・アインは後半開始からメンバーを大幅に入れ替え、カイオも45分間のみの出場となった。試合はその後、ウィデネーゼが2点を追加して勝利を収めている。試合には敗れてしまったが、8月下旬からACL、9月中旬からはリーグ戦を戦うアル・アイン。カイオはオーストリアキャンプでこれからもアピールを続け、レギュラーポジションを勝ち取ることができるだろうか。

◆「穴を埋める」ではなく、自分の色を。 主力不在の鹿島と浦和で輝く選手達。(Number)


http://number.bunshun.jp/articles/-/826119

 穴を埋める。という言葉が、嫌いだ。

 サッカーの世界では、主力選手が移籍したり、ケガをしたり、代表に招集されて、新たな選手が抜擢されるときに、この言葉がよく使われる。チーム力のマイナスをどれだけ抑えられるか、というニュアンスで。

 でも、それではあまりにも志が低いんじゃないの? と、感じてしまう。たとえ普段、出場機会に恵まれていない選手でも、彼らはれっきとした「プロ」だ。主力選手がいないのは、むしろチャンス。代役として「穴を埋める」のではなく、「穴に居座って、コンクリートでガチガチに固めてやる」くらいの気持ちでいるべきなんじゃないの、と。

 例えば鹿島アントラーズの中村充孝の考え方は、こうだ。今季の彼は、ファーストステージ開幕からカイオと左サイドハーフのレギュラーを争ってきた。ところが7月初旬、カイオのアルアイン(UAE)移籍が決まった。

「俺も、穴を埋めるって表現は好きじゃないですね。もちろんカイオは素晴らしい選手です。俺よりもカイオのほうが良いと思う人はいるだろうし、どちらを試合に使うかは、監督が決めること。ただ、俺自身は『カイオにも負けていない。俺のほうが勝っている』と思いながら常に準備してきたし、試合に使ってもらえるようになってからは、それを証明することに集中していた」

 セカンドステージ開幕から先発出場を続ける彼は、第2節サンフレッチェ広島戦から3試合連続ゴールを記録。カイオのいなくなった左サイドを、見事に自分の居場所にした。

“穴だらけ”になるはずだった鹿島対浦和。

 主力不在のポジションを「穴」と表現するならば、7月23日のセカンドステージ第5節、鹿島対浦和レッズは“穴だらけ”の試合だった。どちらのチームも、主力選手がリオ五輪代表チームに招集されたからだ。鹿島からはDF植田直通とGK櫛引政敏が、浦和からはFW興梠慎三とDF遠藤航がブラジルへと旅立った。

 彼らがいないことが「穴」となるのか、むしろチームの総合力を上げるための「チャンス」とするのか。これが、鹿島と浦和の「伝統の一戦」を観る上での重要なポイントだった。

前半、鹿島のファン・ソッコがズラタンを抑える。

 前半、五輪組不在の影響を全く感じさせなかったのは、鹿島だ。

「前半の守備に関しては、非常に良かったと思います。自分たちからプレッシャーに行く形で、レッズさんがいつもの状態じゃないと感じていたので。プレッシャーの掛け方は非常に良かったんじゃないかと思います」

 石井正忠監督が語ったとおり、浦和のビルドアップに対して高い位置から激しくプレッシャーをかけ、パスワークを寸断する。興梠のいない浦和の1トップに入ったズラタンへの縦パスに対しては、植田に代わって出場したファン・ソッコが厳しく体を寄せてポストプレーを許さない。この力強さは植田に負けず劣らず。左右両足からの正確なビルドアップでも貢献した。

 後半に入っても鹿島の勢いは止まらず。60分には山本脩斗のクロスを土居聖真が右足で合わせて先制に成功した。

李忠成「慎三とは違う形でそれ以上のプレーをしたい」

 ところが、ここから状況は一変する。流れを変えたのは、後半開始から浦和の1トップに入っていた李忠成だ。

 62分、右サイドのスペースに走り込んだ柏木陽介のクロスに対して、ファン・ソッコのマークを外した李が右足で合わせて同点に持ち込むと、73分にはカウンターから武藤雄樹のシュートをGK曽ヶ端準がキャッチミスしたところを見逃さず、素早く押し込んでゲームをひっくり返した。

「今季はコンディションも良かったので、1トップをやってみたいと思っていた。慎三がいなくなって、代役としてではなく、慎三とは違う形でそれ以上のプレーをしたい」

 李ともう1人、興梠と遠藤のいない浦和に、プラスアルファをもたらしたのが57分からボランチに入った青木拓矢だ。彼は前半から圧倒されていたセカンドボール争いで孤軍奮闘し、73分のゴールシーンでは、自陣深くからうまく小笠原満男の前に体を入れてボールを運び、武藤へ正確なパスを通している。

「ベンチから見ていても、鹿島の選手はすべてにおいて出足が速くて、セカンドボールを拾って2次攻撃、3次攻撃につなげてくる。そこで自分が出たときは、セカンドボールを取ることを意識していた。最近はコンディションも良くて、ようやく自分らしいプレーが出せるようになってきた。それも、天野賢一コーチが居残り練習に付き合ってくれて、良いトレーニングメニューを組んでくれたおかげです。今、僕が意識しているのは続けること。五輪組がいないことは、考えていない。試合に使われる、使われないじゃなくて、とにかく続けることを考えています」

「穴だらけ」どころか見どころ満載の好ゲーム。

 1トップに李、柏木を2シャドーの一角に上げ、ボランチに青木を置く形にしたことで、中盤の守備力とフィジカルの強度が高まった。これは今後の五輪期間中も、貴重な戦略となる。そしてなにより、五輪組に代わって出場した浦和の選手たちが「穴を埋める」とは考えていなかったことが、2-1の勝利以上に大きなこの日の収穫だろう。それは、遠藤のいない3バックの真ん中に入った那須大亮の言葉が象徴している。

「誰かの代わりということじゃなくて、選手はそれぞれ色が違う。試合に出た選手は、その色を出せばいいし、色が出せれば、チーム力が下がるようなことはない」

 鹿島の中村やファン・ソッコも含めて、各選手が「色」を出しながら積極的にプレーする。3万249人の声援に後押しされるように、互いが意地と意地をぶつけ合った90分間は、「穴だらけ」どころか見どころ満載の好ゲームになった。

2016年7月25日月曜日

◆[NB CHAMPIONSHIP U-13 MOM]鹿島つくばJY GK岸本悠将(1年)_今春からGK本格挑戦、1対1止めて完封勝利(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?194689-194689-fl

[NB CHAMPIONSHIP U-13 マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.24 NB CHAMPIONSHIP U-13 1回戦 C大阪U-15 0-1 鹿島つくばJY 時之栖裾野D]

 鹿島アントラーズつくばジュニアユースはGK岸本悠将が168cm、69kgの大きな身体を最大限に活かしてシュートストップ。C大阪U-15を無失点に封じて準決勝進出に大きく貢献した。

 岸本は前半8分、後半27分に相手FWと1対1のピンチを迎えながらも「まずは絶対にゴールに入れさせないこと、止めることに集中していました。(1対1でも)絶対に止められないことはない」と相手のシュートコースを消してストップ。サイド攻撃に対する対応などで課題もあったが、2つのビッグセーブでチームを救った守護神は、後半終盤にクロスから迎えたピンチで身体を投げ出してシュートコースを遮るなど好守が光った。

 小学生時代は埼玉県のレジスタFCの一員として全国少年サッカー大会優勝を経験。当時は主にFWでGKも兼任していたというが、中学から大柄な身体を活かして本格的にGKに挑戦している。目標のGKは日本代表GK西川周作。自身の特長を声がけという岸本は、もうひとりの実力派GK高橋楓と競争しながらGKとしての経験を重ねてきている。

「みんなから信頼されるGKはになりたい。(今大会は)みんなで優勝して笑顔で終わりたいです」と目標を掲げた岸本について、チームメートのFW五町蓮は「(ピッチに入ると)頼もしいし、格好良い」と信頼。チームは高橋の好守などで続く準決勝を突破し、決勝へ駒を進めた。再び出番が訪れた際にはまた無失点に抑えて勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

◆[NB CHAMPIONSHIP U-13]鹿島つくばJYが好守と五町決勝ゴールでC大阪U-15振り切る(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?194688-194688-fl

[7.24 NB CHAMPIONSHIP U-13 1回戦 C大阪U-15 0-1 鹿島つくばJY 時之栖裾野D]

 Jリーグ下部組織12クラブに中体連、街クラブの強豪計24チームが優勝争う“全国大会級”のU-13大会、「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2016」は24日午後、順位決定トーナメントへ突入。上位8チームによる「トーナメント1」1回戦で予選リーググループF1位のセレッソ大阪U-15とグループC2位の鹿島アントラーズつくばジュニアユースが激突し、鹿島つくばJYが1-0で勝った。

 鹿島つくばJYの土田哲也監督は「まだまだです。プレッシャーがかかると焦ってしまう。やっている選手が一番気づいていると思います」と指摘した。試合序盤はMF中埜航平中心にボールを動かすC大阪U-15がチャンスを連発。だが得点には至らない。8分には抜け出しからFW下川陽輝がGKとの1対1を迎えたが、ここは鹿島つくばJYのGK岸本悠将がストップ。直後にも右サイドを抜けだしたFW高橋春喜が右足でシュートを放つが、左ポストを叩き、こぼれ球もCB福原陽向にクリアされてしまう。

 一方の鹿島は落ち着いてボールを動かすことができず、C大阪に連続攻撃を許してしまっていた。それでも幅広い動きでゴールを守る福原やゴール前で健闘したCB森山駿を中心に守った鹿島つくばJYは20分にワンチャンスをものにする。相手の背後を狙ったFW五町蓮がMF立山大祐からのパスを受けると、「丁度いいところに来た。トラップでGKをかわして流し込んだ。めっちゃ嬉しかった」とGKをかわしてから先制点を奪い取った。 
 
 C大阪U-15はその五町が「セレッソはめっちゃ強かった。一人ひとり技術があって、簡単に剥がされた」と振り返るほどの強敵。先制後にもMF根木賢聖の1タッチパスで高橋に抜けだされてピンチを迎えた。だが、鹿島は後半、C大阪の攻撃を停滞させる。先日鹿島のトップチームデビューを果たしたFW垣田裕暉の弟、FW垣田将吾や交代出場のFW中山隼を筆頭に厳しさを増したプレス。相手ボールに1人、2人と襲いかかって選択肢を奪い、ボールをもぎ取った。

 GK岸本が「みんな狙い所はっきりしていてボールの奪い方が良かった」と説明し、五町も「DFラインは声出してやってくれていたし、頼もしかった。(自分たちは)球際、走りでは負けない。プレスは常に言われている部分」と口にしたように、厳しさを増した守備から立て直した鹿島つくばJYに対し、C大阪U-15も22分に下川が中央を抜けだしたが、再びGK岸本が1対1をストップして見せる。 

 C大阪U-15はやるべきことを徹底して守る相手から最後まで1点を奪うことができず。鹿島つくばJYが予選リーグ最終節でC大阪U-15に敗れた鹿島ジュニアユースの“敵討ち”に成功した。土田監督も「全然足りないところもあるけれど、個人、戦術のところでサッカー理解力がある」と説明する鹿島つくばJYが試合の中で対応して掴んだ準決勝への切符。それも毎試合、先発とサブ組を入れ替えて、多くの選手に真剣勝負の場で色々な経験をさせながらの勝利となった。

(取材・文 吉田太郎)

◆「五輪に行けなかった僕が結果を出さないと」FW豊川が決意表明の一発! 岡山の5戦ぶり勝利導く(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?194681-194681-fl

[7.24 J2第25節 山形0-1岡山 NDスタ]

 途中出場のFW豊川雄太がチームを救った。前半から劣勢を強いられたファジアーノ岡山は後半37分、投入からわずか3分後の豊川が決勝ゴールを奪い、1-0で勝利。6月26日のJ2第20節カマタマーレ讃岐戦(1-0)以来、5試合ぶりの白星をつかみ、4位に浮上した。一方、ホームで10試合ぶりの敗戦を喫したモンテディオ山形は、リーグ戦4試合勝ちなし(1分3敗)となり、12位に後退した。

 開始から主導権を握ったのは山形。MF佐藤優平を中心としたパスワークと快足のFWディエゴ・ローザを走らせるシンプルな攻撃を織り交ぜ、ゴールを狙う。ディエゴ・ローザは前半3分にMF梅鉢貴秀のクリアボールに抜け出す形から、同9分にはMF川西翔太のスルーパスを受けてPA内でシュートチャンスを迎えるが、ネットを揺らすことはできなかった。

 山形のペースは続き、前半31分に梅鉢が相手のクリアボールに反応し、PA手前左からダイレクトで左足のシュート。しかし、枠の右に外れ、先制とはならず。岡山もFW押谷祐樹が前線で奮闘し、同33分、34分にシュートを放ったが、得点に結びつくことなく前半はスコアレスで終了した。

 後半も攻勢を続ける山形は立ち上がりにビッグチャンスを迎える。後半12分、ディエゴ・ローザがMF山田拓巳とのパス交換で右サイドを打開すると、さらに中央のMFディエゴとのワンツーからPA内右にフリーで進入。だが、ファーストタッチが足もとに入りすぎてしまい、バランスを崩して打ったシュートはゴール左に外れてしまった。

 後半19分にはこの日最大の決定機。川西が右サイドを抜け出し、マイナスに折り返す。PA内中央で受けたディエゴは落ち着いて左のディエゴ・ローザにパス。完全フリーのディエゴ・ローザがダイレクトで右足のインサイドで合わせるも、力のないシュートは素早く戻ったDF篠原弘次郎にクリアされた。

 ピンチをしのいだ岡山は後半30分にFW伊藤大介からMF島田譲、同34分に押谷から豊川と、立て続けに交代カードを切る。すると同37分、相手陣内中央でのFKから、キッカーの島田が左足で滞空時間の長いクロスを入れると、PA内左のDF岩政大樹が相手と競り合ってボールを落とす。これに反応した豊川が左足でゴール右に蹴り込み、自身4試合ぶりとなる今季5得点目。途中出場の豊川の一撃が決勝ゴールとなり、岡山が苦しみながらも勝ち点3を手にした。

 試合後、何度もガッツポーズを繰り返した豊川。ヒーローインタビューではリオデジャネイロ五輪に出場するチームメイトのMF矢島慎也についても触れ、「慎也くんがいなくなって勝てないと言われるのが嫌なので、五輪に行けなかった僕が一皮も二皮もむけてしっかりと結果を出さないといけない。そのためにゴールを取れたことは良かったと思います」と頼もしく語った。

2016年7月24日日曜日

◆興梠「俺は大丈夫」移動38時間にも最年長の余裕(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/olympic/rio2016/soccer/news/1683526.html

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子日本代表が、ブラジル北東部セルジッペ州の州都で直前合宿をスタートした。

 オーバーエージ枠で出場する最年長選手のFW興梠が、余裕の態度を示した。初の世界大会で移動に38時間かかっても「飛行機でしっかり寝られたし、俺は大丈夫っすね」。23歳以下の選手とは19日の千葉合宿から初融合し「最初は距離感が微妙だったけど良くなってきた(笑い)。ホテルにいる時間でコミュニケーションを取って、ピッチでは徐々に互いのプレーを知っていければ」と話した。

◆元日本代表・鈴木隆行氏、ブラジル時代は「地獄のような嫌な生活」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160723/jpn16072318470002-n1.html

江戸川大学で講義する元サッカー元日本代表FW鈴木隆行

 サッカー元日本代表FW鈴木隆行氏(40)が23日、江戸川大(千葉県流山市)の現代社会学科の特別講義にゲスト出演。「サッカー日本代表から読み解く社会学」と題し、学生たちに海外でプレーした経験談などを語った。

 20歳のときに鹿島からブラジルのリオデジャネイロ州3部リーグにレンタル移籍した経緯について、「高卒でプロに入団して力の差を感じた。知らない文化に触れることは勇気のいることだったが、自分を変えたいと思った」と当時の心境を明かした。

 ひざ丈まで雑草が伸び放題のピッチ。時間にルーズなチームメート。日本では感じたことのないストレスに「本当にきつくて、地獄のような嫌な生活だった。こんなところには、もう2度と来たくないと思った」。それでも、半年後に日本に戻ってきたときは「どんなに苦しくても我慢できる自信ができた」と、精神面での成長を実感したという。

 その後、2002年日韓W杯でゴールを決めるなど、スターの階段を駆け上がった。「底辺をはいつくばっていたのに、1年半で1番上になってしまった。その変化についていけず、無理に尖りすぎていろいろと衝突していた」。当時はファンにもマスコミにも、心を開こうとしなかった。

 ベルギーやセルビアでのプレーを経て米国に渡った30歳のころ、それまでプレー以外に気を配らなかった鈴木は「それではいけない」と心境が変わってきたという。チームメートに積極的に話かけると「受け入れてもらって、サッカーでもプラスが多かった。周りも助けてくれる。初めからそうしていれば、もっと結果が出たのかも」。学生たちに異文化に溶け込む大切さを説いた。

 最後に、21年に及ぶ競技者生活を振り返り「成功したのは4、5年。50回失敗して1回成功するくらいの感覚だった。うまくいかない人が世の中の大半だと思う。それでも元気を取り戻して、前に進めば必ずチャンスはくる」と若者にエールを送っていた。

◆鹿島 ホームでまさかの逆転負け…自慢の堅守崩壊5試合10失点(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/24/kiji/K20160724013022550.html

明治安田生命J1第2S第5節  鹿島1―2浦和 (7月23日  カシマ)

<鹿島・浦和>浦和に敗れガックリの鹿島イレブン

 鹿島がホームで逆転負けを喫した。第1ステージは17試合でわずか10失点と堅守で優勝したが、第2ステージは開幕から5試合で10失点となった。 

 後半15分にFW土居のゴールで先制したが、その2分後に同点に追いつかれると、同28分にGK曽ケ端がファンブルして浦和のFW李に押し込まれた。守護神は「単純な技術的なミス。流れを呼ぶプレーをできていない」と反省していた。

◆鹿島、曽ケ端のミスから決勝点献上「技術的なミス」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160723/jle16072322130010-n1.html

前半、パンチングでクリアする鹿島・GK曽ケ端=カシマ

 明治安田J1第2ステージ第5節(23日、鹿島1-2浦和、カシマ)鹿島はGK曽ケ端の中途半端なプレーが決勝点につながった。1-1の後半28分に武藤のシュートを目の前にこぼし、李に押し込まれた。36歳のベテランは「前半はうまくやれていたと思うが、僕のミスでああいう形になった。技術的なミス」と潔く認めた。

 ホームの浦和戦は2011年以降、2分け4敗と勝利がない。山本の左クロスに飛び込み、右足で先制ゴールを決めた土居は「チームを助ける得点ができなかった。もったいなかった」と笑顔はなかった。

鹿島・石井監督(逆転負けに)
「内容はよかった。前半に得点に結び付けられなかったのが痛かった」

浦和・ペトロビッチ監督(交代策が的中し)
「交代で入った李、青木、石原がいい仕事をしてくれた。逆転できたが、試合全体を通して見れば引き分けが妥当だろう」

浦和・那須(五輪代表の遠藤に代わり先発)
「誰かが代わったらチーム力が落ちるということはない。出た選手がいい結果を残すことが大事」

◆鹿島、第2S5試合で既に10失点 ホーム浦和戦で11年以降勝利なし(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160724/jle16072405010001-n1.html

後半、先制ゴールを決め金崎(左)と抱き合って喜ぶ鹿島・土居=カシマ

 明治安田J1第2ステージ第5節(23日、鹿島1-2浦和、カシマ)鹿島は、後半15分にFW土居が先制弾を決めたが、その後に浦和FW李に2点を奪われ痛恨の逆転負け。第1ステージ17試合で10失点だったチームは、第2ステージ5試合で既に10失点。ホームの浦和戦は2011年以降、2分け4敗と勝利がない。自身のファンブルから2点目を献上した36歳のGK曽ケ端は「前半はうまくやれていたと思うが、僕のミスでああいう形になった。技術的なミス」と潔く認めた。

◆浦和、李の2発で上位対決に逆転勝利…鹿島は早くも第2ステージ2敗目(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160723/471557.html?cx_cat=page1



 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第5節が23日に行われ、鹿島アントラーズと浦和レッズが対戦した。

 年間順位2位の鹿島が、同3位の浦和をホームに迎える大一番。ファーストステージ王者の鹿島はセカンドステージに入って2勝1分け1敗の7位とやや安定感を欠いており、優勝を争うライバルを倒して勢いに乗りたいところ。一方の浦和はセカンドステージで3勝1分け、首位の横浜F・マリノスと同勝ち点の3位と好調を維持している。

 両者からはリオデジャネイロ・オリンピックに出場する日本代表にそれぞれ2名選出されており、鹿島はGK櫛引政敏とDF植田直通が、浦和はMF遠藤航とFW興梠慎三が一時的にチームを離れる。鹿島は植田が抜けたセンターバックにDFファン・ソッコを起用。浦和は遠藤のポジションにDF那須大亮、最前線にはFWズラタンが入った。

 最初にチャンスを作ったのは鹿島。エリア内左でパスを受けた土居聖真が個人技で相手DFをかわして右足でシュートを放ったが、ここは枠の上に外れた。一方の浦和は27分、敵陣でインターセプトしたボールがエリア内右のズラタンにつながると、ズラタンは振り向きざまに右足ダイレクトでシュート。しかし枠の右に逸れてしまった。

 33分には鹿島にチャンス。パスを繋いでカウンターを仕掛けると、エリア内右で受けた遠藤康が右足で狙う。しかし枠の右を捉えたシュートはGK西川周作にキャッチされた。ピンチを凌いだ浦和は38分、ハーフウェイライン付近からドリブルで前線に持ち上がった武藤雄樹が左サイドに展開。これを受けた関根貴大がマイナス方向に折り返したボールをエリア手前中央の阿部勇樹が左足ダイレクトで狙ったが、シュートはDFにブロックされ、先制点とはならない。

 一進一退の攻防となった試合は0-0のまま前半を折り返す。

 浦和はハーフタイムにズラタンを下げて李忠成を投入。さらに57分には高木俊幸に代えて青木拓矢をピッチへ送り出した。

 試合が動いたのは69分。左サイドから攻撃を仕掛けた鹿島は、金崎夢生からパスを受けた山本脩斗が右足でクロスを供給。マークを外してゴール前に走り込んだ土居が右足アウトで合わせると、GKの手を弾いたボールがゴール右に吸い込まれた。

 しかし直後の62分、スルーパスで右サイドの裏に抜け出した柏木陽介が右足で正確なクロスを入れると、エリア内中央の李が冷静に右足ダイレクトで流し込み、浦和がすぐさま試合を振り出しに戻した。

 追い付いた浦和は68分、関根が左サイドからドリブルを仕掛け、右足でミドルシュート。GKが弾いたボールがエリア内左の李の足元へこぼれたが、李が右足で放ったシュートは大きく枠の上に外れてしまった。決定機を逃した李だが、73分に逆転ゴールを奪う。カウンターで左サイドに抜け出した武藤がエリア内左に侵入し、左足でグラウンダーのシュートを放つと、GK曽ヶ端準がキャッチミス。これを見逃さなかった李が左足で押し込み、スコアは2-1となった。

 追いかける展開となった鹿島は失点直後に中村充孝と西大伍を下げて鈴木優磨と伊東幸敏を投入。対する浦和は武藤に代えて石原直樹を送り出し、交代枠を使い切る。

 鹿島は83分、柴崎岳の縦パスを受けた遠藤が落としたボールをエリア内右の山本が右足で狙ったが、シュートはクロスバーの上に外れた。試合はこのまま終了を迎え、浦和が逆転で大一番を制した。

 次節、鹿島は30日にサガン鳥栖と、浦和は同日にヴァンフォーレ甲府と、それぞれ敵地で対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 1-2 浦和レッズ

【得点者】
1-0 60分 土居聖真(鹿島)
1-1 62分 李忠成(浦和)
1-2 73分 李忠成(浦和)

◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第5節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51802

明治安田J1 2nd 第5節

土居の先制ゴールも、浦和に1-2の逆転負け。
3万人を超えるサポーターの声援も虚しく、鹿島はライバル浦和に1-2と逆転負けを喫した。60分に土居が見事な先制ゴールを決めながらも、その2分後、李に同点ゴールを決められると73分には再びに李に決められ、1-2と悔しい敗北となった。



前半、前線からのプレッシャーが効き、浦和の選手たちがバタつく中、鹿島はうまく試合の主導権を握った。土居、金崎らがチャンスを作るが、最後の精度を欠き、得点にはいたらなかった。













後半に入ると、前半を無失点で乗り切った浦和が逆に主導権を握る。それまでセカンドボールが拾えていた鹿島だが、最初の15分は浦和にボールを支配された。







しかし60分、金崎の仕掛けから山本がクロス。そこに土居が飛び込み、待望の先制点を得た。





これで勢いに乗るかと思われたが、その2分後、柏木のクロスから李に決められ、あっさりと同点にされる。そして73分には武藤の強烈なミドルシュートを曽ケ端がはじいてしまったところをまたしても李に詰められ、逆転されてしまった。















その後、必死に攻める鹿島だったがゴールは遠かった。結局、アディショナルタイムの4分も攻めながらも同点にはできず、1-2で逆転負けとなった。



この敗北で年間順位ではまだ2位ではあるが、浦和に勝ち点で並ばれてしまった。一方、首位の川崎FはFC東京にしっかりと勝利し、その差をつけられた。2ndステージはこれで2勝1分2敗で10失点となかなか波に乗れない。ここからどう奮起するか。先ずは次のアウェイ鳥栖戦を見守りたい。

【この試合のトピックス】
・1stステージ最終節のホーム福岡戦に続き、今季2度目の3万人超え。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・セットプレーでは、マークを再度徹底し、こぼれ球の寄せは早く!
・前半の立ち上がりと同じく、前線からプレスをかけて、相手のプレーを限定しよう。
・後半必ずチャンスは来る。必ずゴールを決めるという強い気持ちをもって、相手ボックス内での精度を高めていこう。

浦和レッズ:ペトロヴィッチ
・慌てずにもっと落ち着いてプレーしよう。
・しっかり球際で戦い、走りきること。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日も3万人以上という多くの方が来てくださったなか、いい試合を見せたかったが、それができずに残念だ。前半は非常にいい戦いができたと思うが、後半は守備の対応のところで少し不安定な状態が続いてしまった。それが敗因だと思う。

Q 前半は圧倒的な内容だったといってもいいと思うが、どのように評価しているか?

A 守備に関していえば、非常に良かった。前からプレッシャーにいくかたちができていた。攻撃の部分では、クロスの精度だったり、ボックス内に侵入するかたちができていたので、そこを得点に結びつけることができなかったことが痛かったところだ。しかし、内容的には良かったと思う。


浦和レッズ:ペトロヴィッチ
今日の試合は両チームにとって重要な試合だった。特に年間順位を考えたとき、アントラーズが勝てば6ポイント差に開く。追い越すためには非常に重要だった。両チームの思いがぶつかる非常に激しい試合になった。前半はアントラーズが立ち上がりから非常にアグレッシブに戦ってくるなかで、自分たちのリズムがなかなか作れなかった。ボールを持っても比較的早い段階で失ってしまう展開が続いた。主導権は握られていたが、決定的なシーンまではやらせなかった前半だった。後半もアントラーズはアグレッシブにきたが、我々も前半よりはボールが持てるようになった。先に得点されたが、リードされてから我々の攻撃の形が出せるようになった。そのなかで、同点、逆転と持っていくことができた。今日のゲームに関しては、交代で入った李、青木、石原がいい仕事をしてくれた。今日の試合は逆転して勝つことができたが、全体を通してみれば、引き分けという結果が妥当ではなかったかと思う。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
(自らのリーグ戦最多ゴール数に並んだが)1点でも多く上回れるようにしたい。ただ、個人の記録はどうでもいい。チームを助ける得点ができなかった。前半はほぼ完璧に近い内容。ただ監督も話していたが、試合は90分ある。前後半で圧倒したいのに、それをできなかったのが反省点。うしろだけの責任ではなく、前にも責任がある。ピッチにいた選手が話し合って、突き詰めていかないといけない。もったいなかった。

【曽ケ端 準】
早い時間で追いつかれて、追加点も奪われて簡単に失点してしまった。前半はうまくいっていたと思うが、後半はやられてしまった。1対1の時間を長くしたかったけど、自分のミスでああいう形になってしまった。単純な技術的ミス。2ndステージに入ってからは失点が多いし、自分自身、流れをつかむプレーができていない。ああいう単純な場面でミスをしてしまうとなおさらのこと。またしっかりがんばりたい。

【遠藤 康】
前線が決め切れないところがあるし、失点はDFだけの責任ではない。少なからず勝てた試合だったと思う。以前の、いい試合はできるけど勝てないアントラーズに戻りつつあるのかなと思う。こういう試合で勝てないと強いチームではない。もっともっとやれたのではないかと思う。

【伊東 幸敏】
監督からは右からコンビネーションで崩して、クロスを上げてほしいと言われて入った。点をとらないといけない状況。結果につなげたかった。常に準備をしている。試合に出たときは結果を出すだけ。

【中村 充孝】
前半が良かったので、そういう時に点を取ることが大事になる。後半、悪いムードになった訳ではない。後半も行こうと話していた。自分がボールへの反応が遅れていたので、90分出来るようにしないといけない。失点してからラインが下がってしまった。得点してから失点までの時間が早かったので、そういうところの厳しさを突き詰めないといけない。

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