日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月1日火曜日

◇浦和 ペトロビッチ監督解任!名門復活へ聖域なき改革(東スポ)




 低迷するJ1浦和は30日、ミハイロ・ペトロビッチ監督(59)を解任した。優勝候補に挙げられながらも守備崩壊で8位に低迷し、29日の札幌戦でも下位相手に0―2と完敗した。クラブ側は現状のままではチーム再建は不可能と判断し、指揮官の更迭を決めた。後任には堀孝史コーチ(49)が就任し、再スタートするが、名門復活へ向けて“聖域なきチーム改革”に取り組んでいく。

 下降の一途をたどるチーム状況を受け、帰京後にクラブ幹部は緊急会議を開催。ペトロビッチ監督の契約解除と堀コーチの昇格を決定し、この日の練習前に指揮官に通告した。事実上の解任について、浦和の淵田敬三社長(62)は「今の状況を打開するには、新しいチャレンジをしないといけない」と語り、山道守彦強化本部長(54)が「4月下旬の大宮戦以降、失点の多い試合が多くなった。だが改善の兆しが見られなかった。試合内容やもろもろのことを見て判断した」と理由を説明した。

 今季11年ぶりのリーグVを狙った浦和は守備陣が崩壊し、6月以降はリーグ8戦で2勝6敗の8位に低迷。失点数は最下位の新潟に次ぐワースト2位(36失点)と深刻な状態だ。堀新監督は「這い上がれるように選手と一緒にやっていきたい」と浮上に向け、クラブと一丸になりチーム再編に取り組む構えだ。

 まずはGK西川周作(31)やDF森脇良太(31)ら不振のベテランに固執し、マンネリ化を招いたことを反省。リオ五輪代表のMF矢島慎也(23)やドイツ1部ケルンに所属したMF長沢和輝(25)らの起用で活性化を狙う。ある公認選手代理人は「今まで特定の戦力に頼りすぎていたから、鹿島みたいに監督を代えて現状戦力の掘り起こしも図りたいのでは」と指摘する。

 実際に序盤苦しんだ鹿島では5月末に石井正忠監督(50)を解任。大岩剛コーチ(45)を監督に昇格して以降、サブ組や若手を大胆に登用して再建に成功した。浦和のベンチには他クラブなら主力級の選手が多いだけに、11年途中からトップチームを指導して選手を知り尽くす堀新監督のもとで現有戦力の見直しを進めていく。

 同時に、戦力補強にも積極的に取り組む。山道本部長は「(移籍の)ウインドーは8月の真ん中まで。やれる範囲のことは継続してやる」。すでにオーストラリア代表DFトレント・セインズベリー(25=江蘇蘇寧)の獲得を検討中で、他にライバルのJ1鹿島やG大阪のサブ選手もリストアップ。獲得に向けた調査を行っていく方針だ。浦和は、なりふり構わぬ再建策でドロ沼から抜け出し、名門復活を果たせるのか。


浦和 ペトロビッチ監督解任!名門復活へ聖域なき改革


◆神戸ポドルスキ効果、次ホーム鹿島戦も売れ行き上々(ニッカン)




 ヴィッセル神戸FWポドルスキのフィーバーがさらに過熱しそうだ。

 前夜の大宮アルディージャ戦で2得点の衝撃デビューを飾り、一夜明けた30日も練習場に姿を現した。元ドイツ代表は「たくさんの人からお祝いの言葉をもらった」と満足げ。初ゴール記念Tシャツの限定発売も決まり、約100枚の予約が入った。次のホーム戦の8月9日鹿島アントラーズ戦入場券の売れ行きも上々。平日開催としては7年ぶりとなる1万人以上の動員となりそうだ。

神戸ポドルスキ効果、次ホーム鹿島戦も売れ行き上々


◆鹿島FW安部 クラブ歴代2位18歳6カ月で初得点も「通過点」(スポニチ)


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 7月29日の甲府戦でJ1初得点を決めた鹿島の高卒新人FW安部が、ぶれない心でオフ明けの練習に臨んだ。

 18歳6カ月1日での初得点は、DF内田(シャルケ)に続いてクラブ歴代2位の早さ。それでも「あれは通過点」と5日の仙台戦へ集中した。

 甲府戦では試合後に先輩DF昌子が大岩監督から注意される場面もあったが「僕みたいな立場の人でも(昌子に)言うべきだった。それができないならあのピッチに立つ資格はない」とルーキー離れしたしんの強さものぞかせた。

鹿島FW安部 クラブ歴代2位18歳6カ月で初得点も「通過点」


◆鹿島安部「地に足つけて」無名高校から駆け上がる(ニッカン)




 私の母校、土浦日大(茨城)の硬式野球部が、31年ぶりに夏の甲子園出場を決めました。ノーシードというだけでなく、初戦では初回に6失点を喫し、0-7からの大逆転勝利。決勝も一時は5点差をつけられながら粘って延長に持ち込み、優勝。喜びと同時に、失敗しても諦めないことの大切さなど、多くを学んだ夏。そして8月は、今までに経験したことのない楽しみが1つ増えました。

 早稲田実業(西東京)の清宮幸太郎選手のような高校時代の注目度はなくても、期待を抱かせる高卒ルーキーが、私の担当する鹿島アントラーズにもいます。清宮選手と1歳違いのFW安部裕葵(ひろき、18)。清宮選手が高校通算本塁打タイ記録となる107号を放った、7月28日の練習後には「他のスポーツ全般的に見ますけれど、清宮選手すごいですね。ホームランもですけれど、人間的にすごいなと思います。僕も負けないように頑張ります」。翌29日は、その言葉通りにリーグ戦ではクラブで2番目に若い18歳6カ月での初ゴール。それでも「正直、遅かったかなと思う」と言って、取り囲んだ報道陣を驚かせました。

 巧みなドリブルなどの足技、状況判断でゴールに迫ります。「得点に絡むことが持ち味。今まで絡めていなかったことが不思議なくらい。みんなに見てもらえる場で結果が残せたのは良かった」。ゴールシーンの述懐でも、スルーパスを出したMFレアンドロをたたえることを忘れない大人の対応。「パスが9割。僕は、ただただジョギングくらいの感覚で走った。自分勝手という言い方が正しいかは分からないが、自分が動いていれば、先輩方が動いてくれる」と表現法も独特でした。

 報道陣から日本代表DF昌子源が「(安部)裕葵の動きは、ドリブルの仕方とか人とはちょっと違う。紅白戦とかで1対1になっても、面倒くさいと思うシーンが多い」と話していたと伝えられると、「源くんのディフェンスのほうが、面倒くさいと思いますけどね」と即答です。

 4月1日のJ1第4節大宮アルディージャ戦でデビューし、同22日の第8節ジュビロ磐田戦では初先発。6月21日の天皇杯2回戦マルヤス岡崎戦では2ゴール1アシストを記録するなど全5得点に絡む活躍でした。7月22日の国際親善試合セビリア(スペイン)戦ではマン・オブ・ザ・マッチを受賞。鈴木満強化部長からも「本山(現J3ギラヴァンツ北九州)みたい。すごい」と絶賛されていました。

 メキシコ1部パチューカに移籍したFW本田圭佑が経営に携わるエスティーログループのジュニアユースチーム「S.T.FC」出身のプロ1号で、本田から指導を受けたことも。東京都出身ながら「有名じゃない学校を強くすれば、自分の評価も上がると思ったので」とサッカーでは無名の広島・瀬戸内高を選んで進学。高校3年時に広島で高校総体が開催されることも計算の上。計画通りに高校総体出場を果たし、優秀選手にも輝きました。有名強豪校入学時から注目を浴びた清宮選手とは、対極の高校人生でした。

 同じように、鳥取・米子北高時代にはスター選手ではなかった昌子も清宮選手に対して、こう言います。「プロに行くのは確定だと思う。107本を打っても、プロに行ってからが大事。107本の記録をつくっていた人も、その後の活躍はなかったんですよね? 僕みたいに、高校時代は無名でも、鹿島でレギュラーになり、日本代表に選んでもらえるようになる人もいる。プロに行ってからもすごい活躍をしている清原選手や、中田翔選手みたいになること。そうなればすごいし、スポーツ界が盛り上がる」。プロの先輩としてのエールであり、チームメート安部へのエールでもありました。

 安部は「得点するとメンタル的には自信になる。でも地に足をつけて、日々の練習に取り組みたい。結果を出せればいいんですけれど、うまくいかない時も絶対にある。結果に左右されず、常に課題に向き合っていくことが一番大事なこと。自分のポリシーです」と、浮かれてはいません。報道陣に「今日の点数は?」と問われ「点数は付けられない。良かった自分も、悪かった自分も、自分ですから」と答えたことも。評価するのは他人。それも貫いています。

 2020年東京五輪世代。すでに年代別候補には選出されています。同世代は飛び級選出のFW久保建英(FC東京)に注目が集まっていますが、安部も私の“推しメン”。プレーに加えて、本田圭佑に続くような発言力にも、ぜひ注目してください。【鎌田直秀】

 ◆鎌田直秀(かまだ・なおひで)1975年(昭50)7月8日、水戸市出身。土浦日大-日大時代には軟式野球部所属。98年入社。販売局、編集局整理部を経て、サッカー担当に。相撲担当や、五輪競技担当も経験し、16年11月にサッカー担当復帰。現在はJ1鹿島、J2横浜FCなどを担当。


鹿島安部「地に足つけて」無名高校から駆け上がる


◆鹿島がブラジル人CB獲得か。「日本へ向かった」と現地報道(フットボールチャンネル)

マウリシオ・アントニオ

 ポルトガル1部マリティモに所属するDFマウリシオ・アントニオが、日本にやってくるようだ。ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。

 ブラジル人CBのマウリシオは、30日に日本へ向かったと報じられている。新しいクラブについては「分かっていない」とのことだが、過去に鹿島アントラーズの話が出ていたことまでは把握しているそうだ。

 2016/17シーズンのポルトガル国内リーグで、マウリシオは28試合に出場。第29節以降は負傷で欠場しているだけで、チームのレギュラーだったCBだ。

【了】

鹿島がブラジル人CB獲得か。「日本へ向かった」と現地報道

◆ルヴァン杯対戦カードが決定…仙台MF佐々木は「『強いチーム引いてきたな』と言われる(笑)」(サッカーキング)




 2017Jリーグ YBCルヴァンカップ ノックアウトステージの組み合わせを決定するオープンドローが、31日に行われた。オープンドロー終了後、出席した選手たちが対戦カードごとに囲み取材に応じている。

 前回大会王者の浦和レッズは、現在2017明治安田生命J1リーグで首位を走るセレッソ大阪との対戦に。浦和FW武藤雄樹は「去年僕がこのドローに来て優勝して、優勝した日に『来年もお前だな』と言われていた」と明かした。チームはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が解任されるなど厳しい状況。それでも武藤は「今チームが少し難しい状況にありますけど、今年もタイトルを獲りたいと思っているので、まずはこのルヴァンカップでタイトルを獲れるように、また決勝が埼スタなので、必ずそこで浦和レッズが笑えるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。対するC大阪MF木本恭生は「自分たちはリーグで良い順位ですし、勢いもあると思うので、その勢いをしっかりルヴァンカップにもつなげていきたいなと思います」と話し、勢いそのままに挑戦するとした。

 ここ2年連続でルヴァン杯準優勝に終わっているガンバ大阪は、ヴィッセル神戸と対戦する。普段から仲の良いというG大阪GK東口順昭と神戸FW渡邉千真が互いに火花を散らした。東口は渡邉について「もちろんパワフルですし、PA内で仕事をするっていうイメージは強いですけど、ただそんなに入れられてないんで、これを継続していきたいと思います」とコメント。これに渡邉も「(東口が)新潟の時は点を取ったんですけど、彼がガンバにいる時にまだゴールを挙げられていないんで、しっかり決められるように頑張りたいです」と応戦し、ゴールを誓っている。

 FC東京と川崎フロンターレによる“多摩川クラシコ”も実現。昨夏のリオデジャネイロ・オリンピックで日本代表として戦ったFC東京MF中島翔哉と川崎MF大島僚太が互いに意気込みを口にした。中島は「多摩川クラシコは大事な試合なのですごく楽しみですし、面白い試合ができるんじゃないかなと思います」と好ゲームを予想している。一方の大島は「ホーム・アンド・アウェイなので気持ち的に余裕を持って上を目指したいなと思います」と話した。

 鹿島アントラーズはベガルタ仙台との対戦となった。鹿島DF西大伍は、仙台の本拠地・ユアテックスタジアム仙台について「たくさんのお客さんが見に来てくれますし、独特の雰囲気というのをいつも感じながらやっています」とその脅威を明かしている。仙台MF佐々木匠は「鹿島の選手たちはすごく個の能力が高いですし、それに加えて勝負強さというのも持ち合わせているので、すごく強いチームだと思います」とコメント。組み合わせについては「(チームメイトに)『強いチーム引いてきたな』と言われると思います(笑)」と語っている。

 準々決勝は第1戦が8月30日(水)に、第2戦が9月3日(日)に行われる。


ルヴァン杯対戦カードが決定…仙台MF佐々木は「『強いチーム引いてきたな』と言われる(笑)」


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