日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年6月2日金曜日

◆Jリーグ、来季2・17開幕へ!W杯イヤーで史上最も早く…(報知)


 W杯イヤーとなる2018年のJ1リーグが、史上最も早い2月17日に開幕する可能性が1日、高くなった。Jリーグ関係者が「来年はW杯もあって、今年よりも1週間早い開幕になると聞いている」と明かした。

 来季はロシアW杯本大会が6月14日から7月15日の予定で開催される。W杯出場国のトップリーグ(1部)は、W杯開催期間中の約1か月間にリーグ戦を実施できない。このためルヴァン杯、天皇杯、他の公式戦と並行し、全34節で合計306試合を消化するために、日程の前倒しを決断した。

 最近2年間は2月の第4土曜日に開幕し、16年は2月27日、今季は同25日からスタートした。来季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もプレーオフが1月30日、本戦も2月12、13、14日に開幕節が行われ、J開幕も歩調を合わせる形になる。

 課題は降雪地域のホームゲーム開幕戦の時期。今季、札幌、新潟などは積雪などの影響を考慮して、3月第2週の第3節に設定した。スタジアムはもちろん、直前にホームタウンの練習場を使えるか、荒天による当日の交通機関への影響はないか―など問題は山積みで難航しそう。チームの始動やキャンプインも早まり、今季の公式戦最終戦となる天皇杯決勝(18年1月1日)進出チームは、オフが十分に確保できない懸念もある。

 今後、Jリーグ実行委員会などで議論され、秋頃をメドに決定の見込み。ロシアW杯イヤーは慌ただしいシーズンになりそうだ。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170602-OHT1T50008.html

◆大迫が求めるゴール前での存在感「敵味方どっちからも注意されるように」(サンスポ)


大迫勇也が求めるゴール前での存在感「敵味方どっちからも注意されるように」

 ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也が、改めて今シーズンの戦いを振り返った。

 日本代表は、キリンチャレンジカップ2017と2018 FIFAワールドカップ ロシア・アジア最終予選に向けた海外組合宿の3日目を迎えている。大迫は負荷が高い合宿となっていることを認めつつも、「ケガすることが一番ダメなこと」と話して調整しつつこなしていく必要があるとした。

 また、ケルンでの今季を改めて総括した大迫は「やっぱり得点ですよね」と切り出し、このように続ける。

 「ゴール前のところでもう少し存在感を出すと言うか、敵味方どっちからももっと注意されるようなプレーをしていかないといけないかなと思います」

 また、来年のロシア・ワールドカップでは前回大会とは異なり、チームの中心選手として臨むことが予想される大迫。しかし、「外の声を気にしてもしょうがない」と話し、積み重ねが重要だと地に足を着けた。ピッチの中で自身の力を証明すると語った大迫が日本代表にとって頼もしい存在であることは間違いない。(Goal.com)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170531/jpn17053109130008-n1.html

◆1G1Aの興梠、日本人最多更新ACL17ゴール!アジア8強に歓喜「ベスト16で壁があった」(ゲキサカ)




[5.31 ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 浦和3-0(延長)済州 埼玉]

 アジアの厚い壁を打ち破った。敵地での第1戦に0-2で敗れていた浦和レッズ。第2戦は3得点以上で勝利するか、90分間を無失点に抑えた上で2得点を奪い、延長戦に持ち込むことが逆転突破の条件だった。

 前半の2ゴールに絡んだFW興梠慎三は「負けることはない気がしていた」と突破の空気を感じ取っていた。0-2で敗れた敵地での第1戦は「カウンターのうまさに衝撃を受けた」と面食らったが、本拠地で同じ轍は踏まなかった。「相手にカウンターだけはやらせたくなかった。最終的にはファウルでも止める。こっちの戦略通りにできたかな」。チームはアウェーゴールを与えないプランを奏功させ、自身は最前線で2発を奪う仕事を果たした。

 まずは前半18分、左後方で得たFKをMF柏木陽介が左足で蹴り上げ、ニアサイドの興梠が高い打点で渾身ヘッド。鹿島在籍時に4度、浦和でも4度目のACL挑戦となる興梠は、日本人最多記録を更新する17ゴール目。「セットプレーで決めることはなかなかない」と珍しい形で先制に成功し、2試合合計1-2と追い上げた。

 前半33分には浮き球パスで2得点目をお膳立て。ラストパスに抜け出したFW李忠成がGKとの1対1から落ち着いて左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。「もう少し浮かせたかった。強いパスになってしまった」と悔やんだが、「チュン(李)の技術でとったゴール。落ち着いて決めてくれた。チュンとは最後の崩しの場面で息が合う」と連携に自信をのぞかせた。

 前半のうちに2-0、2試合合計2-2に追いつき、延長戦にもつれ込んだ死闘。迎えた延長後半9分、DF森脇良太が値千金の決勝ゴールを挙げ、2試合合計3-2の劇的な逆転劇で2008年以来、9季ぶりとなるベスト8進出を決めた。興梠自身にとっても、鹿島時代の08年以来となる準々決勝進出となり、「鹿島でも浦和でもベスト16でなかなか勝てない壁があった。やっと壁が破れた」と喜びを隠さなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217767-217767-fl

◆柴崎「テネリフェでのプレーに集中する」 注目の去就にも言及(デイリー)


テネリフェのMF柴崎岳

 スペイン2部リーグ、テネリフェのMF柴崎岳が記者会見に臨み「日本代表のことは考えていない。今はテネリフェでプレーすることが幸せで、ここで戦い続けることが僕の目標」と話した。エル・ディアなど1日の地元一般紙各紙が報じている。

 前節アルコルコン戦で決めたスペイン初ゴールについて「ゴールを決めたとはいえ、より嬉しかったのはチームの勝利。それが大事なことだった」と回答。チーム加入から初出場、さらにコンスタントに出場するまで多少の時間を擁したが、現在では「スペインのサッカーは自分が以前に思っていたよりもパスを多用し、ポゼッションはとても高い。ここまででスタイルに慣れることができた」と説明し、現在の調子について「少しずつ良くなっている。もっと力を発揮できる」と自信を深めていることを明かした。

 会見では注目の去就にも言及し「将来のことは分からないけど、今このチームでとても満足しているし、全力を尽くしたい」とした。

https://www.daily.co.jp/soccer/2017/06/01/0010245165.shtml

◆柴崎岳、リーガ1部への昇格を夢見る「選手なら誰もがプレーしたい場所」(ゲキサカ)




 テネリフェMF柴崎岳が、リーガ・エスパニョーラ1部でのプレーに意欲を見せた。スペイン『マルカ』が伝えている。

 今冬の移籍市場でテネリフェに加入した柴崎。移籍直後は適応に苦しんだものの、徐々にチームに溶け込み、ここ5試合では連続スタメン出場を果たしている。

 テネリフェはリーガ2部で現在4位に位置している。6位以内のチームに与えられる1部昇格プレーオフの権利獲得が、現実味を帯びてきた。1部昇格なら、柴崎はテネリフェに残留するのだろうか。

「未来に何が起こるかは分かりません。僕に言えるのは、今はそういったことを考えていないということです。このチームで満足していますし、全力を尽くすことだけを考えています。将来のことが分かるのは、それからですよ」

 去就への明言を避けた柴崎だが、リーガ1部に対する憧れは隠そうとしなかった。

「嘘をつくつもりはありません。僕の考え、いや、すべてのサッカー選手の考えとして、誰もが最高のレベルでプレーしたいと思うでしょう。スペインの1部で経験してみたい、と」

「ただ、繰り返しになりますが、僕はテネリフェで満足しています。今は将来のことは気に掛けていません。決断しなければいけない時期が来れば、その時に決断します」

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217813-217813-fl

◆柴崎岳がスペイン移籍で驚いたこととは?「想像以上に…」(ゲキサカ)




 テネリフェMF柴崎岳は、今冬の移籍市場で初めての欧州移籍を果たした。その舞台となったリーガ・エスパニョーラ2部で、同選手が最も驚いたことに言及している。

 移籍した当初こそ適応に苦しんだ柴崎だが、ここに来て定位置をつかみつつある。ホセ・ルイス・マルティ監督から5試合続けて先発で起用され、地元メディアからの評価もうなぎ上りとなっている。

 現在が移籍後最高の状態かと聞かれた柴崎は、以下のように答えた。スペイン『マルカ』が伝えている。

「そうかもしれないですね。少しずつ良くなっています。自分のプレーもできるようになってきました。この数か月でスペインのサッカーに慣れてきましたね。それはピッチ上で反映されています。ただ、自分はもっとできるとも思っていますよ」

 トップ下かサイドハーフでの起用について、「どのポジションでも快適にプレーできます」と切り返した柴崎。マルティ監督に関しては「強い印象を受けたのは、スペインの監督の話す際の情熱ですね。何かを伝えたいとき、叫ぶように伝えますから」と語っている。

 適応においては、チームメイトのサポートが大きかったようだ。

「チームメイトにはすごく助けてもらいました。彼らとの関係は非常に良いですよ。みんな、とても優しいです。誰が、というのはなくて、みんなです。テネリフェでの生活にも満足しています。島の景色を見たり、散歩したりするのが好きですね。それと、対戦相手のビデオを見て研究するのも好きですよ」

 40試合消化時点で4位につけるテネリフェは、1部昇格プレーオフ権(6位以内)獲得に前進している。柴崎は1部昇格に自信をのぞかせた。

「一番強いのはテネリフェです。もちろん、他チームに敬意を払います。彼らを過小評価することはありません。ですが、僕たちはどのチームに対しても恐れを抱いていません」

 テネリフェで充実した日々を過ごしているように見える柴崎だが、スペインサッカーで驚いたことはあったのだろうか。

「1試合のパス本数の多さですね。想像以上でした。それと、どちらかのチームがボールを保持している時のポゼッションの時間の長さにも驚きました」

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217828-217828-fl

◆テネリフェ柴崎、レアル相手の2ゴールを振り返る「僕の助けになった」(ゲキサカ)




 世界に驚きを与えたあの2発から、早半年が経過した。テネリフェMF柴崎岳が、クラブW杯決勝でレアル・マドリー相手に叩き込んだゴールを振り返っている。

 昨年12月に日本で行われたクラブW杯。決勝でレアルと対戦した鹿島アントラーズは、柴崎の2得点で欧州王者をあと一歩で敗退というところまで追い詰めた。結局延長戦の末にレアルが4-2で勝利を収めたが、その一戦で「シバサキ」の名は瞬く間に全世界に広がった。

 そして先日、柴崎はスペインで初ゴールを記録している。5月28日のリーガ2部第40節、アルコルコン戦で挙げた得点は、3-1の勝利につながるバースデーゴールだった。

 柴崎はその得点について次のように話している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。

「ゴールは嬉しかったです。チームの勝利に貢献できましたから。ゴールしたのは僕でしたが、重要だったのはチームの勝利であり、それによりプレーオフ出場に近づいたことです」

「(あまり得点を喜んでいないように見えたが)そうかもしれないですね。でも、そういうのは僕のスタイルではありません。いつも落ち着いている。それが僕の性格です」

 思えば、レアル戦でもゴールの喜びを派手に表現してはいなかった。柴崎はあの試合における2得点を振り返っている。

「そうでしたね。ゴールを決めた時に走り回って叫ぶというのは、僕のスタイルではないんです。でも、いつもすごく嬉しいですよ」

「すべてが僕の助けになったと思っています。鹿島は(クラブW杯を)素晴らしい大会にしました。コロンビアのチームを破り、専門家やファンの方々を驚かせたのではないでしょうか。決勝では延長でレアル・マドリーに負けてしまいましたが、良い大会にできたと思います。あの2ゴールは、常に僕の助けになっていますよ」

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217832-217832-fl

◆柴崎岳、リーガ2部公式の第40節MVPに輝く!…ファン投票でほぼ半数獲得(サッカーキング)

柴崎岳

 テネリフェに所属するMF柴崎岳が、ファン投票によるリーガ・エスパニョーラ2部第40節の最優秀選手(MVP)に選ばれた。同リーグ公式サイトとツイッターが6月1日に伝えた。

 柴崎は28日に行われた第40節のアルコルコン戦に先発出場し、31分に左足シュートで移籍後初ゴールをマーク。当日が25回目の誕生日だった同選手の一撃もあり、テネリフェは3-1と快勝し、4位浮上で昇格プレーオフ出場へ前進した。

 バースデーゴールで勝利に貢献した活躍が評価され、柴崎はリーガ・エスパニョーラ公式サイトが選出した第40節のMVP候補に選出。29日にから行われたオンライン投票で、ほぼ半数の45パーセントを獲得し、MVPに輝いた。

なお、候補には柴崎のほか、コルドバのイタリア人FWフェデリコ・ピオヴァッカリ(30パーセント)、セビージャ・アトレティコのスペイン人FWマルク・グアル(19パーセント)、アルメリアのスペイン人FWキケ(4パーセント)、ヒムナスティックのナイジェリア代表FWイケチュク・ウチェ(2パーセント)が名を連ねていた。


 テネリフェは次節、6月3日にホームでDF鈴木大輔が所属するヒムナスティックと対戦する。

https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20170601/595353.html?cx_cat=page1

◆<サッカー>広州恒大の監督、日本や鹿島サポーターを絶賛=「感動した」―中国メディア(レコードチャイナ)


広州恒大の監督、日本や鹿島サポーターを絶賛=「感動した」

2017年5月31日、東方体育によると、サッカーAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝ラウンド1回戦で鹿島アントラーズを下して準々決勝進出を決めた広州恒大のスコラーリ監督が、日本や鹿島のサポーターを称賛するコメントを発した。

ホームでの第1戦で鹿島に1−0と勝利した広州恒大は、30日のアウェイでの第2戦で1−2と敗れるもアウェイゴール数で鹿島を上回り、準々決勝進出を決めた。

8強入りに上機嫌の同監督は、記者会見場を後にする前に自らマイクを取って「また日本に来ることができ、このような規則正しく秩序があり、礼儀もあり、しかも清潔な国を見ることができて非常にうれしい。勝ち進んだわれわれに、相手のサポーターがエールを送ってくれたことに感動した。私と家族は、以前、日本にいた時のことを忘れはしない」と日本や鹿島サポーターへの感謝と称賛を口にした。

同監督はかつてジュビロ磐田で指揮を執った経験があり、2002年には日韓W杯でブラジル代表を優勝に導くなど、日本とは少なからぬ縁を持つ名将だ。記事は「日本のクラブと対戦するたびに、日本に対する思いを語る機会をつくってきた。今大会グループリーグでの川崎フロンターレ戦でも、鹿島との第1戦でも、同様の感想を述べていた」などと伝えている。(翻訳・編集/川尻)

http://www.recordchina.co.jp/b179741-s0-c50.html

◆広州恒大、ACLで8強入りも中国メディアは「旧時代の戦略」と指揮官批判(サッカーキング)




2017.05.30 19:00
Kashima Stadium
鹿島アントラーズ 2 終了 1 広州恒大

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017決勝トーナメント1回戦セカンドレグが30日にカシマスタジアムで行われ、鹿島アントラーズがペドロ・ジュニオールと金崎夢生のゴールで広州恒大に勝利したものの、ファーストレグに引き続きパウリーニョに得点を許し、この結果アウェイゴールの差で広州恒大が8強に進出した。

 ホームでのファーストレグで鹿島アントラーズを零封していた広州恒大は、引き分けでも8強進出が決まる優位な状況でセカンドレグに臨み、後半10分に挙げたアウェイゴールで8強進出をほぼ確定する。後半アディショナルタイムの失点にも冷静に対処して功者ぶりを見せた。

 セカンドレグから一夜が明けた中国では、日本王者を退けての8強進出に好意的な論評もある一方で、昨年あたりから始まったルイス・フェリペ・スコラーリ監督に対する風当たりが依然として強く、体制下で顕著となっている問題点などを挙げた記事も目に付く。

 中国メディア『騰訊体育』では『広州日報』や『体運+』の記事を引用する形で「広州恒大の相対的実力の低下、効率の悪い攻撃、そしてパウリーニョへの依存過多」として、広州恒大のファンはスコラーリが見せる采配には決して満足していないのだとしている。

『捜狐体育』でも広州日報の記事から「スコラーリ体制は外国人選手ありきの旧時代の戦略から脱却できていない」として、日本や韓国勢で見られるような自国選手を中心とする必要性を広州恒大に要求している。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170601/595246.html?cx_cat=page1


◆鹿島FWのドリブルシュートに仏紙が注目…「見事なゴール」と動画紹介(サッカーキング)


ペドロ・ジュニオール

 鹿島アントラーズは5月30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16・セカンドレグで広州恒大(中国)と対戦。2-1と勝利を収めたものの、アウェイゴール数で及ばずに敗退が決まった。

 同試合で鹿島のブラジル人FWペドロ・ジュニオールが決めたドリブルシュートが、フランス紙『レキップ』から注目された。同紙は公式HPに得点動画を掲載し、「素晴らしい独走ゴール」と見出しを掲げて伝えている。

 P・ジュニオールは28分、左サイドのハーフウェーライン付近でボールを奪うと、スピードを上げてドリブル。右前方へとボールを運び、プレスをかけてきた相手DFとの交錯で倒されかけたものの、何とか持ち直して突破を続けた。主審はアドバンテージをとってプレーを続行。P・ジュニオールはペナルティーエリア右手前までボールを持ちこみ、右足を振り抜く。強烈なミドルシュートがゴール左隅へ突き刺さり、鹿島の先制ゴールとなった。



 独力での突破から生まれた一撃を『レキップ』は「見事なゴール」と称賛。鹿島は惜しくもアウェイゴール数で及ばずに敗退することとなったが、鮮やかなP・ジュニオールのゴールはフランス紙にもインパクトを与えたようだ。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170601/595142.html?cx_cat=page1

◆鹿島、ACL振り返る 敵地戦、克服できず(茨城新聞)


負傷者続出も痛手

鹿島-広州恒大 ACL敗退が決まり肩を落とす鹿島イレブン=カシマスタジアム、村田知宏撮影

悲願のアジア制覇を目指し、2大会ぶりにアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に臨んだ鹿島。1次リーグは首位通過したが、過去に4度阻まれた決勝トーナメント初戦で、またしても涙をのんだ。

敗戦が決まった広州恒大(中国)戦後、解任された石井前監督は「アウェー戦はもっと経験を積み、タフに戦えないと勝ち抜けないとあらためて感じた」と、悔しさをにじませながら大会を総括した。

鹿島は今大会、ホームは4戦全勝しながら、敵地では1勝3敗と苦戦した。1次リーグはアウェーの負けをホームで取り返すことができたが、ホームアンドアウェー方式の決勝トーナメントではアウェー戦の失点が結果的に大きく響いた。

決勝トーナメント1回戦・広州恒大戦は、敵地での第1戦を0-1で落とした。ホームでの第2戦は2-1で勝利したが、アウェーゴールの差で無念の敗退が決まった。苦手の敵地戦をまたも克服できなかった。

Jリーグと並行して戦う過密日程の中、負傷者が出たのも痛かった。決勝トーナメントを前にした神戸戦で、主力のレオシルバと遠藤が負傷。2人は4日前、1次リーグ突破が決まった中でのムアントン(タイ)戦にも出場し、疲労が蓄積していた。鈴木強化部長が「出ずっぱりの選手を休ませてもよかった」とこぼすなど、連戦の中での選手起用の難しさをあらためて痛感させられた。

厳しい戦いの中、プロ3年目の鈴木が目覚ましい活躍を見せたのは収穫だった。初出場のACLで、「昨年のクラブW杯での経験が生きている」と未知の相手にもひるまず、エース金崎に並ぶチーム最多の4ゴールを挙げた。2年前、1次リーグ敗退の悔しさを味わった昌子や土居も成長ぶりを示すプレーを見せていただけに、早すぎる終幕が悔やまれる。

今季、最大の目標が消えたショックは大きい。さらに、敗退翌日には監督交代という激震が走った。大岩新監督は就任後「過去を振り返っている時間はない」と選手たちに気持ちの切り替えを求めた。再起を図るためにも、4日の広島戦は負けられない。昌子は「難しい試合になるが、それでも勝ち続けていかなければいけない」と捲土(けんど)重来を誓った。 (藤崎徹)

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14963270436418

◆鹿島 大岩新監督体制で初の全体練習「選手は剛さんを信じてついていかないといけない」(スポニチ)


 5月31日に石井正忠前監督(50)を解任した鹿島は1日、4日のアウェー・広島戦に向けて、大岩剛新監督(44)の下で初の全体練習を行った。

 就任後に「今は広島戦に勝つことだけを考えて準備していく」と話していた新指揮官は早速、紅白戦を実施。サブ組を広島の3―4―3の布陣に合わせ、攻撃に比重を置いた連係の確認を行った。3日後の本番での起用につながらない可能性もあるが、右サイドバックのDF西大伍(29)が左サイドバックや2列目の右へ入り、MF土居聖真(25)が2列目ではなく2トップの一角に入るなど、石井前監督の起用からの変化もあった。

 2本とも主力組に入ったMF永木亮太(28)は練習後、石井前監督の解任について「自分たちの力不足で責任を背負わせてしまった。自分にとってシーズン途中での監督交代は初めて。あたらめてサッカー界の厳しさを知った。鹿島というチームゆえのこと。選手も責任を感じないといけない」と話した。

 その上で、大岩新監督について「(コーチ時代から変わらず)声掛けの部分はずっと出してくれている。選手との距離も近い。選手は剛さんを信じてついていかないといけない」と信頼感を口にした。大岩新監督の初采配となる広島戦は、リーグ3試合ぶりの勝利を目指して戦う。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/01/kiji/20170601s00002179336000c.html


◆鹿島・石井監督の解任劇に小笠原「石井さんのせいにするのはかっこ悪い」(サンスポ)


 電撃人事だった。J1鹿島は5月31日、石井正忠監督(50)を成績不振を理由に解任し、大岩剛コーチ(44)を新監督に昇格させた。

 結果が全ての世界で、最大目標だったアジア制覇が消滅。仕方ない部分もあるが、選手たちも驚きを隠せない。日本代表DF昌子源(24)は「ショック。負けたのは俺ら。考えるべきところはある」と話した。

 温和な性格で誰からも慕われていた指揮官。解任の知らせを受けた主将MF小笠原満男(38)は「石井さんのせいにするのはかっこ悪い。俺らが変わっていくしかない」と全員に発破をかけた。残念な結果だが、残り全タイトルを獲得してこそ石井氏への報いとなる。前を向くしかない。 (サッカー担当・一色伸裕)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170602/jle17060205000001-n1.html

◆大岩鹿島が本格始動!初練習で早速紅白戦 前監督解任から一夜(スポニチ)





 “大岩体制”が本格始動した。鹿島は石井前監督解任から一夜明けた1日、敵地での広島戦(4日)に向けて大岩新監督の下で初の全体練習を行った。新指揮官は早速、紅白戦を実施し、右サイドバック(SB)の西を左SBや2列目の右へ入れるなど新しい試みを行った。

 MF永木は「前への意識が強くなるんじゃないかと感じた。縦パスや、味方を追い越していく動きが増えていくかも」と攻撃面での変化を口にした。新監督からは「ボールを持つ時間を短くして」などの具体的な指示が飛び、MF土居は「分かりやすいメッセージでやりたいサッカーを伝えようとしていると思った」と話した。

 リーグ戦は2連敗中。左脚のケガから復帰したMF遠藤は「石井さんはテレビできっと見ている。いい試合をして、成長した姿を見せたい。早く勝利を届けられたら剛さん(大岩監督)も安心する」と必勝を誓った。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/02/kiji/20170601s00002000428000c.html

◆鹿島 名門ゆえの石井監督解任 大型補強で自主性重視の指導に限界(スポニチ)




 今季J1で監督が交代するのは下位に低迷する新潟、大宮に続き3チーム目。だが鹿島はリーグ戦は7位に低迷中とはいえ、首位とは勝ち点6差。追いつけない数字ではない。他のクラブならこの成績で解任はしないだろう。だが「常勝軍団」と呼ばれる鹿島ゆえに、クラブに25年携わった石井監督をこの時期に交代させるに至った。

 石井監督の指導法は前任のセレーゾ氏とは真逆で、選手の自主性を重んじた。就任後から昨季まではチームにマッチしていた。ところが大量補強した今季は、その指導では戦術や起用法に限界が生まれ始めた。クラブは次第に「自主性がアバウトさにつながっている」と判断するようになった。

 強く具体的に物事を主張できる大岩新監督への交代は(1)選手の能力を引き出す視点(2)具体性を持った指導やアプローチ(3)体力強化の3点を変革することが期待されている。名門が熟考の末、大胆にかじを切った。 (鹿島担当・波多野詩菜)

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/01/kiji/20170601s00002179180000c.html

◆なぜ今、大岩剛新監督なのか?鹿島アントラーズ監督交代劇の真相(GOAL)


鹿島の大岩剛新監督(C)Getty Images

5月31日、鹿島アントラーズは石井正忠監督を解任し、後任に大岩剛コーチが就任すると発表した。なぜ、このタイミングで監督を交代する必要があったのか。鹿島を継続的に取材している田中滋が、その理由に迫る。

鹿島アントラーズがAFCチャンピオンズリーグ2017での敗退を受け、今季の成績を総合的に考慮した上で石井正忠監督との契約を解除することを決定した。後任には大岩剛コーチが就任することとなった。

どちらが監督として優秀なのかが交代劇の理由となったわけではなく、状況に即した監督が起用されたと考えるべきだ。チームの強化部門の責任者である鈴木満常務取締役強化部長は、大岩新監督を起用する理由を次のように述べた。

「石井監督が良いとか悪いとかではなく、チームというものは生き物で常に変化する。そのタイミングにあった監督を起用しなければいけない。変化に対応することが大事だった」

2015年7月に石井監督は、トニーニョ・セレーゾを引き継いで監督として就任した。“教え魔”だったセレーゾは、練習だけでなく試合の中でも事細かく選手に指示を出したことで、選手自身の可能性を制限してしまう部分があった。そのタイミングで、選手の自主性を重んじる石井監督がはまるのは必然のこと。その年にはリーグ優勝こそ逃したが、見事なV字回復を見せ、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)で優勝を手にした。

翌年にはリーグタイトルと天皇杯の2冠を達成し、FIFAクラブワールドカップ ジャパン2016で準優勝を成し遂げたが、自主性を重んじるだけではチーム像がぼんやりしていく。クラブは強いリーダーシップを監督に求めたが、そういうキャラクターではなかった。

今季は力のある選手を補強したものの、明確なチーム像を示せず、戦力の融合は果たせていない。そこで「チームの現状がよく見えているし、ストレートな物言いができる」(鈴木常務)という理由で大岩剛コーチがそのまま監督に昇格することとなった。

大岩新監督のストレートな物言いが垣間見られた場面が一度だけある。昨季8月27日、2ndステージ第10節の横浜F・マリノス戦で、体調不良となった石井監督の代わりに監督代行として1試合だけ指揮を執ったことがある。

試合は引き分けに終わったものの、8月20日の湘南ベルマーレ戦で金崎夢生と石井監督が衝突する場面がカメラで捉えられ、その行為をとがめたヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督は、「日本代表にふさわしくない」という理由で金崎を代表から外していた。その直後の試合で石井監督が体調不良になったということもあり、好奇の目線を向けるメディアから「金崎に対するアプローチは難しかったと思います」と質問が飛ぶと、大岩コーチは力を込めて次のようなコメントを返したのである。

「僕が彼に対するアプローチが難しかったということですか?いえ、そういうことは全くなく、彼自身の行動に関しては僕が評価するところではないですし、クラブの中で解決することなので、それはもう解決していることだと認識しています。彼に対する選手としての評価は、僕自身はすごく信頼していますし、彼のプレースタイル、勝負に対する執着心、そういうものはこのチームに欠かせないと感じています」

ナイーブな問題に対して言いよどむことなく、毅然とした態度で答える。こうした姿勢を誰に対しても見せられるのが大岩新監督のパーソナリティーだ。

その試合で見せた采配もおもしろいものだった。横浜FMの齋藤学に、鹿島の右サイドから攻め立てられる中、一対一で劣勢に立っていた西大伍を代えるのではなく、傷んでいたFWの赤﨑秀平を下げて伊東幸敏を入れる采配を見せた。右サイドバックには伊東が入り、西と鈴木優磨が1つずつ前に出ることで、齋藤をケアしつつ攻めに出る。

この日の齋藤を止めるのは難しく、80分に勝ち越し弾を決められてしまうものの、85分に右サイドを西と伊東で崩しファブリシオの同点ゴールを演出した。試合後、西は「これが采配」と自身の力を引き出してくれた大岩コーチの采配に賛辞を送っていた。

急遽、監督を引き継いだ大岩新監督は「このクラブの目標は高い。それを個々に感じてもらって、ピッチ内外で責任を果たしてもらいたい」と選手に呼びかけた。クラブは「勝つために代えた」と言い、新監督も「まずは目の前に試合に勝つことしか考えていない。その積み重ねが大事になる」と、すぐに来るリーグ戦に照準を合わせる。

新監督の初采配は6月4日の明治安田生命J1リーグ第14節・サンフレッチェ広島戦となる。

文=田中滋

なぜ今大岩剛新監督なのか鹿島アントラーズ監督交代劇の真相

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