
日刊鹿島アントラーズニュース
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2024年11月17日日曜日
◆大物スターが日本でスパイク磨き…周囲唖然「驚いた」 アマチュア時代に伝えた“プロ精神”【コラム】(FOOTBALLZONE)

練習の際、チームメイトとともにゴールを運ぶ姿もあったと聞くが、何事にも誠実に向き合い、几帳面で、きれい好きな“率先垂範のスーパースター”が周囲にもたらした影響はやはり計り知れないだろう
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◆大物スターが日本でスパイク磨き…周囲唖然「驚いた」 アマチュア時代に伝えた“プロ精神”【コラム】(FOOTBALLZONE)
住友金属工業蹴球団に加入したジーコが眉をひそめ「これは何だ?」
「更衣室の床が泥だらけじゃないか。自分たちが毎日、使うところなのだから、もっと綺麗に使わないといけない。これからは土足厳禁だ!」
1991年に住友金属工業蹴球団(鹿島アントラーズの前身)に加入したジーコは、微に入り細に入り、何か気づいた点があれば、すぐさま改善に努めた。チームを取り巻く環境を少しでもよくしたいという誠実な思いからだが、更衣室のあまりの汚さには眉をひそめてしまった。
住友金属工業は茨城県鹿島町(当時)の臨海エリアに練習グラウンドを所有し、その傍らに更衣室も併設していた。日本サッカーリーグの1部と2部を行き来するような企業チームのなかにあって、このような環境はむしろ恵まれていたほうかもしれない。日本サッカーリーグ1部に定着するチームであっても日によって練習場所が変わり、決まった更衣室を持たないチームが少なくなかったからだ。
とはいえ、住友金属工業時代のそれは簡素なプレハブ作り。室内も広いとは言えず、選手たちがスパイクのまま出入りしたので、床は泥だらけ。着替えた洋服などはバッグに仕舞って、椅子の上に置いたりしていた。そんな身の回りの環境を受け入れ、誰も気に留めなかった。
だが、ジーコの提案の下、建てつけのプレハブの床に綺麗なマットが敷かれ、土足厳禁になった。また、洋服をかけるフックも設置され、乱雑だった室内の雰囲気は一変した。
現在の場所に鹿島アントラーズのクラブハウスと練習グラウンドが完成したのは、初年度のJリーグ開幕を控える93年1月のことだった。「身の回りの整理整頓」に目を光らせるジーコの姿勢は一貫していた。ロッカーが汚かったり、スパイクやシューズが脱いだまま床に転がっていようものなら「これは何だ? 処分していいのか? 早く片付けろ!」と、小言が止まらなかったそうだ。
世界のスーパースターであるジーコが住友金属工業に加入した当時、監督を務めていた鹿島アントラーズの鈴木満フットボールアドバイザー(FA)は、かれこれ30年来の付き合いになるジーコの人柄を次のように語っている。
「すごく几帳面。机の上の書類や資料は机の角にピタリと合わせていたり、ミーティングの時にジーコからもらった飴玉の包みをちょっとテーブルの上に置いていたら、“すぐに捨てろよ”とでもいいたげに、ジーコがゴミ箱に捨ててくれたり(苦笑)。とにかく綺麗好きで、いつも身の回りをきちんと整理していましたね」
つまり、選手たちに小言を言うだけではなく、率先垂範の人なのだ。着替えた洋服を畳んでおくのは当たり前。練習や試合の前後にスパイクを自ら磨く姿もあったとか。
「91年にジーコが来日したばかりの頃はまだホペイロ(ユニフォームやスパイクなどのサッカー用具を管理する役割)がいなかったので、用具の管理を各自に任せていました。そんなチーム事情をジーコも理解してくれましたし、そもそも用具を大事に使うという意識が高いのでしょう。実際に、自分でスパイクを磨いているところを見て、驚いたというか、感心した覚えがありますね」(鈴木FA)
想像してほしい。世界の檜舞台で相手選手をキリキリ舞いさせていたジーコが、観る者を魅了してやまないジーコが、自らスパイクを磨く姿を。そして、その姿を目撃した側の衝撃を。
いったん現役を退いたが、38歳で再びピッチに戻ってきたジーコの振る舞いにチームの誰もが注目した。言葉にできること、できないことにかかわらず、日本の選手たちはそこから多くのことを学んだ。
練習の際、チームメイトとともにゴールを運ぶ姿もあったと聞くが、何事にも誠実に向き合い、几帳面で、きれい好きな“率先垂範のスーパースター”が周囲にもたらした影響はやはり計り知れないだろう。
(小室 功 / Isao Komuro)
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