日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年12月27日金曜日

◆10人劣勢もスタンド一体で3発猛反撃…前回王者・鹿島JrユースMF小笠原央主将「去年の嬉しい気持ちを知っているぶん苦しい」(ゲキサカ)






「アントラーズはやっぱり勝つチームだと自分は思っているので、日頃から意識を切り替えてできることをやっていきたい」


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◆10人劣勢もスタンド一体で3発猛反撃…前回王者・鹿島JrユースMF小笠原央主将「去年の嬉しい気持ちを知っているぶん苦しい」(ゲキサカ)







[12.25 高円宮杯U-15準決勝 鹿島Jrユース 3-6 G大阪Jrユース 味フィ西]

 主力のMF岩土そら(3年=シーガル広島)を累積警告の出場停止で欠き、前半のうちに退場者を出しながらも、そこから10人で3ゴールを奪い切る猛反撃を展開。前回王者の鹿島アントラーズジュニアユースは深い爪痕を残し、ベスト4で大会を去った。

 クラブレジェンドである父親の小笠原満男氏と同じ40番を背負い、主将を担ったMF小笠原央(3年=鹿島ジュニア)は試合後、「累積で出られない選手もいて、いつもより思いが強い中、自分たちが負けてしまったことが悔しい。去年の嬉しい気持ちを知っているぶん苦しい気持ち」と心境を吐露した。

 この日の鹿島は前半17分までに2点を奪われ、同20分にDF山中飛侑(3年)が敵陣の空中戦で2枚目のイエローカードを受けて退場。小笠原が「勝利にこだわるところをもっとチームとして追求しないといけないし、試合の入りで先に取られてしまったのが課題」と振り返ったように、立ち上がりの試合運びが大いに悔やまれた。


 それでもスタンドに陣取る控えメンバーから送られた「奇跡を起こせ」の大合唱の中、0-3の後半から猛反撃を展開。クレバーな読みと力強いデュエルで攻守に獅子奮迅の働きを見せた小笠原と、数的不利をものともしない推進力と得点力を示したFW高木瑛人(3年=鹿島ジュニア)が中心となり、どんな状況でも結果にこだわり続ける鹿島の姿勢を示し続けた。

「自分たちは下の学年でたくさん出させてもらったので、下の学年の人たちに自由にやらせてあげたり、自分たちが引っ張って背中で見せるというのを上の代から教わってきているし、ユースの活動の中では自分たちがサポートしてもらっている」(小笠原)

 そうした世代間の融合は鹿島アカデミーの文化となりつつあり、次の担い手となるスタンドの選手たちも「日頃の練習前からみんなで円陣を組んだりして、一人一人ベンチ外の選手も含めてここに乗せてきた思いは強かった」(小笠原)という一体感を印象付けた。


 そんな小笠原はすでに高円宮杯プレミアリーグEASTでデビューしているものの、来季からユースでの本格挑戦がスタート。中学日本一を逃した悔しさも胸に「アントラーズはやっぱり勝つチームだと自分は思っているので、日頃から意識を切り替えてできることをやっていきたい」とタイトルへの渇望をのぞかせ、「上の学年にも吉田湊海選手など世代を引っ張る選手たちがいるので、そういう選手たちから良いものを盗んで、どんどん上のレベルに行って、アントラーズで活躍できるように頑張りたい」と決意を示した。

(取材・文 竹内達也)

◆【鹿島】関川郁万「もちろんその前に決めたいけれど、最終節に優勝できるようなシーズンにしたい」。キャリアハイ43試合出場(サカノワ)






 関川は「失点が多いシーズンだったので、守備面をもっと改善できれば最終節のようないいゲームができると思います。中後監督になってからの攻守のバランスや守備陣形はとても良かったので、できるようになってきたことを来季につなげていきたいです」と前を向いた。


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◆【鹿島】関川郁万「もちろんその前に決めたいけれど、最終節に優勝できるようなシーズンにしたい」。キャリアハイ43試合出場(サカノワ)








「できるようになってきたことを来季につなげていきたい」


 J1リーグ鹿島アントラーズのDF関川郁万(Ikuma SEKIGAWA)は2024シーズン、フィールドプレーヤーでは三番目に多いリーグ戦3278分間ピッチに立った。チーム数が増加したこともあるがリーグ戦37試合、公式戦通算43試合出場は、いずれもキャリアハイだ。

 24歳になったセンターバックは、3年連続で最終ラインの軸の一人として体を張った。フィード精度は増して、勝負どころではセットプレーなどで強さも見せた。体を張ったスーパーブロックでチームを幾度となく救った。一方で、失点にどうしても直結してしまうポジションだけに、スピード面などあと一歩……という場面もあった。

 関川は12月8日のホームでのFC町田ゼルビア戦で3-1の勝利を収めたあと、「最後に勝てて良かったです。もちろん、その前に優勝を決められればよりいいですけれど、(来シーズンは)最終節にリーグ優勝できるようなシーズンにしたいです」と語った。この雰囲気のなかで優勝を決めらたら、どれだけ幸せなことか。特に優勝の可能性が残っていた町田との対戦でもあっただけに、充実感とともに悔しさも滲ませた。

「今年はACLの出場権を懸けたシーズンになってしまったので、選手全員がふがいなさと悔しさを持っています。ファン、サポーターの期待を裏切るような形になりましたし、鹿島である以上、今年の結果はどうなんだろう? と思いますし、申し訳ない気持ちです」

 開幕からはランコ・ポポヴィッチ前監督のもと攻撃に軸足を置いて戦い、終盤は中後雅喜監督のもとで守備に軸足を置き、最後の町田戦で集大成のような形で一つ結果を残せた。

 2021シーズン以来の60得点(リーグ5位)を記録したが、2022シーズン以来の40失点(同5位)に。いずれも、良かった、が、とても良かったわけではなかった。例えばチャヴリッチがフル稼働していたら、佐野海舟がいたら、柴崎岳が開幕からいれば……など、たら、れば、はあるが、ただ、来季へ期待を抱かせるシーズンにはなった。

 関川は「失点が多いシーズンだったので、守備面をもっと改善できれば最終節のようないいゲームができると思います。中後監督になってからの攻守のバランスや守備陣形はとても良かったので、できるようになってきたことを来季につなげていきたいです」と前を向いた。

 2025シーズンの最終節、痺れる形で優勝を決める。鹿島の「5番」関川はその覚悟とともに新年を迎える。

◆鬼木アントラーズ展望【哲学編】求められる「鹿島らしさ」のアップデート 優勝できるチームになるために(報知)






 結論から言えば「鹿島らしく」の精神は揺るがないだろう。ただし「鹿島らしく」だけじゃ優勝できないことは、この8年間のブランク期間が証明している。「鹿島らしさ」をブラッシュアップし、アップデートすることが鬼木監督の役目となる。


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◆鬼木アントラーズ展望【哲学編】求められる「鹿島らしさ」のアップデート 優勝できるチームになるために(報知)









 鹿島は、鬼木達氏を新監督に迎え、新シーズンを迎える。「鬼木アントラーズ」はどんなチームになるのか。元川崎担当の記者が、新生・鹿島を展望する。第3回は【哲学編】。

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 昨季まで、鹿島と川崎の「ゴールの目指し方」は異なるものだった。その川崎を率いていた人物が鹿島の監督になったのだから、来季の鹿島は未知数だ。

 「鹿島らしく」いく継続路線か。あるいは「川崎らしく」いく改革路線か。サポーターだけでなく、多くのJリーグファンが注目しているに違いない。

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 結論から言えば「鹿島らしく」の精神は揺るがないだろう。ただし「鹿島らしく」だけじゃ優勝できないことは、この8年間のブランク期間が証明している。「鹿島らしさ」をブラッシュアップし、アップデートすることが鬼木監督の役目となる。

 風間八宏氏が築いた「川崎らしさ」に、強度や攻守の切り替えの重要性などといった部分、言い換えれば「鹿島らしさ」を加えたことで誕生したのが、川崎の黄金期だった(就任1年目で優勝)。ボールをつなぐ、だけじゃないチーム。美しい、だけじゃないチーム。「うまいチーム」を「勝てるチーム」に変貌させた。

 今回、鹿島で求められるのはその逆だ。クラブ伝統の「鹿島らしさ」に、8年間で4度リーグタイトルを獲得した川崎での成功体験のエッセンスを加えることが、奪還への近道となる。20冠の歴史がある、だけじゃないチーム。ジーコイズム、だけじゃないチーム。球際で勝つ、だけじゃないチーム。セットプレーが強い、だけじゃないチーム―。

 「ボール保持」にはこだわるようになるだろう。困った時は大きく蹴る、ではなく、困った時こそボールを握る、を求める監督だ。しかし、ボールを握ることが好きな監督というより、何よりもまず勝つことが大好きで、負けることが大嫌いな監督である。1月7日の始動から2月15日の開幕までの40日間、理想を追い求める部分、折り合いをつける部分を整理しながら、戦術を深めていくことになるだろう。

 クラブに「今までなかった概念を加える」作業に成功したからこそ、鬼木監督が川崎で一時代を築くことができたことは確かだ。そして、「今までなかった概念を加える」作業が、鹿島で求められることもまた、確かである。「鹿島らしさ」or「川崎らしさ」という文脈ではなく、2つの強烈なアイデンティティのぶつかり合いによって、新しい鹿島は完成する。(鹿島担当・岡島 智哉)

◆【鹿島】東京へ期限付き移籍中のMF荒木遼太郎に復帰オファー、今季7得点でパリ五輪代表選出(ニッカン)






鹿島は来季から、川崎Fで7つのタイトルを獲得した鬼木達監督が指揮官に就任することが決まっている。攻撃に躍動感と厚みを加えるべく、前線で攻撃に違いをつくる荒木に復帰を要請した。


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◆【鹿島】東京へ期限付き移籍中のMF荒木遼太郎に復帰オファー、今季7得点でパリ五輪代表選出(ニッカン)







鹿島アントラーズが、FC東京へ期限付き移籍中のMF荒木遼太郎(22)に復帰オファーをしていることが25日、分かった。

荒木は今季から東京へ期限付き移籍し、開幕から先発をつかみ29試合出場で7得点。決定力に加え、高い技術で攻撃にアクセントを付ける持ち味を発揮し、パリ五輪日本代表にも選出された。鹿島は来季から、川崎Fで7つのタイトルを獲得した鬼木達監督が指揮官に就任することが決まっている。攻撃に躍動感と厚みを加えるべく、前線で攻撃に違いをつくる荒木に復帰を要請した。

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