日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年4月22日土曜日

◆浦和・興梠、状態は「一番いいかも」今季最高コンディションで3戦連発狙う(スポニチ)




 現在得点ランク1位の浦和FW興梠が今季最高のコンディションできょう22日、ホームでの札幌戦に臨む。試合前日練習を終えると「(状態は)一番いいかもしれない。前からプレスをかけてハードワークして相手にチャンスを一回も与えないくらいにやりたい。大量得点を狙いたい」と話した。

 ラファエル・シルバが加入した今季は従来の1トップからシャドーへ配置転換も既に6得点、特に直近2試合で4得点と絶好調。3戦連発の期待が高まる。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/04/22/kiji/20170421s00002179476000c.html

◆鹿島を捕らえるのも時間の問題?G大阪J1通算1400得点到達(ゲキサカ)




[4.21 J1第8節 G大阪6-0大宮 吹田S]

 ガンバ大阪がホームで大宮アルディージャに6-0で圧勝した。この日を前にG大阪のJ1通算ゴールは1398得点。前半41分に決まったMF泉澤仁のゴールが通算1400得点の節目になった。

 1400得点はJ1では鹿島アントラーズに続いて2チーム目の到達となる。鹿島は現在1438得点。13年にJ2を戦っているG大阪だが、トップに立つ日も現実味を帯びてきた。


▽J1通算得点ランキング(21日現在)
チーム名、得点、失点
鹿島 1438 994
G大阪 1404 1197
横浜FM 1263 981
浦和 1262 1050
名古屋 1259 1168
磐田 1236 991
清水 1160 1120
広島 1127 1054
柏 1034 994
千葉 874 980
C大阪 843 892
川崎F 785 628
神戸 773 964
東京V 767 713
FC東京 753 700
新潟 536 631
湘南 489 674
大宮 429 530
京都 398 640
横浜F 375 373
仙台 372 426
福岡 313 567
大分 285 377
甲府 238 374
鳥栖 226 236
札幌 197 356
山形 108 199
松本 30 54
横浜FC 19 66
徳島 16 74

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?214274-214274-fl

◆岩政大樹はなぜ5部リーグで戦うのか?描く未来とは(ニッカン)


 ずっと気になっている選手がいた。J1から数えると“5部リーグ”に位置するアマチュアの関東1部リーグに所属する東京ユナイテッド、そこに今季から元日本代表DF岩政大樹(35)がいる。

 昨季、J2ファジアーノ岡山でJ1昇格プレーオフに敗れると、現役引退をほのめかして退団した。現役続行か引退か、そのはざまで揺れたあげく、出した答えが関東1部昇格を決めたばかりの、東京ユナイテッドでのプレーだった。Jクラブからのオファーもある中で、なぜ5部リーグに? その理由を直接聞いてみたかった。



 4月16日、千葉・ゼットエーオリプリスタジアムで行われたボンズ市原との開幕戦。岩政はひざの故障明けだったためベンチスタートだった。1点をリードされた後半30分から出場すると、ボランチに入り、チームメートを鼓舞しながらプレー。奮闘も及ばず、チームは0-1で敗れた。試合後、岩政はこちらの質問に対し、宙の一点をにらみつけ、一つ一つ言葉をかみしめるように答えた。

 ―新シーズンが始まりました。またサッカーができるという何か感慨はありますか?

 「ないですね。別にサッカーをしたくてサッカーをしている訳じゃないですから。仕事をしているだけなんで」

 ―(感慨は)ないんですか? では岡山をやめて、このチームでやることになった経緯は何ですか?

 「ひと言で言うのは難しいですが、僕の人生ですからね。別にサッカー選手うんぬんというよりも、僕の人生のトータルでみた道の途中ですから。そんな中で、このチームのミッションに対して挑戦していくということ。それをやってみようと」

 ―何か共感するものがあって、東京ユナイテッドを選んだのでは?

 「共感は入ってみなきゃ分からないです。入る前から共感するものなんてないですから。岩政だから与えてもらった仕事だと思っていますし、それに飛び込んだだけですね」

■異色のクラブ、東京Uとは

 ここで簡単に説明しておくと、東京ユナイテッドは従来にはない、極めて異色のクラブだ。東大と慶大のOBをルーツとする2つのチームが合体。東大のある文京区を拠点とし、大学と地域のコミュニティーの融合を図り、東京のど真ん中から2020年のJリーグ入りを公言している。率いる福田雅監督は、東大出身で現役のエリートビジネスマン。公認会計士でもある。今季、サッカー日本代表のサポーティングカンパニーでもある、みずほフィナンシャルグループとオフィシャルスポンサー契約を結んだ。ほかにも大手企業がバックアップする。アマチュアクラブが、である。そんな話題のクラブに、鹿島アントラーズで3度Jリーグを制覇し、10年W杯南アフリカ大会の日本代表メンバーにも名を連ねた岩政が、プロ選手として加わったのだ。その傍らで「東大コーチ」という肩書も持つ。

 ―サッカーだけにとどまらない影響力があると思いますが、何か目標とか、チームをどうしたいとかありますか?

 「先に考えることは、僕は一つもないです。みんなと接しながら、みんなに必要だと思うことを、僕が感じると思いますから。感じたままに言葉にするだけです。先に『こんなことしよう、あーしよう』なんて思って入ったものほど、うさんくさいものはないですからね。とにかくみんなを知って、何を彼らに言葉として、言動として与えていくのが彼らのためになるのか。このチームのためになるということを、後から僕が対応していくということですね。これが僕は大事だと思っていますので」


■世間体は気にしない

 ―実際、タイ(14年にBECテロサーサナに所属)にも行ったし、人がやらないようなことをやっている。チャレンジしたいという思いが強いのでは?

 「僕はチャレンジしているとは思っていない。本当に人生を歩んでいるだけなんですけど。ただ仕事をするという中に、やはり自分が経験したことのないことをすることによって、違う自分に出会うことができる。自分がやったことを『一生懸命頑張ります』と言ってやったって、幅が広がる訳はないですから、人間として。あえて自分が知らないところに環境を移して、より難しいだろう思うところに環境を移してみて、それに対して、自分が一生懸命に取り組んでいけば、自然にそれが終わった時にいい経験になって、それが幅になっていくので。だから、そう考えると他人と選び方が違うだけだろうと思います。あまり世間体とか気にしませんからね」

 さらに一呼吸入れ、岩政はこう続けた。

 「J1にいたらいいとか、J2にいたらいいとか、お金がもらえたらいいとか、そんなので仕事を選びませんので。とにかく自分にとって、今回が一番の難題と思いますが、それに対して、それを見て、自分が感じて、行動を移して、その中でそれを自分が次に生かしていければいい」

 ―今は東大生にサッカーを教えている。彼らはサッカーだけでなく、勉強もして、いろんな未来を描いている。そこにサッカーを前面に出して向かっていく。何か「おもしろいな」と思う部分が出てきましたか?

 「出てくると思います。それも、とにかく東京ユナイテッドのチームと東大の子らは違いますから。その子たちの心の中に入って行って、彼らの心情ですね。彼らが考えていること、頭の中の内側にどんどん入って行って、彼らがこっからサッカーを経験して、サッカー部というものを通じて将来をどう生かしていくか。そっから自分のやるべきことを考えていけば、いいんじゃないですか」

 岩政が「ミッション」だと答えた“5部リーグ”からJリーグに向けての大航海。「感じたままに」歩む男には、どんな未来が待っているのだろうか。【佐藤隆志】


◆鹿島、16年度の営業収入が過去最高に クラブW杯賞金などで55億超(スポニチ)


 鹿島は21日の定時株主総会で16年度(16年2月〜17年1月)の決算内容が報告され、営業収入が過去最高の55億8200万円となった。J1と天皇杯の制覇、クラブW杯の準優勝などによる約7億6000万円の賞金獲得や、15年度より1試合平均約2300人入場者が増えた入場料収入の増加などが影響した。

 3億4400万円の赤字だった15年度から一転、純利益は6億1000万円に。関口一行総務部長取締役は「試合以外でスタジアムに人を集めていくのも大きな方針」と今年度はスタジアムイベントの開催を増やしていく意向を明かした。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/04/22/kiji/20170421s00002179488000c.html

◆鹿島2期ぶり黒字 世界2位の賞金などで収入大幅増(ニッカン)




 J1鹿島アントラーズは21日、茨城・鹿嶋市内で定時株主総会を行い、16年度の決算概要と、役員人事を発表した。

 昨年12月のクラブW杯での準優勝効果も大きく、営業収入は55億8200万円で過去最高額となった。クラブW杯準優勝賞金に加え、Jリーグ、天皇杯の優勝賞金だけでなく、チームの成績と比例するように、リーグ戦1万9103人(15年度は1万6423人)を集客した入場料収入も大幅アップした。MF柴崎岳が初めて背番号10を付けた昨年度モデルのユニホームなども売れ行き好調だったため、グッズ売り上げも1・5倍だった。

 今までの最高額は01年の49億5000万円。同年は親会社から多額の補助金があったことから、総務担当の関口一行取締役(59)は「実質は純利益も含めて過去最高といっていい。今年度は平均入場者数2万人、広告料収入20億円というのが目標」と話した。15年度は3億4400万の損失だったが、16年度は一気に6億1000万円の純利益に好転した。

 また、役員も以下の通りに決定した。

 代表取締役社長 井畑滋

 常務取締役 鈴木満(強化部長委嘱)

 取締役 鈴木秀樹(事業部長委嘱)

 取締役 関口一行(総務部長委嘱)

 取締役(非常勤) 錦織孝一(鹿嶋市長)

 取締役(非常勤) 保立一男(神栖市長)

 取締役(非常勤) 原浩道(潮来市長)

 取締役(非常勤) 鬼沢保平(鉾田市長)

 取締役(非常勤) 鈴木周也(行方市長)

 取締役(非常勤) 塙秀雄(鹿島都市開発・代表取締役社長)

 取締役(非常勤) 大久保和行(三菱ケミカル・常務執行役員鹿島事業所長)

 取締役(非常勤) 友野宏(新日鉄住金・相談役)

 取締役(非常勤) 竹中弘明(新日鉄住金・執行役員鹿島製鉄所長)

 取締役(非常勤) 小松美裕(日鉄住金ビジネスサービス鹿島・代表取締役社長)

 ※取締役(非常勤) 庄野洋(日鉄住金物産・取締役)

 監査役 小林史明(監査役)

 監査役(非常勤) 津加宏(新日鉄住金・関係会社部長)

 ※監査役(非常勤) 有田進之介(新日鉄住金・鹿島製鉄所総務部長)

 ※は新任

 なお、6月下旬に開催される取締役会で、庄野洋取締役が代表取締役社長に就任する予定。井畑滋社長は同日付で取締役相談役に就任予定となっている。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1811230.html

◆鹿島スカウティング担当は「レアルなら 勝てなくはない」と分析していた(Sportviva)


鹿島アントラーズ・テクニカルスタッフ、小杉光正氏に聞く(後編)

前編を読む>>

 クラブW杯で決勝に進出。レアル・マドリードと対戦した鹿島は、前半9分、ベンゼマに先制ゴールを許した。だが、ほどなくしてベテラン小笠原満男がミドルシュートを放つと、試合は一方的な内容ではなくなっていった。

「この大会で鹿島の選手の対応力が大きくアップした」と、鹿島アントラーズで分析を担当するテクニカルスタッフの小杉光正氏は回想する。



 レアル・マドリードの分析は、準決勝で勝つことを前提に、その前から行なわれていたという。

「30何試合負けなしで乗り込んできたレアル・マドリードでしたが、よくよく見ると、点を取られている試合はそれなりにあって、その失点シーンに目を向けると、意外にも同じような取られ方をしていることが多かった。点は奪われるかもしれないけれど、こちらが点を奪えないことはないかな、と」

 相手がレアル・マドリードではなくバルセロナなら、試合前に決着がついていたと述べたのはバルサファンを公言する石井正忠監督だが、小杉分析担当の見立ても同じだった。

「質が高いうえに、ボール回しを戦術的に行なうバルサの選手から、ボールを奪える気がしませんが、レアル・マドリードには、打ち合わなければ可能性はある。そう思いながら、分析をしていました」

「何試合、何十試合見ても、点を取っている選手は同じ。3トップのうちの2人、クリスティアーノ・ロナウドとベンゼマです。ここをどう抑えるか。というより、チームとしてどのように巧く対応するか。この2人が点を取るための形がどこにあるのかを掘り下げるのが分析の力です」

 決勝戦。鹿島は引かずに、可能な限り前から圧力をかけた。その点について石井監督は、こちらのインタビューの際に次のように胸を張った。

「強い相手にただ引くのではなくて、自分の方から奪いにいく姿が大勢の人に伝わったから、喜んでいただけたのかな、と。それでも打ちに出ていった。そこが嬉しかった。決勝だから強気にいけたこともあります。『相手を引き込むんじゃなくて、自分たちのスタイルを最後まで貫こうよ』と」

 鹿島が15分でレアル・マドリードに対応できたことと、石井監督の攻撃的な姿勢とは深い繋がりがある。

「打たれたシュートに反応するのか。ボールの出どころを抑え、シュートを打たせないことを考えるか。監督がどちらを求めるかで変わってきます。そうした監督の姿勢を全員が理解し、同じ方向に進んでいこうとしているのがいまの鹿島。チームとしてどう戦うか。それがハッキリしていたことが、あのような結果に繋がったのだと思います」

「レアル・マドリードとの決勝戦を含めて、実は分析をしながら、クラブW杯の前に、これは勝てそうもないなと思ったことは一度もなかったのです」

 昨季終盤、鹿島の快進撃は突如始まった。チャンピオンシップ準決勝で川崎フロンターレを下したその直前の試合までは、リーグ戦で4連敗を続けていた。

「サッカーとは、いくつかの小さなグループが集まって組織されたものだと思うのですが、それが少しズレてうまくいかなくなっていたのがJリーグの最後の4連敗。それがチャンピオンシップに向けてチームとして固まってきて、結果が出て、方向性に間違いがないことを確信し、個の対応力が上がり組織として戦うことができるようになった。その結果がクラブW杯準優勝だと思います」

 日本人は、勤勉で真面目で忠実だと言われる。その魅力をピッチの上で具体的によりよいものとして示しているのが現在の鹿島だろう。日本サッカー史上でも類を見ない頭脳的な集団に見える。そして、その一翼を分析担当者は確実に担っている。

「サッカーの分析はバスケットボールなどに比べて遅れているという側面があると思いますが、バスケットは手でボールを扱う球技なので、足で扱うサッカーに比べてミスが少ない。その分だけ計算できますが、サッカーは、ここにパスコースがあるので、通せばいいじゃんと言われても、通らない場合がある。分析できていても、個人の能力が上がらなければ、おそらくパスは繋がらない。バルサはそれを遂行する能力があります。クラブW杯でも、レアル・マドリードとの決勝に関しては、個人の差は相当にありました。でも、鹿島はその差を克服した」

「具体的にいえば、前のグループと後ろのグループの繋ぎ役を務めるボランチのところを分断してしまえば、チームは機能しなくなり、戦力は半減します。クラブW杯ではそこに狙いをつけながら戦いました」

 偶然ではなく、論理的に、知的レベルの高いプレーを披露した鹿島。その陰の功労者、小杉分析担当はそれでも控え目だ。

「僕は選手としては二流、三流。駆け引きだったり、プロ選手の感覚を知りません。その辺りの足りないところを、選手時代に優勝経験のあるコーチから教えてもらったり、手伝ってくれたり、補ってくれたりする。こういうことを知っていたら、ということは多いですね」

 例えば欧州のサッカーを見ていると、プロサッカー選手としての経験がない人が名監督になるケースが目立つ。「名選手名監督にあらず」が、むしろ常識として浸透しているほどだ。分析担当が監督になっても何ら不思議のない世界が広がっている。

「多分、バランスだと思います。経験者ばっかりだとうまくいかないこともあるし。選手経験のない監督の傍らには、選手経験のあるコーチが座っているのだと。その中で僕は、よくも悪くも客観的でいようと思っています。試合に勝っても、よくなかったところのあら探しをしたり(笑)。勝負には厳しくいきたいです。チームを去った後、やっぱりあいつじゃなきゃダメだったなと言われるような存在でありたいなと思います。スパイですが、この職業の価値を高められるような、いい人でありたいものです」

 次戦に向けて聞かれた監督が「自分たちのサッカーをするだけです」と、常套句のようにコメントするのを耳にすることがある。相手に対応しながら、自分たちのサッカーをする。これが今日的サッカーのあるべき姿だと思うが、一方だけを強調されると、破れかぶれの非論理的な思考法に聞こえる。

 小杉氏のような分析担当者が必要不可欠な存在に見える理由だ。小杉氏には、経験のなさを逆手に取ってメリットにしている印象を受けた。プロ経験者に不足しがちな知的な味でもある。勝利しても、よくない箇所を論理的に探そうとする客観的かつ冷静な分析。分析担当者の、探偵のような目が欠かせない時代を迎えていると痛切に感じるのだ。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2017/04/21/post_18/

◆鹿島FW安部がJ1初先発へ 得点ならクラブ最年少1号「いつも通りやる」(スポニチ)




 鹿島FW安部が磐田戦でJ1初先発する可能性が高まった。過去にJ1初先発の試合で得点を挙げた高卒新人は、クラブでは04年のMF増田と14年のMFカイオの2人だけ。18歳3カ月の安部が決めれば、18歳10カ月の増田を抜いてクラブ最年少となる。

 「驚くことはない。いつも通りやろうと思う」と飄々(ひょうひょう)とした口調で先発への意気込みを語り、残り2点に迫るホーム通算800得点についても、「(記録は)自分が持っていきたい」と力を込めた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/04/22/kiji/20170421s00002179481000c.html

◆【鹿島 vs 磐田】 ウォーミングアップコラム:鹿島の俊英・安部裕葵が憧れた選手(J's GOAL)




ボールを持てば小気味よいステップでドリブルを仕掛け、相手の意表を突いたパスをさばき、動き直してリターンパスを受け再び前を向く。それを左右両足を等しく使って行うのだからただ者ではない。鹿島の高卒ルーキー、安部裕葵(写真)は見ていておもしろい選手だ。

リーグ戦では3試合ベンチに入り第5節大宮戦で途中出場。わずか16分のパフォーマンスではあったが、ファーストプレーで飛び込んでくる土居聖真の前に柔らかいパスを落とすなど非凡な才能は垣間見せた。

その安部が、特別な思いを持ってジュビロ磐田戦に向かう。

「本当に好きな選手の一人でした。僕は右利きなんですけど真似をして左足でフリーキックを練習した。一緒にピッチの上で対戦してみたい選手の一人です」

小学生の頃に憧れた選手は38歳になってもピッチで活躍を続けている。磐田の10番を付ける中村俊輔。18歳は、年齢差20歳の邂逅を心待ちにしていた。

自ら「緊張とかまったくしないタイプ」と公言するだけあって物怖じする選手ではない。練習後、まだ免許を持っていない安部は中村と同年代の曽ヶ端準を捕まえて「寮まで送って下さい!」とお願いできる選手だ。ただ、短いドライブではあるが車中で話したことは実りあるものだったという。

「人柄というか、どういう人ならあれだけ長くプレーできるのかなと思いました。あの年代までプレーできるということは絶対に共通点がある」

中村俊輔、曽ヶ端準、そして小笠原満男。日本代表の試合を見るようになったとき、ピッチにいたのは彼らだった。同じ時間をピッチの上で過ごせとき、今度はなにを感じるのだろうか。


文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第8節
4月22日(土)15:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00030335/

◆鹿島対磐田は「日本のダービーマッチ」…両監督が試合への想いを語る(Goal.com)


鹿島アントラーズの石井正忠監督とジュビロ磐田の名波浩監督が、それぞれDAZN『J1プレビューショー:ROUND 8』内のインタビューに応じ、4月22日に行われる鹿島対磐田への意気込みなどを語った。

鹿島・石井正忠監督と磐田・名波浩監督(C)Getty Images for DAZN

明治安田生命J1リーグ第8節が22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとジュビロ磐田が対戦する。鹿島の石井正忠監督と磐田の名波浩監督が、DAZN『J1プレビューショー:ROUND 8』内のインタビューに応じ、ライバルとの対戦に向けた意気込みなどを語った。

1996年から2002年に掛けてJリーグ王者を争った両チーム。「日本のダービーマッチと位置付けていた。日本のトップレベルのサッカーを見せよう」と考えていたと話す石井監督。名波監督は「一戦ごとに色々な思い出がある。鹿島は強いなという印象を持ち続けている」と当時を振り返る。

石井監督と名波監督はともに順天堂大学出身。石井監督は「大学時代から注目していました。世界に通用するレフティ」と現役時代の名波監督を評価。対する名波監督は、石井監督の現役時代の印象を聞かれ、「(ジーコのような)ビッグネームの間に入って、良い意味で中間管理職の役割をこなしていた」と答えた。

また、監督としてのお互いの印象について、石井監督は「ボランチの川辺駿が守備的ではなく、攻撃にも顔を出してつなぎ役になっている」と、川辺のボランチ起用に名波監督らしさを感じていると言う。一方、名波監督は「(レギュラークラスの選手が多くいるため)メンバーのやりくりが大変だろうな。タッチの少ない中で変化を生み出せる攻撃陣と、リスク管理をする守備陣。全体的なバランスが良い」と称賛する。

試合に向けては「Jリーグのチャンピオンにもなり、周りの見る目も違ってきているので、勝たないといけない」と必勝を誓う石井監督。対する名波監督は、「まだ肩を並べられていないが、憧れであり、越えなければいけないクラブ」だと、同じく勝利への意欲を示した。

http://www.goal.com/jp/news/3861/%E6%97%A5%E6%9C%AC/2017/04/21/34792342/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E5%AF%BE%E7%A3%90%E7%94%B0%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81%E4%B8%A1%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E3%81%8C%E8%A9%A6%E5%90%88%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%83%B3%E3%81%84%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B

◆【鹿島vs磐田プレビュー】鹿島は前節後に連休をとり心身リフレッシュ…磐田は松浦拓弥が川又堅碁や中村俊輔との連係向上(サッカーキング)




■鹿島アントラーズ 仙台戦を4-1で快勝し、公式戦の連敗を2でストップ

【プラス材料】
 アウェイの仙台戦を4-1で快勝し、公式戦の連敗を2でストップした鹿島はホームで磐田戦を迎える。仙台戦では昨季、リーグチャンピオンシップ、天皇杯を制したメンバーに戻したが、今節もペドロ・ジュニオール、レオ・シルバをベンチに置いて試合をスタートさせるようだ。

 勝手知ったるメンバーだけに、ボールの奪う位置が高くなり、ゴール前の質も向上するといった効果が見られた。負傷していた鈴木優磨も全体練習に合流し、ベンチ入りする見込み。さらに、石井正忠監督は負傷の中村充孝に代わって、ルーキーの安部裕葵を左2列目で抜てきする考えを持っている。順位を気にする時期ではないが、首位浦和に離されないためにもホームできっちりと勝ち点3を奪いにいく。
 
【マイナス材料】
 現時点でマイナス材料は見当たらない。仙台戦後は、選手会の遠藤康副会長が石井正忠監督に連休を提案し、受け入れられた。この連休で、ACLとの連戦による疲労を回復するとともに、心もリフレッシュできたと言う選手が多い。

 今季は攻めあぐねる展開でストレスや緊張感の高い試合が多かったが、仙台戦は4得点で快勝した。チームの雰囲気は今季最高と言ってもいい。ペドロ・ジュニオール、レオ・シルバと言った大物助っ人をベンチに置くというのは何ともぜいたくだが、次の試合を勝つための決断で、仙台戦を考えると自然な流れだと言える。エース金崎夢生、ペドロ・ジュニオールのFW陣にもゴールが生まれ、勢いを持って磐田戦に臨むことができる。

文:totoONE編集部

■ジュビロ磐田 途中出場で流れを変えるアダイウトン

【プラス材料】
 磐田は前節鳥栖戦で劇的な逆転勝利を飾った。今季初めて採用した3バックが機能し、全体が連動したプレスで相手に攻撃の形を作らせず、2-1で勝利した。被シュートはわずか4本。鹿島戦も同じ布陣で挑む見通しで、良い流れを持ち込みたい。

 鳥栖戦で逆転への道筋をつけたのは途中出場のアダイウトン。今季初ゴールとなる同点弾に加え、決勝点の起点となるクロスも上げた。開幕から不調が続き、清水戦から3試合連続で先発を外れた快足アタッカーが得点したのは大きな収穫だ。今節も途中出場が濃厚。粘り強い守りで均衡した展開に持ち込めば、切り札として期待ができる。先発起用4試合目となりそうな松浦拓弥にも注目だろう。川又堅碁や中村俊輔との連係も向上している。直近で鹿島に勝った2012年5月に得点して3-0の勝利に貢献した相性の良さも発揮したい。

【マイナス材料】
 鹿島との過去対戦成績は15勝10分け35敗と大きく負け越し。カシマスタジアムも苦手な地で、2010年11月以来白星がない。

 今季は7試合7失点と安定した守備は光るが、セットプレー関連で3失点。鳥栖戦の唯一の失点もCKからだった。高くて強い選手が揃う鹿島にはさらに警戒が必要だ。0-3で敗れた昨季の敵地戦も全てがセットプレーからだった。集中力を切らさず、戦い抜けるかがポイントとなりそうだ。

 鹿島の強力な攻撃陣で最も怖いのが、今季神戸から鹿島に加入したペドロ・ジュニオールだ。神戸時代の彼には昨季、公式戦3試合で4失点を献上した。さらに、前節の仙台戦で移籍後初得点を決めて勢いに乗る。天敵を抑えなくては、昨季王者から勝機は見いだせない。

文:totoONE編集部

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170421/578941.html?cx_cat=page1

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