日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年9月27日日曜日

◆[練習試合]U-18日本代表が大学生に5-0快勝、手応えの2連勝でこの1年の集大成へ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?172815-172815-fl



[9.26 練習試合 U-18日本代表 5-0 静岡産業大 静岡産業大第2G]

 10月2日に開幕するAFC U-19選手権予選(U-20W杯アジア1次予選)に向けて静岡県内で合宿中のU-18日本代表は9月26日、静岡産業大とのトレーニングマッチを実施。5-0で圧勝し、予選に向けて弾みを付けた。

 24日の磐田との練習試合(3-0で勝利)から中1日で行われたこのゲーム、内山篤監督は「今回の予選は酷暑の中(開催地ラオスは日中30℃を軽く超える気候)、中1日で3連戦を戦うことになる。当然、メンバーは入れ替えながら総力戦でやるつもり」と語ったとおり、磐田戦から先発7名を入れ替え。新たにDF浦田樹(千葉)、野田裕喜(大津高)、岩田智輝(大分U-18)、MF鈴木徳真(筑波大)、高木彰人(G大阪ユース)、FW岸本武流(C大阪U-18)、一美和成(大津高)を先発させた。

 一方、磐田戦から引き続いてGK廣末陸(青森山田高)、DF中山雄太(柏)、MF坂井大将(大分)、堂安律(G大阪ユース)の4名が先発リストに名を連ねた。本番もこうした準ターンオーバーのようなやり方で乗り切っていくことになりそうだ。

 試合は立ち上がりから日本ペース。「チームとしての仕上がりはいい。点を取れるにおいがするチームになってきた」と主将の坂井が語るように、複数人のプレーイメージがうまく重なるようなシーンもあって、攻守が機能。堂安の見事な左足ミドルシュートで先制すると、16分にも浦田がFKを直接流し込んで追加点を奪い取った。もともと左足のキック精度に定評のある浦田だが、「実はゴール正面で距離のある位置から決めたのは初めて。イメージ通りに蹴れたし、自信になります」と笑顔で振り返った。合宿中からプレースキッカーたちが居残り練習に励んできた成果が出た格好だ。

 後半は全員を入れ替えた日本だが、ここではFW小川航基(桐光学園高)が魅せる。開始8分で力強く鋭い得意のドリブルから左足シュートを叩き込むと、その2分後に今度は右足シュートを叩き込む。さらに1分後にはMF久保田和音(鹿島)のクロスから頭でもゴール。「左足でも決められるし、ヘディングもある。自分の強みが出せた」と本人も納得の笑顔を浮かべる怒濤のハットトリックを完成した。

 ただ、その後の時間帯は押し込みながらも点を奪えない少々もどかしい展開に。MF佐々木匠(仙台ユース)の決定的なヘディングシュートは枠上に外れ、終了間際に左SB舩木翔(C大阪U-18)の高速クロスに久保田が合わせた絶好機もシュートがGK正面に飛んでゴールならず。結局、試合は5-0のまま終了となった。

 内山監督は「本番が近付いてきて選手たちの集中力も増してきた。普段の練習から相当に意識高くやってくれている」と合宿の手ごたえを話しつつ、「ラオスの暑さを考えると、もっとゲームをコントロールしていくことが大事になる」と課題も語った。「本番」は2日に開幕し、6日の第3戦で最大のライバルと見られるオーストラリアと激突することになる。確実に予選を突破するにはグループ1位になるしかないため、そこがまさに決戦の場。U-18代表が、この1年の集大成となる戦いへいよいよ旅立つ。

[写真]スペースへのパスに追いついたU-18代表・浦田がスライディングクロス

(取材・文 川端暁彦)

◆大迫 2度の好機外し反省「チームに迷惑をかけた」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/09/27/kiji/K20150927011211100.html

ブンデスリーガ  ケルン1―1インゴルシュタット (9月25日)

インゴルシュタット戦の後半、攻め込むケルンの大迫

 ケルンのFW大迫は3試合連続で先発したが、2度の好機をものにできず不発に終わった。

 縦関係の2トップの下がり目の位置でプレー。前半2分にフリーで放った右足ボレーがDFのブロックに阻まれると、後半38分に右足シュートもGKに肩ではじき出された。8月16日のシュツットガルト戦以来の今季2点目はならず「2本とも決めないといけない。チームに迷惑をかけた。ボールを持った時にチャンスはつくれていたけど、(課題は)最後のところ」と厳しい表情を浮かべた。

◆興梠 決勝弾!!古巣ホームで移籍後初ゴール(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/09/27/kiji/K20150927011210950.html

J1第2S第12節  浦和2―1鹿島 (9月26日  カシマ)

<鹿島・浦和>後半、浦和・興梠(中央)がゴールを決める

 浦和の日本代表FW興梠が、古巣を黙らせた。1―1の後半27分、宇賀神の左クロスをGK曽ケ端がファンブル。そのこぼれ球を右足で叩き込んだ。「心の底から強いと思った」ほど鹿島に押し込まれたが少ないチャンスをモノにする決勝弾。13年に浦和に加入後、鹿島の本拠地で初ゴール。「曽ケ端さんと仲良くしていて良かった」とおどけたエースは「やってやろうという気持ちが強かった。どんな形でも点が取りたかったので良かった」。

 昨年10月に右足腓骨(ひこつ)を折った場所で、苦い記憶を払しょくした。これで今季10得点。4年連続で2桁得点に到達した。視察したハリルホジッチ監督にも好印象を残したが、背番号30は「アピールは全然できてない。それより勝ち点3が取れたことの方がうれしく思う」ときっぱり。「年間1位が目標なので、そこを目指す」と、かぶとの緒を締めていた。

◆思わぬ形で決勝弾、浦和FW興梠「立ち止まったら突然…」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?172817-172817-fl

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 ラッキーな形でのゴールだったかもしれない。しかし、浦和レッズFW興梠慎三が奪った1点が、チームを勝利に、そして3連勝へと導いた。

 前半3分に鹿島に先制を許した浦和だが、同6分にMF高木俊幸のゴールですぐさま同点に追い付く。しかし、その後は鹿島に主導権を握られ、興梠も前半のシュート数をゼロに抑えられてしまう。しかし、「攻撃に関しては自分自身、思うようにできませんでしたが、どうにかしてチームのために守備だけでも頑張ろうと、ハードワークしました」と守備で奮闘し、鹿島に2点目を許さなかった。

 すると、1-1のまま迎えた後半27分、興梠に思わぬ形でゴールチャンスが訪れる。素早いリスタートから展開されたボールは左サイドのMF宇賀神友弥へと渡る。宇賀神の上げたクロスはGK曽ヶ端準の手中に収まったと思われたが、まさかの落球。このボールに素早く反応した興梠が右足で蹴り込んで、決勝点となるゴールを記録した。

「僕はクロスに対してニアサイドに走り込んでいましたが、ちょっとボールが越えていくかなと思って、その場に立ち止まりました。そうしたら、突然ボールが前に来た感じです。ラッキーな形でしたが点を取れたことは良かったと思います」

 鵬翔高から05年に鹿島に加入。13年に浦和に移籍するまで、8年間在籍した古巣との対戦には、やはり特別な思いがあるようで、「鹿島は10年近くお世話になったクラブですし、自分をここまで成長させてくれたクラブです。感謝の気持ちと同時に、成長した自分の姿を見せたいと感じながらプレーしていました」と語っている。

 この日の勝利で第2ステージ3位に浮上したことで、「チームが勝ち点3を取れたことをうれしく思います」と笑顔を見せつつも、すぐさま気を引き締め直す。「残り5節。去年は負傷して終盤戦に出場できなかったし、悔しい思いをしました。残り5節はすごく大事なので負けないように、5連勝できるように頑張って行きたい」と残り5節でのラストスパートを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

◆浦和の興梠、初カシマスタジアム弾!「ソガさんと仲良くしていてよかった」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150927/jle15092705030005-n1.html

得点した興梠は、浦和サポーターの歓声に手を振って応えた

 明治安田J1第2S第12節(26日、カシマスタジアムほか)浦和がアウェーで鹿島に2-1で逆転勝ちし、年間勝ち点を64として1位の座をキープ。鹿島から移籍して3年目の日本代表FW興梠慎三(29)が1-1の後半27分に決勝点を決め、古巣を粉砕した。広島は清水に5-1で大勝し、第2ステージ首位を守った。浦和に敗れた同2位の鹿島は、広島に勝ち点3差をつけられた。湘南-横浜Mは1-1で引き分けた。

 試合前の選手紹介で浴びた大ブーイングを、悲鳴に変えた。鹿島から移籍して3年目。浦和の選手としては3度目のカシマスタジアムで、FW興梠が“初ゴール”。レッズサポーターの前へ走り、喜びを爆発させた。

 「ゴールは相手のミスだね。もっと気持ちいいゴールがよかったけど、それで勝ち点3を取れたのはよかった」

 1-1で迎えた後半27分。DF宇賀神の左からのクロスを、鹿島GK曽ケ端がキャッチミス。こぼれ球を右足で押し込む決勝点だ。興梠は「ソガさんと仲良くしていてよかった」とおどけた。

 昨年10月26日、カシマでのアウェー戦では悪夢に見舞われた。興梠は先発したが、後半41分に負傷交代。右腓骨(ふくらはぎ付近の骨)骨折の重傷だった。それまでチーム最多の12得点を決めていたが、残り4戦は1分間出ただけ。浦和はこの4戦を1勝1分け2敗と失速し、優勝を逃した。「けがして、それから出られなかった」と興梠。悔しさを忘れたことはなかった。因縁の地で、今年は笑うことができた。

 昨年の屈辱を思い出し、チーム全員が体を張った。日本代表GK西川はファインセーブを連発。同DF槙野は相手の肘が当たって鼻血を出しながらフル出場。27本のシュートを打たれても、1失点に抑えた。日本代表のハリルホジッチ監督が視察する前で、それぞれに結果を出した。

 「年間1位に向けて大きな1勝。残り5戦を5連勝で乗り切りたい」

 昨季と同じ失敗はしない。興梠が悔しさを晴らし、浦和を頂点へと前進させた。

 (宇賀神隆)

興梠 慎三(こうろき・しんぞう)
 1986(昭和61)年7月31日生まれ、29歳。宮崎市出身。宮崎・鵬翔高から2005年に鹿島へ。同年4月にリーグ戦初出場、07年6月の大分戦で同初得点。13年に浦和へ移籍。J1で4年連続2桁得点。J1今季22試合10得点、同通算278試合84得点。日本代表通算16試合0得点。1メートル75、72キロ。

◆【浦和】“西川ゾーン”に隙なし 27本も1失点、超劣勢も3連勝(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150926-OHT1T50233.html

前半、鹿島・ダヴィ〈11〉と競り合う浦和・GK西川(右から2人目)

 ◆J1第2ステージ第12節 鹿島1―2浦和(26日・カシマスタジアム)

 年間勝ち点1位の浦和は日本代表GK西川周作(29)がシュート27本の鹿島を1点に抑え、2―1の逆転勝利に導いた。10月のW杯アジア2次予選のメンバー発表前最後の試合で、視察に訪れた日本代表のハリルホジッチ監督(63)も、持論の「デュエル(フランス語で決闘の意)」を表現した激しい上位対決を称賛。広島は清水に5―1で大勝。第2ステージ首位を守り、2得点のFW浅野拓磨(20)は代表入りをアピールした。

 西川が鬼神のごとく鹿島の前に立ちはだかった。前へ、横へ、上へ。全身を駆使し、時には運も味方に付けた“西川ゾーン”に隙はなかった。「チームが苦しい時に、自分のプレーが助けになればと思ってやっている。GKがどれだけピンチを防げるかにトライしたかった」。シュート27本の猛攻を前半3分の失点のみで耐え、3連勝で年間首位を死守した。

 視察した日本代表のハリルホジッチ監督が求める「デュエル」を体現した。第1ステージ開幕からここまで、ほとんどの試合でボール支配率やシュート数で上回ってきたが、多くの選手が「鹿島は強かった」と認める珍しい劣勢の展開。試合後に公式記録で被シュート数を確認した西川も「27本と聞いて、ちょっとびっくりしました」と目を丸くしたほどだった。

 だが、最後方から全員の体を張った魂の守備を見守り、闘志は奮い立った。激突による鼻血で白いユニホームを赤く染めたDF槙野が、鼻に綿を6つも詰め込みピッチに立ち続ける姿も目にしていた。後半34分にはMFカイオのシュートを至近距離で止め、思い切り蹴り出したボールが鹿島側の観客席に飛び込んでサポーターと一触即発となる場面も。「故意ではなかったけど申し訳ない。興奮しても、代表選手としてやってはいけない」と猛省したが、それだけ気持ちが入っていた。

 所属先が決まらない川島永嗣(32)に代わり、日本代表の新守護神としての地位を確立しつつある。ハリル監督を「かなりデュエルもあったし、戦う試合だった。やる気に満ちあふれていた」と満足させた熱戦の主役は「(終盤に失速した)昨年の反省を生かす時が来た」と悲願の年間優勝を見据えた。戦う背番号1がいる限り、浦和に死角はない。(林 直史)

◆鹿島、V争いから後退…“ポロリ”曽ケ端、興梠を「ぶっとばす」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150927/jle15092705020004-n1.html

 明治安田J1第2ステージ第12節(26日、鹿島1-2浦和、カシマ)かつての仲間にやられた。鹿島は2012年まで所属していた浦和FW興梠に決勝弾を許して敗戦。勝ち点25で並んでいた広島が清水に勝ったため、第2ステージの優勝争いから一歩後退した。

 1-1の後半27分、GK曽ケ端のミスから興梠に決められた。「クロスが味方に当たってコースが変わった」と曽ケ端。興梠が「ソガさんと仲良くしていてよかった」と発言したことを知ると「ぶっとばします」と苦笑するしかなかった。

 今季最多の2万9030人が来場。昨季限りで現役引退した鹿島の柳沢敦コーチが「コーチになって初めて試合に出たいとうずいた」と評した熱戦だったが、痛恨の黒星となった。 (湯浅大)

◆GK曽ケ端、痛恨のミス…ハイボールの処理誤り決勝点(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150926/jle15092620190010-n1.html

後半、決勝ゴールを決める浦和・興梠(左から2人目)=カシマ

 明治安田J1第2ステージ第12節(26日、鹿島1-2浦和、カシマ)鹿島は1-1の後半27分、GK曽ケ端が痛恨のミスを犯した。右からクロスが上がり、DFの昌子に「クリア」と指示した。昌子がボールに届かないと判断して捕球を試みたが、失敗。こぼれ球を興梠に押し込まれ、これが決勝点になった。

 ホームで痛い黒星を喫し、ステージ首位広島の背中が遠のいた。36歳のベテラン守護神は「勝ち点3を取れる内容であのプレーですから。迷惑を掛けた」とがっくり。石井監督は「タイトルを取るためには、ミスを少なくしていかなければならない」と修正を求めた。(共同)

◆曽ケ端が痛恨ファンブル…鹿島 逆転負けで年間勝ち点1位消えた(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/09/27/kiji/K20150927011210970.html

J1第2S第12節  鹿島1―2浦和 (9月26日  カシマ)

<鹿島・浦和>前半、浦和・宇賀神(左)と競り合う鹿島・柴崎

 鹿島はホームで逆転負けを喫し、年間勝ち点1位が消滅した。1―1の後半27分に、相手のクロスボールをGK曽ケ端がファンブル。そのボールを興梠に押し込まれた。「(DF昌子)源に“クリア!!”と言ったが、届かないと思って、自分で行ったんですけど…。チームに迷惑をかけてしまった」と肩を落とした。

 試合は圧倒的に支配した。シュート数は27―10と、相手の倍以上。決定機も多くあったが、決めきれなかった。過去10戦勝ちなし(5分け5敗)と相性が最悪だった浦和にまたしても苦い敗戦。第1ステージでも逆転負けをしており、DF昌子は「同じチームに2度逆転負け。優勝するチームでは起こらないこと」とうなだれた。これで年間順位では首位の浦和と17差となり逆転は不可能となった。チャンピオンシップ出場のためには第2ステージで優勝するか、年間勝ち点2、3位に入るしかない。

◆鹿島曽ケ端まさかのファンブル 浦和にまたも勝てず(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1544407.html

鹿島曽ケ端まさかのファンブル 浦和にまたも勝てず

<J1:鹿島1-2浦和>◇第12節◇26日◇カシマ

 鹿島が逆転負けし、浦和戦の連続未勝利試合が11(5分け6敗)に伸びた。

 幸先よく前半3分に先制した。左サイドをMFカイオ(21)が破り、ゴール正面へマイナスのクロス。走り込んだMF遠藤康(27)が左足で合わせ「狙ったところに決めるだけだった」とゴール左上に突き刺した。名手の相手GK西川が1歩も動けない鮮やかな得点だった。

 しかし、その3分後にあっさり同点とされた。さらに鮮やかな連係で左サイドを突破され、DF宇賀神にグラウンダーのクロスを出される。ボールを受けたMF高木に右足で押し込まれた。さらに後半27分、勝ち越し点を許す。相手の左クロスが味方DFに当たって浮き上がると、飛び出したGK曽ケ端準(36)がまさかのファンブル。こぼれ球を元鹿島のFW興梠に右足で蹴り込まれ、逆転負けとなった。

 曽ケ端は「最初は(DF昌子)源に『クリア』と指示したが、届かなかったので自分でいった。その結果ああなった」と説明。試合はシュート27本を浴びせるなど圧倒しており「勝ち点3を取れたはずの、素晴らしい試合内容だった。その中で、あのプレー…。チームに迷惑を掛けました」とベテランは謝っていた。

◆キャッチミスで決勝点献上、鹿島GK曽ヶ端「本当にチームに迷惑をかけた」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?172820-172820-fl

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 ベテランGKの思わぬミスから決勝点を献上してしまった。試合後、鹿島アントラーズGK曽ヶ端準は「本当にチームに迷惑を掛けてしまった」と悔しさを滲ませた。

 前半3分にMF遠藤康のゴールで先制した鹿島は、同6分に浦和に同点に追い付かれたものの、その後攻勢を仕掛ける。激しいプレッシャーで浦和に攻撃の形を作らせず、攻撃では多くの決定機を創出して相手ゴールを脅かし続けた。しかし、浦和GK西川周作の好セーブもあり、勝ち越しゴールを奪えないでいると、逆に後半27分、浦和に勝ち越しを許してしまう。

 浦和が素早いリスタートで試合を再開させると、鹿島守備陣に混乱が生じる。DF昌子源が振り返る。「僕のマークは槙野(智章)選手でしたが、上がって来るのか、キッカーを務めるのか様子を見ているときに、誰を見ようかというときにスタートされてしまった」。

 右へと展開されると、サイドを突破されてMF宇賀神友弥にクロスを許す。ボールは遠藤の足に当たってコースが変わり、ゴール前へと迫って来る。曽ヶ端は「味方に一度当たってコースが変わったので、源に『クリア』と言いました」、昌子は「ソガさんから『クリア』という声があったのでクリアしようと思いました」と話したように昌子がクリアに向かう。

 しかし、ボールは昌子の頭上を越えようとしていた。「届かないと思った」(昌子)、「源は届かないと思ったので自分で出て行った」(曽ヶ端)。ゴール前から飛び出した曽ヶ端がボールの落下地点に入り、キャッチしたかと思われた。だが、次の瞬間、ボールはFW興梠慎三の目の前に落ちて、決勝ゴールを叩き込まれてしまう。

「素晴らしい内容の試合で、勝ち点3を十分に取れる内容の試合の中でああいうプレーになってしまった…。本当にチームに迷惑を掛けてしまった」。36歳のベテランGKは自責の念にかられていた。

(取材・文 折戸岳彦)

◆浦和逆転勝利で対鹿島11戦負けなし/鹿-浦12節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1543964.html

浦和逆転勝利で対鹿島11戦負けなし/鹿-浦12節

<J1:鹿島1-2浦和>◇第12節◇26日◇カシマ

 浦和が鹿島に逆転勝ちし、鹿島戦の連続負けなし試合を「11」に伸ばした。

 開始直後に展開が目まぐるしく動いた。3分、まず鹿島が先制する。左サイドをMFカイオが突破し、マイナスのクロス。中央に走り込んだMF遠藤が左足で合わせ、ゴール左上に決めた。相手GK西川が動けないほど鮮やかな点だった。

 浦和も負けていない。6分、こちらも流れるような連係で相手守備を切り裂いた。左サイドを破ったDF宇賀神がグラウンダークロスを送り、走り込んだMF高木が押し込む。ともに美しいゴールを奪い合った。

 その後、鹿島は9分にFKからFWダビ、23分にCKからDF昌子がゴールネットを揺らしたが、ともにオフサイド判定。その後も鹿島が攻めて前半終了までに4本のシュートを浴びせたが、ゴールならず。前半は質の高い攻防を繰り広げ、1-1で折り返した。

 後半は、まず浦和が手を打った。開始と同時にMF梅崎とFWズラタン、MF高木とMF青木を交代。6分にDF森脇、9分にMF武藤、15分にズラタンとシュートを重ねる。鹿島も10分台にMF柴崎、遠藤のセットプレーから得点を狙うが、決まらなかった。

 すると27分、浦和が勝ち越す。左クロスが相手DFに当たって浮き上がり、GK曽ケ端がまさかのキャッチミス。こぼれ球をFW興梠が右足で蹴り込んだ。

 鹿島は29分のダビのシュートが左ポストに嫌われたほか、その後はGK西川の好セーブ連発で追いつくことができない。浦和が敵地で勝ち点3を奪い、鹿島はホーム2連敗となった。

◆【ハイライト動画】鹿島1-2浦和 曽ヶ端ポロリで逆転負け(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?172827-172827-fl

【J1第2ステージ第12節】(カシマ)
鹿島 1-2(前半1-1)浦和

<得点者>
[鹿]遠藤康(3分)
[浦]高木俊幸(6分)、興梠慎三(72分)


◆浦和が興梠弾で激闘を制し年間首位キープ…鹿島はホームで痛恨の逆転負け(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150926/354006.html


アウェーで逆転勝利を収めた浦和レッズ [写真]=野口岳彦


 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第12節が26日に行われ、鹿島アントラーズと浦和レッズが対戦した。

 前節、鹿島はヴァンフォーレ甲府の堅い守備に苦しめられながらも、FW金崎夢生が挙げた1点を守りきり、2試合ぶりの勝利を手にした。セカンドステージの順位で同勝点の首位サンフレッチェ広島から引き離されないためにも、ホームでなんとか白星を掴みたい。一方、浦和は前節、残留を争う清水エスパルスと敵地で対戦し、4-1で快勝を収めた。年間順位でも広島をかわして首位に返り咲き、ファーストステージの強さを取り戻しつつある。浦和は4バックを採用し、アンカーには柏木陽介が入った。

 試合開始早々、先手を取ったのはホームの鹿島。3分、左サイドで金崎からのパスを受けたカイオがドリブルで敵陣深くまで持ち込み、エリア内左からマイナスの折り返しを送る。これをゴール前に走りこんだ遠藤康が左足でゴール左上に蹴りこみ、鹿島が先制に成功する。

 しかし先制を許した浦和もすぐさま反撃に出る。6分、ゴール前でボールを受けた興梠慎三がエリア左横の宇賀神友弥へ展開。エリア内に進入した宇賀神がグラウンダーのクロスを送ると、高木俊幸が押し込んで、同点に追いついた。

 20分、エリア内右に抜けだしたダヴィがGKと一対一になったが、ここはGK西川周作の好守に阻まれた。続く23分、左CKを獲得すると、ゴール前の混戦から最後は昌子源が押し込み勝ち越しゴールかと思われたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。

 その後も鹿島がダヴィを中心に猛攻を仕掛けたが、勝ち越しゴールを奪うことができない。前半アディショナルタイム2分には、エリア内でボールを受けた金崎がGK西川のセーブに防がれてしまった。このまま1-1で前半終了を迎える。

 浦和はハーフタイムに高木と梅崎司を下げ、ズラタンと青木拓矢を投入する。選手交代が功を奏したのか、後半立ち上がりは浦和がペースを握る。

 しかし次の決定機を迎えたのは鹿島。56分、左サイドでFKを獲得すると、柴崎岳のクロスから金崎がヘディングシュート。しかし、ここはクロスバーを叩き、勝ち越しゴールは生まれない。

 60分には浦和に決定機。中盤やや左から宇賀神がスルーパスを出すと、エリア内に走りこんだズラタンがダイレクトシュートを放ったが、わずかに枠の左に外れてしまった。

 均衡が崩れたのは72分。浦和が左サイドから攻め込むと、宇賀神が上げたクロスボールが相手に当たり軌道が変わる。これをGK曽ヶ端準がこぼしてしまい、興梠がボレーで蹴りこみ勝ち越しに成功した。

 リードを許した鹿島は73分、ゴール前でボールを受けた柴崎が右足で強烈なミドルシュートを放つ。GK西川はなんとか弾き、CKを逃れようとボールを残したが、これをダヴィに拾われてピンチとなる。ダヴィがエリア内左の角度がないところからシュートを放ったが、惜しくも右ポストをかすめながらゴール右に外れてしまった。

 まずは追いつきたい鹿島。83分にダヴィを下げて鈴木優磨、86分に遠藤を下げて土居聖真を投入し、なんとかゴールをもぎ取りにいく。後半アディショナルタイム1分、鹿島はドリブルでゴール前まで持ち上がった柴崎がミドルシュート。ここは相手DFに当って左CKとなる。直後のCKからゴール前で混戦が生まれたが、GK西川が必死の守りで得点を許さない。

 試合はこのまま2-1でアウェーの浦和が逃げ切り、リーグ戦3連勝で年間首位をキープした。一方、鹿島は痛恨のセカンドステージ3敗目を喫してしまった。

 次節、鹿島は敵地でヴィッセル神戸と、浦和はホームでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 1-2 浦和レッズ

【得点者】
1-0 3分 遠藤康(鹿島アントラーズ)
1-1 6分 高木俊幸(浦和レッズ)
1-2 72分 興梠慎三(浦和レッズ)

◆2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第12節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51620

J1 2nd 第12節 vs浦和レッズ

鹿島、悔しい逆転負け。ホームで浦和に屈する。

鹿島が悔しい逆転負けを喫した。J1 2nd 第12節、カシマスタジアムに浦和レッズを迎え撃つと、3分に遠藤のゴールで先制したが、6分に同点弾を喫すると、72分に逆転弾を許した。鹿島は1-2で敗れ、連勝とはならなかった。





鹿島は19日の甲府戦で、アウェイで1-0と完封勝利を収めた。決定機を生かしきれない、厳しい展開を強いられつつも、金崎が気迫のヘディングシュートを決めて勝ち点3を掴んだ。とはいえ、選手たちに納得の表情はなかった。遠藤は「守備陣に感謝しなければ」と、再三の決定機逸を悔やみ、西は「守備の重心が後ろに下がってしまったことが気に食わない」と、さらなる向上を誓った。

1週間の準備期間、シルバーウィークのクラブハウスには、連日、数多くのサポーターが詰めかけた。チーム一丸で戦う雰囲気が日々強まっていく中、石井監督が「予想以上に良いトレーニングを積めた」と振り返るほど、充実の日々を送ることができた。試合前日には、練習後にミーティングを敢行し、最終確認にも抜かりはなかった。

百戦錬磨の青木は、「チームとして戦う姿勢を示せれば、結果はついてくると信じている」と、落ち着いた様子で語った。そして指揮官は「自分たちが主導権を握る時間帯を長くしたい」と、展望。1stステージ王者撃破へ、集中力を研ぎ澄ませていった。



甲府戦からの先発メンバー変更は1人。戦列を離れていた昌子が、5試合ぶりに先発復帰した。その他、最終ラインには西と青木、山本が並び、ボランチは柴崎と小笠原の2人。2列目をカイオと遠藤、前線には金崎とダヴィが入った。そして最後尾には、曽ヶ端が立ちはだかる。

曇り空のカシマスタジアムには、朝早くから多くのサポーターが駆けつけた。今季2回目の紅き戦いに、ボルテージは否が応でも高まる。試合前から大声でのチャントが響き渡り、フィールドは熱を帯びた。

15時4分、キックオフのホイッスルが鳴った。重要な一戦のスタート、その興奮が覚めやらぬ3分、鹿島がいきなり歓喜の時を迎える。カイオが中盤からボールを持ち出し、左サイドへと展開。金崎からのパスを受け、縦へ突破したカイオがグラウンダーのクロスを送ると、反応したのは遠藤だった。得意の左足で合わせ、強烈なシュートをゴール左隅へと突き刺した。



ファーストシュートがゴールネットを揺らし、カシマスタジアムはヒートアップ。しかし3分後、痛恨の失点を喫してしまう。6分、右サイドをパス交換で崩され、最後は高木に押し込まれてしまった。互いに1本目のシュートをゴールへ結び付ける展開となり、スコアは1-1となった。



慌ただしい立ち上がりを経て、試合は次第に拮抗していく。激しいボディコンタクトの応酬となり、意地と意地がぶつかり合う好ゲームが展開されていく。そんな中、サポーターの声援を背に受けて、主導権を握ったのは鹿島だった。9分、柴崎のFKからゴール前で混戦となり、最後は山本がゴールネットを揺らしたが、その前にファウルの判定で得点は認められず。20分にはダヴィがGKと1対1になるチャンスを迎えたが、シュートは惜しくもセーブされてしまった。

前半の中盤を過ぎても、鹿島が攻勢をかけていく。23分には、小笠原の左CKからゴール前で混戦となり、最後は昌子が押し込んだものの、オフサイドの判定。またも得点は認められなかった。

その後、浦和に攻め込まれる場面はあっても、シュートまで持ち込ませない。前半終了間際には、ダヴィや金崎がペナルティーエリア内から強烈なシュートを放ったものの、惜しくもゴールを割ることはできなかった。前半は1-1で終了した。







後半も互いに拮抗した展開で、上位対決らしい締まった内容となった。最初の決定機は56分、柴崎のFKに反応した金崎が強烈なヘディングシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。勝ち越しとはならなかった。その後も出足の速いプレスでセカンドボールを確保し、攻勢をかけたのは鹿島。62分には、遠藤の左CKから、昌子が打点の高いヘディングシュート。これは枠を越えてしまった。さらに、65分にも決定機。左サイドを巧みな突破で抜け出した山本のクロスに遠藤が左足ダイレクトで合わせたが、わずかに枠の右に外れた。





チャンスを立て続けに作りながら、鹿島は2点目を奪えない。すると分、思いがけない形から失点を喫する。右サイドから上げられたクロスに対し、昌子と曽ヶ端が反応。コースが変わったボールに対し、両者が重なる形となった。そして、曽ヶ端がボールをこぼしてしまい、興梠に蹴り込まれた。ミスが絡んだ失点で、浦和に逆転を許してしまった。





ビハインドを負い、残りは20分弱だった。鹿島は失点の2分後、金崎が強烈なミドルシュートを放ち、GKが弾いたこぼれ球に反応したダヴィが狙いすました丁寧なシュートを放ったが、ボールは無情にもゴールライン上を転がり、枠を逸れていった。



残り10分を切り、石井監督は鈴木優磨や土居をピッチに送り出して、前線の活性化を図る。後半アディショナルタイムは5分、鹿島は攻め続けたが、最後の一線を割ることはできなかった。1-2。痛恨の、そしてあまりにも悔しい敗戦を告げるホイッスルが鳴った。鹿島は27本ものシュートを放ったが、結局、決まったのは最初の1本だけだった。





G大阪と浦和を相手に喫したホームでの連敗。ヤマザキナビスコカップや天皇杯、そしてチャンピオンシップで再び彼らと対峙し、そしてリベンジを果たすことを信じて。その舞台に立つために、今日の敗戦を胸に刻み、顔を上げて再び走り始めなければならない。



次戦は1週間後、10月3日に行われるJ1 2nd 第13節のヴィッセル神戸戦だ。アウェイで迎える一戦から、鹿島は15日間で5連戦に臨む。神戸との対戦は、この試合とヤマザキナビスコカップ準決勝の2試合、9日間で3連戦だ。その初戦をモノにすることが、以降の趨勢に大きく影響することは間違いない。チーム一丸で、準備を進めていく。



【この試合のトピックス】
・遠藤が今季のリーグ戦6ゴール目を決めた。
・昌子がフル出場。2日のヤマザキナビスコカップ準々決勝 第1戦FC東京戦以来の復帰を果たした。
・鈴木優磨が、公式戦4試合連続の途中出場を果たした。



監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・責任をもって対象選手をマークしよう。
・前半同様、お互いに声を出して戦い続けること。
・後半も相手の速いカウンターに注意しながら、オンザボールでしっかりと自分たちの形をつくること。

浦和レッズ:ペトロヴィッチ
・もう少しボールを動かしていこう。
・ここからが勝負、アグレッシブに戦うこと。
・強い気持ちと冷静な判断をもって戦うこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
本当にたくさんの皆さんがスタジアムに来てくれた試合で、勝ち試合を見せることができず、残念な気持ちでいっぱい。浦和を相手に引いて守るのではなく、前からボールを奪う姿勢を90分間で何度も見せることはできた。崩すかたちも何度も見せられたことには満足しているが、2失点とも簡単なミスからの失点となってしまったことは残念だ。タイトルを獲るためにはミスを少なくしなくてはいけない。これから改善していく。最後は1-2から同点に追いつき、ひっくり返したいと思っていたが、交代のタイミングが少し遅かったと今は反省している。

Q. 選手たちが積極的にプレーしている点について、何が変化したポイントか?
A. ポイントはいくつかあるが、練習から試合と同じ状況を想定してやっている。一番は自分たちが練習からしっかり取り組まなくてはいけないという姿勢を見せるようになっている。そこの積み重ね。そこがチームの最低レベルであり、球際のところはしっかりいこうと言っている。


浦和レッズ:ペトロヴィッチ
ゲーム内容はあまりいいできではなかったけれど、最終的には私たちが勝利することができた。前半は特に後ろからのボールの組み立てができず、自分たちの攻撃のかたちはほぼ作れなかった。早い時間で同点に追いつけたことは、非常によかった。後半は後ろを3枚にして、攻撃の組み立てがうまくいったことで、試合を落ち着けることができた。2-1とリードしてからは押し込まれる展開となり、守備的に戦わざるを得なかったが、選手たちをほめられるところは、最後まで体を張って戦ってくれたこと。しかし、内容的には不満が残る。正直に言えば、今日の試合で勝利に値する試合をしたのは鹿島の方。しかし、内容的に上回ったチームが勝利できないのもサッカーだ。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
チャンスを数多く作りながら負けてしまい、悔しい。ゴールの場面は、左サイドで良い崩しをして、後は決めるだけだった。勝ち続けないと優勝は見えてこない。どんな内容でも勝ちに行くサッカーをして、次につなげていきたい。

【昌子 源】
決定機を多く作れていたけど、自分たちのミスが響いてしまった。チームが良い流れで来ていた中で、自分が復帰した試合で負けてしまった。浦和に2度続けて逆転負けをして、本当に悔しい。

【曽ヶ端 準】
勝ち点3を取れる内容で試合を進めていた中で、あのようなプレーをしてしまった。チームに迷惑をかけてしまった。

土居選手、鈴木優磨選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。

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