日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年9月27日日曜日
◆浦和の興梠、初カシマスタジアム弾!「ソガさんと仲良くしていてよかった」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150927/jle15092705030005-n1.html
明治安田J1第2S第12節(26日、カシマスタジアムほか)浦和がアウェーで鹿島に2-1で逆転勝ちし、年間勝ち点を64として1位の座をキープ。鹿島から移籍して3年目の日本代表FW興梠慎三(29)が1-1の後半27分に決勝点を決め、古巣を粉砕した。広島は清水に5-1で大勝し、第2ステージ首位を守った。浦和に敗れた同2位の鹿島は、広島に勝ち点3差をつけられた。湘南-横浜Mは1-1で引き分けた。
試合前の選手紹介で浴びた大ブーイングを、悲鳴に変えた。鹿島から移籍して3年目。浦和の選手としては3度目のカシマスタジアムで、FW興梠が“初ゴール”。レッズサポーターの前へ走り、喜びを爆発させた。
「ゴールは相手のミスだね。もっと気持ちいいゴールがよかったけど、それで勝ち点3を取れたのはよかった」
1-1で迎えた後半27分。DF宇賀神の左からのクロスを、鹿島GK曽ケ端がキャッチミス。こぼれ球を右足で押し込む決勝点だ。興梠は「ソガさんと仲良くしていてよかった」とおどけた。
昨年10月26日、カシマでのアウェー戦では悪夢に見舞われた。興梠は先発したが、後半41分に負傷交代。右腓骨(ふくらはぎ付近の骨)骨折の重傷だった。それまでチーム最多の12得点を決めていたが、残り4戦は1分間出ただけ。浦和はこの4戦を1勝1分け2敗と失速し、優勝を逃した。「けがして、それから出られなかった」と興梠。悔しさを忘れたことはなかった。因縁の地で、今年は笑うことができた。
昨年の屈辱を思い出し、チーム全員が体を張った。日本代表GK西川はファインセーブを連発。同DF槙野は相手の肘が当たって鼻血を出しながらフル出場。27本のシュートを打たれても、1失点に抑えた。日本代表のハリルホジッチ監督が視察する前で、それぞれに結果を出した。
「年間1位に向けて大きな1勝。残り5戦を5連勝で乗り切りたい」
昨季と同じ失敗はしない。興梠が悔しさを晴らし、浦和を頂点へと前進させた。
(宇賀神隆)
興梠 慎三(こうろき・しんぞう)
1986(昭和61)年7月31日生まれ、29歳。宮崎市出身。宮崎・鵬翔高から2005年に鹿島へ。同年4月にリーグ戦初出場、07年6月の大分戦で同初得点。13年に浦和へ移籍。J1で4年連続2桁得点。J1今季22試合10得点、同通算278試合84得点。日本代表通算16試合0得点。1メートル75、72キロ。
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