日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年9月24日水曜日

◆内田が226日ぶり先発のシャルケ、今季初の無失点で待望の初勝利(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?147906-147906-fl



[9.23 ブンデスリーガ第5節 ブレーメン0-3シャルケ]

 ブンデスリーガは23日、第5節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケは敵地でブレーメンと対戦し、3-0で快勝した。内田は右SBで今季初出場初先発を果たし、フル出場。シャルケは開幕5戦目、今季公式戦7試合目で待望の初勝利を飾った。

 開幕から欠場が続いていた内田がブラジルW杯以来の公式戦復帰を果たした。シャルケでの公式戦は、右太腿裏を肉離れした2月9日のハノーファー戦以来、226日ぶり。前半12分にはMFシドニー・サムのパスから挨拶代わりのオーバーラップを見せたが、クロスはDFにカットされた。

 守備でも魅せる。前半19分、ブレーメンはMFズラトコ・ユヌゾビッチのパスから左サイドをMFエルイェロ・エリアが駆け上がってクロスを狙うが、対応した内田がスライディングタックルでカット。絶妙なポジショニングからピンチを未然に防いだ。

 前半41分には内田が右サイドに開いたFWクラース・ヤン・フンテラールに展開し、フンテラールのクロスにMFデニス・アオゴが左足で合わせたが、枠を捉え切れない。ブレーメンも同43分にエリアが決定機を迎えたが、シュートはGKラルフ・フェーマンの好セーブに阻まれた。

 スコアレスで折り返した後半3分、シャルケはフェーマンのロングキックからMFマック・マイヤーがドリブルで持ち込み、左足でゴールネットを揺らす先制点。同6分にはDFクリスティアン・フクスの左CKにDFロマン・ノイシュテッターが打点の高いヘディングで合わせ、連続ゴールで2-0と突き放した。

 後半40分には内田の縦パスを受けたフンテラールからのスルーパスに途中出場のMFトランクイロ・バルネッタが抜け出し、GKもかわしてダメ押しの3点目を決めたシャルケ。内田も復帰戦でさっそくフル出場を果たし、今季初の無失点に貢献した。3-0の完封勝利。待望の今季公式戦初白星となった。

◆柴崎だけじゃない!昌子&土居 アギーレ御前で好アピール成功(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/24/kiji/K20140924008981180.html

J1第25節 鹿島1―0仙台 (9月23日 ユアスタ)



 鹿島の有望株が柴崎だけではないことを見せつけた。前半43分、FWダヴィのクロスに飛び込んだMF土居が右足で押し込んで決勝点。守ってはDF昌子を中心に2試合連続完封した。視察に訪れた日本代表のアギーレ監督は固有名詞こそ挙げなかったが「興味深い若い選手が頑張っていた」と満足げに振り返った。

 2人ともチームメートの日本代表MF柴崎と同じ92年生まれ。ポジションも違えば、性格もそれぞれ違う。山形出身の土居は「(代表監督には)チラッと見てくれるくらいでまだ注目してくれなくていいです」と謙虚。関西出身の昌子は「試合前に(視察を)知ったんですけど、聞きたくなかったわぁ。やっぱ意識するとは思うし」とまずは報道陣を笑わせた。その後は「前半は(仙台の)ウイルソン選手とバチバチやれたけど、後半はパワーダウンした」と反省したが、ブラジル人FWを抑えたクレバーな守備は存在感抜群。土居も前半10分に絶妙な抜け出しから決定機を得るなど高い技術と動きだしの鋭さで攻撃陣を引っ張った。

 柴崎は今月の親善試合ベネズエラ戦で代表初得点。土居と昌子も日の丸を背負う実力を備え、その日を待っている。

◆鹿島2戦連続完封、土居値千金の決勝点(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140923-1371644.html



J1:仙台0-1鹿島>◇第25節◇23日◇ユアスタ

 鹿島がアウェーに乗り込み手堅い試合運びで2試合連続完封勝利を飾った。序盤から好機をいかせずジリジリした試合展開となったが、前半43分に左サイドを突破したFWダビ(30)の折り返しをMF土居聖真(22)が角度のないところから右足で合わせて流し込み、先制点を奪取。終盤は仙台の猛攻にさらされたが、DF青木剛(31)、昌子源(21)らを中心とした守備陣が耐え切った。

 値千金の決勝点を挙げた土居は「1本目(のチャンス)を外していたので。結果的にチームの勝ちにつながるゴールだったので良かったですけど。首位に立つためにはもっと突き詰めないと。取れる時に得点を取るとか、いらない失点をなくすとか」と話していた。また、堅守の中心になった昌子は「相手がロングボールばかりだったので、青木さんに競ってもらって、僕はこぼれ球への準備をしていた。1-0の試合を取っていくのは、優勝争いでは良い勝ちだと思う」と冷静に振り返っていた。

◆鹿島・土居が決勝ゴール!視察のアギーレ監督「興味深い選手が頑張った」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140923/jle14092318380008-n1.html



 J1第25節(23日、仙台0-1鹿島、ユアスタ)鹿島の土居が値千金の決勝ゴールを挙げた。前半43分、ダビの左クロスを近いサイドに走り込んで決めた。序盤に決定機を外しただけに「どうしても決めたかった。チームの勝利につながってよかった」と甘いマスクを崩した。

 視察に訪れた日本代表のアギーレ監督も「若く興味深い選手が頑張った」と目に留めたようだ。それでも22歳の新鋭は「ちらっと見てくれるだけでいい。あんまり注目しなくても大丈夫」と色気を見せなかった。(共同)

◆鹿島、堅守光り連続完封勝ち/仙-鹿25節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140923-1371268.html

<J1:仙台0-1鹿島>◇第25節◇23日◇ユアスタ

 鹿島が2試合連続の完封勝利を飾った。前半から攻め立て、10分にMF柴崎のスルーパスからMF土居が飛び出し、GKをかわしてシュートを放つがサイドネット。その後も相手DF裏へのロングボールで次々とチャンスをつくり、43分に抜け出したFWダビのパスを土居が押し込んで先制した。仙台は31分のMF梁のミドルシュート以外は見せ場を作れなかった。

 後半も鹿島ペース。2分、右サイドを抜け出した柴崎が速いクロスで決定機を演出した。13分にもMFカイオとダビのパス交換でシュートまで持ち込んだが、追加点は奪えなかった。仙台は鹿島の堅い守備を崩せず5連敗となった。

◆J1鹿島、粘り発揮 仙台に1-0、3位浮上(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14114836281544

2戦連続零封

J1第25節(23日・ユアテックスタジアム仙台ほか=9試合)鹿島は1-0で仙台を下し、2連勝を飾った。前節に続く連続零封勝ちは、第1〜3節以来。通算成績は14勝4分け7敗、勝ち点46。柏に敗れた鳥栖を抜き、3位に浮上した。

鹿島は前半43分、土居の3試合ぶりのゴールで先制した。後半押し込まれる時間帯もあったが、粘り強い守りで逃げ切った。

首位の浦和は興梠などのゴールで新潟に2-0で快勝し、4連勝で勝ち点を53に伸ばした。2位の川崎は大久保が3得点の活躍で大宮を3-1と退け、47とした。

仙台は5連敗。G大阪は清水に3-0で快勝し、4連勝で同43とした。

甲府は神戸に勝ち、13位に上がった。FC東京は徳島に大勝し、横浜Mは広島、名古屋はC大阪を下した。

■記録メモ
▽鹿島、J1最速で通算1300得点
鹿島のMF土居聖真が仙台戦でゴールを決めて達成。

◆【J1:第25節 仙台 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179249.html

9月23日(火) 2014 J1リーグ戦 第25節
仙台 0 - 1 鹿島 (14:04/ユアスタ/17,006人)
得点者:43' 土居聖真(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第3ターン投票受付中!
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●梁勇基選手(仙台)
「(5連敗の現状について)やはり苦しい状況ですけれど、それを打開していくのも自分たち選手ですし、本当に下を向いていてもいいことはないので、前向きに戦って、ああやって応援してくれるサポーターがいるので、その気持ちに応えたい思いがあります。
まずひとつ、勝てるように、残り試合を全員で頑張っていきたい。相手が上位とか下位とかはもう関係がないと思うので、本当に自分たちが勝ちたいという強い気持ちを持ってピッチに入るのが最低条件だと思います。そこで運動量や質を高めることが求められます」

●富田晋伍選手(仙台)
「前半はどうしてもテンポが出なくてロングボールだけになってしまいました。なかなかそれで自分たちがセカンドボールを拾う場面も少なく、相手のリズムになってしまいました。自分のところでは、相手のトップ下の選手とボランチにプレッシャーをかけるところで、相手のボランチへのプレッシャーがかけられなかったので、リズムを作られてしまいました。後半は攻められたけれど、攻撃が単発で終わらないようにしないといけなかった」

●石川直樹選手(仙台)
「まず、前半は入りも含めて、自分たちがあまりにも戦う土俵に立っていなかった。仙台は走ってナンボのチームですし、後半にできたことを前半からできないと勝てないと思います。そういった部分で、スタートの時点で差がありました。こういう試合はもうないようにしないといけません。
ハーフタイムには『もっともっとやらなきゃ』ということをお互いに言って鼓舞し合いました。そうやって変わり、攻撃に出られるチームなので、それを前半からやらなければいけない。反省しなければいけないと思っています。
特別な技術というより、自分たちの意識のところです。出した後に止まるのか、一歩二歩と動いて新しいパスコースを作ってあげるのか、という、そこを変えただけで前後半で違うチームになりました。落とせる試合なんてありません。しっかり話し合っていきたい」

●野沢拓也選手(仙台)
「自分たちの置かれている現状は、どんなに内容が良くても勝点3を取らなければいけない。その中でも、鹿島を見習わなければいけない部分のたくさんある試合だったと思います。まず、自分たちの入り方が悪かった。後半は本当にいいサッカーに戻すことができたなかで、なかなか点が入らなかった。それでもやらなければいけないことは、経験のある選手もピッチに立っているチームなのだからみんなわかっています。止まるわけにもいかないし、落ち込んでいてもすぐに次の試合はやってきます。ああして応援してくれるサポーターの人たちがいるわけだし、僕たちは次の試合に向けて切り替えなければいけない」

●土居聖真選手(鹿島)
「一本目を外していたので、どうしても決めたかった。結果的にチームの勝ちに繋がる
ゴールでよかった。トップに立つためには勝っていくのはもちろんですけど、取れるときにもっと得点を取ることやいらない失点を減らすことが大事。そういうところを改善していかないとトップに立つのは簡単ではないと思います。今後の課題かなと思います」

●昌子源選手(鹿島)
「前半は相手が攻め残りすることも多くて苦しかった。後半は特に自分たちがパワーダウンしたのは間違いない。相手に合わせてロングボールばかりになってしまった。そんなに何本も通るわけはないのに、それにもかかわらず蹴ってしまっていた。最後の方もセカンドを仙台さんに拾われて苦しかった」

以上

◇【J1:第25節 仙台 vs 鹿島】渡邉晋監督(仙台)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179247.html

9月23日(火) 2014 J1リーグ戦 第25節
仙台 0 - 1 鹿島 (14:04/ユアスタ/17,006人)
得点者:43' 土居聖真(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第3ターン投票受付中!
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●渡邉晋監督(仙台):
「お疲れさまです。ひさびさのホームのデーゲームでした。17000人を越えるサポーターが駆けつけてくれて、我々のバスが入りこむときに、大勢のサポーターがエールを送ってくれました。本当に、今の苦しい状況で、サポーターが我々に対して何とかしようと、力を、後押しをしようという意思表示だったと思います。それに応えることができず、本当に悔しい思いです。
欲しいのは勝点3ですが、やはり先に点を取られればそれも難しくなる状況のなかで、ひとつでも返して、勝点3を狙いながらも、勝点1を積み重ねることも大事だという話は今週にずっとしてきました。
その中で、前半の入り、そして前半を通して少しパワーを持てずに球際でも競り勝てることができなかったり、セカンドボールを取れなかったりというところは、戦術的なところもありますが、やはりもう少しパワーを出すような入り方をしていければ、というところを感じています。
それをハーフタイムで修正して、後半は我々がボールを持つ時間も増えましたし、アタッキングサードでのアイディアといったところでも、表現できましたが、それも結局ゴールに結びつかなければ、今の時点では厳しい状況を抜け出せないというところを痛感しています。
残り9試合、もう一度本当に、選手、サポーター、一体となって進んでいく覚悟がありますので、本当に下を向くことなく、前へ進んでいきたいと思っています」

Q:ずっと一点差の負けが続いているということで、惜しい場面もかなり作っているところで、5連敗という状況です。メンタル的にどうやってチームを上げていきたいですか?
「間違いなく自信を失うということが一番私にとっても選手にとっても嫌ですし、まずはその自信を回復させるということが先決になると思います。ただし、勝利によって得られるものが自信というところだと思うので、現状は次まで中三日ですし、どうしなければいけないのかということは、私も今、この状況で試行錯誤しているところです。
ただし、選手にも言ったのは、本当に、それぞれのミスや修正点はきちんと突き詰めなければいけないのですけれども、やはり自分たちがやれていたことにもしっかり目を向けなければいけないというところも感じています。それは、メンタル的に、より前向きに、こういう状況でも歯を食いしばって進んでいくんだといったところの姿勢につながると思いますし、それが試合の当日だけでなく、日々のトレーニング、泉サッカー場での練習からそれを示すことができれば、本当に、僅差のゲームをものにできるような、ツキであるような部分もたぐり寄せられると信じています」

Q:GKを関(憲太郎)選手が先発した理由は?また、後半に入ってロングボールから細かくつなぐようになった意図は?
「まず憲太郎を起用した理由ですが、前節、桜井に代えた中で、憲太郎自身にも話をしましたが、決して彼のパフォーマンスに私が不満を抱いているということではない、という話はしました。
彼自身も今年はコンスタントにゲームに出続けている中で、徐々に安定感も増してきましたし、本当に我々の守護神として活躍している姿を、サポーターも目にしていると思います。ただ、なかなか勝てない状況が続けば、何かのアクションを起こさなければいけないので、それが前節は憲太郎に限らず、スタートを4名代えたので、そのなかのひとつとして前回の桜井への変更というものがありました。
もちろんサク(桜井)のこの前のパフォーマンスにも、私は不満を抱いているわけではありません。失点シーンに関してはノーチャンスの部分もありました。もう一度サクで行くか、憲太郎に戻すかという判断がありましたけれども、これまでずっとマウスを守ってきた憲太郎と、あとはもうひとつ流れを食い止めることができなかったという部分で、もう一度憲太郎に戻して鹿島に向かおうという判断でした。
2つ目は、前半の長いボールは、ある程度ゲームの入りは長いボールで押しこんで、相手の最終ラインを走らせようというねらいはあったのですが、終始それに徹してしまったのは、逆にいうと鹿島さんに蹴らせてしまったところがあるのかな、というふうに感じています。我々のサポートポジションも非常に遅かったですし、鹿島さんのプレッシャーに対してもっともっと近場の選手が顔を出すようにすれば、それも回避できたのかなというところも感じています。
それをハーフタイムで選手に話して修正をして、後半には受ける意識もありましたし、実際にそういうかたちになれば、相手も下がらざるを得ない状況になりますし、より相手のゴールに近いところでまた我々がボールを持つことができたという変化を、選手が忠実に後半は落としてくれたので、前向きな材料として、次に進みたいと思います」

以上

◆【J1:第25節 仙台 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179248.html

9月23日(火) 2014 J1リーグ戦 第25節
仙台 0 - 1 鹿島 (14:04/ユアスタ/17,006人)
得点者:43' 土居聖真(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第3ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「まず、前半でもう少し、特に早い時間で6回から8回くらい、得点のチャンスがあったわけで、3点、4点くらいは取って、もう少し楽に試合ができたのではないかと思います。
また、1-0というスコアは危険であって、特に相手のホーム、ここでやるときには後半はサポーターの後押し、声援が非常に選手を勇気づけて走れるようにもするので、後半にそういう状況にならないためにどうするか、前半の入り方について要求したのですが、残念ながらそういう展開になってしまいました。
また、前半は攻撃陣がいい機能性を発揮して、特に組織的な部分で、チームとしてやろうとした意図というものをしっかり出しきっていました。ただし後半は、残念ながら攻撃陣がボールを前でキープすることができなかったために、悪循環から、自分たちが守備に回る状況を、自ら与えてしまったことが反省点です。
ディフェンス陣は非常に頑張ってくれたと思います。ただし、非常にハラハラドキドキの、ベンチから見る状況でした。
ここで勝利できたことは喜ばしいことであって、非常に嬉しく思っています。
また、ベガルタ仙台さんというクラブに、僕は『おめでとう』という言葉をかけたいと思います。20周年ということで、今までの歴史、いろいろな困難の中で、このようなクラブを築き上げ、また新たな歴史と伝統を作り上げるというところは非常に素晴らしいことであって、僕は率直に、関係する皆さんに心からおめでとうと言いたいと思います。
今日の午後の試合というのは、見る側にとっては両チームが常にゴールを目指す姿勢を示していたので非常に楽しい試合だったのかもしれませんけれども、幸いに我々のサポーターが嬉しく今日の午後を過ごすことができたのではないかと思います。
残念なのは、中二日でベガルタ仙台さんと試合をしなければいけなかったこと。それはなぜかというと、一週間互いに準備する期間があれば、もっと良い試合ができたのではないかという事からです」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第25節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50894

J1 第25節 ベガルタ仙台戦

土居の決勝弾がクラブ通算1300得点目!鹿島がアウェイで仙台を破り、2試合連続の完封勝利!

20日にカシマスタジアムで行われたJ1第24節で横浜FMを1-0で破り、3試合ぶりの勝利を収めた鹿島。再び連勝街道を走り始めるべく、アウェイでの一戦に臨んだ。中2日で迎えた第25節でベガルタ仙台と対戦すると、前半終了間際に土居が挙げた1点を守りきり、2試合連続で完封勝利を収めた。

鹿島は前節と同じ11人が先発メンバーに名を連ねた。中2日の疲れも見せず、立ち上がりから攻勢をかけて積極的にゴールを脅かし、5分に最初のチャンスを迎える。最終ラインの背後へのボールをダヴィが追い、相手GKのクリアを敵陣で土居が収める。土居は右サイド深くまで持ち上がり、後方の柴崎へ。柴崎のシュートは相手DFにブロックされ、こぼれ球を遠藤が拾って右足シュートを放ったが、惜しくも右サイドネットに飛び、得点は生まれなかった。さらに10分にも、柴崎がドリブルでペナルティーエリアに差し掛かり、土居へスルーパスを出す。土居はGKをかわし、角度のないところから右足シュートを放ったが、惜しくも右サイドネットに飛んでしまった。

決定機を演出しながらも均衡を破れない鹿島は、仙台にゴール前へ攻め込まれる場面もあったが、守備陣が安定したプレーを見せてチャンスを作らせない。昌子は相手FWとの対人戦で鉄壁の守備を披露し、山本もサイドでの攻防で主導権を握り、攻撃の糸口を作らせなかった。

先制点を奪いたい鹿島は、25分にダヴィが角度のないところから右足シュートを放つなど、惜しい場面を次々と演出していく。35分には最終ラインの背後に抜け出してペナルティーエリア内に入ったダヴィが相手GKをかわすと同時に倒れたが、シミュレーションを取られてしまう。これでイエローカードを受けたダヴィは累積8枚目のため、次節より2試合出場停止となる。

スコアレスのまま前半を終えることは避けたい展開の中、待望の先制点は43分に生まれた。ダヴィが最終ラインの背後への浮き球に反応し、左サイドからグラウンダーで中央へ折り返すと、ニアサイドに走り込んでいた土居が詰めてゴールネットを揺らした。J1でのクラブ通算1300得点目となるメモリアルゴールで、鹿島が1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半立ち上がりも鹿島は攻勢をかけ、47分には柴崎が右サイドから高速の低いクロスを上げたが、ゴール前のダヴィとカイオには惜しくも合わず、追加点は生まれない。以降はチャンスの数が減り、次第に仙台に押し込まれる展開となった。

この状況を打開すべく、トニーニョ セレーゾ監督は70分にジョルジ ワグネルを投入し、小笠原とボランチを組ませて柴崎をトップ下の位置に上げた。さらに77分には、前線のダヴィを赤崎と代え、さらに梅鉢を投入して中盤のポジションを再変更。梅鉢をボランチに据え、ジョルジ ワグネルを左サイドに移してテコ入れを図った。終盤はパワープレー気味にハイボールを多用する仙台に対してピンチを迎えることもあったが、昌子や青木、曽ヶ端を中心に身体を張って応戦し、最後までゴールを割らせなかった。

試合は1-0で終了。鹿島は2連勝を果たし、勝点を46に伸ばした。首位の浦和との勝点差は変わらず7のままで、リーグ戦は残り9試合。次節は27日に行われる第26節の徳島ヴォルティス戦だ。2戦連続のアウェイゲームを中3日で迎えることとなるが、遠方まで駆けつける真っ赤なサポーターとともに勝利を収め、連勝街道を突き進まなければならない。





【この試合のトピックス】
・土居の決勝点が、J1でのクラブ通算1300得点目(739試合)だった。1300得点到達はリーグ初の記録。
・土居の得点は今季6得点目で、更新中の自己記録をさらに伸ばした。
・今季の公式戦で、仙台を相手に3連勝を果たした。
・アウェイでの仙台戦勝利は、リーグ戦では2011年8月13日の第21節以来、約3年ぶり。前回はフェリペ ガブリエルのPKが決勝点となり、1-0で完封勝利を収めた。
・梅鉢が、8月30日の第22節FC東京戦以来、3試合ぶりにリーグ戦出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・後半の入り方をしっかり!セカンドボールへの反応や球際の戦いは絶対に負けるな。
・これ以上、チャンスを無駄にするな。フィニッシュの精度を高めろ。
・相手が有利になるような形を自ら作るな。自陣エリア付近ではリスクヘッジを徹底しろ!

ベガルタ仙台:渡邉 晋
・相手のロングボールに対して、しっかりと対応しよう。
・後半、もう一度集中してゲームに入ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・まず前半、特に早い時間帯で6回から8回くらいの得点のチャンスがあったので、3、4点くらい取って楽な試合展開にできたのではないかと思う。1-0というスコアは非常に危険。特にアウェイでここで試合をする時には後半はサポーターの応援が非常に選手たちを勇気づけて、プラスアルファの走りもできるようになる。後半にそういう状況にならないように前半の入り方と得点を決めることを要求したところで、残念ながらこのような展開になってしまった。
・前半は攻撃陣が非常に良い機能性を発揮していた。チームとしてやろうとした意図を出し切っていた。しかし後半は残念ながら、攻撃陣がボールを前でキープすることができなかったため、悪循環から守備に回る状況を自ら招いてしまった。これが反省点だと思う。
・守備陣は非常によく頑張って踏ん張ってくれた。ただ、ベンチで観ていてハラハラドキドキする試合だった。
・ここで勝てたことは非常に喜ばしく、うれしく思っている。また仙台さんに20周年ということでおめでとうと声をかけたい。今までの歴史、様々な困難の中でこのようなクラブを築き上げ、新たな歴史と伝統を作りあげているのは素晴らしいこと。関係する皆さんには心からおめでとうと言いたい。今日のこの試合は、両チームが常にゴールを目指す姿勢を示していたので、観る側にとっては非常に楽しい試合だったと思う。幸いにも、うちのサポーターが楽しい午後を過ごすことができたのではないかと思う。
・前半に決めきれなかったのは単純に決定力の問題。どの試合でもチャンスを数多く作っている。常にシュート練習をしているし、どのチームよりもチャンスを作る頻度が増してきているが、決定力が欠けているので、積み重ねていくしかないと思う。
・中2日は非常にタイトな日程で、アスリートがやるべき日程ではない。質を持続することはトップアスリートであっても難しいこと。小笠原選手はその経験からボールを保持していたし、西選手が落ち着いてボールを扱っていたが、他の選手がそれについていけなかったというところがある。疲労によって、選手たちが普段はしないミスが起きていた部分がある。
・現在は若い選手が多くなっている。ゲームマネージメントやポゼッションの深い意味として、自分がボールを保持していれば守備に回る時間は減り、相手を揺さぶることによって消耗させることもできるということがある。ボールを受けて仕掛ける場面や仕掛けてはいけない場面があり、深さだけ作ってボールを戻して相手をいなしてから展開することもできるが、若い選手はどうしても、スペースがあればそこへ行ってしまう。どのように試合を落ち着かせるか。相手の時間帯は90分間の中で必ずある。相手に流れが行きかけた時にどのように戻すのか、自分たちの主導権をどのように戻すのか。それが若い選手たちにはまだまだ足りない。技術的な部分だったり経験値だったり、個人の自信という部分もある。練習ではできていて、あとは試合でやるかやらないかというところ。遠慮してしまって発揮できないところがあるので、引き続き指導をし続けて、積極的にボールに顔を出してポゼッションの手助けをしながら攻撃参加するということを教え込んでいきたいと思う。

ベガルタ仙台:渡邉 晋
久々のホームでのデーゲームだった。1万7000人を超えるサポーターが駆けつけてくれて、我々のバスが入る時には大勢のサポーターがエールを送ってくれた。今、苦しい状況でサポーターがなんとか後押しをしようという意思表示だったと思う。それに応えられずに悔しい思いでいる。欲しいのは勝点3だが、先に点を取られると難しくなる中で、勝点3を狙いながらも勝点1を積み重ねることが大事という話を今週中はずっとしてきた。前半の入り、前半を通してパワーを持てずに球際の競り合いで勝てなかったり、セカンドボールを拾えなかったりして、もう少しパワーを出す入り方ができればと感じている。ハーフタイムで修正してボールを持つ時間も増えたし、アタッキングサードでのアイデアを表現できたが、ゴールに結びつかなければ、今の時点では厳しい状況を抜け出せないと痛感している。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
決定的なシュートを外していたので、決める事が出来て良かった。結果的にチームの勝利につながったゴール。トップに立つために勝って行く事は大事だけど、突き詰めたら取れる時に取って、いらない失点を失点をなくす必要がある。改善していかないといけない。

【西 大伍】
もっと点を取らないと駄目な試合だった。1ゴールは最低限の結果。後半は運動量も落ちた。相手は追いかける立場なので、このような展開になるのは想定内。反省するところはして、次の試合に向けて修正したい。

【遠藤 康】
まずこの3連戦は勝たないといけないので、最低限の結果が出て良かった。今日の試合は自分の出来も良くなかったが、チームが勝てた事は大きい。守備は全員が頑張っている結果。これを継続出来れば良い。くさびの選手に対しても上手く守っていたし、ヘディングでも負けていなかった。SBもカバーしているし、中盤もセカンドボールを拾えていた。今は選手の距離感も良いと思う。

青木選手、昌子選手、赤崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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