日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年11月19日水曜日

◆ミラン、本田が内田獲得を助言か…スナイデルとのW補強と伊紙報道(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20141118/251313.html


シャルケの内田篤人(左)とガラタサライのスナイデル(右) [写真]=VI-Images via Getty Images


 日本代表FW本田圭佑が所属するミランが、シャルケに所属する日本代表DF内田篤人と、ガラタサライ所属のオランダ代表MFウェスレイ・スナイデルの獲得に乗り出す可能性があると、17日にイタリアメディア『メディアセット』が報じた。

 シャルケと2018年6月30日まで契約を更新したばかりの内田への獲得に関心を強めている模様で、本田がフロントに獲得を進言していると伝えられている。

 また、1月のアジアカップ参加が見込まれている本田がクラブを離れるため、冬の移籍市場で攻撃陣の補強を考えているフィリッポ・インザーギ監督は、スナイデルを高く評価。ガラタサライからの給料が未払いなどと報じられていた同選手を来年1月の移籍市場でレンタル移籍での獲得を目指すと伝えられている。

◆5カ月ぶりに代表復帰した内田の苦悩と決意/No Ball, No Life(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141118/jpn14111819000012-n1.html



 明らかにイラついていた。

 約5カ月ぶりに日本代表に復帰したDF内田篤人(シャルケ)のことだ。ブラジルW杯後、日本代表はハビエル・アギーレ監督の新体制に移行。内田は右膝の状態が思わしくないこともあって、9、10月には招集が見送られていた。11月になってようやく、初めてアギーレ・ジャパンのメンバーに名を連ねた。

 不動の右サイドバックの復帰に、報道陣はもちろん歓迎ムード。だが、合宿初日の11月10日、取材エリアに緊張が走った。内田が開口一番、不満をぶちまけたのだ。「W杯が終わってから代表のことはしゃべってなかったのに、新聞では最近しゃべったかのように書いてあって。しゃべらなくても皆さん記事書けるし、しゃべらなくてもいいかなって」。伏線があった。ブラジルW杯の敗退が決まった6月24日のコロンビア戦後、「代表引退を考えているのか」と問われ、「考えてます。日本に帰って、少し休んで考えたい」と答えた。11月の代表復帰については、日本協会が招集メンバーを発表する前から、一部で報道が先行していた。「復帰するだのしないだのって、どんどん大きくなって」。戸惑いがあった。

 クラブと代表の往復による過密日程。痛めている右膝の状態。W杯が終わっても簡単に「4年後を目指す」とは言えない事情があった。現役や代表を続けるか、それとも退くかは、選手にとって最もナイーブな問題の1つ。それなのに、自分の口で話していないことが既成事実化すれば、違和感を覚えるのは当然だった。

 その後も“核心”を明かさない日が続いた。試合出場への見通しは「医師と話し合いです」。新体制での練習について問われても「試合をやらないとわからない」。事実ではあるが、のらりくらりとかわされる。終始そんな調子だった。今後も日本代表として活動していくのか。取材をしても確信は持てなかった。

 内田は一貫して「理想のスタイルの先にある勝利」ではなく、「勝利のためには何が必要か」を訴えてきた選手だ。鹿島でJ1の3連覇や、シャルケで日本人初となる欧州チャンピオンズ・リーグ4強を経験し、高いレベルでの「勝ち方」を知る。アギーレ監督も「ぜひ、呼びたい」と早くから招集を熱望していた。「自分たちのサッカー」を掲げながらもブラジルW杯で夢破れ、再スタートを切った今の日本代表に、必要な存在であることは明らかだった。

 変化が現れたのは、ブラジルW杯に出場した多くのメンバーと戦った14日のホンジュラス戦後だった。6-0で大勝した試合にいきなりのフル出場。安定した守備、ゲームを組み立てるパス、そして効果的なオーバーラップなどで及第点の働きを見せると、内田はこの合宿で初めて「代表での今後」について言及した。「今日は勝てましたけど、これから先勝てない時期もあるだろうし、ずっと勝つかもわかんないし。そんなのわかんないんで。うまくいく時は別にどうでもいいですけど、うまくいかなかった時にどうするか」。大勝にも浮かれることなく現実を見つめる、内田らしい言葉の中に、未来への思いをちりばめた。

 やり残したことの多さを思えば、もしかしたらとっくに決意は固めていたのかもしれない。もちろん、代表活動を続けるにあたっての懸念材料が解決したわけではない。今も右膝はギリギリの状況。シャルケでも痛み止めの服用は欠かせない。それでも、内田がこの先を見据えていたことは間違いなかった。では、次のW杯についてはどう考えているのだろう。代表を続けていくのであれば、4年後へのモチベーションの存在を聞かずにはいられなかった。

 「今まで通り淡々とというか、コツコツやるタイプなんで」。返ってきた答えは実にシンプルだった。環境が変わっても、内田の中には変わらないものがある。今まで通り、淡々と。ずっとそうしてきたように毎日を過ごしていく。必要とされる限りは「日本代表・内田篤人」で居続ける。その宣言のようにも聞こえた。(伊藤昇)

伊藤昇(いとう・のぼる)

 2009年入社。2012年ロンドン五輪で水泳やバレーボールを担当し、その後サッカー担当に。J1鹿島、日本代表、なでしこジャパン、五輪世代の代表などを担当する。食べ歩きと雪山をこよなく愛すが、増え続ける体重が今の悩み。

◆内田が「一人助けてやりたいヤツがいる」という選手とは…(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?151876-151876-fl



[11.18 キリンチャレンジ杯 日本2-1オーストラリア ヤンマー]

 右膝痛のため、オーストラリア戦をベンチで見ていたDF内田篤人(シャルケ)。6-0で勝利したホンジュラス戦に続いて2-1で連勝を飾ったことに対して、「僕が呼ばれる前は、相手も良いチームだったし、結果が付いてこなかった。でも今回は2つこうやって勝った。悪い相手じゃないし、結果が出て良かったと思う」と素直に喜びを口にした。

 右SBで先発したDF酒井高徳に対し、「あまり高い位置に行きすぎたり、無理して上がるんじゃなく、低い位置でもらって本田さんに付けて、そこからまた一緒に(コンビネーションプレーを)やればいいんじゃないか」とアドバイスをしたというエピソードも披露した。

 これで自身が代表復帰してからは2戦全勝。とりわけ2試合で8得点が入ったことについては、「みんなが点を取りたがっているし、そういう選手が取っている」と頼もしそうな目線だ。

 そんな中、内田がポロッと言ったのが、「一人助けてやりたいのがいるけどね……。だれとは言わないよ。元気じゃない顔をしているヤツが一人いる」ということだった。

「ま、ライバルチームだから知ったこっちゃない」と冗談めかしながらも、「見ていて、表情とかプレーとか……」が気になっていたと続ける。

 その選手はFW香川真司(ドルトムント)。「ドルトムントで勝っていなかったからね。でもしょうがないかな。ケガ明けだし。そんなに落ち込みすぎることなく、ということに気づけばね。気持ちの面でも核になってくれないとね」

 内田としても、香川はなくてはならない存在なのだ。「今はW杯があるわけじゃないし、予選があるわけでもないから、代表選手としてはいいんじゃないかな。(でも)やっぱり、あいつ自身がどうにかしないと」。リスペクトと友情の混じる内田のエールが、背番号10にどう響いていくか。

(取材・文 矢内由美子)

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