鹿島のFWエベラウドが12日、キャンプ地の宮崎からオンライン取材に応じ、鹿島残留の背景を明かした。
昨季は加入1年目ながらFWオルンガに続く得点ランキング2位の18ゴールをマークした。今オフには中国のチームから「さすがに(流出が)避けられない額」(クラブ幹部)のオファーを受けたが、残留を決断。「簡単なこと。僕自身も家族もこのクラブに慣れ親しんでいた。わざわざ変える必要がなかった。アントラーズで、Jリーグで歴史を作りたい思いがあった」と語った。
来日後の隔離期間により、2月5日にチームに合流。他選手が始動後直後にこなしていた走り込みメニューをMFファンアラーノとともに黙々とこなしている。ここまでの対外試合2試合はフィジカルメニュー優先のチーム方針から欠場したが、「(フィジカルメニューは)楽しくは全くない。とても筋肉痛です。でも乗り越えないといけないもの。ここは一つの組織であり、ヒエラルキーがある。それにプロの選手として、体ができていないと試合に出ても無意味です」と意に介さない。
今キャンプ最後の対外試合となる13日の長崎戦では、アラーノとともに初出場が濃厚。開幕に向け、ギアを上げていく。
◆【鹿島】エベラウド「アントラーズで歴史を作りたかった」巨額オファー蹴り残留(報知)