日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月21日水曜日

◆シャルケ内田の応援ツアー、17年2月23日から6日間(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20161220-OHT1T50112.html

 DF内田篤人(28)=シャルケ04=の応援ツアーが来年2月23日~28日の6日間の日程で行われることになった。

 ドイツ1部リーグ戦、シャルケ04―ホッフェンハイム(ヴェルティンスアレナ)の観戦や内田との食事会などが盛り込まれている。料金は28万4900円~。募集期間は12月19日午後6時から2017年1月4日午後6時までとなっているが、1次締め切りが設けられており、12月26日午後6時までとなっている。

 例年開催されているツアーで、過去には200人前後が参加したことがある。米メジャーリーガーを含め、プロスポーツ選手の応援ツアーとしては異例の人気を誇る。優先抽選を受けるためには、申し込み代表者が内田のオフィシャルサイト『atsuto mobile』の会員資格が必要となる。

◆【コラム】ゴール量産を渇望する大迫勇也に試練…再び悩まされるトップ下起用のジレンマ(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20161220/529688.html?cx_cat=page1

大迫勇也

 ケルン3シーズン目を迎え、ようやく念願だったFWの定位置を獲得した大迫勇也。今シーズンは開幕からアントニー・モデストと2トップを組み、前線でタフさと逞しさを発揮。彼自身のゴールは9月21日のシャルケ戦と同25日のライプツィヒ戦の2得点にとどまっているが、モデストのゴール量産(今シーズンここまで12点)を力強く支え、チームの快進撃を演出。序盤のケルンはブンデスリーガ1部・2位まで順位を上げたこともあった。

「自分はモデストと組んでいる時が一番やりやすい。それはモデストもそうだと思う。彼は僕のことを信頼してくれているんで、それが一番じゃないですかね。ボールも出してくれるし。お互いに生かし生かされる関係ができていると思います」と大迫自身も前向きに語っていた。

 ところが、ここへきて負傷者が続出。マルセル・リッセやマティアス・レーマンら主要選手がケガで離脱した。そこでペーター・シュテーガー監督は12月10日のドルトムント戦から大迫をトップ下に配置。最前線をアルチョムス・ルドニェフスとモデストのコンビに変更した。そのドルトムント戦と12月17日のブレーメン戦でルドニェフスが連続ゴールをゲット。監督の采配自体は一応、奏功しているように見えるが、チームは2試合連続ドロー、最近4戦未勝利と失速傾向にあり、順位も暫定7位まで下がってしまった。

「トップ下でのプレー? チーム状況がチーム状況なんでしょうがないですね。これだけケガ人がいる中で、自分が前にいてもなかなかボールが来ないんで、今は我慢の時かなと思います。前の2人(モデストとルドニェフス)は中盤ができる選手じゃないし、僕まで前に行ったらチームが崩れちゃう。今は自分がやることがすごく多いですね」と目下の大迫は指揮官の起用法を受け入れるしかないようだ。

 昨シーズンもトップ下やサイドアタッカーの役割をたびたび課せられ、苦しみながら出場機会増に努めてきただけに、せっかくつかんだFWの一角を手放すことには悔しさも募るはず。実際、本人も「早くケガ人が戻ってきてほしい。(自分が点を取るには)そこからじゃないですか。中盤だと位置が低いし、今は守備が多すぎるんで。前でやれる自信はありますけど、とにかく今は我慢ですね」と2トップに戻り、攻撃に専念したいという強い渇望を口にした。

 しかしながら、ブレーメン戦のケルンを見る限りでは、中盤でゲームを作れる選手が大迫とボランチのヨナス・ヘクターの2人しかいない。「ヨナスはボールを持てるから、監督からもヨナスとうまくゲームを作るようにと言われています」と彼自身もシュテーガー監督の指示を頭に叩き込みながら、パス回しやタメを作る動きで献身的に攻めを組み立てていた。

 こうした大迫の器用さや気配り、視野の広さ、要所要所で的確なプレーを選択できる判断力はやはりほかの攻撃陣にはない部分。だからこそ、指揮官は過去にもたびたび彼を中盤で起用してきたのだろう。それは間違いなく大迫の強みなのだが、「FWとしてゴールを量産したい」という本人の思惑とはかけ離れている。

 そのギャップをどう埋めていくべきか…。大迫は今シーズン折り返し地点に来て、再び悩ましい状況に直面しているのだ。

 ただ、今回のブレーメン戦でもゴールを奪えそうなチャンスが皆無だったわけではない。最たるシーンが65分の決定機。マルコ・ヘーガーからタテパスを受けた大迫はペナルティエリアぎりぎりのところでフリーになり、右足を一閃。敵地に押し寄せたケルンサポーターの誰もが決まったと思っただろう。だが、ボールはゴールわずか左に反れてしまった。

「狙いすまして左に打ちましたけど、ちょっとズレましたね。中盤をやる中で、あのチャンスをしっかり仕留めることを考えておかないといけないですね。トップ下で出た時にボールを回したりするのは最低限の仕事。そこからもっともっと点に絡む仕事をしなきゃいけない。練習から突き詰めてやるしかないと思います」と本人も今シーズン3点目を奪える絶好機を逃した反省を胸に刻み込んでいた。

 年内最終戦は12月21日のレヴァークーゼン戦。リッセらの復帰はまだ先になる見通しで、大迫のトップ下出場が続く可能性は極めて高い。その状態でゴールを奪うのは難易度が高いが、彼自身は「点を取りたいですね。それはすごく思います」と偽らざる本音を吐露した。同じく日本代表でプレーする原口元気(ヘルタ・ベルリン)も「サコちゃんの能力があれば、今季2ケタゴールは十分行けると思う」と太鼓判を押していただけに、リーグ戦10戦無得点の壁を何とかして破って、新たな2017年を迎えたところだ。

 かつてマインツでプレーした岡崎慎司(レスター)が2シーズン連続2ケタゴールという偉大な記録を作った通り、FWは数字を残してナンボのところがある。1トップを担い続けてきた当時の岡崎と、現在のようにトップ下など下がり目の位置で起用されがちな大迫は、得点チャンスの数自体が大きく違うかもしれない。が、それでも岡崎を超え、日本トップの点取屋に君臨するためにも、ここから得点を量産するしかない。その起爆剤となる一撃をいち早く手にしてほしいものだ。

文=元川悦子

◆鹿島の敗戦に安堵?明石家さんまがサッカークラブW杯後のKY発言で大炎上(アサ芸プラス)


http://www.asagei.com/excerpt/72565

20161220sanma

 12月18日に行われたサッカークラブW杯の決勝「レアルマドリード×鹿島アントラーズ」の一戦は、結果こそ4対2で大本命のレアルが優勝を決めたものの、一時は鹿島がリードする展開にもなり、延長戦にまでもつれ込むナイスゲームだった。

 この日2得点で、一躍世界中に名前を売った鹿島のMF柴崎岳も「勝てるチャンスはあった」と悔しさをのぞかせてはいたものの、世界最強のクラブ相手にも最後まで諦めない姿勢を見せた鹿島の戦いぶりを称える声が日本中で沸き起こった。

 サッカーファン以外も大興奮の一戦だったが、残念なことにそれを一気にしらけさせる事態が‥‥。

「日本テレビで放送された中継に生出演した明石家さんまの試合後の発言が視聴者を凍りつかせました。さんまは大のヨーロッパサッカーのファンとして知られていますが、『もし鹿島が2‐1で勝っていたら、高速道路でいろいろなことを考えてしまいそうやった』と、まるでレアルが勝ったことに安堵するような意味深な発言を披露。さらには『MVPはレフリーです』と、レアルのディフェンスの要、セルヒオ・ラモスのファールで胸ポケットのイエローカードに手をやったものの(出れば2枚目で退場だった)、結局は出さずにプレーを再開させた主審を揶揄しました。確かにそういう見方もできる試合内容でしたが、大健闘した鹿島や世界一に輝いたレアルの選手たちを称えるより、レフリーのジャッジが最も印象に残ったかのような発言に『もう、サッカー中継にさんまはいらない』『さんまは選手に謝ったほうがいい』といった声がネット上で連打され、炎上騒ぎになりました」(スポーツライター)

 日本中のファンが感動したのはそのカード問題ではなく、鹿島が日本チーム初の決勝戦でビッグクラブと互角に渡り合ったことだ。

 それがさんまの笑えないジョークで締められては、名勝負に興奮したファンが納得しないのも当然だろう。

(佐伯シンジ)

◆【THE REAL】世界に衝撃を与えた連続ゴール…MF柴崎岳のクールな仮面の下に脈打つ熱き血潮(CYCLE)


http://cyclestyle.net/article/2016/12/20/44170.html

柴崎岳 参考画像(2016年12月18日)

■日本中に勇気を与えた同点ゴール

ほとんど変えることのないクールな表情からは、どのような感情を抱いているのかを読み取ることは難しい。それでも、ほんの一瞬だけ見せた何気ない仕草から、鹿島アントラーズのMF柴崎岳が胸中に同居させた喜びと手応えが伝わってきた。

横浜国際総合競技場で18日夜にキックオフを迎えたFIFAクラブワールドカップ決勝。銀河系軍団と畏怖されるヨーロッパ王者、レアル・マドリードの牙城に開催国代表のJ1王者、アントラーズが風穴を開けた前半終了間際のことだった。

起死回生の同点弾でチームメイトやベンチで戦況を見つめる石井正忠監督以下の首脳陣、そして7万人近くの大観衆で埋め尽くされたスタンドを狂喜乱舞させた直後のこと。柴崎は右拳を握り締め、注視しなければ見逃してしまいがちの小さなガッツポーズを作っていた。

「僕一人だけの力で奪ったものではないですし、チームとしての流れやプレーがあったなかでのゴールだったので。みんなに感謝したいですけど、勝っていればもっと、もっと喜べたとは思うので」

左サイドを個人技で突破したFW土居聖真が、ややマイナス気味の方向へあげたクロス。低く、速い弾道が自身を目がけて迫ってくるなかで、今シーズンから「10」番を背負う24歳はニアサイドへ走りながら思考回路をフル回転させていた。

「ダイレクトでは打てなかったので、しっかりとトラップしようと思いました」

右太ももでのトラップはやや大きくなって前方へ弾み、一度はDFラファエル・バランにブロックされる。それでも抜群のボディバランスで踏みとどまり、こぼれ球を再び自らの間合いに呼び込んだ。

上半身を強引に捻りながら、利き足とは逆の左足を一閃。低く抑えられたボレー弾がゴールの右隅へ、対角線上を切り裂いていく。レアル・マドリードの守護神、ケイラー・ナバスが懸命に伸ばした左手の先をかすめ、ネットを揺らした瞬間に抱いた心境を、後方で見ていたMF永木亮太はこう振り返る。

「あれで勇気をもらいました。勝てる、という気持ちも芽生えてきたので」

■世界中を驚愕させた逆転ゴール

もっとも、これは序章にすぎなかった。さらなる衝撃が横浜を発信源として、全世界へ発信されたのは後半7分。歓喜の輪の中心でもみくちゃにされたのは、またもや柴崎だった。

DF植田直通が前線の右サイドへ送った縦パスを、キャプテンのDFセルヒオ・ラモスがクリアする。しかし、これがやや雑なものとなり、敵陣のほぼ中央にいた柴崎のもとへ落下してくる。

MFルーカス・バスケスを背負いながら、ワンバウンドしたボールを柴崎が支配下に収める。この時点で相手には油断の類がまだ残っていたのか。バスケスがかけてくるプレッシャーが意外と緩い。

ボールを失うことなく、さらにはバスケスが繰り出した中途半端なボディコンタクトを前方へ加速する力に変えて飛び出す。前方に立ちはだかったDFダニエル・カルバハルを、左へかわした直後だった。

「あの場面では、いろいろなパスのコースも探していました。ただ、いい形で抜け出せたので。左足のシュートには自信がないわけではないので。しっかりと思い切りよく蹴れたと思います」

このときも上半身を思い切り捻り、このときに生じたパワーをもボールに伝える。左足から放たれた強烈な弾道が、ゴールの左ポストぎりぎりを正確無比に射抜く。ナバスの必死のダイブも届かない。

勢いあまってピッチのうえに転倒した柴崎には、シュートの行方は見えていなかった。それでも、耳をつんざくような大声援と、ゴール裏に陣取るアントラーズサポーターの熱狂ぶりから状況は理解できた。

「歓声というか、みんなが喜んでくれていたので入ったのかなと。まだ勝利は確定していなかったし、まだまだ試合は続くので、ゴールを決めたとはいえ、それほど感情を露わにすることはなかったですね」

■クールな仮面を脱ぎ捨てない理由

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界各国からスーパースターが集うレアル・マドリードからリードを奪い、目の色を変えさせ、本気にさせる一撃を決めた。

FIFAクラブワールドカップ決勝、レアル・マドリード対鹿島アントラーズ(2016年12月18日)

図らずも世界中から注目を浴びることになった柴崎はしかし、笑顔すら見せなかった。この先に訪れる試練の時間帯を覚悟しているかのように、クールな仮面を決して脱ぎ捨てようとはしなかった。

なぜここまで冷静沈着でいられるのか。強化部長として在職21年目を迎えているアントラーズの鈴木満常務取締役は、柴崎の目線の高さと関係していると説明してくれたことがあった。

「非常に意識が高いので、もっともっと上のレベルを目指していくために、いろいろな課題を自分の中で整理しながら、自分自身を客観的に評価していくことができる選手なので」

名門・青森山田高校から加入したのは2011シーズン。高校2年生の時点でアントラーズと異例ともいえる仮契約を交わした逸材は、加入2年目の2012シーズンから早くも必要不可欠な存在となる。

ヤマザキナビスコカップ(YBCルヴァンカップ)連覇に貢献して大会MVPを獲得。その年のJリーグアウォーズでは、プロ野球でいう新人王にあたるベストヤングプレーヤー賞を受賞する。

「柴崎の両足は宝箱だ。開ければものすごい光を発する。必ず日本代表に選ばれる非凡な才能を、何とかして輝かせることだけを考えている」

こう語ったのは、アントラーズのトニーニョ・セレーゾ前監督だ。左右両足から繰り出される良質なパスから華麗なプレースタイルを思い浮かべるが、柴崎が他の選手と一線を画すのは別の部分にある。

柴崎岳 参考画像(2015年5月5日)

米子北高校から柴崎と同じ2011シーズンにアントラーズへ加入。ポジションこそ違うものの、お互いを意識しながら切磋琢磨してきたDF昌子源から、こんな言葉を聞いたことがある。

「(柴崎)岳があそこまで走るから、俺らも走れる。岳は間違いなくアントラーズを支える心臓。フィジカル練習ひとつ取っても、岳がいるから俺たちも『しんどい』とか『疲れた』とか言えないんです」

■2年後のW杯ロシア大会にかける思い

最終的にはロナウドにハットトリックを達成され、延長戦の末に2‐4で屈した決勝の直後のこと。手応えよりも悔しさのほうがはるかに大きいと、柴崎は終わったばかりの120分間を振り返っている。

FIFAクラブワールドカップ、レアル・マドリードが世界一に(2016年12月18日)

「チームとして通用した部分もあります。ただ、結果だけにとらわれずに、細かく見ればやっぱり差はあると思うので、そういうところを一つひとつクリアにしていく作業は追々していきたい」

柴崎にとっては2014年10月、ハビエル・アギーレ前監督に率いられた日本代表の一員として臨んだ、王国・ブラジル代表との国際親善試合以来となる“世界”との邂逅だった。

このときは後半開始早々に自身のトラップミスを拾われ、電光石火で仕掛けられたカウンターから、最後はFWネイマール(バルセロナ)にゴールを決められる手痛い授業料を支払った。

「ああいう選手(ネイマール)がいるチームと対峙することや上回ることを、常に目指していかないと。並大抵の成長速度では僕の現役時代のなかでは対応できないと思うので、自分のトップフォームの期間のなかで、成長速度をあげながらやっていく必要があるのかなと思う」

痛感したのはただ単に上手いだけではなく、強さをも兼ね備えていなければ“世界”では戦えないこと。成長速度をあげたいという思いは、レアル・マドリードとの真剣勝負を経てさらに増幅された。

「パスの1本1本が重いし、味方にとって受けやすいパスを出している印象があった。ポジショニングも非常に細かかったし、非常にディフェンスのしづらい攻撃でした。まだまだやらなければいけないことはたくさんあるし、むしろ大変なのはこれからなのかなと思います」

FIFAクラブワールドカップ決勝、レアル・マドリード対鹿島アントラーズ(2016年12月18日)

球際における攻防で物足りない、と思われているのか。フランス語で「決闘」を意味する『デュエル』を求めるバヒド・ハリルホジッチ監督に率いられる日本代表には、長く招集されていない。

それでも、現役の選手である以上は日の丸にこだわる。出場資格のあった2012年のロンドン五輪をはじめ、なかなか大舞台に縁のなかった柴崎から、こんな言葉を聞いたこともある。

「次のワールドカップでは26歳。すごくいい年齢で迎えられると思うので」

掲げる目線が高いからこそ、目の前の出来事に一喜一憂しない。決勝戦での大活躍で周囲はヨーロッパ移籍へ向けてかまびすしいが、柴崎自身は地に足をつけながら、課題をひとつずつ塗り潰していく作業に集中していく。

《藤江直人》





◆「鹿島から多くの才能が現れた」伊紙が”目を奪われた”選手として柴崎などを紹介(フットボールチャンネル)


http://www.footballchannel.jp/2016/12/20/post190816/



 クラブW杯決勝が18日に開催され、鹿島アントラーズはレアル・マドリーと対戦し延長戦の末に2-4の敗戦を喫した。惜しくも優勝を逃したが、伊メディア『il pallonaro』はこれまでの鹿島の戦いぶりを評価している。

 まず最初に「クラブW杯で鹿島から多くの才能が現れた」とタイトルをつけ「4試合の中で”目を奪われた”鹿島の選手を分析する」とした。

 マドリー戦で2ゴールを決めた柴崎岳に関しては「間違いなく、誰よりもブロンズボールに値した選手は柴崎岳だ。1992年生まれのMFは、必要であれば外からでも攻撃できる柔軟性を持っている」とコメントし、同選手の活躍を称賛している。

 また、昌子源と植田直通については「決勝で4失点したものの、トーナメント全体を考えると、昌子と植田のコンビは表彰できるほど信用に値するプレーだった」と、粘り強い守備で貢献した両選手を称えている。

【了】

◆鹿島OBジーコ氏らクラブW杯準Vに「誇り高い」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1754114.html



 鹿島のブラジル人OBが古巣のクラブW杯準優勝をたたえた。

 ジーコ氏はフェイスブックで「曽ケ端や小笠原は私が指導した選手。本当に誇り高い。歴史が違うRマドリードとの試合結果など関係なく、これは鹿島の勝利だ。レガシーがここにある」と喜んだ。94~96年に所属したレオナルド氏はツイッターで「歴史を書き換えた偉業の一部に自分が関われたことに誇りを感じます」とつづった。クラブ関係者によると、前監督のセレーゾ氏は前夜の試合中、高井通訳に「柴崎はボランチで使え。そこから前に出ていくことで力を発揮する」などと熱いメッセージを送ってきたという。

◆柴崎の海外移籍を鹿島容認 好条件なら「仕方ない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1754118.html



 クラブW杯準優勝の鹿島MF柴崎岳(24)の海外移籍について、鹿島の幹部は19日、好条件のオファーがあれば、本人の意思を尊重して移籍を容認する意向を示した。すでにスペイン2部の複数クラブなどが柴崎の獲得に興味を示している。18日のRマドリード(スペイン)との決勝で2得点を挙げる活躍で、新たなクラブが獲得に名乗りを上げる可能性が出てきている。

 クラブW杯準優勝から一夜明け、茨城・鹿嶋市内の鹿島クラブハウスにはお祝いの花などが届けられた。Rマドリードを苦しめた立役者の柴崎ら11日間で4試合を戦い抜いた選手はオフ。そんな中、クラブ幹部が海外志向の強い背番号10の今後について言及した。「割り切ってあげないと、仕方がないかなと思っている。(柴崎)岳にとっても(決勝での活躍は)大きかったんじゃないかな」。新たな挑戦もやむを得ないと受け止めている様子だった。

 18日の決勝で柴崎の名は世界に広がった。0-1の前半44分、トラップが大きくなっても抜群のボディーバランスで立て直して左足でゴール。後半7分には4人をかわして豪快な左足弾。スペイン紙マルカは「鹿島の宝石」と見出しを立て「レアルを脅かした」「世界中の技術部長たちの目に留まったはずだ」と報じた。英紙サンは「ピンポイントパスも送れる日本のイニエスタ」と紹介。スペインのネットでは漫画「キャプテン翼」の主人公に例える書き込みが相次いだ。

 現時点で柴崎の獲得については、エルチェやRバリェカノなどスペイン2部のクラブが興味を示している。だが、クラブ幹部は今後、争奪戦になる可能性があるとみる。「他にも話は来ると思う。内田(シャルケ)や大迫(ケルン)のように活躍し、いずれは帰ってきてほしい」と話し、オファーの条件次第では移籍を容認するつもりだ。

 柴崎は昨季、周囲に「鹿島を優勝させてから出る」と話し、残留した。7季ぶりのJ1年間王者、さらにクラブW杯準優勝に導き、移籍への環境は整いつつある。

◆【コラム】「夢」の舞台で輝いた鹿島の8番…1ゴール3アシストの土居聖真、クラブW杯を経てさらなる高みへ(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20161220/529730.html?cx_cat=page1

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 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016で準優勝を果たした鹿島アントラーズにあって、決勝のレアル・マドリード戦で2ゴールを挙げたMF柴崎岳や安定した守備でチームを支えたDF昌子源とともに、輝きを放ったのがMF土居聖真だ。2人と同じ1992年生まれ、2011年加入組の背番号8は、全4試合に先発出場。準決勝までの3試合はフル出場で、決勝でも88分までプレーした。チーム4試合で記録した9ゴールのうち、土居は1ゴール3アシスト。約半数の得点に絡んでみせた。

 12月3日、明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦で浦和レッズを2-1と逆転で破ってから、鹿島は濃密で目まぐるしい日々を送った。優勝を決めた2日後に横浜へ移動し、8日の第1ラウンド、オークランド・シティーFC戦から11日間で4試合。次々にやってくる試合、未知の相手との対峙。肉体的な疲労が蓄積する中で、それを凌駕する充実感と高揚感が選手たちの身体を動かしていた。土居は「“何か”が出ちゃってるんだと思います。身体を動かしてくれる“何か”がこの舞台にはあります。このチームにはあります」と、大舞台で戦える喜びやあふれ出るアドレナリンの存在を笑顔で明かしている。

「プロ1年目の時に『クラブW杯に出ることが夢です』と言ったことが実現して嬉しい。しっかりと爪痕を残せればいいですね」

 浦和に勝ってJ1制覇を決めた後、土居はクラブW杯出場の喜びをこう語っていた。そして足を踏み入れた「夢」の舞台、鹿島の背番号8が躍動する。まずは8日の初戦、88分にFW金崎夢生の逆転弾をアシスト。DF山本脩斗からのクロスを頭で叩きつけ、金崎へと届けた。「力を込めてシュートを打ったら、力が入り過ぎて叩きつけたみたいになったんです」と苦笑いしていたが、さっそくゴールに絡んでみせた。

 続く11日の第2ラウンド、マメロディ・サンダウンズ戦。土居は再び決勝弾を演出した。63分、FW赤崎秀平からのクロスボールを頭で折り返すと、MF遠藤康が左足を一閃。シュートは相手GKの手を弾いてゴールへ吸い込まれた。先制に成功した鹿島は、2-0でアフリカ王者を撃破。そして14日、南米王者アトレティコ・ナシオナルとの準決勝で、土居は“歴史的PK”のスコアラーとなる。28分、柴崎が蹴ったFKに反応したDF西大伍が倒されたプレー。2分程度が経過したうえで、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってファウルと判定された。突然のPK宣告に、スタジアムは騒然となった。

 のちに「FIFA主催大会で初めて、VARによって与えられたPK」と世界中で報じられることとなるシーン。そして南米王者の猛攻を受け続けていた鹿島にとって、願ってもない先制の絶好機。極めて重要な意味を持つ、計り知れない重圧のかかるPKキッカーに名乗りを上げたのが、土居だった。緊張感がみなぎる中、思い切りよく右足を一閃。放たれたシュートは、相手GKの逆を突いてゴール左隅へ突き刺さった。

アトレティコ・ナシオナル戦、PKをゴール左隅へ決めた [写真]=Getty Images

「きっかけがあれば決めたいと言っていたので。何人か候補がいて、自分もその中に入っていたんです。誰もボールを持たなかったので、“自分で行こう”と思って。自信を持って蹴ることができたので良かったです。コースは決めていなかったけど、“駆け引き勝ち”かな」

 勇敢なチャレンジを成功させた土居の一撃でリードを得た鹿島は、その後も続いたアトレティコ・ナシオナルの猛攻を耐えしのぎ、終盤に2点を加えて3-0と勝利。アジア勢初の決勝進出を成し遂げた。

PKを決め、喜びを爆発させた [写真]=FIFA via Getty Images

「昔は夢を与えてもらう側だったけど、今は夢を与える側になった」。ジュニアユースから鹿のエンブレムを胸にピッチを駆け抜けてきた24歳は、PK弾を決める前日に懸ける思いを語っていた。

「チャンピオンシップからバタバタしたままここまで来て、あまり実感がないけれど、ピッチに入る時は『夢を夢で終わらせたくない』と思っています。1つずつ勝ち上がることができているのは素晴らしい経験だし、まだ終わっていないので、夢を夢で終わらせたくないんです。決勝まで行って優勝することが目標なので、実現したいです」

 トップチーム昇格後2年間はほとんど出場機会を得られなかった土居。かつては“ネガティブ聖真”と自分で言うほどの性格だった若武者も、3年目の2013年夏にレギュラーの座を掴み、2014年にはリーグ戦で8ゴールを記録した。そして昨季、クラブから背番号8を託される。MF小笠原満男(現在は40番)やMF野沢拓也(現・ベガルタ仙台)らが継承してきたレギュラーナンバーを背負い、「土居聖真という“新しい8番”を作り上げていきたい。優勝に貢献できるような選手にならないといけない。しっかりと責任を持って、鹿島の“顔”になれるようにしたいですね」と抱負を語っていた。その言葉は、8番を背負って2年目の今季、J1制覇という形で実現した。そして迎えた「夢」の舞台。あのPKは、単なる1ゴール以上の重みがある。クラブの歴史において、チーム内の立ち位置において、一段上へ足を踏み入れる――。そんな価値のあるスコアだった。

「まだ、終わったわけじゃないからね。こんな経験はなかなかないので。やり方を変える必要はないと思うし、自分たちらしいサッカーで戦うだけです」

 準決勝を終えて、静かに決意を語った土居。「優勝」という目標は果たせなかったが、レアル・マドリードと対峙した決勝でも、持ち前のクイックネスとアジリティーを活かして何度も突破を仕掛けた。厳しいプレスに屈する場面も少なくはなかったが、トラップで反転し、前を向くプレーの数々こそ、積極性の表れだ。44分、柴崎の同点弾を演出したのも背番号8だった。左サイドでボールを持つと、鋭いキックフェイントで対面のブラジル代表MFカゼミーロを振り切り、縦へと突破。低いクロスを通してみせた。

 優勝することはできなかった。それでも土居にとって、逞しく成長を遂げた大会であったことは間違いない。今季のリーグ戦、出場30試合(先発は23試合)中、フル出場は10試合だったアタッカーが、クラブW杯では4試合中3試合にフル出場。FWの一角で先発し、後半途中から左サイドハーフへと配置転換されるパターンも定着した。前線からのプレスを要求されるチームにあって、多大なる運動量が必要なタスクをしっかりと遂行。絶えずスペースを探し、見つけて活かす戦術眼も遺憾なく発揮していた印象だ。

 鹿島は試合を追うごとに相手のレベルが上がっていく4試合で、国内では体感し得ないプレースピードやフィジカルの相手に必死に応戦し、適応と進化を遂げてきた。その中で輝きを放った土居が、これからどんなプレーを見せてくれるか。充実した表情を悔しさで包み込んで横浜国際総合競技場を去った夜から2日。J1王者として参加する20日のJリーグアウォーズを経て、チームは21日からトレーニングを再開する。24日に再開する天皇杯へ、そしてさらなる高みへ。鹿島の背番号8は再び走り始める。

取材・文=内藤悠史

◆準V鹿島、市が表彰検討…サッカークラブW杯(読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20161219-OYTNT50185.html

 サッカーのクラブワールドカップ(W杯)(読売新聞社協賛)で準優勝を果たしたJ1鹿島アントラーズ。ホームタウンの鹿嶋市は19日、何らかの表彰を検討していることを明らかにした。

 錦織孝一市長はこの日、読売新聞の取材に、「アントラーズが鹿嶋の知名度を上げてくれた」と述べ、名誉市民のような表彰を検討しているとした。来年1月には、リーグ優勝を祝うパレードを鹿島神宮周辺で行えるよう準備を進めているという。

 18日夜、橋本知事と鈴木周也・行方市長とともに、試合会場の横浜国際総合競技場(横浜市)で、鹿島のユニホームを着て観戦した錦織市長。MF柴崎岳選手のゴールが決まるとハイタッチして喜んだという。「行政としては、知名度を上げてくれたことを生かす責任がある」とも語った。

 対戦相手は、注目度の高い欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)。入場者数は6万8742人で、日本で開催されたクラブW杯歴代最多となった。鹿嶋市の飲食店などでは、チケットを確保できなかったサポーターらが集まり、テレビ中継を見ながら声援を送った。

 市商工会青年部の水野明宏さん(35)は、同市宮下のレストラン「カフェテラスれんが」で応援した。2―4で敗れたものの、「親善試合ではなくガチンコの勝負で、レアルを焦らせた」と選手をたたえた。同市厨、会社役員岡本幸人さん(63)は「世界2位は立派です」と話した。

◆鹿島-レアル瞬間最高視聴率36・8% クラブW杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1754120.html

 日本テレビ系で18日夜に生中継されたサッカーのクラブW杯決勝、鹿島-Rマドリード(スペイン)戦の平均視聴率が、今年のサッカー中継では最高となる関東地区で26・8%、関西地区で19・9%だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 関東地区の瞬間最高視聴率は後半終了直前の36・8%。関西の瞬間最高は27・7%。

◆「もし鹿島がリーガに入ったら?」レアル番記者に聞くJリーグ王者のレベル(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205930-205930-fl



 クラブW杯決勝が18日に行われ、レアル・マドリーが鹿島アントラーズを4-2で下してクラブ世界一に輝いた。もっとも、レアル・マドリー以上に世界に衝撃を与えたのが鹿島の健闘だ。120分間を戦い抜き、一時はMF柴崎岳の2ゴールでリードを奪った。試合後、世界各国のメディアが鹿島や選手たちを称賛するに至っている。

 鹿島のプレーぶりをスペイン人記者はどう見たのか? レアル・マドリーの番記者を務めるアルベルト・ピニェーロ氏に話を聞いた。

「鹿島はスペインで言うとどのくらいのランク、レベルに映りましたか?」という問いかけに対し、「この試合だけを見て評価するのは難しいことだが」と前置きしつつ「もしこのパフォーマンスを継続的に披露できるなら、彼らはおそらくリーガ・エスパニョーラで戦える。おそらくボトム10(11位以下)にはなるだろうけどね。ただし、それでも1部だ」とコメント。

 また鹿島の選手への印象を聞くと「何人かはヨーロッパでもプレーできるだろうね。欧州には彼らより大きくて微妙な選手がゴロゴロいるよ(笑)」と見解を明かした。

◆浦和に敬意表す小笠原、レアルとの激闘にも「いい試合をしたで満足せず…」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205915-205915-fl



 Jリーグは20日、横浜アリーナで「2016 Jリーグアウォーズ」を開催した。式典の冒頭でJリーグチャンピオンシップを制し、7年ぶり8度目のリーグ制覇を成し遂げた鹿島アントラーズの石井正忠監督、選手が登壇。J1優勝クラブの表彰を受けると、MF小笠原満男がチームを代表して「チャンピオンシップを勝ち抜いてタイトルを取れたことを非常にうれしく思っています」と挨拶した。

 2日前の18日にはクラブW杯決勝で欧州王者のレアル・マドリー(スペイン)と延長戦にもつれ込む激闘を演じた。結果は2-4の惜敗だったが、日本中を熱狂させ、世界を驚かせた。

「僕らは相手がどこであれ、そこでチャンピオンになることを目標にしている。そこにたどり着けず、悔しい思いはあるが、チーム一丸となって、どんな相手にも勝ちに行く姿勢は見せられたと思う」

 アジア勢初の準優勝という快挙にも満足することのないキャプテンは「勝ちにこだわっていたので負けたのは悔しい」と繰り返し、「ああいう舞台で勝っていくところまでたどり着くのが日本サッカーの目標だと思う。“いい試合をした”で満足するのではなく、あの舞台で勝つことを目標にやっていきたい」と言い切った。

 チャンピオンシップを制して年間王者に輝いたとはいえ、年間勝ち点は「59」で3位だった。「チャンピオンシップを勝ち抜いてタイトルを取れたけど、1年間を通して安定したサッカーで勝ち点を積み重ねたのは浦和レッズだと思っているし、そこに敬意を表している」。年間勝ち点1位の浦和とは勝ち点15差だった事実をあらためて口にし、「来年は年間1位を目指しているし、またチャンピオンとしてこの舞台に戻ってこれるように頑張りたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

◆鹿島の石井監督が最優秀監督賞に選出「賞に恥じないような働きを」(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20161220/529892.html?cx_cat=page1

石井正忠

「2016 Jリーグアウォーズ」が20日に開催され、鹿島アントラーズの石井正忠監督が年間最優秀監督賞に選出された。同監督が、授賞式で喜びを語っている。

 鹿島を優勝へと導いた石井監督は「最優秀監督賞をいただきましてうれしいですが、これは私個人ではなく、後ろにいる選手の頑張りで取れた賞だと思っています。クラブ関係者、鹿島アントラーズをサポートしてくれているスポンサーのみなさま、そして応援してくださるファン・サポーターのみなさまの代表として受け取った賞だと思っています」と謙虚にコメントし、続けて「今後、この賞に恥じないような働きをこれからしたいという決意を、これをいただいて思いました」と、今後に向けて意気込みを述べている。

 FIFAクラブワールドカップ(CWC) ジャパン 2016では準優勝を達成した鹿島。大会を振り返って「今年、チャンピオンシップを勝ち抜いてCWCに出場することができました。非常に素晴らしい機会に参加させていただき、本当にありがとうございます。これはJリーグのみなさんのおかげだと思っています」と感謝を示し、「私たちの試合を見て、『自分たちがここに立ちたい』、『もしかしたらレアル・マドリードを倒していたんじゃないかな』という思いになっている選手、関係者がいると思います。その気持ちを来年はぜひJリーグでぶつけ合って、来年のCWCでJリーグを代表とするチームがどこよりもいい成績を残せるようにしていけたらいいと思います」とメッセージを送った。

 天皇杯に向けては「それに対しても鹿島アントラーズはしっかり戦いたいと思いますし、来年は自力でACLを優勝して、アジアを代表して、あのピッチにまた立ちたいと思っています。この大会でJリーグの強さを見せつけられたと思っています。Jリーグは本当にすばらしい日本のサッカーリーグだと思っています。みなさん、これからも一緒に頑張っていきましょう」と決意を明らかにしている。

◆なぜ優勝の鹿島から昌子だけ?Jベストイレブン(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2016/12/20/0009768049.shtml

ベストイレブンに選出され、コメントする鹿島・昌子源(中)=横浜アリーナ

 「Jリーグ・アウオーズ」(20日、横浜アリーナ)
 ベストイレブンが発表されたが、優勝し、クラブW杯で準優勝を果たした鹿島からはDF昌子源の1人だけとなった。

 最も多かったのは浦和の4人(西川、槙野、阿部、柏木)。ついで川崎の2人(中村、小林)で、残りは鹿島(昌子)、FC東京(森重)、広島(塩谷)、横浜M(斎藤)、神戸(レアンドロ)から1人ずつ入った。

 クラブW杯は別大会としても、リーグ優勝という結果を考えると鹿島からの選出が少なすぎるようにも思えるが、実はベストイレブンは11月18日に発表されている優秀選手賞33人から選出されることになっている。鹿島の選手はこの時点で昌子と右サイドバックの西大伍しか選ばれておらず、チャンピオンシップで活躍した選手も対象にはならなかった。

 ベストイレブンのメンバーは以下の通り。( )内の最初の数字は受賞回数。

 ▽GK 西川周作(5=浦和、34試合出場、28失点)

 ▽DF 昌子源(初=鹿島、31試合、1得点)、槙野智章(3=浦和、29試合、3得点)、森重真人(4=FC東京、32試合、4得点)、塩谷司(3=広島、30試合、5得点)

 ▽MF 阿部勇樹(4=浦和、34試合、1得点)、柏木陽介(初=浦和、33試合、5得点)、中村憲剛(6=川崎、31試合、9得点)、斎藤学(初=横浜M、33試合、10得点)

 ▽FW 小林悠(初=川崎、32試合、15得点)、レアンドロ(初=神戸、31試合、19得点)

◆MVP憲剛らベスト11受賞者が“褒め殺し” 昌子「感無量です」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205933-205933-fl



 ライバルからの“褒め殺し”に恐縮しきりだった。Jリーグは20日、横浜アリーナで「2016 Jリーグアウォーズ」を開催。DF昌子源(鹿島)が初のベストイレブンに輝いたが、クラブW杯で見せたパフォーマンスについて他のベストイレブン受賞者から次々と絶賛の声があがった。

 表彰式ではMF齋藤学(横浜FM)が今シーズンのベストプレーを聞かれ、「レアルもなかなか抜けなかった鹿島を相手にドリブルで抜いて点を取ったゴールですかね」とコメント。昌子が「間違いないと思います」と苦笑いで応じる一幕があった。

 18日のクラブ決勝でレアル・マドリーをあと一歩のところまで追い詰め、延長戦の末、2-4で惜敗した鹿島。2ゴールのMF柴崎岳が脚光を集めた中、FWクリスティアーノ・ロナウドのドリブル突破を昌子が粘り強く抑え込むなど、GK曽ヶ端準を含めた守備陣が存在感を発揮した。

 表彰式後に行われたベストイレブン記者会見では、Jリーグチャンピオンシップで鹿島と激闘を繰り広げたDF槙野智章(浦和)、MF中村憲剛(川崎F)に「鹿島とレアルの決勝を見て、どう感じたか?」という質問が出た。

 槙野は「悔しい気持ちがある中で試合を見ていたけど、大会を通して鹿島の選手一人ひとりが成長する姿を見て、うらやましいと思っていた」と率直に答え、昌子のプレーについては「素晴らしいものだったと思う。名だたる選手を抑えたことはもちろん、(日本代表の)ハリルホジッチ監督が言う『前に出る守備』『ファウルをしないで奪う守備』をしていた。大会を通じてMVP級の活躍をしていたのが昌子選手だったと思う」と、5歳下の同じセンターバックを持ち上げた。

「悔しさとうらやましさが半分半分の心境で試合を見ていた」という憲剛も「自分たちがその舞台に立てなかったのは悔しかったけど、鹿島がJリーグの力を見せてくれたと思うし、より世界の目がJクラブに向くと思う」と感謝。昌子については「あまり面識はないけど」としながらも、「Jリーグで対戦するとき、いつも立ちはだかるのが昌子くん。試合ごとに成長する姿を見ていたし、最後は自分で守るんだという気概をレアル戦では感じた。これだけ頼もしいDFが日本に出てきたことをうれしく思う」と、手放しで称えた。

 36歳の中村はMVPの歴代最年長受賞記録を更新。ひと回り離れた日本を代表する司令塔の言葉に24歳の昌子は「感無量です。ありがとうございます」と、ただただ恐縮していた。

(取材・文 西山紘平)

◆鹿島DF昌子初ベスト11 槙野が大絶賛「MVP級の活躍」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/21/kiji/20161220s00002000345000c.html

Jアウォーズ(2016年12月20日)


 クラブW杯で活躍した鹿島のDF昌子がJリーグアウォーズの話題をさらった。ベストイレブンによる共同会見。11選手が並んだ壇上でMVPに輝いた中村から「自分が守るという気概を感じた。たくましい若いDFが出てきたことを率直にうれしく思った」と称えられると、槙野からは「名だたる選手を抑えた。MVP級の活躍」と絶賛された。

 大先輩からの賛辞に「感無量です」と恐縮しきり。斎藤から「(今季は)Rマドリードも抜けなかった鹿島のDFを抜いて点を決められた」と“挑発”されても「間違いないです」と苦笑いで返した。クラブW杯では決勝のRマドリード戦でC・ロナウドのドリブルを止めるなど存在感を示したが、今回の選考対象ではない。それでも話題の中心になるほど強烈なインパクトだった。

 秋田、岩政らがつけた伝統の背番号3を昨季から継承し、DFリーダーに成長した。今季は31試合に出場し、年間王者に貢献。ベストイレブンは初受賞で「そうそうたるメンバーの中に入ることができて光栄」と笑顔を見せた。目標は18年W杯ロシア大会での活躍。日本代表の中心選手を目指し、昌子は精進する。

◆昌子、初ベストイレブン Jリーグ・アウオーズ(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14822442406747

 ピッチ内外で存在感 「仲間たちに感謝」

ベストイレブンに選出されて記者の質問に答える鹿島・昌子=横浜アリーナ、村田知宏撮影

鹿島から唯一ベストイレブンに輝いたのは、プロ6年目の昌子。初受賞に「11人のメンバーに入れて光栄」と喜びつつ、「この賞の受賞が決まった時、チームメートの顔が浮かんだ。僕1人の賞ではない。チームメートに感謝したい」と仲間を思いやった。

センターバックの昌子は今季、31試合に出場し1得点。左内転筋や腰を痛めるなど、けがが絶えないシーズンだったが、1対1では無類の強さを見せ、7年ぶりのリーグ優勝に貢献した。ミーティングでも積極的に意見を言い、ピッチ内外で存在感を発揮した。

ただ、年間勝ち点では浦和、川崎に大きく水をあけられ3位。大会方式の恩恵を受けた「年間王者」だったことは承知している。1シーズン制になる来季は「チームとしてしっかり年間王者になりたい」と連覇を宣言した。

開催国枠で出場したクラブワールドカップ(W杯)でも、圧巻のパフォーマンスを見せた。欧州王者のレアル・マドリードのロナルド相手にも憶せず戦い、世界で通用することも証明した。

同じくベストイレブンに選ばれた浦和の槙野には「(クラブW杯の)MVPだ」とたたえられ、「感無量」と返した。昌子は「アジアを取って、世界にリベンジしたい」と全員の前で世界再挑戦を宣言した。(藤崎徹)

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